借金の理由ランキング!【原因と対策方法も】
すべての人が、借金の理由を正直に述べるわけではありません。
皆、本当のところは、どのような理由でお金を借りているのでしょうか。
虚偽の理由(融資を受けるための建前の理由)ではなく本当の理由をランキング形式で発表します。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回の記事は以下の人におすすめの内容です。
- 借金をする人はどのような理由が多いか知りたい
- 借金地獄を回避する方法が気になる
- 借金が原因で離婚するときの注意点を知りたい人
記事の目次
- 1 【統計1位】娯楽費
- 2 【統計2位】生活費
- 3 【統計3位】自動車
- 4 失職や収入減
- 5 ショッピング
- 6 借金返済
- 7 ギャンブル依存症
- 8 離婚
- 9 奨学金
- 10 交際費
- 11 FX等の投資や事業
- 12 結婚
- 13 男女別の借金の原因
- 14 借金にも悪い理由といい理由がある
- 15 借金する人ってどんな人?
- 16 離婚を繰り返す人は借金も繰り返す!
- 17 浪費家の妻や夫は一生浪費家!
- 18 気軽に借金をする彼氏はDVの可能性も
- 19 ギャンブルにのめりこむ人は借金し易い
- 20 強迫的買い物依存症と浪費家は同じ?
- 21 自制心がない人が借金&浪費をする
- 22 借金を理由に離婚したいときの注意点
- 23 借金が返せないと?
- 24 Q&A:借金の理由に関する質問と回答
- 25 何事も分相応を知ることが大切!
【統計1位】娯楽費
平成28年に出された日本貸金業協会の統計資料によれば、借金をした人のうちで最も多い用途は趣味や旅行などの娯楽にかける費用となっています。
たしかに海外に旅行しに行くとなれば、多くのお金が必要になります。
旅先でも観光やおみやげといったことにお金を使うと考えれば、ある程度余裕を持っておいたほうがいいでしょう。
ただ、旅行の場合は時期があらかじめ決まっていることのほうが多いはずなので、自分であらかじめお金をためておいて、借金せずに行くほうが良いかもしれません。
旅行会社によっては旅行積立という比較的利率の良い積立金もあるため、そういったものを利用するのもいいでしょう。
【統計2位】生活費
生活費が借金の原因になってしまうこともあります。
ただし、「生活費」とは、本当に生活を成り立たせるために最低限必要なお金ではないこともあります。
食費や光熱費、保険料などを最低限に切り詰めても生活ができなくて「生活費」を借りる人もいますが、食費や保険料、被服費などを普通以上に贅沢にしているために生活費が増えてしまい、借金をしてしまう人もいるのです。
外食に頻繁に出かけたり、高めの服を購入したりすることで、本来は借金をしなくて済む人でも借金を行う原因となります。
借金生活までの道のり
必要最低限の生活が難しく、生活を補填するために少額のお金を借りることが習慣化し、いつの間にか莫大な借金に膨れ上がっている人もいますが、贅沢費を生活費と取り違えて借金を重ねる人も多いのです。
例えば、自分の服なら「高いからやめておこう」と考える人でも、子供の服なら「高いけど可愛いから買おう。必要なモノだし」と甘くなってしまう人は少なくありません。
そして、そのような費用を「贅沢費」だと考えず、生活に必要な「生活費」と捉えてしまいます。
人間は生活レベルを上げることは簡単でも、自尊心もあってか生活レベルを下げることには困難を感じる生き物ですから、「借金中だから贅沢はいけない」と頭では理解していても、つい有機野菜を買ったり、ブランド物の服を買ったりと、高額なモノばかりを買ってしまうのです。
しかも、実家や身内がお金の援助を行ってくれれば、高額な借金を避けようと制御しやすいですが、実家を頼れない場合には消費者金融などの金融機関を頼るしかないため、どんどん借金が膨らむ危険性が高いのです。
借金を回避する方法
本当に切りつめても生活が難しい人は、消費者金融や銀行から借金をするのではなく、市区町村の窓口に行って「生活保護の申請」を行いましょう。
厚生労働省によると、生活保護制度の趣旨は以下の通りとなっています。
生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保証し、その自立を助長することを目的としています。
引用元|厚生労働省「生活保護制度」
このように、生活保護は生活苦の人のためのセイフティネットですから、無駄なく生活しているにも関わらず生活が成り立たない場合は、受給できる可能性が高いと言えます。
また、生活費にお金をかけすぎて借金してしまう人は、生活レベルを落として1ヶ月生活して下さい。
自分の生活を根本から見つめ直すことで、無駄な出費が多いことや節約ライフの楽しさに気づくかもしれません。
生活保護については、次の記事もチェックしてみてくださいね。
【統計3位】自動車
その次に多い借金の理由は自動車に関する費用となっています。
日本の都市部では鉄道がとても発達していますが、特に地方では自動車は欠かせない交通手段の一つとなっています。
そんな自動車ですが、購入するとなればそれなりに費用がかかりますし、保険や税金、整備といったことにお金がかかってきます。
定期点検で問題が見つかってパーツを取り替えるのにお金が必要になったものの、まとまったお金が手元になくて借金をすることもあるでしょう。
ある程度の収入や貯金がなければ一括で車を買うのは難しいと思いますが、点検や整備費は問題なく出せるくらいの貯金はしておいたほうが良いかもしれません。
失職や収入減
借金を行ってしまう理由TOP3は紹介してきましたが、他にも借金を行ってしまう理由はいくつかあります。
例えば、突然のリストラや無計画な退職のために、突然、仕事を失うことで借金につながることもあるのです。
勤務先に失職の理由がある場合は最大330日分の雇用保険の基本手当(いわゆる失業保険)を受け取ることができますが、失職者自身に理由がある場合は最大150日分しか雇用保険の基本手当が支給されませんので、すぐにでも再就職先を探さないと、収入減が閉ざされてしまいます。
また、失職はしていないものの、会社の業績悪化のために給料が徐々に減らされている人、またはボーナスカットされた人もいるでしょう。
仕事量は変わらないのに給料が半分程度になっている人や仕事量が増えているのに給料が据え置かれている人も少なくありません。
借金生活までの道のり
今まで会社からの給料で余裕のある生活をしてきた人なら問題はないのですが、会社の給料でぎりぎりの生活をしてきた人の場合は、収入が減ってしまうと、貯金を切り崩すなどの収入を補填する必要に迫られます。
切り崩す貯金がない人やすでに貯金が尽きてしまった人は、カードローンなどでお金を借りて生活維持に努めるでしょう。
しかし、収入がこれから増える見込みがあるのであれば、カードローンなどの借金の返済ができますが、増える見込みがない人はいつまでも借金が返せずに困るかも知れません。
再就職が決まったり収入が増えたりするならローン返済も滞りなく行えますが、収入が増えない状態でお金を借り続けると、借金だけが増えて行き、泥沼に落ちていくこともあります。
借金を回避する方法
自分に失職の原因がある場合は失業保険をもらえる日数が少なくなってしまいますので、じっくりと腰を据えて再就職活動をすることも難しくなります。
気に入らないことがあるからと言って衝動的に会社を辞めるのではなく、退職届を提出する前に転職先を決めておく等、計画的に会社を辞めるようにしてください。
また、会社からリストラされる場合も、数ヶ月前にリストラ予告がありますので、1秒でも無駄にしないようにすぐに転職活動をするようにしましょう。
会社が突然倒産した場合は失業保険が受給できる日数が長く、自己都合の場合よりもゆっくりと再就職活動を行えますが、失業保険は最大でも1日8,205円(2017年8月1日時点)しか支給されませんので、正社員として働くよりもお得とはなりにくいです。
「まだ失業保険をもらえる期間だから」とゆっくりと構えるのではなく、1日でも早く再就職先を見つけて、お金を稼ぐようにしましょう。
雇用保険の基本手当については、次の記事でも詳しく解説しています。
ショッピング
どうしても欲しいブランドバッグやブランドの靴。
また、季節ごとの洋服。
オシャレな人なら、いくらでも欲しいモノはあるでしょう。
もちろん、ショッピングをするのはオシャレな人だけではありません。
興味のない人にとっては1円の価値もないカードやフィギュア。
数万円~数十万円といった常識では考えられないようなお金を払ってでも手に入れたいという人がいます。
時代がすすむにつれて趣味の幅が広がってきており、深く趣味にのめり込むほど高額な趣味の道具を購入したり、プレミアの付いたグッズを購入したり、中には生活費を切り詰めてでも趣味にお金をかける人もいます。
借金生活までの道のり
年に1度、自分へのご褒美として購入するだけなら、生活が破綻してしまうことはないのかもしれません。
また、年に1度だけ、コレクターアイテムを購入するのも、生活にはさほど影響を与えないでしょう。
ですが、1ヶ月分の収入に相当する値段のバッグを毎月購入するならどうでしょうか。
貯蓄があれば何ら問題はありませんが、毎月の収入相当のものを購入してしまっては、購入した月は生活費を借金に頼るしかなく、あっという間に家計は破綻して借金生活が始まります。
借金をしてまでもショッピングをしたいと言う人は、すでにショッピング依存症と言っても良いでしょう。
借金返済をしている途中ですら新たなバッグ等の生活に不要な商品を購入し、さらに借金を増やしていく人もいるのです。
借金を回避する方法
ショッピング依存症の人は、クレジットカードのリボ払いを利用しているケースが多いです。
お財布にお金がなくてもクレジットカードがあるならお買い物ができますので、気軽に使って、気軽に借金を増やしてしまうのですね。
ショッピングが借金の理由になっている人は、一度支払い方法を見直すか、もしくは思い切ってクレジットカードをすべて解約して下さい。
また、ネットショッピングやネットオークションによって借金が増えている可能性もありますので、ネットによる購入からも足を洗って下さい。
借金返済
元々はわずか数万円の小さな借金。
それがいつの間にか数百万円の借金に膨れ上がってしまうという人は少なくありません。
家族や知人からの借金であれば、利息なしで借入ができる可能性もありますが、金融機関からの借入の場合にはそうはいかず利息が付いてしまうので、高額な借入れをすると利息の支払いも大きくなり返済が大変です。
また、借金返済を一時的に楽にするために、他の金融機関から借入をする方法をとる人もいますが、他社からの借入を繰り返すことでさらに他社の返済が遅れてしまい、借金が雪だるま式に増える原因となります。
「借金の目的が借金返済」といった、笑うに笑えない状況になってしまうのです。
借金生活までの道のり
一括で購入できるものでも、「手元にお金を残しておきたいから」、「生活を切り詰めるのはイヤだから」といった理由で分割払いやリボ払いで購入する人がいます。
このような人は借金に対してあまりネガティブな気持ちを持っていませんので、気軽に借金総額や借金件数を増やしていきます。
そして、気がつくと、月々の返済額が自分の支払い能力を超えてしまい、借金を返済するために新たな借金を作らざるを得なくなってしまうのです。
自分の借金の金額や貯金の金額をしっかりと把握できない人は、気づかぬうちに借金が膨れ上がっているという危険性もあります。
借金を回避する方法
借金をついつい重ねてしまう人も、ショッピング依存の人と同様、自分自身を気軽に借金できない環境に置くことが大切です。
クレジットカードはすべて解約し、ネットによるショッピングもすべて止めてしまいましょう。
また、カードローンを利用している人は、「おまとめローン」を利用して借金を1つにまとめてください。
おまとめローンはカードローンのように反復利用するものではなく、返済のみ行い新たな借入ができないタイプのローンですので、枠に余裕があれば借りてしまいたくなるような意思の弱い人には適したローンだと言えるでしょう。
おまとめローンについては、次の記事でも詳しく解説しています。
ギャンブル依存症
街の至る所にパチンコやスロットがある日本。
テレビでは競馬や競輪などのコマーシャルを頻繁に流しています。
まさにギャンブル大国とも言うべき日本には、案の定、ギャンブル依存症の人々が多数暮らしています。
借金生活までの道のり
ちょっとした気分転換のつもりで出かけたパチンコ。
1万円の資金がビギナーズラックであっという間に5万円に!
大勝によって得られた興奮が忘れられず、何度も足を運ぶことになってしまうでしょう。
また、反対に1万円の資金があっという間に0円になってしまった場合。
「わたしはパチンコには向かない」と諦めたら良いのですが、なぜか「この負けはかならず取り返す!」とギャンブル魂に火がつき、いつまでものめり込んでしまう人もいるのです。
中には、ギャンブルに負けてしまった悔しい思いをお酒で発散する人もいるため、ギャンブルだけではなくアルコール依存症になる人もいます。
当然ですが、パチンコやその他のギャンブルはいずれも胴元が儲かる仕組みになっているのですから、参加者が勝ち続けることがないのは明白です。
特に日本の還元率(資金が参加者に還元される確率)は世界的に見ても低く、45~85%程度と言われています。
決して勝てるはずのない戦いを続けているわけですから、のめりこんでしまうとお金がいくらあっても足りなくなってしまいます。
数万円だけと思って始めた借金が、気づいたら数百万円単位になってしまうことも珍しくないでしょう。
借金を回避する方法
ギャンブル依存症というと、「意思が弱い人がなってしまう状態」というイメージがありますが、現代では「病的賭博」という診断名がつく病気に分類され、ギャンブル依存症専門外来で治療を受けることが可能です。
もちろん病気ですので、医療保険が適用され、3割以下の負担で改善を目指して治療していくことができます。
「ギャンブルの損失をギャンブルで取り返そう」などと実現がほぼ不可能な目標を持つのではなく、まずは病院に出向いて本格的に治療を受けましょう。
競馬やパチンコに投入する1日分の資金と時間を、ギャンブル依存症の治療に支払ってみてはいかがでしょうか。
離婚
今まで専業主婦だった人やパート等でわずかしかお金を稼いでいなかった人は、突然の離婚により収入源を絶たれ、貧困に陥ってしまうことがあります。
子供を抱えて離婚する場合は、必要となるお金も増えますので、さらに問題が深刻化します。
借金生活までの道のり
離婚によって住む場所がなくなった人や収入源を失った人は、借金によって当面の生活を維持することもあります。
すぐに仕事が見つかれば良いのですが、子供が幼い場合などは労働時間や残業の有無、通勤距離等の制約が増えてしまいますので、なかなか適切な仕事が見つからず、いつまでも無収入の状態が続くこともあります。
このような状態に陥ってしまうと、借金額だけ増えていく最悪なスパイラルに足を踏み入れることになるのです。
借金を回避する方法
ひとり親世帯は、「母子父子寡婦福祉資金貸付制度」を利用すれば、生活を立て直すまでの資金や引越し資金、就職活動に必要な資金、養育費を受け取る裁判に必要な資金、就職に役立つ資格取得のための資金等を0~1.0%の超低金利で借りることができます。
また、離婚原因が元夫(元妻)にある場合は、養育費だけでなく慰謝料も請求できます。
夫婦の財産も原則折半で配分されるため、子供がいない場合でもしっかりと配偶者に財産の分割を申し出ましょう。
その他、母子家庭や父子家庭が利用できる貸付制度や児童扶養手当等の補助金制度もありますので、積極的に活用していくようにしましょう。
母子家庭が利用できる公的支援については、次の記事でまとめています。
ぜひ参考にしてください。
奨学金
教育ローンは教育を受ける人の保護者が背負う借金ですが、奨学金は基本的には教育を受ける人自身(学生)が背負う借金です。
大学に行くとなると少なくとも4年間、学部によっては6年間の学費が必要となりますので、すべての学費を奨学金で賄うとなると、卒業時には数百万円~数千万円の借金を背負うことになります。
借金生活までの道のり
奨学金自体は0~3%ほどの超低金利ですので、金利が高すぎて返済が難しいということにはなりにくいものです。
ですが、先程も述べましたように借入額が多くなる傾向にありますので、低金利でも総支払利息が高額になってしまうことがあります。
例えば私立の薬学部に通う場合、JASSO(日本学生支援機構)では1ヶ月当たり14万円を借りることができます。
それに加えて、入学金の一部として入学月に50万円を特別増額として借りたとしましょう。
この場合、卒業時には1,058万円もの借金を抱えることになってしまいます。
金利がわずか3%でも、1年の利息は30万円以上にもなってしまいますので、スムーズに就職できたとしても返済は楽とは言い難いかもしれません。
また、就職が思うようにできないケースでは、パートやアルバイトをしながら奨学金を返済することにもなります。
返済延滞が積み重なって、ついには自己破産等の債務整理を行わなくてはならなくなることもあるでしょう。
借金を回避する方法
保護者に学費を頼ることができない場合には、一定以上の学力が求められるケースが多いですが、貸与型ではなく支給型の奨学金を目指すことができるでしょう。
学習意欲はあっても成績に自信がない人は、奨学金の上限いっぱいに借りるのではなく、必要最低限のお金だけを借りるようにしましょう。
また、無金利の奨学金もJASSOや大学内で用意しているため、借入れできるかどうかも問い合わせしてみてください。
多く借りれば、その分、卒業後の負担が増えます。
学業に支障が出ない程度にアルバイトをするなどして、なるべく多くの借金を作らないようにしてください。
奨学金については、次の記事でも詳しく説明しています。
交際費
お金がないときの食事や旅行のお誘い。
また、特定の異性(同性)に貢ぐ人。
このような交際費のために、借金を重ねてしまう人がいます。
借金生活までの道のり
「ケチと思われたくなくて」「相手の歓心を買いたくて」等の理由で、お金を使う人がいます。
充分にお金があるのなら交際費にお金を使うことは悪いことではないのですが、お金がないにも関わらず、分不相応のお金を使うのは無計画以外の何物でもありません。
ですが、貢ぐことや食事会に参加することで人との関係が繋がっている人(繋がっていると思っている人)は、お金を出さないことで関係が切れてしまうことが怖く、借金をしてでも交際費にお金を出し続けることになるのです。
借金を回避する方法
お金で作った関係は、お金がなくなると消えてしまいます。
この事実を理解しておくなら、人と人との関係にお金を挟まないようになるでしょう。
もちろん、特別な日にごちそうをしたりプレゼントをしたりすることは、心から愛する相手を喜ばせるためには必要なことです。
無計画にだらだらとお金を使うのではなく、効果的なタイミングかつ効果的な方法でお金を使うようにしてください。
お金がなくても人と付き合っていく方法については、次の記事でも解説しています。
FX等の投資や事業
お金を増やすための投資が、いつの間にかお金を減らすことになっているケースも少なくありません。
特に少額の資金にレバレッジをかけることで大金を動かすことができるFXは、あっという間に数十万円~数百万円の借金を作ってしまう可能性があります。
ただし、初心者が無計画に行うFXなどの投資は、ほぼギャンブルに近いものがあるため、簡単に儲けを出すことは難しいでしょう。
また、起業するために多額の資金を借りる人もいます。
事業が思うように展開せず、さらに借金を重ねてしまう人もいるでしょう。
借金生活までの道のり
少ない元手で始めることができるFX。
上手に読みが当たったときは、大きく増やすことができます。
ですが、読みが外れたときは多額の損失になってしまいますので、損失補てんのために借金が必要になることもあるでしょう。
短時間で大金を動かすことができるのは、投資も事業もギャンブルも同じです。
うまくいかないときは手を引くか根本的な打開策を考えるかしなくてはならないのに、同じ方法を何度も繰り返して借金を増やしてしまうのも、投資と事業・ギャンブルに共通して言えることです。
借金を回避する方法
株式投資やFX投資、そして事業には、持って生まれた「センス」が必要です。
うまくいかなかったときは、しつこく食い下がるのではなく、センスがないものとして諦めるなら、損失を最小限に抑えることができるでしょう。
また、投資も事業も初期投資が多いほど、うまくいかなかったときのダメージが大きくなります。
次の記事では、お金をかけずに投資や起業をする方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
■株やFXの投資資金を借りることはできる?~融資を受ける危険性~
結婚
結婚も借金の理由になります。
結婚の前後には、婚約指輪や結納、結婚式、新婚旅行、新居等、出費する場面が非常に多くあるからです。
借金生活までの道のり
お金がないのに「一生に一度のことだから」と、豪華な挙式や贅沢な新婚旅行を希望するカップルは少なくありません。
また、「みんなにもこの幸せを分けてあげたい」と、分不相応な引き出物を準備したり、会費を取らずに豪華な二次会を開催したりする人もいるでしょう。
結婚式はたった1日のことですが、その1日のために多額のお金を借りてしまうと、新婚生活において借金が負担になってきます。
言い争いが多くなり、いつの間にか「旦那と別れたい・・・」とぼやいてしまうかもしれません。
借金を回避する方法
「一生に一回のことだから」「できるだけ夢を叶えたい」などと思わずに、背伸びをしない等身大の結婚式や新婚旅行を実施すべきです。
また、新婚生活においても「せっかくだから良いモノを買おう」と考えるのではなく、無理のない範囲で好みに合うインテリアや家電を揃えていくようにしましょう。
お金を極力使わずに結婚する方法とお金がなくて離婚を選んでしまう道のりについて次の記事で詳しく説明していますので、最悪の結果を避けるためにもぜひご一読ください。
男女別の借金の原因
男性と女性では体のつくりや考え方が違うため、借金をしてしまう理由も大きく異なってきます。
そこで、男性と女性での借金の原因の内容について、詳しく見て行きましょう。
女性が借金する原因
女性が借金をする原因には、ファッションなどショッピングによるものが理由として多いです。
特に女性は、友達と交際をするためにショッピングに出かける頻度が多いため、必要のないものまでその場の空気に流されて購入してしまいます。
また、友達とのショッピングの回数が増えてしまうと、ショッピングに行く癖が付いてしまい、1人でショッピングに行く回数も自然と増えてしまいます。
友達とショッピングに行くことが多い人は、できる限り買い物行っても品物を購入しないようにするか、思い切って友達のショッピングの誘いを断るようにしてください。
主婦が借金する原因
自分の稼ぎが少ない主婦が借金をする理由としては、生活費に関連するものがあります。
結婚をしている家庭であれば、家計の管理を主婦がしている家庭もまだまだ多いため、「今月の生活費が足りないな」として配偶者に相談なく借金を行ってしまうのです。
また、子供がいる家庭では子供の成長とともに、家計の負担が増えてしまうため、結婚当時の生活が続けられずに借金を行う人もいます。
生活費以外にも、ママ友達や旦那の会社の奥様方との交際費が家計を圧迫して家計に影響をあたえるケースもあります。
ママ友達とのランチやショッピングに毎週付き合っていると、家計に大きな負担をかけてしまうので、交際費が適度になるように適度に断りを入れるようにしましょう。
旦那が借金する原因
主婦が借金をする理由としては生活費や交際費が多いですが、対して旦那が借金をする理由にはギャンブルや浪費癖によるものがあります。
ストレスが溜まりやすい仕事の場合には、ストレス発散のためにギャンブルを行ったり、アルコールや趣味に走る人もいたりするのはある程度仕方ないように思えます。
しかし、小遣いの範囲内でやり繰りできれば問題ありませんが、小遣いの範囲を超えてしまって借金を行ってしまうと返済できずに大変な目にあう可能性もあります。
収入の中心が旦那の場合、奥さんに内緒で作ったカードローンの借入可能額も50~100万円程度になるため、簡単に高額な借入れができるようになります。
お金の管理が苦手な人は、できれば奥さんと一緒に家計の相談をして1人で勝手に借金をしないでください。
借金にも悪い理由といい理由がある
借金をするということは同じでも、その理由によって良い借金を悪い借金があります。
先ほど書いたようにギャンブルは悪い借金の典型的なものの一つと言えるでしょう。
もちろん借金の良い悪いについて一概に断じることはできませんが、一つの指標としてその借金でそれ以上の価値を生み出すことができるかという点があります。
例えば、車を買えばそれ以降は自分の好きな時間に移動でき、バスや電車の運賃やダイヤから開放されると思えば、価値はあるでしょう。
旅行も今まで見たことのなかった景色や文化に触れられれば、それ以降の価値観や人間関係に大きく役立つかもしれません。
しかし、ギャンブルは安定して稼ぐ方法が確立されていればともかく、価値を生み出せるかどうかが非常にあやふやです。
生活費も足りない分を借金から補填するというのは、生活費が足りていない現状を凌ぐための一時的な対処法に過ぎません。
こういった価値を生み出しにくい借金はできるだけ避け、上手く借金を活用していく方法を考えましょう。
借金する人ってどんな人?
借金を行ってしまう人は、ある程度共通する特徴があり、代表的なものとして以下のような内容があります。
- 毎月の収入と支出を把握していない
- 自分に甘い
- 周りに流されやすい
- お金や時間などにルーズ
- 計画性がなく行き当たりばったりで生活している
このようにお金の管理ができない人は、ついつい癖のように借金をしてしまいます。
「現金で支払いをしようと思ったら財布にお金がなかった」「クレジットカードで支払いをしているが毎月の引き落としの金額は知らない」といった人は、自分が持っているお金以上の出費をしてしまい、借金をする状況に陥りやすいです。
また、自分に甘かったり、周囲に流されてしまったりすると、借金を行ないやすくなってしまうため、気を付けなければすぐに借金地獄になってしまいます。
借金癖は育ちも関係する?
借金は必ずしも育ちが原因となるわけではありませんが、借金を行っている人が家族にいる場合には影響を受ける可能性があります。
周囲に借金を行っている人がいると、借金を行うことが身近になってしまうため、借金をすることに抵抗があまりなく、繰り返し借金を行い借金癖が付きやすいです。
ただし、家族の借金がストレスとなり、借金を行いたくないという思いから借金をしない人もいるため、育ちが必ずしも借金癖に関係しているわけではありません。
離婚を繰り返す人は借金も繰り返す!
普通の金銭感覚を持っている人ならば、「欲しいな」という気持ちがあっても、お金に余裕がないときは購入しません。
ですが、「自分の欲望を抑えられない人」は、「お金がないなら借りれば良い」と考えます。
借金を作って欲しいものを手に入れますが、当然のことですが欲しいものは次々増えて行きますので、返済している途中にも新たな借金を作ってしまいます。
そして、返済額よりも新たに借入れる金額が上回り、いつの間にか雪だるま式に借金が膨れ上がっていくのです。
行動の前に熟慮しないことが離婚と借金の共通点
行動の前に熟慮することができれば、借金をする必要はなかったはずです。
「本当にこれは必要かな?」と必要性を考えて購入を諦めたり、「借金してまで購入する必要があるのかな?」と金銭状態を考えて借金を踏みとどまったり、「返済期間中なのに借入額を増やすのは良くないかな?」と負担上昇を考慮して追加借入を止めたりすることはできるはずなのです。
考える機会がたくさんあっても熟慮しないというスタンスは、恋愛や結婚においても変わりません。
一時的に好きだという気持ちが強くなると、後先を考えず結婚に向かって突き進んでいきます。
そして、相手の欠点が見えてきたり、他に好きな人ができたりすると、今度は離婚に向かって一直線に突き進んでいくのです。
このような人に関わって良いことは何一つありません。
お付き合いの段階で見極め、人生において深入りしないようにしてください。
次の記事では、借金癖・浪費癖のある人と結婚してしまった場合について説明しています。
離婚を考えている人に有用な情報も掲載していますので、ぜひご覧ください。
浪費家の妻や夫は一生浪費家!
必要なモノ、例えば今日の夕食の材料や学校の教材、もうすぐなくなりそうなトイレットペーパーを買うことは「浪費」とは呼びません。
ですが、ちょっと見て気になった洋服や本当に履くのかどうかも分からない靴をいくつも購入することは、「浪費」つまり「無駄遣い」だと言えます。
浪費を繰り返す人を「浪費家」と呼びますが、浪費家は本来の「自分の欲望が抑えられない」という性格が「浪費」という形で表現されているだけにすぎないのですから、本人が本気で性格改善に取り組まない限り一生浪費を続けるのです。
湯水のように使える資産を持っているのではない限り、浪費癖のある妻や夫と暮らしていると一生お金で苦労します。
豊かな老後を迎えたいと願うなら、浪費癖や借金癖のある恋人とは、家計を共にする婚姻関係に進まないようにする方が良いでしょう。
彼氏や彼女の金銭に対する考え方に疑問を持つ人は、次の記事もぜひ読んでみて下さい。
気軽に借金をする彼氏はDVの可能性も
本来ならば、借金は非常事態であるはずです。
自分が持っているお金では足りない事情が発生したわけですから、さまざまな代替案を考慮して、それでもどうにもならない場合だけ「借金」という選択をするべきなのです。
それにも関わらず、気軽に借金をする人っていますよね。
遊んでいる途中で、「あ、お金が足りない。ちょっと借りてくるわ~」とカードローンのATMに向かったり、高価な腕時計を見かけて「月賦で買えますか?」と販売員に尋ねたりすることもあります。
気に入らないなら殴れば良いという発想
気軽に借金をする人は、気が短い人とも言えます。
欲しいものを手に入れるために、「お金を貯める」「仕事をして稼ぐ」などの時間がかかる手段を選択するのではなく、スピーディにお金が手に入る「借金」という手段を選ぶのです。
気の短さは、家庭生活でも発揮されます。
家族に対して気に入らないことがあると、説明したり納得させたりといった時間がかかる手段を選ぶのではなく、殴る・怒鳴るといった短時間で相手を黙らせる手段を選ぶのです。
つまり、気軽に借金をする人と結婚すると、DVに遭う可能性が高いと言えるのです。
ギャンブルにのめりこむ人は借金し易い
借金癖や浪費癖はないように見えるけれども、ギャンブルにのめりこみやすい人っていますよね。
パチンコに出掛けて、5,000円だけのつもりがいつの間にかお財布にある現金すべてをつぎ込んでいたり、競馬に出かけて、1レースだけのつもりが最終レースまですべての馬券を購入して有り金すべてをなくしてしまったりすることもあるでしょう。
このようにギャンブルにのめり込みやすい人(止めるタイミングを掴むことができない人)は、最初のうちはお財布の中のお金がなくなった時点でギャンブル行為を止めます。
ですが、徐々に、「買ったときに入金すれば良いのだから」と貯金に手をつけるようになり、「買ったときはまとまってお金が入るから」と定期預金を崩すようになり、「いつかはかならず元が取れるから」と借金をするようになるのです。
次の記事もぜひ読んでみて下さい。
強迫的買い物依存症と浪費家は同じ?
「強迫的買い物依存症」と「浪費家」は、似ているようですが少し意味が異なります。
強迫的買い物依存症の人は、買い物自体に楽しさを感じておらず、「買わないと誰か別の人が買ってしまう」「これを買えば私は幸せになれる」と根拠の無い不安感に突き動かされてショッピングを続けてしまいます。
一方、浪費家は、無計画にお金を遣う人を指す言葉ですので、お金を遣っている瞬間が楽しいのかどうか、また、モノやサービスを手に入れることでどんな状態になることを望んでいるかは関係ありません。
いずれにしても、自分の欲望を抑えられない人であることには変わりはなく、家計を共にする夫や妻、父、母たちは金銭的苦労を味わいます。
次の記事では金銭的欲望が高まる年末年始の乗り切り方についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
自制心がない人が借金&浪費をする
自分の感情のままに生きて行くことは、社会生活を営む上では優れた素質とは言えません。
自制心が一切ありませんので、欲しいものを手に入れ、気に入らない人を怒鳴りつけ、後先を考えずに貯蓄を崩していきます。
堅実に暮らしていきたい人は、自分自身が自制心を働かせるだけでなく、自制心をきちんと持っている人と生活を共にすべきだと言えるでしょう。
借金を理由に離婚したいときの注意点
配偶者の借金が発覚して、将来一緒に生活をするのが難しいと判断するのであれば、離婚をするという選択肢も間違ってはいません。
しかし、借金を理由に離婚する場合には、単純に離婚届を記入するだけでは離婚できない可能性もあります。
そこで、借金を理由に離婚したいときに注意したいポイントを紹介します。
協議離婚や調停離婚なら借金を理由に離婚できる
夫婦間で離婚に対して話し合いをして、お互いに離婚に対して承認をしているのであれば、借金が理由でも離婚ができます。
この夫婦間での話し合いで離婚を行うことを協議離婚と呼びますが、協議離婚で解決しない場合には、第3者である調停者を通じて行う調停離婚にすすみます。
調停離婚では第3者をはさむため、冷静に離婚が妥当であるか相談しながら話し合いが可能です。
調停離婚でお互いに納得がいった場合も借金を理由に離婚できますが、もしも調停離婚でも反対をした場合には離婚裁判になってしまいます。
配偶者が離婚に反対している時
配偶者が離婚にどうしても納得がいかずに反対しているときには、離婚裁判へとすすみますが、借金が理由では離婚ができないケースがほとんどです。
配偶者が借金をしていたとしても、直接家計に影響をあたえていなければ、離婚の明確な理由ではないと裁判官に判断されてしまいます。
しかし、借金が原因で結婚生活に重大な影響をあたえてしまう場合には、離婚請求が認められる可能性もあります。
例えば、借金の原因が浮気相手との交際費を支払うためや、借金の返済のせいで生活費が足りなくなってしまう場合など、借金が原因で継続して生活ができないと第3者が判断できれば離婚可能です。
もしも、裁判になったときに離婚できる状態か判断したい人は、専門の離婚弁護士が過去の判例をもとに判断してもらえるので相談してみてください。
離婚後の借金返済について
離婚が決定した場合に、配偶者の借金の返済をだれが行うかは借金の種類によって異なります。
例えば、婚姻中に発生した借金のうち連帯債務者や連帯保証人となっている借金は、返済をしなければならない可能性があります。
また、住宅ローンや教育ローンなど夫婦生活を行う上で必要になる借金は、名義が違っても契約書にサインしていれば返済の義務が発生します。
ただし、婚姻関係にあったとしても、配偶者が勝手に行った借金の返済をする必要はないため、全ての借金が財産分与の対象になるわけではありません。
借金が返せないと?
借金は当然ですが、借りたお金なので返さなくてはなりません。
もし返せなくなれば、返済の督促をされて、最悪の場合は訴えられることもあるでしょう。
闇金のような正規の業者とは異なる場所から借りていたような場合は特に厳しい督促をされますし、知人からお金を借りていたらその知人との人間関係にヒビが入ることもあります。
そういった自体にならないように返済していくのが普通ですが、ときに自分が返済できないくらいに借金が膨らんでしまうこともあります。
このようなときはどうすれば良いのでしょうか。
債務整理
実はそのような借金が膨らみすぎてしまった時の救済措置として、債務整理という制度があります。
一度債務整理をしてしまうと信用情報に傷がつくため、完済してからその後5~10年間程は借金ができなくなりますが、そのかわり借金の返済を大きく助けてくれます。
例えば、債務整理のひとつである任意整理を行えば、借金の残額を減らしたり、返済期間や利率の見直しで、返済できる計画に立て直すことができます。
また、自己破産という方法を使うと、自分の持っている資産をある程度手放さなくてはなりませんが、そのかわり借金を全額免除してもらうことができます。
このように借金でどうにも立ち行かなくなったときに、再スタートをきることのできる方法が債務整理です。
Q&A:借金の理由に関する質問と回答
借金の代表的な理由を紹介してきましたが、関連する項目をまだまだ紹介しきれていません。
そこで、借金の理由に関して良くある質問に関して、解答していくので参考にしてください。
何事も分相応を知ることが大切!
ちょっとしたことが契機となって、借金生活に突入する人はたくさんいます。
欲しいものやステキなものがあっても、余剰金が少ない時には手を出してはいけません。
また、人生の節目節目でお金がなくなることもあります。
普段から倹約に努めながら、いざというときの資金を貯蓄しておくようにしましょう。
何事も分相応を知り、自分の身の丈に合わない生活を望まないことが大切なのです。