ネット銀行をいろんな視点で一覧表で比較してみた!おすすめのネット銀行は?
実店舗を持たないネット銀行。
オンラインで口座開設ができ、また、インターネットバンキングの手数料が安いという魅力もあり、利用する人がますます増えています。
しかし、ネット銀行の数も増えているため、「どのネット銀行を選べばいいのか?」とお悩みの方も多いでしょう。
実店舗のある銀行なら実際に窓口に行って相談することができますが、ネット銀行では行員と対面で話すことができませんから、迷ってしまうのも無理はありません。
そこで、今回の記事ではいくつかの尺度で比較し、ネット銀行の特徴と選び方をわかりやすく解説してまいります。
この記事はこんな人にオススメ
この記事は、次のような悩みをお持ちの方におすすめです。
・ネット銀行と店舗型銀行のどちらを選ぶべきか悩んでいる
・どのネット銀行を選べば良いのか悩んでいる
・どのような基準で銀行を選ぶと良いのか分からない
記事の目次
ネット銀行を選ぶべき理由
ネット銀行の口座をお持ちではない方でも、メガバンクや地方銀行などの店舗型銀行の口座はお持ちですよね。
「困ったときは窓口で相談できるから、やっぱり銀行は実店舗があるほうが良い」と考えている方も多いでしょう。
しかし、この1年を振り返ってみてください。一体、何度、銀行窓口に出向きましたか?
「そういえばあんまり銀行窓口には行っていない。税金を払うときに銀行に行っただけかも」という方は、店舗型銀行に口座を持つメリットはほとんどありません。
税金の支払いは口座を持たない銀行でもできますので、銀行の窓口を使いこなしていることにはならないのです。
ATMを利用するだけならネット銀行が便利
店舗型銀行の口座を持っていても、窓口ではなくATMだけを利用している方がほとんどですよね。
窓口は平日9:00~15:00しか開いていませんが、ATMは基本的には8:45~18:00まで営業していますし、土日祝日や夜間も手数料さえ支払えば入出金が可能です。
ATMだけを利用するなら、実店舗があるかどうかにこだわる必要はなく、ネット銀行がおすすめです。
セブン銀行やイオン銀行のように自社ATMを持つネット銀行も増えてきていますし、オリックス銀行のように自社ATMを持たないネット銀行では、提携ATMの手数料を無料か格安に設定していることが多いのです。
ネット銀行は預金金利が高いことが多い
ATMは月に何度も利用するものですから、手数料が安いのは嬉しいですよね。
しかし、ネット銀行のメリットはATM手数料の安さだけではありません。
普通預金や定期預金の金利が店舗型銀行よりも高いことが多いのです。
メガバンクでは、通常、普通預金の金利は年0.001%、定期預金の金利は年0.01%に統一されています(2019年5月時点)。
普通預金に1億円を預けていても年間1,000円(税引き後は800円弱)しか利息を得られないのです。
一方、ネット銀行なら、預入期間に制限はあるものの年0.5%の高金利の定期預金などの多彩でお得な預金商品を提供していることがあります。
安心度は店舗型銀行もネット銀行も同じ
ATM手数料が安く、しかも預金金利もお得なネット銀行。
しかし、店舗型銀行派の方は、「目に見えない銀行は怖い。やはり店舗がないと信用できない」とおっしゃるかもしれません。
とはいえ、本当に店舗型銀行はネット銀行よりも安心できるのでしょうか。
実店舗銀行も1企業ですから、破産する可能性は充分にありますよね。
破産したときには預金保険制度により1人あたり1,000万円までの預金とその利息が保証されますが、預金保険制度が適用されるのは日本に本店を置くすべての銀行ですので、店舗型銀行だけでなくネット銀行でも預金は同じだけ保証されるのです。
つまり、安心度に関しては、店舗型銀行もネット銀行もまったく同じなのです。
1位:住信SBIネット銀行は目的別口座が便利
総合的な意味で最も利便性が高いネット銀行としては「住信SBIネット銀行」を選ぶことができます。
ネット銀行では通帳がないため、普段の資金管理はスマホやパソコンなどのインターネットバンキングを通しておこないますよね。
住信SBIネット銀行ではログインをロックするなどのセキュリティ機能が充実しており、安心してインターネットバンキングを利用することができます。
また、住信SBIネット銀行ならではの特徴として「目的別口座」を挙げることができます。
住信SBIネット銀行では1つの名義で5つまで口座を開設でき、「教育費積立用口座」や「マイホーム資金貯金口座」「万が一のための預金口座」など、お持ちの資産を分散させて管理することが可能です。
スマートプログラムで手数料をお得に!
住信SBIネット銀行では、スマートプログラムという独自の制度があります。
最上位ランク(ランク4)に認定されると、毎月15回までATMを無料で利用できるだけでなく、他行への振込手数料も毎月15回まで無料になります。
しかも、ランクアップは簡単です。
住信SBIネット銀行に口座を開設すると当月と翌月は無条件でランク2になりますが、住信SBIネット銀行で発行しているカードのいずれかを発行するだけで2ランク上昇し、再上位ランク(ランク4)になるのです。
もちろん、最上位ランクでなくても、毎月2~7回はATM手数料が無料になりますし、毎月1~7回は無料で他行に振込できます。
手数料のお得さを重視する方も、住信SBIネット銀行がおすすめなのです。
※ 住信SBIネット銀行のカードとは、ミライノカードGOLD、ミライノカードPLATINUM、ミライノカードTravelers Gold、ミライノデビットPLATINUMの4つを指します。
高金利の預金商品が多い
住信SBIネット銀行の通常の定期預金金利は、年0.02%(2019年5月時点)です。
メガバンクの定期預金金利と比べると2倍もの高金利ですので、期間を決めて預けたい方にはおすすめの預金です。
また、外貨預金の種類が多く、例えば南アフリカのランドなら1ヶ月ものの定期預金金利が年40.0%(税引き前)、アメリカドルなら1年ものの定期預金金利が年2.3%(税引き前)と高く設定されています。
2位:イオン銀行はイオングループで買い物する人にメリット
イオンモールなどのイオングループのショップで買い物する機会が多い方には、イオン銀行がおすすめです。
イオン銀行には自行ATMがあり、24時間365日いつでも手数料無料で利用できます。
また、全国に約55,000台の提携ATMも、24時間365日いつでも手数料無料で利用することができます。
回数を気にせずに何度でもATMを利用したい方にも、イオン銀行がおすすめと言えるでしょう。
イオンモール内にローン窓口があることも!
イオン銀行はネット銀行ですので、銀行としての店舗はありません。
しかし、いくつかのイオンモールの中にはローンの相談窓口が用意されており、イオン銀行のローンを利用したい方は気軽に利用できます。
「ネットではなく対面でお金のことを相談したい」という方にも、イオン銀行は適していると言えますね。
銀行の利用でWAONポイントが貯まる
イオン銀行と電子マネーの「WAONカード」は連携していますので、イオン銀行を利用するだけでWAONのポイントが貯まります。
いつも買い物はイオングループのショップを利用し、また、コンビニなどでもWAONカードを利用している方には、イオン銀行をメインで使うと、さらに効率よくWAONポイントが貯められます。
住宅ローンの金利やキャンペーンも魅力
イオン銀行ではさまざまなローン商品を提供していますが、その中でも特にキャンペーンが豊富で低金利なのが住宅ローンです。
例えば他の銀行からの借り換えの場合は年0.47%(変動金利、2019年5月時点)の低金利が適用されますし、借り換えでないときでも年0.52%(変動金利、2019年5月時点)が適用されます。
また、病気などが心配な方には、金利に年0.3%をプラスすることで八大疾病保障をつけることができます。
手厚い団体信用生命保険をつけておくと、ローン契約者に万が一のことが起こったときは、ローンの支払い義務がなくなって住宅は手元に残りますので、家族の不安を軽減することも可能です。
3位:楽天銀行はステージ判定条件が緩い
楽天銀行では「ハッピープログラム」という会員制のサービスを実施しています。
会員制とはいえ、入会費用も年会費も無料ですので、ぜひ加入しておきましょう。
ハッピープログラムに加入すると、楽天スーパーポイントが最大3倍付与され、ATM利用手数料も毎月最大7回まで無料になります。
なお、ハッピープログラムはランク制ですので、最高ランク(スーパーVIP)になると、楽天スーパーポイントが3倍、ATM利用手数料が7回無料になります。
最高ランクになるためには、預金残高が300万円を超えているか1ヶ月の取引件数が30件以上あることのいずれかの条件を満たせばよいのですが、極端な話、毎月100円の宝くじを30回買うだけで達成できますので、ハードルは低いのです。
アコムやネットオークションを利用している方にもおすすめ
楽天銀行は、手数料こそそれほど大きなメリットはないのですが、いわゆる楽天経済圏での取引や楽天証券、さらにはネットオークションなどのサービスと連携した取引が可能、という意味でおすすめできます。
さらに、アコムのカードローンを利用している方なら、楽天銀行の口座を持っているだけで夜間や土日でも約1分で振り込んでもらうことができますので、急ぎの資金調達にも一役買ってくれます。
また、ネットオークションや通販などで商品代金を振り込む場合などは、相手のメールアドレスだけで現金を振り込むことができるメルマネというサービスも提供されていますので、利便性という意味でも優れています。
楽天市場との連携
楽天バンク決済を選ぶと、楽天市場での買い物がクレジットカードがなくてもワンステップで決済できます。
しかも、楽天カードの引き落としを楽天銀行に指定しておくと、引き落としが実行される度に楽天スーパーポイントが3~9ポイント付与されます。
普段から楽天のサービスを利用している方、楽天スーパーポイントを貯めている方、楽天カードを使っている方は、楽天銀行で口座を開設しておくほうが良いでしょう。
4位:セブン銀行はATM手数料無料の利用回数が魅力
セブン銀行の特筆すべき点として、自社ATMの多さを挙げることができます。
全国のセブンイレブンに設置されているだけでなく、駅やスーパー、ショッピングモールなどの至る所にセブン銀行ATMが設置されています。
しかも、セブン銀行ATMは平日は常に手数料無料で、土日祝日も7:00~19:00の間でなら無料で利用できます。
回数に制限はありませんので、財布代わりに口座を利用したい方にも、セブン銀行がおすすめです。
資産運用はできない
セブン銀行の自社ATMの多さ、そして、無制限に手数料無料でATMを利用できる点は魅力です。
しかし、普通預金と定期預金を除けば目立った資産運用の商品がなく、取り扱い金融サービスはかなり限られているというデメリットもあります。
外貨預金や投資信託などを利用したい方にとっては物足りないかもしれませんね。
住宅ローンや目的ローンの取り扱いは?
セブン銀行では、資産運用だけでなく、ローン商品もあまり多くはありません。
2019年5月時点で扱っているローン商品はカードローンのみです。
セブン銀行のカードローンは、セブン銀行口座保有者のみが利用できるローンで、最高融資額は50万円、金利は年15.0%です。
5位:PayPay銀行はカードローンも魅力
多彩な金融商品を利用したいとお考えの方には、ネット銀行の老舗「PayPay銀行」がおすすめです。
外貨預金やFX、投資信託などの投資商品が多く、また、BIGや宝くじ、公営競技などのギャンブルも取り扱っています。
中でも、融資限度額が大きく使い勝手が良いカードローンについて見ていきましょう。
ネットキャッシングは無利息サービスも
最高融資額は1,000万円、金利は年2.5~18.0%、しかも最初の借入日から30日間は無利息で利用できます。
大手消費者金融カードローンでは無利息サービスを実施していることは多いですが、銀行カードローンではかなり珍しいと言えますよね。
PayPay銀行の口座を持っている方なら、郵便物なしで利用できますので、家族に知られずにカードローン契約を結ぶことも可能です。
6位:ソニー銀行はデビットカードを駆使する
ソニー銀行には自社ATMがありません。
とはいえ、セブン銀行やローソン銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、イオン銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の各ATMを入金手数料無料で利用でき(出金は月4回まで無料)ますので、自社ATMがなくても困りません。
しかし、口座から直接支払いを済ませられるデビットカード「Sony Bank WALLET」を使うと、ソニー銀行の口座からお金を引き出す手間すら省略できます。
Sony Bank WALLETは発行手数料も年会費、利用手数料も無料ですので、お使いのソニー銀行キャッシュカードから切り替えてみてはいかがでしょうか。
なお、Sony Bank WALLETはVISA付帯のデビットカードです。
VISAが利用できるお店なら、ほとんどの場所で利用可能ですので、海外旅行に行く方にもおすすめのカードです。
外貨預金のメリットは?
ソニー銀行では、外貨預金も利用できます。
ソニー銀行の外貨預金ならではのメリットとして、次の3点を挙げられます。
・円定期預金とセットで利用すると円定期の適用金利が高くなる「セット定期」などの魅力的な商品が多い
・12種類もの外貨の中から選べる
・口座開設後3ヶ月間は外貨購入手数料が無料になる
7位:SBI新生銀行の「新生パワーダイレクト」の魅力
SBI新生銀行の数あるサービスの中でも特筆すべきサービスが「新生パワーダイレクト」です。
新生パワーダイレクトを利用すると、残高照会や振り込み、円普通預金から外貨普通預金への振替、普通預金から仕組預金への振替などのほとんどのサービスの手数料が24時間365日無料になります。
また、住宅ローンを利用している方は繰り上げ返済手数料も無料になり、カードローンを利用している方は借入手数料と追加返済の手数料も24時間365日無料になります。
手数料や時間を気にせずに銀行サービスを活用したい方は、新生パワーダイレクトを検討してみてはいかがでしょうか。
ATM手数料「一定回数無料」の条件は厳しい
SBI新生銀行のキャッシュカードを提携ATMで利用するときは、1回あたり108円(税込み)の手数料がかかります。
しかし「新生ゴールド」あるいは「新生プラチナ」のステージの方は、ATM手数料が無料になります。
各ステージになるための条件は以下の通りです。決して甘い条件ではありませんので、ATM手数料が完全に無料になる道は険しいと言えますね。
<新生ゴールド>
・外貨積立を月に10,000円以上利用する
・投信積立を月に5,000円以上利用する
・ロボアドバイザーに運用を任せるテオプラスを月に10,000円以上利用する
・円預金などの預入総資産が100万円を超えている
・月間平均残高が30万円を超えている
・SBI新生銀行のカードローンを利用する
・新生アプラスゴールドカードを利用する
<新生プラチナ>
・円預金などの預入総資産が2,000万円を超えている
・月間平均残高が300万円を超えている
・住宅ローンを利用する
・ラグジュアリーカードを利用する
保有口座数ランキングTOPは?
ネット銀行の人気度は、口座数から推し量ることができます。
公表している口座数と特徴を一覧表にしてみましたので、参考にして頂ければと思います。
銀行名 | 保有口座数 | 特徴 |
---|---|---|
楽天銀行 | 6,652,000 |
|
住信SBIネット銀行 | 3,295,000 |
|
ソニー銀行 | 1,350,000 |
|
イオン銀行 | 6,050,000 |
|
セブン銀行 | 1,827,000 |
|
※上記のデータは、各銀行の決算報告などをもとにしたデータです。
決算報告がHPにアップされていない場合等、若干データが古い場合があります。
各種手数料の安さでランクインしたのは?
長く続く低金利時代。
普通預金だけでお金を増やすことは難しくなっています。
1回の手数料で1年分の利息以上のお金がなくなってしまうこともありますので、銀行を選ぶときには手数料にも注意したいものですね。
ネット銀行の ATM手数料や振込手数料についても一覧表にしてみましたので、こちらも参考になさってください。
(以下手数料は税込み表記)
銀行名 | ATM利用手数料(出金のみ) | 振込手数料(他行宛3万円以上の場合) | 備考 |
---|---|---|---|
楽天銀行 | 216円:セブン銀行・イオン銀行 270円:ローソンATM・e-netATM・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行 | 258円 | ハッピープログラムでATM手数料は最大7回、振込手数料は最大3回まで無料 |
住信SBIネット銀行 | 108円:イオン銀行・セブン銀行・ゆうちょ銀行・e-netATM・ローソンATM | 258円 | スマートプログラムでATM手数料、振込手数料共に最大15回まで無料 |
イオン銀行 | 0円:イオン銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行 | 216円 | – |
セブン銀行 | 0円:セブン銀行(7時~19時まで) | 216円 | – |
ソニー銀行 | 108円 | 216円 | 優遇プログラムでATM手数料は最大無制限で無料 振込手数料は最大11回まで無料 |
定期預金金利と住宅ローン金利で比較
預金金利についても、ネット銀行同士の金利を比較してみましたので、こちらも確認いただければと思います。
これを見る限り、預金金利で最も大きいのは「住信SBIネット銀行」と言えそうです。
銀行名 | 1年もの定期金利(税引き前)2019年5月現在 |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 年0.02%(〃) |
ソニー銀行 | 年0.05%(〃) |
じぶん銀行 | 年0.05%(〃) |
イオン銀行 | 年0.02%(〃) |
PayPay銀行 | 年0.02%(〃) |
SBI新生銀行 | 年0.01~0.02%(〃) |
ネット銀行の選び方
では、銀行選びで最終的に判断に迷った場合は、結局のところどんな視点で銀行を選べばいいのでしょうか?
いくつかのポイントをご紹介したいと思います。
ネット銀行を使う目的で選ぶ
前段でもいくつかのポイントをご紹介しましたが、銀行選びで迷った場合は「銀行を使う目的で選ぶ」というのが最善の方法です。
例えば、銀行を選ぶ目的としては、主に以下のような点が挙げられます。
|
上記の点を考えると、繰り返しになりますが「普段の買い物で使うならイオン銀行」、「資産運用で選ぶなら住信 SBI ネット銀行」という感じで銀行を選ぶ事が出来ます。
手数料を重視する
次に、「とにかく 手数料の無料回数が多い銀行を選ぶ」という方法もあります。
さすがに、 ATM手数料と振込手数料両方が無制限で利用できるという銀行はありませんが、各々の手数料の特典がバランスよく用意されている銀行と言えば、やはり住信SBIネット銀行ということになります。
普段銀行振込などは行わず、買い物だけに銀行を利用するという主婦の方などは、イオン銀行等のATM手数料が無制限で無料の銀行をおすすめします。
また、ヤフオクやヤフーショッピングを利用する方は、ヤフーウォレットへの振込手数料が無料になるPayPay銀行がおすすめです。
その他にも、ナンバーズやロトを購入する機会が多い方は、PayPay銀行か楽天銀行が便利です。
どちらの銀行も「自動購入サービス」がありますので、定期的にナンバーズやロトを購入することもできます。
投資サービス満足度で選ぶ
次に定期預金の運用利率で銀行を選んでみてもいいかもしれません。
前段でお伝えした通り、定期預金の金利と言っても、ネット銀行間ではたった0.1%程度の差しかありません。
この差を100万円を1年間預けた場合で比較すると、年間の利息が2,000円か1,000円かという事になります。
したがって、預入資産が1千万円や1億となってくると、それなりの金利の差は出てくるのですが、正直なところ1,000万円以下程度の資産の場合は、どのネット銀行を選んでもそれほど利息の差はないという事になります。
ついては、あまり資産がない場合は、金利にこだわらずATM の利用手数料や振込手数料の無料回数が多い銀行を選んだ方が賢明です。
信用性で選ぶ
ネット銀行の信頼性で選ぶという考え方もあります。
ただ、ネット銀行の信頼性を一般の方が判断するのはとても難しいので、格付け機関というところが発表している「格付け情報」を参考にしてみる事をおすすめします。
例えば、以下は直近の格付けデータですが、これを見ても若干ではありますが、ネット銀行の中でも若干信用度の違いがある事がわかります。
銀行名 | 格付け機関 | 格付け結果 |
---|---|---|
セブン銀行 | 格付け投資情報センター | AA(安定的) |
オリックス銀行 | A+(安定的) | |
イオン銀行 | A-(安定的) | |
PayPay銀行 | 日本格付け研究所 | A+(安定的) |
SBI新生銀行 | A-(安定的) |
最後に
今回はネット銀行をいくつかの視点で一覧表にしてみた訳ですが、どこの銀行を選ぶべきなのか参考になったでしょうか?
今回の記事でもたくさんの情報をお伝えしましたが、やはりそれでも迷ってしまうという方は、結局のところ自分の直感やフィーリングで選ぶのが一番なのかもしれませんね。