お金がない引きこもりの人はこの先どうすればいい?
引きこもりの方の多くに共通する悩みは、社会生活が嫌になって引きこもってみたはいいものの、生活していくためのお金がなくなってしまった時にどうしようかということです。
そこで今回はお金がない引きこもりの人のために、生活を維持していく方法や引きこもり脱却のための道筋を紹介していきます。
これから先の人生をどうしていくか、よく考えて決断してくださいね。
記事の目次
金欠と引きこもりの関係性は?
最初に少し、金欠と引きこもりの関係性について考えていきましょう。
引きこもるからお金がない?
一般的(という表現が適切かどうかは分かりませんが)なのは、引きこもったことで収入源が無くなったor減ってしまい、金欠状態に陥ってしまったというケースです。
確かに引きこもって生活をしていれば、普通に外に出て生活するよりも消費するお金は少なくてすみますが、食費等は必ず発生しますし、ずっと家にいる分下手すると電気代などは以前よりも高くなってしまう可能性もあります。
そして収入が無くなったor減ってしまった以上、貯蓄を食いつぶしながら生活していくほかないのですが、その貯蓄も無限にあるというわけではないはずなので、いつの日にか必ずお金がない状態に陥ってしまうことは明白です。
引きこもり生活を行っている方でお金がないと嘆いている方の大半は、このケースに当てはまると言えます。
お金がないから引きこもる?
しかし中には、お金がないことが理由で引きこもることになったという経緯を持つ人もいます。
このような人は、もともとそれなりにちゃんとした生活を送っていたのに、投資に失敗した・詐欺にあったなどの何らかの理由で一気に大金が手元から無くなってしまい、半ば人生に絶望するような形で引きこもりという選択肢を取っていることが多いです。
つまり、引きこもりと金欠の因果関係においてどちらが原因でどちらが結果かということは、人によりけりということになります。
原因が異なれば、引きこもり生活から脱却するための方法やポイントも異なるので、引きこもり生活から脱却しようとしている人もしくは、知り合いを引きこもり生活から脱却させようとしている人は、その点によく注意しておく必要があります。
引きこもり生活のメリット
しかし、引きこもりのことをよく知らずして引きこもり生活を脱却する・させるべきかを判断することは、不適切と言えます。
そこでまずは、引きこもり生活のメリットやデメリットを考えていきましょう。
まずはメリットからです。
自由な生活が送れる
引きこもり生活のメリットは、何と言っても誰にも制限されずに自由な生活が送れるということでしょう。
仕事に行く必要もないので、何時に寝ようが何時に起きようが何の問題もありません。
実家で引きこもり生活を行っている場合は、同居している家族にかける迷惑なども考慮に入れる必要がありますが、一人暮らしで引きこもりなのであればそれすら心配ないのです。
食事・睡眠などすべては自分の思うがままですが、あまりにも不摂生な生活を行っていると自分の健康面に跳ね返ってきますのでそこは注意しておかなければなりません。
ストレスが溜まらない
そして、自分のしたいことができてしたくないことをしなくてもいいのであれば、ストレスを感じるわけもなくストレスフリーな生活を行うことができます。
自分の欲求をそのままストレートに生活に反映させているのですから、当たり前といえば当たり前ですね。
このように、引きこもり生活を行うということはいわば社会やしきたり、決まりといった枷から全て解放された生活を送ることに他ならないので、社会的な生き物ではなく一人の「個」としての特徴が非常によく表れることになります。
会社や組織・家族といった社会的集団の中で生活している人が、引きこもりという生活に多少なりとも羨望を感じるのは必然なのかもしれません。
引きこもり生活のデメリット
では続いて、引きこもり生活のデメリットを考えていきましょう。
金銭的に厳しくなる
まずは、この記事全体のテーマでもある、金銭的な問題です
「引きこもる」という場合、たいていは本業の仕事を辞めるか休職するかしているため、収入面での不安は常に付きまといます。
元々在宅でできるような副業をおこなっていたりある程度の貯金があったりしても、本来の収入減であったはずの本業からの収入がなくなってしまえば、いつの日にか金銭的に厳しい状態に陥ってしまうのは火を見るよりも明らかです。
実家で引きこもっていて、固定費などの支払いは両親が行ってくれている場合は多少余裕があるかもしれませんが、両親が死去する・両親が固定費の支払いの肩代わりを行ってくれなくなるということもあるので、決して安泰というわけではありません。
周囲の視線・当たりが厳しくなる
そして、周囲の人が引きこもりの人に対して見せる感情や与える視線は、好意的なものが多くないということも事実です。
引きこもりという行為に対して「逃げ・堕落」といった印象を持っている人はまだまだ多いため、自然と引きこもりの人は周囲からきつく当たられやすくなります。
生活していく上で自宅や部屋から一歩も出ないのであれば、周囲の人の気持ちや意見など気にする必要はありませんが、決してそういうわけにはいかないでしょう。
トイレに行くときに家族に会ったり、コンビニに行くときに近所の人に見られたりといった機会は必ずあります。
そのような際に周囲の人からの負の感情を感じ取ってしまうと、より一層引きこもり度合いが強くなってしまいかねません。
社会復帰が怖くなる
引きこもり生活をずっと行っているということは、社会との接点が希薄もしくはほぼ無の状態で生活しているということになります。
そのような状態が長期間続くと、社会復帰を行うことが怖くなってしまいかねません。
そもそも自分は引きこもる前にどのような生活をしていたか、周囲とはどのように接していたかということすら分からなくなってしまい、引きこもりから脱するための最初の一歩を踏み出せなくなってしまうのです。
そして、そんな怖い思いをするのならいっそのことこのままずっと引きこもりでいようと考えてしまうような、負のループに陥ってしまいます。
引きこもり生活を脱却するために
引きこもりのメリット・デメリットを考えてみましたが、総じてデメリットのほうが大きいように感じられます。
やはり引きこもり生活からは脱却せねばならない、そういう考えに至ったとしても今までずっと引きこもりだった人にとっては、その最初の一歩をどう踏み出すかが分からない場合も多いのです。
そこで、引きこもり生活を脱却するために意識しておきたいことを考えていきましょう。
生活リズムを整える
まずは、生活リズムを整えるということです。
再び社会に出て働こうと思うからには、社会に適合できるような形で生活をしていかなければなりません。
夜更かしをして太陽が出てくるころに寝はじめ、昼過ぎになると起き出してくるというような生活リズムなのであれば、一般的な社会人と同じような生活リズムに戻しましょう。
これは一気にやろうとすると体調を崩しかねないため、一週間程度かけてゆっくりとリズムを整えていくのがいいでしょう。
社会との接点を持ってみる
そして、引きこもりの間の接点と言えばほとんど家族だけのような状態でしょうから、まずはどんなことでもいいので社会との接点を持つことを心がけてみましょう。
家の近所を散歩してみて顔見知りの人にあいさつをしてみる、よく行くコンビニの店員さんからお釣りをもらう時に「ありがとう」と言ってみる、など何でもかまいません。
引きこもりの時に非常に希薄になっていた社会との接点を意識的に構築することが、引きこもり脱却の際には大きな意味を持ちます。
そのためには「自分は社会の中の一員である」ということを自覚することが非常に重要です。
短期・単発で働いてみる
しかし、社会復帰したからといっていきなり仕事に就くのはハードルが高い場合もあります。
そのような人はまずはバイトで働いてみて、「働く」という感覚を体に思い出させるというステップを踏んでみましょう。
通常のシフト制のバイトだと、体力的におぼつかなかったりやっぱりまだ人前にでるのが怖かったりといった理由で、バイト先に迷惑をかけてしまうことも考えられるので、最初は単発や短期のバイトで体と心を慣らしていくのがオススメです。
単発や短期のバイトで働いてみて大丈夫そうであればシフト制のバイトに応募してみるといったように、少しずつ段階を踏んでいくことで無理なく社会復帰がしやすくなりますよ。
■今月ピンチ!すぐお金が必要!日雇いバイト、日払い現金手渡しの方法や注意点まとめ
引きこもり中にお金を稼ぐ方法
引きこもり生活を継続する場合も脱却する場合も、何かにつけお金は必要です。
そこで最後に、引きこもりの人でも行えるお金を稼ぐ方法をいくつか紹介していきます。
クラウドソーシング
パソコンとインターネットに接続できる環境さえあればできるのが、クラウドソーシングです。
自分の得意ジャンルを仕事にすることができるので、元々本業として行っていたことに限らず、趣味に関連する内容のことを仕事にできる可能性もあります。
利用するサイトや契約するクライアントによって仕事の内容や報酬などもピンキリなので、実際に仕事を行う前によく吟味する必要があります。
クラウドソーシングのサイトはそれぞれで「デザイン系の仕事が多い」、「ライティング・記事作成の仕事が中心」といったような特色があるため、利用するサイト選びはそこまで難儀ではないでしょう。
ただし、クラウドソーシングで満足できる収入を得ることができるかどうかは、本人の資質以外にどのようなクライアントと出会えるかにも大きく依存します。
よいクライアント・よい仕事と出会えることを祈りましょう。
アフィリエイト
パソコンさえあれば自宅でもできる稼ぎ方と言えば、アフィリエイトも代表的な方法です。
クラウドソーシングでも、アフィリエイト用のブログの更新が募集されていることもあるぐらいなので、クラウドソーシングを利用していると知らず知らずのうちにアフィリエイトに関する知識が付いていることもあります。
ただし、アフィリエイトの場合は自分のサイトやブログ経由で商品を購入してもらわないと報酬につながらないため、人を惹きつける文章や見やすく分かりやすいサイト作りなど、多少のテクニックを必要とします。
全くのゼロから始めて独学で勉強していくのはあまり効率がよくないので、アフィリエイトに関して説明してあるサイトや書籍を参考にして進めていくといいでしょう。
アンケートサイト・ポイントサイト
たっぷりある時間をうまく活用して、アンケートサイトやポイントサイトで稼ぐというのも有力な方法です。
主婦の方などであればスキマ時間を活用してお小遣いを稼ぐのに利用しますが、引きこもりの方であればアンケートに答える時間やポイントサイトのミニゲームをする時間は主婦の方よりはるかに多く取れると思うので、より多くの稼ぎが期待できます。
ただし、1つ1つのサイトで答えられるアンケートやプレイできるミニゲームには限度があるので、いくつものサイトを併用して効率よく稼いでいくといいでしょう。
不確実ではありますが、うまく抽選に当たると大量にポイントを獲得できる可能性があるのも魅力の1つです。
焦らずに少しずつ進んでいこう
引きこもりからの社会復帰は、並大抵の努力ではできません。
引きこもりの生活というのは非常に心地のいいものであるため、そこからの脱却を試みてもともすれば易きに流されてしまいがちだからです。
ですから、引きこもりから社会復帰を目指そうと思う場合には一気に「脱却」を目指さずのではなく、一歩ずつ社会のほうに近づいていくようなイメージが重要です。
沼に足がはまっている時のように、最初は一歩を踏み出すことすら難しいでしょう。
しかし、いざ一歩を踏み出してみて足の動かし方が分かれば、少しずつしかし着実にその沼から逃れることができるはずです。
自力で抜け出すことが難しければ家族の力を頼ったり、セミナー等に参加したりしてもいいかもしれません。
とにかく「焦らないこと」これが何よりも重要ですよ。
まとめ
以上、お金と引きこもりの関係についての説明でした。
少数の人を除いて、何もせずにずっと引きこもりのままでいることは非常に難しいことです。
引きこもりながらでもできる仕事を見つけたり、引きこもり脱却のための努力をしたりしながら、いつの日にか社会復帰することを目指して頑張りましょう。
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。