お金がない転勤族の悩みと6つの対策
転勤族でお金がないという人は、具体的にどんな悩みを抱えているのでしょうか。
転勤族にふりかかるさまざまな出費の実態を調べて、その対策をアドバイスします。
記事の目次
引っ越し貧乏でお金がない
転勤はあるけど引っ越し費用は負担しないという会社はありませんが、負担の度合いは会社によって違います。
しかし、「引っ越し太り」という言葉を聞かないように、転勤族の多くに「引っ越し貧乏」の実感があります。
【引っ越しに直接かかる費用】
引っ越し業者に払う費用 | 会社負担の上限を設けているところが多いので、家族や家具が多いと足が出ます。 |
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賃貸住宅の原状回復費 | 子どもが傷つけた壁や柱の修復で大きな費用がかかることがありますが、すべてを会社が出してくれるわけではありません。 |
交通費、引っ越し先での宿泊費 | 会社によっては出ません |
その他の費用 | 引っ越し一時金は出ない会社が多く、カーテンの付け替えなどの費用はほとんどの場合自己負担になります。 |
このような費用で少しずつ足が出ていたら、2~3年に1回転勤があると「貯蓄にはとても手が回らない引っ越し貧乏」になってしまいます。
家さがしと敷金でお金がない
社宅がない場合、引っ越し先の家さがしには、夫婦で1~2泊の宿泊費がかかることがあります。
転勤先の社宅が古い、近所づきあいがわずらわしい、などで社宅があっても賃貸を選ぶと家賃は全額自己負担という場合があります。
地方から都会に転勤になる場合は、家賃が3~4万円高くなるのは普通です。
賃貸の家賃補助がある場合も、敷金などの初期費用を全額補助する会社は多くありません。
引っ越し前の賃貸で戻ってきた敷金は原状回復費で消えて、新しい賃貸の敷金で20万円以上足が出た、などという場合はまさに引っ越し貧乏ですね。
転勤族が引っ越し以外にかかるお金
転勤族には、引っ越しの費用以外にさまざまな経済的な負担・デメリットがあります。
単身赴任で2世帯分の生活費がかかる
子どもが高校生、大学生の場合は夫が単身赴任するケースが多くなりますが、夫が赴任先で社宅に入ると、残った家族は社宅を出なければいけません。
教育費に大きなお金がかかるときに、家族が住む賃貸住宅の費用がプラスされるとなると、貯金を切り崩さなければやっていけなくなることもあります。
夫が週末に家族のもとに帰る場合は、月に1回くらいの交通費が出る会社が多いのですが、妻が作りだめして冷凍した料理を持って行くなどで夫の赴任先に行く交通費は出ません。
実家が遠くなって帰省費用が莫大に
転勤前は実家が近かったが転勤して遠く離れたという場合は、お盆や正月の帰省費用が大きくなります。
家族4人が新幹線や飛行機に乗ると、交通費だけでも往復10万円は覚悟しなければなりません。
お盆・正月はLCC(格安航空会社)でも激安というわけにはいきませんからね。
夫の転勤で妻が退職
ダブルインカムで家計に余裕があった家でも、夫が転勤するといっしょに引っ越す妻が退職しなければならないケースがよくあります。
妻が勤める会社に夫の赴任先にも支店があって、夫婦でダブル転勤するという幸運はめったにありません。
妻が転地で仕事を探しても正規採用は狭き門で、給料が大幅に下がる場合がほとんどです。
出費はかさむが収入は減るという悩みを抱えがちなのが転勤族です。
保育園・幼稚園が見つからずパートに行けない
転勤先の保育園・幼稚園に空きがあるとは限りません。
入園待機ということになれば、妻は引っ越し前のようにパートに行くこともできません。
これまで何かあるとおじいちゃんやおばあちゃんにSOSを出して孫の面倒を見てもらっていた場合は、とくに転勤後は妻の負担が大きくなります。
お金がない転勤族の節約術
転勤族の生活防衛には、ムダな出費を省く節約術が必要です。
車は軽でがまんする
車の価格、燃費、車両税、車検費用を合計すると、軽と普通車では維持費が年間で20万円前後違います。
最近の軽自動車は性能もスペースも向上しているので、無理して、あるいは見栄を張って普通車にこだわる必要はありません。
都会から田舎へ転勤する場合は、交通事情によっては家に車が2台必要になる場合があります。
2台目は軽で、というのがふつうの発想ですが、割り切って2台とも軽にすれば家計はずいぶん楽になります。
家電はコンパクトなものを選ぶ
冷蔵庫やテレビをコンパクトなものにすると引っ越しが楽になり、引っ越し先で置き場に困ることもなくなります。
また、家電の購入費も劇的に安くなります。
例えば、大型冷蔵庫は20万円ほどしますが、中型の冷蔵庫を2台使うと合計で10万円以下で済みます。
2台の冷蔵庫を食材や飲み物で仕分けしてキッチンとリビングに置くと、かえって使い勝手が良くなることがあります。
冷蔵庫をコンパクトにすると、容量を考えて買い物をするようになるので、ムダな買い物が少くなるという効果もあります。
テレビも42インチは5~6万円しますが、32インチなら2~3万円で買えます。
引っ越したらすぐに近隣の格安スーパーをリサーチする
スーパーでも肉はイオンが安いが野菜はAコープが安いなど、店によって特徴があります。
引っ越したらなるべく早く近隣のスーパーをリサーチして、店の特徴を頭に入れておくと食費を節約できます。
野菜でも葉物は産直市場が安くて新鮮だが、ジャガイモやニンジンは大量仕入れをするチェーン店の方が安いなどの特徴があります。
肉や野菜の値段は店によって倍くらいの差があることが珍しくないので、近隣のスーパー事情に詳しくなると食費に大きな違いが出ます。
お金がない転勤族が収入を増やす方法
コンビニの早朝バイトで1日3,000円ゲット
朝6~9時のコンビニのバイトは時給が1,000円~1,100円で、パートとしては高給です。
早朝3時間くらいのパートは、昼のパートより意外に日常生活への影響が少ないのもメリットです。
朝は出勤時間と重なるのでコンビニはけっこう忙しく、3時間くらいならあっという間に過ぎてしまいます。
暇なパートはかえって疲れますからね。
週に5日の3時間パートで月に6万円の収入増は小さくありません。
朝食のしたくが問題ですが、前の晩に下準備して、夫に少し協力してもらえはクリアできます。
病院の受付は結構求人がある
大きな町ではなくても、病院の受付は結構求人があります。
例えば人口約7万人の奈良県天理市にも約100件の病院があり、ネットで受付の求人を検索すると5~6件がヒットします。
医療事務の経験があれば楽勝ですが、未経験OKの求人もあります。
時給は未経験の場合は800円~900円が相場です。
派遣社員にオンライン登録する
スマホで「派遣社員 オンライン登録」を検索すると、オンラインで登録できる大手の派遣会社が7~8社見つかります。
登録画面に個人情報と希望する職種を記入するとひんぱんに仕事の紹介があるので、希望にマッチする会社に応募することができます。
オンラインなので希望にそぐわない求人は無視すればよいだけです。
まだ人間関係がない引っ越し先では、仕事探しに便利なシステムです。
短期間のパートが希望なら、「マイナビバイト」などのアルバイト紹介サイトに登録するとよいでしょう。
単身赴任に必要な費用はどのくらい?
単身赴任と聞くと、どのようなイメージが浮かぶでしょうか?
家族と離れ離れで寂しい、または奥さんの管理を離れちょっと嬉しいとか色々なイメージが浮かぶかと思いますが、実際に単身赴任になった場合に大変なのがお金の管理です。
単身赴任となれば、食費や住宅費などこれまで以上に、また拠点を別にして必要となりますので、大きな生活の変化は免れません。
特に、家計を全てパートナーに任せっきりだった人は月々のやりくりがとても大変だと思います。
もちろん、単身赴任に当たって会社から何らかの手当がある場合がほとんどだと思いますが、やりくり下手だと手当以上に出費が目立ってこれまで以上に赤字なんてこともあり得ます。
そうならないためにも、単身赴任になった場合はあらかじめどれくらいの費用が必要になるのか把握し、単身赴任前にしっかり備えておく必要があるでしょう。
そこで今回は、単身赴任にかかる主な費用などを中心に紹介していきます。
単身赴任にかかる生活費
早速ですが、単身赴任のときに必要となる主な費用について紹介したいと思います。
主に一般的に必要となる費用について紹介しますので、単身赴任のときのイメージ作りに参考にしてみてはいかがでしょうか?
住宅費
まず単身赴任で必要となる費用といえば住む場所の家賃、つまり住宅費が必要となりますね。
住宅費に関しては、転勤となる土地によって大きく異なり、都心に行けば行くほど高くなるのが一般的です。
一人暮らし用のマンションを借りる場合、家賃は東京で8万円前後、大阪や名古屋では6万円前後となっています。
主に会社から赴任手当や住居手当など何らかの手当があるとは思いますが、もしなかった場合や満足な金額ではなかった場合、出来る限り無駄な家賃は支払いたくないですね。
また、家賃とは若干異なりますが、転勤先へ家財を運ぶための引越し費用が発生する可能性もあるでしょう。
しかしながら、単身での引越しとなりますのでそこまで荷物も多くなく、業者に費用を支払う必要も無いことがほとんどでしょう。
家賃などの住居費については、会社によってどこまで負担してくれるのか様々だと思いますので、単身赴任によって必要となる引越し費用や住宅費をどの程度フォローしてくれるのか前もってしっかり確認しておきましょう。
水道光熱費
家賃と同様に、日々の生活を送る上で必要となるのが水道光熱費などの固定費です。
これまで家計を管理していなかった場合、意外とかかる光熱費に最初は驚くかもしれません。
季節や個人の使用状況によって異なるものの、水道光熱費の合計はおおよそ1万円前後となることが一般的でしょう。
もちろん、夏場にエアコンを多用すれば電気代だけで1万円近くかかることも珍しくありません。
また、自炊をする人であればガス代や水道代も若干ながら高めになることが想像できます。
光熱費は基本的に節約する以外に大きく無駄を省くことは難しいので、家計を管理していなかった人は奥さん(または夫)の有り難みを感じながら節約に励むことになるでしょう。
具体的な費用の内訳の目安は次のようになります。
水道光熱費 | 10,000円 |
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ネット回線費用 | 4,000円 |
携帯電話料金 | 10,000円 |
食費
単身赴任の場合、食費も大きな負担になるケースが多いです。
自炊すれば安く抑えられますが、男性ですと毎食自炊するのは現実的に無理でしょう。
その結果、どうしても外食で済ませたりコンビニのお弁当などを買ったりすることが多くなり、一食あたりにかかる費用も高くなります。
また、外食やコンビニのお弁当ばかり続くと健康上もよくありませんね。
単身赴任中は食費に気を付けて節約するとともに、身体にいいものを意識的に摂取するよう心がけましょう。
雑費
雑費と大きくまとめておりますが、主に交通費などが大きな出費となることが考えられます。
車が必要な地域なのか、交通網が発達しており必要が無いかなどによっても大きく異なりますが、田舎の地域に転勤となった場合には車が無いと不便なんてこともあるかもしれません。
なお、その場合車の保険に加入する必要があることもありますので、費用がよりかかることも予想されます。
また、トイレットペーパーなどの日用品も新たに用意する必要があるでしょう。
単身赴任を始めるときにはこのような新生活に必要な日用品を揃える必要があるので、ひとつひとつは小さな出費でもまとめると大きな出費となりそうです。
雑費に含まれる具体的な費用の内訳は次のとおりです。
日用品 | 3,000円 |
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娯楽費 | 15,000円 |
交通費 | 0円 (会社負担) |
転勤先による毎月の生活費の目安
実際に転勤生活が始まると、具体的にどのくらいの生活費がかかるのか知っておきたいですよね。
単身赴任先によってかかる生活費は異なりますので、東京と北海道を例に挙げて紹介します。
なお、家賃は会社からの補助などによって差が出てくるため項目には含めません。
東京
まずは、東京で単身赴任をした場合の生活費を見ていきましょう。
水道光熱費 | 10,000円 |
---|---|
通信費 | 10,000円 |
食費 | 30,000円 |
雑費 | 20,000円 |
食費は月3万円ほどかかることが多いですが、出費を減らすには自炊する日を設けるといいでしょう。
雑費には洋服代や散髪代、交際費なども含まれるので、気をつけないと赤字になってしまう項目です。
北海道
一方、北海道に単身赴任した場合の生活費は次のようになります。
水道光熱費 | 15,000円 |
---|---|
通信費 | 10,000円 |
食費 | 20,000円 |
雑費 | 20,000円 |
北海道は東京に比べて水道光熱費が高くなるという特徴があります。
春・夏・秋は快適に過ごせる日が多いですが、冬はエアコンやストーブを多用しなければならないため、どうしても電気代やガス代がかかります。
食費は東京に比べて安く済む傾向があります。
必要な生活費の平均値
紹介した東京都や北海道の生活費より、1か月にかかる生活費はおおよそ6万5,000円~7万円程になると言えます。
ここに、家賃分が加算されることになり、仮に家賃が6万円であれば13万円程、7万円であれば14万円程になります。
会社から家賃を全額負担してもらえる場合は生活費の7万円程を考えておけばいいですが、家賃の自己負担分がある場合はその分も費用として考えなければなりません。
単身赴任にかかる初期費用
単身赴任することになると、毎月の生活費が心配なのはもちろんですが、家電の購入など単身赴任を始めるにあたって必要な費用も発生します。
そういった初期費用はどのくらいかかるのかおおよの目安を紹介します。
賃貸契約にかかる費用 | 家賃×5か月分 ※家賃6万円の場合、6万円×5か月=30万円 |
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引っ越しにかかる費用 | 5万円~10万円 (繁忙期) |
家電や家具の購入費用 | 6万円~15万円 |
賃貸契約時に、敷金・礼金、前家賃や仲介手数料をどのくらいとるのかが異なりますが、一般的に家賃の5倍か6倍の費用が必要になります。
また、引っ越し業者を依頼する場合、3月4月は繁忙期にあたり平常時よりも料金が高くなります。
他にも、家電や家具を購入する必要がありますが、節約するポイントとして家具付きの物件を探すのもおすすめです。
また、大型電気店などの「単身者パック」などの割安セットを利用するとお得です。
単身赴任の費用を抑えるには
ここまで単身赴任のときの新たな生活で必要となる主な費用を簡単に紹介しましたが、これらの費用を抑えるためにはどのようにすればいいのでしょうか?
家賃補助の範囲内で住居を探す
まずは住宅費や光熱費など固定費をなるだけ少なくすることが大切でしょう。
特に家賃(アパート代)は毎月変わりなく必要となりますので、勤務先から出る手当で賄える、またはお釣りがくるくらいの控えめな住居を選ぶことをおすすめします。
もちろん手当が少なく、住宅費を賄えない場合もあるかと思います。
その場合は光熱費などの費用もなるだけ安い業者を選ぶなどして節約したいところですね。
できるだけ自炊をする
料理が趣味という男性もいますが、ほとんどの男性は料理をすることはほとんどないのではないでしょうか?
食費は自炊することによって節約できますので、少しずつ初めて見るといいでしょう。
また、単身赴任中は健康管理をしてくれる妻がそばにいないことから、どうしても栄養が偏りがちです。
自炊すれば料理の楽しさに目覚めるかもしれませんし、節約できるうえに健康にもなれます。
時間のある日など、ぜひ自分で料理をしてみてください。
家計簿をつけて出費を把握する
また、これまで家計の管理を行なっていなかった人であれば家計簿をつけることをおすすめします。
家計簿をつけることで自身の無駄な費用が把握できますし、家計簿を夫婦で共有すると貯蓄などを円滑に行えるでしょう。
簡単な家計簿のつけ方はブログなどを参考にしてもいいですね。
自由な生活で家計を握られたく無いと考える人もいると思いますが、家計簿の共有を条件にお小遣いなど自由に使えるお金をもらうなど交渉もできるかと思いますので、夫婦で得をするためにも活用してみてはいかがでしょうか?
家具や家電はレンタルという手も
単身赴任に必要な家具や家電を買いに行く時間もないし、費用がもったいないという場合は、「レンタルする」という方法もあります。
ネットで調べると、家具家電レンタル業者がたくさん見つかりますので、予算に合わせて利用してもいいでしょう。
レンタルできるものは主に、冷蔵庫などのキッチン関連、食器棚やタンスなどの家具、ベッドやダイニングテーブル、洗濯機など、単身赴任に必要なものがライナップされています。
レンタルであれば、単身赴任終了後に家電や家具の処分に困ることもありませんね。
ちなみに会社から出る手当は?
単身赴任に必要な費用について説明しましたが、本文中でも何度か紹介したように会社からなんらかの手当が期待できる場合があります。
主に単身赴任が必要な転勤の場合に期待できる一般的な手当としては、以下のようなものがあるでしょう。
- 単身赴任手当(家賃手当)
- 帰省手当
単身赴任が必要となったときに最も多く採用される手当が単身赴任手当でしょう。
これは、会社が役職などに応じて支給、または単身赴任であれば一律支給など様々な形で支給してくれる費用であり、一般的な企業であれば支給される手当でしょう。
企業によっては単身赴任とは別に決められた範囲の家賃を会社負担にするなどの家賃手当が受けられる会社もあるようです。
ちなみに、公務員の場合は単身赴任手当3万円に、転勤先と家族の住む家の距離に応じて支給額が加算されることが決まっています。
一般企業の場合は企業によって違ってきますが、平均的に45,000円前後という場合が多いようです。
また、家族に定期的に会うための帰省費用として帰省手当も支給される場合がありますが、家賃手当と同様に採用してない場合もありますので注意が必要です。
単身赴任中に妻への仕送り額はいくら?
単身赴任中は自身に生活費がかかると同様に、妻や子供を残してきた家庭にも生活費がかかります。
自宅の水道光熱費や家賃(住宅ローン)などの出費をクレジットカード払いにしている場合は、必要になるのは食費や子供に関する費用、雑費が主なものとなるでしょう。
例えば食費に4万円、子供の塾・習い事に1万5,000円、雑費として2万円かかるなら7万円~8万円を渡すといったところでしょうか。
なお、もともと家計の管理をしていたのが妻なのであれば、単身赴任に必要な分を渡してもらうという方が家計全体の節約につながるかもしれませんね。
単身赴任中の旦那が生活費をくれない場合
何らかの理由で旦那が生活費をくれなくなってしまったというケースがあります。
そのような場合に妻がとれる行動は次の3つです。
- 生活費を入れるように説得する
それでも入れない場合は、家庭裁判所に調停や審判をしてもらい強制的に支払ってもらう - 内容証明郵便で生活費を入れるように請求する
- 家庭裁判所に「婚姻費用分担調停の申立て」をし、旦那に生活費の支払いを命じてもらう
生活費を入れてくれなくて困ったら、家庭裁判所に相談に行きましょう。
単身赴任の生活はけっこう貧乏!
単身赴任というと、中には「気楽で楽しそう」といったイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、限られた収入の中で2つの生活を維持していくのですから、やはりそれほど気楽なものでもないようです。
実際に単身赴任を経験した人からは「生活はカツカツだった」という話を耳にしますし、自宅との生活費を合わせると赤字だったというケースも少なくありません。
そこで気になるのが、足りなくなった生活費をどうするか?ということです。
生活費が足りない時はどうする?
単身赴任中、生活費が足りなくなったときには、まず節約を考えなくてはなりません。
妻からレトルト品や乾麺、安売りで買った食材などを送ってもらい、外食をなるべくしないようにしましょう。
お酒やたばこをたしなむ人は、その量を減らすなど、できることでコツコツと節約することが大事になってきます。
最悪はカードローンを使う方法も
節約してもどうしてもお金が足りなくなってしまった場合は、カードローンの利用を検討してもいいでしょう。
銀行のカードローンは低金利で利用できますが、即日融資には対応していません。
一方、消費者金融のカードローンは金利が高くなりますが、即日融資に対応しているところもあります。
このように、急遽お金が足りないなど、緊急時にはカードローンで対応することも可能ですが、不用意にお金を借りすぎて夫婦仲を悪化させる恐れもあるので注意が必要です。
利用する場合は、最低限の金額だけを借りて早期完済を心がけましょう。
まとめ
転勤族の経済的なデメリットは引っ越し費用だけではありません。
転勤を重ねるうちにお金がなくなることを防ぐためには、転勤族として割り切った節約術や収入を増やす手段を見つける必要があります。