公務員なのに生活が苦しい!どうしたらいい?
公務員は収入が安定しており、高給取りだというイメージを持っている人もいるでしょう。
それにも関わらず、生活が苦しくて中にはこっそりとアルバイトをする公務員もいるようです。
公務員は本当に高給取りなのでしょうか。
今回は、公務員の収入の実態と、公務員の生活が苦しいときの解決策をまとめましたので紹介します。
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公務員は年収が低いの?
公務員はボーナスも出ますし、高給取りであるとイメージを持たれる傾向があります。
まずは、公務員は本当に収入が、高いのかどうかについて確認してみましょう。
国家公務員と地方公務員で違う
公務員の平均年収は、国家公務員も地方公務員も近年650万円前後で推移しています。
また、サラリーマンの平均年収は400万円程度といわれていますので、これだけを聞くと公務員は高給取りだと感じるでしょう。
ただし、公務員の収入は職種や階級によって、大きく異なりますのでひとくくりにはできません。
一般職と総合職の違いは?学歴は関係ある?
公務員の年収は、キャリア職といわれる高官の収入から、一般職の収入まで全てを平均したものです。
つまり、公務員は年収1,000万円の官僚もいれば、高校卒業後にすぐ就職した年収200万円も満たない新人公務員もいるのです。
このように、民間企業より年収が少ない公務員もいるということを覚えておきましょう。
残業代が出ない?勤務先と部署で格差とは
多少収入が少なくても、公務員は仕事が楽だから良いと思う人もいるでしょう。
ただし、それも勤務先や部署で異なります。
例えば同じ市役所でも、国民健康保険課や福祉課は人手が足りず激務といわれています。
また、選挙委員や税務課など、時期によっては休日がほとんどなく残業代も出ない部署もあるのです。
民間にはない手当てが充実している
ここまで話ししたように、公務員の全てが楽に高収入を得ているわけではありません。
ただし、公務員は最低限の収入はありますし、民間企業にはない各種手当ても充実しています。
それにも関わらず、なぜ公務員であるのに生活が苦しくなるのでしょうか。
その原因について見ていきましょう。
公務員なのに生活が苦しい原因は?
公務員は、みんなが高給取りとは限りませんが、最低限の安定した収入は保証されています。
それなのに公務員が生活に苦しくなる原因を、まとめましたので順番に確認しましょう。
結婚するときは給料が低い?
公務員の給与体系は、基本的に年功序列です。
つまり、国家1種などの試験を受かっていわゆる｢とび級｣で就職しなければ、基本的に下位のクラスから給与体系がスタートします。
言い換えれば年齢が30歳くらいまでは、民間サラリーマンより年収が低い公務員も多いのです。
さらに、若いうちに結婚をすると出費が重なりますので、公務員であろうが生活に困窮する可能性は十分に考えられます。
安易にローンを組みやすい
公務員が生活に苦しむ原因のひとつとして、ローンの組みやすさも考えられます。
公務員は、職業が公務員というだけで、銀行ローンが通りやすい傾向があるからです。
ローンがすぐ通るからといって高級車やし好品のために過度なキャッシングをすると、当然その返済で生活が苦しくなるでしょう。
生活がカツカツなのは若手のときだけ?
公務員の給与体系は、将来的に有利になるようになっています。
例えば共済年金は将来もらえる年金は厚生年金より多くなりますが、給料から天引きされる金額も多くなります。
また、公務員が利用できる貯蓄や、住宅の財形制度も将来のために天引きする制度です。
このような理由から、公務員といっても特に若手のうちはお金に困ることもあるでしょう。
同じ年代の同僚を意識してしまう
若いうちは同じ給料だったものの、年がたつにつれて役職に差が出てきて、収入に差が出てきてしまうものです。
そこで世間を気にする余り、給料の高い同僚の生活に負けじと、身の回りをよくしてしまうという人もいます。
特に近所に同僚がいる場合は、周りから比較されたくないという思いから、収入以上の出費をしてしまうなんてこともあるでしょう。
このようにして、生活が苦しくなってしまった人は、世間を気にせず自分自身の収入に見合った生活をするようにしてください。
退職金を頼りすぎてしまう?
公務員は無事定年まで迎えると、それ相応の退職金が入ってきます。
そのため、退職金で何とかなるだろうという思いで、借金を積み重ねてしまう人もいます。
しかし、月々の収入では、返済が厳しくなってしまっては本末転倒です。
ローンは給料の範囲で、生活に支障がない返済額になるようにすることが大事です。
月々の返済が、家計にどの程度影響があるのかをしっかりと考えてからローンを組みましょう。
安易に借入金額を増やすことは危険なのです。
生活が苦しい公務員必見!3つの解決策とは
ここまで話したように、公務員でもお金に困ることは十分に考えられます。
そこで、生活が少しでも楽になるように、解決策を3つにまとめましたので役立ててください。
年収が上がるまで我慢する
公務員は、将来的に生活が楽になるような収入形態です。
それは、給与体系は基本的に年功序列ですし、給料から天引きされるものの多くが将来のためのものだからです。
そこで、現状の生活が多少厳しくても、将来楽になるからと割り切ることも解決策のひとつでしょう。
共働きは収入額に注意しよう
生活が苦しい場合は、共働きも検討しなければなりません。
ただし、専業主婦(主夫)が働いて年収が108万円を超えると、配偶者の税金の扶養から外れますし、130万円を超えると社会保険の扶養から外れます。
この場合は何十万円も損する可能性もありますので、共働きをする場合は年収が108万円を超えない程度に抑えることをおすすめします。
また、その損失を穴埋めできる収入は160万円以上といわれていますので、たくさん稼ぎたいときはそれを目指しましょう。
ローンの見直しで家計を節約できる?
公務員は、自分が加入している共済組合から、お金を借りることができます。
これを共済貸付といいますが、銀行ローンに比べて金利が低いというメリットがあります。
例えば一般的な銀行カードローンやキャッシングの金利が10.0%以上であるのに対して、共済の普通貸付の金利は1.0%台ですので破格といえるでしょう。
生活が苦しい場合は民間ローンと共済貸付の組み換えを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
公務員でも生活が苦しくなる可能性は十分に考えられます。
それは、収入は安定しているものの、特に若いうちは使えるお金が少ないからです。
ただし、現状が苦しくても将来的には生活が安定するでしょうし安易なキャッシングをしないようにしましょう。
どうしてもお金が必要な場合は共済貸付を利用することをおすすめします。
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書（源泉徴収票等）が必要です。