日専連カードの引き落としが残高不足で実施できないと？

地域ごとでクレジットカード事業を運営する“日専連”。

日専連カードの料金は口座振替で支払いますが、残高不足で引き落としができないときはどうなるのでしょうか？

延滞金や滞納分の支払い方法、個人信用情報機関に延滞情報が登録されるのかなどについて徹底的にまとめました。

「クレジットカードの支払いが難しい」といった場合、カードローンを一時的に利用する人も多くいます。

5万円をカードローンの最大金利年18.0%で30日間借入した場合をシミュレーションすると、利息は750円未満です。また、無利息サービスを利用すれば一定期間利息0円なので、ちょっと借りてすぐに完済すれば無駄な出費も防げます（SMBCモビットは無利息サービスなし）。

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この記事は以下に該当する人におすすめです。

日専連カードの締め日や支払日

日専連カードの基本的な締め日は月末締め、支払い日は翌月もしくは翌々月の27日に設定されています。

これは誰が申込みをしても一律に決められている日付ですから「給料日と違うのでちょっと返済日を変えて欲しい」などはできません。

また支払い方法は、銀行引き落としや口座振込から選択できますが、基本的には銀行引き落としのみです。

口座振込は、引き落とし日に間に合わなかった場合や繰り上げ返済をするときのみに行います。

さて、先に「基本的な締め日は月末、支払い日は27日」と話しましたが、実は返済方法によって多少誤差が生じます。

それでは具体的に返済方法ごとに締め日や支払い日がいつなのかを見てみましょう。

1回払い・2回払い

支払い方法が1回払い・2回払いの場合、締め日・支払い日は基本通りの月末締め、翌月27日に支払う流れです。

クレジットであれば1回払い・2回払いまでは金利手数料無料ですが、キャッシングとなれば1回払いであっても金利（18.0%）は発生します。

クレジットとキャッシングを同月で行った場合には、合算して請求が入りますので、自分自身で「どの程度利用したのか」という点は把握しておくといいでしょう。

ボーナス払い

ボーナス払いであれば、1回もしくは2回から選択が可能ですので、例えば「夏のボーナスと冬のボーナスの2回払いで」という支払い方法もできます。

ただしJCB、VISA、DC加盟店での利用であれば、その支払い方法ができない場合もあるので事前に確認をしておくといいでしょう。

それでは夏のボーナス、冬のボーナスそれぞれの締め日と支払い月を見てみましょう。

取り扱い期間 支払い月
夏のボーナス 4月1日~5月31日 7月
冬のボーナス 9月1日~10月31日 12月

ボーナス払いができるカード利用期間が決まっていますので、ボーナス払いを検討するのならばこの期間に利用をしなくてはいけません。

また利用した月の翌月請求ではなく、7月もしくは12月に引き落としが発生します。

期間が開いてしまいますので、忘れないように請求金額分を口座に入れておきましょう。

分割払い

日専連カードでは分割払いも可能です。支払い回数は1回～60回までの間であれば自身で自由に設定できます。

いずれの回数であっても、締め日や請求月は基本と変わりません。

分割回数を多くすればその分、月の返済金額を抑えることはできますがその分、総返済金額が高くなってしまいますので、しっかりと検討して回数は決めていきましょう。

リボ払い

毎月同じ返済金額であるリボ払いも、締め日そして請求月は変わりません。

1回払い・2回払い、分割払いと同じく月末締めの翌月27日引き落としです。

ただリボ払いの場合は、利用時に「毎月いくら返済するのか」という返済コースを選択します。

利用途中でコースを変更することもできますが、利用限度額によって変更ができないこともあるので、手続き前に一度日専連に変更したい旨を相談するといいでしょう。

提携カードの締め日と支払日

2018年8月時点で、日専連クレジットカードを発行している日専連グループ企業は全14社あります。

日専連カードの引き落とし日は、カード発行会社によって、あるいは、カードに付帯するクレジットブランドによって異なります。

クレジットカードの会員規約を熟読し、引き落とし日を確認しておきましょう。

日専連旭川カード

日専連旭川カードの締め日・支払い日はクレジットなのかキャッシングなのかで変動します。
【クレジット】

【キャッシング】

「キャッシング機機能はつけていない」「ついているけれども使っていない」という人であれば、自身で設定した日付で請求が入るようになっています。

請求自体は20日前後に「お買い上げ計算書」が届きますので、記載されている金額を口座に入れておきましょう。

大手他社カードの締め日と支払日

日専連カードは先述したように、利用する支払い方法や提携カードによって支払い日が変動になりますが、その他のクレジットカードはどうなっているのでしょうか。

クレジットカード会社大手であるイオン、楽天、セゾンカードの締め日と支払い日がどのようになっているのかを下記で見てみましょう。

イオンカード

イオンカードでの締め日と支払い日は、キャッシング、クレジットともに毎月10日、翌月2日に支払いです。

もし2日が金融機関休業日であれば翌営業日に引き落としになります。

もしイオン銀行からの引き落とし設定をしているのであれば、再振替があるのも魅力です。

支払い忘れの際には本来の支払日（2日）から3日～5日以内に再引き落としが決行されます。

楽天カード

楽天カードでの締め日と支払いは、毎月月末締めの翌月27日に引き落としです。

もし27日が金融機関休業日であれば、イオンカード同様、翌営業日に引き落としになります。

もし支払い方法を一括からリボ払いに設定しなおしたい際には、締め日前20日までに手続きを完了させておきましょう。

セゾンカード

セゾンカードでの締め日、支払い日ですが、ショッピングなのかキャッシングなのかで異なってきます。

支払い日は利用した月の翌々月4日というのは同じですが、締め日が変わるのです。

ショッピングであれば毎月10日までに利用した店舗からセゾンに請求書が届いた分、キャッシングは、月末までの利用分が請求となります。

引き落とし日の前営業日までに入金しよう

通常、クレジットカードの引き落としは、金融機関の営業時間が始まると同時に自動で実施されます。

そのため、引き落とし日に入金すると、すでに口座振替を実施した後に入金することになってしまい、「残高不足で引き落とし不可」として処理されてしまうのです。

かならず引き落とし日の前営業日までに、請求額以上の金額を入金しておくようにしましょう。

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残高不足のときは再引き落としがある？

日専連カードでは、再引き落としを実施していません。

また、翌月の請求額と合算して引き落としてもらうこともできません。

所定の引き落とし日までに入金できなかったときは、口座振替以外の方法でクレジットカードの利用料金を支払うようにしましょう。

日専連の引き落としができなかったとき

日専連カードの引き落としができなかったときは、日専連から口座振替ができなかったことを知らせるハガキが届きます。

ハガキに記されている方法（コンビニ払込もしくは日専連が指定する口座に振込）で、納入期限までに支払いましょう。

日専連からのハガキを紛失したときは？

引き落とし日に口座振替ができなかったときは、かならず日専連から未払いを知らせるハガキが届きます。

しかし、郵便局の手違いや他の郵便物に紛れ込んでしまったなどの事情から、ハガキが受け取れないことや紛失してしまうこともあるでしょう。

ハガキが見当たらないときは一刻も早く日専連に電話で連絡し、未払い分の支払い方法について教えてもらいましょう。

◆日専連公式サイト：「カードラインナップ」

納入期限までに滞納分を支払わないと？

残高不足で支払い日に引き落としができないときは、コンビニ払込か日専連の口座への振込か、いずれかの方法で滞納分を支払わなくてはいけません。

納入期限までに支払わなかったときは、日専連から電話もしくは書面で「お支払いの案内」が届きます。

その際に新たな納入期限を伝えられますので、かならず期日内に滞納金を支払うようにしましょう。

日専連カードの遅延損害金

日専連カードの支払いに遅れると、支払い期限の翌日（引き落とし日の翌日）から滞納を完済した日までの日数分、以下の割合で遅延損害金が請求されます。

◆日専連公式サイト：「カード会員規約」

2回目の納入期限までに支払わないと？

2回目の納入期限も守らないときは、日専連から一方的にクレジットカード契約を解除されてしまうことがあります。

強制解約されるとクレジットカードが利用できなくなりますが、支払い義務は残りますので、利息は毎日増えていきます。

強制解約後はどうなる？

強制解約されても支払い義務は残りますので、日専連（もしくは日専連の委任を受けた債権回収業者）から頻繁に返済を請求されることになります。

元カード会員側が支払いの意思を示さないときは、裁判所の手続きを経て、給与や財産などの差し押さえが実施されることもあります。

差し押さえが実施されるとどうなる？

給与差し押さえが実施されると、勤務先にも借金を滞納していることが知られてしまうことになります。

また、口座凍結が実施されたときは、他のクレジットカードや公共料金などの引き落としもできなくなってしまい、未払いや延滞の被害が広がることもあります。

日専連カードが不払いのときの信用情報

日専連は、個人信用情報機関である“CIC”に加盟していますので、強制解約や滞納などが起こったときは、速やかにCICにトラブルの事実を登録します。

CICは、同じく個人信用情報機関である“全国銀行個人信用情報センター”や“日本信用情報機構”と情報を共有していますので、銀行ローンを利用するときや消費者金融のカードローンを利用するときにはトラブルの事実が発覚してしまい、審査に不利に働きます。

日専連カードの支払いに関するQ＆A

日専連カードの支払いに関する内容について話しをしてきましたが、「もう少しここが知りたい」などの疑問もあることでしょう。

そこで今回Q＆A方式で疑問と回答を述べたいと思います。

日専連カードの引き落とし日に注意しよう

クレジットカード会社によっては、再引き落としを何度も実施してくれることや便利な支払い制度が提供されていることもあります。

しかしながら、日専連カードでは再引き落としを実施しませんし、ハガキを紛失したときはカード会員自身で日専連に電話をかけ、入金先や支払い方法について尋ねなくてはなりません。

不便な思いをしなくても済むよう、かならず引き落とし日までに振替口座をチェックして、残高不足になっていないのか確認するようにしてください。

■日専連のカードでキャッシングする条件と注意点