借金する女の理由と特徴。育ちや環境は影響する？返済のコツは
「女性はお金に几帳面…」というのは、世間のおおよそのイメージだと思います。
しかし、実際にはそのイメージとは裏腹に、女性でも借金に苦しんでいる人は多いものです。
そこで今回は、女性が借金する理由やその背景について、いくつかの共通する特徴をご紹介したいと思います。
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記事の目次
女性が借金する理由TOP5
大阪府商工労働部が行った調査によれば、女性が借金をする理由のTOP5は以下の通りとなっています。
1位…物品購入
2位…生活費の補填
3位…旅行レジャー
4位…各種ローンの返済額充当
5位…子供の教育費
どれも、もっともらしい理由となっていますが、特徴としては「やむを得ない理由」というよりは、「自分の消費傾向による借金」が多いのが気になるところです。
◆大阪府公式サイト：「大阪府商工労働部 貸金市場に関する調査結果と今後の課題（案）」
女性が借金する理由は育ち？環境？
では、自己資金でやりくりする女性が多い中、なぜ一部の女性は借金をしてしまうのか？その理由についても見ていきたいと思います。
育ちは関係している？
一概には言えませんが、女性が今まで育ってきた環境にも、多少の原因はあるように思います。
例えば、子供の頃から贅沢をしてきた女性が、結婚して急に家計が苦しくなり、以前の贅沢が忘れられずに安易な借金を繰り返すケースなどは、その典型です。
また、その逆に子供の頃から貧困だった女性が、自分がお金を稼げるようになってからは、貧困に逆戻りする事を恐れ、生活が苦しくても借金でその場を凌いでしまう…と言う例もあります。
環境は？
育ってきた環境も影響しますが、「現在自分のまわりにどんな人が居るか？」という事も多少は影響してきます。
例えば、子供が居る女性などの場合、ママ友が全員裕福な家庭だったりすると、自分だけ惨めな思いをするのが嫌で、借金して見栄を張ろうとするケースもあります。
逆に、まわりが普通の家庭だったりすると、「とにかく自分だけ裕福に見られたい！」と言う一心から、自己資金もないのに高級品を買ったり、旅行に行って近所に自慢するなどの行動に出るパターンもあります。
女性が借金から抜け出せない心理とは
女性の中には、「借金を返しても、また借金を繰り返す」「借金が中々減らない」という人もたくさん居ます。
ではそんな女性にはどんな心理が働いているのか？いくつかのパターンをご紹介します。
なんとかなるという無計画さ
借金を繰り返す人の心理で共通しているのは、「非常に楽観的」という心理です。
楽観的と言えば聞こえがいいのですが、悪く言うと「無計画」と言う事です。
また借金を繰り返す女性は、現実逃避する癖もあります。
つまり、お金がない現実に目を向けずに、無計画に借金だけを繰り返し、「ただその日だけなんとかなればいい」「将来は又考えればいい」という気持ちで毎日を過ごしています。
借金を返済したという変な自信
せっかく借金を返済したのに、数年後にまた借金をしてしまう…という人も居ます。
そんな人に共通しているのは、「過去にあんな大変な借金を完済した。私ならいつでも借金は返せるパワーがある！」という変な自信がある点です。
一度大変な思いをして借金を返済した場合、二度と借金をしない…という気持ちに一度はなるのですが、その後生活に困る場面になると「また借金しても、返せるだろう」と言う変な自信が見え隠れし、又安易な借金を繰り返してしまいます。
借金から脱却する為の5つの法則
では、借金をしてしまっている女性が、借金生活から抜け出す為には、どのようなステップを踏めばいいのか？いくつかアドバイスしたいと思います。
法則①まずは現実に目を向ける
先ほどもお伝えしましたが、借金体質から抜け出せない女性は、現実から目を背けるという傾向があります。
酷い場合には、自分の借り入れ額も正確に把握していない場合があります。
こうなると借金から抜け出すどころか、どんどん債務は膨れ上がるばかりです。
したがって、借金から抜け出したい！と本当に思っているなら、まずは現実に目を向けて「借金の額」「完済までの道のり」「毎月最大でどれだけ返済が可能か？」と言う事をきちんと計算してみてください。
とにかく借金完済への第一歩は、「現実に目を向ける」という事が大切です。
法則②生活を見直す
現実を見直す一歩として、自分の生活設計を見直すと言う事も重要です。
家計の中身を見直して、以下の出費を抑える事も検討してみてください。
外食費、通信費、保険料、住居費、教育費、車にかかるお金など
特に外食費や通信費は、最もすばやく削減できる費用の一つです。
法則③誰かに相談する
借金返済のスピードを加速する為には、まわりのサポートも重要です。
自分ひとりで解決しようとすると、ついつい心も折れてしまいます。
もし結婚されているような人なら、配偶者に相談するようにして下さい。
たしかに「借金の事実は言えない」という気持ちはわかります。
でも勇気を振り絞って配偶者には是非相談してみて下さい。
ずっと隠し通して返済するよりは、打ち明けてみるほうが何らかの解決方法は見つかるはずです。
法則④収入を増やす
借金返済の為には、債務整理と言う方法もありますが、まずは自分が借りたお金ですから、自力で返済する事を最優先で考えてください。
そういう意味では、とにかく収入を増やすと言う事が大前提となります。
本業での給料は中々急に増やすのは難しいと思いますので、副業などで収入を増やす事を検討してみてください。
会社によっては副業を禁止しているところもありますが、そうも言っていられません。
どこかのアルバイトをする以外の方法であれば、自分で確定申告をすれば会社にバレずに副業をする方法はいくらでもあります。
法則⑤すぐに行動を起こす
最後の重要なポイントは、「あれこれ考えずに、すぐにアクションを起こす」と言う事です。
借金を中々返せない人は「いつまでもウジウジ考える」という特徴があります。
いつまでも考えていても、利息はどんどん膨れ上がるばかりです。
ですから、生活を見直したり収入を上げる必要がわかったら、すぐに行動を起こしてください。
そうやってアクションを起こしていくと、不思議と前向きな気持ちになれるものです。
借金の返済のコツ
気が付くといつの間にか多くになってしまっている借金。
返済の事を考えると憂鬱になってしまいますが、返済はしていかなくてはなりません。
ここでは、借金返済のコツをご紹介します。
売れるものはとにかく売ってしまう
男性に比べておしゃれにも気を使わなくてはならない女性ですので、美容関係の機械やグッズを手に入れている場合が多いですね。
まずは、これらの中で使わなくなった物をすべて売却することを考えていきましょう。
また、洋服などが多くある場合にも最低限必要なもの以外は、リサイクルショップなどに売却していきます。
美容関係の機械などは意外と高値で買い取ってもらえるものもありますし、洋服なども程度が良ければ高値で買い取ってもらえることがあります。
もし、リサイクルショップなどで売ることができない場合には、ネットのフリーマーケットやオークションサイトを使って売るようにしましょう。
リサイクルショップなどでは値がつけられないといわれたものでも、欲しいと思う人がいれば意外に高値で買い取ってくれます。
売ることでできたお金は、全て借金の繰り上げ返済にあてます。
繰り上げ返済を行うと、完済までに支払う金利を下げることができますし、完済を早めることができます。
大きな固定費を見直す
家賃や保険などの見直しをしていきます。
今住んでいる所より一駅遠くに行くとか、駅から少し遠くでもいいと考えると家賃を少しでも安くすることができます。
一駅違うだけで1万円も違う事だってあります。
保険に関しても不必要なオプションに加入していないか、必要以上の保障となっていないかなどを見直していきます。
また、女性の場合には美容関係やファッション関係のお金も固定費といえそうですね。
ですので、固定費を見直す際に、美容・ファッション関係の費用も見直してください。
身だしなみを整えることは必要ですが、毎月新しい洋服を買うとか、月に何度も美容院に行っているような場合には少し控えるようにしましょう。
貯金をしているなら先に借金返済
貯金をしていて、支払いが苦しいと感じる場合には、まずは借金の返済を先に済ませるようにします。
貯金することは大切ですが、金利が発生する借金を先に返済するほうが無駄なお金を使わなくてよくなります。
用意が必要なお金は存在しますので、最低限は用意しておく必要がありますが、今後必要かもしれないと貯金しているお金は、まずは借金を返済することに使ってください。
新しい借金はしない
借金の返済で苦しくなってくると、返済の為に新しい借金をしてしまいます。
その結果、借金の額が減ることがないもしくは少しずつ増えていってしまいます。
こうなってしまっては、借金の返済がどんどん難しくなってしまいます。
そのため、新しい借金は絶対にしないようにして、借金の総額を減らすことに注力していきます。
働くことができるなら働く
借金の返済の為に一番いい方法は収入を増やすことです。
収入を増やすために、働けるのであれば積極的に働くようにしましょう。
最初に思いつくのが水商売かもしれないですが、水商売の場合には夜の勤務になり体力的につらい場合がありますね。
普段の生活を壊さないためにも、在宅でもできる仕事を探すといいですよ。
例えば、電話での悩み相談を聞いてあげるバイトもありますし、チャットを使って会話をするものもあります。
例えばチャットレディなどは、報酬が高くて在宅で稼ぐことができます。
大手のDMMライブチャットなどでは時給が4000円以上というのも可能です。
その他にもクラウドソーシングで自分の得意分野の仕事を請け負って稼ぐ方法もあります。
自分のライフスタイルに合った副業を見つけるといいですね。
借金の理由
ここまでは、借金を返済するためのコツをご紹介してきました。
ここからは、そもそもなぜ借金ができてしまうのか、その理由をご紹介していきます。
借金を借金と認識できなくなる
借金をするときに、それが借金であるとの認識が薄いことが挙げられます。
具体的には、カードローンでは身近なATMからカードで借り入れができますので、銀行の口座から現金を出すのと変わりありません。
この手軽さが借金を増やしてしまうことになります。
また、クレジットカードを使うのは非常に便利で、支払いも後日になるので、いくら使っているのかが把握することが難しくなっています。
実際にお金を使うのではなく、サインをするだけですので借金をしているという感覚がないことになります。
これらの事から借金が膨れ上がっていきます。
収入の減額が引き金に
転職や配置換えが原因で、収入が減ることもあります。
また、結婚等で一度退職した後に復帰したり新しい会社に再就職をすることがありますが、それがきっかけで給料が減額されることもあります。
また、最近では能力主義によって出来高制での給料体系をとることで、成果が反映されにくい受付などの部署では実質給料が減額となる場合もあります。
これらの事で給料が減額となり、今までと同じように生活することで生活費が足りなくて借金をすることになっています。
友達の紹介やお誘いが原因
友人が行って気に入ったところとか、会員になって得をしたという情報を聞かされて、一緒に会員にならないかとか、一緒に行かないかとお誘いを受けます。
その他にも、友人を紹介するとサービス料が半額になるとか、ポイントが付くなどの特典を狙って誘ってくる友人も少なくありません。
これらのサービスを受ける事となってしまったり、お店に連れていかれたりして、結局勧誘にいやといえなく、入会金やサービス代金を支払うことになることもあります。
これがもとで、高価な入会金を支払うこととなってしまったり、生活費が圧迫されて借金をしてしまう結果となってしまいます。
贅沢して借金作る人はごくわずか
エステの施術をコースで申し込むと安くなる、もしくは高価なブランド品の割引があるのでという場合には、借金をしてしまうことが多いです。
ただし、これらのお金が必要で借金をする人は女性全体の中では、ごくわずかな人のようです。
借金を作らないために
借金を辛い思いをして完済した後に思うことは「もう絶対に借金は作らない」だと思います。
ここからは、借金を作らないための方法をご紹介していきます。
ちょっとした注意をするだけで、借金をしないで済むようになりますので、参考にしてみてください。
借金をしてしまう借り癖をなくす
借金をしてしまう人は、手持ちのお金がない時に簡単に借金をしてしまいます。
借金をして苦しんだ後でも、時間がたてば返すことができたから、これくらいなら返すことができると思ってしまうようです。
この「これくらいなら返せる」と思うことをやめて、自分の手元にある現金で何とかすることを考えるようにしましょう。
つまり「現金主義」です。
こうすることで、借金をする機会も減ってきます。
確かに、借金をしても手に入れたいものや勉強したいこともあります。
必要なものは仕方がないとしても、我慢することができるものは極力我慢して、お金をためてから行動するようにしましょう。
毎月の収支管理をしっかりと
毎月の収入と支出のバランスをしっかりと把握できるようにしておきましょう。
一番簡単なのは、家計簿をつけるのがいいですね。
収入がいくらあって、必ず出ていくお金がどのくらいあるのか、そしてあるほうがいいと思うお金はどのくらいなのかを管理しておきます。
それらができるようになれば、自由に使えるお金がどのくらいなのかがはっきりとしてきます。
その結果、収入が低すぎると判断した場合には、副業をするようにして収入を増やす努力をします。
もし、収入は問題ないけど出ていくお金が多いと感じた場合には、無駄な支出がないかを気をつけるようにします。
どんなに少額でも貯金をする
収入と支出のバランスをとるように、収入源を増やしたり節約ができるようになると、生活は安定して借金をする必要はなくなってきます。
でも、突然お金が必要になることもあります。
そうなった時に、手持ちのお金がないからと言って借金をしてしまうことだってあります。
こういう時の為に、使えるお金を貯金するようにしておきます。
できれば、毎月〇万円は貯金すると決めておいて、月末に残っているお金も貯金するようにしておくと良いですね。
なかなか難しいとは思いますが、毎月給料日直後に自動積立を行うと結構簡単に貯金を殖やすことができます。
貯めている金額が徐々に増えてくると貯金する楽しみも増えてきます。
楽しみながらお金を貯めることができればいいですね。
女性は、コツコツを続けることが男性に比べると得意な人が多いですよね。
借金の返済も、コツコツと返済を続ける努力をして完済するようにしたいですね。
どうしても借金が解決できない時は
最後に、どうしても借金が自力で返済できない…と言う場合の対処方法についても、いくつかご紹介します。
おまとめローン
複数の消費者金融カードローンなどを利用している場合は、とにかく借金の一本化を検討する事です。
その方法として、おまとめローンなどを利用する方法もあります。
ちなみに消費者金融でも、おまとめローンのサービスが提供されています。
筆者も数社の消費者金融からの借入を、おまとめローンで一本化し、完済した経験があります。
審査により金利があまり下がらないケースもあるかもしれませんが、支払日を一つにまとめる事ができるだけでも、きちんとした返済計画が立てられる為、おすすめです。
利息の高いローンから返済する
自力で借金を返済する場合の鉄則は、「利息が高いローンから返済する」と言う事です。
消費者金融や銀行カードローンの場合、約定返済額といって毎月の最少返済額は決められていますが、最悪利息だけ返済しておけば、延滞扱いにはなりません。
したがって、例えば金利18%のカードローンと、金利10%のカードローンを借りている場合、金利10%のカードローンは利息だけ返済しておき、金利18%のローンの返済額を増やし、完済までのスピードを上げるようにして下さい。
躊躇しないで弁護士に相談する
以上のステップを踏んでも中々完済の目処が立たないなら、躊躇せずに弁護士へ相談して下さい。
債務整理の方法はいくらでもありますし、そのデメリットも非常に些細なものです。
例えば任意整理などの方法で債務整理をする場合は、将来発生し得る利息を計算しなおして、毎月計画的に返済をする事も可能です。
もちろん債務整理をしたという履歴は残りますが、信用情報機関への履歴は5年で消えますし、何よりも毎月の返済額を減らす事が可能です。
まとめ
いかがでしたか？
今回は借金する女性の特徴や、その心理などについてお伝えしました。
借金する理由は人それぞれだと思いますし、借金そのものは悪いことではないと思います。
しかし、借金を軽く考えすぎると、予想以上に将来に大きなリスクを残す事にもなります。
現在借金がある人も、是非将来に向けて今の借金がプラスになるように、今回の記事が参考になれば嬉しいです。
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書（源泉徴収票等）が必要です。