フレッツ光などのインターネット料金滞納の停止から再開まで
インターネット料金を滞納すると、早ければ1ヶ月で利用停止になってしまいます。
滞納を放置すると、単にネットが利用できないだけでなく、強制解約や信用情報への影響など様々なデメリットがあるのです。
インターネット料金を滞納した場合の利用停止、強制解約までの流れや、滞納した場合の対処法などについて詳しく解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ
今回の記事は下記にような人におすすめの内容となっています。
- インターネット料金を滞納している人
- インターネットが突然使えなくなった人
- インターネット料金を滞納するとどうなるか知りたい人
記事の目次
インターネット料金を払い忘れたときは?
インターネット接続サービス会社から届いた納付書が、手紙の束にまぎれてしまい、つい、悪意なくインターネット代を支払い忘れることもありますよね。
すぐにインターネット会社から督促状が届けば、「あ、支払い忘れた!」と気付くことができるのですが、インターネットが止まってから督促状が届き、支払い忘れに気付くこともあるでしょう。
また、支払い期限が過ぎてから納付書が見つかって、「インターネット代を払っていない!」ということに気付くことがあります。
このように悪気なく、インターネット代を支払えなかったときは、どのような反応を示すことが最善策と言えるのでしょうか。
ネットが止まっていない→ネット業者に連絡
インターネットがまだ使えるときは、とにかく一刻も早くインターネット業者に電話で連絡しましょう。
そして、支払い方法を尋ね、最速でインターネット代を納めて下さい。
ただし、モバイルWi-FiサービスのWIMAXのように、再度納付書を郵送する場合は「郵便手数料」を後日請求されるところもありますので覚悟しておきましょう。
ネットが止まった→請求業務担当業者に連絡
すでにインターネット接続サービスが利用停止になっているときは、インターネット業者ではなく請求業務担当の業者に連絡しましょう。
その方が早くサービスを復旧してもらうことができます。
例えば、NTTのフレッツ光なら、インターネットサービスが止まる前はNTT東西に問い合わせます。
しかし、インターネットサービスが止まってしまった後はNTT東西の請求業務を担当する「NTTファイナンス」に問い合わせる方が対応が早いです。
NTT以外のインターネットサービスを利用している人は、それぞれのインターネット会社のサイトから「どこが請求業務を担当しているか」についての情報を入手し、連絡を取るようにしましょう。
尚、インターネット業者によっては、外部に再急業務を委託せずに、自社で処理を行っていることもあります。
滞納が信用情報に載る?
インターネット料金の滞納が信用情報に傷をつけることについてですが、支払方法によって違ってきます。
どのようなケースなら信用情報に記録が残るのか、確認していきましょう。
クレジットカード払いなら信用情報に
インターネット料金を口座振替やコンビニ払いで滞納している場合は、信用情報には関与しません。
信用情報は、借入れ(ローンなど)とその返済の情報を保有しているだけなので、口座振替やコンビニ払いの滞納は対象外なのです。
但し、これらをクレジットカード払いにしている場合は、話は別です。クレジットカードは借入れの一種だからです。
なお、滞納してもすぐに支払を済ませた場合、それが数日の遅れでも信用情報に登録されるかどうかは、カード会社のさじ加減と言われています。
滞納の常習者の場合は、数日の遅れでも登録されてしまう可能性が大です。
携帯電話端末料金を含む場合
実はクレジットカードを利用していなくても、滞納が信用情報に登録されてしまう場合があります。
それは各種ローンを滞納した場合です。特にインターネット料金と携帯電話(スマホ)料金をまとめている場合は、要注意です。
携帯電話(スマホ)は高額であるため、割賦で購入するのが一般的ですが、実質ゼロ円などと謳われるため、ローンの意識が薄いのです。
しかし月々の携帯電話の支払いの中に、端末購入時の割賦代金が入っている場合は、ローンを組んで端末代を払っていることになるのです。
そのため、仮に残高不足などで口座振替の滞納を起こしてしまった場合も、ローンを滞納したことになってしまうため、信用情報にも記録されます。
一般社団法人電気通信事業者協会に登録されるケース
口座振替の場合でも、不払いの情報は一般社団法人電気通信事業者協会に登録されてしまいます。
一般社団法人電気通信事業者協会は、利用料金を支払っていない人の情報を、携帯電話などの通信事業者同士で交換しいます。
そのことで、今後の申込審査で情報を活用することによって、料金不払いの再発防止を図っています。
共有されている情報は、氏名や生年月日、性別のほか、住所、契約解除前の携帯電話(PHS含む)、連絡先電話番号、不払いの状況です。
情報交換をしている事業者は以下の通りです。
情報交換事業者 |
---|
NTTドコモ、KDDI沖縄セルラー電話、ソフトバンク、UQコミュニケーションズ、ウィルコム沖縄、サジェスタム、ラネット、ヤマダ電機、ノジマ、日本通信、汐留モバイル、オプテージ、東日本旅客鉄道、ニフティ、トーンモバイル、UQモバイル沖縄、ビッグローブ、TOKAIコミュニケーションズ、アクセル、SORAシム、LinkLife、ドリーム・トレイン・インターネット、MEモバイル、メディエイター、ジェイコム東京、ジェイコムイースト、ジェイコム埼玉・東日本、ジェイコム千葉、ケーブルネット下関、ジェイコム九州、土浦ケーブルテレビ、ジェイコム湘南・神奈川、ジェイコムウエスト、ジェイコム札幌、横浜ケーブルビジョン、ジュピターテレコム、スマートモバイルコミュニケーションズ、ちゅピCOMひろしま、楽天モバイル、BTV |
※一般社団法人電気通信事業者協会の公式サイトを参考に著者作成
プロバイダ料金の滞納にも注意!
インターネット接続サービスとプロバイダサービスが一体になった「光コラボレーション」を利用している人は、インターネット代は支払ったけれどもプロバイダ代は支払っていないなどの状況にはなりません。
しかしながら、NTTのフレッツ光などのインターネット料金とプロバイダ料金を別個に支払うタイプの回線に契約していると、どちらか一方のサービスの支払いを忘れてしまうことがあります。
もちろん、インターネットを利用するためにはインターネット料金とプロバイダ料金の両方を払うことが必要です。
したがって、どちらか一方の料金を滞納するとインターネット自体が使えなくなってしまいます。
インターネット料金を支払った記憶が確実にあるのなら、プロバイダ業者に「料金を滞納していませんか?」と問い合わせて見て下さい。
滞納から停止・再開まで
毎月コンビニ払いにしている人は、他に出費があるとついそちらを優先し、そのうち支払そのものを忘れてしまうかもしれません。
この場合は、再度請求書が届いた段階で早急に支払えば、いきなりネット回線が停止するということはありません。
うっかり忘れの再発防止策として、口座振替やクレジットカード払いの申し込み手続きをするようにしましょう。
なお、事業者によって差はありますが、一般的には本来の支払期限から1ヶ月後には利用停止となってしまいます。
利用再開まで
ネット回線がストップしてしまったら、再開のためには滞納分の全額の支払いをする必要があります。
但し、支払いから利用再開までは数時間~数日のタイムラグが発生します。
特に土日を挟む場合や、コンビニ払いでは入金の確認に時間がかかるようです。
入金後、コールセンターに問い合わせをし、利用再開の目安を確認するようにしましょう。
なお、ネットにはルーターやモデムのアダプターを抜き差しすると復旧するという情報もありますが確実ではありません。
利用停止と強制解約
上では、一時的な利用停止について述べましたが、なおも滞納が続くと強制解約になります。
目安は本来の支払期限から約2ヶ月です。まとめると、流れは次のうようになります。
支払期限からの経過日数 (目安) | 措置 | 特徴 |
---|---|---|
1ヶ月 | 利用停止 | 滞納分の支払後復旧 |
2ヶ月 | 強制解約 | 全額払っても再開されない |
解約の場合は滞納分の支払を行っても、利用は再開されません。
また、既に解約された事業者で再契約することは基本的には難しいと考えましょう。
撤去や解約費用がかかる
強制解約に関しては、月々の料金だけでなく、次のような料金が加算される可能性があります。
- 回線撤去工事費用
- 定期契約の違約金
- 分割で支払っている初期工事費用
- オプションサービスの解約金(光電話・光テレビなど)
これらは、強制解約時に一括請求される可能性が高いため、請求額も大きくなります。
また、延滞金のことも考えておかなくてはなりません。
フレッツ光を例にとると、期限後の支払いは年利14.5%の延滞金が必要になってきます。
これは1日に換算すると0.04%ですので、早急に支払えばわずかな金額ですみます。
しかし滞納額や滞納期間によっては、負担に感じるようになるでしょう。
他社でも契約しづらくなる
通信事業者の業界では、携帯電話料金の不払いに関する情報を共有する仕組みが存在しています。
契約解除後に料金不払いである顧客情報を、事業者間で交換しているのです。
ちなみに強制解約に限らず、本人の申し出で解約した場合も、解約後不払いなら情報共有の対象となります。
支払いが行われていない状況では、他の通信業者での新規契約も難しくなります。
また、過去の不払い情報は5年保管されます。
インターネット代の支払い相場は?
ネット普及率80%超の現代日本において、民間サービスだけでなく、多くの行政サービスもネットに依存しています。
防災情報をTwitterで発信する自治体も多く、また被災者自らTwitterで救助要請をして助かったという例もあります。
つまりネットにつながっていない状態は不安だけでなく、不利益に繋がるといっても過言ではないでしょう。
支払い額
家庭に引くネット回線は、プロバイダー含めて月々5,000円前後です。
フレッツ光のようにプロバイダーとネットの料金を別で支払っている場合は、どちらかひとつを滞納しただけでも、停止となってしまいます。
さらに携帯電話料金(端末代金)や固定電話をまとめて払っている場合は、大手キャリアなら10000円を超えます。
月々の通信料金を負担に感じるのも無理はありません。
あまりメジャーな方法とは言えませんが、節約目的であればモバイルWi-Fiルーター(SIMフリー)と格安SIMを組み合わせて使うという手もあります。
モバイルWi-Fiルーターそのものは、購入時には初期費用が必要ですが、月々の固定費を抑えることにつながります。
ネット滞納で最悪裁判?
インターネットに接続するだけのシンプルなプランなら、1~2ヶ月の滞納額でも10000円前後ですから大した金額にはなりません。
しかし昨今は、スマホや携帯電話料金・ガスや電気などのセット割がありますので、これらをまとめる場合、一度の請求額が高額になる傾向にあります。
つまり2ヶ月滞納するだけで、滞納額が数万円に及ぶ可能性があるのです。
督促の流れ
一度目の支払期限を過ぎた段階で、すみやかに振り込み用紙を備えた請求書(あるいは督促状)で督促が行われます。
請求書では再設定された二回めの期限をまでに支払が出来なかった場合、利用停止になることとが明記されています。
なおも滞納した場合、これ以上の滞納額を増やさないよう、強制解約措置に移行します。
強制解約後は、多くの事業者で弁護士か、「債権回収会社」に回収業務を委託しています。
そのため(全ての通信会社というわけではありませんが)、解約後は法律事務所か債権回収会社から催促を受けることが考えられます。
債権回収会社とは
債権回収会社は、サービサーとも呼ばれ、法務大臣の許可を受けて営業しています。
聞きなれない業者名であるため、滞納者も初めて電話を受けた時に詐欺の一種ではないかと疑ってしまうこともあります。
実際、サービサーを名乗った詐欺も横行しているため、法務省の許可一覧で正規の業者かどうかを確かめましょう。
支払督促とは
度重なる催促に応じることなく、滞納状態が続くと、債権回収会社が原告となって、裁判所に訴えを起こすこともあります。
この場合、訴状もしくは支払督促のいずれかが、受取にサインが必要な内容証明で届きます。
いずれもこれまでの滞納の全額を一括請求するもので、支払えなければさらなる法的措置(財産の差し押さえ)に移ります。
支払督促と訴状の違い
訴状を受け取った場合、出頭する必要があるため気が重いかもしれません。しかし一括が無理でも分割払いで和解できる可能性があります。
このように訴状は裁判での和解(分割払い)の可能性を残しているのに対し、支払催促は裁判なしで差し押さえまで進むことを念頭においています。
しかし、支払督促を受け取った場合も、異議申立書を2週間以内に返送すれば、裁判に移行するため、和解の可能性が出てきます。
関連記事では、実際に支払督促を受け取った場合の対処法を解説しています。
フレッツ光の滞納から利用停止までの流れ
インターネット料金は基本的に定額で使うことになりますので、今月だけ利用料が多くなったので引き落とし金額が足りなかったということは少ないです。
他に使うものが多くなって、引き落とし金額が足りなくなったという場合がほとんどです。
家計においては、臨時出費が出るケースは日常的に考えられますので、このような場合に滞納しないように気を付けましょう。
では、フレッツ光を滞納してしまい、利用停止になるまでの間にはどのようなプロセスをふむのでしょうか。
その流れを紹介します。
①支払い督促
滞納をしてしまうと、最初にNTTファイナンスから督促状が届きます。
その内容は、支払いが滞納となっているのでいつまでに支払わないと回線を止めますという内容になっています。
突然回線が止まるようなことはありません。
この督促を無視していたり、確認していない場合には「突然」と思うことがあるかもしれないですが必ず督促状は届きます。
滞納になってからの対応は少し焦ってしまうことになりますので、できるだけ郵便物などはこまめにチェックするようにしましょう。
この督促が届いたからと言って、何かしらのデメリットがあるわけではありません。
支払う金額も一か月分であれば、多くはなっていないのでこの段階で支払いをしてしまうのが良いですね。
②約1ヶ月で回線停止
督促が届いて放置していると、指定された日時になると光回線が使えなくなります。
約一か月で回線が止まるわけですが、この段階で気付くことになる人も多くいます。
回線が使用不能となって、滞納が原因と思うときにはフレッツ光の料金の問い合わせ窓口に電話で確認をすると良いです。
NTT東日本とNTT西日本では問い合わせをするところが違っています。
それぞれの連絡先の確認は以下のページから行ってください。
◆NTT西日本公式サイト:「電話料金に関するお問い合わせ先」
問い合わせ先を調べていると「116」番がいいのかと思うかもしれませんが、116番は時間帯によってはつながりにくいことがあります。
電話の連絡だけで、時間がかかってしまって疲れてしまうのも避けたいことですので比較的つながりやすい番号に掛けると良いですよ。
問い合わせには、以下の情報が必要になりますので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
- お客様番号
- 名義人フルネーム
- 住所
- 電話番号
問い合わせを行うと、滞納があるのかどうかが分かります。
滞納があった場合には、支払い方法なども確認することをオススメします。
③3ヶ月で強制解除
滞納してサービスが停止状態になってからも支払いを行わないと滞納してから3ヶ月で強制解約となってしまいます。
強制解約になってしまうと信用情報に傷がつかないか気になる所ですよね。
銀行や消費者金融が参考にする信用情報への影響はないのですが、NTT内で支払いに気を付けないといけない人としての登録はされます。
つまり、NTTでのブラックリストに載るということですね。
これは、滞納している料金を支払えば解除されるようですが、何度も繰り返して強制解約になってしまうと、記録は消されなくなってしまいます。
つまり、滞納している利用料金を支払ったとしても、NTTのサービスを受けられなくなる可能性が高くなるということです。
④受任通知が届き法的手段も
強制解約になった後も、延滞金の支払いはしなければならないことに、変わりはありません。
これを無視して支払いをしないことが続けば、最悪の場合は法的手段を取られて少額訴訟をおこされてしまいます。
正規の支払いをしていないわけですので、この訴訟で支払い命令を受ける可能性が高く、支払い命令後には差し押さえなどの処置がとられることとなってしまいます。
こうなる前に、滞納料金はしっかりと払うようにしたほうが良いですよね。
インターネットの料金プランを把握しきれていなくて、滞納してしまうケースもあるようですが、インターネット料金分を大別しますと、回線使用料とプロバイダー料金の2つを支払っています。
たとえばOCNを利用している場合には、フレッツ光回線利用料とOCN双方の料金を支払っています。
そのことをあらかじめ想定しておかなければなりません。
インターネット回線復活のためにやること
滞納をして回線の停止となった場合は、仕事やプライベートでも困ってしまいますよね。
インターネットか使えないという環境は、思っている以上に不便なものです。
ここでは、滞納後の回線の復旧方法に関してご紹介します。
滞納が2ヶ月までなら電話で復旧
滞納があって強制解約になる前までの間であれば、フレッツ光の問い合わせ窓口に連絡をするだけで回線の復旧は可能です。
回線復旧をするために、滞納料金の支払いをいつまでに行うのかを約束することになります。
この約束の日までに滞納料金の支払いが行われないと、すぐにまた回線が止まることになります。
これ以降は、実際に滞納料金の支払いが行われない限り回線が復旧することはありません。
仕事やプライベートで影響を受ける時間を少なしするためにも、支払いは早急に行うのが良いですね。
強制解約ならまずは未納金を払う
滞納をして3ヶ月程で強制解約となりますが、強制解約になった場合に回線を復旧させるのは少し手間がかかります。
まずは滞納している料金と手数料などをすべて支払った後に、再契約の手続きを行わないと回線は復旧しません。
再契約の手続きは基本的に新規の申し込みと同じになります。
強制解約となった住所と利用人名義が同一であれば再契約の処置になるようです。
申し込みには時間も費用も掛かってしまいますので、できるだけ強制解約にならないようにしたいですね。
解約と再加入時の工事費に注意
最終通告を受けても、支払い意志がある場合には、サポートセンターとやり取りしながら、早めに支払いましょう。
コンビニ払い用の紙が届いている場合、延滞利息も含めて、お近くのコンビニで払うと良いでしょう。
その上で、再度滞納とならないために、契約内容などの見直しが大切です。
まずは、契約しているタイプを低額な利用料金で利用できるプランに変更できないかを検討することです。
フレッツ光の中でも、いくつか契約できるプランがありますので、確認してみてください。
また、滞納金の支払いは必ず行わなければならないですが、そのあと再契約する必要はありません。
したがって、この段階で自分に合った回線で安く使えるところを探すようにしましょう。
解約をして再加入する場合には、工事費がかかる可能性があります。
余分な実費が必要となり、いきなり金銭事情が苦しくなるケースも考えられますので、あらかじめ想定しておかなければなりません。
インターネット代が高すぎるときは?
インターネット代が高くて支払い続けることが難しいときは、他のインターネット業者への乗り換えを検討してみることができます。
光コラボレーションに乗り換える
NTTのフレッツ光とプロバイダサービスが一体となった「光コラボレーション」。
料金を1つにまとめますので、光回線料金とプロバイダ料金を別々に支払うよりも安いこともあります。
キャッシュバックキャンペーンを利用する
インターネット業者を乗り換えると、数万円単位のキャッシュバックを受けられることもあります。
ただし、キャッシュバック額だけに目がくらんで契約を交わしてしまうと、思わぬ損をしてしまうことがあります。
インターネット業者を選ぶ際には、次の3つの条件も満たしているかチェックするようにしてください。
- 現在のインターネット業者を解約する時に発生する解約金&違約金を全額負担してくれること
- 回線工事費用が発生しないこと、もしくは、回線工事費無料サービスがあること
- お住まいのエリアでサービスを提供していること
モバイルWi-Fi&格安SIMに契約する
インターネット代だけでなく通信費全体を安くしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
例えば、現在、自宅用のインターネットと三大キャリアのスマートフォンを利用しているのなら、どちらも解約して、通信量無制限のモバイルWi-Fiと格安SIMに乗り換えてみましょう。
通話サービスのある格安SIMならスマートフォンを今までと同じように利用できますし、外出先でもなるべくモバイルWi-Fiで接続するようにするなら、最小限のSIMカードで利用することができます。
ソフトバンクへ切り替え(光コラボ)
もしもソフトバンクユーザーなら、ソフトバンク光に切り替えると良いでしょう。
フレッツ光は、各プロバイダなどの事業者に回線を貸して、各プロバイダ独自サービスでフレッツ光回線を利用可能な光コラボというサービスを提供しています。
フレッツ光よりも料金が安い上、転用という手続きでカンタンに切替可能です。
フレッツ光の解約にはならないため、違約金もかからず、プラン変更のような感覚で、気軽に転用ができます。
料金もプロバイダからのまとめ請求なので、支払い管理がしやすいメリットもあります。
《フレッツ光とソフトバンク光の料金比較》
フレッツ光 (NTT東日本) | フレッツ光 (NTT西日本) | ソフトバンク光 | |||
---|---|---|---|---|---|
回線利用料 | プロバイダ料金 | 回線利用料 | プロバイダ料金 | プロバイダ料金込み | |
戸建て | 4,700円 | 500円~1,200円 | 4,300円 | 500円~1,200円 | 5,200円 |
マンション | 2,950円~3,950円 | 500円~950円 | 2,850円~3,950円 | 500円~950円 | 3,800円 |
auユーザーならauひかり料金プランへ
auユーアーの場合は、auひかりがおすすめです。
au光は戸建てが月額5,100円(ずっとギガ得1ギガプラン)で、マンションが月額3,800円(タイプV16契約以上)となっており、お手頃価格で高速インターネットの利用が可能です。
また、プロバイダをau one net、ビッグローブ、アサヒネット、ニフティー、DTI、ソネット、@TCOMから選択できるため、お好みのプロバイダーでネット利用が可能です。
携帯とセットの新プランに加入する
携帯とセットにすれば、お得にインターネットの利用が可能です。
たとえば、auスマートバリューの場合、インターネットと電話と、au携帯をセットにすることで、スマホ1台につき毎月最大2,000円割引となります。
ご利用の事業者に、携帯とのセット割がないか確認しておきましょう。
戸建て料金 | マンション料金 | セット割 | |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 5,200円 | 4,000円 | シェアパック割引 (2019年5月31日で新規申込み受付が終了) |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 | スマホセット割引 |
so-net光 | 3,980円 | 2,980円 | auスマートバリュー |
@nifty光 | 4,500円 | 3,400円 | auモバイルセット割 |
ビッグローブ光 | 4,980円 | 3,980円 | auスマートバリュー |
現在光回線の人だけでなく、ケーブルTVユーザーやADSLユーザーも、これらの情報はしっかり把握し、最もあなたに合った業者を選びましょう。
格安スマホとセットで安く契約
auスマートバリューやスマホセット割引もお得ですが、格安スマホもお得です。
格安スマホとセット契約をして、料金を安くする方法もあります。
格安SIMとは、ソフトバンクやドコモ、auなどの大手キャリアより各社数でスマホを利用可能な通信事業者で、お手持ちのスマホを大手キャリアから変えるだけで、月額料金を押さえることが可能です。
これだけでも既にお得ですが、光回線とのセット割で、さらにお得となります。
たとえば、U-mobileの場合、U-NEXT光とセット割が可能で、戸建が月額4,980円、マンションが月額3,910円で使えます。
mineoはeo光とセット割が可能で、通常月額5,400円の利用料金が、最大1年間2,953円(2年目以降は4,953円)ととてもお得です。
DMMモバイルは、DMM光とセット割が可能です。住居形態に関わらず月額500円割引となります。
IIJmioは、IIIJmioひかりとセット割が可能です。
こちらも、居住形態に関わらず、月額600円の割引となります。
楽天モバイルは、セット割がない代わりに、キャッシュバック特典があります。
楽天コミュニケーションズ光に新規申し込みで1万円、フレッツ光からの乗り換えで5,000円となります。
各事業者のキャンペーンは常に注目しておきましょう。
乗り換え時の注意点
高額ゆえにインターネット料金を滞納してしまうなら、料金プランの見直しから行ってみましょう。
通信料金を抑えるために、事業者を変えることを検討する際は、次の点にも注意しましょう。
- 乗り換え時にキャッシュバックがあるか
- 解約金や違約金を負担してくれるか
- 新規の回線工事費用は無料になるか
乗り換えは、キャッシュバックがあるとは言え、初期費用がある程度必要になります。
また、契約時に2年契約などの縛りにも注意しましょう。
ネット代を滞納していないのに使えない時
今月のインターネット代をきちんと支払ったはずなのに、インターネットが突然利用できなくなってしまうことがあります。
このようなときは、次の3つの原因が考えられます。
先月のネット代を滞納している
先月の支払いができていないまま今月の支払いを済ませてしまうと言うケースが往々にしてあります。
先月の納付書に気付かずに今月の納付書で支払ってしまったときや、口座残高不足で先月の引き落としができていないのに今月の引き落としはスムーズにできたとき等は要注意です。
毎月きちんと支払っているつもりでも、1ヶ月分の支払いをスキップしてしまうことがあるのです。
インターネット業者に連絡して、滞納分の支払い方法についての指示を仰ぎましょう。
クレジット料金を滞納している
この記事を読んでいる人の中には、インターネット代やプロバイダ代をクレジットカードで支払っている人もいますよね。
クレジットカードのポイントも溜まりますので、普通に口座振替にするよりはお得な支払い方だと言えますね。
しかしながら、クレジットカードの引き落としができないと、インターネット代やプロバイダ代、また、同じクレジットカードで引き落としをしている携帯電話代なども滞納してしまうことになるというデメリットもあります。
口座をチェックして、今月のクレジットカードの引き落としがきちんとできているか確認して下さい。
尚、クレジットカードを滞納したときのペナルティについては、次の記事で詳しく解説しています。
回線トラブル
料金の支払い忘れではなく、ただ単にインターネット側やプロバイダ側にトラブルが起こった可能性もあります。
電源を落としてから、ホームゲートウェイやルーターなどのコンセントを一度抜き、5分くらい待機してから再びつなげてみてください。
それでも状況が改善されないときは、インターネット接続サービス会社に連絡して見ましょう。
インターネット代は口座振替で
今や、電気や水道と同じ程度に生活に欠かせないサービスの1つと言えるのが、インターネットです。
支払いを滞納してしまって、インターネットが使えないようになると、ダメージも図り知れません。
納付書を使って納めるのではなく、口座振替で料金を納めるようにして、ついうっかり料金未払いになってしまうことを未然に防いでくださいね。
どうしてもお金がない時の対処法
インターネット料金を滞納していても、どうしても支払いをするためのお金が足りない時には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
そのような場合には、借金というのも一つの方法です。
上手に借金をすれば、今後の負担を軽減しながら、急場をしのぐことができるでしょう。
アコムの無利息サービス
消費者金融のアコムでは、30日間の無利息サービスを行っています。
通常アコムは、3.0%から18.0%の金利で、最大800万円までの利用が可能です。
しかし、初めてアコムを利用する場合に限り、30日間無利息ですので、余分な費用をかけずに借金ができます。
フレッツ光の利用料金を借りたとしても、30日以内の給料日に返済できれば、ロスなく対処ができるでしょう。
アコムと同様に、アイフルやプロミスも、30日間の無利息サービスを行っていますので、知っておくと良いでしょう。
ただし、他社借入が多い人や、他社の返済を延滞している人は審査に落ちる可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
インターネット料金ぐらい滞納しても問題ないと考えている人も多いかもしれません。
しかし、滞納を続けると最悪の場合、裁判にまで発展してしまいます。
たかがインターネット料金と考えずに、滞納している人はまずは契約している電話会社などに相談をして、給料日まで待ってもらえるかなどの交渉をしてみることをおすすめします。
どうしてもお金が用意できない場合はカードローンで借りるという方法もあります。
しかしカードローンも返済が遅れると同じようにリスクがあるため、借入をしたら必ず毎月期日に遅れないようにきちんと返済することが大切です。