覚えておきたい、定期券を買えない３つの理由とは？

今回は、定期券に関する話題です。

きちんと買えば、割引も受けられる便利な定期券ですが、一方で定期券のルールを覚えておかないと、いざという時に「定期が買えない」となる場合もあるようです。

そこで、今回は「定期券」に関するルールや、定期が買えなくなるいくつかのケースについて、お伝えしていきたいと思います。

「どうしても定期券を買うお金がない」という場合は、消費者金融カードローンの利用を検討しましょう。

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まずは定期券の種類を整理しよう

まず、定期券に関するルールをお伝えする前に、世の中にはどんな定期券があるのか？いくつかご紹介しておきたいと思います。

通学定期券

定期券の中で利用者数が多く、且つ割引率も高いのが、この「通学定期券」です。

この定期は3種類あり、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月定期が購入できます。

また、通学定期といっても、「大学生（高専・専門学校）用」「高校生用」「中学生用」「小学生用」の4種類があり、各々割引率も異なります。

例えば、大学生用の通学定期は、一般の定期と比較すると約30%引きの値段で定期を購入する事が出来ます。

ちなみに通学定期を購入する場合は、通学を証明する証明書を提出し、窓口で購入する必要があります。

通勤定期券

通勤定期券は、先ほどの通学定期のような証明書は必要ありません。

ただ、ただ、1ヶ月に利用する回数が極端に少ないと、切符や回数券を買うほうが安くなる場合もあります。

例えば、東京⇔横浜を往復した場合の電車賃は、940円となりますが、同区間の定期代は1ヶ月で13,900円となります。

したがって、1ヶ月の通勤が14日以下になる場合は、切符を買ったほうがお得という事になります。

障害者定期券

障害をお持ちの方や、その介護をする家族の方々は、障害者用の定期を利用できます。

JRでは、第1種障害者とその介護者（又は12歳未満の障害者とその介護者）については、一般の料金から50%割引された価格で定期を購入できます。

意外にある定期券を買えない理由

次に、定期券を購入する場合に気をつけたいルールについて、いくつかご紹介します。

各種証明書がない場合

定期券の種類によっては、各種証明書が必要になる場合があります。

例えば、先ほどご紹介した通学定期の場合は、学校から発行される「通学証明書」、もしくは「通学定期券購入兼用証明書」が必要となってきます。

尚、通学証明書は実際に学校に入学してからでないと発行されませんので、合格通知などを持参して事前に定期を購入しようとしても、購入できません。

また、高齢者用の定期券を購入する場合は、運転免許証など年齢が確認できる書類が必要ですし、身体障害者用定期を購入する時には、障害者手帳が必要となります。

通学定期で年度跨ぎになる場合

年度とは「4月～3月」までの事を指しますが、例えば2月に6ヶ月通学定期を購入する…などという、「年度跨ぎ」の定期券購入は出来ない事になっています。

何故なら、2月時点で学生だったとしても、3月末には卒業してしまい、社会人となってしまう…というケースがあるからです。

ただ、年度跨ぎの場合は年度を超えてから1ヶ月だけ猶予をもらえます。

つまり4月30日までなら年度跨ぎをしても定期券は購入できます。

したがって、もし年度跨ぎをしてしまうような場合は、1ヶ月定期などでつないだ後、新たに通学証明書を取得したうえで、改めて6ヶ月定期などを買う、ということになります。

通学定期は券売機で替えない？

上記でも触れた通り、通学定期を購入する為には、通学証明書が必要となりますので、一般の定期券のように券売機で買おうとしても、通学定期は購入できません。

鉄道会社のスタッフがいる窓口で、通学証明書をきちんと確認してもらわないと、通学定期は買えない仕組みになっています。

定期券をお得に買う裏技とは

では、以上でご紹介した定期券を1円でもお得に購入する方法はないのでしょうか？

いくつかのテクニックをご紹介していきましょう。

カードを駆使する

既にご存知の方も多いかと思いますが、定期券の購入には各種クレジットカードが使えますので、クレジットカードで還元されるポイントでお得に購入することも可能です。

また、通信系のチャージ式カード、例えば「auWALLETカード」などは、カード利用でポイントが還元されますし、じぶん銀行からのチャージでさらに現金ポイントが付与される場合もありますので、その他ブランドのチャージ式カードも、色々とチェックしてみてください。

（じぶん銀行からauWALLETの特典は、2017年12月現在終了しています）

長い期間の定期を買う

地下鉄やJRなどは、区間により定期券の値段が変わってきますので、同じ値段なら少しでも長い区間の定期券を買っておいたほうがお得です。

特に一つ先の駅に、普段通っているジムがあったり、習い事をしている場合などは、メインの乗降駅より少し先の同区間定期を買うことをおすすめします。

JRなら区間を分けて買う

この裏技はご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、JRの場合は「定期の分割購入」という方法で、定期券を安く買える場合があります。

例えば、大阪の天王寺から京都まで通う場合の例でご紹介したいと思います。

パターン①：天王寺から京都まで通常の定期で購入した場合＝24.310円/1ヶ月通勤定期

パターン②：天王寺から大阪・大阪から京都までの定期を分けた場合＝22,360円/1ヶ月通勤定期

なんと、以上の通り定期券を途中で分けるだけで、1ヶ月で1,950円も安くなる事がわかります。

これは、JRの場合利用者数が多い区間を「特定区間運賃」として安く設定している為で、その区間を「別」で購入することで、定期代を抑える事が可能なのです。

尚、分割で定期を購入できるかどうかは、JRのみで利用する場合や、途中で私鉄を利用する場合など、いくつかのケースで別れますので、詳しくは各鉄道会社の窓口で確認するようにして下さい。

公的支援も

児童扶養手当が支給されている一人親世帯の方には、通勤定期で使える公的支援があります。

例えば大阪市の場合は、「JR通勤定期乗車券割引制度」という制度を利用する事が可能で、JR通勤定期乗車券を3割引で購入することができます。

◆大阪市公式サイト：「JR通勤定期乗車券割引制度」

定期券で不正をしたらどうなる？

また、以上でご紹介した定期券を不正に使用した場合の罰則についても、お伝えしておきたいと思います。

たとえ悪気がなかったとしても、重罰になる場合もありますので、充分注意したいところです。

他人名義の定期券を使用した場合

例えば、軽い気持ちで「友達の定期を使って電車に乗る」と言う方法は、誰もが一度は考えた事があると思います。

しかし、そのような行為は「立派な不正行為」となります。

鉄道会社のほとんどは、そのような不正行為についてペナルティーを設定しており、通常は基本運賃に加え、2倍の運賃を課すというルールがあります。

したがって、もし不正をした場合は通常運賃の3倍以上のペナルティーが課せられる、という事になります。

期限切れの定期券を使用した場合

最近では、自動改札がほとんどですので、このような不正はまかり通らないかもしれませんが、田舎の駅などでは、まだまだ有人で定期券を確認するところもあるようです。

そのような自動改札ではないところで、有効期限を指などで見えないようにして、改札をすり抜ける行為も、もちろん立派な不正行為です。

さらに、これら悪質な行為が、明らかな故意と認められた場合には、「最初から鉄道会社を欺く目的で乗車した」と見なされて、詐欺罪が適用されるケースもあります。

お金がなくて定期券を買えない時は？

最後に、まとまったお金がなくて、定期券を買えない場合の対処方法についても、いくつかご紹介しておきたいと思います。

株主優待券

正規の値段よりも格安で定期券が買えるのが、株主優待券を使った購入方法です。

株主優待券は金券ショップなどで売られていますが、通常の定期代と比較しても、30%～40%引きで購入することが出来ます。

ただ、JRでは株主優待券の定期はありませんので、通常の値段で購入するしか方法はありません。

カードローン

「通勤定期を購入したいけど、会社からの交通費支給が1ヵ月後」と言う場合もよくあります。

そんな時には、30日間無利息でキャッシングが出来る、アコムやプロミスの「30日間無利息キャッシング」を利用するのがおすすめです。

このサービスは、各消費者金融とのカードローン契約が初めてで、かつ契約後は30日間一切利息がかからないサービスとなっていますので、会社からの交通費支給までの“つなぎ資金”として利用する事が可能です。

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親からお金を借りて購入する

定期券が買えない場合には、親からお金を借りて購入する方法があります。

もちろん、兄弟姉妹や友人知人などに借りても良いですが、頼む順番としては親が最初という人が多いようです。

ただし、親といえども借金なのですから、きっちりと返済する必要があります。

借りる時に、いつまでに返済するのか、ちゃんと約束してから借りましょう。

親にお金を借りる上手な頼み方

まとめ

以上、今回は定期券に関するいくつかの情報をお届けしましたが、参考になったでしょうか？

特に鉄道系の定期券は、お得に購入できる裏技が結構ありますので、是非色々チェックしてみると面白いかもしれません。

ただ、きちんとルールを理解したうえで正規の方法で定期券を利用しないと、犯罪になる可能性もありますので、そのあたりは充分注意したいところです。