親にお金を借りる上手な頼み方・言い方・言い訳【適した理由とは】
まとまったお金が必要だけれど自分では用意できないという時、金融機関でお金を借りる前に親にお金を借りたいとお願いしてみるのも選択肢の一つです。
しかし、親にどのように話せばお金を貸してもらえるのか、親をうまく説得する方法が分からないという人も多いのではないでしょうか。
今回は親にお金を借りる時の頼み方のコツや、親に借りると税金がかかるケースについて詳しく解説していきます。
親から10万円を借りるときの理由
親から10万円を借りたいときに理由が光熱費や水道代など、安く済むものだと怪しまれてしまいます。そこで10万円前後の費用がかかる理由をご紹介していきます。
学生の場合
卒業旅行に行きたい
高校や大学の卒業時には、記念に友達と卒業旅行に行きたい人も多いでしょう。
卒業旅行のためのお金であれば、親も比較的反対することなく出してもらえる可能性があります。海外旅行であれば10万円前後の費用が必要になる場合も多く納得してもらえるでしょう。具体的にプランを説明すると借りられる可能性が高まります。
社会人の場合
資格を取得したい
社会人になると、ステップアップのために資格を取得したい人も多いでしょう。
しかし、資格を取るために学校に通う場合や、教材を購入するためにはそれなりにまとまった費用がかかります。
例えば、自宅で通信講座を受講する場合、宅建の通信講座であれば10万円前後の教材費用がかかります。
親には、仕事で取得する必要があること、また取得しておけば将来的にステップアップできることなどを話せば「仕事で必要なら」と貸してもらえる可能性が高いです。
親にお金を借りたい時の「頼み方(言い方)」「言い訳」「理由」
ここでは親にお金を借りるときの頼み方のコツや、借りられる可能性の高い理由について解説していきます。
親にお金を借りる時に使われがちな理由や言い訳
親にお金を借りたい理由は人によって違います。
世間ではどのような理由でお金を借りているのか、親にお金を借りる時によく使われる理由や言い訳についてまとめましたので、参考にしてみてください。
学生の場合
アルバイトをしていない学生の場合、まとまったお金が必要な時には親にお金を出してもらうしかありません。
しかし、高額な金額のものが欲しいとなると親もすんなり出してくれないため、将来的に返済することを前提にお金を借りることも検討してみましょう。
学生が親にお金を借りる理由としてよく使われるのは、下記のようなものです。
ではそれぞれ詳しく確認していきましょう。
運転免許を取りたい
18歳以上になると車やバイクなどの免許を取得することができますが、免許を取るためにはかなりまとまった費用が必要になります。
平均的な普通自動車免許取得費用は、AT車で28万円前後、MT車の場合は30万円前後です。
このようにまとまったお金を用意する必要がありますが、運転免許は将来的に必要になることが多いため、親に話せば出してもらえる可能性が高いです。
どうしても欲しいものがある
欲しいものがあっても買えない場合、数千円のものなら親もすんなり出してくれる可能性がありますが、高額な商品であれば親が出してくれないことも多いです。
どのようなものが欲しいかにもよりますが、親に納得してもらうためには、なぜ今必要なのかを真剣に話すこと、また必ず返済するという意思を示すことが大切です。
就職後に毎月いくら返済するなど、具体的に返済計画を話して親を説得してみましょう。
社会人の場合
社会人にもなると、お金が必要だとしても親もすんなりと出してくれなくなります。
社会人が親にお金を借りる場合の理由には下記のようなものがあります。
では、詳細を確認していきましょう。
冠婚葬祭が重なって給料日まで持たない
社会人になると、結婚式や突然の不幸などで冠婚葬祭にかかわる機会が増えます。
時期によっては続けて友達の結婚式に呼ばれることもあり、まとまったお金を貯金していないと給料日まで持たないといったこともあり得ます。
どうしても冠婚葬祭のお金を用意できない場合、親に一時的に借りる人も多いようです。
冠婚葬祭のためならすんなり貸してもらえる可能性はありますが、いつまでに返済することを具体的に話しておくようにしましょう。
交通違反の罰金が払えない
車やバイクなどで交通違反をした場合、違反の内容によっては罰金を払う必要があります。
道路交通法違反時の罰金は、駐車違反などの軽いものであれば1万円以下ですみますが、飲酒運転は最大50万円と非常に高額なので、簡単に支払いができません。
罰金を払わないと懲役刑になるため、事情を親に話せばすぐにお金を貸してもらえる可能性は高いです。
ただし、子供を心配する親の気持ちを利用して、交通違反をしたと嘘をついてお金を借りるのは絶対にやめておきましょう。
借金をしてしまって返済に困っている
必要な費用が用意できない時に親にお金を貸して欲しいと話しづらく、カードローンなどでお金を借りる人も少なくありません。
しかし毎月のようにお金を借りるという生活を繰り返すと、そのうち借金が返済できないほどふくらんでしまうケースがあります。
借金に追われる生活は苦しいため、困っている子供のためにとお金を貸してくれる可能性が高いです。
ただし、借金に困って親を頼る場合は、その後は頼らなくても済むように、生活自体を立て直すことも考えるようにしましょう。
親にお金を借りたい時の頼み方のコツ
親にお金を借りたいなら、親に事情を話して納得してもらうしかありません。
しかし、頼み方によっては親の怒りを買う可能性もあります。
そこで、親に怒られずにお金を貸してもらうための頼み方のコツを確認していきましょう。
とにかく正直に話す
親にお金を借りることを話す時には「何のためにお金を借りたいのか」を正直に話すことが大切です。
嘘をついてまでお金を借りようとする人もいますが、嘘をついてお金を借りても罪悪感が残ります。
仮に嘘をついて借りようとしても、子供の態度を見れば本当かどうかがバレてしまうこともあります。
嘘がばれると、その後の親子関係にも影響があるでしょう。
また、相手が親だからと横柄な態度でお願いしても当然貸してはくれません。
お金を借りる以上は誠意のある態度で真剣に話をするようにしましょう。
必ず返済する意思を示す
親に話をする時には、お金を借りたい理由とあわせて、必ず返済するという態度を示すことも大切です。
「すぐ返すから」などといったあいまいな話ではなく、毎月いくらずつ何年かけて返済するという具体的な数字を提示すれば、返済する意思があることを親に伝えることができるでしょう。
言葉だけではなく、紙に書いたものを渡すとなおさら説得力が増します。
子供から現実味のある返済計画を聞けば、親も快く貸してくれるのではないでしょうか。
親の意見もゆっくり聞く
親と話をする時には、親からの意見にも耳を傾けましょう。
お金を貸して欲しいと子供から言われて、何も言わずにすんなり貸してくれる親は少ないのではないでしょうか。
親も決してお金を貸したくないから意見を言うのではなく、子供のことを思っているケースもあります。
親からの説教は聞きたくないという人もいるでしょうが、お金を貸してもらう以上は、親の意見も真剣に聞く姿勢を見せることが大切です。
無理そうな時は金額を下げてみる
親にお金を借りようとしても、金額によっては本当に親が出せない場合も考えられます。
特に借りるお金が高額になると、親が用意できない可能性が高くなってしまいます。
話し合いをするうちに、親がどうしてもお金を貸すことを渋っているようなら、お願いする金額を下げて交渉してみましょう。
小学生・中学生・高校生が親にお金を借りる上手な頼み方とは?
大学生や社会人が親にお金を借りる時には、親がすんなり貸してくれないことが増えますが、小学生、中学生や高校生となると、柔軟に話を聞いてくれる可能性があります。
小・中・高校生の場合は、お金を借りるというよりもお小遣いをもらう形になる人が多いかもしれません。
ただし、未成年だから当然もらえると考えるのではなく、大学生や社会人と同様に「お金をもらって何に使うのか」ということをしっかりと説明し、本当に必要だということを真剣に話をするようにしましょう。
嘘をついてお金をもらうことのないように、誠意のある態度でお願いすることが大切です。
以下のページでは、家族を説得する時の言い訳を年代ごとに紹介しているので、併せて確認してみてください。
親に話すと怒られる可能性があるお金の使い道
親にお金を借りて何に使う必要があるのかを話しても、借りたい理由によってはとても納得してもらえない場合があります。
親に怒られてしまうお金の使い道は下記のようなものです。
- ギャンブル代
- 飲み代
- 遊ぶためのお金
など
上記のように、ただの無駄遣いのために使いたいと話しても、親に逆に説教されてしまう可能性が高いです。
お金を借りたい時は、できるだけ前向きな資金が必要な時にお願いするようにしましょう。
その場限りの遊興費のために親にお金を借りるのは、やめておくことをおすすめします。
親子でも嘘をついて借りると詐欺罪に問われる?
親にお金を借りるために、すんなり貸してくれる理由を考えて、嘘をついてお金を借りる人も少なくありません。
友人や知人から嘘をついてお金を借りた場合は詐欺罪に問われることがありますが、親子間の場合はどうなるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
実は親子間の犯罪は親族相盗例(刑法251条、244条1項)が適用され、刑が免除される場合があります。
親子間で刑が免除されるのは、窃盗罪、不動産侵奪罪、詐欺罪、恐喝罪、横領罪などの犯罪の場合です。
そのため、嘘をついて親からお金を借りたとしても、詐欺罪などで罪に問われることはありません。
しかし、いくら罪に問われないからといって、親に嘘をついてまでお金を借りるのはやめておくことをおすすめします。
親から借りたお金に税金がかかる?贈与税の対象になるものとは?
親から借りたお金は、場合によっては贈与税の対象になることがあります。
贈与税の対象になるのはどのような時なのか、詳しく解説していきます。
贈与税の対象とされやすいケース
親から受け取ったお金が1年間に110万円を超えると贈与税がかかります。
しかし、お金を親から「もらった」のではなく「借りた」にもかかわらず贈与税がかかることがあります。
親から借りたお金が贈与税の対象になりやすいのは、下記のようなケースです。
1つずつ詳細を確認していきましょう。
契約書がない借金
親からお金を借りていても、親子間だからと口約束だけで契約書を作っていない人がいますが、契約書がない借金は「もらったもの」だと判断される可能性が高いです。
贈与税対策のために、親子間の借金であってもきちんと金額や返済期間などを記入した契約書を作成するようにしましょう。
詳しい契約書の作成方法は後半に紹介していますので、そちらもご参考ください。
親からお金を借りる時の借用書の作り方
利子がつかない借金
親からお金を借りる時に契約書を作成したとしても、無利子で借りると利子に相当する金額の利益を受けたものとして金利相当分が贈与税の対象になります。
高い金利をつける必要はないので、1%~2%程度で利息を設定して契約書を作成しましょう。
返済期限がない借金
親から借りたお金に利子がつかない場合に加えて、返済期限を設定していない場合も、返済する必要がないお金として贈与税の対象になります。
返済期限は親の平均余命年齢以内の年数を目安に設定しておくようにしましょう。
とても返済できない額の借金
親から借りる金額が大きすぎて子供が一生かけても返済できない金額だった場合、返済する意思がないものとして贈与税の対象になります。
親から借りる場合は、親の寿命までに確実に返済できる金額に設定しておくようにしましょう。
贈与税の対象とならない場合もある
親から受け取ったお金が年間110万円を超えても、贈与税の対象にならない場合もあります。
贈与税の対象にならないのは下記のような場合です。
1つずつ詳しく確認していきましょう。
親からの生活費や教育費
親から受け取ったお金の使い道が、生活費のためや学校で使うものや学習塾などの教育費だった場合は、贈与税の対象外となります。
生活費と認められるのは、例えば一人暮らしをしている子供への仕送りや部屋の賃料を払っている場合などです。
これらは年額で110万円を超えても贈与税の対象にはなりません。
ただし、親から生活費としてもらったお金を貯金や不動産の購入に充てると、贈与税の対象になってしまうので、注意が必要です。
住宅取得資金
親から住宅取得のためのお金を受け取った場合も贈与税の対象外となりますが、上限金額が決まっています。
贈与税の非課税限度額は下記の表の通りです。
契約締結日 | 省エネ等住宅 | 左記以外の住宅 |
---|---|---|
2019年4月1日~2020年3月31日まで | 3,000万円 | 2,500万円 |
2020年4月1日~2021年3月31日まで | 1,500万円 | 1,000万円 |
2021年4月1日~2021年12月31日まで | 1,200万円 | 700万円 |
契約締結日や住宅の種類によって限度額が変わるため、事前によく確認しておくようにしましょう。
また、こちらの非課税制度は2021年12月31日までとなっているので、住宅購入を検討している人は購入時期に気を付けてください。
結婚・子育て資金
親から結婚資金や子育て資金を受け取った場合、国の「結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」制度を利用することで、金額によっては贈与税がかかりません。
2021年3月31日まで利用できる制度となっています。
贈与税の対象外となる金額は、結婚資金が300万円まで、子育て資金は1,000万円までの上限金額となっています。
この制度を利用時する場合の注意点は下記のようなものです。
- 所得が1,000万円超の人は利用できない
- 利用者の年齢は20歳以上50歳未満であること
- 銀行などに専用口座を開設して親に入金してもらう必要がある
また、受け取ったお金が非課税になるかどうかは資金使途によっても変わります。
下記の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
費用項目 | 非課税になる資金使途 | 非課税にならない資金使途 |
---|---|---|
結婚費用 |
|
|
子育て費用 |
|
|
結婚費用としては、結婚式や披露宴には贈与税がかかりませんが、結納式費用や新婚旅行費用は非課税になりません。
この制度を利用する前に、上記の項目をよく確認しておくことをおすすめします。
親から借りたお金に贈与税がかからないようにする方法
親からお金を借りていても「返済する意志がない」「親からもらったお金」だと判断されないために、以下のような方法で対策をする必要があります。
どのような方法なのか、順番に確認していきましょう。
借用書を作る
親からお金を借りる場合であっても、口約束ではなくきちんと借用書を作成しましょう。
借用書には双方の署名と借りた日付や金額、返済期限などの項目が必ず必要です。
また、先にも解説しましたが、必ず利子をつけることも忘れてはなりません。
詳しい借用書の作成方法はこの後にも紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
年間110万円以内の金額だけ借りる
先にも解説していますが、贈与税は親から受け取ったお金が年間110万円を超える場合にかかります。
そのため、親から借りるお金を1年で110万円以内にしておくことで、返済せずに結果的にもらったとしても贈与税はかかりません。
だからといって、返済しないで放置していると親からの信頼がなくなってしまうため、借りたお金はきちんと返すようにしましょう。
親への返済は銀行振込にする
親からお金を借りたあと返済をする時には、必ず銀行振込で行うようにしましょう。
毎月必ず返済を続けていても、親に直接手渡しで払っていると記録がまったく残りません。
返済記録をつけるためにも、銀行振込で毎月返済をすることをおすすめします。
親からお金を借りる時の借用書の作り方
親からお金を借りた時に借用書を作成する場合、必要な項目が抜けていると借用書として成立しない場合があります。
せっかく借用書を作成しても、効果を発揮できなければ意味がないので、必要な内容を押さえて記載することが大切です。
ここでは、お金を借りる時に作成する借用書の書き方について紹介しておきますので、参考にしてみてください。
借用書に必要な項目
借用書または契約書を作成する時に必要な項目は下記の通りです。
「借用書」というタイトル | 借用書を作成した日 |
借りる金額 | 返済期日 |
返済方法 | 利息の取り決め |
金額を含めてお金を借りたこと、および受領した旨 | 貸主の住所と氏名 |
借主の住所と氏名 |
氏名の後には印鑑を押すのも忘れないようにしてください。
金額は漢数字で間隔を詰めて書く
借用書に書く金額は、漢数字で書くようにしましょう。
アラビア数字でも問題ありませんが、漢数字で書いておくと後日書きかえられるといったトラブルを避けることができます。
数字 | 漢数字 |
---|---|
1 | 壱 |
2 | 弐 |
3 | 参 |
4,5,6,7,8,9 | 四、五、六、七、八、九 |
10 | 壱拾 |
100 | 百 |
1,000 | 千 |
10,000 | 万、または萬 |
例) 25,000円借りた場合 | 金弐萬五千円也 |
金額は「金〇〇円也」というように、金額を「金」と「也」で挟んで書くようにしてください。
後で追加できないように、文字間隔はあけないように詰めて書くようにしましょう。
返済方法や返済日は明確にする
借用書には必ず返済日と、どのような方法で返済するのか返済方法を明確に書くようにしましょう。
返済方法については現金手渡しではなく、返済記録をつけるために銀行振込にしておくことをおすすめします。
なお、振込で返済する場合は銀行名と口座番号を記載しておくようにしましょう。
必要な収入印紙を貼る
借用書のように契約の成立を証明するために作成される文書には、印紙税法に基づいて収入印紙を貼る義務があります
ただし、1万円未満のお金を借りるなら印紙は不要です。
収入印紙の額は下記の表を参考にしてください。
記載された契約金額 | 印紙税額 |
---|---|
1万円未満 | 非課税 |
1万円以上10万円以下 | 200円 |
10万円超え50万円以下 | 400円 |
50万円超え100万円以下 | 1,000円 |
100万円超え500万円以下 | 2,000円 |
500万円超え1,000万円以下 | 10,000円 |
収入印紙を貼った後は、割印を押しておくことも忘れないようにしましょう。
どうしても親が貸してくれなかったら?他にお金を借りる方法
親に頼んでもどうしてもお金を貸してくれない場合は、他の方法で調達するしかありません。
ここでは、金融機関でお金を借りる方法についていくつか紹介しておきますので、参考にしてみてください。
カードローンで借りる
できるだけ早くお金が必要な場合には、カードローンで借りるという方法がおすすめです。
カードローンが利用できるのは銀行や消費者金融、信販会社などです。
カードローンは住宅ローンや自動車ローンなどとは違って資金使途が自由な反面、金利がかなり高めに設定されています。
そのため、できるだけ少額の借入時に利用するようにしましょう。
また銀行は金利が低めですが即日融資ができないため、今日明日で緊急的にお金が必要なのであれば、消費者金融に申し込みをすることをおすすめします。
おすすめの銀行カードローンと消費者金融を下記の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
金融機関 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
プロミス | 年4.5%~17.8% | 500万円 |
アコム | 年3.0%~18.0% | 800万円 |
楽天銀行スーパーローン | 年1.9%~14.5% | 800万円 |
イオン銀行カードローン | 年3.8%~13.8% | 800万円 |
目的ローンやフリーローンで借りる
借りる目的が明確に決まっているのであれば、目的ローンを利用するという方法もおすすめです。
目的ローンは、金融機関で決められた資金使途にしか利用できませんが、金利がかなり低めに設定されています。
目的ローンに使える資金使途の種類は、金融機関によって取り扱いが違います。
例えば、イオン銀行の目的型ローンでは、下記のようなメニューが用意されています。
ローンの種類 | 資金使途 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|---|
自動車ローン | 自動車購入、車検、修理、パーツ購入など | 年3.8%~8.8% | 10万円~700万円 |
教育ローン | 受験、入学金、進学、留学など | ||
住宅ローン利用者限定アシストローン | 家具、家電製品の購入費用 | ||
リフォームローン | 部屋の増築、バリアフリーなど | ||
輝く女性のサポートローン | 語学、ビジネススクール、自分へのご褒美など | ||
ペットローン | ペット購入、トリミングなど | ||
サブカルローン | コレクションの購入、維持など | ||
デンタルローン | インプラント、矯正、ホワイトニングなど | ||
自転車ローン | 電動アシスト自転車購入、ロードバイク購入など |
かなり幅広い資金使途が選べるので、自分にあった目的ローンを選択しやすいです。
また、目的ローンよりも金利は高くなりますが、銀行のフリーローンを利用するという方法もあります。
フリーローンは資金使途が自由なことが多く、カードローンより金利が低い傾向にあるため、目的ローンでは選べないものに利用する場合におすすめです。
目的ローンもフリーローンも、一度借入をしたあとに追加借入ができないというデメリットがありますが、できるだけ金利を抑えたいという人は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
親からお金を借りる時には、嘘をつかずに正直に話すことが大切です。
「親だから」といい加減な態度で話をしても、親には納得してもらえません。
運転免許代や資格取得代など正当な理由があれば、正直に伝えてお金を貸してもらうことは難しくありません。
また、親からもらったお金が年間で110万円を超えると贈与税の対象になることがあります。
親からはもらったのではなく「借りた」ということを証明するために、親でも借用書を作ること、利息をつけること、返済期限をつけることなど、贈与税だと疑われないように対処するようにしましょう。
どうしてもお金が借りられない時は、金融機関から借りることも悪くはありませんが、利息の支払いが必要なので、できる限り少額の借入にとどめるようにしてください。
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