お金が原因の夫婦喧嘩を回避するには【生活費足りないと嫁に言われる方へ】
「お金がなくても愛さえあれば幸せに暮らせる」というのは妄想です。
実際には、お金がないことは幸せなことではありませんし、精神的にも余裕がなくなり、ちょっとしたことで言い争うようになります。
お金がないと夫婦関係が悪くなるという現実、そして、お金がなくても夫婦円満に仲良く暮らす方法があるのかについて探っていきましょう。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- 生活費のことでよく奥さんと揉める人
- 良好な夫婦関係を構築したいと考えている人
記事の目次
お金でもめる夫婦は多い
お金でもめる夫婦は非常に多いです。
「アイリサーチ」が25歳~34歳の既婚の男女400名に行った「夫婦喧嘩の実態」についての調査によると、夫婦喧嘩の原因として5位にランキングしています。
その他にも、インターネットの様々なランキングサイトを確認しても、お金が原因で夫婦喧嘩をするということは上位に入っています。
「お金の余裕は心の余裕」とも言われます。
お金がないと、必要なものが買えない、食べたいものが食べられないなど、満足いく生活ができないため、心も貧しくなってしまう人が多いのでしょう。
そのため、心に余裕がなくなり、些細なことで夫婦喧嘩を繰り返してしまうようになるのです。
あれもこれも喧嘩の原因はお金!
夫婦関係にひびが入る原因はたくさんありますが、その原因のほとんどが上述したように、「お金」に関係していると言っても言い過ぎではありません。
たとえば、世の旦那が不満に思う「小遣いの少なさ」もお金の問題です。
家事を手伝わない夫が多いことが問題になるのも、「お金のために結婚後も働く女性が増えている」ことが根底にあるでしょう。
少額の生活費しか渡さない夫や自分の稼ぎについて固く口を閉ざす妻など、多くの夫婦が何らかのお金の問題を抱えているのです。
夫も妻も充分に使えるお金があれば、夫婦の揉め事の大半は解消します。
週末ごとに夫がパチンコに行っても特に気にならなくなりますし、妻が見る度に新しいハイブランドのバッグや靴を身に着けていても、気にならなくなります。
次の記事もぜひご覧になって下さい。
夫婦の揉め事は感覚の違いから生まれる
お金の揉め事は、大抵、夫婦二人の感覚の違いから起こります。
どのような「違い」が、揉め事につながりやすいのでしょうか。
金銭感覚の違い
すでにお伝えしている通り、お金に関する問題は夫婦喧嘩の原因の上位に入ってきます。
そのため、金銭感覚の違いも揉め事の原因になりやすいです。
たとえば、夫が毎週金曜日に「華金」と称して飲みに行って、毎回5,000円程度を支払ってくるとしましょう。
これを夫が「必要経費」だととらえているのに対して、妻が「使いすぎ・無駄な出費」だととらえていれば、揉め事につながってしまうのは当然のことですよね。
「ぜいたく」のラインをどのあたりに引くのかや、自分の趣味にどれくらいお金をかけていいと考えているのかなど、金銭感覚の違いにはさまざまな要素が含まれています。
将来に対する考えかたの違い
子供は何人ほしいか、今後のライフプランをどうしていくかなど、将来に対する考えかたが違う場合も、揉め事につながりやすいです。
将来をどのように考えているかによって、必要になるであろう貯金額も変わってきますから、広義で言えばこれもお金に関する問題なのかもしれません。
話し合いによってお互い納得したり譲歩したりできることもあると思いますので、一度時間を設けてじっくり話し合ってみるのもいいでしょう。
わだかまりを早めに解消しておくことによって、ギスギスした夫婦生活を送らずに済みますからね。
価値観の違い
「価値観」という言葉には、非常にさまざまな概念や意味が内包されるため、価値観がまったく同じ夫婦というのはそうそういないでしょう。
夫婦間で揉め事になりそうな価値観の違いとしては、「親と同居するべきかどうか」「子供を塾に通わせるべきかどうか」「持ち家を持つべきかどうか」などが挙げられるでしょうか。
これに関しては、これまで育ってきた環境などが大きく影響するため、どちらか一方が話し合いで折れることなどは難しいと思いますが、例として挙げた内容はいずれも人生において重大な問題ばかりです。
解決方法や対処方法は各夫婦で異なると思いますが、価値観が違うことに対してお互い見て見ぬ振りをしてしまうことのないようにしてくださいね。
妻が「お金が足りない」という時の不満の本質
悩み相談系の掲示板に「月に10万円を生活費として渡しているのに、いつも嫁にお金が足りないと文句を言われる。これって、嫁に問題がありますよね?」というような愚痴を書きこむ夫は少なくありません。
インターネットを検索するだけで、このような不平不満を持つ夫の書き込みは数えきれないくらい見つかることからも、世の中には文句を言う妻とそれに対して不満を持つ夫が多いのだなあということに気付かされます。
ただ、このような書き込みをする夫は、どこに妻の不満の本質があるのかが分かっていません。
生活費を渡される妻の不満の本質は、次の3つに分類できます。
家計の全体像が見えないことに対する不満
毎月定額を渡されて「これでやりくりをして」と言われても、妻の立場としては釈然としません。
たとえば毎月渡されるのは10万円で、その中から光熱費や携帯代などをやりくりして、家族に必要なモノや妻自身に必要なモノを何とか工面しているとしましょう。
それなのに夫が残りの数十万円を自由に使っているのなら、情けなくて悲しくて「お金が足りない!」と文句の1つや2つ出るのも当然です。
ですが、渡される金額が10万円でも、残りのお金の使途が分かっているなら妻は不平を持ちにくくなります。
たとえば残りの20万円で、夫が住宅ローン10万円と学資保険2万円、生命保険3万円、通信費3万円を払っているとしましょう。
そして残りの2万円だけを、夫自身の小遣いにしていることを妻が理解しているなら、「お金が足りない!」とは夫に言いづらいですよね?
なお、食費すら払わない夫への対応方法については、次の記事で詳しく解説しています。
細かくダメ出しされることに対する不満
妻自身が、自分が書いた家計簿を見て、「ここはもっと削れるかなあ?」「今月は食費が多すぎたなあ」と反省をするのは良いことです。
しかし、夫が妻の記した家計簿を見て、「これは本当に必要な出費?」「無駄遣いが多すぎない?」とダメ出しをするなら、妻は精神的にも追い詰められてしまいますよね。
また、妻が何か新しいもの、家具や洋服、靴などを買う度に、「これって無駄遣いだよね?」なんて夫が言うことも、妻の心の中に不満が蓄積する理由の1つになるでしょう。
妻に対して「お金に対する不満が多い」と言う前に、夫自身がお金に対する不満を言っていないか、自問自答してみて下さい。
モノの値段や相場を夫が理解していないことに対する不満
ダメ出しする夫にも腹が立ちますが、ダメ出しが的外れな夫に対してはもっと腹が立ちます。
たとえばスマートフォンを月々3,000円ほどで利用できると思っていたり、育ち盛りの子どもが2人もいるのに食費が月30,000円以下で収まると、本気で思っていたりする夫もいますよね?
現実的な金銭感覚が乏しいにも関わらず、「お前は分かっていない。無駄な支出が多すぎる!」なんて上から目線で言おうものなら、妻の不満は爆発してしまうでしょう。
お金のことで喧嘩するのを避ける5つのコツ
お金がない夫婦が楽天的過ぎるのは、老後貧困を招く可能性がありますので、決してオススメできる状態ではありません。
ですが、現実に対するしっかりとした認識を持ちつつ、円満な夫婦関係を築くことも可能です。
お金がなくても、楽観的になりすぎずに良好な夫婦関係を保つ5つの方法を紹介します。
①お金の話題をタブー視しない
お金の話を避けている夫婦も少なくありません。
特に、夫が生活費として収入の一部を専業主婦の妻に渡す家庭や、夫婦が共働きでお互いの収入を公開していない家庭では、お金の話を故意に避ける傾向があります。
しかしながら、お金の話を避けていると、何十年も経ってからお互いに貯金がないことが判明したり、隠し財産や隠し家庭の存在が明るみになったりと、将来的に大きな問題を生みだす可能性があるのです。
お金の話題をタブー視せず、お金のことも生活のことも何でも話し合える土壌を作っておきましょう。
お金の話をタブー視していると、お金に対する価値観の違いから離婚問題に発展することもありますよ。
②共通の目標を立てる
やみくもに節約すると、心に余裕は生まれません。
「子供の教育費」や「住宅ローンの頭金」などの具体的な目標と具体的な金額を定めて、その共通の目標に向かって倹約を重ねていくようにしましょう。
ただし、教育費や住宅費についての価値観が夫婦で異なるときは、よく話し合って調整することが必要です。
子どもにどのような教育を受けさせたいのか、住宅はどのように考えているのか、納得できるまで話し合って下さい。
次の記事でも教育費と住宅ローンについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
③1~3ヶ月に1度は家計管理の見直しを行う
夫婦二人で話し合って貯蓄額を決めたとしても、毎月予定通りに貯蓄できるわけではありません。
子どもが新しいお稽古ごとを始めたり、医療費や交際費などの臨時出費が続いたりして、予算内に支出が収められないこともあるでしょう。
家計簿をつけて家計を可視化し、1~3ヶ月に1度は見直し作業を行います。
夫婦で話し合った上で、切り詰められるところは切り詰め、お金が足りないところは予算を上方修正してください。
④ポジティブな表現に言い換える
どんなに話し合っても旦那が節約に協力してくれなかったり、家計管理に不平不満ばかり言ったりするときは、喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
喧嘩してしまうと家計協力どころではなくなってしまいますので、どんなに腹が立つことがあっても、なるべくポジティブな表現を使ってお互いに傷つけないように注意するようにしてください。
たとえば「あなたの実家に帰るには飛行機代だけでも家族で10万円かかるでしょ?それなのに実家に帰らないといけないの!?」と喧嘩腰に話すのはやめましょう。
その代わりに、「飛行機代がかかるから今月から月に3万円ずつ引き締めようね!おばあちゃんに早く会いたいね!」など、節約を嬉しいものとして捉えて表現するようにしましょう。
⑤一緒に買い物に行く
夫の金銭感覚が乏しい場合は、スーパーへの食料品の買い出しやディスカウントショップへの日用品の買い出しを一緒に行くのも、効果的です。
一緒に買い物に行って食料品や日用品の実際の値段を知ってもらうことで、「家計をもっと切り詰められるだろう」というような、夫の無茶な要望もなくなるでしょう。
「妻が食費をあれだけで抑えてくれていたのはなんて大変なことなんだ」と思ってくれて、夫婦間の関係が改善されるような効果も期待できるかもしれませんよ。
買い物を機に夫が家事に興味を持ってくれて、自分のできる範囲で手伝いをしてくれるようになったりすると、よりベターですね。
さらに良好な夫婦関係を築く5つのコツ
お金が原因で夫婦喧嘩をしてしまう場合、以下の対処方法を試してみてください。
きっと今よりも喧嘩の回数を減らすことができるはずです。
①お互いに感謝を述べる
夫婦が仲良く暮らしていく上で、お互いに感謝を述べることは非常に重要なポイントです。
「お仕事いつも頑張ってくれてありがとう」「家がいつもキレイだね」「夕食が楽しみすぎて、つい、早く帰ろうと思ってしまうよ」など、素直な感情を伝えるようにしましょう。
仕事にしろ家事にしろ、相手は家庭のために一生懸命働いてくれているのです。
そんな相手を慮っていれば、感謝の言葉ぐらいスッと出てきて当然ですね。
②コミュニケーションを欠かさない
コミュニケーションを欠かさないことも重要です。
コミュニケーションが少ないと、相手のことが理解できずにお互いの意識のズレが生まれやすくなります。
それが原因で喧嘩がエスカレートすることがあるため、普段からできる限りコミュニケーションをとるようにしてください。
③こちらの意見を相手に押し付けない
話し合いをする時は、「こちらの意見を相手に押し付けない」ことも大切です。
夫婦とはいえ、もとは生まれも育ちも違う他人ですので、お互いの価値観も大きく異なる場合があります。
それなのに自分の意見を相手に押し付けようとすると、反発をくらい喧嘩の原因になってしまうケースが多いです。
そうしたことから、強引にこちらの意見を押し付けるのでなく、まずは相手の意見も聞き、折り合えるポイントを探したり、時には自分が譲ったりすることが大切になってきます。
④他者に相談する
自分や夫婦間ではどうにもできない場合は、「他者に相談する」という手もあります。
他者であれば別の視点を持っているため、なんらかの解決策が見つかるかもしれません。
そのため、友人や兄弟、両親、知人などに相談してみましょう。
⑤普段から不満を溜め込まない
普段から不満を溜め込まないことも、非常に重要です。
とくに女性の場合、我慢に我慢を重ねて、ふとしたきっかけで爆発してしまうという傾向が強いです。
そうなってしまうと、喧嘩がエスカレートして、離婚にまで発展するケースも珍しくありません。
不満を溜め込まないようにするための解決策は、「悩みを聞いてもらう」ことが一番です。
このため、普段から夫婦間で話し合ったり、他人に相談したりして、ガス抜きをしておきましょう。
夫が家計管理をしている夫婦が喧嘩を避ける3つのコツ
本当にお金が足りなくて、妻が「お金が足りない」と夫に文句を言うこともあります。
しかし、それ以上にお金以外のこと、つまり、家計の全体像が見えないことや夫のダメ出しが多いこと、的外れな意見が多いことに対する不満がある可能性が高いのです。
妻の不満を取り除き、妻に「お金が足りない」と言わせないためにも、ぜひ次の3つの方法を実践してみて下さい。
なお、本気で家計が厳しく、妻の「お金が足りない」という言葉が字義どおりなら、次の記事をぜひご覧になって下さい。
①すべての収入と収支を公開する
妻に渡す生活費だけでなく、夫が管理するお金や年収についての情報も妻に公開して下さい。
現状では、夫であるあなただけが家計を把握して、妻は家計の一部(生活費として渡されるお金)しか把握していません。
このような不公平な状態が妻の不満を生んでいるということに気付いて下さい!
なお、妻を金銭的に抑えつけて身勝手に浪費をしている夫は、妻から捨てられてしまう可能性があります。
次の記事も是非ご覧になって下さい。
②妻の意見を取り入れて家計管理を行う
妻に渡す生活費は、妻と相談して決めた金額ですか?
また、夫であるあなたが管理しているお金の項目は、妻と相談して決めたものですか?
どちらの質問にもNOという答えが出るのなら、夫が家計を独裁していると言えます。
今すぐ妻と話し合い、妻の意見も取り入れて家計管理を行うようにしてください。
③「嫁」という概念を捨てる
「嫁」と言う言葉は、妻を家庭に縛りつける言葉です。
そのような言葉を使う夫は、家計を切り盛りして育児と家事を一人で引き受ける存在として、妻を認識していると言えるのではないでしょうか?
しかも、「お金が足りないときは、妻が自主的に外に働きに出て家計を補填すれば良い」といった夫の身勝手な気持ちも、「嫁」という言葉に見え隠れしますよね?
夫自身がこのような言葉を無神経に使う限り、妻はお金に対しても夫に対しても不満を持ち続けてしまいます。
今すぐ家庭に縛りつけられた女性を意味する「嫁」という言葉を捨て、人生を歩むパートナーを意味する「妻」という言葉を使うようにしてください!
お金でもめた時のNGワード
どのような対処をしたとしても、夫婦喧嘩を完全に無くすことは難しいです。
そのため、喧嘩をしてしまうこともあるかと思いますが、その時に旦那さんに言ってはいけない言葉というものがあります。
それは以下のような言葉です。
- 安月給のくせに
- 甲斐性なし
- 周りよりも給料が低い
- 給料がぜんぜん上がらない
- 努力をしていない
- アンタみたいのと結婚しなければ良かった
このような言葉を発してしまうと、旦那さんのプライドを深く傷つけることになり、夫婦間に大きな亀裂が入りかねないです。
そのため、口が裂けても上記のような言葉で責め立てないようにしてください。
お金がないのに喧嘩しない夫婦は危険!
夫婦喧嘩を一切しない夫婦は、周囲から見ればまさに理想の夫婦のように思われるでしょう。
しかし、お金がないにも関わらず夫婦喧嘩をしないのは、理想的どころかむしろ危険な兆候ですらあるのです。
夫婦喧嘩しなくなるのは離婚のサイン?
意外に思うかもれ知れませんが、お金のことで夫婦ケンカしている内はまだマシと言えます。
その理由は、お金のことで喧嘩をするのは「これから先も一緒に暮らしていくつもり」であるからです。
旦那さんに「なんとかしてほしい」という思いがあるため、不安や不満が貯まり、文句を言って喧嘩をするのです。
これが離婚するつもりであれば、将来のことなんてどうでも良いため、旦那さんの収入で揉めることもなくなります。
このため、まだ喧嘩をしているうちはマシな状況であると言えるんですね。
これがお互いに無関心になってしまい喧嘩もなくなったら、非常に危険なサインです。
そうなってからでは手遅れな場合もありますので、その前に手を打っておきたいところです。
お金がないのに危機感がなく喧嘩しない夫婦は将来が危険
お金が充分にあるために揉め事が少ない夫婦は良いのですが、お金がないにも関わらず揉め事が少ない夫婦は、ある意味、危険をはらんでいると言えます。
もちろん、夫婦が「お金がないから、もっと切り詰められるように頑張っていこう」と同じ方向を向いているのなら問題はありません。
ただ、夫婦共に「きっと何とかなるでしょ~」と根拠なく楽観的に構えているのなら、老後貧困に突入していく可能性が大なのです。
夫婦仲良く暮らすことは大切ですが、仲良く暮らすことと同じくらいに、家計についてしっかりと現状把握することも大切だと言えるのです。
生活費が赤字の家庭は、次の記事を参考に夫婦仲良く家計改革を実施して下さい。
お金で揉める夫婦のQ&A
では最後に、お金で揉める夫婦についてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。
①主人がギャンブルにハマって以来、お金のことで喧嘩ばかり。どうすればいいの?
A.旦那さんが現実をきちんと認識してくれないなら離婚も考えましょう
ギャンブルにハマってそちらにお金をつぎ込んでしまえば、家計がピンチになるのは自明の理です。
旦那さんの頭の中には、「今やめたら負けたまま終わってしまうけど、続ければいつか取り返せるんだ」なんて考えがあるのかもしれませんが、それは典型的なギャンブル依存症の人の考えかたです。
旦那がギャンブルにお金をつぎ込んでいるせいで、どれぐらい家計がピンチになっているかを正直に伝えて、ギャンブルをやめてもらうように訴えましょう。
それでも旦那が現実を直視できずに(もしくは直視したがらずに)、ギャンブルを続けるようなのであれば、自分自身の幸せのために離婚を考えたほうがいいかもしれません。
②お金のことでいつも夫婦喧嘩しているなら子供は作らないほうがいい?
A.親同士が喧嘩しているのは子供の教育上あまりよろしくありません
子供は親を見て育ちますから、その親同士が家庭内でしょっちゅう喧嘩しているというのは、子供の育成・教育上好ましくありません。
子供がいない状態でもお金のことで夫婦喧嘩をしているのであれば、子供ができてより一層お金が必要になったら、さらにその頻度が増すであろうことは想像に難くないですね。
ただ、子供ができることでお互いにもっと頑張らないと!と思うようになり、夫婦喧嘩が減ったという夫婦もいます。
子供を作ることで自分たちがどう変わりそうか(もしくは変わらなさそうか)を考えたうえで、子供を作るかどうかを決めるといいのではないでしょうか。
③共働きなのに家事をしない夫…結婚生活を続けるのが嫌になってきたらどうする?
A.一度すべてを放り出して夫に任せるくらいの荒療治が必要かもしれません
男性は得てして、家事の重要性やしんどさを軽視しがちです。
そのため、夫が家事を一切手伝ってくれないのであれば、一度すべてを放り出して夫に任せてみましょう。
夫も自分で家事をやってみることで、今までどれだけ大変なことを相手に任せっきりにしていたかを、理解してくれるはずです。
家事の大変さを知ることで、家事を分担してくれるようになるかもしれませんし、あなたに対する態度も変わるかもしれませんよ。
④小遣い制が嫌で仕方がないが、喧嘩せずに妻に納得してもらう方法は?
A.収入を増やして自分が使えるお金を増やすしかないでしょう
奥さんも、あなたに嫌がらせをするために小遣い制を敷いているのではなく、家計をなんとかやりくりしていくために、そのような形になっているはずです。
そのような状況で自分のわがままだけを押し通そうとするのは、自分勝手以外の何物でもありません。
収入を増やして家計に余裕ができるようになれば、あなたが自由に使えるお金も増えるはずですから、今よりも頑張って収入を増やすのがもっとも手っ取り早い方法だと思いますよ。
⑤家賃や食費で毎月カツカツ。夫からもっとお金をもらう方法は?
A.家計簿を夫に見せて現状を把握してもらいましょう
「家庭にお金を入れている!」と豪語する男性は、得てして自分が奥さんに渡している金額は十分な金額だと考えがちです。
しかし実際のところは、なんとかギリギリやっていけるぐらいのカツカツの金額…というケースは枚挙に暇がありません。
そこで、一度家計簿を夫に見せてみて、今もらっている金額ではカツカツだということを客観的に理解してもらいましょう。
そうすれば、あなたが文句を言っていると思われることなく、より多くのお金をもらえるようになるでしょう。
お金がない生活はイヤ!収入を増やそう
お金がないと夫婦関係は悪くなり、毎日、お金に対する悩みだけでなく夫婦関係の悩みも抱えていかなくてはならなくなります。
記事中で紹介した5つの方法などを生活に取り入れることで、お金がなくても良好な夫婦関係を築くことはできますが、現実問題としてすべての方法を実践することは容易なことではありません。
やはり、「お金がない生活」から脱皮することが、お金に対する悩みをなくし、夫婦関係を円満に保つ根本的な解決策だと言えるでしょう。
お金がない生活から脱出するために、節約して家計の無駄をなくすのは当然ですが、副業等で収入を増やすことも検討してみて下さい。