FP飯村久美のマネーセンスアップ講座【2020年2月】
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの飯村久美です。
先日、出先でマスクを買おうとしたら、スーパーも薬局も、駅ナカのコンビニも品切れで驚きました。新型コロナウィルスの脅威でマスクの需要が高まっているのですね。
あらためてマスクの偉大さを実感しました。
さて、マスクは風邪の予防にも一躍かいますが、もし風邪などひいてしまった時はなるべく医療費を安くすませたいもの。
今回は医療費を安く抑えるコツをお伝えいたします。
記事の目次
1 診察や薬の処方は割り増し料金の時間帯がある
次のいずれかの時間に診察や薬の処方をされると割増料金がかかるのを ご存知ですか?
平日の朝6:00~8:00、夕方18:00~22:00のうち診療時間内
土曜の朝6:00~8:00、午後12:00~22:00のうち診療時間内
休日、深夜のうち診療時間内
例えば、薬をもらうのに土曜日の13時に行くと通常の料金より割増料金が発生する場合も!できれば上記以外の時間に受診したり処方薬を受け取ったりしましょう。
2 薬を処方してもらう時はジェネリック医薬品をお願いしてみる
薬を処方してもらうとき、お医者さんに「ジェネリック医薬品」を希望すると薬代が約30~50%安くなります。
ジェネリック医薬品とは、後発にでた医薬品のこと。先に出た医薬品と同じ成分で同等の効果があると厚生労働省から認められた医薬品です。開発にお金がかからないため、リーズナブルというわけです。
健康保険組合から「ジェネリック医薬品希望シール」をもらえれば、健康保険証に貼るのもよいですね。
3 薬局に処方箋を出す時は、お薬手帳を持参する
処方せんを薬局に出し薬を受け取ると、「お薬手帳」が交付されます。次回以降はお薬手帳を持っていくと会計で40円安くなります。
お得になるだけでなく、薬の履歴が一目瞭然でわかるので、他の薬剤師にも飲み合わせが把握できて一石二鳥。忘れずに持参しましょう。
最近は、お薬手帳のアプリもあります。スマホにダウンロードしておけば忘れることなく携帯できますよ。
4 大病院に行く時は、診療所で紹介状をもらってから
紹介状なしで400床以上あるような大病院で診てもらうと、医療費とは別に初診は5000円(歯科は3000円)、再診は2500円(歯科は1500円)負担することになります。これは病院と診療所の機能を分けるために設けられています。
できれば、大きな病院にかかる前は、診療所または200床未満の病院で紹介状をもらってから行くとよいでしょう。
5 入院する時は、なるべく月をまたがない
健康保険では、どんなに医療費がかかっても1か月間の自己負担額に上限があり、それ以上の負担をしなくて済むありがたい制度(高額療養費)があります。
1か月間は、月初から月末までを計算するので、入院をする際はなるべく月をまたがない方が自己負担は少なくて済みますよ。
例)同じ人が同じ治療内容で入院した場合でも、いつ入院したかによって、以下のように差が出ます。
2月15日~3月14日の入院=約15万円の医療費
2月1日~2月29日の入院=約8万円の医療費
いかがでしたでしょうか。
健康でいられることが一番の医療費の節約ですが、やむなく病院にかかった際は上記のようなことを工夫してみてくださいね。
インフルエンザや新型ウィルスに負けず、元気にお過ごしください!
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。