お金に困ったときは「お金がない馬」

FP飯村久美のマネーセンスアップ講座【2月】

こんにちは!ファイナンシャルプランナーの飯村久美です。

インフルエンザや風邪が大流行しています。皆さんは病院に行く時、なにか心がけていることはありますか?

実は少し工夫をすることで家計にやさしい医療費になるんですよ。今回は「医療費を減らすコツを紹介いたします。

(1)お薬手帳アプリをダウンロードする

処方せんを薬局に出し薬を受け取ると、「お薬手帳が交付されます。次回以降はお薬手帳を持っていくと会計で40円安くなります。

お得になるだけでなく、薬の履歴が一目瞭然でわかるので、他の薬剤師にも飲み合わせが把握できて一石二鳥。忘れずに持参しましょう。

ただお薬手帳はどうしても持っていくのを忘れがち。そんな時におススメなのがスマートフォンのお薬手帳のアプリ。スマホにダウンロードしておけば、忘れることなく携帯できます。

(2)休日・深夜診察はなるべく控える

次のいずれかの時間に診察すると割り増し料金がかかります。

■平日の朝6:00~8:00、夕方18:00~22:00のうち診療時間内
■土曜の朝6:00~8:00、午後12:00~22:00のうち診療時間内

休日、深夜のうち診療時間内

例えば、薬をもらうのに、土曜日の13時に行くと通常の料金より割増料金が発生する場合もあります。できれば上記以外の時間に受診をしたり、処方薬を受け取ったりしましょう。

(3)大病院は、診療所で紹介状をもらってから行く

紹介状なしで400床以上あるような大病院で診てもらうと、医療費とは別に初診は5000円(歯科は3000円)、再診は2500円(歯科は1500円)負担することになります。

これは病院と診療所の機能を分けるために設けられています。診療所の紹介状があると、この初診料が節約できます。

ですので、大きな病院にかかる前は、診療所または200床未満の病院で紹介状をもらってから行くとよいでしょう。

(4)薬を処方してもらう時は、ジェネリック医薬品を希望する

薬を処方してもらうとき、お医者さんに「ジェネリック医薬品」を希望すると薬代が約30~50%安くなります。

ジェネリック医薬品とは、後発にでた医薬品のこと。先に出た医薬品と同じ成分で同等の効果があると厚生労働省から認められた医薬品です。開発にお金がかからないため、リーズナブルというわけです。

健康保険組合から「ジェネリック医薬品希望シール」をもらえれば、健康保険証に貼るのもよいですね。

(5)入院する時は、なるべく月末までに退院する

健康保険では、どんなに医療費がかかっても1か月間の自己負担額に上限があり、それ以上の負担をしなくてすむありがたい制度があります。(高額療養費といいます)

1か月間というのは、月初から月末までを計算するので、入院をする際は、なるべく月をまたがない方が自己負担が少なくてすみます。

例)同じ人が同じ治療内容で入院した場合でも、いつ入院したかによって以下のように差が出ます。

■11月15日~12月14日の入院=約15万円の医療費
■11月1日~11月30日の入院=約8万円の医療費

以上、いかがでしたでしょうか。

健康でいられることが一番の医療費の節約ですが、やむなく病院にかかった際は、上記のようなことを工夫してみてください。

そして、病院でかかった医療費や薬局で支払った薬代の領収書は必ずとっておきましょう。医療費が多くかかった翌年は、確定申告の「医療費控除」で税金を取り戻すことができますよ。

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