【無償でお金を貸してくれる人】ネットで誰かお金を下さいor貸してと言ってみたらどうなる?
「自分のために募金してくれる人はいないかな?」なんて、誰しも考えたことがあるのではないでしょうか。
世の中には、お金が余っている人もいるのだから、お金をくれる人もいるはず。利息なしのある時払いで、お金を貸してもらえないだろうか?お金に困ったときにはこんな気持ちになってしまいます。
では、本当にただでお金をくれる人、お金を貸してくれる人っているのでしょうか?
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容です。
- インターネットでお金を借りようと思っている人
- インターネットでお金を借りることを不安に思っている人
目次
誰かが無償でお金を支援してくれるって本当?
困ったときにお金を集める方法として、思い浮かぶのは募金ですよね。
でも、お金に困ったから募金してくださいといってもお金は集まらないでしょう。そもそも、そんな目的で街頭に立つのも厳しいですよね。でも、インターネットならどうでしょう?
「個人間融資掲示板」というものをご存じでしょうか?お金を借りたい・貸したい個人同士がやり取りできる専用の掲示板として、インターネットを検索するといくつもヒットします。
借りたい掲示板と貸したい掲示板があり、どちらも安全・安心をうたい文句にしています。
「お金ください」掲示板
「借りたい」掲示板は、お金に困っている人がどれだけ困っているのか、いくら必要なのかなどを書き込めるようになっています。
書き込みした人にメールが送れるようになっているので、お金を貸したい(あげたい)人からメールが来るのを待つというシステムです。
いくつか掲示板をのぞいてみると、多くの書き込みであふれています。「これだけ書き込む人がいるということは、本当に助けてくれる人がいるかもしれない」と思いたくなるような書き込み量です。
「お金あげます」掲示板
一方、「お金あげます(貸します)」掲示板には、書き込み数がそれほど多くありません。ですが、「数万円から数十万円まで支援します」といった内容が書き込まれています。
また、「自分もかつては助けてもらった」「困っているあなたの力になりたい」など、一見親身になって相談を聞いてくれそうな印象の書き込みばかりです。
ツイッターの「#お金ください」
最近は、SNSを利用してお金の貸し借りを行うような手法も多数見られます。その中でも代表的なのが、Twitterのハッシュタグを利用した「#お金ください」というツイートです。
どのような形で用いられているのか、具体例を見てみましょう。
10万円貸してくれる方いませんか?
即日できる方お願いします。
#お金ください #お金貸してください#困ってます— wei (@wei50024492) 2018年11月27日
誰かほんとお金振り込んでくれませんか、、20万ほど、、家賃滞納と携帯も止まってるしガスも止まってて冷水シャワー、、生活困難。。貯金ゼロ。。
#お金欲しい #お金ください #お金貸してください
— なちゃん (@ami_18320) 2018年11月24日
このように、「#お金ください」以外にも似たようなハッシュタグを用いてツイートされていることが多いですが、お金に困っている・お金が厳しい現状を書き込むことで、助けを求めるわけですね。
フォロワーの人は、直接的にお金をあげたり融資したりすることができない場合でも、リツイートすることでより多くの人に見てもらいやすくなるので、なかなか理に適った方法のように思われます。
個人間融資サイトで本当にお金を貸してくれる?
では、個人間融資掲示板で本当にお金をもらったり、借りたりできるのでしょうか?
こういった疑問は当然持ってしかるべきですし、実際Yahoo!知恵袋でも、「個人間融資掲示板は信用できるのか」という内容の質問が多数投稿されています。
結論からお伝えすると、答えは「YES」です。
ですが、あなたが望む形でお金をもらったり、借りたりすることは、限りなくゼロに近いといえるでしょう。なぜなら、個人間融資掲示板はさまざまな被害が報告されており、これらを見る限り犯罪の温床となっているといわざるを得ないからです。
お金が余っているから、困っている人を助けてあげたい。
このように考える人は、確かに存在します。しかしこういった人は大抵、きちんとした慈善活動を行っています。そんな人がインターネットを検索して、困っている人を探すでしょうか?
管理者が誰かも分からない掲示板に、「お金をあげます」「お金を貸します」などと書込むことは、まずあり得ないと考えるべきです。
「お金あげますyahoo」というのも、うかつに信用してはいけません。
借りたい人のNG行動①:個人情報をさらす
お金を借りたいと思っている人は、お金を借りたい気持ちがあふれたり自分の置かれている状況に焦り過ぎたりして、「それはさすがにNGでは?」という行動を起こしてしまうことも多々あります。
そういった行動をいくつか順に紹介していくので、お金が欲しいと悩んでいる人は、自分に当てはまっていないかどうかをチェックしてください。
まず挙げられるのは、個人情報をさらしてしまうということです。
インターネット上に、「お金をください」という旨の投稿なりツイートなりをすると、いろいろな反応が返ってきます。
その中には、「ぜひお金を貸してあげたいので、あなたの本名と電話番号を教えてください」「書類を送るのに必要なので住所を教えてください」といったような、個人情報を求めるものも多々あります。
冷静な状態であれば、そういった情報を見知らぬ他人に提示するのは危険だということで、理性によるストッパーが働くでしょう。
しかし、いかんせんこちらはお金を必要としている切羽詰まった状態なので、お金を貸してくれるという人が求めることであれば、何でも行ってしまうような状態になるのです。
インターネット上に個人情報をさらすと、その情報は下手すれば世界中の人が目にできる情報となってしまいます。自分の個人情報が、まったく知らない相手に公開されることがどれくらい危険なことかは、想像に難くないですよね。
借りたい人のNG行動②:口座番号と口座名義をさらす
銀行の口座番号と口座名義をさらして、「100万円必要です。お金を振り込んでください」と頼んでいる人がいますが、これは安全な行為なのでしょうか。
また、「困っている人にお金をあげたい」と考えている善意の第三者が、こういった支援掲示板を見て、公開されている口座に振り込むのは危険な行為なのでしょうか。
「誰かお金振り込んでください」と口座番号を載せる
口座番号と口座名義だけ知っていても、暗証番号を知らなければお金を引き出すことはできません。そのため、口座番号と口座名義、また支店名などの情報を公開することに抵抗を持たない人は多くいます。
確かに、通常なら口座情報だけではお金を詐取できませんので、特に警戒する必要はないのかもしれません。しかし近年「押し貸し」と呼ばれる詐欺も増えており、見ず知らずの人に口座情報を公開することはあまり賢明なこととはいえません。
押し貸しの危険
「押し貸し」とは、お金を一方的に振り込んで、「貸したんだから、利息を合わせて返せ」と脅迫する新手の詐欺です。通帳にはお金が振り込まれた記録が残っているので、その記録を元に、「貸した証拠はある」と何度も電話やメールで返済を迫るのです。
もちろん、借りる時に利息についての話し合いが実施されていないなら、借りた側(お金を受け取った側)が貸した側の言い値を支払う必要はありません。
しかし、電話やメールで何度も強迫を受けると、お金を受け取った手前、相手が要求する額(3万円を1週間借りて元利を合わせて5万円など、利息が不当に高いケースが多い)を支払わざるを得なくなることもあります。
「押し貸し」をされたらすぐに警察に連絡
「これは押し貸しかも?」と思ったら、すぐに警察や消費者センター、弁護士会などに電話してください。
押し貸しに至る経緯などについて詳しく調査されますが、自分自身が詐欺に巻き込まれないだけでなく、今後、類似の詐欺の被害者を防ぐためにも必要なことですので、面倒がらずに通報しましょう。
問い合わせ先や詐欺の手口については、次の記事で詳しく紹介しています。
名前と支店名から個人が特定される危険も!
口座番号を公開するときには、同時に支店番号も公開しなくてはなりません。
金融機関のホームページを見れば、誰でも支店番号から支店名が分かるようになっているので、支店と個人名から個人が特定される可能性もあります。特に変わった名字や名前の人は、「滋賀県の草津市に住んでいる○○って、あの○○のことではないか?」と特定されやすいです。
偶然、その支援掲示板を知人や家族が見る可能性もあるので、不特定多数に口座情報を公開しないようにしてください。
借りたい人のNG行動③:クレジットカード番号をさらす
- 押し貸しに反応しない
- 名字や名前が特徴的な人は利用しない
この2点さえ守れば、口座番号などの口座情報はある程度漏れたとしても、大きな損失を招くことはないでしょう。
しかしながら、クレジットカードの番号はそうではありません。番号情報が漏れてしまうと、あなたのお金が勝手に使われてしまうこともあるのです。
転売目的でクレジットカードを利用される
クレジットカードの番号と有効期限、そしてセキュリティーコードの3点さえあれば、ほとんどのインターネットショップで買い物を楽しむことができます。
セキュリティーが甘いインターネットショップでは、クレジットカードの番号と有効期限の2点だけで買い物ができる場合もあります。
つまり、あなたが不用意にクレジットカードの情報を誰かに与えてしまうと、あなたが気付かないうちにあなたのクレジットカードを使って買い物をされてしまうことがあるのです。
そうなれば、翌月末にとんでもない額の利用明細書が届くかもしれません。
教えてしまったらカードの利用停止をかけよう
クレジットカードの情報を信用できない人に教えてしまった時、もしくは何となく自分のクレジットカード情報が流出しているように感じた時はどうすればいいのでしょうか。
すぐにカード会社に電話をかけ、カードの利用を停止するように依頼しましょう。
クレジットカード番号を変えてもらえば、たとえ前のクレジットカードの情報が流出していても被害を受けることはないので、とにかく早く電話をかけましょう。
万が一すでにクレジットカードが利用されていた場合でも、クレジットカードには必ず「盗難保険」が付いているため、悪用された分は全額補填されます。
借りたい人のNG行動④:その他の注意点
個人情報、口座番号、クレジットカード番号をさらすことが危険だということはお分かりいただけたと思いますが、その他にも注意しておきたいことはいくつかあります。
メールの「お金貰ってください」
「今日中に口座を教えてくれれば〇〇万円振込む」というたぐいのメールを受信したことはありませんか?
これも、先ほど説明した闇金の押し貸しや、個人情報収集が目的の悪質メールなので、相手にしないことです。
ただし、こういった手法は昔からある手法であり、最近ではより相手の関心を引くために「本当にお金あげます」「絶対後悔はさせません」というような、口説き文句も含まれるようになってきています。
送られてきたメールの提案がどれだけ魅力的なものでも、絶対に返信してはいけませんよ。
「無償でお金くれる人」は存在しない
上述したメールと同じような形で、「無償でお金あげます」というような、連絡や提案が届くこともあります。
ここまでの話の内容を理解していただけているのであれば、こういった話も当然うそか裏があるということは、容易に想像できるでしょう。その話に乗ることで、お金を得られる可能性はゼロではないかもしれませんが、「無償で」お金を得られる可能性はゼロです。
最初は無償といいながらも、話し合いや交渉の過程で、必ず何かしらの見返りを要求されます。「甘い話には裏がある」という、昔から語り継がれてきた教訓が、これほど当てはまる事例もないでしょう。
ネットで借りると犯罪に巻き込まれるリスク大!
インターネットは犯罪の温床とお伝えしましたが、実際どのような被害に遭う可能性があるのかを見ていきましょう。
最も多い被害は闇金
個人間融資掲示板で最も多い被害は、「相手が闇金だった」というものです。
闇金からトイチで10万円を借りて1年経過した場合、1年後には324万円返済しなければならない計算となります。一見すると、利息の計算間違いをしたかのように思われますが、この数字は決してそうではありません。
この金額を見るだけでも寒気がするでしょう。闇金からお金を借りるということは、こういうことなのです。
「自分は闇金からは絶対に借りない」と思っている人も、要注意です。
銀行の口座番号をインターネット上にさらしてしまうと、ある日勝手に少額のお金が振り込まれるなどということが起こります。これこそまさに、上述した「押し貸し」という手口で、勝手に貸されてしまうのです。
闇金に関わってしまうと、自分の力だけで関係を断ち切るのが非常に困難だということも、闇金の怖いところです。
知らないうちに犯罪者に?
個人間融資掲示板で金策していると、「使っていない銀行口座を買い取る」という連絡が来ることがあるようです。銀行のカード、通帳を4~5万円で買い取るというものです。
あなたも普段使っていない銀行口座の一つや二つ、持っているのではないでしょうか?ですが、ここでお金に目がくらんで口座を売ってしまうと、大変なことになります。
もし、あなたが自分の口座を売却した場合、その口座は、闇金やオレオレ詐欺などの犯罪に利用される可能性が非常に高いのです。したがって、警察は口座売買を犯罪として取り締っています。
口座売買が発覚した場合、犯罪収益移転防止法違反で逮捕され、詐欺罪などが適用されると10年程度の懲役刑となる可能性もあります。
また、たとえ立件されなくても、口座売買の事実は警察から金融機関に通知されます。その結果、現在利用している銀行口座がすべて凍結され、新規の口座も開設できなくなってしまいます。
銀行口座が持てないとなれば、社会的に生活ができなくなってしまうでしょう。決して口座売買には手を染めてはなりません。
身の危険を感じることも
相手が初めからわいせつ目的であり、女性が被害に遭うことも多いようです。
このような相手の場合、最初は「力になりたい」などといった親切な態度で近づき、お金を工面してくれます。しかし、ある時点で態度が豹変(ひょうへん)し、お金を返せないのであれば体で払えといった脅しをしてくるのです。
特に、相手を信用してしまい、自宅や職場など個人情報が知られてしまうと、脅しはエスカレートします。泣く泣く相手の要求に応じてしまうと、それがまた脅しの材料になるため悪循環です。
何とか関係を断ち切ったとしても、個人情報がインターネットにさらされてしまうという被害も増えています。
「誰かお金をください」は詐欺罪になる可能性も
インターネット上で不特定多数の人に対して、「お金をください」というと、もしかしたら誰かが「分かったお金を貸してあげよう」といってお金を融資してくれる可能性もあります。
この際、そのお金は「もらった」ものなのか、「借りた」ものなのかをきちんと明確にしておかないと、両者の間で認識のズレが生じてしまう可能性があります。
お金を渡した人は「貸したお金」だと思っていても、お金を受け取った方が「もらったお金」だと思っていれば、いつまでたっても返済されないことになります。その結果、「お金を貸したのに一向に返す気配がない」と、訴えられてしまうかもしれないのです。
お金のやり取りを行う際には、簡単なものでもいいので、借用書などを作成しておくようにしましょう。
ネット上の知り合いにお金を貸すリスク
インターネットが発展していくにつれて、「インターネット上でつながった知り合い」という関係性も生まれてきました。
インターネット上でつながった上で、相手の素性などもきちんと分かっているというのであれば話は別ですが、インターネット上のつながりしかない相手にお金を貸す際には、以下のようなリスクが考えられます。
お金を貸した相手の住所を知らない
インターネット上だけでつながるのであれば、相手の住所などを知る必要はありません。そのため、万が一お金を貸した相手が返済しないまま、急に音信不通になってしまったとしても、相手の住所を知らなければ、取り立てに行くこともできないのです。
インターネット上で継続的に連絡することはできますが、それも相手に無視されてしまえば、お金を貸した側としては泣き寝入りするしかありません。
物理的にアクセスできないような相手にお金を貸す場合、そういった可能性のことも考慮に入れておく必要があります。
返金の振込口座を悪用される危険も
お金を貸す際に、相手の口座にお金を振り込むのであれば、相手の口座情報を知る必要がありますよね。
もちろん、こちらとしては本当にお金を貸すために必要だから聞いているだけであり、その口座情報を悪用しようなどという気持ちはみじんもありません。
そのため、相手に「返済するときにはこっちも口座に振り込むからあなたの口座情報を教えて」といわれても、疑うことなく自分の口座情報を相手に渡してしまうでしょう。
しかし、相手がその口座情報を悪用しようと考えていないという保証は、まったくないわけです。お金を貸してあげようと考えている人間の善意を逆手に取られて、被害を被る危険性もあります。
口座を悪用されたくないならATM振込
相手に口座情報を伝えて、それを悪用されてしまう可能性を危惧するのであれば、返済はATM振込してもらうという方法もあります。そうすれば、口座情報を伝えなくても返済してもらえますからね。
また、相手と直接会えるような関係なのであれば、返済時には直接会って手渡しで返済をしてもらうようにしてもいいかもしれません。
いずれにせよ、自分の口座情報を軽々しく公開するようなことは、避けてください。
知り合いにお金を貸してもらうNG方法
インターネット上での知り合いではなく、リアルな関係での知り合いにお金を貸してもらう場合は、インターネット上でお願いをするより簡単にお金を貸してもらいやすいといえるでしょう。
しかし、そのような場合にももちろんNGとされる方法はあります。
LINEで「お金を貸してほしい」と頼む
まずは、LINEで簡単に「お金を貸してほしい」と頼むことです。
LINEを利用することで、アカウントを知っている相手であれば、いつでも簡単に連絡を行えます。それ自体はLINEのメリットであることは間違いないのですが、その「手軽さ」がお金を貸してほしいという場には、不釣り合いなのです。
リアルの知り合いであれば、お金を貸してほしいとお願いする相手の経済状況も、あなたとそう大差はないはずです。そんな相手にお金を貸してほしいとお願いするのに、LINEを利用するというのは、いかにも誠意に欠けた行為に思われてしまいかねません。
本来であれば直接会って、対面でお願いをするのが筋ですし、最低限電話でお願いすべきでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」ということわざがありますが、こういった場面では、そのことわざを今一度よく思い出したいです。
それほど親しくないのに「お金を貸して」と言う女性
また、それほど親しくないにもかかわらず、お金を貸してほしいとお願いしてくる女性には要注意です。
男性からすると、女性からお願いされるとなかなか断りにくいということもあり、「少しでいいなら」と貸してしまうケースが少なくありません。
しかし、一度そのような形でお金を貸してしまうと、女性からは「あいつはお願いすればお金を貸してくれる」と認識され、その女性が金欠に陥ったら、再びたかられること必至です。
親しい女性ならまだしも、親しくない女性からお金の無心をお願いされた場合には、付き合いの薄さを理由にして毅然(きぜん)とした態度で断ることが重要です。
女性としても、お金を借りる相手としては、それなりに付き合いのあって親しい相手から選ぶようにしてほしいところです。
被害に遭ったら相談を
これまで説明してきた被害に遭っている人たちに共通するのは、「相手が親切だったから」「信用できそうな相手だったから」といった、最初はそんな相手じゃなかったということです。
困って切羽詰まっているときに、本当に親切な相手と、親切を装っている相手を見極めるのは、非常に難しいと思います。わらにもすがりたい気持ちでいる時に、相手がどんな人物かを見極める余裕などありませんよね。
ですから、個人的に支援してくれる人をインターネットで探すことは、正直あまりオススメできません。顔も素性も知らない大勢の人の中から、ほんの一握り、いるのかどうかも分からない善意の相手を探すことなど、ほぼ不可能に近いことだからです。
それでも、もしあなたがこれまで説明したような被害に遭ってしまったら?
あなた一人で何とかしようと思わないでください。闇金などのように、最初から悪意を持って近づいてくる相手は、犯罪のプロです。何の知識も持たないで関係を断ち切るのは、ほぼ不可能だといえるでしょう。
また、相手が暴力的な場合、命が危険にさらされることもあり得ます。このような場合は、自分で何とかせず、警察か弁護士に相談することをお勧めします。
相手は犯罪者です。そもそも彼らは、警察や弁護士とは関わりたくない人種なのです。面倒な相手には関わらず、次の獲物を探した方がいいと思うに決まっています。
本当にお金が欲しいときは
お金が欲しいからといって、誰でも閲覧できる掲示板などに口座情報やクレジット情報を公開することは、賢い方法とはいえないということは、ここまでで繰り返しお伝えしてきました。
本当にお金が必要なときは、「稼ぐ」「売る」「借りる」の3つの方法で乗り切ってください。
働いてお金を稼ごう
お金を得るための最も基本的な方法は、「働いて稼ぐ」という方法です。
社会人ですでに本業があるのであれば、副業や週末にバイトなどをして収入を増やすことを考えてみてください。
働きもせずに「お金ください」というのは、人間として決して褒められる行為ではありません。例えば、あなたの子どもが不特定多数の人に「お金ください」というような人間になってしまったら、どうですか?
働けない事情がない限り、お金を得るための最も健全な方法が「労働」なのです。
次の記事ではオススメの副業を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不要なモノを売ろう
家に不要品がある人は、それを売ってお金を稼いでみてはどうでしょう。
昔買ったブランド物のバッグやトレーディングカードなどのコレクターアイテムなど、物によっては高額で売れることもあります。
意外と高額で売れる物を次の記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。
正規の融資を検討しよう!
掲示板で金銭を募るのは、借りる側も貸す側もトラブルに巻き込まれる可能性があるので、決してオススメできる方法ではありません。
稼いだり売ったりする方法ではお金が足りない場合は、金融機関や公的団体から正規の融資を受けるようにしてください。
条件に該当するときは公的融資!
低所得家庭や障害者家庭、高齢者家庭、ひとり親家庭などの条件に合致する場合は、「生活福祉資金貸付制度」や「母子父子寡婦福祉資金貸付制度」を利用して、お金を借りることができます。
いずれも年利0~1.5%で融資を受けられます。本当に困っているときは、お住まいの地域の市区町村役場か社会福祉協議会で相談してみましょう。
次の記事では、融資申請方法について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
急ぎのときは金融機関のカードローン
公的融資は低金利なので、「返済時の負担が軽い」というメリットがあります。しかしながら、申請してから融資が実行されるまでに1~2ヶ月ほどかかってしまいます(ただし、緊急小口貸付は5営業日)ので、急ぎの資金が必要なときにはあまり役に立ちません。
どうしても近日中にお金が必要なときは、消費者金融や銀行などの金融機関のカードローンに申し込むのがいいでしょう。
カードローンの申し込み方法については、次の記事をぜひ参考にしてください。
ただし、金利は公的融資を利用する場合とは比べ物にならないので、お金を借りた後は、できるだけ速やかに返済することを心がけるようにしましょう。
保険会社の契約者貸付制度を利用する
保険会社がお金を貸してくれるなんて意外と思うかもしれませんが、加入している保険の種類によっては保険会社からお金を借りることもできます。
保険会社には「契約者貸付制度」という制度があり、解約返戻金がある保険を利用していれば、解約返戻金を原資として低金利でお金を貸してもらえるのです。
ただし返済が滞ったり、借り入れた金額と利息の合計が解約返戻金を上回ってしまったりした場合には、保険が解約になったりしててしまう可能性もあります。きちんと返済することを心がけましょう。
会社から給料を前借りする
会社にお金を貸してもらう、いわゆる「給料の前借り」ですが、これは実際に行うことができます。
旅行費用や交際費用などで貸してもらえるかは会社の判断次第ですが、病気やけがの治療費として使う場合には、会社はすでに労働した分の前借りを認めなければならないと法律で決められています。
ただしここで注意しなければならないのは、前借を行えるのは「すでに労働した分」ということです。例えば毎月25日が給料日だとして、30日に給料の前借りをお願いしたとしても、5日間の給料分しか前借りできないことになります。
必要としている金額が前借りで足りるかどうかよく考えた上で、前借りを行うかどうかを決めましょう。
社会福祉協議会で緊急小口資金を借りる
生活に余裕がなさ過ぎて、日々を生活していくのでいっぱいいっぱいだという人は、社会福祉協議会が取り扱っている「生活福祉資金」の中の、「緊急小口資金」を利用できる可能性があります。
緊急小口資金は「緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合」に利用できるものなので、誰でも利用できるというわけではありません。しかし、条件に当てはまっている人からすれば非常に頼りになる制度です。
社会福祉協議会の窓口は、各自治体の役所に設置されていることが多いので、利用を考えている場合は一度窓口で相談してみるといいでしょう。
ブラックでもお金を貸してくれる会社とは
ブラックの人は、いざというときに「お金を借りる」という選択肢がなかなか取りにくい状況にあります。
確かにブラックの人は、大手消費者金融や銀行カードローンからお金を借りることは難しいですが、お金を借りられる場所がないというわけではありません。中小の消費者金融の中には、ブラックの人に対しても融資を行ってくれるところがあります。
大手消費者金融や銀行カードローンでは、信用情報に異動情報が記録されている、いわゆる「ブラック」の状態では、即審査落ちになってしまいます。
しかし中小消費者金融では、たとえブラックであったとしても、現在きちんとした定職に就いており、返済能力があると判断される人に対しては、融資を行ってくれる場合もあるのです。
ブラックの人がお金を借りたい場合には、中小消費者金融を頼りにしてみるといいでしょう。また、闇金もブラックの人にお金を貸してくれる可能性がありますが、闇金を利用してはいけないということは、ここまで説明してきた通りです。
中小消費者金融と闇金をきちんと区別して、必ず前者からお金を借りるようにしてください。
お金に困った時の相談先
お金に困るような状況に陥る原因は、いろいろとあります。失業、事業や投資の失敗、離婚など、他にも数え上げればキリがないくらいです。このように、お金に困る状況に陥ってしまった場合は、公共の制度を利用するのも一つの手でしょう。
例えば、社会福祉協議会が取り扱っている生活福祉資金貸付制度は、日々の生活を送るのにも困窮しているような状態を救うためのセーフティーネットとして、用意されています。
また、上述した理由の中に含まれている、離婚が原因でひとり親になってしまい収入が減ってお金に困っているというのであれば、母子父子寡婦福祉資金貸付金が利用できる可能性もあります。
いずれも、それぞれの自治体の役所の窓口で申請できます。利用を検討してみたい場合には、まずは役所の窓口で相談してみるのがいいでしょう。
公的な制度のため、利用するためには各種条件をクリアする必要があります。しかし実際に利用できれば非常に低い金利で融資を受けられるので、生活を立ち直らせる助けになるでしょう。
実在した闇金「極甘審査ファイナンス」とは?
ブラックでも融資を受けられないかといろいろと検索していると、「極甘審査ファイナンス」というような融資業者が検索に引っかかることがあります。
ブラックの人は「審査に通過できるかどうか」が一つの大きなネックなので、審査が「極甘」と聞けば、否が応にも期待が高まり、ぜひ申し込みたいと思いますよね。
しかしこの「極甘審査ファイナンス」は紛うことなき闇金なので、絶対に利用してはいけません。
「審査が甘い」「ブラックでもOK」というような内容を前面に打ち出して、ブラックの人を誘い込むのは、闇金の常とう手段です。
その他に「即日融資トライデント」や「即日融資の窓口」なども、同じような形で広告を打ち出していますが、どちらも闇金なのでどれだけお金に困っていても利用してはいけません。
闇金と正規の消費者金融とを見分ける方法
闇金と正規の消費者金融を見分けることができなければ、知らず知らずのうちに闇金から借り入れを行ってしまうかもしれません。闇金を利用しないようにするためには、闇金と正規の消費者金融を正しく見分けられなければなりませんが、両者の見分け方は実は非常に簡単です。
正規の消費者金融は金融庁に届け出を行った際に「貸金業登録番号」という番号が発行してもらっており、その番号をホームページのどこかに必ず記載するようにしています。
そのため、ホームページの「会社紹介」などのページに貸金業登録番号が記載されていたら、その業者は正規の消費者金融と考えられます。
しかし闇金の中には、存在しない番号を適当に自社の貸金業登録番号として記載して、利用者をだましているようなところもあります。
金利などの融資条件から「本当に正規の消費者金融か?」と感じたら、万全を期すために金融庁のホームページで貸金業登録番号を検索してみましょう。
その番号が本当に実在するものであれば対応する貸金業者が検索にヒットしますが、でたらめなものであれば「検索結果なし」になり、その業者が闇金であることが発覚します。
ブラックで大手消費者金融から借りられない場合は?
いくら闇金を利用してはいけない、個人間融資掲示板は危険だということを伝えても、大手消費者金融はブラックの人では利用できません。そのため、「消費者金融を利用できないからそういったところしか選択肢がないんだ」といわれてしまうかもしれません。
ブラックの人が、安全に融資を受けるための方法はないのでしょうか?
審査が比較的緩い中小消費者金融に申し込んでみよう
大手消費者金融で審査落ちになったからといって、個人間融資掲示板に頼るぐらいであれば、大手よりも融資条件や利便性は少々劣りますが、中小の消費者金融を利用する方がよっぽどマシです。
中小といえども金融庁から許可を得ている真っ当な業者ですから、法外な金利で融資を受けるようなことは決してありませんし、最近では大手に勝るとも劣らないサービスを提供しているところも増えてきています。
それでいて知名度では大手に太刀打ちできない分、利用客をしっかり確保するために審査難易度を緩めに設定しているので、実は利用者からすれば非常に魅力的な業者となっているのです。
以下に、代表的な中小の消費者金融と融資の際の金利を表にまとめたので、中小の消費者金融を選ぶ際の参考にしてください。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
キャネット | 15.0~20.0% |
フクホー | 7.30~18.0% |
アロー | 15.00~19.44% |
ユニーファイナンス | 12.00~17.95% |
セントラル | 4.80~18.00% |
キャッシングのフタバ | 14.959~17.950% |
即日融資をしてくれる安心のカードローンとは
借り入れたい金額が少額の場合には、「わざわざ消費者金融を利用するのもなぁ」と考えて個人間融資掲示板などに頼ろうとしてしまう人もいるかもしれません。
しかし逆に、少額の借り入れこそ消費者金融を利用した方がお得な場合があるのです。少額の借り入れで消費者金融を利用することのメリットを考えていきましょう。
運転免許証だけで少額を即日融資してもらえる
少額の借り入れを行うのに、面倒な手続きを行ったりいろいろな書類を提出したりするのはできれば避けたいですよね。しかし消費者金融では50万円以下の少額の借り入れであれば、手続き自体はすぐ終わり、書類提出も本人確認書類だけで済ませることができます。
本人確認書類として利用できる書類はいろいろありますが、多くの人が普段から携帯しているであろう運転免許証が本人確認書類として利用できるので、手続きのためにわざわざ書類を準備するという手間もありません。
個人間融資掲示板で融資を行ってくれる人を探していろいろなやり取りを行うのと比べれば、だいぶ楽だと思いますよ。
契約後30日で返済すれば利息もかからない
大手消費者金融では初回契約者限定で、30日間の無利息期間サービスを取り扱っています。契約してから30日間で借り入れた分を返済できれば、利息を支払わなくてもいいということなので、利用者にとっては非常にありがたいですよね。
借り入れている金額が数十万円単位であれば、30日間で全額返済するのは厳しいので、結局いくらかの利息を支払わなければならないでしょう。しかしこれが数万円程度の借り入れであれば、30日間で返済するのはそれほど難しいことではありません。
大手消費者金融の中でどこから借り入れるかを悩んでいるのであれば、借り入れるのが初めてで無利息期間サービスを利用できるところを中心に検討するといいでしょう。
友人にお金を貸してといわれた
冒頭でもご紹介したように、お金を貸してほしいといわれて、いい気持ちになる人はほとんどいないと思います。結果的にお金を借りることができるかもしれませんが、ほとんどの場合、快く貸すことはないでしょう。
また、お金はトラブルの元になりやすいです。どんなに大切な人であってもこれが原因で仲たがいになってしまう恐れもあります。
そのため、お金を貸すときは「戻ってこなくていい」ぐらいの覚悟が必要とよくいわれますね。しかし貸したお金は、どんな相手であっても返してほしいものです。
そこで、お金を貸す際に押さえておきたい3つのポイントについてご紹介していきます。
相手の返済方法を確認する
まず1つ目のポイントは、貸す前に相手がしっかりとした返済計画、方法を考えているのか確認することです。
基本的にお金を貸してほしいと考えている人は、どうしても借りることが頭の中で先行しがちです。そのため借りる際、どうやって返済しているのかをしっかり考えている人は少ないといえるでしょう。
しかしそんな相手にお金を貸してしまうと、返ってくる日がいつになるのか分かったものではありません。
特に借りる理由より返す理由がおろそかの人は、よほどお金に切羽詰まっている証拠です。どうにかしてお金を工面しなければならないため、冷静な判断ができていない場合があります。
このためお金を貸す場合は、借りる理由と返す方法をしっかり聞いた上で、その人に明確な返済計画と何より返済の意思があるのかをしっかり判断することがとても大切です。
もし計画がおろそかである場合は、一緒に考えてあげることも重要といえるでしょう。
利子を付ける
2つ目のポイントは、貸す条件をタダにしないことです。詳しくいえば、利子を付けましょう。
友人間のお金の貸し借りに利子を付けるのはやり過ぎに感じる方もいるかもしれませんが、友人間のトラブルを避けるためにはとても大切なことです。
人間は自分を追い込める人は少なく、どうしても妥協をしがちです。お金を借りに来る人というのは、本来月々の給料からやりくりしている家計が、何らかの理由によって維持が厳しくなりお金を借りに来るわけです。
その理由はさまざまあるとは思いますが、中には自分の不摂生が理由の場合もあるでしょう。そんな状態の人に無条件でお金を貸しては、お金を一番に返してくれるとは考えにくいです。
ですので、借りていることが不利益となる条件を付けることで返す意志を強くし、結果的になかなか返してくれないといったトラブルを避けるようにします。
利子も銀行などのような利子ではなく、何かをごちそうするなど個人で決めていいと思います。しかし利子の条件を提示して友情が途絶えるくらいなら、タダでお金を借りにくる友人のことも少し考え直す必要があるかもしれません。
借用書を準備する
返済の意思を確認し、利子など借りる際のリスクを提示した最後にすべきなのが、借用書を準備することです。
友人間の貸し借りで借用書は面倒に感じると思いますが、あなたがお金を返してほしい、または金銭トラブルで友人を無くしたくないのであれば、借用書は必ず用意する必要があるでしょう。
主に借用書には公文書と私文書があり、個人が作ったものか公的機関で作られたものとなっています。一般的に個人で用意するような私文書(借用書)には、その書類一つで相手から財産を強制的に返済に当てさせるような効力はありません。
このような借用書を用意しておく狙いとしては、次のようなものが挙げられます。
- 返済期限や返済額といった重要事実の確認、証明のため
- もしものトラブルとなった際の裁判時に有効な裁判材料となるため
- 相手にさらに明確な返済意思を持ってもらうため
一般的に借用書の狙いとしては、返済額や先ほどご紹介した利子や返済できない際のリスク提示などを明確にしておくことがありますが、借用書まで用意して相手に明確な返済意思を持ってもらう狙いも大きいです。
また私文書にも、借用書と金銭消費賃借契約書と種類があり、利子をとったりする場合の証明書は後者となります。書き方のテンプレートに関しては、司法書士事務所などが公開しているので、以下のようなサイトを参考にして作成するといいでしょう。
言われた際の断り方は?
ここまでは、お金を貸す場合に置いて、返してもらうためやトラブルを避けるために押さえておきたいポイントについて紹介しました。
しかし知人相手にはトラブルを避けるため、絶対にお金を貸したくない方も多いと思います。では断る場合、どのように説明するのが理想的といえるのでしょうか?
主な断り方のパターンとしては、以下の2つでしょう。
パターン | 例文 |
---|---|
断固貸さない意思を示す | お金の貸し借りはしない主義だから貸せない |
お金を貸せない理由を説明する | 月々の支払いがキツイから貸す余裕がない |
断り方として、貸す意思がないのであれば、「トラブルの元になるから友人にはお金を貸さない」と強調した方が、相手も変に期待しないで済むためお互いメリットとなるでしょう。
ただし相手によっては、「こんなに友人が困っているのに」と逆恨みされる可能性もゼロではありません。厳しい言葉を浴びせるだけでなく、貸せないが自分にできそうなことを一緒に探すなどの配慮も必要です。
あまりに逆恨みがひどいようなら、今後の友人関係を見つめ直し、距離を置く必要もあります。貸す場合も断る場合も、お金のトラブルというのは人を変える可能性があることはしっかりと理解しておきましょう。
Q&A「簡単に貸してくれるところ」でよくある質問
ここからは、簡単にお金を貸してくれるところについての質問にお答えしていきます。
Q. どこからも借金ができなくて、子どもにお金を借りる親をどう思いますか?
A. お金を借りなければならなくなった事情によると思います
事情によっては、親が子どもからお金を借りなければならなくなることもあります。
例えば、体調を壊して働くことができなくなった、高齢なことが原因でどこからも借りることができなくなったなどの場合は、お金の工面をすることが難しく、子どもから借りても仕方のないことだと思います。
それでも、健康で働いている時にもっとお金をためておかない方が悪いと思う人もいるかもしれません。しかし、子どもを育てるためにもお金が必要ですし、大学までの資金を借入に頼っていなければお金をためておける方が難しいことです。
体調や年齢など、どうしてもお金を借りることができない場合は、子どもに頼ることも仕方のないことです。
ただし、お金のない原因がギャンブルなどによる場合、これは子どもに頼るのはおかしいです。自分自信や配偶者が時間つぶしや趣味に使ってしまったお金を、なぜ子どもが捻出しなければならないのかという疑問が生じます。
ギャンブルなどによって失ったお金は、あくまでも自分自身で解決しなければならない問題です。ギャンブルができるだけの体力があるのであれば、それを使って働くこともできます。
高齢であっても、シルバー人材センターなどで定期的に仕事をすることができ、それで収入を得ている人はたくさんいます。
現役時代に稼いだお金や年金を、自分が何に使おうが関係ないと考えている人は多いです。しかしながら、そうしたお金を使い方をして、なくなったら子どもに頼るのはお門違いです。
自分の都合で使ってしまったお金は、子どもに頼るのではなく、自分自身で稼ぐことが基本ですので、このような事情な場合に子どもからお金を借りることは間違っています。
Q. 彼氏に「お金を貸して」と言い出せないです。アドバイスをお願いします
A. 銀行などから借りられるのであれば、そこから借りましょう
まず疑問に思うのは、お金を借りる先が彼氏しかいないのかということです。自分自身に収入があるのであれば、銀行や消費者金融から借りられますし、クレジットカードを持っていればキャッシングもできるはずです。
すでに限界まで借りていて、銀行や消費者金融、クレジットカードからは借りられないという場合でも、親や兄弟から借りるという選択肢があるはずです。これら全ての選択肢の中からも借りられないということで、最終的に彼氏に頼るという流れになると思います。
もし、最終手段として彼氏からお金を借りなければならない状況となっているのであれば、お金が足りない事情や金額をきちんと話ししてみましょう。
ここでうそをついたとしても、友人よりも密接な関係である彼氏にはバレてしまう可能性は高いです。うそをついてまでお金を借りたと彼氏が知ったら、その方はどう思うでしょう?多くの人は不信感を持ち、関係を断とうとするはずです。
こうなると、後悔するのは自分自身であり、後になってから正直に話しておけばよかったと思うことになります。
人によっては、お金がないことを相談した時点で別れ話となる可能性もあるでしょう。ですが、うそをついてお金を借りても、それがバレれば結局は別れ話に発展します。
彼氏にお金の相談をすることはたしかに気まずいことなのですが、どうしてもお金を借りなければならない状況となっているのであれば、本当のことを話してみてください。
Q. 姉夫婦に10万円を貸して返済されません。訴えたいです
A. 借用書を交わしていれば、訴えられる可能性はあります
家族間でのお金の貸し借りはよくあることです。しかし、身近な存在だということが、かえって返済しなくてもいいと錯覚してしまうことも事実です。
お金を貸したからには返してもらいたいと思うのは当然なのですが、ここで問題となるのは貸した際に「借用書を交わしたのか」ということです。
借用書を交わしていない場合、本当にお金を貸したということを証明できません。姉夫婦が返したくなければ、「お金は借りていない」というでしょう。口約束だけで訴えることは非常に難しく、泣き寝入りとなる可能性が高いです。
また、借用書を交わしていたとしても、督促の記録もきちんと残しておかなければなりません。
例えば、督促のために電話やメールをした日付や時間を記録し、物的な証拠としてその部分を保護やスクリーンショットで残しておくことが必要です。さらに、督促状を作成し、姉夫婦に対して内容証明(配達証明付)郵便で送ることも必要です。
これにより、姉夫婦がたしかに督促状を受け取ったことを証明することができ、それでも期日までに返済されなかったことも証明できます。
個人間のお金の貸し借りというのは、銀行や消費者金融などから借りるよりもはるかに簡単です。しかし、返済されなかった時の時間と労力はかなり使うことになります。
借用書を交わしている場合は、督促の記録をきちんと残し、それをそろえた上で弁護士に相談しましょう。もし、借用書を交わしていない場合は、何度も督促することはもちろん、親の力も借りて回収できるように努めましょう。
Q. 友達からお金を借りてて督促がしつこいです。着信拒否はダメですか?
A. 着信拒否は絶対にダメです
友達からの督促がしつこいために着信拒否を考えるのは、まだ返せる状況ではないからですか?それとも、返す気がないのですか?
まだ返すことができないのであれば、きちんと電話に出て、返すことができない事情やいつまでなら返すことができるのかを話し、何度も謝りましょう。
お金を返したくても返せない場合、電話に出ることに気が引けてしまいます。それが逆効果であり、その行動が督促をしつこくさせている原因です。
しつこく督促をするのは、ちゃんとお金を返してくれるのかが心配になっているからです。きちんと電話に出るようにしていつでも連絡が取れる状況にしておき、返すことができない事情を話すれば、そこまでしつこく督促されることはないでしょう。
それでもしつこく督促されるのであれば、少しでもいいのでお金を返し、返済する意思があることを示すようにしましょう。次に、お金を返す気がないから着信拒否を考えているというのであれば、それはお金を借りる資格はありません。
お金を返すと約束して返さないのは、詐欺師がやっていることと同じで、お金をだまし取っているだけです。そのような行為は絶対に許されることではありません。借りたお金はきちんと返すようにしてください。
Q. いつも「お金がない」と嘆く友達にイラっとします。自分がおかしいんでしょうか?
A. 間違ってはいないと思います
お金がないという悩みを聞いているうちは、それほどイラッとはしないと思います。しかし、その友達と会うたびにお金がないと嘆かれてしまえば、さすがにイラっとするでしょう。
さらに、お金がないからといっておごってもらおうというような言動を見ると、イライラするのは当然のことです。
経験からいうと、「お金がない」と日頃からいっている人の半数は、実はお金を持っています。「お金がない人ほどケチ」といわれたりするので、人から聞く「お金がない」は信用できません。
そもそも、「お金がある」や「お金がない」という感覚は、人によって違います。同じ100万円でも、一人は「お金がある」と感じていても、もう一人は「お金がない」と感じているかもしれません。
お金がないという友人に会ったとしても、「お金がない」という言葉は聞き入れないようにしましょう。
まとめ
今回は、「インターネットを介してお金を支援してくれる人が見つかるか?」ということについて説明しました。
そのような人はゼロだとはいいません。しかし、まず見つからないでしょうし、見つけたと思った相手が犯罪者であるケースが非常に多いというのが現実です。
困った時ほど、人は物事を冷静に判断できなくなるものです。気がついたら深い闇に飲み込まれていた……ということにならないよう、十分な注意が必要です。
タグ:借金・お金の悩み