親にお金を貸すときに知っておくべきこと|貸してと言われるときの対処法
親からお金を貸してと頼まれたとき、何も気にせず貸してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、すぐに返ってくると思っていたお金が返ってこないケースや、1回貸したのを皮切りに何度も借金を要求されるということも珍しくありません。
たとえ親でもお金を貸したくないという人は、信頼できる消費者金融カードローンの利用を勧めると良いでしょう。
カードローンは、緊急でお金が必要になったときにすぐに手元に準備することができ、安心して借りられるのが特徴です。
自分の負担は減らせる一方で、親と返済計画を一緒に立てる等のサポートも可能です。
カードローンは親が安定収入がある場合に利用できるため、まずは以下公式サイトから事前の借入診断をしてみましょう。
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また、初めての人でも利用しやすいカードローンもありますので、親に教えてあげてはどうでしょうか。
目次
両親にお金を貸すことで起きる4つの問題
個人間でのお金の貸し借りはトラブルの種になりやすいですが、それは親に対してお金を貸す場合でも同じです。
親にお金を貸すことで起きうる問題としては、主に以下のようなことが挙げられます。
①貸したお金が返ってこない
貸したお金が返ってこないということは、誰にお金を貸す場合でも起こりうることです。
特に、相手が親の場合だと「そろそろ貸したお金を⋯⋯」とも催促しにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。そうすると、そのままずるずると返済されないままの状態が続いてしまいがちです。
「自分の親なんだから借りたお金を返さないはずがない」と信じたい気持ちも、親に返済の催促を行わない要因といえるでしょう。
特に親と別居している場合は、たまに電話するときや帰省のときにしか話す機会もないはずです。そんなときにお金の話はなかなか持ち出しにくいでしょう。
②何度もお金を貸してほしいと言われる
親が困っているときに金銭的に援助することは、子どもにとって致し方ないことと思う人もいます。
しかし、1度援助してもらえたことで、親が何度も借り入れを要求するようになってしまうことは、子どもとしてもあまり望ましい状態ではありません。
子どもにも子ども自身の生活があるので、毎回お金を貸してあげられるとも限らず、そもそも何度もお金の無心をする親の姿などあまり見たくないはずです。
そうはいっても、今まで育ててもらった恩義や親への親愛の情があるので、借り入れの要求を無下に断るわけにもいかないという板挟み状態になってしまう人が多いのです。
たとえ相手が親であれ、お金を貸すときには何度目かのタイミングで「これが最後だよ」と、しっかり念押ししておくことが重要です。
③友情や愛情が破綻する
親にお金を貸すことで、自分自身が自由に使えるお金は必然的に少なくなってしまいます。
今までであれば、友人からの誘いや恋人とのデートにお金をかけられていたとしても、親にお金を貸し始めたらそちらに回すお金は少なくなってしまうことも十分に考えられます。
悲しいことに、そうなると友人からは「最近付き合い悪いよな」と言われたり、恋人からは「自分に対して愛情を感じない」と言われたりしてしまうケースもあるのです。
金の切れ目は縁の切れ目ともいいますが、使えるお金が少なくなることで友情や愛情が破綻してしまうことも起こりうるということを覚えておきましょう。
「最近付き合いが悪かったり相手にお金をかけられなかったりするのは、親にお金を貸しているせいで台所事情が苦しいからだ」ということを伝えておけば、友人や恋人の誤解も解けることでしょう。
④将来に必要なお金が不足する
親にお金を貸すときには、自分の家計を圧迫しない程度の金額で貸している人が大半でしょう。
しかし、そのお金はもし親にお金を貸すことがなければ、貯金や投資に使われたりして、有効活用できたであろうお金でもあります。
親にお金を貸すことで、将来のことを見越してお金を貯金したり運用したりする機会が減ってしまうと、将来的に必要なお金が不足してしまう可能性も十分考えられます。
自分の将来の生活を守ることは、親の生活を守ることと同じぐらい(もしくはそれ以上に)重要なことです。自分の将来のためのお金を削ってまで、親にお金を貸すことのないようにし、貸すときは許容範囲内でとどめておいた方が無難です。
親にお金を貸してほしいと言われたときの子どもがとるべき対応
親にお金を貸してほしいと頼まれたときに子どもがとるべき対応について、まずは「借りる理由」を明確にするようにしてください。
たとえば、お金を借りて使う目的がギャンブルや趣味などの場合は、貸したお金がすぐになくなる可能性があります。
この場合、いくら親だからといってもお金を貸さないことをおすすめします。
ギャンブルや趣味などが理由でお金を貸してしまうと、継続的にお金を貸してと頼まれる可能性も高くなります。生活費や経済的な理由でお金を貸してほしいと言われたときは、無理のない範囲で貸してあげるのは良いのではないでしょうか。
ギャンブル依存性をなおすには、医療機関はもちろん、高額のお金を財布に入れなかったり、パチンコ店に近づかせないなどの方法が有効です。
返済計画をしっかり決める
借金の理由を聞いてから親にお金を貸す場合は、返済計画を立ててもらうようにしてください。
親子間の貸し借りは、ついつい曖昧になってしまうケースが多いです。
「お金に余裕ができたら返して」と言ってしまいそうになる気持ちも分かりますが、曖昧なお金の貸し借りは後々トラブルに発展してしまう可能性を高くしてしまいます。
親に貸したお金が返済されずに、繰り返し借金を要求されるケースもあるので、しっかり返済計画を立ててもらうようにしましょう。親子間の貸し借りであろうと、「借金」という認識を持ってもらうことが大切です。
お金を貸すか迷ったときに確認すべきこと
もしお金を貸そうか迷ったときには、以下のことを自分に問いかけてみましょう。
- お金を貸すことでその人の根源の問題は解決するのか
- お金を貸せるほど自分に余裕があるのか
- そのお金が返ってこなかった場合に後悔はしないか
上記3つのうちどれか一つでも該当するのであれば、お金を貸すことはやめた方が良いでしょう。後々にトラブルに発展してしまう可能性が高いからです。
トラブルが不安な場合は、一時的な方法として、信頼できる消費者金融カードローンの利用をすすめましょう。
親がカードローンを利用することで、自分の負担を減らしつつ親をサポートができます。
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親にお金を貸すことを断る具体例
親がお金を貸してほしいと頼んできたとき、理由によってはお金を貸したくないと思ってしまうこともあるでしょう。
理由に関係なくお金を貸すのは嫌だという人もいるかもしれません。
親の要求を簡単に断れる人は問題ありませんが、中には「断り方が分からない⋯⋯」という人もいるのではないでしょうか。
ここから、親からお金を要求されたときに、子どもが要求を断るための理由をいくつか紹介します。
断るための理由に困っているという人は参考にしてみてください。
将来のために貯金していることを理由にする | 結婚資金を貯めている |
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子どもの進学費を貯めている | |
家や車を購入するために貯めている | |
お金がないと言うことを理由にする | 生活が厳しいことを話す |
会社の業績が良くないことを話す |
上記のように、断る理由は2通りに大別できます。
親からのお金の要求を断るには、「将来のための貯蓄であること」や「現在貸すことができるお金を持っていない」ということを理由にするのがおすすめです。
大抵の親は、自分の子どもの生活を犠牲にしてまでお金を借りようとは考えないはずです。
親にお金を貸すことで険悪になるケースは多い
人から助けを求められてその要求に応じた場合、2人の間には絆のようなものが生まれて関係性がより強固になるのが一般的です。
しかし、その助けがお金に関わることの場合、関係性が強固になるどころか、逆に険悪になってしまう可能性があります。
母親にお金を貸したことで険悪になった体験談
親にお金を貸すことで、険悪な関係になってしまった人の体験談を1つ紹介します。
「生活費が足りないから」という理由でお金を貸してほしいとお願いしてきた親に対して、快くお金を貸しました。本音を言えば「数日でお金を返してほしいけれど、相手が親なので言わなくてもいいか」と思っていました。
そうすると、後日親からあらためて連絡がありました。
「お金に余裕ができたから返済してもらえるのかな?」と期待しましたが、むしろ逆に「今月もお金を貸してほしい」という連絡でした。
母親は、お金を貸してくれたことで毎月生活費を援助してもらえると思っていたようですが、もちろんそんなつもりはありません。「お金を貸せ」「そもそも先に貸したお金を返せ」といったような言い合いになり、今まで良好だった親子関係が険悪なものになってしまいました。
この体験談のように、たとえ相手が親であれお金を貸す際には「今回限りなのか、いつ返済してもらえるのか、返済が遅れた場合はどうするのか」といったことを、事前に決めておいた方が良いということが分かります。親だから当たり前のように返してくれると思っていると裏切られた気分を味わってしまうことになりかねません。
親から借金を要求される子どもの特徴
親からお金を貸してほしいと言われてしまうと、その理由にもよりますが、お金を貸せる状態であれば今までお世話になった恩返しも含めて快く貸す人が多いのではないでしょうか。とはいえ、お金を貸すのが好きという人はいないでしょう。
そこで、ここでは親からお金を貸してと頼まれる子どもの特徴について紹介していきます。下記リストをご覧ください。
- 性格が優しい(断れない性格)
- 経済的に安定している
- 恋人がいない
- 趣味がない
- 地味な生活を送っている
上記を見るとわかるように、お金に余裕がありそうな子どもが要求されやすいということが分かります。
性格が優しい人は、親に限らず周囲の人からもお金を貸してほしいと頼まれる可能性が高いので注意するようにしてください。
別記事「親が親戚から借金、子や家族に返済義務はあるの?」では、親の借金を返済しなければならないケースなどを解説しています。基本的には返済義務は発生しませんが、連帯保証人や相続を受けた人は注意が必要です。
借用書を用意した方が良いケース
親からお金を貸してほしいと頼まれたとき、場合によっては借用書を作成した方が良いです。
以下のケースに当てはまりそうな人は作成を検討してください。
- 贈与税の対象になりそうな場合
- 繰り返しお金を要求される場合
それぞれ詳しく見ていきます。
贈与税の対象になる場合
親子間でお金の貸し借りを行った場合でも、贈与税が発生することがあります。
1月1日から12月31日までの1年間で、110万円以上のお金を無利息で借りる場合は、贈与とみなされてしまう可能性があるのです。
借用書を作成することで、贈与ではなく借金であるという証拠になるので、贈与税の対象になりそうな場合は借用書を作るようにしてください。
その場合の返済方法は銀行振り込みがおすすめです。
借用書を作成しても、返済している証拠がなければ贈与税の対象になってしまう可能性が高くなるからです。銀行振り込みをすることによって明細が残り、返済しているという証拠になります。
以下記事では、贈与税の概要や非課税枠についてを解説しています。今回のケースでは非課税枠に該当するので参考までにチェックしてください。
繰り返しお金を要求される場合
親が繰り返しお金を貸してほしいと頼んでくる場合も、借用書作成を検討しましょう。
この場合は、親が「子どもに借金をしている」という感覚を持っていない可能性が考えられるためです。
親に借金だという感覚を持たせることや、お金を借りるためのハードルを上げることによって、繰り返し要求されることを回避できる可能性があります。
借用書の内容は?
親子間なので、借用書の内容は最低限のもので良いでしょう。
親子間で借用書を制作する際のポイントは下記の通りです。
- 署名は直筆で行う
- 借り入れた日を明記する
- 金額は漢数字で記載する(金額の改ざんを防ぐため)
- 返済期間や金利(金利額は社内融資の金利1~5%が妥当と言われている)を明記する
無利息でお金を貸す場合は金利を省略しても問題ありませんが、贈与税を回避する場合は、金利をしっかりと記入する必要があるので注意が必要です。
以下リンクの記事では、借用書のテンプレートを用意しています。活用してください。
親に借金を要求されないようにするためには
親からお金を要求されないためにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、親からお金を要求されないための対処法を紹介していきます。
親の財政を立て直す
親が子どもにお金を要求してくるケースは、ギャンブルや趣味の場合を除くと、多くの場合が経済的な理由です。
経済的な問題が理由の場合は、根本を解決しなければいけません。
家庭の財政に子どもが口を出すことを嫌がる親も多いとは思いますが、繰り返しお金を要求される場合は、親の財政状況を聞いてみてください。
場合によっては、親の財政を立て直すために一緒に考えることも必要になってくるでしょう。
話を聞いた上で、10万円程度の一時的な少額の借入であれば、消費者金融カードローンの利用をすすめる等の対策をとっても良いかもしれません。
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距離を置いてみる
親がお金を要求してきたとき、借りる理由が明確にならない場合や提案をすべて拒否される可能性が考えられます。
そのようなときには、心を鬼にして距離を置いてみることも大切です。
お金を貸す側としては、お金の使用目的を知っておきたいと思うのは当然の心理です。
親が提案に聞く耳を持たない場合は、繰り返しお金を要求される可能性があります。
「お金のことで子どもに口出しされたくない」という親の気持ちも理解できますが、親だからといってすべて許してしまうとお互いのためになりません。貸したお金の用途が不明の場合や、親のためと思って提案したことを拒否されるような場合は、距離を置くことを検討してみてもいいのではないでしょうか。
別記事「生活費が足りないと親が援助を求めてくる場合 」では、親自身がお金を工面する方法を紹介したり、扶養について解説をしています。特に援助したくてもできない人におすすめの記事なので参考にしてください。
母親が子どもにお金を借りることは普通のことなのか
母親が子どもからお金を借りることは、それほど珍しいことではありません。
親が子どもを大学まで進学させ、一人前に育てるための費用は「2,000~3,000万円」ともいわれています。22年近くかけてかかった費用の総額ですが、それにしても莫大な金額です。
無事に子どもが社会人となり結婚して家庭を持つとなると、当然ながら結婚費用も必要です。結婚にかかる費用も親から出してもらうとなると、さらに300万円前後のお金を使っていることになります。
子どものために一生懸命働いて、立派に育てあげた親に感謝しない子どもはいないはずです。
社会人になったばかりのことを思い出してみましょう。
一人暮らしを始めたものの給料が安く、急にお金が必要になった場合にお金を貸して欲しいと真っ先に頼む相手は親です。そして、お金を貸して欲しいと直接父親に頼むよりも母親に頼むことが多いのは、子どもがお金に困っていることを母親の口から父親へ伝えて欲しい気持ちが強いからです。
実際に親からお金を借りても、きちんと返済している子どももいれば、お金を借りたまま放置している子どももいます。
厳しい親なら「貸したお金を返済しろ」と請求してくるでしょうが、お金がない不憫な子どもをかわいそうだと思って、お金は貸したのではなくあげたのだ、と思う親が多いのではないでしょうか。
こういった背景や経緯があるため、母親が子どもにお金を貸してほしいと頼むのは実は父親である可能性があり、父親の立場上弱いところを見せられない気持ちがあるからです。
このことから「親が子どもに対してお金を貸して欲しいと言ってくるのは、よほど生活に困っている」と考えてあげるのが、子どもの義務と考える人もいるでしょう。
義理の母親だとお金を貸すことに抵抗がある
同じ母親でもパートナー(夫、妻)の母親からお金を貸してほしいと言われると、余計反射的に抵抗を覚える人もいるのではないでしょうか。
義理の母親から「息子には内緒でお金を貸してくれないか」と言われるケースもあるようで、我慢ならない人もいるようです。
瞬時に過剰な拒否反応を示してしまうのは、義母に育てられた覚えはないため感謝の念がまったく存在しないからでしょう。
それに加えて「息子には内緒で」と言われるのが悔しく、大事な息子をあげたのだから親に援助するのは当然のことだ、と言われていると思ってしまうことも関係しています。
母親にとって息子は永遠に自分のものであり、「たとえ離れて暮らしていても嫁は嫁。息子と結婚した以上は親のことを面倒見るのは当たり前だ」という気持ちを潜在意識的に持っている母親もいます。
義理の親も、お金がない相手からはさすがにお金は借りられないと考えているはずです。ただ、息子が家庭を持って息子夫婦が共働きしていれば、お金に余裕があると勝手に判断し、お金を貸して欲しいと言ってくるケースがあります。
動物の本能かどうかまではわかりませんが、子どもが結婚していない状態は親と子どもは家族の意識が高く、子どもが結婚して家庭を持ってしまうと独立した「群れ」 になります。
つまり、義母と自分の家庭は違う「群れ」であるため、仲間意識が希薄になるのは当然のことかもしれません。それが義理の関係になればなるほど、群れは交わることなく独立した存在、極端な話をすれば「他人」と同じに感じてしまうのです。
他人からお金を貸してくれと言われているような気がしてしまい、お金を貸すことに嫌悪感を抱くのは少しも不思議ではありません。
実母ならお金を貸すべきか
では義理の母親ではなく自分の母親からお金を貸して欲しいと言われたら、どのように感じるのでしょうか。
男性と女性では感じ方が異なるかもしれませんが、感謝の気持ちを持っていても共通して感じることは「残念」という感情かもしれません。
自分がまだ幼い頃は、外敵から守ってくれる頼もしい存在であった母親が、年老いた今になってお金を借りたいと言ってきた途端に、急に哀れに思ってしまう人が多いのではないでしょうか。イメージが崩れるというか、自分の中にあった「強い母親」の喪失感が、たまらなく悲しい気持ちにさせてしまいます。
自分が母親に対してお金を借りることは、多少ためらいの気持ちがあっても「貸してくれるのではないか」との期待があり、期待通りにお金を貸してもらえれば嬉しいと感じるはずです。
いつまでたっても子どもは子どもと親は思っているので、「たとえ生活が苦しくてもできる限りのお金を貸してあげよう」「支援してあげよう」と考えます。
しかし、逆になると、大人になった自分は社会常識も身につけ、ある程度の常識ある判断ができるようになります。母親の暮らしはどうなのか、父親と母親はどのような生活を送っているのか、察しをつけることができます。
「収入がいくらあって普通に生活していればお金に困ることはないのではないか」と考えてしまうことは、いささか勝手といえるでしょう。
強い母親像が崩れてしまうことは悲しいことかもしれませんが、義理の母親からお金を貸して欲しいと言われたわけではないので、前向きに話を進めてあげると母親は喜ぶことでしょう。助けられた分、助けなければ母親が悲しい気持ちを抱いてしまう可能性もあるのです。
以下記事では、約束を結ぶことの大切さやリスクについて解説をしています。参考までにご覧ください。
母親にお金が必要な理由を聞く
実の母親でも義理の母親でも速攻で拒否するのではなく、何のためにお金が必要なのか理由を聞きましょう。
お金を借りたい理由に納得できれば、その理由が嘘であっても1度は騙されたふりをするのも悪くはありません。
しかし、借りる金額や前回お金を貸したのに返済することなくまたお金を貸して欲しいと言ってくるのは、明らかに不自然です。家庭を持っているなら、母親と自分の1対1の関係に収めるのではなくて、息子に内緒でと言われてもはっきり自分の家庭内で相談することです。
あなたにとっては義理の母親ですが、夫にとっては実の母親です。
義理の母親に対する感情と実の母親に対する感情では、180度違うと言っても過言ではありません。
自分の家庭内で夫とよく相談し、「どうして母親がお金を必要としているのか」「お金を借りたいと言ってきた理由が何なのか」を吟味して、方向性を見出すべきです。
母親の経済状況がどうなっているのかはっきりさせて、もしも生活に困窮しているのなら、お金を仕送りするつもりで貸してあげても良いのではないでしょうか。
母親が借金返済で困っているなら債務整理をさせる
母親がお金を必要とする理由が、パチンコや競馬などのギャンブルであれば、おそらく借金を抱えていることでしょう。
子どもにお金を貸して欲しいと言ってくる事態はよほどのことです。
「切羽詰まってどうしようもなくなり子どもに頼るしかない」という状態なので、債務整理をして借金を片付けることが最適な可能性が高いです。
債務整理をしたのにギャンブル癖が治らないようであれば、心療内科に通わせるなどカウンセリングを受けさせることも検討しなくてはいけません。ギャンブルは心の寂しさの裏返しとも言われています。
母親を軽蔑するのではなく、言いたいことはすべて言わせた上で、2度と借金させないように債務整理と心のケアを行いましょう。
債務整理の1つである自己破産はイメージが先行してしまい「非常に悪いもの」と思っている人が多数います。しかし、実際にはイメージほどのデメリットではなかったと感じる人もいるのです。
まとめ|まずはお金を借りる目的を聞く
親からお金を要求されたときは、まずお金の利用目的を聞くようにしてください。理由によっては貸さない方が良い場合もあります。
特に、ギャンブルや趣味などの娯楽に関することが理由の場合は、際限がない可能性も考えられるので注意が必要です。
とはいえ、親が子どもにお金を借りることは、親としてのプライドが傷ついている可能性も考えてあげなくてはいけません。お金を貸せる状態ならば、自分の生活に影響の出ない範囲で援助しても良いでしょう。
以下記事にて解説しているとおり、借用書があるに越したことはありませんが、実際に取り返すことは至難の業かもしれません。そのリスクを踏まえた上でお金を貸すか決めてください。
タグ:借金・お金の悩み
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