レンタルキャッシュでは踏み倒しできる？SNSで激増するトラブル

個人間融資掲示板のレンタルキャッシュでは、借りた側だけでなく貸した側にトラブルが発生するケースが多々あります。その一つが借主による「借りパク」です。借りパクとは、借りたお金を返さずに逃げたり、踏み倒したりする行為を意味します。

「借金を返済しているのに元金が減らなくて嫌になっている」
「相手とは面識もないから、このまま借りパクしよう」
「借りパクしたってトラブルは起きないだろう」

このように、借りパクを前提にレンタルキャッシュを利用している人もいるかもしれません。しかし、そんな簡単に借りパクができるわけではないので注意してください。借りパクをした結果、さらに深刻なトラブルに発展する可能性が高いからです。

今回は、レンタルキャッシュを踏み倒すとどんなトラブルが起こるのか、トラブルに発生したときの対処法を解説します。トラブルに巻き込まれたくないなら、レンタルキャッシュを利用しないのが一番です。
記事の最後には、手軽で安全にお金を借りられる方法も紹介するので、それらの中から適した方法を選んでください。

レンタルキャッシュの踏み倒しは可能？

「レンタルキャッシュで借りたお金を借りパクできた」と言っていたり、この方法なら確実に借金を踏み倒せる」などと伝えていたりするサイトやSNSの書き込みなどはありません。
要するに、返したくないからだけの理由で、借金の踏み倒しができない仕組みになっているのです。

なぜなら、貸主も貸したお金を踏み倒されたくないからです。レンタルキャッシュでお金を貸す人の中には誠実な人も一定数いるかもしれませんが、ほとんどが闇金や詐欺をする人だと思ってよいでしょう。これらの人は、法律を守らず違法な貸し出しを行っています。

「法律を守らない＝厳しい取り立てを受ける、借主を精神的に追い詰める」といったリスクが高いです。あらゆる手で取り立てを受けることになってしまいます。

実際に、借りたお金を踏み倒した場合、どんなトラブルが起こるのかは以下の通りです。

それぞれについて解説するので、危険性をしっかりと認識しておきましょう。

【トラブル①】個人情報をSNSなどにさらされてしまう

レンタルキャッシュで返済が難しくなった相手を借りパク詐欺と決めつけて、住所や氏名、電話番号や本人確認書類などをSNSやネット上などにさらすトラブルが発生しています。借りパク・詐欺師報告を目的にした掲示板も存在するほどです。

いくらお金を返さない相手だったとしても、住所・氏名・勤務先といった個人情報をさらすのは違法な取り立てです。
しかし、闇金や詐欺をする人は、元金と高額な利息を支払ってもらうのが目的なので、違法・合法などを気にせず借主を徹底的に追い詰めるでしょう。

その他にも、個人情報がSNSやネット上にさらされた場合、貸主だけでなくその内容を見た人によってトラブルを仕掛けられる可能性があります。
別の人から借金を持ちかけられて多重債務に陥ったり、詐欺師扱いの誹謗（ひぼう）中傷のメールや電話を受ける、借主の名前を利用して商品を購入されたりするなど、普段通りの生活ができなくなるのは避けられません。

【トラブル②】あらゆる手を使って取り立てを受ける

闇金などの違法業者が貸主だった場合、執拗（しつよう）な取り立てを受ける可能性が高いです。早朝や夜間の電話や自宅への訪問、ファクスの送信をはじめ、家族に返済を求めてくる場合もあります。

実際に、以下のような脅迫まがいの取り立てや嫌がらせをされたケースも報告されているほどです。

さらに悪質なトラブルになると、借主の借金とは関係のない人に「あなたが〇〇（借主）の保証人になっている。今から回収に行く」などとうそを伝えて、取り立てを行う手口も。
このような取り立てを受けた場合、家族や周りの人との関係性は悪化するだけです。最悪の場合、引っ越しをするなどの対応も考えなければなりません。

闇金や違法業者の特徴

「審査なしで融資可能」「ブラックも借りられる」「債務整理中でもお金を貸します」「無職でもOK」「審査落ちした人でも心配不要」など、貸金業者や銀行ではあり得ないような条件で融資を行うとうたっている場合、貸主が闇金や違法業者の可能性が高いです。

そもそも返済能力がない無職の人がお金を借りられるわけがありません。返済能力のない相手にお金を貸すとしたら、何らかの見返りを求めていると考えてよいでしょう。

【トラブル③】詐欺罪に問われる可能性がある

法律の規定を大きく反した条件での融資は暴利行為に該当。公序良俗に反して融資契約そのものが無効となります。
しかし、無効になることを知っていて最初から踏み倒しを前提にお金を借りると、借主が詐欺罪（刑法第246条1項）や横領罪（刑法第252条1項）となるので注意が必要です。

また、借金には時効がありますが、法律を守らない闇金からの借り入れは時効の適用外です。返済期日からどれだけの時間が経過しても取り立ては止まりません。

下記ページでは、個人間融資の危険性やお金が必要な時の対処法を解説しています。知らぬ間に犯罪に巻き込まれることの多い個人間融資。そうなる前に理解を深めてみてください。

＞＞＞【無償でお金を貸してくれる人】ネットで誰かお金を下さいor貸してと言ってみたらどうなる？

借りパクでトラブルに発生しそうなときは専門家に相談しよう

違法な貸し出しを行う闇金や違法業者に対して返済義務がなくても、返済が滞れば取り立てを受けるだけです。
そこで、解決のために必要なのが「取り立てをやめさせる」「回収を諦めさせる」の2点。個人で行うのはハードルが高いので、借金トラブルの経験や実績が豊富な弁護士に相談して解決しましょう。

法律の専門家である弁護士なら、闇金や違法業者の違法性を正式に指摘できます。そのため、弁護士の存在を恐れる闇金や違法業者も多いです。弁護士介入の通知を受け取っただけで取り立てがすぐに止まったり、借金が無効になったりするケースもあります。

レンタルキャッシュ以外に手軽・安全にお金を借りられる方法

レンタルキャッシュ以外に手軽・安全にお金を借りられる方法は、以下の通りです。

借り入れ方法別の申し込みから借り入れまでにかかる時間や借り入れ額、金利の目安を一覧でまとめました。

レンタルキャッシュには多くのトラブルや危険があります。どうせ大丈夫だろうと安易に考えて、借りたお金を踏み倒さないでください。自分だけでなく家族の人生にも悪影響を与えないためにも、借り入れ方法は慎重に選びましょう。

最短即日融資も可能！カードローン

すぐにお金を借りたいなら、消費者金融カードローン一択です。消費者金融カードローンは、最短即日審査・最短即日融資に対応しています。借り入れ限度額は審査で決まりますが、数十万円から数百万円で設定されるのが一般的です。

カードローンの利用を検討する人の中には、消費者金融カードローンよりも銀行カードローンの方が安心を感じる人もいるかもしれません。
銀行カードローンはブランド力や低金利といった特徴があるものの、消費者金融カードローンよりも審査通過難易度が高い点、即日融資に対応していない点を考慮して申し込む必要があります。

即日融資以外にも、一部の消費者金融カードローンは、初回のみ無利息というサービスを提供しています。期間は利用する消費者金融カードローンによって異なりますが、30日や最大180日間で設定されています。
決められた期間内に返済できれば利息がかからないので、急いでお金を借りたい人やすぐに返済できる予定があるときは、消費者金融のカードローンに申し込むのがおすすめです。

大手消費者金融カードローン5社の特徴を以下にまとめました。

※金利は契約額および利用残高に応じて異なる

注意点として、消費者金融カードローンで即日融資を受けたい場合、申し込み時間を考えて手続きをしましょう。受付時間外・受付終了間際の時間に申し込んだ場合、即日融資を受けられない可能性が高いからです。
また、消費者金融カードローンは金利設定が高いため、将来的な返済計画も考えた上で利用してください。

低金利で返済計画を立てやすい！フリーローン

フリーローンの使い道は原則自由ですが、カードローンのように自分の都合で借りたり返済したりができません。申し込む際に利用目的の申告が必要ですが、銀行カードローン同様に低金利で借り入れできます。
お金を借りる目的が明確ならばフリーローンの利用がおすすめです。

融資までにかかる時間は、最短翌日から長いと1週間以上かかる可能性があります。また、カードローンよりも審査通過難易度が高い傾向にあり、利用目的を証明するための書類提出が必要な場合があります。

複数の借金を一本化できる！おまとめローン

多重債務者で毎月の返済に苦しんでいる人なら、おまとめローンの利用を検討してみてください。おまとめローンは、複数のローンを一本化するためのローンだからです。

例えば、A社から50万円、B社から30万円、C社から20万円の借り入れはあって、返済が困難になっているとします。そこで新たにD社で100万円を借りて、その融資金でA社とB社とC社からの借金を完済。あとはD社に返済していく流れです。

おまとめローンは返済先をまとめて返済負担を軽減できたり、支払う利息を少なくできたりする効果があります。

買い物にも借り入れにも使える！クレジットカード

キャッシュレス決済の代表ともいえるクレジットカードなら、ショッピングの後払いをはじめ現金の借り入れも可能です。
現在、クレジットカードを持っていてキャッシング枠の付帯があれば、すぐに銀行やコンビニエンスストアのATMから利用限度額の範囲内で現金を引き出せます。新たに申し込み手続きを行ったり、審査を受けたりする必要はありません。

クレジットカードの利用代金は後日、クレジットカード会社から請求。申込時に指定した金融機関口座から引き落とされます。利用代金は、一括で支払えるだけでなく、分割払いやボーナス一括・二括払い、リボルビング払いにも対応しています。

利用金額に応じたポイントやマイルがたまる特典があったり、保険付帯やサービス・優遇が受けられたりする点がメリットです。選ぶクレジットカードによって特徴が異なるので、自分が活用しやすい一枚を選ぶのが大切でしょう。