馬でも分かる!元貸金業の馬たちが解説「借入のすべて」

口座売買による本当の罪のつらさ~獄中からの反省記~

筆者の回りには、口座売買でお金を調達したことのある人が数人います。その中の一人は先月逮捕され現在罪を償い中です。

何故口座売買は増え続けるのか、そこには個々に抱える問題の違いはありますが。色々調査してみました。その結果口座売買で最も多い年代層が20代から30歳代後半が多く、

中でも平成27年迄は圧倒的に男性が多く女性の割合は10~20%位でしたが28年くらいから女性の割合が30%を越えるデーターがあります。

その背景には若い人の多重債務者が増えてきたことに原因のひとつがあるようです。では何故若い人の多重債務者が増えてえきたかについて考えてみましょう。

執筆者の情報
名前:鈴木桂馬(仮名)
年齢:64歳
職業:ライター(自身も闇金利用経験有)
利用した貸金業者数:30社(内闇金5社:約30万)

口座売買で逮捕

当事者の生い立ち

まずは事件を起こした当事者について触れておきます。昭和35年生まれ現在52才、男性、中田馬五郎(仮名)生まれは九州の福岡県で、幼い頃父親が勤めていた炭鉱が閉山になり、本人11才の時に大阪に出てきています。

その頃の家族構成は両親と妹の4人暮らしをして、ごく普通の生活を過ごしていたようです。

小学校、中学校、と地元の学校を卒業して、高校は今ではあまり人気とは言えない工業高校へ進学して、卒業後大阪の私鉄の今で言うメンテナンスを行う所へ就職をしました。

人生の歯車が狂い闇金との付き合いが始まるきっかけは、もうこの頃から芽生えていたようです。

何故なら就職して自分で給料を手にしてまず経験したのが、酒、パチンコだったそうです。わずか19才の若者が「借金」という扉を開いて入り込むことになりはじめた時だったそうです。

人の性格や体質はひょっとして一生涯直らないものではないかと本人を取材している時にふと思いました。今回の逮捕の原因となった口座売買も、自分の欲望、すなわちギャンブル依存症による借金返済の為に行ったものです。

同じような事実は高校を卒業後約30年の間に何度もあったそうです。その繰り返しにおける代償として”離婚”親からの勘当”退職等若い頃から借金とは縁が切れなかったみたいです。

人は人生の中で幾度となく失敗もあれば成功もあります。しかし長い人生で建て直す機会もあったことだと思いますが、今回の当事者も30年の間にもとに戻す機会はあったそうです。

しかし最終的に自分自身の性格の甘さによる自分の欲望を押さえる事ができず、60才を目の前にして始めてと言えど警察に世話になる事になります。

このように若い頃から欲望と借金との板挟みの人生で、19才の借金の始発駅から始まった借金路線の終着駅が今回の”逮捕駅”ではなかったかと思われます。

借金ができる原因はギャンブル

冒頭の本人の生い立ちでも述べてきましたが、若い頃からギャンブル好きな性格で、特に10年前からスロットマシンに夢中になって仕事での収入の殆どがスロットに消えていってしまいました、

その段階で自分の愚かさに気づけば、このような人生を歩まなくてもすんだことだと思います。

しかし実際はその敗けを取り返そうとあさはかな考えになり、最初は仕事仲間から少額の借金をしてまた挑む、結果ギャンブルは勝つことより負けるほうが多い事実は世間一般的にわかっていることだと思います。

しかしギャンブルに限らずその道に没頭する人の考え方や生き方は、全く縁のない人には到底理解しがたいことではないでしょうか。

本人もまだ自分自身の生活許容範囲内での、趣味やギャンブルであれば今回の事件迄発展することはなかった、とふとため息混じりで漏らしていました。

そんなギャンブルの負け、取り返し、借金の繰り返しを数年行い、もう仕事仲間さえ貸さなくなって、消費者金融での借り入れに挑みますが、人生の半分以上を借金と共に生きてきた人物のクレジットヒストリーでは通常の金融機関や消費者金融ではもちろん審査に通りません。

インターネットで借入先を検索

そんな本人が優位借り入れ先等の情報を調べる手段が「ネットカフェ」である程度見よう見まねでネットでの検索くらいはでき、そこで検索エンジンに「確実に融資してくれる」「ブラックでもOK」「即時融資」「安心闇金」等のキーワードで検索して借り入れ先の情報を集めていたようです。

ネットで最初に申し込みをしたのが、昨年のクリスマスくらいで東京の中小の消費者金融に個人情報を流して借り入れをしてみたようで、結果は融資不可能だったそうです。

中小といっても貸金業者の認可を受けていれば当然個人信用情報機関へ個人情報の紹介をします。結果は見えていた事ではないでしょうか。

普通の考えでは、もう消費者金融でさえ貸さない状況になっていればまっとうに働き立ち直る事を考えるはずだとおもいますが。本人は普通ではありませんでした。

この段階でも仕事仲間も含めかなりの借金が身体中にのしかかって来ていたようです。

闇金業者から融資の連絡

そんな中、今年の成人式のあと、1月17日に雨で日雇いの仕事にあぶれ3畳一間の簡易宿舎にいた時、1本の電話が入り出てみたそうです。

すると「本日は融資の必要がないかお電話をさせて頂きました。私馬田と申します」と丁寧に名乗ったそうです。

本人にしてみれば一瞬「やった」と思ったそうですが、ふと我にかえると「審査通りますか?」と相手に尋ねたら「直ぐに審査しますので少しお時間ください」と言って40分後に電話があり「残念ですが通常の融資では現状は無理です」「そうですか」とあきらめかけたとき・・・・

「使ってない銀行口座もっていませんか」と聞かれもってないと返答すると「もしもっていれば2~3万は出しますよ」との誘いの言葉があったそうです。
それが闇金との深く、つらい付き合いの始まりになることとなります。

闇金への第一歩

17日の電話で本人は闇金で口座売買の話はあると聞いたことがあったそうですが、”口座売買”でお金を得る事の真実を身をもって知ることは始めてでした、

これが人生の結末への道になるとは、この時思ってもいなかったと私は感じます。

このような闇金の実態をしりネットカフェで情報を検索して闇金Aへ借り入れの申し込みをしてみると、本人によるとやったと思ったくらい、今までどこも通らなかった審査が通り貸してくれたそうです。

しかし、貸付の内容を聞くと元本五万円で先引き利息15,000円(週に3割)で事務手数料5,000円で手元に
35,000円しか振り込まれないそうです。完済する場合は65,000円になります。

一ケ月借り完済するときには50,000円の元本に利息60,000円合計110,000返済することになり、いつまでも利息に縛られ、元本完済に至らない状態にもっていく事が闇金のスタイルで本人はこの事実を勘違いして融資の審査に通ったと思っていたそうです。

これが闇金と深い繋がりができ、悲劇の結末の逮捕される日までわずか2ヶ月前の今年の1月23日の出来事で、この日から2ヶ月という短い間に様々な悲劇・違法・恐怖・結末と言ったキーワードの事態が起きてくることは誰も予想していなかったでしょう。

闇金の借入先を知った経緯

本人に先月末に取材した時に尋ねた事が「何社の闇金からどのくらい借り入れできたのですか」と尋ねたら本人は「最終的に多すぎて”いつ”何処から”いくら”借り入れしたか分からなくなってしまったが10社くらいから元本にして100万円くらい」借りた事実を言ってくれました。

これだけの数の闇金から借り入れできる情報はどこで入手できたか尋ねると、
1. ネットからの検索
http://www.blackok.net/

http://www.karitai-money.com/
このようなURLから情報を入手して申し込みをしたそうです。

2. 携帯電話のSNSによる勧誘
筆者も以前同様の経験をして、記事も出しましたが携帯電話に色々な闇金からの融資の勧誘が入ってきます。

何故携帯電話の番号がわかるか筆者も始め不思議に思いましたが、それは簡単な事でネットから色々な所へ申し込みすることでその個人情報が専門の名簿屋に入り、そこから闇金に流れ携帯電話に入ってきます。

通常の金融機関では多重債務者や他社での借り入れ件数、金額が多い申し込み者には融資できないようになっていますが、今回の借り入れについては殆どが無審査・異常な利息で貸し付けを行っているので、これだけの数の闇金から借り入れができたと思われます。

闇金から詐欺的な借入

今年の1月に始めて闇金との繋がりができてわずか2ヶ月あまりで10社100万円もの融資を受けれた事も驚きますが、その間高い利息の支払い、もちろん元本は完済できることはありません。

10社の闇金とどのように2ヶ月間接触してきたか疑問に感じ尋ねると、これは本人の天性というか特技というか、わかりませんが話術のうまさで闇金に利息期限の繰延等で対応してきていたそうです。

裏を返せば嘘のうまさではないでしょうか、取材でも本人の今までの人生の中で嘘による人生を過ごしてきた事を明確に答えていました。

注目すべき点が、今回の逮捕の要因の一つでもあります。それは詐欺行為による借り入れを行っていたと本人の自供でわかったそうです。

100万円の借り入れはよく考えると、いくら闇金でもまともな申し込みでは融資しないと思います。

どのようにして詐欺的な借り入れを行ったかは現状警察以外わかりませんが闇金を騙して借り入れできる話術があった事に凄さを感じます。

2ヶ月の間利息の支払いの為に他社から借り入れしてそれをあてる、いわゆる自転車操業で自分で自分をおとしめる事になっている事に何故気づかなかったかと思います。

利息の支払いに行き詰まった最終的手段として、一部の闇金から次のような指示がありました。本人も利息の支払いの行き詰まりから、実施することを決意したのです。
1. 銀行口座の売買
2. 口座の送り先の中継

以前筆者も口座売買について記事も執筆した経験がありますが、

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今回の本人への取材内容と比べると規模、組織力等の違いや、いかに今、口座売買を行っている人が全国で増加してきている事に驚きを隠せません。

1と2については次項で詳しく報告させてもらいます。

闇金の借り入れ条件

本人の記憶がはっきりしている範囲で条件等を聞くことができました。

ほぼ条件は、利息3割から5割(1週間) だそうです。他にも大半の借り入れ先の共通点として
1. 審査らしきものはなかった
2. 身分証明書の送付もなかった
3. 電話と緊急連絡先で借り入れ出来た

とのこと。いづれの所も闇金特有の無審査、高利息、短期貸し付け、初回は少額の2万から3万(これは借りての返済不能になった時のリスク回避)は闇金の基本でもあります。

闇金からの借入一覧

ここに明記する内容は本人が逮捕され、事情聴衆でも言った借り入れ先、借り入れ額、利息、口座売買の相手をまとめたもので、逮捕される重要な証拠として取り扱われたリストからとったものです。

闇金業者利息利息の周期借入元本手元振込利息金額
闇金A3割10日355,000244,000106,000
闇金B2割7日150,000109,00030,000
闇金C5割7日100,00050,00050,000
闇金D5割7日130,00060,00070,000
闇金E2割7日320,000290,00064,000

後4~5人から30万円くらいあるそうで、この数字は元金はともかく、手元に振り込まれた金額については本人の唯一残った口座の通帳から確認させてもらいました。

数字の真実を確証するとともに、一人でこれだけの闇金を相手にしたことに、更なる驚きと身体中に恐怖感を感じました。

筆者も過去には闇金からの借り入れ、口座売買の実態を今回と同様なかたちで取材により記事を掲載してきましたが、過去の取材した中で、このような闇金との付き合いをした人はいませんでした。

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口座売買の現状は息取り立ての手段

1月中旬に始めて(?)闇金からの借り入れを行い、わずか2ヶ月で100万の借り入れをして、自分の年収に近い金額を闇金から借り、その結果がいかになっていくかはテレビドラマや映画のようにうまくまとまることは絶体に有り得ません。

利息だけでも、週に20~30万近くなってきて、不思議なことはこのようになってきて、当事者は「どうのようにして多数の闇金と金額を解決するつもりだったのか」この点について本人から回答を得ることができず。

想像ですが、当事者は身内、兄弟もなく独り身な為どんな仕打ちをうけても、また逃げても一人ならと思ったのではないでしょうか。

しかし、現実は自分が思っているようには決してならなかったようです、次頁で詳しく報告させてもらいますが、当事者以外にも回りへの多大なる危害、迷惑が連日続いたそうです。

利息の返済の為、同業他社から短期融資の繰り返しをやってきても、最終的にはそれさえ不可能になったそうです。

しかし偶然にも2月上旬に1月の成人式頃に電話があった馬里という人物から電話があり「どうですか融資できますけど口座ありますか」と偶然とは怖いものだとおもいました。

その頃の心境についてさすがの当事者も「ヤバイ」と思いすでに、もう闇金からの借り入れさえできない状態で自分で返済しなくていい資金は「口座を売る」事で利息返済資金を調達するしかないと、誤った考えになり口座の新規開設がこの頃から始まっていきます。

口座売買による収入

馬里という人物から電話があった時に本人は頭のすみに「いくらで売れる」かというあさはかの事が走ったようです。実際その電話から3~4日後に馬里という人物に当事者みずから電話をいれ。交渉したそうです。

馬五郎:「口座作りましたがどうしたらいいんですか」と尋ねてみると
馬里:「どこの銀行ですか」
馬五郎:「F銀行です」
馬里:「ネット銀行はそんなに出せません、すぐに止まるため」
馬五郎:「ではいくらですか」
馬里:「2万です」
馬五郎:「それでもいいです。どうしたら振り込みしてもらえるんですか」
馬里:「ネット銀行ならキャッシュカードはいりません、ログインパスワード、乱数表の数値を教えてもらい、こちらで使えるかチェックして確認できたらすぐに振り込みます。振り込み口座お願いします」

こうして、先方の指示通りパスワードと乱数表の数値を教えて、3時間後に自分の口座に2万円振り込まれて
きたそうです。この事実が大きな底のない罠に、はまっていくきっかけになっていったようです。

資金調達の為に続く口座開設

F銀行の口座を売ったことによる振込みが2万円あり、そこで普通はその2万円から少しでも利息にあてていくように考えますが、当事者の考えはそうではなかったのです、口座代金が入金されたことは、仕事の休憩時時間にスマホのアプリから確認して仕事が終ると一目散にコンビニに行って2万おろしてパチンコ屋に行きスロットの前に座ったようです、

彼のあさはかな手段としては、「どうせこの2万だけでは、全部の利息払えないと思い」この資金元手にスロットで増やそうと、意味のわからない行動に出ていき、結果「又負けた」はお分かりの通りで、売ったお金は1円も返済に当てられずパチンコ屋に消えていったようです。

いつも負けつづけていたら、当事者もあきらめていたかもしれませんがたまに10万円以上勝つときがあったのでその余韻がいつも体から離れなかった事が今回の事件の一番大きな原因かもしれません。

当事者の考え方の基本が、取材でも言っていましたが「何とかなる」で19才から今まで生きてきたようです。スロットに負けた時にも「又口座を作って売れば金はできる」と、さも口座売買が違法ではないようにさえ思えてくる行動でした。

2月中旬には利息の支払いで延滞による、督促が一段と強くなってきたので当事者も急いで新規口座を開設して売却代金を利息にあてる決心をして、まず自宅の近くの銀行から開設していきます。

G銀行H銀行I銀行J銀行K銀行
売却時期2/中旬2/中旬2/下旬3/中旬3/中旬
売値40,00060,00050,00030,00030,000
送先福岡県博多福岡県博多福岡県博多東京世田谷東京世田谷
買手 闇金A闇金A闇金A闇金C闇金C

人は色々な性格があり、その性格もいい面や悪い面、両方ありいいとこは伸ばして、悪いとことは直していく事で成長してきます。

しかし、今回の当事者のように若い頃から自分自身の進む道が間違いだらけで、自分の愚かさにもきずかず、現在まで生きてこられた事に、今回の当事者の”運の強さ”いう言葉が適切かどうかはわかりませんが、感心させられます。

銀行からの通告

わずか1ヶ月の間に5銀行のキャッシュカード、通帳、乱数表、トークン等を渡して得た金額は21万円になりそれの殆どが利息にあてられたようです。買った闇金もその口座を早速利用しているようですが、詐欺等に使われるのかについてはわかりません、

現在警察の方で、詐欺等に使かわれ被害者が出ていないか、調査しているようです。もし振込み詐欺等に使わて被害者が出ていたら口座売買だけの罪に被害者の分まで加わり重い罪になるでしょう。

闇金が個人口座を利用する頻度は一つの口座で約1ヶ月くらいで、その間に契約者からの利息、元金等集中的に振り込みに利用していきます。

銀行は、この異常なお金の出入りと、様々所からの振込みが続いている、状況に違和感を感じて本人宛に口座状況の確認の連絡(手紙)があり、不審だと思われたら添付のような口座利用停止通知が届きます。

現在は全国銀行協会システム等により詐欺等に利用された情報は一斉に各銀行に流れて、一瞬にして他の自分の口座も凍結させられて二度とその銀行では口座開設ができなくなります。
当事者も次のように各銀行から通知が届いたそうです

銀行名届いた日通知内容
G銀行2/末利用停止通知
H銀行2/末利用停止通知
I銀行3/6利用停止通知
J銀行3/中旬利用停止通知
K銀行3/中旬利用停止通知

以上のような銀行の処置に対し、当事者は今後罪を償い社会復帰する時に色々と生活する上で、銀行の口座が必要になってきますが,口座を開設することは、今回の件でかなり難しくなることだと思います。

闇金にとって口座は使い捨て

筆者が以前口座売買の取材をした時に、元闇金の幹部からの証言で闇金の利用する口座は

  1.  絶体に個人の口座
  2.  利息等を振り込むときは事前には絶体に口座を知らせない。
  3.  振り込むときに口座番号などの詳細を知らせる。
  4.  細かな所は午前と午後で口座が違うこともある。
  5.  新規口設する時は必ず①ンターネットバンキングであること ②振込み限度額を300万円以上にする。

このような条件で口座を開設させて1ヶ月から2ヶ月利用して次の個人口座を使うようです。

その為に闇金は一つでも多くの個人口座が必要になり、自分達の安全確保の為に、決して口座と携帯電話は長い間同じものを使用しません。

自首の決断

3月に入り、益々闇金への利息の支払いが困難になってきて、3月8日に当事者とその友人と筆者で本人の今後の事を相談して、さすがの、当事者もこれ以上はどうしようもないと覚悟して自首する事になりました。

その時にもっと早い時期なら、まだ方法は他にあったかもしれませんが今となってはかなり遅いきはしました。

それから、出頭する3月20日の勾留される運命の日まで毎日半日以上にわたりこの記事の取材を行いました。

最終的に取材が完了したのが3月17日の深夜で朝まで3人で飲み、語らい、真夜中の静まりかえった部屋の中で3人の声がやたら楽しそうに響いていました。

司法の助け

今まで強運な人生をおくってきた当事者はまだその強運は残っていました、口座売買という犯罪に対する罪の償いは何らかの結果が警察から言われることだと思います。それに対しては素直に償う事にしていました。

もう一つの懸念材料が、利息も含め支払いをしなかった多くの闇金からの取立ての恐怖に対して自分はしばらく、警察の中で安全はどこよりも確保されていますが、借り入れするときに緊急連絡先を言った友人などの電話に本人に連絡が取れない分、代わりに督促や居場所の確認、嫌がらせ等が押し寄せる可能性がありました。

そんな時、筆者がいつもお世話になっている会社の社長さんからの情報で区民会館で闇金など、債務の無料相談をやっている事を教えられ、「無料相談だからたいして力にならないのでは」と思いましたが、相談日が2日後であったので期待せず何か得るものでもあればと思い当日相談に行ってみました。

それが勾留されて5日後の3日24日の事でした。相談に行き、その時の担当は司法書士の先生でした。そこで4~5日半分徹夜取材状態だった記録に基づいて説明して状況確認のために本人との面会も行い。
出された結論は司法書士の先生が窓口となり闇金への返済不能の連絡や法テラスを通じて弁護を行い、当事者は現状では自己破産することで闇金や他の債務から整理できる方法として最適と判断され警察と司法の管理下のもとに保護される事になりましたが、ことは全て上手くいきませんでした。

組織力の闇金の取り立て

勾留される日まで毎日数十件の闇金からの督促の電話があり、最初の頃は電話に出て、曖昧な回答をして対応していたようです。しかし闇金のほうも曖昧な回答では当然収まりません。電話での督促の内容も当事者が何かあった時と思い録音していた物を聞くと・・・・

ここでは掲載できないような恐ろしい、言葉による督促が当然のように連日続けられていたようです。3月の10日頃から電話に出ないようにすると、その後当然のように第三者への同様な督促が続いていきます。

連絡が取れないようになってから、闇金の次の行動は素早いものだったようです。今回の闇金は殆どが東京に拠点をおく所のようで、そこから連絡が取れなくなってから、取り立て人らしい人物が自宅に来るまでそんなに時間がかからなかったようです。

元闇金の幹部に聞くと、全国に取り立て専門業者がおりそこに頼むと即時に取り立てにいく組織力があることをしりました。

このような事態になることは当事者が一番わかっていた(?)事でも、第三者への被害については口座売買の罪より重い罪ではないでしょうか。

第三者への恐怖の督促

当事者の話によると今回の督促に絡む第三者は4人ですべて、友人や仕事の関係者で共に本人に無断で連絡先として闇金に言って借り入れするときの条件にしたようです。この中には会社の番号も教えた為に会社への督促や回収もあったようです。

この事実は自分が犯した犯罪で第三者を巻き込み、その人達の生活の安定をも壊すようになってきた、事が今回の最大の罪ではないかと思います。

今後この人達にどのようにして謝罪していくのかは警察の裁きの後になることにだと思いますが、あとの人生の中で正直という言葉で誠心誠意をもって謝罪、償いを人としてやってもらいたいものです。

口座売買の実態

1.若い年代の口座売買の増加

口座売買が増える、つまり口座を売る人が増える、では何故口座を売らなければいけないか?とつき積めていくと最後にたどり着くのは「貸してくれるところがヤミ金しかなかった」という回答が殆どです。

その結果どのようになっていくかは大体同じケースです。
◆ 利息を払うためにまたヤミ金から借りる
◆ 利息を払えなくなったために口座売買で払った(払わされた?)
問題として考えられる事は、なぜヤミ金から借りないといけないような状態になったか、借りた結果口座売買迄に発展していく事に問題があると思います。

その問題のひとつとして考えられるのが、若い人の多重債務への増加で、今は容易にクレジットカードが持て又簡単決済で後払い等の買い物をしやすい環境にあります。

その簡単さに買い物しすぎたり、高価な携帯電話に様々なオプションをつけ毎月の分割支払いを滞納するなどを繰り返した結果、多重債務者になりるようです。

そして通常の金融機関から借り入れできない状態になり、ヤミ金手を出すようになります。

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2.理解していない罪の重さ

今までの調査で口座売買へ発展するケースとして以下のような場合が殆どです。

① ヤミ金の毎週の利息が払えなくなったとき、ヤミ金から口座売買の話を持ちかけられる。「口座を売るなら2万くらい出しますよ」等の・・・誘いによる売買

② ヤミ金に融資の相談をしたとき「融資はできるが毎週の返済用に貴方のカードか口座が必要です」という融資できることを条件での口座を渡す。・・・安心感をつのらせる売買

③ 自分がお金を調達しないと行けなときにSNS、メール電話で「どこよりも高く口座買いとります」の連絡が入り、お金が必要な為に電話してしまう・・せっぱ詰まった売買

どののケースも共通しているのが自分自身が「せっぱ詰まった」状態にあり、ヤミ金側からすれば好条件の状態にあります。

その結果目の前の自分の状態を何とか、乗り越えることができればと、後先の事等、ましては口座売買が法的にどのくらいの罪で刑罰がどうなるか等はそのときには考えもしていないと思います。

その時あなたは「1つ口座売ってもまだ他に給与振り込み用の口座もあるので大丈夫」と思っていませんか、それは大きな間違いですよ,全ての口座が生涯使えなくなり、新規のどこの銀行口座も開設できません。

後の項目で説明しますが、口座売買はご自分が思っておられるよりもかなりの重罪です。裁判で詐欺罪などが適用されれば10年近い実刑等もある事です。

更に法的な償い、裁きは当然ですが自分の生活が生涯不便になるような、見えないつらい償いも発生する事があります。それについては最後の項目で実体験談を紹介します。

3.口座売買の被害額

次の警察庁のデータでもわかるように、ここ3年間の口座売買の発生件数が5000件を越えてきて、昨年28年度は7000件近い件数で金額も200億を越えるようになってきているようです。

この200億円という金額は一般の企業の売り上げではありません。これは殆どがヤミ金や詐欺グループによる振り込み詐欺等詐欺用の口座として利用された被害金額で今口座を売却しようとしている人へ忠告です。

貴方の売った口座により200億円という金額がお年りや多くの人から騙しとられています。

1

警察庁HPより

4.口座凍結件数

自分が普段使用している口座は、売る方も売らないようです。売る為に新規に口座の開設を行うか、冬眠口座という長年使用していない口座をヤミ金に売るケースが最も多いようです。

各銀行は1日で異常なほどの入出金、振り込みのある口座を銀行内のシステムでチェックして要注意口座として暫く調査します。内容としては例えば口座の開設店が大阪A店でその口座に、

1日の振り込み入金額が個人名で1件1万から5万位で100万単位であり、その後出金をしているのが毎回東京のA店や福岡のB店だったり口座の動きに異変を感じたときには速やかに「口座凍結通知書」を口座の所有者と関係先に送付されます。

次のデーターが示すように口座売買の発生件数とリンクするように凍結されている口座があることがわかります

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※警察公式ページより

警察はこれらの犯罪性にある口座を警察庁の「口座凍結名義人」リストに載せ、犯罪性について調査します。
また疑問に思われるとおもいますが、自分が直接ヤミ金に売った口座ではないのに何故凍結されるのかと疑問になりますね。

それは各銀行は、自分のところの口座も犯罪に利用されたのではと判断して口座凍結に結団します。それは法的にも認められていることです。

後の項目でも説明しますが自分の口座を売るということは、自分が想像している以上に法的な罰や他の自分の口座へ影響してきます。

口座売買による法的処罰

今まで取材も含め口座売買を行った人に会ってきましたが、ほとんどの人が口座を売る時点で法的な処罰や後のことなど頭の中にない状態です。

ここでは注意勧告の意味で、口座売買の法的処罰を少しあげてみますので、今口座を売ろうとしている貴方このような刑罰になりますよ。
① 裁判で口座売却が詐欺罪(通帳詐欺)になった時

(刑法246条1項) 「人を欺いて財物を交付させたものは」 10年以下の懲役に処する と規定しています。
② 売った相手と共犯(共同正犯)の疑いがある時

起訴され6ッカ月以上5年以下の懲役です。又別の罪状として収益移転防止法違反に値した場合は(第27条2項)1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金刑になります。

私の友人の場合を参考にしてみると、友人は自ら罪を認め自首したことで刑が軽減され(刑法第42条1項) の判例で略式刑で懲役刑は免れることだと思います。

このように口座を売るということは法的に、かなり重罪になることを覚悟の上で行動をしてください。口座を売るという事は法的処罰だけではなく自分自身の一生涯を棒に振るような隠れた処罰も出てきますのでそれを踏まえたうえで、今口座を売る予定のあなたへ忠告します

口座凍結の流れ

口座凍結には2つの次のようなケースがあります。

1.警察・銀行主導

① 警察の主導型
個人の口座が何らかの犯罪に関連している疑いがあれば、全国銀行協会に「捜査協力依頼」を出します。銀行協会はその情報に基づき各銀行へ通達します。
② 銀行主導型
口座の所有者から銀行へ紛失や盗難の連絡があった場合、警察に連絡と同時に 口座凍結を行い、全国銀行協会に連絡して、各銀行へ情報を提供します。各銀行は匹敵する名義人名の口座がある場合名義人へ「口座凍結通知書」を送付します。

銀行から口座凍結通知書が送られてくるともうあなたの口座は「出すこと」も「入金すること」も 「振り込み」することもできません。

1
https://www.npa.go.jp

2.凍結口座の解除

警察主導型であっても銀行主導型であっても口座凍結リストに載ってしまうと、口座の解除はほぼ不可能ですもし銀行に相談に行かれて銀行が解除可能な返事をしたとしても、最後に言われるのは「警察が解除できれば」という条件がつきます。

警察に相談に行かれると警察で言われるのは、「あなたは違法な事を行いやってはいけない事を犯したので簡単には解除できません」と言われると思います。それほど一度銀行口座を凍結されると

自分の生活に中において全てに支障が出てきます。例えば携帯電話の引き落とし、公共料金の引き落とし、他の支払い等口座引き落としが一般的ですが、一番大切なのは給与振込です。

もし口座が止まった場合あなたはどうしますか?会社の方に手渡しで給料お願いしますか?会社は当然他の銀行口座を出すように言われます。そんな時にどのように対応しますか。

「口座凍結になり口座が持てません 」と正直に言いますか?もしそんなとき会社はどうしますか。最近の筆者の回りで同じような事例で自己都合退職させられたケースがあります

それだけ銀行口座を持てないということは、自分の生活ライフを遮断されるようなものです。そんなことは口座を売る前に誰も考えてないと思います。

3.口座凍結広告

預金保険機構

振り込み詐欺の多発により平成20年6月に施工された「振り込み詐欺救済法」で口座売買によるヤミ金に渡り、振り込み詐欺に利用されて被害が出た場合に、その被害者を救済する目的において制定された法律です。

流れとしては

[口座を売った当事者] ➡ [銀行へ盗難、紛失届け] ➡[銀行は口座凍結処理] ➡「預金保険機構へ連絡」 ➡ [預金保険機構は詐欺被害の広告を告知] ➡ 「各銀行は広告告知を見て該当口座があるときは凍結処置及び通知」

振り込み詐欺被害にあった当事者は自分の口座のある金融機関行き被害申請を行い認可されるまで約90日くらいはかかります。

{支払い額}  口座売買による口座で詐欺に利用された口座残高や被害者の数によっても支払い額は変わります。口座売買口

①.口座売買による口座が利用された口座へ振り込みをされた金額がその振り込み口座に全額残っていたら全額返金「振り込み詐欺が電話で指定する口座(口座売買による)に100万振り込んでまだ振り込んだ口座の残高が100万残っていたら全額返金」
②犯罪口座に残高が振り込んだ金額より少ない場合は金融機関はそれを補填する必要はなく残高を被害者の数で分配する。
③ 犯罪路用口座残高が1000未満の場合はし支払いの対象にはならない。

法的罪の償いよりつらい罪

27歳のOLの乳実体験の告白

大阪の中央区の中堅運送会社に勤めていた、27歳のOLは口座売買による法的な償いにより、自分にとって厳しい現実の裁きを経験しました。

それは自分が生活する上で「生活のインフラの断絶」というくらいに重要なことです。 口座売買により、表の法的罪の償いと、裏の生活のインフラの断絶という、

2つの償いを自分の生涯償うこととなり、表の償いは時期が来ると解放されますが、裏の償いは 解放の時期がわかりません。これは自分にとって最も厳しい裁きになることは間違いないです。

法的対応

この女性の場合 昨年10月から12月にかけてりそな銀行と三井住友銀行の口座をネットでヤミ金に売買したことにより、その中のりそな銀行の口座が振り込み詐欺に悪用された事が発覚しました。

結果、前の項で説明しました。警察主導型により各銀行や関係先に通達が回り一斉に自分の持っている他の口座も含め凍結させられました。その結果現在まだ警察で他の被害などを調査中ですが、

本人によると近々起訴される予定で、その後の状況はまだ判断できないとに事です。今回の犯罪は初犯で自分自身で出頭して、全てを正直に告白して反省もしているのために、

法的な裁きはある程度軽減されるのではないかと関係者に言われているそうです。その最終結論はこの一か月の間に決まるそうです。

法的な裁きよりつらい、隠れた裁きのつらさ

本人によると口座の売買は法的には違法だとは思っていたみたいですが、これほどの結果になるとは本人も分かっていないかったのが一番恐い状況です。しかし今まで見た売買経験者は殆どが同じ状況でした。

現在は法的な最終の判断が下されるまで待つ状態ですが、現在法的な償いよりつらい裁きに対して苦悩する日々を迎えて今までにない悲痛の状態になっています。

これも元をただせば「1枚の口座2万円」で売った事により、法的には前科に等しいくらいの「刻印」が押され実生活では全てを失ない、生活の維持が困難な状態になっていきます。

余りにも自分自身にとって一生の中での損失が大きいかわかってほしいものです。27歳の人生で!!

本人の告白

自分の持っている銀行口座の凍結により自分の生活にここまで影響するとは本人は予想はしていませんでした その中の苦しい状況を本人の告白により紹介させていただきます。

◆ 給与振込ー 自己都合退職
勤めていた中堅の運送会社の給与は、本人が売った口座の他に給与振り込み用として持っていた、ゆうちょ銀行へ毎月振込でいました。しかし銀行口座が一斉に凍結され、

ゆうちょ銀行の口座も同時に凍結されました。それにより毎月振り込まれる給与が振り込みができなくなり、会社から別の口座の申請をするようにい言われ、

一番早く処理のできるネット銀行のイオン銀行へネットを通じて、申し込みをしていました。それから約1週間後 ネットでの返事で「口座が開設できません 」との返事が届きました。

もう一ヶ所地方銀行への新規口座開設の申し込みを店頭でしてみましたが、同じく口座開設は不可能でした。このような状況をどのように会社に説明するか、考えた結果会社に「現金払いでの支払いを出来ないか」相談してみました。

しかし、会社の返事としては、「なぜ口座が開設できないか」と尋ねられて仕方なく事実を説明することになりました。その結果途中いろいろなやり取りはありましたが、最終的に自己都合退職に至りました。

ここで考えられるポイントとしては
① 何らかの事情で口座開設ができないような人材を雇用することは会社の規定上難しくなります。
② 本人ひとりのために特別に現金渡しはできないと思います。
③ 会社の規定にそぐわない人材は退職もやむを得ない 状態になってきます。

◆ 日常生活のインフラの断絶
現在社会において日常の生活の中で、支払いというのは公共料金を始め、携帯電話、通販等ほとんどが銀行口座からの引き落としが主体です。

本人の話によると携帯電話などはクレジットカードか口座引き落としではないと契約の継続ができないとのことで現在は携帯電話が持てない状態になっています。

銀行からの口座凍結通知

この通知が届くと同時に日本預金機構は不正口座の情報として公告が一斉に流れます。

参考URL:http://furikomesagi.dic.go.jp/

情報を受けた銀行は対象者の口座がないか調べ、もし対象者の口座があれば、速やかに口座凍結行います。これにより自分の持っている他の銀行の口座も一斉に凍結され利用できなくなります。

警察への出頭から起訴

友人はおよそ10社くらいのヤミ金から借り入りを行い、利息だけでもそうとうな金額になり返済がとどこうりその結果、どうなるかは当然朝が来るのが恐ろしくなっていたそうです。

今の法律では夜のとりたてや勤務先への強引な取り立ては法律で禁止されています。

その為に友人も夜は一時的に安堵できたそうですが、ある日3人だけで相談して地元の警察へ出頭して保護してもらう事に本人を説得して、それから2~3日後に出頭、これから本人も経験のない体験をする事になります。

警察の情報力のすごさ

出頭した日は朝から気持ちとは裏腹のように快晴な朝を迎え、近所の食道で3人で朝食とり、時計を見ると9時を過ぎていたのでもう一人の友人が「行こうか」と声をかけ店をあとにしました。

そこから5分くらいな所に警察署があり、入口に警官が立っていて「どちらえ行かれますか」と訪ねられたので「ヤミ金に口座を売り出頭しました」というと「生活安全課に行ってください」とい言われ案内どうり行きます。

対応してくれた生活安全課の刑事に出頭の原因を話すとテレビドラマで見るような取調室へ案内されたそうです。

その日から約2ヶ月以上にわたり取調が行われて、本人が助かった事は取調の最中にもヤミ金からの督促の電話がなりその時に担当刑事が電話に出てくれて「大阪府警00署やけどお宅の件で取調最中」と答えると以後そこからの督促はなかったそうです。

又自分の携帯も当然調べられヤミ金の電話番号も全て調べられ刑事から確認の電話をされると途中で電話を切ってしまう等警察という名前の威力を感じたそうです。

取調べはヤミ金への接触の原因から始まり、想像を絶するような膨大な取調べになり、この時点で警察庁の口座凍結リストに登録され銀行協会にその情報が流れて各銀行にも情報提供されます。

長期間の取り調べの最後に刑事から売った口座の状態を説明され振り込み詐欺に利用された口座のATMから現金を引き出した手先の顔写真も明確に取られていてそれが本人の住んでいる所からはるか遠方で利用されていました。

警察の捜査力のすごさを取り調べの時に痛感したそうです。

検察庁の取り調べから起訴

警察の取り調べが終り、およそ1ヶ月後くらいに検察庁より呼び出しがきます。それは警察の取り調べ調書の確認とその取り調べに対して異議がある場合の申し立てを行うためです。

もし申し立てがある場合正式裁判にするか、意義申し立てがない場合略式裁判で罰金刑にするか選択があり本人は「異議申し立てありません、略式裁判」でお願いしますとの回答でなんとか検察庁の初回の取り調べは終えましたが、その時にはこれから起きる塀の中の経験をするとは想像もしませんでした。

検察庁の取り調べを受けて約2週間後に大阪地方裁判所より略式命令書が届きます。

今回の 一連の罪に対する罰金の金額も明記されており本人にとって一番の問題は罰金は一括納付が規定で、現在の本人の生活状態では一括納付は不可能で、友人と共にお金の調達と罰金の分割についてネットの事例や法テラスの無料相談等にも行き意見を聞きましたが、分割納付は「ただ払える状態ではない」だけの理由では不可能との意見で、もし払えない場合は次のようになることを、教えられました。

裁判所から略式書が届く


実際に送付された略式書

1.略式命令書から約一週間から10日で 一括納付書が届きます。
2.一括納付書の期限までに支払ない場合。
3納付期限を過ぎて約10日間くらいで督促状が届きます。
4.督促状が届いても支払いを行えない場合
5.地元の警察の刑事と検察庁の職員が自宅訪問をして逮捕拘留になります。

罰金の支払いはできず、実刑

皆さんは交通違反 、スピード違反等で罰金を支払った経験はあると思います。罰金が小額の時はあまり心配はしませんが、罰金の額が高額になった時支払に不安を感じます。

そこで質問です「罰金は分割で支払う事ができるでしょうか」

答は基本的には分割支払いはできません。

何故なら罰金も罪をおかした刑罰で、例えば他の事件で懲役2年等の判決が決定したとき、もっと刑を短くしてほしと言うのと同じで、裁判所で決定した罰金も少なくしたり分割で支払いをしたりすることは決定した刑を曲げることになる為、検察庁は基本的には分割納付は同意しません。

今回も前の項目の2の段階で検察庁微収係りに分割納付のお願いを行いましたが結果は認められませんでした。

しかし、法律の中には分割納付などの相談があった場合は、相談にのるようにとの規定もあり検察庁がやむ得ないと判断するような時は分納ができたとの事例もあるそうです。

ちなみに口座売買売った側の罪の略式罰金刑の額は10万円~50万円くらいになります。

刑務所中の生活

今回の当事者も罰金納付期限まで、いろんな所で借り入れを行いましたが、罰金の30万が集まらず検察庁に全額一括納付は不可能と連絡をおこないその結果1月22日から大阪の拘置所 で 一日5000円で30万円分の約2ヶ月塀の中で簡単な仕事を行い、その賃金は罰金に充当されます。

昨日、本人会うと労役につく悲壮感はまったく感じられず、むしろ明るい表情にさえみえました。本人に問いただすと2ヶ月間仕事、宿、食事、ヤミ金からの追い込みの心配をしないですむ事が彼の表情に現れていました。

現在国もこのような考えをもっている人が多くなり、あえて罰金を払わず労役につけば罰金はなくなり、三食寝床付きな為に定員一杯の所があり国も労役期間中の食事代、作業服代等の費用が増えてきて、更に罰金の徴収も出来ない為に分割納付の緩和をはかり分納でも入金ができれば費用削減と収入に繋がる為に現在見直しが検討されています。

闇金の利用による膨大に膨らむ利息

例えば初回5万円借り入れした場合
・先引き利息1万(一般的には週2割)
・事務手数料5千円
手元には3万5千円しかありません。

1ヶ月の利息:4万~5万

元金会わせて10万以上の返済になり、1年間では莫大な利息になり払うことになる。

できないときに口座売買の話を打診される事があり、それに乗じて口座を売った場合「その貴方の口座が振り込み詐欺等の特殊詐欺」利用され特に高齢者に多額の被害が出ている事はご存じですか?

特平成28年の振り込み詐欺・特殊詐欺認知・検挙状況

(1) 情勢全般
○ 認知件数は14,151件(前年比+327件、+2.4%)で、前年から微増。被害額は406.3億円(-75.7億円、-15.7%)と2年連続で減少したものの、依然として高水準。
○ 既遂1件当たりの被害額は、306.9万円(-70.5万円、-18.7%)。
○ 8道県において被害額が半減した一方で、神奈川、愛知、大阪など一部の大都市圏では、認知件数・
被害額のいずれも増加しています。

こうした被害者の多くは高齢者で1件当り300万の高齢者がこつこつ貯めたお金が詐欺にあって騙し取られる為の道具に「貴方の売った口座が利用されて」いるかも知れません。

社会的制裁の重み

もしヤミ金に口座を売った場合には1ヶ月から2ヶ月くらいで銀行から問い合わせがきます。

何故なら本人の居住地以外で多数の振り込み、出し入れ等の状況に銀行もそれに対しての問い合わせを行い不自然と判断されると口座停止通知が届きます。

それと同時くらいに銀行協会や日本預金機構に口座凍結の情報が流れ、預金機構は凍結情報を公告します。その情報は銀行協会加盟のすべての銀行に流れて、売った口座以外で他の銀行口座もすべて凍結されます。

その結果は、自分が生活するのに、現在社会で口座の重要性は口座凍結後に痛い程わかるようになります。

そのような状況になると一番生活の面で困るのは給与の振り込みです。現在は日雇い労働者か日払い派遣等といった所以外の勤務先は殆どが給与振り込みになっており口座が持てないと同時に通常の会社やバイト

先に勤める事が出来なくなります。今回取材の中で何人かの口座を売った人に話をきくことができました。殆どの人が次のような共通の事があります。

① 口座売った結果他の銀行の自分の口座も使えなくなるとは知らなかった。
② 口座が凍結されると新規口座も開設することが出来なくなることを知らなかった。
③ 口座が凍結されると半永久的に口座が持てない事
④ 勤めていたところで給与振込口座がないために、やむなく退職することになりました。いくつかの会社、バイト先に面接しあと給与振込の口座がないために採用されなかった事が何度かありました。

振込の口座がないためにこのような結果になる事は、売る段階で分かっていると、当然ヤミ金への接触はしないでしょう。色々な法律家の意見やアドバイスを聞いても半永久的に口座はもてないとの見解が殆どです。

携帯電話の契約も殆どがクレジットカードか口座引き落としでクレジットカードも口座がないと作れません。

このように現在の生活では銀行口座がない場合ほとんどの契約が不可能となる可能性もありますのでヤミ金にお金の相談は絶対しな事を重ねて忠告します。

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