クレジットカード持ってない場合の窓口でのCIC開示方法
信用情報機関であるCICの記録を、クレジットカードを持ってない人が開示できるのでしょうか?
この記事ではクレジットカードがない場合の開示や、開示報告書の内容、CICの組織などの情報についてお伝えします。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- 自分の信用情報を確認するための方法を知りたい人
- 信用情報開示報告書の内容を知りたい人
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目次
クレジットカード持ってない場合の開示法
クレジットカードや携帯電話の月額料金、各種ローンなど、金融取引の情報は個人信用情報機関に記録されています。
自分自身の金融取引がどのような形で信用情報機関に登録されているのか、気になる人もいらっしゃるでしょう。
そんな個人信用情報機関の1つに、株式会社CIC(シーアイシー)という信用情報機関があり、主にクレジットカード会社が加盟会員となっています。
クレジットカードを持っていない人が、CICで信用情報の開示をしたいというケースがあるようですが、果たしてそのようなことは可能なのでしょうか?
CICでの開示方法について紹介します。
ネット開示はクレカがないとNG
CICで信用情報を開示する場合は、インターネットで開示請求が可能です。
インターネットであれば、自宅で手続きが可能である上、必要書類もないため、とても手軽に開示請求が可能です。
インターネット開示は、毎日8時から21時まで行えますので、時間内に請求すると良いでしょう。
ただし、クレジットカードを保有していない人は、残念ながら開示請求ができません。
なぜなら、開示手数料である1,000円の決済を、クレジットカードで行う必要があるからです。
クレジットカードを持っていない場合には、ほかの方法で開示請求する必要があります。
郵送開示はクレカがなくてもOK
郵送で開示請求をする場合には、クレジットカードを持っていない人でも可能です。
郵送開示の場合には、まず開示申込書を書く必要があります。
開示申込書に必要事項を明記した上で、身分証明書などの本人確認書類をコピーします。
同時に、住民票か印鑑証明書を用意する必要があるので、役所に発行してもらいましょう。
ゆうちょ銀行の定額為替証書1,000円を準備した上で、書類とともにCICに送ります。
およそ10日ほどすると、CICから開示報告書が送られてきますので、中身を確認すると良いでしょう。
窓口開示もクレカなしで大丈夫
CICの窓口でも、開示請求を行えます。
この場合も、クレジットカードは必要ありません。
窓口の場合は、身分証明書のコピーを準備した上で、健康保険証か年金手帳、戸籍謄本か印鑑証明書のうち、2つを準備する必要があります。
これを窓口に提出し、手数料を支払います。
窓口での開示請求の場合には、手数料は500円なので、ほかの方法よりも安価です。
CICの窓口は、平日10時から16時に開いており、その場で開示情報を確認できます。
窓口から受け取る方法が最もスピーディーであるため、近くにCICの窓口がある場合には、開示請求に行きましょう。
利用できるクレジットカードのブランドは?
クレジットカードがあればインターネットでの開示請求が可能ですが、一口にクレジットカードと言っても、非常に多くの種類があります。
そのため、自分が持っているクレジットカードが開示請求に利用できるかどうか不安な方もおられるでしょう。
CICへの情報開示請求に利用できるクレジットカードについて、説明します。
クレジットカード一覧
CICへの情報開示請求に利用できるクレジットカードは、以下の表に示す会社が発行しているものです。
イオン銀行 | 三井住友トラストクラブ | トヨタファイナンス |
エポスカード | ジェーシービー | 三井住友カード |
オリエントコーポレーション | ジャックス | 三菱UFJニコス |
クレディセゾン | セディナ | ユーシーカード |
ライフカード |
なお、三井住友トラストクラブのカードはダイナースクラブカードに限られ、ジェーシービーのカードは株式会社ジェーシービーが発行元のカードに限られます。
一見すると少ないように思われますが、日本で発行されているクレジットカードの大半は、上表に掲載されているいずれかの会社が取り扱っているものです。
そのため、お持ちのクレジットカードがCICへの情報開示請求に利用できないということは、ほぼないでしょう。
デビットカード一覧
デビットカードも、ジェーシービーもしくはイオン銀行が取り扱っているものであれば、CICへの情報開示請求に利用できます。
ただし、カードの種類によってはジェーシービー・イオン銀行が取り扱っているものでも、利用できないことがあります。
デビットカードは即時決済方式のカードなので、口座からすぐにお金が引き落とされなかった場合は、利用できなかったと判断するのが賢明でしょう。
その場合は、クレジットカードを利用するか別の方法で開示請求を行うようにしてください。
CIC信用情報開示報告書の内容
信用情報の開示請求をすると、信用情報開示報告書の閲覧が可能になります。
とはいうものの、信用情報を開示する機会はそれほどないと思いますので、具体的にどのようなものなのか、想像がつかない人も多いのではないでしょうか。
CICの信用情報開示報告書の内容とは、一体どのようなものなのでしょうか?
実は、CICの信用情報開示報告書の内容は、クレジット情報と、申し込み情報、利用記録の3つの情報で構成されています。
どうせなら開示請求する前に、その概要を知っておきたいものですよね?
ここでは、これらの内容を具体的に紹介します。
クレジット情報に書いてあること
クレジット情報には、氏名や生年月日、電話番号や住所などの属性情報に加え、契約内容、支払い状況などが書かれています。
さらに、入金内容が一目で分かるように、月ごとに記号が掲載されています。
記号の内容は以下の表にまとめましたので、ご参照ください。
記号 | 内容 |
---|---|
$ | 請求に基づく入金があったことを表す |
P | 請求金額のうち、一部金額の入金があったことを表す |
R | 利用者以外の人から入金があったことを表す |
A | 利用者の事情で返済日に入金がなかったことを表す |
B | 利用者事情とは無関係に入金がなかったことを表す |
C | 原因不明の未入金を表す |
- | 請求金額が発生せず、入金もないことを表す |
空欄 | クレジットカード会社の情報更新なし |
申し込み情報に書いてあること
申し込み情報は、クレジットカードやローンなどに申し込みをした時に記録される情報です。
申し込み情報には、申し込んだ人の氏名や生年月日、電話番号や郵便番号が記録され、申し込んだ日時や、どんな商品に申し込んだか、いくらの金融商品の契約を予定しているかなども掲載されます。
さらに、支払い回数や具体的な商品名も記録されるため、申込者の状況がハッキリと明示化されます。
ちなみに、申し込み情報は6ヶ月間残りますので、その間に複数の申し込みをすると、申し込み情報に多くの記録が掲載されることとなります。
キャッシングをしたい場合には、審査で不利となりますので注意が必要です。
利用記録に書いてあること
利用記録には、あなたが金融取引をしている会社が、個人信用情報の記録を閲覧したという履歴が記録されます。
クレジットカード会社や信販会社が信用情報を閲覧すると、利用記録に6ヶ月間残ることになります。
このことを、途上与信といいます。
簡単にいうと、クレジットカード会社は、時折あなたの信用情報をチェックして、他社借り入れが増えていないかや、他社で支払い遅延や滞納を起こしていないかなどを確認しているということです。
入会審査以外にも、与信管理をされていますので、信用情報にキズが付くと、場合によってはカード限度額の引き下げや、カード利用停止などもありえるのです。
CICの信用情報は個人でも見れる
信用情報機関CICに登録されている個人信用情報は、加盟している業者でなければ閲覧できません。
また、加盟業者による途上与信以外では勝手に見れませんので、本人の同意が必要です。
ところがCICでは、原則的に本人が窓口に行くことによって、自分の信用情報の閲覧が可能です。
最近の流れとしては、クレジットカード払いによるインターネット上での開示請求が増えていますが、住んでいる近くまたは勤務先の近くにCICの窓口があるなら、直接行ってみるのも良いかもしれませんね。
クレジットカードに申し込んだのに審査に落ちた理由がわからないという人や、そもそも信用情報にはどのような情報が含まれているのか調べてみたい、という理由でもかまいません。
また、携帯端末機器代を含んだ携帯電話料金の支払い状況まで本当に登録されているのか知りたいという人も、これから住宅ローンに申し込むという人も、1度は自分の信用情報を調べてみるといいでしょう。
CICでは利用しているクレジットカードの取引履歴、各種ショッピングローンの契約状況や支払い状況についても開示していますので、気軽に確認してみましょう。
そもそも情報開示とは
そもそも情報開示とは、自分の信用情報を確認することを言います。
クレジットカード会社やオートローンなどのローン契約会社が、何をCICに登録しているのか、個人情報はどこまで登録しているのか普通はわかりませんよね。
そこで、信用情報にどんな情報が含まれているのか確認できるのです。
なおCICが保有している信用情報は、クレジットカードの契約や各種ローンの契約情報のみです。
これらの個人信用情報は、クレジットカード会社などが申込者の信用力や返済能力を確認するために利用するものです。
よって個人信用情報には、人種及び思想・犯罪履歴や病歴などは含まれていません。
保有する信用情報について
CICが保有する信用情報は、クレジットカードや各種ローンに申し込んだ際に登録される「申込情報」と契約に関する「クレジット情報」、及び途上与信の際に登録される「利用記録」の3部構成でできています。
申込情報
クレジットカード会社やローン会社などが申込者から申し込みを受けた場合に、取引履歴がどのようになっているのか、データを照会した事実を登録する項目です。
なお申込情報は自動的に登録され、CIC加盟業者によって登録されることはありません。
申し込み情報の保有期間は申し込み日から6カ月で、6ヵ月が経過すれば自動的に削除されます。
主な情報項目は次のとおりです。
- 本人を特定する情報
- 申込内容に関する情報
氏名や生年月日、郵便番号や電話番号などと、いつ何のローンに申し込んだのか金融商品名や、どの会社が照会したのかという情報です。
クレジット情報
クレジット情報は、CICに加盟している業者と契約した事実を明らかにした情報です。
また、契約内容や毎月の取引履歴などについても登録されています。
登録されている期間は、契約期間並びに契約終了後5年間です。
主な情報項目は次の通りです。
- 本人を特定する情報
- 契約内容に関する情報
- 取引履歴の情報
- 割賦販売の情報
- キャッシングの情報
クレジット情報の本人を特定する情報は、勤務先情報や免許証及び保険証の記号や番号も含まれ、申込情報の本人を特定する情報よりも、細かい情報が登録されています。
またクレジットカードの利用限度額や、ローンの契約額、どこの会社が契約したのか、商品名や支払い回数についてなど、契約内容に関する情報に含まれています。
取引履歴に関する情報については毎月の支払い状況や利用残高、および金融事故などの情報です。
割賦販売の情報については、契約がクレジットではなく割賦販売の場合に登録され、契約残高や返済滞納の有無などが登録されています。
キャッシングの情報とは、クレジットカードでのキャッシングした場合に登録される情報で、貸付日や残高、返済滞納についての情報です。
利用記録
クレジットカード会社やローン会社は定期的に途上与信と言って、会員の利用状況をCICで確認することが義務付けられています。
個人信用情報は、途上与信以外では勝手に確認できません。
そこでCICは不正な利用を防ぐために、どこのローン会社が誰の個人信用情報を見たのかを、自動的に登録しています。
なお登録期間は、途上与信の日から6カ月です。
窓口での情報開示の流れ
CI窓口での情報開示方法は、次の通りです。
①必要書類を用意する ↓ ②近くのCIC開示相談コーナーに行く ↓ ③窓口に設置されているタッチパネルで受付する ↓ ④本人確認が行われる ↓ ⑤開示報告書を受け取る |
CICの窓口は平日のみ受付しており、土日祝日及び年末年始は休業です。
なお、利用時間は午前と午後で分かれていますので注意しましょう。
- 受付時間:10時から12時/13時から16時
また、予約制ではありませんので、混雑している場合は多少待ち時間が必要になることもあります。
CICの窓口にはセルフ開示端末「C-touch」が設置されており、タッチパネルの指示にしたがって操作することで、受付票が出力されます。
受付票をCIC開示請求カウンターに持っていくと、本人確認書類の提出を求められ、本当に本人なのか数人で確認されることがあります。
一瞬不安な気持ちになるかもしれませんが、個人情報は他人に開示するわけにはいきませんので協力しましょう。
開示請求者本人であることが確認できたら、5分から10分程度で開示報告書を受け取れます。
本人確認に必要な書類と手数料
本人確認書類としては運転免許証が一般的ですが、それ以外にも以下の書類を利用できます。
|
|
上記の書類が用意できない場合は、以下の書類のうち2点を用意しましょう。
- 健康保険証
- 年金手帳
- 戸籍謄本または抄本(発行日から3カ月以内)
- 印鑑証明書(発行日から3カ月以内)
なお、旧姓での情報開示を希望する場合は、戸籍謄本を持っていくようにしてください。
本人が開示請求する場合の手数料は、税込み500円です。
本人以外で情報開示する場合
CICの情報開示請求は、次の人でも行えます。
ただし、CIC窓口で開示報告書を受け取れるのは、法定代理人と法定相続人のみです。
任意代理人の場合は委任者に郵送されますので、ご注意ください。
◆任意代理人
※本人から委任を受けた代理人のこと
必要な書類は開示を行う本人確認書類と、代理人の委任状、委任者の印鑑登録証明書、委任者の本人確認書類です。
開示請求手数料は税込1,000円です。
◆法定代理人
※親権者または後見人のこと
必要な書類は本人確認書類と、親権者または後見人であることがわかる公的書類です。
開示請求手数料は税込500円です。
◆法定相続人
※本人が死亡している場合の相続人のこと
必要書類は相続人の本人確認書類、および戸籍謄本、本人が死亡したことがわかる除籍謄本などです。
開示請求手数料は税込500円です。
豆知識!CICってどんな機関なの?
CICに開示請求をすれば、信用情報の閲覧ができるわけですが、そもそもCICとはどのような機関なのでしょうか?
日本には、個人情報機関が3つあります。
1つがこの記事で紹介している株式会社CIC、1つが株式会社日本信用情報機構(JICC)、1つが全国銀行個人信用情報センターです。
ここでは、CICに関わる豆知識として、他の機関との違いやCIC自体が審査を行っているわけではないことなどについて、説明します。
他の機関との違い
CICと他の信用情報機関との違いは、主な加盟会員企業を見ると明確です。
CICは先ほど触れたように、クレジットカード会社が主な加盟企業です。
一方、株式会社日本信用情報機構(JICC)の加盟企業は、信販会社や消費者金融の他、流通系系カード会社、銀行系カード会社、メーカー系カード会社などが加盟しています。
また、保証会社やリース会社なども加盟しており、比較的多様なイメージを持たれています。
全国銀行個人信用情報センターは、銀行や信用金庫、信用組合などの金融機関が登録しています。
CICで否決理由を把握しているわけではない
CICは、クレジットカードやカードローンなどの審査に大きく関与してはいます。
ただ、万が一審査落ちになった際にCICに否決理由を聞いても、教えてはもらえません。
と言うよりも、CICでは否決理由を把握していないため、教えられないというのが正式な表現となるでしょう。
CICはあくまでも審査に必要な情報を管理している立場であり、その情報を利用して審査を行うのはカード会社や銀行などの金融機関です。
そういった金融機関が、それぞれの会社の審査基準と照らし合わせたうえで審査の合否を決定しているため、CICは審査の合否を決定する立場にあるわけではないのです。
CICの窓口はどこにあるの?
CICの窓口は全国に7箇所しかなく、直接窓口まで行ける人はそれほどいないかもしれませんね。
- 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト15階
- 札幌市中央区北三条西3-1-6 札幌小暮ビル8階
- 仙台市青葉区中央4-2-16 仙台中央第一生命ビル7階
- 名古屋市中区丸の内2-20-25 丸の内STビル8階
- 大阪市北区梅田3丁目4-5 毎日インテシオ5階
- 岡山市北区下石井一丁目1-3 日本生命岡山第2ビル新館4階
- 福岡市中央区天神1-2-12 メットライフ天神ビル7階
以上の住所をグーグルマップなどで検索すると、場所がわかりますね。
信用情報ブラックとは
信用情報の話をする場合に、必ずといって良いほど信用情報ブラックの話が出てきます。
信用情報にキズが付くことを、信用情報のブラックリストに載ると表現されることがありますが、実は、そのようなブラックリストが存在するわけではありません。
これは、信用情報に金融事故情報が残ることの比喩表現です。
遅延や滞納、債務整理などにより、事故情報(異動情報とも言います)が残ると、一定期間は新たな借り入れは難しくなります。
債務整理の情報は何年残る?
信用情報ブラックになった場合、自己記録が消えるまでにはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?
信用情報機関ごとに異なりますので、一覧にまとめました。
信用情報機関名 | 金融事故内容 | 掲載期間 |
---|---|---|
株式会社CIC | 61日以上延滞 | 5年 |
任意整理・特定調停・個人再生 | 5年 | |
自己破産 | 7年 | |
株式会社日本信用情報機構 (JICC) | 61日以上延滞 | 1年 |
任意整理・特定調停・個人再生 | 5年 | |
自己破産 | 5年 | |
全国銀行個人信用情報センター | 61日以上延滞 | 5年 |
任意整理・特定調停・個人再生 | 5年 | |
自己破産 | 10年 |
まとめ
CICでは、クレジットカードを持ってない人でも信用情報の開示請求が可能です。
信用情報には、個人の金融取引記録がつぶさに掲載されているため、気になる場合は、自分の記録がどのようになっているか、確認してみると良いでしょう。
金融取引に襟を正すいい機会になるかも知れませんよ。
タグ:お金の知識