携帯料金の滞納がCICに登録され、最悪ブラックになる!?

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携帯料金の滞納がまさかCICに登録されるなんて知らなかった、と言う人も多いのではないでしょうか。

最近のスマホ機器代は高く、携帯料金と一緒に請求してもらう分割払いで、契約することが一般的です。

携帯端末機器代の分割払いは、クレジットカード会社や割賦販売業者が代行しているため、携帯滞納はそのままローンの支払い滞納と同じ扱いになってしまうのです。

執筆者の情報
名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
この記事はこんな人におすすめ

今回紹介するのは、次のような人へとても参考になる記事です。

  • 携帯電話を滞納している人
  • 滞納し続け強制解約された人
  • クレジットカードやローンの審査に落ちた理由が分からない人

目次

携帯の滞納は個人信用情報機関CICに登録される

支払い状況欄の入金額がゼロ円

個人情報を開示請求すると開示請求報告書として、クレジットカードやローン会社ごとに、1ページに契約内容や入金状況、携帯電話を分割購入したこと、最終支払予定日などが一覧できます。

開示請求報告書の支払い状況の欄を見ると、携帯料金の請求金額や入金額の欄に数字が記入されています。

携帯電話の通信キャリアは毎月1回支払い状況をCICに報告を行い、該当する個人信用情報を変更または更新しています。

報告する日は各通信キャリアの携帯料金の支払期限が入力されており、それと同時に請求金額も入力されています。

きちんと携帯料金を支払った人は入金金額の欄に請求金額と同じ金額が入力されますが、支払期限までに入金しない人は入金額欄が0円と入力されます。

支払期限までに入金額がゼロ円ということは、その時点で既に返済に遅れていることを示しているわけです。

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入金状況欄の支払い滞納記号

開示請求報告書には一番下に入金状況欄があり、過去24か月分を見られます。

携帯電話料金の支払いは毎月あるわけですから、入金状況欄も古いものから順に消えていきます。

最新情報は左側にあり、右側に行くにしたがって過去の支払い状況がどうだったのかも見られるのです。

支払期日通りに入金されていた場合は「$」記号、支払期日に遅れた場合は「A」記号が付され、携帯電話料金の何月分がきちんと入金され、何月分が返済に遅れたのか履歴が残るのです。

毎月きちんと支払えない人はもしかしたらお金に困っているのではないか、携帯電話料金さえ支払うことができないくらいに生活が苦しいのではないか、とコンピューターが自動的に判断してしまいます。

CICの入金状況欄は自動スコアリングで、審査に大きく関わる重要な項目です。

なお入金状況欄の記号をもっと詳しく知りたいという人は、以下のリンクを参考にしてください。

◆株式会社シー・アイ・シー 入金状況に表示される$やAなどの記号は何ですか?

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直近の携帯料金の入金状況欄がAAAは金融事故

直近の携帯料金の入金状況欄がAAと2回連続して携帯代を滞納しても、24か月経過してしまえば消えてなくなりますが、連続して入金状況がAAAの場合は、3か月滞納となるため金融事故として扱われてしまいます。

3か月連続して支払いを滞納しても、同じように24か月経過してしまえば入金状況欄からA記号を消せます。

しかし3か月以上の対応は、支払い状況の返済状況欄に「異動」と付され、異動発生日が入力されてしまいます。

異動とは金融事故を起こしたという意味です。

カードローンで3か月以上滞納すると、長期返済滞納となり金融事故が登録されるのと全く同じとなります。

一度異動情報が登録されてしまうと、携帯料金の滞納を解消したとしてもその後5年間は「異動」の文字と発生日を消せません。

それと同時に割賦販売法の登録内容にも遅延発生日が入力されてしまいますので、完全に金融事故を起こした、いわゆるブラックとなってしまうのです。

たかが携帯電話料金と、バカにはできません。

たとえ端末機器代が少額だとしても、ローンはローンです。

クレジットカード会社や割賦販売業者で、金銭トラブルを起こしたことには間違いがないのです。

金融事故は現在持っているクレジットカードが利用停止になってしまうことや、次回更新されない、並びに自動車を買い換えようとしても自動車ローンの審査に落ちてしまう、カードローンの審査にも落ちてしまう原因になってしまいます。

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3か月以上の延滞でブラックに

携帯料金の滞納が3か月続いてしまうと、「支払い能力がない」または「支払う気がない」と判断され、CICに送られた情報により「異動」と情報変更され、いわゆるブラックリストに載るということになります。

ブラックになると考え得るデメリットは既に説明しましたが、延滞していない他のクレジットカードも利用できなくなったり、今後新たにクレジットカードやカードローンを申込むときに審査落ちする原因となったります。

「あとでまとめて払おう」などと考えている人はブラックリストに載ってしまう可能性がありますので、早急に支払うようにしましょう。

携帯料金の1か月遅れならどうなるの?

携帯代一ヶ月遅れで携帯が止まりました。毎月払ってるんですが、今回だけちょっと金欠で払えなくて1月分だけ払ってません。一ヶ月遅れで携帯は止まるのでしょうか??携帯に関してあまり詳しくないのでわかりやすく教えてもらえたら助かります。
引用元:Yahoo!知恵袋

携帯料金を3か月滞納してしまうとブラックの仲間入りになってしまいますが、1か月遅れの場合はどうでしょうか。

入金を忘れるなどで、つい1か月延滞してしまう人もいるでしょう。

1か月延滞すると延滞という意味の「A」が記録されますが、あとから支払っている場合はブラックリストに載ることはありません。

しかし、審査上CICの情報に重きを置いているクレジットカード会社などでは、審査が厳しくなることがありますので覚えておいたほうがいいでしょう。

携帯滞納からCICでブラックになるまで

では、携帯料金を滞納した情報がCICに登録されてしまい、ブラックになるまでの流れを確認していきましょう。

  1. 携帯延滞が発生する(1回目)
  2. 携帯キャリアがCICへ支払い情報を報告する
  3. CICでは報告内容をもとに情報登録する(延滞の場合「A」がつく)
  4. 翌月、携帯延滞が発生する(2回目)
  5. 携帯キャリアがCICへ支払い情報を報告する
  6. CICでは報告内容をもとに情報登録する(先月分と合わせて「AA」という状態)
  7. さらに翌月、携帯延滞が発生する(3回目)
  8. 携帯キャリアがCICへ支払い情報を報告する
  9. CICでは報告内容をもとに情報登録する(これまでの分と合わせて「AAA」という状態)

この段階で最初の延滞から3か月が経過したため、「お支払いの状況」に「異動」と記録され、イコールブラックリスト入りということになります。

携帯電話の支払い状況を調べる方法

クレジットカードの審査に通りません。
4年前に携帯の料金を滞納してしまい、強制解約されましたが
それ以外に心当たりがありません。
信用情報の開示をしようにも、クレジットカードや金融会社で
お金を借りたことがないので、どこで確認すればいいか分かりません。
クレジットカードや金融会社などの履歴以外のものは
どこで確認できるのでしょうか?
教えてください。
引用元:Yahoo!知恵袋

携帯料金を延滞してしまうと、ブラックになる可能性があることが分かったので、早速自分の支払い状況を調べてみたいと思った人もいるでしょう。

そこで、個人信用情報を開示請求する方法や、携帯料金の未払があるかどうか調べる方法について説明していきます。

CICに個人信用情報を開示請求する方法

端末機器代を含んだ携帯電話料金を滞納するとCICに本当に登録されるのか、と思うならCICに個人信用情報の開示請求を行ってみてもいいでしょう。

申込み方法は、パソコン、スマホ、郵送、窓口の4つから選択できますが、電話での開示は行っていないので注意しましょう。

パソコンやスマホからのインターネット開示では、8時から21時45分まで毎日受付しており、手数料1,000円をクレジットカード払いにすれば、瞬時に自分の個人信用情報を見られます。

郵送による開示は、申込日から10日ほどかかるため、急ぎの場合には不向きです。

手数料は定額小為替証書1,000円となります。

窓口での開示は、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡の開示窓口に出向く必要があります。

平日のみの対応となり、受付時間も10:00~12:00、13:00~16:00と限られています。

手数料は現金で500円と最も安く済みます。

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携帯未払を調べる方法

CICで異動になっているのかを確認するのではなく、携帯の未払料金を確認したい場合は、自分が加入しているキャリアに直接問い合わせることになります。

また、携帯料金を口座振替にしている人は、通帳を記帳すれば銀行口座から引き落とされているかを確認できます。

クレジットカード払いにしている人は、カードの利用明細に携帯料金の記載があることを確認し、それを含んだ代金がカード引き落とし日に引き落とされているかを確認します。

延滞料金があるかどうかを調べる方法は幾つかありますが、一番確かなのは各キャリアへ直接問い合わせる方法でしょう。

大手3社:携帯料金滞納でCICに載るのはいつから?

携帯料金を滞納した場合、具体的にCICに載るのはいつなのか、ドコモ、ソフトバンク、auの大手3社キャリアで確認してみましょう。

ドコモ

ドコモの利用料金を2か月以上延滞すると、信用情報に「長期延滞」と記録されます。

そして、3か月以上滞納すると強制解約が実行され、信用情報にも「強制解約」と記録されます。

強制解約されると、返済の義務はもちろん残りますが、回線の復旧は不可能となりますので、滞納している人は至急支払う必要があります。

滞納した場合の支払い方法振込用紙、ドコモショップ
遅延金延滞利息:年率14.5%
遅延損害金:年率6.0%
回線を止められるまでの期間支払日から20日
支払い後の復帰期間180日間

ソフトバンク

ソフトバンクの携帯料金も、ドコモ同様に支払日から20日で回線停止になります。

延滞すると「お支払いのお願い」という請求書が送付されてきますので、それで支払えば回線停止は免れますが、そのお知らせを無視してさらに延滞を続けると「滞納請求書」が送付されます。

それでも支払わずに当初の支払日から2か月経過すると、「督促状」が届きさらに延滞が続けば90日後に強制解約になります。

滞納した場合の支払い方法請求書、ソフトバンクショップ
遅延金延滞利息:年率14.5%
遅延損害金:年率6.0%
回線を止められるまでの期間支払日から20日
支払い後の復帰期間再契約は難しい

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ソフトバンク携帯料金の滞納がCICに登録されるとどうなる?

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ソフトバンク携帯料金の滞納がCICに登録されるとどうなる?

au

Auでは、ドコモやソフトバンクよりも厳しい対応がとられており、支払日から2週間前後の滞納で回線停止となります。

回線停止を避けるためには、送付される振込用紙でauショップ、コンビニなどで支払うか、au会員ページ「My au」でクレジットカードで支払い、早急に延滞を解消する必要があります。

回線停止後、さらに延滞が続くと「契約解除予告」が届きますが、そこには最終支払期日が記載されおり、その期日までに支払わないと強制解約となります。

滞納した場合の支払い方法Auショップ、振込用紙、au会員ページ「My au」
遅延金延滞利息:年率14.5%
遅延損害金:年率6.0%
回線を止められるまでの期間2週間前後
支払い後の復帰期間120日

携帯滞納情報がCICから消えるまでの期間

既に説明しましたように、CICでは携帯料金を延滞すると「A」が、61日以上の長期延滞をすると「異動」が記録されます。

これらのマイナス情報は、いつまで残るのか気になるところです。

「A」や「異動」などの記録は一度記録されてしまったら、一生消えないわけではありませんが、記録を消すためには未納分を完済する必要があります。

その完済日から5年後が記録が消える日となりますので、CICから延滞情報を早く消したい場合は、早急に未納分を完済しあとは大人しくじっと5年間待つしかありません。

携帯料金の滞納がCICに載る理由

ではここで、なぜ携帯料金を滞納するとCICに記録が残されてしまうのか、その理由を押さえておきましょう。

また、携帯端末を一括で購入した場合の、延滞記録はどうなのかも確認しておきましょう。

携帯端末機器の支払いはローンと同じ

携帯端末機器代を24回払いにする契約や、携帯端末機代実質ゼロ円のサービスは、携帯端末機器代を現金で支払わなくてもよいため、携帯電話を契約するには都合のよいサービスとしてすっかり定着しています。

しかし携帯端末機器代の分割はドコモやau、ソフトバンクが行っているわけではありません。

通信キャリアは割賦販売業者でもなければクレジットカード会社でもありません。

携帯端末実質ゼロ円や携帯端末機器代の分割払いは、クレジットカード会社や割賦販売業者が、通信キャリアと提携して毎月の携帯電話料金と一緒に請求しているのにすぎないのです。

つまりショッピングローンや自動車ローンなど各種ローンと何ら変わるところがなく、契約情報はCICの個人信用情報にしっかり登録されています。

通話料だけの滞納ならCICには載らない

携帯端末を一括で購入した人の場合は、月々に支払うのは基本料+通話料や通信料だけです。

したがって、端末代金の割賦分は含まれていないため、仮に滞納してしまってもCICに「A」や異動といった情報が登録されることはありません。

しかし、言うまでもありませんが、延滞を続けていれば通話や通信ができなくなります。

携帯の支払い遅れが与える影響

携帯両機の支払いが遅れてしまうと、どのような影響があるのか気になります。

携帯電話が強制解約されたらどうなるのか、新規で申し込めるのか心配になります。

また、これからクレジットカードやカードローンを申し込む予定の人は、その審査への影響が心配でしょう。

クレジットカードやローン審査への影響

クレジット情報には携帯電話の契約者名はもちろんのこと、本人を特定する情報として生年月日や住所、電話番号、運転免許証の番号などが登録されています。

携帯電話を契約することによって、契約日や支払い回数、契約終了予定日なども他のローンと同じように登録されます。

当然のことながら毎月の支払い状況も登録され、携帯電話料金の滞納があれば支払い状況欄に記号がつけられ、支払い滞納期間や延滞回数によっては金融事故となってしまう場合もあるのです。

たかが携帯料金くらいでブラックになるなんてとんでもない、ばかばかしいと思うのは勝手ですが、CICが管理保有している個人信用情報はクレジットカードや自動車ローン、その他ローンの審査対象になります。

大手消費者金融になると信用情報機関はJICCだけでなくCICにも加盟していますので、場合によってはカードローン審査にも影響が出ます。

銀行カードローンにしても保証会社がCICに加盟していれば、当たり前のように返済能力や信用力がどの程度あるのか確認するために、CICから個人信用情報を取得し審査を行います。

単にクレジットカードや各種ローンの審査だけでなく、お金に関する一切の契約に携帯電話料金の支払い滞納が影響する、可能性があることに注意しなければなりません。

◆株式会社シー・アイ・シー CICが保有する信用情報

携帯電話の強制解約

携帯料金を滞納し、再三送られてくる振込用紙や請求書、督促状などを無視して滞納し続けていくと、最終的には携帯電話が強制解約させられます。

強制解約は、同一名義や料金一括請求にしている回線すべてが対象となるため、例えば家族それぞれが携帯電話を利用している場合は、すべての回線が強制解約となります。

また、強制解約の事実はCICにも登録され、完済後5年間は記録が消えません。

さらに、強制解約後に回収を行うのは別の債権回収会社に移ることもあり、最悪の場合訴訟を起こされることもありますので、強制解約を甘く見てはいけません。

携帯の新規契約ができなくなる

CICに携帯電話の強制解約という情報が記録されると、新規で携帯電話を契約できなくなってしまいます。

滞納している人の中には、「強制解約されたら他の携帯会社にすればいい」と考えている人もいるかも知れませんが、大手3大キャリアではどこでも、他社で強制解約された人は利用できないというように同じ対応をとっています。

しかし、例外的に滞納分を完済し未払が解消している場合は、分割購入が可能なこともあります。

携帯料金を1日遅延しただけで審査に影響することもある

信用情報機関であるCICに登録される項目に「支払い状況」があります。

支払い状況は直近24カ月分が常に画面表示され、月が変わるごとに古いものから順番に消えていく仕組みです。

カードローンやクレジットカードに申し込んだ際に必ず確認されるのが「支払い状況」です。

もちろんCICに加盟していない消費者金融にはわからないことですが、大手消費者金融は必ずCICに加盟していますので、「支払い状況」を見ればきちんと支払っているかどうか一目でわかってしまいます。

1日でも携帯料金を遅延してしまうと、支払遅延したマークが付されますので少なからず審査に影響を与えるのは必至ですね。

クレジットカード会社によっては、過去24カ月の間に支払遅延マークが3回あるだけで審査に落とす厳しい対応をするところもあるくらいです。

ですから1日くらい携帯料金を支払わなくたって電話は止まらないし、などと甘く考えているのは危険ですね。

携帯料金滞納の時効は5年

携帯料金がどうしても払えない人は、「何とか踏み倒せないものか」と考えているかも知れません。

そこで気になるのが携帯料金にも時効はあるのか、あるとすればどのくらいなのかということです。

実は、携帯料金にも消滅時効があり、5年とされています。

では、時効が成立するための条件から詳しく見ていきましょう。

時効が成立するための条件

携帯料金の消滅時効は5年なので、携帯料金を滞納し続けて5年が経過すれば、消滅時効の援用が可能になります。

しかし、5年の間に携帯会社から支払い督促などで訴訟を起こされたり、利用者が滞納料金の一部でも支払ってしまったりすると時効は中断します。

なお、時効の中断には裁判上の手続きが必須となるため、単に携帯会社から請求書や督促状が届いただけでは時効の中断にはなりません。

10年前の携帯料金の未払、放置するとどうなる?

携帯料金の消滅時効は5年であるならば、10年前の未払用金は放置しておいてもいいのでしょうか?

確かに、法的な消滅時効は5年であっても、携帯会社内のブラックリストには10年前の滞納者も載っている可能性があります。

今後同じ携帯会社で、新規で契約したいと思っても、社内ブラックリストに載っている以上お断りされる可能性が高いです。

また、他の携帯会社であっても、携帯会社間で情報が共有されている可能性があり契約はほぼ無理という状況です。

携帯料金遅延を未然に防ぐには

どうしても携帯電話料金の支払いを忘れてしまう、うっかりミスをしてしまうという場合は、支払い方法を口座振替にするかクレジットカード払いにすれば防げる可能性があります。

ただしクレジットカード払いにしても、クレジットカード利用料金自体を滞納してしまったのでは意味がありません。

携帯端末機器代の滞納とはならなくても、カード支払いの滞納になると今度はクレジットカードが利用できなくなってしまいます。

どちらの支払い方法にしても、支払期限をしっかり守ることが重要なことは言うまでもありません。

口座振替以外の支払い方法を選ぶ

口座に残高があった状態だとしても、毎月口座に入金をしなければいつかは残高がなくなります。

ただ、どうしても毎月口座に携帯料金を入金する事が難しい勤務状況などもあるでしょう。

もしそれが原因で毎月遅れてしまうのであれば、口座振替以外の支払い方法を選択するのも方法です。

各キャリアの口座振替以外の支払い方法は以下のとおりです。

auクレジットカード払いソフトバンククレジットカード払い

ドコモ
  • クレジットカード払い
  • 請求書払い

ドコモ以外のキャリアですと、口座振替以外の支払い方法はクレジットカード払いのみです。

携帯料金の引き落とし口座を別に設ける

もし、「現在の携帯料金引き落とし先口座の使い勝手が悪い。」という事でしたら他の引き落とし先口座を別に設けるのも方法です。

例えば給与振込に指定している銀行口座を指定すれば、わざわざ口座に入金せずともそのまま引き落とし日に処理が行われます。

カードローンの自動融資機能を利用する

登録している銀行などの金融機関でキャッシュカード一体型カードを展開しているのであれば、契約し口座にカードローン機能をつけるのも方法です。

万が一口座に引き落とせるだけの残高がなかったとしても、カードローン機能で不足分は自動的に貸付されます。

カードローンの借入が増えるというデメリットはあるものの、携帯料金の支払いは遅れずにすみますから、どちらがいいのかを検討してみるといいでしょう。

携帯料金滞納のQ&A

これまで、携帯料金の滞納について様々な角度から説明してきましたので、携帯料金滞納に怖さについて理解できたと思います。

さらにここでは、携帯料金滞納でよくある疑問について回答していきますので、疑問の解消に役立ててください。

遅延した携帯料金を払ったら復活はできる?

携帯料金を延滞し、回線停止になっている状態であれば、振込用紙や請求書などで携帯ショップやコンビニで支払えば回線は復活します。

しかし、強制解約になってしまっている場合は、携帯電話が解約されている状態なので、未払金を払っても復活しません。

新規契約するしかありません。

ただし、強制解約になってしまうと、今後新規で契約できるまで一定期間が必要となりますし、そもそも新規契約し直せないこともあります。

端末料金だけでも支払える?

携帯料金は携帯利用料と端末分割払いの2つが合計された金額を請求金額としています。

したがって、端末代金と通話料を別々には支払えません。

携帯料金を滞納してしまった時の対処法

ついうっかりしていたりなどで、携帯料金をすでに滞納してしまった場合にはどのように対処すればいいのか分からないものです。

そのまま放置しても、確かにコンビニ払い票が届きますので、そこ数日ジタバタしても仕方がないような気もしますが、先に話したようにスマホ端末代金を分割にして契約をしているのであれば、その数日の遅れも他社審査に大きな影響を与えます。

それでは、もし携帯料金を滞納してしまった場合、どのような対処法があるのかを見てみましょう。

支払い可能ならとにかく早い支払いを!

本当にうっかりしていたというだけであれば、とにかく急いで支払いをしましょう。

契約をしているキャリアによって支払い方法は異なりますので注意が必要です。

ドコモ
  • ドコモショップで支払い
  • NTTファイナンスの「WEBリビング」よりスマホもしくはパソコンで支払い
  • インターネットバンキング
au
  • モバイルバンキング
  • auショップでの支払い
ソフトバンク
  • ソフトバンクショップ
  • 金融機関への振込
  • オンライン決済システムでの支払い

それぞれすでに振込用紙などが手元にある状態であれば、コンビニエンスストアからでも支払い可能です。

まだ用紙が届いていない状態であれば、各ショップへ行くと手続きをしてもらえます。

その際には本人確認書類が必要になるので、運転免許証などを忘れずに持っていきましょう。

バイトをしてお金を稼ぐ

「支払うお金がない」という事であれば、今後も同じような理由で延滞になってしまう事が予想されますので、アルバイトなどで収入を増やすことを考えましょう。

同時に料金プランの見直しや、不要な有料コンテンツの解約などをしてできる限り月々の請求金額を抑えるのも必要です。

料金プランの見直しはショップに行けばいつでもしてもらえますので、支払いついでに相談をしてみるといいでしょう。

手持ちのものを売ってお金を用意する

「アルバイトをしても支払えるだけのお金がない」という事ならば、今手元にある物を売ってお金を用意することも検討しましょう。

以前は、自分のものを売ると言えば質屋のイメージでしたが、昨今では無料で使えるフリマアプリなどもあるのでそれらのサービスをどんどん活用するといいでしょう。

ただし、よほど人気がある商品でない限り、さほど高額になる事は期待できません。

1個の単価が低ければ数を多くこなすしかないので、その点をしっかりと考えて出品していきましょう。

親に相談して支払い料金を用意する

アルバイトにしてもフリマアプリにしても、その場で現金が支給されるわけではなく現金を入手するまでのタイムラグが発生します。

「〇日後に確実にお金が入る」という見込みがあれば、その旨を親に相談し、とりあえず立て替えてもらうのも方法です。

いくら親といえどもう携帯を持てる年頃なんですから、自分が使った分は自分で支払うという意思をしっかりと見せないと、親もなかなか首を縦には振りにくいものです。

そのため明確に「いつお金が入るから」という事は、伝えておきましょう。

携帯端末代金を安くする方法とは?

そもそも携帯端末代金がもっと安ければ、分割契約をする必要もなく、ひいては信用情報にキズがつくこともないのです。

とは言え、やっぱり購入するのであれば人気の種類を希望したいものですが、ただそうなると購入価格が10万円を超えることも珍しくありませんから、検討が必要です。

それでは、携帯端末代金をできる限り安くおさえる方法はないのか、見てみましょう。

MNPサービスを利用すると安く乗り換えできる

まだ端末は使える状態で単にキャリアのみを変えたい場合には、MNPサービス(携帯乗り換え)を活用すれば、現在のスマートフォン端末はそのままでキャリアのみ変更が可能です。

格安スマホ会社などを検討しているのであればMNPサービスを活用し、上手に乗り換えしていきましょう。

中古のスマホを利用する

「ちょっともう今のスマホは使えない」というならば、中古のスマートフォンを購入するという方法もあります。

リサイクルショップやレンタルショップなどでも販売されているので、実際に現物を見られますので、傷なども許容範囲なのかをしっかりと確認することができます。

最新機種を購入することは難しくても、1個前の型落ちであれば格安で販売されていることもあるので活用してみましょう。

キャンペーンやサービスをセットする

乗り換え先のキャリアによっては新規ユーザー限定でキャンペーンやサービスを展開しているところもあります。

まだどこのキャリアにするのか決めていないのであれば、それらのキャンペーンやサービス内容なども比較し、検討するといいでしょう。

解約金と手数料には要注意

現在の契約内容にもよりますが、解約をするタイミングを間違えると解約金が発生してしまいます。

また新たに乗り換えをするとなればプラス手数料なども発生するので、それらの料金の確認も事前にしておきましょう。

なんと、解約金と手数料でおおよそ2万円程度発生しますから、2万円を支払ってでも解約をする意味はあるのかなどしっかりと計算せずに、目先の料金だけで決めてしまうと結局意味がなかったという事態にもなってしまいます。

遅延情報は信用情報機関で共有される

携帯料金の遅延情報がCICに登録されるだけなら、ブラックになったとしても影響を最小限に抑えることができるかもしれません。

しかし金融事故となってしまった遅延情報はCRINというネットワークで、各信用情報機関内で共有されるのです。

さらにCICとJICCはFINEと呼ばれる情報交流システムによって密接にデータ共有を行なっていますので、携帯料金の遅延で金融事故となった情報は、CICに加盟していない消費者金融にも大きな影響を与えてしまいます。

カードローンの審査に落ちてしまったけれども、きちんと返済しているのになぜ?という人は、もしかしたら携帯料金の支払い遅延があったのかもしれませんね。

またCRINは銀行が使用する信用情報機関、全国銀行個人信用情報センター(KSC)に金融事故情報が登録されてしまうため、銀行カードローンや住宅ローン、自動車ローンやその多目的ローンの審査に悪影響を及ぼすことになります。

なんと携帯料金の支払い遅延が住宅ローンの審査にまで影響を及ぼすとは、想定外の出来事ですね。

まとめ

携帯料金の延滞は、単に使用料の未払では済まされず、ローンの返済を延滞している状態だと認識することが大事です。

滞納し続けると、金融事故としてCICに事故情報が登録されてしまいます。

その結果、新たにクレジットカードやカードローンを申し込むときの審査に多大な悪影響を与えてしまうことになります。

また、強制解約となってしまうと、その後新規契約するまでには一定期間を置かなければならず、場合によっては新規契約できないこともあります。

「たかが携帯料金の滞納」と軽く考えているじょうtと大変な状況になることをしっかりと認識しておきましょう。