エイブルの家賃を滞納してしまうと強制退去させられることになる？
学生の一人暮らしや単身赴任のために賃貸物件を探している際に、エイブルの管理物件が候補に挙がることもあると思います。
エイブルは賃貸物件の仲介事業を行っている会社では大手なので、万が一家賃を滞納してしまうと、強制退去等の厳しい処分が下りそうな気もしますよね。
そこで今回は、エイブルで家賃を滞納してしまった場合に強制退去させられるかということなどについて、説明を行っていきたいと思います。
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記事の目次
エイブルでの家賃の支払い方法は？
まずは、エイブルでの家賃の支払い方法について確認しておきましょう。
基本は口座引き落としか振り込み
エイブルでの家賃の支払い方法は、基本的には口座引き落としか振り込みのどちらかです。
保険料や各種公共料金など口座引き落とし・振り込みで支払うものは多いので、エイブルでの家賃に関してもそれらと同じ方法で支払いを行えば、支払い方法を一元化できて管理も楽になるでしょう。
手渡しやクレカ払いが可能な場合も
口座引き落としと振り込みのどちらかで支払いを行わなければならないことが大半ではありますが、物件によっては大家に直接手渡しで支払いを行ったり、クレジットカードで支払うことができたりする場合もあります。
エイブルは各物件の大家から物件を預かる形で賃貸管理を行っており、それぞれの大家も家賃の支払い方法に関してはエイブルに一任するケースが多いのですが、中には自分が決めた方法で支払ってほしいと考える大家のかたもおられます。
そのような物件に入居する場合には、契約時に家賃の支払い方法に関して特別な説明があると思いますので、特に何もなければ口座引き落としもしくは振り込みでの支払いだと思っておきましょう。
エイブルの引き落とし日は毎月27日
では、エイブルでは毎月どのタイミングで家賃の支払いを行うかに関してですが、口座引き落としで支払いを行う場合は毎月27日に引き落としが行われますし、振り込みで支払いを行う場合も毎月27日までには支払いを行うように求められます。
20日や25日が給料日だという人は多いと思いますので、給料を受け取ったらすぐに家賃分のお金を引き落とし用の口座に移しておくなり、エイブルが指定する家賃支払い用の口座に入金してしまうなりすれば、家賃の支払い忘れを少なくすることができるでしょう。
なお、エイブルに限らず賃貸物件に住んでいる場合には、毎月27日(もしくは月末)に家賃の引き落としが行われるケースは多いので、今後賃貸物件に住もうと思われているかたは覚えておくといいですよ。
初回は引き落とされているか確認を
家賃を引き落としで支払う場合には契約の際に口座設定などの契約も同時に行いますが、金融機関との兼ね合いもあるため、家賃引き落としの手続きを行ったとしてもすぐにそれが反映されない場合もあります。
そのため特に初回の家賃引き落としの際には、28日に通帳の記帳を行うなりインターネットバンキングで残高を確認するなりして、家賃分のお金が引き落とされているかどうかを確認したほうがいいでしょう。
万が一家賃分のお金が引き落とされていなければ、振り込みで支払いを行わなければならず、「知らないうちに家賃を滞納していた」ということになりかねません。
通常は20日前後に引き落とし開始のお知らせが届くので安心ですが、契約したタイミングが20日前後だとするとそのお知らせが届かない可能性もありますからね。
無事引き落とし開始のお知らせが届けば、その後は27日の前日までに引き落とし口座に家賃以上の金額が入っている状態をキープし続けられるように、心がけましょう。
家賃を滞納してしまった場合の流れ
ではここからは、実際に家賃を滞納してしまった場合の流れについて、強制退去させられてしまうのかということも踏まえながら説明していきましょう。
大家さんもしくは不動産会社から連絡
クレジットカードやカードローンで支払い・返済を遅延した場合には、クレジットカード会社や銀行・消費者金融等から「まだお支払いいただけていないようですが大丈夫でしょうか？」といったような連絡が来ますが、家賃を滞納した場合でも最初の対応は同じようなものです。
連絡が来るのがクレジットカード会社等ではなく、エイブル等の管理会社や大家さんになるだけなので、過去に何らかの支払いを遅延したことがあるかたであれば、このような連絡が来ることは想像に難くないのではないでしょうか。
本来は27日だったはずの支払い日に関しては、エイブルからの指示やお互いの相談に応じて新しい日程が設定されますので、その日までにきちんと支払いを行うようにしましょう。
督促状等の書類が送られてくる
最初の連絡を受けてすぐに家賃を支払ってしまえばそれで一件落着ですが、連絡を受けてもなお家賃の支払いが行わなければ、督促状等の書類が送られてくることになります。
この書類は支払いを行うことを迫るものであると同時に、期限までに支払いが行われなければ賃貸契約を解除するという内容を含んだものでもあります。
そのため、この書類が送られてくるころにはすでに一刻の猶予もない状態になってしまってるということなので、どうにかして期限までに家賃支払いに充てるお金を調達しなければなりません。
なおこういった督促状等の書類に関しては、内容証明郵便を用いて送られることが多くなっています。
内容証明郵便とは、「誰がいつどのような内容の郵便を誰あてに送ったのか」ということを郵便局が公的に証明してくれるものであり、内容証明郵便で郵送されてきた書類等に関しては「知らない・受け取っていない」が通用しないことには十分注意しておきましょう。
連帯保証人に連絡
督促状等の書類を郵送してもなお家賃の支払いが行われなければ、同様の内容の書類が連帯保証人にも郵送されることになります。
もしあなたが誰かの連帯保証人になっていてこのような書類が郵送されてきたとすると、かなり切羽詰まった状態になってしまっていることは確実なので、いち早く借り主本人に連絡を取って状況の確認と対策の相談を行ったほうがいいでしょう。
訴訟ののち強制退去
賃貸契約解除の連絡を行ってもなお、家賃の支払いを行うでもなく自発的に退去を行うでもないという場合には、いよいよ契約不履行を理由にした「明け渡し請求」の訴訟が行われることになります。
明け渡し請求訴訟にも応じなかった場合にはとうとう強制退去が執行されることになり、家具などの荷物が弁護士等の立ち合いのもとで、搬出されることになります。
この段階まで来てしまうと今更家賃を支払ったところでどうしようもないので、強制退去になってしまう前にできるだけ早い段階で滞納している家賃を支払う必要があるでしょう。
家賃滞納によって考えられるデメリット
家賃を滞納した場合に考えられる最大のデメリットは、上述したような強制退去の手続きが行われてしまうことだと思われますが、強制退去以外にも家賃を滞納することによるデメリットはいくつもあります。
支払い方法が変更になる可能性あり
もともと口座引き落としで家賃を支払っていた場合、家賃を何回も滞納してしまうと支払い方法が変更になってしまう可能性があります。
筆者も以前仕事を休職して収入が苦しい時期があり、その際には何度も家賃を滞納したことがありましたが、記憶が確かであれば3回目の家賃滞納の際に「次からはこちらが指定する口座への振り込みで家賃を支払うようにしてください」と指示されました。
もともと口座引き落としで家賃を行っていた身からすると、毎月口座振り込みで支払いを行うのは面倒くさい以外の何物でもなかったのですが、家賃を滞納しており非があるのはこちらである以上、従うしかありませんからね。
遅延損害金を支払う必要があるかも
家賃を滞納した場合には、指定された期日までにその家賃を支払う必要があることは当たり前ですが、場合によっては「遅延損害金」を請求される可能性もあります。
遅延損害金とは簡単に言えば、「期日までに家賃の支払いを行うという約束を破った」ことに対するペナルティですが、入居時の契約次第で支払う必要があるかないか、ある場合でもどれぐらいの金額を支払うことになるかは変わってきます。
契約の際に遅延損害金に関して明記されていれば、その内容の通りに支払わなければなりませんし、明記されていない場合でも最大で年率14.6%(法律で制限されている上限)で計算される遅延損害金を支払わなければなりません。
この遅延損害金は家賃に上乗せして支払うことになりますが、ただでさえ家賃の負担が厳しい中で＋αの支払いが加わることになるので、人によっては死活問題になりかねません。
本来の支払い期日から日数が経てば経つほど遅延損害金の金額は増えていくことになるので、仮に家賃を滞納してしまったとしても、できるだけ早めに支払いを行うようにしましょう。
保証会社利用時は信用情報に要注意
保証会社を利用して賃貸契約を結んでいる場合は、家賃を滞納していたという事実が信用情報機関に事故情報として登録されてしまう可能性があります。
保証会社は借り主が家賃を滞納した場合に代わりに支払いを行う立場にありますが、保証会社によって信用情報機関に加盟しているかいないかが異なります。
もしあなたが利用してる保証会社が、信用情報機関に加盟している会社なのであれば、家賃滞納の事実が信用情報機関に登録されてしまう可能性は十分あるでしょう。
ただし、クレジットカードやカードローンの支払い・返済が少し遅れたぐらいでは事故情報が登録されなかったように、家賃の滞納に関してもわずかな期間であれば信用情報にキズが付く心配はありません。
目安としては、クレジットカードやカードローンの支払い等が遅延した場合に事故情報が登録される可能性のある期間(2～3ヵ月程度)家賃を支払わなければ、事故情報が登録されてしまうと考えておくといいでしょう。
上述した遅延損害金のことも踏まえて、家賃を滞納してしまったとしても、できるだけ早く支払いを行うようにしなければなりません。
家賃に充てるお金を調達する方法は？
家賃を滞納してしまった場合、できるだけ早く支払いを行うことが重要であることは分かりましたが、家賃の支払いに充てられるお金が手元になければどのようにしてお金を調達すればいいでしょうか。
短期や単発のバイトでお金を稼ぐ
引き落とし金額がどれくらい足りないのかにもよりますが、一か月分の家賃が丸々不足しているということはそうそうないはずです(もしそうならお金の管理の仕方に問題がある確率が高いです)。
であれば、不足している金額はせいぜい1～2万円になると思いますので、短期や単発のバイトで稼いだお金で家賃の支払いを行うという方法が考えられるでしょう。
家賃を滞納してしまった場合には、できるだけ早く支払いを行わなければならないというのが鉄則ですが、短期や単発のバイトであれば最短でその日のうちにお金を受け取ることも可能です。
その日に受け取ることができなくとも翌日だったり1週間後だったりと、普通の仕事やバイトに比べて働いてからお金が入るまでのスパンが短いので、家賃の支払いに限らず急きょお金が必要な場合に単発系のバイトは非常に重宝しますよ。
親族等に事情を説明してお願いする
家賃はいわゆる「固定費」と呼ばれる支出に含まれますが、金額が大きい分他の固定費よりも家計に与えるインパクトが大きくなっています。
また、万が一支払いを滞納し続けると強制退去になってしまうなど、生活そのものに与える影響も数ある支出の中で一二を争うものです。
そのため、支払いきれなかった場合は一時的に家族等の力を借りるのもありではないかと思います。
独力でどうにかしようとしてどうにもならずに最悪強制退去になってしまうのであれば、親や家族に頭を下げてお金を援助してもらって、後からその返済を行っていくほうがかなり建設的な対応でしょう。
家賃が支払えないから助けてほしいということをお願いするのはかなり恥ずかしいことかもしれませんが、今後そのような事態に陥らないようにするための自戒の材料とすればいいでしょう。
カードローンで借り入れて支払う
カードローンでお金を借り入れて支払うというのは、お金が不足している場合にはある意味万能な方法です。
足りない金額が少しなのであればその分を借り入れて家賃を支払い、お金が入り次第すぐに返済してしまえばOKですからね。
1か月の家賃以上のまとまった金額が不足している場合だと、借り入れた後の返済で苦労する可能性は多少あるものの、一括ではなく分割で返済していく形となるので、家賃分の金額がまとめてなくなるよりも家計に与える影響は少なくて済むはずです。
とは言え融資を受ける以上、返済負担がのしかかることになるのは間違いありませんから、他の方法で家賃に充てるお金を捻出できない場合の最後の選択肢にしておくぐらいがいいと思いますよ。
即日OK!審査通る?カードローン
| カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
|---|---|---|
アイフル | 3.0%～18.0% 最短18分※₁ ※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
アコム | 3.0%～18.0% 最短20分※ ※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | ・業界№1の融資残高数 ・30日間無利息サービス ・アルバイト、パート可 |
プロミス | 4.5%～17.8% 最短3分※ ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | ・20～30代に人気 ・初めて契約する方は30日間利息0円 ・借入可能かすぐに分かる事前診断でチェックできる |
家賃をまず確保する形で計画を立てよう
家計における支出は家賃だけではありませんが、家賃がもっとも大きなウェイトを占める確率はかなり高いはずです。
そのため家賃の滞納を防ぐためには、最初に家賃を確保しておいてから残りの支出の割合を決めていくという方法が重要になります。
計画を立てていって最後に1万円ほど足りなかったというのであれば、その他の支出を少しずつ削って対処することも可能ですが、最後に家賃を持ってきた結果3万円ほど足りなかったとなってしまえば、支出を調整して対処するのはかなり難しいはずです。
何度も家賃を滞納してしまったり滞納する直前までいってしまったりしている人は、「家賃ありき」の形で支出を組んでいくことで、事態が多少は改善するかもしれませんよ。
まとめ
以上、エイブルで家賃を滞納してしまった場合に強制退去させられるかということなどについての説明を行ってきました。
住宅は生活において非常に重要なものなので、家賃を滞納してしまったからといって即座に退去させられるわけではありませんが、家賃滞納が継続されれば強制退去の手続きが行われてしまう可能性もゼロではありません。
今回はエイブルの物件をテーマとして説明させていただきましたが、家賃滞納の際の流れは賃貸物件であればどこも同じような感じなので、賃貸物件に住んでいる・これから住もうと考えている人であれば、今回の内容を参考にしていただくといいと思いますよ。
