50万円を借りる?学生が親にバレずに利用できる方法はある?
「飲み会に行きたい」「生活費が足りない」「卒業旅行に行きたい」など、学生にはお金が必要な理由がたくさんあります。
親に頼むという手もありますが、親がお金を出してくれない場合は自分で用意するしかありません。
アルバイトなどでお金を稼ぐという方法もありますが、今すぐお金が必要なときは「借りる」という選択肢も検討する必要がありますね。
そもそも学生はお金を借りられるのか、学生が利用できる業者はどこなのか、また、親にバレずに工面する方法はあるのかについて徹底的に解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ
こんな悩みを持っている人におすすめの記事です。
・お金を借りたいと考えている学生
・具体的に借入業者を探している学生
・奨学金や教育ローンを検討している学生
学生がお金を借りる方法とは?未成年でも大丈夫?
学生でもお金を借りることは可能です。
ただし、ほとんどの業者では「安定した収入があること」を条件としていますので、アルバイトなどで定期的な収入を得ていないときは審査を受けることもできません。
また、「安定した収入があること」を満たすためには、単発アルバイトなどで不定期な収入ではいけませんので、学習塾やファーストフードなどの決まった仕事で毎月コンスタントに収入を得ている必要があります。
しかしひとつ注意点があります。学生であっても未成年の場合は、親権者の同意を得なくてはいけませんので、親が同意しないときは借りられないこともあるのです。
学生がお金を借りられる代表的な3つの金融機関とそれぞれのメリット、デメリットをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
金融機関 | メリット | デメリット |
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学生ローン (中小消費者金融) |
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消費者金融 |
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銀行カードローン |
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学生ローンは「学生」が借りることを前提にしているため、学生にとって借りやすい条件が整っています。
一方、借りやすさには定評がある消費者金融ですが、利用するためには20歳以上でなくてはいけません。
銀行カードローンは消費者金融よりもさらに条件が厳しくなりますが、一番低金利で借りることができます。
学生ローンで50万円借りるには?
学生ローンはその名前の通り学生をターゲットにしているため、高校生以外の学生ならば未成年でも借りられるという業者が少なくありません。
また、消費者金融や銀行と比べると、比較的に審査は通りやすくなっているのが特徴です。
学生に対する融資は、大抵の業者で借入限度額が50万円程度となっているため、アルバイト収入が高い場合でも50万円を超える高額融資は不可能なことが多いです。
ところで、融資限度額が50万円の業者でも、審査に通ってすぐに50万円借りられるわけではありません。
最初は5~10万円程度の融資枠が与えられ、借入と返済を繰り返すことで徐々に借りられる金額が増えていきます。
周囲にバレない方法
ローンに申し込むと、バイト先に融資業者から電話がかかってくることがあります。
これは後述する消費者金融や銀行カードローンにも共通している「在籍確認」と呼ばれるものです。
「ローンに申し込んだ人が本当に職場に存在するか」ということを確認するだけが目的です。
そのため、電話に出た人に「〇〇ローンです」と業者名を明かしたり、「〇〇さんって、どんな人ですか?」と申込者本人の人物調査をしたりすることはありませんので、ローンに申し込んだことが職場の人にバレることはありません。
しかし、勘の良い人が電話に出るなら、「〇〇さんがローンに申し込んだのかも」と気付かれてしまうことがあります。
ローンに申し込んだことを職場の人に知られたくないときは、前もって「クレジットカードに申し込んだので、確認の電話がかかってくるかもしれない」と周囲の人に知らせておくというのも、一つの手です。
クレジットカードなら、学生でも1枚は持っていても不自然ではないですし、何より借金というネガティブなイメージがありません。
郵送物は自宅に届くのか
学生ローンは借入する時に親に連絡がいかないように配慮している業者が場合が多いですが、契約書類等が自宅に郵送されると親バレする可能性があります。
また、専用カードや利用明細書が自宅に送付される可能性があります。
親バレを防ぎたい方は、申し込む前に学生ローン業者に電話をかけ、郵便物があるのかどうか、郵便物がある場合はどのような形態で届くのかについて尋ねておいてください。
郵便物が自宅に届かなくても、連絡先の電話番号を自宅の固定電話にしておくと、電話で家族にバレてしまうことがあります。
連絡先は、かならずあなた個人の携帯電話番号を登録しておくようにしてくださいね。
学生ローンはカードローン方式でないことが多い
学生ローンのデメリットとして、提携しているATMがないことが多く、気軽に借入できないという点を挙げることができます。
銀行振込以外の方法では借入不可という場合も多く、お金が必要だと思ってもすぐに融資を受けられないケースが多いのです。
さらに、金利も消費者金融並みに高くなっているため、借入期間が長くなると利息も莫大になってしまうことがあります。
無理なく返済できるように、余裕をもって返済できる以上の金額を借り入れないようにしてください。
以下に、主な学生ローンの金利と借入限度額をまとめました。
金融機関 | 金利 | 年齢条件 | 借入限度額 |
---|---|---|---|
学生ローン カレッヂ | 年17.0% | 非公開 | 50万円 (成人前は10万円) |
学生ローン マルイ | 年15.0%~17.0% | 非公開 | 50万円 |
株式会社 アミーゴ | 年14.4%~16.8% | 20歳以上 | 50万円以内かつ年収の3分の1以内 |
イー・キャンパス | 年14.5~16.5% | 20歳以上40歳以下 | 50万円 (社会人は80万円) |
キャンパス | 年16.8%(女子学生は年15.6%) | 20歳以上34歳以下 | 50万円 |
友林堂 | 年12.0~16.8% | 非公開 | 30万円 (目的が決まっているときは50万円) |
アイシーローン | 年10.0~20.0% | 18歳以上 | 50万円 |
トーエイ | 年15.0~18.0% | 非公開 | 50万円 |
フレンド田 | 年15.0~17.0% | 高卒以上 | 50万円 |
消費者金融で50万円借りるには?
消費者金融は「学生不可」と明記していない限り、20歳以上で安定した収入があれば申し込むことができます。
ただし、総量規制の対象となるため、年収の3分の1を超える借入はできません。
50万円を借りるためには、最低でも年収が150万円以上ある必要がありますので、ご自身の年収から融資可能な金額を計算してから申し込むようにしてください。
また、大手消費者金融では、契約後一定期間は無利息で借りられるサービスを提供していることが多いです。
無利息期間内に返済すれば利息0円も可能ですので、賢く活用するようにしてくださいね。
周囲にバレない方法
消費者金融は融資までのスピードが速いというほかにも、親にバレないようにできるのがメリットです。
例えば、SMBCモビットはWeb完結申し込みができ、「郵送物なし」「カードなし」「電話連絡なし」で借りることができます。
ただし、Web完結を利用するためには条件があり、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っていなくてはいけません。
また、プロミスのWeb完結申し込みやアプリローンでも、郵送物なし、カードなしで利用可能です。
郵送物は自宅に届くのか
自動契約機でローンカードが発行できる場合は自動契約機を使って発行し、WEB完結などのカードレス契約ができるときはカードレスを選ぶのも親バレを防ぐ方法です。
しかし、ローンカードを自宅に郵送しないようにしても、利用明細書が自宅に届くことがあります。
紙の利用明細書ではなくWEB明細が利用できるときはWEB明細に登録しておくことで、家族バレを最大限防ぎましょう。
カードローン | 金利 | 無利息サービス |
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アイフル | 年3.0%~18.0% | 初めての方なら契約日の翌日から最大30日間無利息 |
プロミス | 年4.5%~17.8% | 初回借入の翌日から30日間※無利息 |
アコム | 年3.0%~18.0% | 契約日の翌日から最大30日間※無利息 |
SMBCモビット | 年3.0%〜18.0% | なし |
プロミス:※無利息期間中にご返済期日が到来した場合、借入残高に応じた金額のご返済が必要となります。この場合、ご返済金額のすべてが元金に充当されます。無利息期間中であっても、ご返済期日に遅れた場合、その他の事情によりサービスの提供を停止することがあります。
アコム:※アコムが不適当と判断した場合は対象外となる可能性があります。/無担保カードローンが対象です。その他の契約(クレジット・借換えローンなど)は対象外となります。/金利0円適用期間終了の翌日から通常金利(借入利率[実質年率]3.0%~18.0%)が適用されます。金利0円適用期間中のご返済金額は、全額元金のご返済に充てさせていただきます。ただし、ATM等手数料があった場合は、「ATM等手数料」「元金」の順に充当します。
銀行カードローンで50万円借りるには?
銀行カードローンは学生ローンや消費者金融と比べると、とにかく金利が低いというメリットがあります。
しかし、その分、審査が厳しいため、学生は審査に通りにくいというデメリットもあります。
また、銀行カードローンは総量規制の対象外となっているため、年収の3分の1までという縛りもありません。
つまり、年収150万円に満たない学生も、審査によっては50万円を借りることは可能です。
ただし、元々銀行ローンは学生には年収に関係なくそれほど大きな金額を貸し出しませんので、多くても50万円以内の融資枠しか設定されないと考えておく方がいいでしょう。
借入希望額は10万円程度にしておくと、厳しい銀行カードローンの審査にも少しは通りやすくなります。
周囲にバレない方法
銀行カードローンも、申し込むとアルバイト先に在籍確認の電話がかかってきます。
申込者本人以外に銀行名や要件を伝えることはありませんので過度な心配は不要です。
どうしてもバレるのが気になるなら、前項で説明したように、クレジットカードに申し込んだことにしておきましょう。
次にローンカードからバレるパターンについての対策ですが、銀行カードローンでは「カードレスタイプ」のものは滅多にありません。
しかし「キャッシュカード兼用タイプ」のカードローンであれば、他人に見られても、一見して借金とは思われないでしょう。
是非、キャッシュカード兼用タイプのカードローンを検討してみてください。
郵送物は自宅に届くのか
銀行カードローンは契約書類が自宅に届く可能性が高いため、親にバレる可能性も消費者金融カードローンと比べると高くなります。
また、ローンカードが自宅に送付されるときに、親にバレる可能性もあります。
三菱UFJ銀行のバンクイックや三井住友銀行のカードローンなど、一部の都市銀行では銀行内に自動契約機を設置していますので、ローンカードや契約書を自宅に送って欲しくない人は自動契約機のあるカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
自動契約機を設置していない銀行のカードローンを利用する場合は、ほぼ確実に契約書類とローンカードが送付されます。
どうしても契約書類などが届くのを避けたい場合は、消費者金融で借りることをおすすめします。
銀行系カードローンを選ぶ
「消費者金融」という言葉に抵抗がある方も多いかもしれません。
しかし、プロミスやSMBCモビットはSMBCグループのローンサービスですし、アコムは三菱UFJ銀行系列と、「銀行系カードローン」も多数あります。
母体がメガバンクですから、安心して利用できるのではないでしょうか。
下記の銀行は、学生利用可能と明記されている銀行カードローンですので、参考にしてみてください。
銀 行 | 金 利 |
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ソニー銀行カードローン | 年2.5~13.8% |
東京スター銀行 スターカードローン | 年1.8%~14.6% |
親にバレるタイミングと対策まとめ
お金を借りている、若しくはお金を借りようとしていることが、親にバレるタイミングには大きく分けて、申込時・カード受取時・延滞時の3つのタイミングがあります。
それぞれどのようにして、親にバレることが多いのでしょうか?
申込時
カードローンの申込みを電話で行うと、そもそもその電話の内容を親が聞いているかも知れません。
また、申込みが終わると、申込内容確認の電話、審査結果の電話等、様々なタイミングでローンの担当者から電話があります。
このような電話を親に聞かれてしまうと、お金を借りることが親にバレてしまいますので、電話は必ず内容を聞かれない場所で行うようにしましょう。
カード受取時
カードローンのローンカードの受取方法は、郵送か自動契約機で受け取るという方法が一般的です。
しかし、自動契約機は大手消費者金融とほんの一部の銀行しか保有していないため、その他のカードローンで申込みを行うとすべて郵送になってしまいます。
一般的に郵送されるときには、「本人限定郵便」という、その本人しか受け取れない方法で郵送されてきます。
本人限定郵便とは、最初に郵便局から「本人限定郵便到着のお知らせ」という、書類が投かんされます。
その書類に書かれている郵便局の電話番号に連絡すると、本人がいる時間にカードを郵送してくれるという仕組みになっています。
このため、カードそのものを自分の不在時に親が受け取るということはありませんが、「本人限定郵便到着のお知らせ」には差出人も記載されているため、それを親に見られてしまうと、カードローンの契約がバレてしまう可能性があります。
さらに、本人が学生でひとり暮らしをしており、住民票は実家にあるという人は、より親にバレてしまう可能性が高くなります。
カードは住民票がある、自宅に郵送されることが原則だからです。
延滞時
ローンの返済期日を過ぎても返済が行われない場合には、督促があります。
督促は本人の携帯電話に行われることが一般的です。
また、携帯電話に出ないと自宅に電話が来ることがありますが、個人情報保護の観点から、本人以外にローンの内容を話すことはありません。
しかし、電話で督促を行っても返済が行われない場合や、そもそも電話に出ない場合には自宅に督促状が郵送されます。
書類やはがきで督促が行われるため、督促状の内容を家族に見られるかも知れません。
親にお金を借りていることがバレないようにするためにも、延滞をしないようにしましょう。
お金を借りていることが親にバレてしまいます。
親にバレないための対策ポイント
お金を借りていることや借りようとしていることが親にバレないためには、注意すべき重要なポイントをまとめました。
- 連絡先は自分の携帯番号にする
- 申込みはインターネットで
- カードの受取りは自動契約機で
- 絶対に延滞しない
- 財布の中身を見られない
1~3は特に難しい事ではありませんので、参考にしてみてください。
クレジットカードのキャッシングで50万円借りるには?
学生ローンや消費者金融カードローン、銀行カードローン以外でも、お金を借りる方法はあります。
もっとも簡単な方法は、クレジットカードのキャッシング枠を活用するという方法です。
すでにクレジットカードをお持ちの方は、クレジットカード会社に電話をかけて「キャッシング枠がついているのか」問い合わせてみてください。
キャッシング枠がついている場合は、審査不要で枠内の金額を借りることができます。
一方、キャッシング枠がついていない場合は、クレジットカード会社に電話をかけてキャッシング枠をつけたい旨を申し出てください。
クレジットカード自体をお持ちでない場合は、クレジットカードに申し込むことから始めます。
クレジットカードにも審査はありますので、少しでも審査に通りやすくするためにも、ショッピング希望額もキャッシング希望額も最小限の金額にしておきましょう。
周囲にバレない方法
すでにクレジットカードをお使いの場合は、クレジットカードのキャッシング枠を使ったからといって家族や勤務先にバレることはありません。
しかし、キャッシング枠が設定されていないときや新たにクレジットカードに申し込むときは、審査の過程でアルバイト先に在籍確認の電話がかかることがあります。
また、勤務先がなくても申し込めるクレジットカードもありますが、その場合は自宅などの固定電話に本人確認の電話がかかってくることもあります。
もちろん、申込者本人以外に「キャッシングについてお電話しました」と伝えることはありませんので、お金を借りようとしていることが勤務先や家族にバレることはありません。
郵送物は自宅に届くのか
すでに利用中のクレジットカードにキャッシング枠を付与するだけのときは、自宅に郵便物が届くことはありません。
しかし、新たにクレジットカードに申し込むときは、クレジットカードが自宅に送付されます。
とはいえ、中身は通常のクレジットカードですから、家族に見られたとしても、「借金をしようとしているの?」と問いただされることはないでしょう。
なお、大抵のクレジットカード会社でも紙の利用明細書を送付しない「WEB明細」を利用できるようになっていますので、郵便物を少しでも減らしたい方は、カード会社の会員ページにアクセスしてWEB明細の手続きをしてください。
奨学金は審査が厳しい?
生活費や遊興費ではなく学費が足りないため、ローンを検討しているという方もいらっしゃるでしょう。
学費が足りないときは奨学金を検討するのが順当な考え方ですが、審査が厳しすぎるなら利用できない可能性もありますよね。
しかし、特別に不安に思う必要はありません。
確かに地方自治体や企業が主催している「給付型(返済不要タイプ)」の奨学金は審査が厳しく、学業成績や社会への貢献度なども吟味して数十~数百倍の倍率があることもありますが、日本学生支援機構の「貸与型(要返済タイプ)」は世帯収入が一定以下なら審査はそこまで難しくありません。
利率固定型で年0.14~0.53%(平成30年度)の超低金利ですから、無理なく返済することができるでしょう。
留学資金や大学院の授業料としても利用できますので、必要な人は申し込みましょう。
公的貸付制度に申し込む
低所得世帯か障碍者世帯、高齢者世帯のいずれかに該当する場合は、社会福祉協議会の教育支援資金を無利子で借りることもできます。
母子父子世帯か親のいない世帯に該当する場合なら、修学資金や就学支度資金を無利子で借りることもできます。
以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
奨学金の借入れ方法
もっとも日本で利用されている奨学金は、日本学生支援機構(JASSO)の貸与型有利息の第二種奨学金です。
現在通っている学校の学費が必要な場合は、在学中の学校の学生課に行き、「日本学生支援機構の奨学金を利用したい」と伝えてください。
また、現在、高校やその他の学校に在学中で、進学予定の大学あるいはその他の学校の授業料などが必要な場合は、奨学金給付の予約をすることも可能です。
在学中の学校の学生課に行き、「日本学生支援機構の奨学金の予約をしたい」と伝えてください。
親にバレずに借り入れできる?
奨学金を借りるためには、世帯収入が分かる書類が必要になりますし、未成年の場合は親の同意書も必要になります。
そのため、親にバレずに借りることは難しいと言わざるを得ません。
しかしながら、「奨学金を借りたことを親にバレると、奨学金を奪われる」などの特殊な事情があるときは、学生課を通じて日本学生支援機構に相談してみましょう。
学生でお金を借りることのデメリットは?
学生ローンや消費者金融・銀行のローン、奨学金、公的貸付制度など、さまざまな方法で学生でもお金を借りることは可能です。
未成年の場合は、原則として保護者の同意が必要となりますが、いずれにしても何らかの方法で融資を受けられないわけではありません。
しかしながら、仕事ではなく勉強が本分の学生がお金を借りることには、少なくはないデメリットがあります。
返済延滞した場合のリスク
ローンというものは、基本的には1ヶ月に1回、決められた金額以上のお金を返済するものです。
返済日が決められていますので、かならず返済日までに融資業者に返済額以上のお金を渡さなくてはなりません。
返済に遅れると「個人信用情報機関」と呼ばれる機関に延滞情報が一定期間登録され、今後、他のローンやクレジットカードを利用しようと思ったときに、審査に通りにくくなることがあります。
また、返済日を1日でも遅れると「遅延損害金」が発生し、年20.0%程度の高金利が適用されてしまいます。
つまり、返済に遅れるだけで、信用面も金銭面も大きなダメージを受けてしまうのです。
返済できない場合のリスク
返済に遅れるだけでなく、返済そのものに行き詰まってしまう可能性もあるでしょう。
返済できなくなると融資業者から督促の電話がかかってくることもありますし、あなたが電話に出ないときや留守電に折り返さないときは、自宅や勤務先に督促の電話がかかってくることもあります。
また、郵送物なしのWEB完結を利用してローン契約した場合でも、返済しない場合は「督促状」が郵送されます。
督促状は目立つように赤字で「督促」などと記載されていることもあり、同居している家族にローンの存在がバレるどころか、滞納している事実さえバレてしまうのです。
「借りたら返す」のは当たり前のことですが、当たり前のことができる自信がないときはローンやキャッシングに手を出さない方が良いでしょう。
Q&A
学生がお金を得る上でよくある疑問とその答えをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
Q.中学生や高校生は借入できない?
学生専門の学生ローンを多数紹介してまいりましたが、いずれも中学生や高校生は利用できません。
実際に金融庁に業者登録している正規の貸金業者の中で、中学生や高校生に融資を実施している業者は1つもありません。
また、大学生や専門学校生であっても、アルバイト収入がない学生はローンを借りることは困難です。
中学生や高校生がお金が必要なときは、新聞配達やファーストフードの店員など、中高生でも応募可能な仕事でお金を稼ぎましょう。
どうしてもすぐにお金が必要なら、親や祖父母にお金を借り、アルバイトをして返済することも検討してください。
次の記事でも中高生に可能なお金の稼ぎ方をまとめていますので、ぜひご覧ください。
Q.教育ローンは学生本人は借り入れできるの?
教育ローンは、基本的には保護者が子供の教育資金を借りるローンです。
そのため、学生自身が債務者になることは簡単ではありません。
一方、奨学金は学生自身が債務者になるローンです。
学生自身が返済の責任を負いますが、教育ローンよりも低金利ですのでお得に借りられます。
2016年の貸与実績によりますと、全学生の2.7人に1人は日本学生支援機の奨学金を利用しています。
借入のハードルも高くはありませんので、検討してみてください。
Q.就職内定者向けローンって?
就職が内定している学生専門のローンを「就職内定者向けローン」と言います。
例えば東海労働金庫では就職内定者向けの専用ローン「みらいず」を提供しています。
初任給を受け取るまでは利息のみの返済でOKですので、卒業試験や卒論の忙しい時期にアルバイトに励まなくても良いように配慮されている点がポイントです。
また、武蔵野銀行の「新卒者応援ローン ROOKIE」は、適用金利が年8.0%と非常に低いだけでなく、就職後に給与の振込口座を武蔵野銀行に指定するとさらに金利が年1.5%割り引かれます。
いずれも就職内定者が好条件で借りられるローンで、内定を証明する書類さえあれば、アルバイトなどで収入を得ていなくても申し込めます。
しかし、無職学生でもお得に利用できるというのは良いのですが、「給与で不足する分を安易に借りる」という習慣がついてしまうというデメリットがあります。
本当にお金を借りる必要があるのかじっくり考えてから、就職内定者向けのローンに申し込みましょう。
Q.卒業時に全額返済しなくてはいけない?
学生向けのローンであっても、学生の間に全額返済する必要はありません。
融資業者や融資額によって返済期間が決められますので、返済が長引いて社会人になってから完済するケースもよくあります。
なお、学生ローン業者の中には、社会人になってもそのまま利用できる業者も多数あります。
しかしながら、学生ローン業者は元々の適用金利が高いことが多いため、勤続年数が1年を超えたら低金利の他業者に乗り換える方が良いかもしれません。
まとめ
学生でもお金を借りる方法はいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
親に内緒で借りたい場合には消費者金融が向いていますし、未成年であれば学生ローンしか借りることができません。
低金利で借りたい場合には銀行カードローンですが、審査が厳しいというデメリットがあります。
また、どうしても業者でお金を借りることが不安な場合には、親に相談するという手段もあります。
学生である間は社会人以上に、金融機関でお金を借りるという行為に対して慎重さが必要です。
多額の負債を抱えて社会に出ることがないように、無理なく返済できる金額だけを借りるようにしてください。
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