学生ローン限度額は?いくらまで借りられるの?増額のコツも紹介
学生ローンは学生にとって簡単に借りれるローンとして身近な存在ですね。しかしこれから学生ローンを利用しようと考えている学生にとって、借入限度額はいくらまでなのか、いくらまで借りられるのかも気になりますね。
学生は安定継続した収入という点で社会人よりも劣ることから、あまり借りられないのではないかと思うかもしれません。今回は学生ローンの限度額についてわかりやすくご説明していきたいと思います。
目次
学生ローンの限度額は決まっている?
社会人が銀行カードローンや消費者金融で借りれる金額は、条件さえ揃っていれば借入限度額は800万円から1,200万円になっていますね。
カードローン会社のインターネット広告を見ると、どうしても高額な借入限度額に目がいってしまいますが、社会人でカード会社の最高借入限度額を借りれる人はなかなかいるものではありません。
なぜなら学生ローンを扱っているのは消費者金融で、消費者金融は総量規制の対象貸付になっているからです。
総量規制とは消費者金融やクレジットカード会社などのノンバンクが、個人に対して無担保無保証で貸し付ける上限額を年収の1/3までと定めているものです。
ですからカードローン会社の最高融資限度額が800万円だとしたら、800万円を借りるには年収が少なくとも2,400万円以上必要です。1,200万円を借りるには年収が3,600万円以上でないと借りれません。
サラリーマンの平均給与が400万円から450万円と言われていることから、普通のサラリーマンがカードローンで借りれる限度額は130万円から150万円が限界なのです。
では学生ローンではいくらまで借りれるのかと言うと、ほとんどの学生ローンの限度額は50万円までとしています。
学生は消費者金融で借りることができるの?
そもそも消費者金融でも学生は借りれるのか、から考えなければなりませんね。うまい具合に借りれるとしたらこんな簡単な方法はありません。
消費者金融の店頭に行く必要がなく、インターネットを使ってパソコンやスマホから借入を申し込めば良いのですから、お金を借りる手続きが面倒だと考えている学生にとってもこれほどラクな方法はないでしょう。
学生がお金を借りるとしたらアコムやプロミス、アイフルのように全国的に有名で安心して借りれるところが良いですね。
大手消費者金融はプライバシーにも力を入れており、個人情報が漏れる心配はありません。
しかもコーポレートガバナンス(企業統治)がしっかりしていることから、違法な貸付や取り立てをされる心配がありませんし、コンビニATMから借入や返済できるのも便利です。
さて大手消費者金融で学生がお金を借りることができるのかについてご説明しましょう。
お金を借りると聞くと正社員でなければ借りれないのではないか、と学生は思うかもしれませんが、大手消費者金融の商品説明には「学生不可」とはなっていません。
それに収入はパート収入やアルバイト収入でも申し込み可能としていることから、条件を満たす学生であれば借入することが十分に可能です。
なぜ学生ローンの限度額が50万円なのか
なぜ50万円なのか、理由は様々ですが学生が50万円を借りてもきちんと返済できなければ、悪質な利用者として金融事故登録されてしまいます。
金融事故、つまりブラックになってしまうと、社会人になってからクレジットカードや自動車ローンが組めないなどの障害がある、というのも理由でしょう。
それに加えて学生のアルバイトは必ずしも安定しているとは言えませんね。
いつアルバイトを辞めてしまうかもしれないし、すぐにアルバイト先を決めても収入のない期間ができてしまいます。
収入がなければ学生ローンでお金を借りても「今月はちょっと払えない」となってしまうため、学生ローンの業者もそれでは商売が成り立ちません。
学生が多額の借金を抱えて本業である勉強そっちのけにして、借金返済のためにアルバイトに明け暮れるのでは本末転倒ですね。
また前項でもご説明したとおり、たとえ学生ローンだとしても総量規制の対象を受けることは変わりはありません。
学生ローンで50万円を借りるには少なくとも年収が150万円以上なければならないのです。
勉強とアルバイトを両立させている学生が、年収150万円あるというのはあまりないことですよね。
パート主婦が一生懸命働いて稼げる金額と同じなのですから、よほど犯罪に関わるようなヤバイ仕事でなければアルバイトで高収入は見込めませんね。
もし学生が年収150万円のアルバイトをしているとしたら、学生ローンでお金を借りる必要はそもそもないでしょう。
学生が借りれる金額は10万円から30万円くらい
学生ローンの限度額が50万円となっていても、申し込めば誰でも50万円まで借りれるわけではありません。
本当は50万円借りたいのにな、と借入希望金額を出しても審査内容によって10万円から30万円の利用限度額となることも結構多いのです。
その理由はいくら学生ローン業者が審査を行っても、初めてお金に関する契約を結ぶ学生は信用情報がありません。
きちんと返済してくれるかな、他の借り入れとか返済状況はどうなっているのかな、と信用情報を照会しても「該当なし」となってしまうため、お金を貸しても大丈夫なのか判断ができないのです。
これは学生ローンに限ったことではなく消費者金融にも言えることですが、まずは総量規制の範囲内、例えば年収が60万円あれば総量規制の半分10万円程度を貸付し、返済状況を見極めたいと考えます。
つまりお試し貸付をすることによって、真面目に返済してくれる学生かどうか判断したい学生ローン業者の考えがあるのですね。
もちろん何度も出てくる総量規制は絶対的なものですから、年収が100万円なら借入限度額は30万円、年収が60万円なら借入限度額は20万円の壁はありますよ。
でも初めて学生ローンを利用する学生に、最初から総量規制の限度額で貸付するわけではないのです。
学生のアルバイトといえば月5万円稼ぐとして単純計算で年収60万円ですよね。月8万円くらい稼げば年収100万円となるでしょうが、勉強やサークル活動、友人との付き合いをしながらアルバイトをするには、年収換算で100万円が限界とも言えます。
借入限度額50万円以内なら収入証明書が不要
学生ローンでお金を借りるのに収入証明書の提出を求めてくる業者はあまりありません。
借入申込書には年収がどのくらいあるのか記入する欄があっても、その年収が本当にあるのか源泉徴収票や給与明細書、所得証明書を提出しませんね。
法律によって借入希望金額が50万円以内であれば、そもそも収入証明書の提出は必要ないのです。
収入証明書を提出しないからといって本当の年収が30万円ぐらいしかないのに、100万円あるように嘘の年収を申告するのはよくありませんね。
年収が30万円だと10万円までしか借りれない、でも100万円って書けば30万円まで借りれるかもしれないと虚偽申告してしまうと、学生ローンで借りたお金の返済に滞ってしまう原因にもなりますね。
もし3カ月以上返済滞納をしてしまうと、ただそれだけで金融事故になってしまいますよ。既にご説明の通り金融事故は信用情報に登録されてしまい、少なくても5年間はブラックです。
信用情報がブラックのまま社会人になっても、社会人なら誰でも持っているようなクレジットカードが作れないのでは、現代の生活において不便さを感じてしまうでしょう。
学生ローンのマルイなら最初から30万円借りれる?
学生ローンで有名なマルイは公式サイトで、初めて学生ローンで借りれる限度額について言及しています。
よくある質問で初回でいくら借りれるの?に対して、マルイは初めてでも平均30万円ほどの融資が可能ですと書いてあります。
しかしこれはそのまま鵜呑みにはできません。学生ローンで借りるには審査がありますし、いくら学生証、免許証、保険証を提示しても総量規制を越えて契約はできません。
おそらく平均30万円の融資ということは、もしかすると年収を偽って申告しているのかもしれませんよ。極端な話年収が0円でも100万円と書いてしまえばそのまま通ってしまいますからね。
学生が60万円を借りるには総量規制の壁をクリアできるか
学生でも消費者金融から借りれることがわかったところで、次に考えなければならないのが総量規制です。
総量規制を簡単にまとめると、消費者金融が無担保無保証で貸しつける金額は年収の1/3までを上限とする、とするものです。
つまりいくらまで借りれるのかについては年収がかなりウエイトを占めることになりますね。
学生の収入と言うとパートやアルバイトがメインとなると思いますが、月にどのくらい稼ぐことができるでしょうか。
学業そっちのけでパートやアルバイトに精を出せば月に10万円くらいは軽く稼げそうですね。しかし月に10万円稼いだとしても年収は120万円ですよね。
120万円の総量規制枠はいくらかと言うと、年収の1/3である40万円です。
ということは60万円を借りるには、逆算すると少なくても年収が180万円以上なければならない計算です。
しかし消費者金融の貸付対象者としているのはどちらかと言うと社会人で、学生がお金を借りるには学割があるわけでもなく、まして学生だからといって審査が甘くなるわけでもありません。
社会人と同じ審査を受けることになりますので、どうしても学生は審査に対して不利になるのはやむを得ません。
しかも消費者金融は初めから総量規制限度額までお金を貸してくれることはありません。初めての借入となると年収の10%程度が上限です。
ですからたとえ180万円を稼いでいたとしても、借りれる金額は多くても20万円と考えるのが一般的です。
学生は年収103万円までの壁がある
多くの学生は親の扶養になっていることでしょう。
アルバイトをしている学生が親の扶養でいるためには年収103万円以下でなければならないのです。
それ以上の年収を稼いでしまうと親が支払う所得税が増えてしまい、年末調整で戻ってくるお金が少なくなってしまいます。
もし一生懸命アルバイトし年収130万円になってしまうと、親の社会保険の扶養から抜けなくてはなりません。
学生本人が国民健康保険などに加入し、保険料を毎月支払っていくのももったいないですね。
おそらくアルバイトをしていることを知っている親から、年収103万円は超えないようにと言われていることでしょう。
その理由には扶養の関係があるのです。
つまり年収103万円なら総量規制によって借入限度額は34万円になるわけですね。
銀行カードローンなら総量規制の対象にはならない?
銀行カードローンは消費者金融と違って総量規制の対象貸付ではありません。年収に関係なく銀行の審査にさえ通れば極端な話いくらでも借りることが可能です。
しかし最近の銀行カードローン過剰貸付問題が社会問題化しつつある現状で、銀行の自主規制によって借入上限額を年収の1/3までと決めている銀行や、年収の1/2までと決めている銀行がほとんどです。
世の中の流れからみると年収の1/3までの方が多いかもしれませんね。そうなると学生が借りることができる上限額は消費者金融と同じになる可能性が高くなります。
学業をしながらアルバイトで稼ぐことのできる金額は月額5万円から6万円くらいになるのが相場ですよね。
その場合の年収は60万円から72万円程度です。銀行カードローンでギリギリ年収の1/3を借りれたとしても20万円から24万円が限界です。
また銀行によっては学生がお金を借りる場合は親権者の同意が必要となることや、そもそも貸付額の上限を10万円までと決めている銀行もあるくらいです。
銀行カードローンで60万円を借りるのはどうやっても難しいですね。
できるだけ多くの金額を借りたいなら学生ローン
消費者金融の業務形態として「学生ローン」に特化した消費者金融が、学校の周辺近くに存在していることがあります。
東京で言えば高田馬場付近が多いですね。
学生ローンを扱っている消費者金融は、中小消費者金融ですから全国的に有名でないとしても、きちんと登録してある消費者金融ですので心配は要りません。
学生ローンの魅力は消費者金融でお金を借りるよりも金利が低いことや、お金を借りる目的によっては総量規制の範囲内で上限いっぱいに借りることができることです。
どうやら学生というのは特殊な身分のようで、親の扶養を受けているために万が一返済が不能になっても親から回収できる見込みがあると考えているのかもしれません。
親元を離れて一人暮らししている学生は親からの仕送りとアルバイト収入によって、比較的返済能力も高いと判断されることから、最高融資限度額50万円までなら借りることが可能です。
ただし学生ローンとはいってもやはり総量規制対象ですから、50万円を借りるには年収が150万円以上なければならない計算です。
月額あたりの収入は12万5,000円とほぼパート主婦並みに働かなければなりません。
限度額いっぱいに借りずに少なく借りるのが得策
そもそも学生は親の扶養に入っており、親からの仕送りや授業料を立て替えて払ってもらっているなど、親に結構負担をかけているのではありませんか?
そのような状況でいくらアルバイトしているからといって、学生ローンの限度額いっぱいに借りるのはどうかと思います。
学生ローンの金利は消費者金融の金利よりも少々安いというだけで、決して安い金利ではありません。
学生時代からお金を借りてしまい、返済地獄になってしまっている学生も最近では増えているようです。
社会人になってから借金を抱えたマイナスのスタートでは悲しすぎるでしょう。
学生ローンでお金を借りるには限度額を考えるのではなく、返済できる金額をきちんと把握することが重要ですね。
学生ローンの借入限度額の上限はあげられる
学生ローンの利用限度額は年収や審査の内容によって決まり、平均で30万円とも言われています。まあ平均は平均ですから一番多い借入額としては10万円から20万円という感じですかね。
しかし学生ローンの借入上限額は50万円としている業者が多いですよね。ということは学生ローンで借りれる金額は上限で50万円までということですね。
例えば今借りている金額が10万円から20万円でも、条件さえ揃えば50万円までの上限で借りれるわけです。
学生ローンの新規申し込みで希望借入額に足りなかった、という場合でも上限50万円まで借りられるのは嬉しいですね。
もちろん黙っていて利用限度額が上限になることはありませんので、学生ローンの業者に借入上限額をあげて欲しいと希望しなければなりません。
現在借りている金額よりも借入上限額をあげることはできますので、どうしてもお金が足りないな、もうちょっと借りたいなという場合は1度学生ローンの業者へ電話をしてみましょう。
しかしただ電話するだけで上限が上がるわけではありませんよ。利用限度額の上限を上げるにはそれなりの条件がなければなりません。
学生ローンの借入上限を申し込むポイント
学生ローンの借入上限額の決まり方はほとんどの場合年収によって決まることを説明してきました。
それもアルバイトなどで稼ぐことが必要で、親の仕送りは年収には含めないということもご理解いただけたと思います。
さて学生ローンに初回申し込んだときに、10万円から20万円の利用限度額しか与えられなかったとしても、学生ローンを扱っている業者は借入上限額を50万円としていることから、条件によっては50万円まで借りることも可能です。
それでは利用限度額を上限いっぱいまで借りるにはどうすれば良いのかポイントを解説していきます。
借入限度額の上限が50万円以下の場合
例えば現在の借入限度額が20万円で30万円、40万円、50万円まで上限を増額したいという場合は、学生ローンの業者によっても多少違いはあるかもしれませんが基本的に必要な書類はありません。
ただし契約書の書き換えが必要になることがあるかもしれませんね。今までの契約書に借り入れ上限額が20万円と書いてあれば、それ以上上限額を増やすには契約書の書き換えが必要です。
借入上限額が50万円以内の場合の対処方法は、学生ローン業者によって違いがありますので公式サイトで確認するか、直接学生ローン業者へ電話してみましょう。
借入希望金額が50万円以下の場合は収入証明書の提出が必要ありません。
学生ローン業者も収入証明書を徴求しなければならない義務はないため、年収が増えたことを伝えるだけで上限額が増える場合もあります。
借入限度額の上限が50万円を超える場合
学生ローンで50万円を超える金額を借りたいと言う場合は、法律によって収入証明書を提出しなければなりません。
単に口頭で年収が増えました、と言っても学生ローンの業者には収入証明書を徴求する義務があるため書類の提出は絶対です。
総量規制によって年収の1/3までという制限があるため、50万円を超える金額を借りる場合は最低でも年収150万円以上なければ借りれません。
学生で年収150万円を稼ぐのは並大抵のことではできませんね。それに学生ローンの業者によっては「うちではちょっと無理かな」と言われることもありますので必ず確認してください。
利用限度額の上限額を増額するコツ
利用限度額の上限額を増額するコツは、学生ローンの毎月の支払いに遅れていないことです。
学生ローンの返済期日が前後一週間となっていても、できるだけ返済期日当日か、その前日までに毎月入金することが必要でしょう。
返済期日に送らないことによって、学生ローンの業者から「この学生は毎月きちんと支払っているな」、「真面目な学生さんだな」と信頼が得られますので、利用限度額の上限をあげてもいいかなと判断してもらえますね。
もちろん個人信用情報もチェックされますが、お金に関する契約を今までしたことがない学生なら、悪い情報が登録されていることはありません。
ですから重要なのは学生ローン業者から信頼を勝ち取ることです。学生ローンを利用して6カ月以上経過していれば、利用限度額の上限額をあげてくれる可能性も大きいですね。
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