じぶん銀行カードローンで30万、50万借りたい
じぶん銀行カードローンでは、30万円や50万円といったまとまった金額であったとしても、借り入れを行うことが可能です。
しかし、30万円以上のまとまった金額を借りるときには、返済シミュレーションを行って、返済金額や返済方法を知っておかなければ後々困る可能性が高いです。
そこで、じぶん銀行カードローンの毎月の返済額や返済方法、返済シミュレーションについて確認していきます。
目次
じぶん銀行カードローンの毎月返済額
じぶん銀行カードローンは、毎月の返済額が業界最小水準です。
また、auユーザーは優遇金利の適用を受けられるという大きなメリットがある商品ですので、まずは返済に関する情報を解説します。
1.返済方法
じぶん銀行カードローンで借りたお金の返済方法には、
- 自動支払い
- ATMでの支払い
- 銀行振込
上記3つがあります。
自動支払いとATMでの支払いについて詳しく説明します。
自動支払い返済
自動支払いによる返済は、毎月決まった返済日にじぶん銀行の本人名義の口座から自動で支払いを行うことです。
他行の口座からの支払いはできないので、じぶん銀行の口座を持っている人だけが利用できる返済方法になります。
自動支払いによる返済をするときの注意点は、返済日の18:00までにじぶん銀行の引き落とし口座に、返済金額以上の入金をしておくことです。
返済日の18:00に間に合わず、引き落としが行われなかったときは、翌日以降も引き落としは行われません。
このようなときには、早めにATMでローンカードを使って返済しましょう。
ATMによる定期返済
ATMによる定期返済は、契約時に35日ごと返済か期日指定返済を選択します。
そして、ローンカードを使ってコンビニなどにある提携ATMで支払いを行う返済方法です。
提携ATMで返済を行うための操作方法は、利用する提携ATMによって異なります。
提携ATMによる返済では、システムメンテナンスなどの時間帯以外は24時間支払いできるので返済日の23:59までは大丈夫です。
ちなみに、システムメンテナンスは、毎週月曜日の1:00~5:00と毎月第2土曜日21:00~翌7:00となっています。
定期返済の35日ごと返済とは、最初の借入日から数えて35日目が返済日になります。
そして、返済した日から35日目が次の返済日になります。35日という期限内であればいつでも返済することができます。
例えば、25日目に返済を行うと、その日から35日目が次の返済日となります。
注意点は、途中で追加の借入をしても返済期限は延長されないので気を付けましょう。
期日指定返済
期日指定返済とは、毎月決まった日に返済をすることです。35日ごと返済と同様に返済日より前に支払いすることもできます。
そして、次の返済は翌月となります。
例えば、毎月25日を返済日としていて、20日に返済を行ったときは、翌月の25日が次回の返済日となります。
注意点は、返済日の15日以上前に入金をしてしまうと前月の追加入金という扱いとなり、返済日に再度支払いをしなければいけないということです。
また、途中で追加の借入をしても返済期限は延長されないということも気を付けましょう。
利用できるATM
じぶん銀行カードローンの返済ができる提携ATMはコンビニやスーパーなどに設置されています。下記のATMで返済ができます。
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネット銀行
- ゆうちょ銀行
ATMでの支払いは、三菱UFJ銀行の硬貨対応ATMを除き紙幣のみの取り扱いとなっています。
1円単位の返済ができないので気を付けましょう。
2.じぶん銀行カードローンの約定返済額は?
じぶん銀行カードローンのホームページには、毎月の返済額は1,000円からという表記があります。
これも、いくら借りても毎月1,000円でよいわけではなく、借入金額に応じて毎月の返済額が決定されるという意味です。
じぶん銀行カードローンの借入残高に対する毎月の返済額は下表の通りです。
【借入残高に対する毎月の返済額】
借入残高 | 毎月の返済額 | ||
---|---|---|---|
金利年9.0%以下 | 金利年13.0%以下 | 金利年13.0%超 | |
10万円以下 | 1,000円 | 1,500円 | 2,000円 |
10万円超 ~20万円以下 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 |
20万円超 ~30万円以下 | 3,000円 | 4,500円 | 6,000円 |
30万円超借入残高 が10万円増すごとに | 1,000円を追加 | 1,500円を追加 | 2,000円を追加 |
毎月の返済額は借入残高と借入利率によって決まってきます。
適用される金利によって、毎月の返済額に2倍の開きがあることがおわかり頂けるでしょう。
じぶん銀行カードローンの誰でもコースの場合、借入限度額100万円以下の借入利率は年13.0%~17.5%です。
auユーザーの場合、年-0.1%の金利優遇が適用されますが、年13.0%以下の金利適用を受けるには、最も低い金利が適用されることが条件になります。
また、借入利率年9.0%以下は、110万円以上の借入限度額が設定されないと適用されない金利です。
したがって、じぶん銀行カードローンの毎月の返済額は、まずは借入利率年13.0%超の場合を想定するのが無難といえます。
実際に適用される借入利率は、借入限度額10万円以下で年17.5%が適用され、限度額がアップするにしたがって、年13.0%に近づくといったところでしょう。
それでも10万円以下の借入なら、毎月の返済額は2,000円で済みます。
これなら毎月無理なく返済することができるのではないでしょうか?
3.毎月の返済回数
じぶん銀行カードローンの約定返済額については先ほど説明しましたが、約定返済額とは最低返済額のことです。
では、毎月約定返済額を決まった日に支払うだけでよいのでしょうか?
残念ながら、約定返済額の返済だけでは毎月借入残高を早く減らすことはできません。
ATMでいつでも返済することができるので、金銭的に余裕のあるときは、複数回返済することで、返済額を増額できるため、利息も少なくなり早く完済することができるでしょう。
4.一括返済する方法は?
じぶん銀行カードローンでの利息は日割り換算で増えます。
したがって、利息を節約するためにもお金に余裕があるときに一括返済をすることは大事です。
一括返済する方法は、じぶん銀行のローンセンターに電話して一括返済することを伝えた後、提携ATMで返済を行います。
最終の返済額は、完済する日によって利息などが変わってくるため、現在の借入残高とは異なります。
このため、入金を一回で完了させるためにも、一括返済を行う当日に手続きを行い、金額が変更しないようにしてください。
また、ローンセンターに電話する前に最終の返済額をスマートフォン、パソコン、携帯電話から[会員ページ]ログイン後の[利用状況照会]で確認しておくとよいでしょう。
5.返済を延滞した場合のペナルティ
返済を延滞してしまった場合には、延滞した期間の借入金額に対して年18.0%の遅延損害金が発生します。
返済日から延滞した日数分の遅延損害金と、約定返済額の合計金額以上の金額を返済しなければいけません。
また延滞中は、追加の借入はできないだけではなく、返済後も追加の借入ができなくなる場合があるので、できるだけ延滞しないように返済することをおすすめします。
6.auユーザー限定の「au限定割」とは?
じぶん銀行カードローンのホームページを見ると、auユーザーなら最大年0.5%の優遇金利が適用されるとなっています。
これは、じぶん銀行カードローンの大きな特徴である「au限定割」というサービスの一部であり、誰でも年0.5%の優遇金利が適用されるわけではありません。
じぶん銀行カードローンでは、通常のカードローンである「誰でもコース」と、他社から借り換える「借り換えコース」があります。
auユーザーで、最大年0.5%の金利優遇が受けられるのは、借り換えコースの場合です。
通常のカードローンである誰でもコースの場合、auユーザーに対する金利優遇は年0.1%で、それ以上の金利優遇はありません。
auユーザーであるだけで誰でも、年0.1%の金利優遇を受けることができるわけですから、それだけでも十分お得ですが、優遇の割合はそこまで大きくないため、金利優遇に過度の期待は禁物です。
じぶん銀行カードローンの金利はスコアで決まる!
じぶん銀行カードローンの審査は、ネットなどで申し込みしたときの個人情報でスコアリングを行います。
スコアリングとは、年齢、年収、職業などの情報を点数化して審査を行うことです。
そして、このスコアによって借入の限度額が決定します。金利もこの時に決まります。
利息は申し込み時のスコアリングで決まる
じぶん銀行カードローンの金利は審査完了後に個別案内で知らせてもらえます。
なぜ審査後になるかというと、申し込み時にスコアリングで審査を行い、借入限度額が決定されるからです。
じぶん銀行カードローンの金利は限度額によって変わってくるので、審査完了後に利息は計算ができます。
ちなみに、利息計算は次のようになります。
利息 = 借入残高 × 借入利率 × 借入日数 ÷ 365
限度額ごとの金利一覧
じぶん銀行カードローンの借入限度額ごとの金利は下記のようになっています。
「au限定割」の場合は、「誰でもコース」年0.1%、「借り換えコース」年0.5%の優遇金利が適用されます。
借入限度額 | au限定割 | 通常金利 | |
---|---|---|---|
誰でもコース | 借り換えコース | ||
10~100万円 | 年13.0~17.5% | 年12.9~17.4% | 年12.5% |
110~200万円 | 年9.0~13.0% | 年8.9~12.9% | 年8.5~12.5% |
210~300万円 | 年7.0~9.0% | 年6.9~8.9% | 年6.5~8.5% |
310~400万円 | 年6.0~7.0% | 年5.9~6.9% | 年5.5~6.5% |
410~500万円 | 年5.0~6.0% | 年4.9~5.9% | 年4.5~5.5% |
510~600万円 | 年4.5~5.0% | 年4.4~4.9% | 年4.0~4.5% |
610~700万円 | 年3.5~4.5% | 年3.4~4.4% | 年3.0~4.0% |
710~800万円 | 年2.2~3.5% | 年2.1~3.4% | 年1.7~3.0% |
原則としては、借入限度額の金額ごとにあてはまる通常金利かau限定割の範囲内で利率が決定します。
他社で借りた場合の利息金額との比較
じぶん銀行カードローンで借りた場合と、他社で借りた場合の金利を借入限度額ごとに比較してみると下記のようになります。
ー | 100万円以下 | 110~200万円 | 210~300万円 |
---|---|---|---|
au限定割 誰でもコース | 年12.9~17.4% | 年8.9~12.9% | 年6.9~8.9% |
じぶん銀行カードローン | 年13.0~17.5% | 年9.0~13.0% | 年7.0~9.0% |
au限定割 借り換えコース | 年12.5% | 年8.5~12.5% | 年6.5~8.5% |
A社カードローン | 年12.0~14.5% | 年10.0~12.0% | 年8.0~10.0% |
B社カードローン | 年11.8~13.8% | 年8.8~13.8% | 年5.8~11.8% |
C社カードローン | 年14.5% | 年9.6~14.5% | 年6.9~14.5% |
このように、どこのカードローンでも100万円を超える借入限度額の場合金利が下がっています。
じぶん銀行カードローンは、100万円以下の借入限度額の場合、金利が高くみえます。
しかし、100万円を超えると他社のカードローンより比較的安い金利となっているのがわかります。
審査結果の借入限度額にもよりますが、借入限度額が高いほどじぶん銀行カードローンは利息が少なくて済むでしょう。
申し込み方法と借入方法は?
じぶん銀行カードローンの申し込み方法や、借入方法はどのようにするのでしょうか。
申し込み時に必要な書類なども合わせて説明します。
申し込み方法
じぶん銀行カードローンへの申し込みは、パソコンやスマートフォンで簡単にできます。
申し込み時に必要な書類は以下のものが必要です。
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
- 収入を証明する書類(源泉徴収票、給料明細など)
申し込み条件は後ほど説明します。
また審査のときに、勤務先に在籍確認の電話が必ずあるので覚えておきましょう。
借入方法
じぶん銀行カードローンで借入をするには2つの方法があります。
- 提携ATM
- 振込サービス
提携ATMでの借入方法は、ローンカードを使って借入をします。
利用時間、利用回数関係なく手数料無料で利用できます。
提携ATMには、三菱UFJ銀行、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット銀行、ゆうちょ銀行があります。
振込サービスによる借入方法は、じぶんローン取引サイトまたは、ローンセンターに電話して、振込の依頼をします。
振込申し込み受付当日か、翌金融機関営業日までに、本人名義の口座へ振り込まれます。手数料は無料です。
じぶん銀行カードローンで誰でも30万借りれる?
じぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資したネット銀行で、「じぶんローン」という商品名のカードローンを展開しています。
このじぶんローン、収入があれば、誰でも申込むことができるカードローンとなっています。
じぶん銀行カードローンは収入があれば申込可能
じぶん銀行カードローンは次の条件を満たせば誰でも申込むことが可能です。
- 契約時の年齢が満20歳以上70歳未満であること
- 安定継続した収入があること(自営、パート、アルバイトを含みます)
- 保証会社であるアコム(株)の保証を受けられること
じぶん銀行カードローンで30万円以上借りるには
じぶん銀行カードローンは、審査で安定継続した収入があると認められれば、フリーターでも審査に通過できます。
申込者本人の収入が審査に大きく影響するため、30万円以上の借入限度額を希望する場合、毎年安定して100万円程度の収入があることがひとつの目安になります。
銀行のカードローンは年間収入の1/3にひとつ壁があると意識しておくべきでしょう。
じぶん銀行カードローンで50万円以上借りるには
上場企業の正社員や公務員、勤務年数3年以上の正社員を除いては、はじめての申込で30万円以上の借入限度額を設定するのはハードルが高いといえます。
じぶん銀行だけでなく、カードローン各社が申込み時点で設定する借入限度額は、最初から申込者の与信の限界金額となるわけではありません。
カードローンの借入限度額は、申込者の収入や勤続年数など個人の属性から判断される貸付可能額だけで設定されるのではなく、利用状況によって段階的に増えていくものだからです。
取引開始から一定期間、返済が遅れることなく利用されて、はじめて貸す側も「もうすこし枠を広げても大丈夫」という判断をするのです。
ですから、初回申込時の借入限度額が30万円だったとしても、半年~1年のカードローン利用実績に問題が無ければ、借入限度額を50万円に増額することは十分可能です。
じぶん銀行カードローンの場合、増額についてはカードローンセンターに増額申込みを行います。
増額は、あらためて所定の審査を受けることになります。
したがって、初回申込み時点にはなかった他社借入や、返済遅延などがあると審査に不利となりますので注意が必要です。
実際の返済額と返済金額はどうなるの?
それでは、30万円、50万円借りた場合、実際の返済額や返済期間がどうなるのかをみてみましょう。
30万円借りた場合の返済シミュレーション
じぶん銀行カードローンで30万円借りた場合、月々の返済額と返済期間はどうなるのでしょうか?
先程説明したとおり、借入利率によって毎月の最低返済額は変わってきます。
また、当然最低額以上を毎月返済すれば金利は安く済みますし、完済も早まります。
ここでは何パターンかを試算してみましょう。
借入利率:年17.5%、毎月6,000円を返済した場合
借入利率年17.5%で、毎月最低返済額である6,000円を返済した場合、完済までに90ヶ月かかります。
また、完済までの総支払額は約53万5千円にもなります。
借入利率年17.5%で30万円借りると、最初のうちは毎月の利息が4,300円程度です。
毎月6,000円返済しても元金は1,700円程度しか減らないため、思った以上に完済に時間がかかってしまうのです。
借入利率:年17.5%、3年で完済する場合
年間10万円元金を返済して、3年で完済する計画を立てた場合、毎月の返済額は10,800円となります。
最低返済額である6,000円に4,800円プラスして毎月返済すれば、返済期間はこれだけ短縮できるのです。
ちなみに完済までの総支払額ですが、早く返済する分、金利も少なくて済みますので、約39万7千円となります。
50万円借りた場合の返済シミュレーション
次に、じぶん銀行カードローンで50万円借りた場合、月々の返済額と返済期間はどうなるかをみてみましょう。
借入利率:年15.0%、毎月1万円返済した場合
50万円借入れて、借入利率年13.0%以下の適用受けられない場合、毎月の最低返済額は1万円となります。
借入利率は年17.5%と年13.0%のあいだの年15.0%としてみましょう。
毎月最低額の1万円返済した場合は、完済までに78ヶ月かかります。
また、完済までの総支払額は約78万3千円です。
借入利率:年15.0%、毎月2万円返済した場合
それでは、毎月最低返済額の2倍の2万円を返済した場合をシミュレーションしてみましょう。
完済までにかかる期間は30ヶ月、総返済額は約60万2千円で済みます。
毎月最低返済額の1万円と比較すると、利息の支払いが18万円程度少なくて済むのです。
じぶん銀行カードローンの基本情報まとめ
じぶん銀行カードローンは、申し込みはネットで簡単に完結できます。
審査に通ると提携ATMや、振込サービスで借入ができるため、利用しやすい銀行カードローンです。
金利は、借入限度額により変わってきて、借入限度額が大きいほど金利は安くなります。
しかし、借入限度額が最初から大きくなる可能性は低いので、通常金利の年17.5%が適用されると思って利用するのがよいでしょう。
また、auユーザーは、「au限定割」という優遇金利があり金利を安くできます。
返済するときには、自動支払いで毎月指定した日にじぶん銀行口座から支払うという方法があります。
提携ATMから、定期的に指定した日に返済することもできます。
利息を少なくするためにも、提携ATMはいつでも手数料無料で返済できるので、余裕があるときには複数回返済すると早く完済でき、利息を少なくすることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
じぶん銀行カードローンは、自分に収入があれば申込むことができ、auユーザー向けの金利優遇が用意されていて、毎月少ない返済負担で利用することができる商品です。
金利面では、auユーザーなら検討に値するカードローンのひとつだといえるでしょう。
ただし、毎月の最低返済額が業界最安水準であるという点は、最低金額しか返済しない前提ではなく、支払いが厳しい時の保険くらいに考えておくのが良いでしょう。
そう考えれば他社と比較したとき、大きなメリットとしてとらえることができるはずです。
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