三菱UFJ銀行バンクイックのおまとめローンで借金一本化
借金が複数件に膨らんで、返済負担や手間暇が辛くなったと言うかたには、借金の一本化がおすすめです。
その際、「低金利」で利用できる可能性のある三菱UFJ銀行の「カードローン」は魅力的です。
三菱UFJ銀行での借り換え可否やポイントについてご説明します。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- おまとめ目的でバンクイックを利用しようと考えている人
- バンクイックのメリットやデメリットが知りたい人
- 執筆者の情報
- 名前: 芦田春馬(39歳)
職歴: 銀行と消費者金融,計15年勤務
目次
三菱UFJ銀行のおまとめローンとは
三菱UFJ銀行では、いわゆる「おまとめローン」は取り扱っていません。
では、三菱UFJ銀行でおまとめローンを利用したい場合はどうすればいいのでしょうか。
バンクイックがおまとめローンとして使える
三菱UFJ銀行で借金のおまとめを行いたい場合は、「バンクイック」を利用することになります。
バンクイックは三菱UFJ銀行のカードローンで、1.8%~14.6%の金利で借り入れが可能です。
最大借り入れ可能額も500万円ありますので、借金の一本化のためには「十分な金額」であると言って良いでしょう。
おまとめローンという名目ではない
バンクイックはカードローンであり、「おまとめローン」とは銘打ってはいません。
カードローンですので、「おまとめローン」と銘打っていないのは三菱UFJ銀行に限ったことではありません。
しかし借りられる金額が大きく、また金利も低いので、今ある借金をまとめるのに適している商品になります。
資金使途をおまとめに限定している商品以外にも目を向けることで、バンクイックのようにおまとめに向いたローンを見つけられるかもしれませんよ。
バンクイックとはどんなカードローン?
では、三菱UFJ銀行のバンクイックとはどんなカードローンなのかについて、説明していきましょう。
バンクイックの気になる金利
バンクイックの金利は利用限度額に応じた金利となっていますが、具体的にいくらの借り入れで金利が何%なのかを申し込み前に把握しておくと、おまとめをした場合にお得になるかどうかを判断しやすくなります。
借金をまとめる場合には、現在の借り入れ金額に利息を上乗せて借りる必要があります。
バンクイックで借りたあとからは、借金の利息込みの金額が元金になりますので、総返済額が増えてしまいます。
そのため、少しでも低金利でおまとめをしないと、場合によってはまとめるメリットがあまりないことも十分に考えられます。
バンクイックの利用額と適用金利は下記の通りです。
利用限度額 | 金 利 |
---|---|
10万円以上100万円以下 | 13.6%~14.6% |
100万円超~200万円以下 | 10.6%~13.6% |
200万円超~300万円以下 | 7.6%~10.6% |
300万円超~400万円以下 | 6.1%~7.6% |
400万円超~500万円以下 | 1.8%~6.1% |
おまとめローンとしての利用を検討している場合、複数ある借金の総額と金利平均値を算出し、その上で乗り換えたとして本当に返済額が減るのかを確認してみましょう。
また、返済額をおさえられたとしても借金総額は今よりも増えますので、総返済額が大きくなったとしてもお得なのかを、返済シミュレーションで事前に計算しておいたほうが安心です。
最高限度額は500万円
最高利用限度額が500万円となっているため、まとめるには十分な金額といえるでしょう。
しかし、三菱UFJ銀行にまったくの新規で申し込みをして、最初から上限の500万円を融資してもらえる可能性は低いのが現実です。
まずは少額を融資してもらい、返済などの実績を積んだ上で増枠して500万円まで近づける方法が一般的です。
そのため既に500万円近い借金があり、「確実に500万円必要だ」と審査時に訴えたとしても、審査にプラスになるどころか500万円も借り入れがあることで審査が不利になってしまう可能性が大きいです。
いくら融資してもらえるのかは審査で判断されますし、またバンクイックはおまとめローン専用ではありませんので、すでに借りている金額を融資されない可能性もあります。
家族バレしにくい
カードローンを利用する場合、自宅に郵送物があるかどうかを気にする人は多いでしょう。
家族と同居していたりすると借り入れの事実がバレやすくなってしまうので、できる限り避けたいものですが、後述しますがバンクイックの場合、申し込み方法が複数存在します。
その中でもテレビ窓口という申し込み方法を利用すれば、その場でカードや契約書などの書類が入手できますので、自宅に契約時の郵送物が届く恐れはなくなります。
そのため、「どうしても自宅にローンカードなどが届くのは困る」という人は、申し込み方法をテレビ窓口にしておくことをおすすめします。
バンクイックのおまとめローン適性度
それでは、今回の重要な点である、「バンクイックがおまとめローン利用に適しているか」について解説していきましょう。
結論から言えば、ごく一部のかたを除いて、バンクイックのおまとめローン利用はおすすめではありません。
一部のかたとは、比較的借り入れ件数・金額が少ないかたや、年収の高いかたです。
その理由について以下でご説明していきましょう。
総量規制の影響を受ける
おまとめローン専用商品の場合、一般的に「総量規制」の影響を受けずに借り入れられます。
つまり、「年収の3分の1」という制限を受けずに借り入れできるのです。
一方、バンクイックは「カードローン」であり、近年では銀行も総量規制に準拠した融資を行うようになっていますので、実質的に総量規制の影響を受けることになります。
バンクイックを利用する場合、既存借り入れ額+新規の借り入れ額(バンクイック)が、年収の3分の1以内に入っているかどうかが総量規制上のポイントになります。
たとえ、既存借り入れを完済することを目的にしていたとしても、この前提は変わりません。
具体例として、年収400万円のかたが、既存借り入れ100万円(カードローン限度額50万円で2件保有)を利用している場合で考えてみましょう。
この時、総量規制の観点から、追加で借り入れできる上限額は30万円(≒年収400万円÷3-100万円)となり、既存借り入れ全額を借り換えするだけの借り入れはできないことになります。
おまとめ専用ローンとカードローンでは融資の際の前提が異なるため、カードローンをおまとめ目的で利用する場合は、借り入れ可能額が減少してしまう可能性があることも、念頭に置いておきましょう。
審査に通りにくい
また、バンクイックを利用するうえで、審査上の問題もあります。
一般的に、大手都市銀行のカードローンは審査が厳しくなっています。
そのため、既存借り入れの件数・金額が大きいと審査に通らない可能性があります。
おまとめローンの場合、既存借り入れは「完済される」前提で審査されるため、おまとめローンとしての借り入れ額を返済できるかどうかが審査のポイントになります。
一方、バンクイックでは、既存借り入れに対する返済義務はありませんので、既存借り入れ+新規借り入れ額を返済できるかが審査されることになります。
つまり、バンクイックを利用する場合の審査では、「おまとめローン」に比べて、2倍の返済ができると判断される必要があるのです。
お試し診断なども利用しながら、自分が本当に必要な金額の融資を受けられそうかどうかは、事前にチェックしておいたほうがいいでしょう。
新規借り入れが可能
おまとめローンの場合、一旦借り入れして一本化すると、その後は返済のみを継続することになります。
おまとめローンには追加で借り入れするような機能はありませんので、一本化すると、その後は借り入れができなくなります。
それに対して、三菱UFJ銀行のバンクイックの場合、カードローンの借り入れ限度額の範囲内であれば、何度でも反復して新規借り入れができます。
一旦一本化した後でも、返済が進んで空枠部分ができれば、借り入れできます。
ただ、新規借り入れを行うことで、当初予定していた返済計画通りに返済が進まなくなってしまうことも十分に考えられます。
バンクイックのようなカードローンをおまとめローンとして利用する場合は、無駄な追加借り入れを行っていたずらに返済期間を延ばしてしまうことのないよう、強い自制心が求められると言えるでしょう。
借り入れ可能な枠が残されていると、ついつい追加で借り入れをしてしまうという人は、バンクイックをおまとめ目的で利用するのは向いていないかもしれません。
最低返済額が低い
バンクイックの毎月の約定返済額は、他の銀行カードローンと比較すると低めに設定されています。
おまとめローンの利用を検討しているということは、すでにかなりの借金を抱えており、お金に余裕がない状態であることが想像されますので、毎月の返済額が低めなのはありがたいでしょう。
ただ、毎月の返済金額が低いということは、その分返済期間が長くなりがちということでもあります。
返済期間が長いと利息負担が増えて総返済額が増えてしまいますので、借金を返済する際にはあまり好ましいことではありません。
毎月の返済金額が低いことに甘えつつ、多少なりともお金に余裕のあるタイミングでは、少し多めに返済をするようにしたいですね。
バンクイックの借り入れ審査に申し込む方法
ではそんなバンクイックに、実際に申し込みを行う際の条件や方法を見ていきましょう。
申し込み条件
バンクイックは、誰にでも申し込みができるような商品ではありません。
申し込みできる基準があり、年齢や収入などの基本条件は以下の通りです。
- 年齢が満20歳以上65歳未満
- 国内に居住していること(外国人であれば永住許可を受けている必要あり)
- 保証会社(アコム)の保証を受けられる人
- 原則安定した収入がある人
原則として安定した収入があればいいので、雇用形態が正社員ではないパートやアルバイトのかたでも申し込みは可能ですが、審査に通過するかどうかは別の問題になります。
申し込み方法
申し込み方法は、以下から選択できます。
- WEB申し込み
- テレビ電話での申し込み
- 電話相談窓口
WEB申し込みであれば365日24時間受付可能となっていますので、必要だと思ったときにすぐに申し込みができるという点で、高い利便性があります。
テレビ窓口とは三菱UFJ銀行内にある、専用窓口でローン契約機です。
テレビ窓口は半個室になっていますのでプライバシーにも対応しており、ローン契約機なのですが普通預金の口座開設や各種変更手続もできます。
そのため、万が一申し込みをしている姿を誰かに見られても、「口座開設の手続きをしていたんだ」などのような言い訳をしやすい、という利点があります。
なお、銀行営業外(15時以降や土日祝日)でもテレビ窓口は利用できます。
カードもその場で発行されますので、自宅にカードを郵送されたくない場合は、テレビ窓口を利用することがおすすめです。
ただし、カードをその場で受け取ったとしても即日での借り入れはできないため、注意が必要です(審査の結果前にカードが発行されます)。
また「少し相談したいことがある」「機械やインターネットは不慣れ」という場合には、電話相談窓口も開設されています。
相談をしながら受付も可能です。
申し込み時にやってはいけないこと
ローンの申し込みをする際にやってはいけないのは、「審査に通過できる可能性を少しでも高めたい」という気持ちで、嘘の情報で申し込みを行うことです。
嘘の情報で申し込みを行ったところで、本人確認書類や収入証明書類などの書類と照らし合わせることで、結局嘘であることがバレてしまい、審査に悪影響しか及ぼしません。
本当の情報で申し込みをしていれば審査に通過できていたのに、嘘の情報で申し込みをしたばっかりに審査落ちになってしまったりすれば、泣くに泣けませんからね。
また、バンクイックの審査に通過できるかどうか不安だということで、他のローンにも並行して申し込むのも避けるべきです。
ローンの申し込み情報は、審査の際にチェックされる信用情報に登録されるので、複数の金融機関にローンの申し込みをしていることがひと目でバレてしまいます。
複数のローンに同時に申し込みをすると、「申し込みブラック」と呼ばれる状態に陥ってしまい、それが原因で審査落ちになってしまう可能性があるのです。
バンクイックに落ちてしまった場合の「保険」をかけておきたいという気持ちは分かりますが、他のローンへの同時申し込みはやめておきましょう。
バンクイックのおまとめ審査の難易度
三菱UFJ銀行のカードローンと、他の銀行のおまとめローンに申し込みした場合、どちらのほうが審査に通過しやすいのでしょうか。
審査には個人差もありますし、審査の詳細や重視するポイントが異なりますので、一概には言えませんが、特徴を整理しておきましょう。
おまとめローンには条件もある
おまとめローンを取り扱っている銀行のなかには、借り入れ申し込みできるかたの条件を、カードローンより厳しく設けている銀行もあります。
たとえば、東京スター銀行のおまとめローンでは、カードローンに申し込めるかたの条件に加えて、「給与所得者(正社員、契約社員、派遣社員)」+「年収条件(年収200万円以上)」の2つを加えています。
カードローンの申し込み基準に加えて、追加で2項目設けていますので、おまとめローンのほうが審査基準は厳しくなっていると考えて良いでしょう。
こういった条件を設けていない銀行のおまとめローンもありますが、カードローンよりもおまとめローンのほうが、申し込めるかたのハードルは高くなっていると思っておいたほうが良いでしょう。
なお、消費者金融のおまとめローンには、「雇用形態」や「年収」に関する条件は、ほとんど付されていません。
消費者金融のおまとめローンであれば、銀行のおまとめローンに比べて、かなり審査に通過しやすくなると考えられます。
バンクイックの申し込み条件は、先ほど触れた通りそこまで厳しくありませんので、消費者金融のおまとめローンと同じぐらいの審査難易度だと考えておくといいでしょう。
借り入れ件数によるハードル
銀行カードローンの場合、既存の借り入れ件数(特にカードローン)が3件以上あると、審査に通過することは、かなり難しくなってしまいます。
そのため、バンクイックを使用する借金一本化においても、2件程度の一本化であれば良いですが、3件以上のカードローンがあると、そこから三菱UFJ銀行の審査の通過は、かなり困難になってしまいます。
銀行のおまとめローンであっても、やはり借り入れ件数が多いと審査に通過しにくくなってしまいますが、3件程度までの一本化であれば審査に通る可能性があります。
なお、消費者金融で借り入れ可能なおまとめローンに関しては、かなり審査も緩和されており、4~5件程度の借り入れがあっても、一本化できるようです。
個人信用情報にキズがあるとNG
上記に加えて、三菱UFJ銀行のカードローンおよび、その他の銀行のおまとめローンで、共通に審査のポイントとなる点がありますので、確認しておきましょう。
それは、個人信用情報、および延滞の有無です。
銀行や消費者金融の審査においては、必ず個人信用情報を確認します。
個人信用情報では、借り入れ申し込み人の借り入れに対する返済状況(延滞がないか)や、債務整理の履歴が判明します。
すでに延滞や債務整理が終了していても、一旦登録された情報は5~7年程度、消えずに残ると言われています。
そのため、その期間内での新規借り入れは困難となります。
また、おまとめローンにおいては、個人信用情報以外に、既存借り入れの入金履歴を預金通帳などから確認されることもあります。
個人信用情報に影響しない、数日単位の返済遅れがあっても、審査に通らない可能性がありますので注意が必要です。
バンクイックのメリット・デメリット
バンクイックに限らず何か大きな契約をするときには、必ずメリットとデメリットが存在します。
ここまで、バンクイックのメリットやデメリットについては軽く触れてきましたが、あらためてメリット・デメリットをまとめてみました。
バンクイックのメリット
バンクイックを利用する場合のメリットは以下の通りです。
- 口座開設不要で利用可能
- テレビ電話窓口を利用すればローンカードをその場で受け取れる
数あるカードローンの中でも、あえてバンクイックを選ぶメリットとなるのはこの2点ではないでしょうか。
多くの銀行カードローンは、まず口座開設が基本です。
口座を持っていればその分審査が早くなりますが、持っていない場合ですと口座開設から申請しなくてはなりませんから、その分時間を要します。
また振込先や返済口座も、申し込みをした銀行の口座からでないと駄目だという銀行がほとんどですが、バンクイックは口座開設が不要となっており、他行の銀行口座でも融資金を振り込んでもらえます。
さらに、テレビ電話窓口を申し込み先として選べば、その場で契約書やカードを入手できますので、あとは審査結果を待って審査に通れば借り入れが可能になります。
おまとめローンとして利用することを考えた場合、利用限度額の大きさや最大限度額に近い金額を借り入れた場合にはかなり低金利で借り入れられることなどが、メリットとして挙げられそうです。
バンクイックのデメリット
バンクイックはメリットばかりのようですが、デメリットもあります。
デメリットとして考えられるのは下記の通りです。
- おまとめローン専用ではない
- 金利は借り入れ額によって異なる
バンクイックは、あくまでも使用目的を問わないカードローンです。
借り入れ上限が高く金利も低いので、おまとめとして利用できるというだけで、おまとめローンに特化した商品ではありません。
そのため枠内であればいつでも追加融資を受けることも可能ですし、返済実績などを積んで「もう少し増枠したい」と思えば、増枠の申し込みも可能です。
つまりは、自己管理能力が問われるのです。
おまとめローンに特化した商品のように、今後は一切追加融資なしなどの規制はありませんので、自分が借りようと思えば枠内であればいつでも自由に借りられてしまいます。
そのため、本来は今ある複数の借金をまとめようと申し込みをしたのに、気づけば申し込み時よりも借金が増えているということも、決して珍しい話ではありません。
また最少返済金額も少額ですので、つい「この程度の月返済金額ならば無理なく返せる」と借りてしまうこともあります。
なお金利面ですが、「○%~○%」という表記だと金利が低いほうにばかり目がいきがちですが、本当に適用されるのは高いほうの金利だと思っておいたほうがいいでしょう。
バンクイックでの一番高い金利は14.6%です。
新規で借り入れする場合最初から高額融資は望めませんので、金利が14.6%であっても無理なく返済できる金額かどうかを、検討しておく必要があります。
おまとめローン選びで大切なこと
借金を一本化するにあたって知っておかなければいけないのは、どこの銀行(もしくは消費者金融)に相談して、どういった融資を申し込めば良いのかです。
借り換え融資の無い銀行もある
借金を一本化するための融資というのは特殊で、おまとめローンや借り換え資金と呼ばれますが、すべての銀行や消費者金融で取り扱っているわけではありません。
また、取り扱っていても、「おまとめローン」という名称ではなく、「フリーローン」であったり、別の名称で取り扱っている銀行もあります。
フリーローンは多くの銀行で取り扱っている融資商品ですが、借金の借り換えに使って良い銀行と、駄目な銀行があります。
どの銀行に相談するのかは、良く調べて考えておかないと、せっかく申し込みしても無駄になってしまいます。
金利の低い借り入れが望ましい
さらに、借金の一本化に使用できる「おまとめローン」や、「フリーローン」を取り扱っている銀行のなかでも、金利の低いところから借り入れることが重要です。
借金の一本化で失敗しないためには、「金利を下げる」ことが重要です。
借金を一本化する際に、金利が上がる一本化をすると、負担が減るどころかむしろ増えてしまいます。
利息の支払額が増えて、返済総額が増加してしまうのです。
そのうえ、毎月の支払額を下げてしまうと、元本の減少ペースが遅くなってしまい、さらに利息負担が増えることになります。
こういった悪循環に落ちいった「一本化の失敗」にならないためにも、借り換え時には、「金利を下げる」ことが非常に大切です。
借金の一本化におすすめの商品
既存カードローンの借り換えにあたっては、「おまとめローン」専用商品を使うのがおすすめです。
総量規制の影響も受けませんし、カードロ―ンを利用する場合に比べ、審査にも通りやすいと言えるでしょう。
おまとめローンなら、東京スター銀行の「スターワン乗り換えローン」がおすすめです。
スターワン乗り換えローンは、おまとめローン専用商品であるため、前述のバンクイックのようなデメリットが無いうえ、借り入れ時の金利は一律12.5%(年率)と、かなり低めの水準で利用できます。
この金利水準であれば、消費者金融などの貸金業債権だけでなく、銀行カードローンの借り換えにも活用できます。
また、おまとめできる最大借り入れ額は1,000万円までとなっており、既存借り入れの大きいかたにも対応できる商品と言えるでしょう。
なお、スターワン乗り換えローンを利用できるかたは、年収200万円以上の給与所得者(正社員・契約社員・派遣社員)となっていて、残念ながら、パート・アルバイトや、自営業のかたは利用できないことに注意が必要です。
三菱UFJ銀行おまとめローンに関するQ&A
では最後に、三菱UFJ銀行おまとめローンについてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。
①バンクイックでおまとめ相談はできる?
A.可能です
バンクイックに申し込みをする際に利用する電話番号(第二リテール支店アカウント専用ダイヤル:0120-959-555)では、利用希望者からの相談にも対応しています。
そのため、おまとめ目的でバンクイックを利用しようとしている場合は、第二リテール支店アカウント専用ダイヤルに電話をかけて相談してみるといいでしょう。
テレビ窓口でも同様の相談に対応しているので、困ったらまず相談できるのがバンクイックの利点の1つですね。
②クレジットカードのショッピングリボ払いもまとめられる?
A.可能です
バンクイックで融資を受けたお金は、事業性資金に利用しない限り資金使途は自由です。
そのため、おまとめの用途で利用する場合も、「クレジットカードのショッピングリボ払いはまとめられません」というようなことはありません。
抱えている借金の内訳がどのようになっていても、バンクイックであれば安心して利用できるでしょう。
なお、カードローンではなくおまとめローンの場合は、ショッピングリボ払いなどはまとめられないこともあるので、資金使途はあらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。
③同グループのアコムの借り入れも一本化できる?
A.可能です、どこの金融機関からの借り入れかということは審査には影響しません
アコムは、アイフルやSMBCモビットなどに並ぶ大手消費者金融のカードローンですが、三菱UFJ銀行と同じ三菱UFJフィナンシャル・グループに属しています。
同グループの借り入れを一本化するためという理由の場合、バンクイックは利用しにくいのでは?と思われるかもしれませんが、そのような心配はありません。
ただ、アコムでの借り入れ状況や返済状況があまり芳しくない場合は、それが原因で審査落ちになってしまう可能性があることには、注意しておきましょう。
④バンクイックの返済方法は?
A.口座振替・ATM利用・銀行振込で返済できます
バンクイックではいろいろな返済方法が用意されているので、自分の好きな方法で返済が行えます。
ATM返済を利用すれば近くのコンビニATMで返済が行えますし、口座振替を利用すれば毎月の返済期日に自動的に返済が行われます。
どの返済方法を利用する場合でも、大事なことは毎回きちんと返済期日までに返済を行うということです。
バンクイックでは、借り入れ金額が変わると最少返済額も変わるので、借り入れ金額に応じた返済金額を確認しながら、返済を行っていきましょう。
⑤バンクイックの審査に在籍確認はある?
A.もちろんあります
カードローンの審査に在籍確認は付き物ですが、それはバンクイックの場合でも同じです。
ただバンクイックでは、在籍確認の際にカードローンの在籍確認であることがバレないようにいろいろと配慮を行ってくれるので、職場に電話がかかってくるとしても安心です。
在籍確認の電話には自分で対応できるのがベストですが、自分が電話に出られなさそうな場合は、同僚に自分あての電話がかかってくる旨を伝えておけば、在籍確認もスムーズに完了するでしょう。
まとめ
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」を使えば、借金を一本化することは可能です。
しかし、カードローンで借金を一本化する場合、借り入れできる金額は、既存借り入れ+新規借り入れで、年収の3分の1となり、おまとめローンに比べて少額となってしまう可能性があります。
一方で、カードローンで借金を一本化した場合、その後も新規借り入れができたり、返済スピードを自由に調整できるというメリットがあります。
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