バンクイックでは解約すると完済証明書をもらえる?
カードローンは完済すると解約ができ、解約するときには解約証明書を発行してもらえる場合が多いです。
しかし、解約証明書が発行されないケースもあるため、自分が利用しているカードローンも、完済して解約するときには解約証明書がもらえるか気になるところですよね。
そこで今回は、三菱UFJ銀行のカードローンであるバンクイックでは解約のときに解約証明書がもらえるかについて、解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ
今回紹介するのは以下の人へとても参考になる記事です。
- バンクイックを解約する方法を知りたい人
- バンクイックで解約証明書を発行してもらいたい人
- バンクイックを解約するメリット、デメリットが知りたい人
バンクイックの解約には手続きが必須!
バンクイックの解約や解約証明書の発行方法を確認する前に、そもそもバンクイックの契約期間はいつまでなのでしょうか。
住宅ローンや自動車ローンであれば返済し終わればそこで解約ということになりますが、カードローンの場合は一度返済し終わっても、利用限度額の範囲内であれば再度借り入れを行えるため、自動的に解約とはなりません。
この点に関してバンクイックの商品説明を確認してみると、「利用期間:1年(原則として、審査のうえ自動更新)」という説明文があります。
つまり、契約期間は1年単位だけれど契約終了となるタイミングで、特に問題が無ければそのままさらに1年間契約を更新しますよ、ということです。
したがって、こちらから解約を希望するなどのアクションを起こさない限りは、基本的にずっと契約が続くことになります。
もちろん審査を行ったときに属性や信用情報の点で引っかかる点があった場合には、その時点で契約終了となってしまう可能性もありますので忘れないでおきましょう。
解約すると解約証明書を請求できる
解約を行うと、解約を証明する書類として解約証明書を発行してもらえます。
しかし、解約証明書について詳しく知らない人もいると思いますので、そもそも解約証明書とは何かについて簡単に説明しておきましょう。
カードローンでは契約を結ぶときに必ず契約書類を発行しますが、解約証明書とはその解約版だと思っておけばOKです。
金銭のやり取りを行うのに、紙ベースにせよ電子ベースにせよ何の書類も残さないというのは不安ですよね。
カードローンを契約した人であれば誰でも必ず目にしている契約書とは違って、解約しなければ目にすることもない解約証明書は、その存在さえ知らないという人も多いのではないでしょうか。
また、解約証明書は書面で発行してもらうことが義務付けられているわけではないため、解約をした人でも持っていない人もいます。
バンクイックを解約する方法
バンクイックを解約するためには、借入している借金を解約するだけではいけません。
そこで、具体的にどのような手続を踏めば解約ができるかを確認して行きましょう。
解約の窓口は電話
バンクイックには、「第二リテールアカウント支店専用ダイヤル」というバンクイック専用の電話番号があるのですが、そちらでバンクイックに関する様々な手続きを行えます。
解約を行いたい場合も第二リテールアカウント支店専用ダイヤルあてに電話をかけて、解約したい旨を伝えればOKです。
契約者本人であることの確認が行われた後に、解約手続きを進めてもらえます。
解約には完済の必要あり
解約は電話から手続をすすめられますが、当然のことですが、解約するためには債務を完済しておかなければなりません。
電話をかけた時点ですでに債務の返済が終えられているのであれば、そのまま手続きはすすんでいきますが、まだ完済できていないようであればその段階での借入残高等を教えてもらえるので、その金額をもとに債務を完済してしまいましょう。
なお完済時には1,000円単位未満の返済が必要になるので、口座引き落としでの返済はできません。
ATMを利用して返済を行うか振り込みで返済を行う必要があるので、普段の返済を口座引き落としで行っているという人は、最後だけは別の方法での返済になることに注意しておきましょう。
借入の残りを一括返済する方法
解約を行うためには借金を全額返済する必要がありますが、借入の残りを返済する方法は以下の3通りあります。
- 三菱UFJ銀行のATMから返済を行う
- ネットバンキングから返済を行う
- 硬貨に対応したATMから振込返済を行う
この3通り以外の返済を行ってしまうと、1,000円以下の少額返済ができないため解約手続きにすすめません。
また、振込を行うときには金額を事前に把握しなければなりませんが、金額は先ほどの第二リテールアカウント支店に電話連絡をするか、ATM、もしくは会員ページから確認できます。
確認後にはその日の内に返済を行わなければ、借入金額が変動してしまうため早めに返済手続を行いましょう。
三菱UFJ銀行の窓口でも手続きできる?
バンクイックの解約手続きは、三菱UFJ銀行の窓口でも行えます。
ただし、窓口で行う場合には銀行が営業している時間帯に行かなければなりませんし、窓口が混みあっている場合には時間がとられてしまいます。
したがって、電話で解約手続きをすすめた方が待ち時間も少なく、簡単に手続が完了するためおすすめです。
なお、バンクイックの解約と同時に三菱UFJ銀行口座も解約したいときには、窓口で行う必要があるため、三菱UFJ銀行まで行きましょう。
解約証明書の発行が必要なら
これまで解約の方法を紹介してきましたが、解約を行っただけでは解約証明書は発行してもらえません。
もちろん解約証明書が発行されなくても、解約自体の手続は完了しますが解約証明書をもらいたいときには発行の依頼をしましょう。
発行は電話や窓口で解約手続きをしているときに、担当者やオペレーターに解約証明書を発行してもらう旨を伝えれば、解約手続き終了後に発行してもらえます。
解約証明書は郵送で送られてくるため、家族にバンクイックの利用を隠しているときには注意しましょう。
解約証明書の必要性とは
これまで解約証明書の発行方法を紹介してきましたが、無事解約さえ済ませられれば解約証明書を発行してもらう必要はない気もします。
わざわざ解約時に解約証明書を発行してもらうのは、どのような理由からなのでしょうか。
他金融機関に提出する必要があることも
解約証明書が必要になる理由としてまず考えられるのは、解約証明書を他金融機関に提出しなければならないからでしょう。
カードローンの大きな特徴である「限度額の範囲内であれば借り入れ・返済を自由に行える」というのは、実は金融機関にとっては厄介なものでもあります。
住宅ローン等の他のローンであれば、一度借り入れた後は基本的に返済を行っていくのみですから、債務が増えるようなことはありません。
しかしカードローンの場合だと、調べた段階では借入残高が10万円だったとしても後日借り入れを行って借入残高が50万円に増えている、ということもざらにあります。
そうなると、借入残高をもとに返済余力を測る意味がなくなってしまいます。
そこで新たにローンを申し込むときに、以前契約していたカードローンの解約証明書を提出することで、借入残高が増えていないことを証明しなければならない場合があるのです。
カードローンにおいて「完済後解約済み」と「完済後契約は保持」とでは天と地ほどの差があります。
解約したことを証明をするときに解約証明書は非常に便利です。
完済したことの担保として
解約証明書は、自分を守るための道具としても利用できます。
大手の銀行や消費者金融が提供しているカードローンではないと思いますが、少し怪しい業者から借り入れを行っていたとすると完済し終えたはずなのに、「まだ返済が終わっていません」などと言われて返済を強制されるようなことがあるかもしれません。
そのようなときに解約証明書を発行してもらっていれば、それを盾にして返済を断われます。
金銭の契約においてそういった書類は非常に大きな効力を持ちますから、不安であれば発行しておいた方が良いでしょう。
バンクイック退会後に再契約はできる?
バンクイックを完済したときに解約することをおすすめしてきましたが、バンクイックは一度解約してしまうと再契約はできないのでしょうか。
こちらも結論から先に言うと、解約前の利用状況次第ですが再契約は可能です。
ここでは、再契約を結べるかどうかについて詳しく解説していきます。
解約前の利用状況次第
再申込をするときには、バンクイック解約前の利用状況が良かったかどうかが重要となります。
以前利用したときに頻繁に返済を遅延していたというような人が、再度申し込みを行ってきた場合、当然その情報は三菱UFJ銀行の中には残されていますので、それが原因で審査落ちになる可能性は高いでしょう。
利用状況が悪い人は解約が行われたとしても、三菱UFJ銀行で社内ブラックとして情報が保管され続けるかも知れません。
したがって、解約前の利用状況が良ければ再契約できる可能性が高いと言えます。
再契約には再審査が必要
以前の利用が何の問題もなかったという人でも、再契約を行う場合は新規申し込みのときと同じ手順を再度踏み直さなければなりません。
おそらく審査には通るとは思われますが、申し込み、必要書類の提出、在籍確認、契約という流れを再度行わなければならないと言うのは少々面倒に感じてしまいますよね。
また、再契約を行うまでの間に、収入が減ったり、他社からの借入が増えたりするなど条件が悪くなった場合には審査落ちするかも知れません。
こういった点を踏まえても、再度利用の可能性があるのであれば、無理にバンクイックの解約をする必要はないかも知れませんね。
バンクイック解約のデメリット
バンクイックのカードローンを解約してしまうと、どのようなデメリットが発生するのでしょうか。
まずは、緊急時の拠り所がなくなってしまうということが考えられます。
利用はせずとも契約さえ残しておけばいざという時に利用することも可能ですが、解約してしまうと利用するためには再度申し込みをして審査を受ける必要があります。
一度審査に通過したカードローンですからおそらく審査は通過できると思いますが、再度そのような手続きを行うのは面倒ですよね。
そして解約して解約証明書を送ってもらう場合には、自宅に郵送物が届くことになります。
それまで家族には黙って利用していたという人でも、解約証明書がきっかけとなってカードローンの利用が家族にバレてしまうということも考えられます。
もう解約したからいいじゃないかと開き直れる人であればいいですが、このようには振る舞えないという人も多いでしょうから、家族にバレるきっかけを生みかねないという意味では、解約手続き自体がデメリットと言えるかも知れませんね。
バンクイックの維持に手数料等は発生しない
クレジットカードの場合だと、1年間1度も利用しておらずただ所有しているだけでも年会費を支払わなければなりませんが、バンクイックにもそのような年会費や更新手数料といった概念はあるのでしょうか。
結論から言うと、バンクイックでは年会費や更新手数料といった類のお金を支払う必要はありません。
そのため、利用せずにただ契約を残している状態なのであれば、お金の支払いが発生することはないのです。
いわゆる「維持費」を負担せずに済むため、とりあえず契約だけは残しておくという考え方もありかも知れません。
そうすれば、いつの日か「バンクイックの契約を残しておいてよかった」と思える日が来るかも知れませんからね。
バンクイック解約のメリット
完済した後のカードローンを解約するか契約を残しておくかに関しては、利用者の間でも意見が分かれるところだと思います。
完済後のカードローンを解約するメリットについて考えてみましょう。
まずは先ほど触れたように、解約証明書を発行してもらうことで他金融機関にアピールできるということが考えられます。
新たに何かしらのローンを組むことを検討している人であれば、完済後のカードローンは解約しておいたほうがいいかも知れません。
また他には、不必要に借り入れを行ってしまうということを避けられます。
カードローンが利用できる状態で手元にあれば、本当の緊急事態ではなくてもついつい利用してしまうというような人は多いのではないでしょうか。
そうなると本来であれば不要な返済が発生してしまい、それをきっかけにして家計が苦しい状態に追い込まれていくということもあり得ます。
解約してしまうことで、誘惑をすっぱりと断ち切れるでしょう。
バンクイックとは
これまでバンクイックの解約方法を紹介してきましたが、バンクイックの基本的な情報を知らない人もいるため、ここではバンクイックとはどのような商品かを紹介します。
またバンクイックの増額方法や借入、返済の方法も併せて紹介しているため、すでにバンクイックを知っている人も確認してください。
三菱UFJ銀行のカードローン
バンクイックとは、三菱UFJ銀行銀行のカードローンです。
三菱UFJ銀行にはカードローン商品がバンクイックとマイカードプラスという2種類の商品があります。
バンクイックの方は、借入限度額内であればいつでも借入、返済を行える商品であるため、一般的なカードローン商品と同じ性能を持っています。
対してマイカードプラスは、三菱UFJ銀行の口座が残高不足となったときに、不足分をカードローンで補てんする商品です。
したがって、マイカードプラスでは自分から自由に借入ができないことや、借入金額が最大30万円と少額であるなど、一般的なカードローンと同じように利用がしにくいため、基本的にはバンクイックを利用してください。
バンクイックの金利や限度額
バンクイックの金利や借入限度額は以下の通りです。
金利 | 年1.8%~14.6% |
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上限金額 | 10万円~500万円(10万円単位) |
申込方法 | WEB、三菱UFJ銀行内、電話 |
金利や上限金額は、他の銀行カードローンと比較すると平均的な性能をしているため、三菱UFJ銀行をすでに利用している人にはおすすめの商品です。
また、大手消費者金融や信販会社と比較すると金利が低く、借入金額が高額になったとしても利息を低額に抑えられます。
バンクイックの借入・返済方法
バンクイックは借入時には、ATMと振込のどちらかを選択できます。
ATMから借入をする場合には、三菱UFJ銀行のATM以外にもセブン銀行などの提携銀行ATMも利用可能です。
一方、振込を行うときには電話もしくはネットから振込依頼ができ、三菱UFJ銀行口座に振込が行われます。
振込は平日の14時までに申し込みできれば当日中に振込してもらえるため、ATMが利用できない状況でも借入できます。
また、返済は口座引き落とし、ATMからの返済、ネットバンキング経由での振込の3パターンから選択可能です。
基本的には振込み忘れを防ぐために口座引き落としをおすすめしますが、ATMや振込を活用して繰り上げ返済を積極的に行いましょう。
バンクイックは残高スライド型のリボルビング払いとなるため、繰り上げ返済を積極的に行わなければ返済がすすまないので、ATMや振込返済を活用してください。
増額してもらう方法
バンクイックは契約時の借入限度額よりも高額な借入をしたいときには、限度額を増額してもらえます。
増額審査の申し込みは、電話かネットの会員ページのどちらかから行えます。
ただし、申込時には再度審査が行われるため、審査の内容が悪ければ増額に応じてもらえない可能性もあり、増額の金額によっては収入証明書の提出を求められるかも知れません。
また、申し込み後6か月から1年程度である場合や、返済状況が悪い場合には増額審査自体ができない危険性もあるため気を付けましょう。
バンクイックモバイルでさらに便利
バンクイックは、電話以外にもネットやスマホからも申し込めるためモバイルからの利用もでき非常に便利です。
また、スマホからの申し込みであれば、専用のアプリがあるため、手続や作業を簡略化できます。
バンクイック契約後はネットから会員ページにログインすることで、現在の返済残高や利息、次回の返済金額の確認や登録情報の変更なども行なえます。
ネットやモバイル機能を活用すれば、バンクイックをさらに活用できるため積極的に利用してみましょう。
バンクイックに関するQ&A
バンクイックに関する情報を紹介しましたが、最後に細かい内容や気になる情報をQ&A形式でまとめてみましたので、知らない情報がないか確認して行きましょう。
1:「取り扱いできない」ってどういうこと?
ATMで追加の引き出しをするときに、「取扱いできない」と表示された場合には、何らかの事情でバンクイックの利用が停止されている可能性が高いです。
支払期日を勘違いして返済を滞納していないか、借入限度額が上限に達していないかなど原因を探して解消しましょう。
2:ローンカードを紛失してしまったらどうする?
ローンカードを紛失してしまった場合には、気づいた段階で第二リテールアカウント支店専用ダイヤルに連絡しましょう。
早めに連絡をしなければ、カードを拾われて悪用される可能性があるため、できる限り早く対応しましょう。
3:バンクイックにログインできない理由は?
バンクイックの会員ページにログインできない理由としては、ログインの暗証番号を間違えている可能性があります。
暗証番号を何度入力してもログインができないときには、第二リテールアカウント支店専用ダイヤルに連絡して確認しましょう。
4:バンクイックの口座番号がわからない場合は?
バンクイックの口座番号は、バンクイックのカード自体に表記されています。
カード番号を自分で記入するタイプで、カード番号を書き忘れていた場合には、先ほどから紹介している第二リテールアカウント支店専用ダイヤルに連絡して確認してください。
5:ログインの暗証番号の調べ方は?
暗証番号の調べ方は、第二リテールアカウント支店専用ダイヤルに連絡する以外には確認方法はありません。
電話番号は0120-76-5919で受付時間が決まっているので、連絡する時間帯には注意しましょう。
まとめ
以上、バンクイックでは解約のときに解約証明書がもらえるのかどうかについての説明を行ってきました。
基本的にほぼすべてのカードローンでは、解約のときに利用者が希望すれば解約証明書を発行してもらえます。
このときの手続きが煩雑だったり、解約証明書の発行を渋られたりというような経験談も耳にしますが、筆者の経験も踏まえたうえでバンクイックではそのようなことはありませんでした。
現在バンクイックを利用している人は、解約を希望する場合も安心してその旨を伝えると良いでしょう。
タグ:銀行カードローン
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