楽天カードに支払い遅れ発生!無視できない5大デメリットとは?
5000ポイントプレゼントなど入会特典も魅力的で、比較的審査もとおりやすいと言われている楽天カードですが、支払い遅れには実にシビアな対応をすることでも有名です。
キチンと支払いできる人なら気にする必要はないかもしれませんが、いずれにしてもクレジットカード利用者にとって支払いが遅れたときのクレジットカード会社の対応は気になるところです。
そこで今回は、楽天カードの支払いが遅れるとどうなるのかをじっくりと解説していくことにします。
特にこれから申し込もうという人は、支払い遅れになるとどうなるのかをしっかりと理解してください。
- 執筆者の情報
- 名前:馬井実
年齢:49歳
性別:男性
職歴:1992年~2008年まで地方銀行で貸付業務に従事
この記事はこんな人におすすめ
今回の記事は下記のような人におすすめとなる記事です。
- 楽天カードを積極的に利用している人
- 支払をうっかり忘れてしまう人
- 過去に返済を滞納したことがある人
楽天カードの支払い遅れで起きる5大デメリット
これは楽天カードに限った話ではありませんが、支払い遅れは利用者にとって決してメリットを生む行為ではありません。
「余裕がないから今月の支払いを少し遅らせよう」などと安易に考えている人もいるでしょうが、支払い遅れは利用者の支払い能力と信用度の評価を著しく落とす行為です。
その後のクレジットカード利用だけでなく、個人にとって多くの不利益を生む可能性があるのです。
楽天カードの支払いが遅れた場合に考えられる主な不利益には、下記のものが挙げられます。
- 個人の信用情報に傷が付く
- 楽天内部での評価が下がる
- 遅延損害金が発生する
それでは、これらがどのような不利益となるのか、簡単に解説しておきましょう。
①カードが利用停止になる
支払を滞納することで最初に訪れるデメリットは、楽天カードの利用を停止されてしまうことです。
スーパーやデパートでの支払に使えなくなるのはもちろんのこと、携帯代金の引き落としや定期購入している商品の支払、公共料金の引き落とし決済もできなくなります。
クレジットカードでの引き落としや、支払を中心に行っている人は、楽天カードが利用停止になると様々なお店や会社で手続を行わないと行けません。
支払いが滞るだけではなく、手続の手間がかかることや、お店からの信頼が落ちる可能性もあるため大きなデメリットになります。
②キャッシングが使えなくなる
楽天カードでキャッシングを行っている場合には、クレジット機能の滞納によって、追加の借入ができなくなります。
たとえキャッシングの返済など利用状況が悪くなかったとしても、クレジットの利用状況が悪ければ即座に反映されて、追加での借入ができません。
当然ですが、クレジットの返済のためキャッシングを利用することもできないので、気を付けてください。
③遅延損害金が発生する
支払いが遅れた場合には遅延損害金が発生します。
この遅延損害金については、契約書に下記のように記載されています。
- キャッシング 借入残高に対して年利20%
- カードショッピング 支払残高に対して年利14.6%
例えば、楽天カードで10万円キャッシングして、返済が1週間遅れているとしましょう。
その場合の遅延損害金は、下記のとおりとなります。
10万円×20%÷365日×7日=383円
遅延損害金だけ見れば大した金額ではありませんが、楽天カードのキャッシング金利は年利18.0%と消費者金融カードローンと同じ高金利設定となっています。
楽天カードでキャッシングは高金利であり、その遅延損害金はそれを上回る高金利となるため家計への負担が大きいです。
④楽天内部での評価が下がる
定期的に楽天カードを利用して、遅れることなくちゃんと支払いができていれば、その利用者の支払能力と信用度は高いと判断され、楽天内での評価は上がります。
しかし、その逆ならば楽天内での評価は下がり、支払能力と信用度が低い利用者と判断されるのです。
そうなれば利用限度額が減額されたり、最悪、強制解約となってしまったりすることもあります。
ショッピング枠やキャッシング枠の増額を希望している場合には、増額審査にほぼとおらなくなってしまうので、注意してください。
⑤個人の信用情報に傷が付く
楽天カードの利用状況は個人信用情報として返済状況が記録されており、信用情報を照会ことで利用者の支払状況を確認することができます。
この信用情報に支払いの遅延や延滞があれば、個人の支払能力と信用度が低いと判断されることになるのです。
しかも、遅延期間が61日以上又は3か月を超えると、延滞といういわゆる金融事故扱いとなってしまいます。
支払能力と信用度がないと判断されるので、クレジットカードやカードローンを利用することがほぼ不可能です。
信用情報は、個人信用情報機関という団体を通じて、多くの金融機関に情報が行き渡ります。
楽天カードを滞納すると他のクレジットカードやカードローンを作成できないという大きなデメリットが生まれるのです。
楽天カードの再振り込み方法①楽天e-Navi
楽天カードの支払いが間に合わなかった場合には、楽天e-Naviを利用すれば支払い方法を教えてくれます。
楽天銀行の口座を持っていれば、基本的には24時間365日の振込が可能ですから、気付いたときにすぐ対応できるので迅速な支払いに対応できます。
ここでは、楽天e-Naviを使った再振り込み方法について紹介します。
延滞専用の支払口座に振り込み
支払を延滞したとしても、楽天e-Naviのマイページから再振り込み専用の口座を調べることができます。
支払日を過ぎてから2~5日後に、楽天e-Naviの上部に青いバナーで「至急お知らせを確認してください」という表示が現れます。
このバナーをクリック後に、ページの下部に表示される口座が再振り込み専用の口座です。
ただし、すぐに表示されるわけではないため、確認のタイミングによっては表示されていない可能性があります。
このような場合には、他の支払方法もこちらで紹介するので試してみてください。
振込先が分からない場合
楽天e-Naviを見ても振込先が分からない場合や青いバナーが表示されていない場合には、楽天カードコンタクトセンターへ連絡をすることで解決できます。
自動音声専用ダイヤルでは支払日の翌月10日まで、振込口座と金額や振込額を教えてくれるため、確実に口座番号を確認することが可能です。
手順としては、楽天カードの自動音声専用ダイヤルに電話して、「3:各種照会」を選択後、「カード番号、生年月日」を入力して、「2:請求額の照会」を選ぶと口座がアナウンスされます。
楽天e-Naviが利用できないときには、フリーダイヤルから電話をしてみてください。
楽天カードコールセンター:0120-30-6910
楽天カードの再振り込み方法②再振替サービス
楽天カードは他社にはない、引き落とし日以降も引き落としを行ってくれる再振替サービスというものがあります。
楽天カードは引き落とし日に口座振替できなかった場合、その翌日から4営業日連続で再振替が行われます。
つまり、引き落とし日を忘れていても、その翌日から4日以内に引き落とし口座へ入金しておけばその時点で遅延も解消されるのです。
これは本当に類を見ないサービスですから、楽天カードの大きな特徴であり、メリットと言えるでしょう。
しかし、この再振替サービスを利用するには、引き落とし口座が下記銀行である場合に限定されます。
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※ゆうちょ銀行だけは翌日の1回だけの再振替となる
この再振替で引き落としされれば遅延損害金の発生もないので、是非とも利用してもらいたいサービスです。
サービス利用のためにも、上記銀行を引き落とし口座にすることをおすすめします。
ここでは、再引き落としについて気になる項目や注意点について、詳しく解説していきます。
再引き落としの時間
カードの引き落とし日は確認しましたが、引き落としの具体的な時間は何時になるのでしょうか。
お金の準備がぎりぎりになる場合には、気になるところです。
楽天カードの引き落としは、自動引き落とし時間帯が決まっており、午前5時から午後7時までの間であれば、いつ振込をしても引き落としに間に合います。
楽天カードの引き落としは午前5時から順次始まりますが、もし口座にお金が入っていない場合には、後回しにされ午後7時前に再度引き落としがされます。
したがって、引き落とし日の午後7時までに振り込みが間に合えば、当日中の引き落としが可能です。
お金の準備がぎりぎりになる人は、どんなに遅くとも7時までに用意をしましょう。
ゆうちょ銀行の再振替サービスは一度切り
ゆうちょ銀行の口座でも再振替サービスに対応はしていますが、他の銀行口座と違い1度しか再振替日がありません。
ゆうちょ銀行以外の口座の場合、支払日の翌日以降から連続した4営業日が再振替日ですが、ゆうちょ銀行では支払日の翌々日の1回しか再振替日がありません。
他の銀行と同じように3日目以降に入金をしても、引き落としされないので気を付けましょう。
また、支払日が休日の影響でずれると、再振替日もずれてしまいます。
具体的な日にちについては、楽天カードのホームページに記載があるため確認してください。
再引き落としを確認する方法
楽天カードの再引き落としを確認したいときは、通帳の更新を行うことで確認できます。
楽天銀行のようなネットバンクの場合には通帳がないため、マイページから入出金の履歴から確認ができます。
楽天カードの再振り込み方法③コンビニ入金
支払いが遅れると引き落とし日の翌日から、5営業日以降に督促のハガキが送られてきます。
引き落とし日が金曜日だった場合は土日が休日となるため、督促ハガキが送られてくるのは翌週の金曜日以降となります。
ここで重要となってくるのが、この督促ハガキが送られてきた時点での支払いです。
この督促ハガキが到着した時点で支払いを完了させれば、利用者に不利益となることは起こりません。
つまり、再振替を逃した人にとって、督促ハガキで支払いが遅れを大事にしないデッドラインとも言えるのです。
督促ハガキには「早急にお支払いください」と書かれているだけで、支払期日の記載はありません。
しかし、支払い可能であれば、早急に支払いを済ませておくことをおすすめします。
この督促ハガキが届いても支払いがなければ、楽天カードは本格的な支払催促を始めることになります。
この督促ハガキは主要なコンビニ支払いができるほか、下記指定口座が掲載されており、振込支払も可能です。
- 楽天銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
楽天カード利用で不利益を受けないためには、この督促ハガキが到着した時点で支払いを済ませるのがデッドラインとなると理解しておきましょう。
滞納解消後の再開の目安
それでは支払い遅れを解消すれば、カードの利用再開はいつになるのでしょうか?
実は、カードの利用が再開されるまでの期間は、支払い方法によって違ってきます。
場合によっては、再開までに1週間近くかかってしまうこともありますので、入金すればすぐにでも再開されるという認識は捨てなければなりません。
再開までに必要な日数
今回解説した、支払い遅れの場合の支払方法は3つですが、再開にかかる日数は支払い方法によって下記のように違ってきます。
- 再振替 入金確認日の2~4営業日(楽天銀行の場合は当日~翌日)
- 銀行振込 入金確認日の当日~4営業日
- コンビニ支払い 入金確認日の当日~4営業日
楽天カードは支払日の翌日から利用停止となるので、一刻も早く解除したいのであれば、督促ハガキを待つよりも、再振替サービス中に支払いを完了するのがベストな選択となるでしょう。
利用制限が解除されるとは限らない
支払いを終えたからと言って、必ずしも利用再開となるわけではありません。
先ほども説明しましたが楽天カードは、支払い遅れにシビアな対応を取ります。
したがって、過去に何度も支払い遅れをしている場合や、支払いまでの期間が長くかかった場合には、貸倒れリスクがある利用者と判断されるため利用停止が解消されません。
これは先ほど解説した楽天e-Naviで、エラーコードにより確認することができます。
エラーコードが下記どちらかの場合には、その状態にあると判断された状態です
- エラーコード1 カードの一時的な利用停止
- エラーコード2 強制解約
エラーコード2ならば一時的な利用停止ではなく、楽天カードの利用が完全にできなくなった状態です。
二度と利用停止が解除されることはありません。
しかしエラーコード1ならば一時的な利用停止状態ですから、これ以降に行われる途上与信によって停止解除となる可能性が見込めます。
とはいえ、その期間がいつなのかは、明言することはできません。
気になる方は直接、楽天カードに、連絡して確認するようにしてください。
ショッピング利用枠の減額やキャッシング枠が0になることも
遅れている分を支払い、カードの利用が再開された後も、これまでのように利用することができます。
しかし、過去に何度も遅れが発生していれば、再開後のショッピング枠が減額されている可能性もあります。
また、キャッシング枠の利用可能枠が0円となり、楽天カードからお金を借りることができなくなってしまう可能性もあります。
これは、利用実績から見て、このままの状態で復活させてしまうと、いずれ回収が困難になると楽天カードが判断するからです。
支払いを遅れたとしても、とにかく払っていれば良いというわけではなく、きちんと支払っていなければ今後の利用に支障が出てしまう可能性もあるのです。
楽天カードの滞納が続いた場合①クレジットカードの利用停止
楽天カードの支払遅れでまずよく覚えておいてほしいのは、支払日の入金が確認されなかった場合、その翌日からカードが利用停止となってしまう点です。
楽天カードの請求確定日は毎月20日で、請求日はその翌月27日となります。
27日が土日祝日の場合には翌営業日が支払日となるので、支払いが遅れれば最短で28日にクレジットカードが利用停止になるわけです。
そしてこの利用停止で注意しなければならないのが、公共料金等をクレジット払いにしている場合です。
楽天ポイントを目当てに下記の公共料金支払を楽天カードのクレジット払いにしている場合、クレジットカードが利用停止中に公共料金の支払日が訪れれば、引き落としとならず遅延扱いとなってしまいます。
- 携帯電話の使用料金
- 水道料金
- 電気料金
- 家賃
- NHK受信料金
再度振込をすることになるので、この点は十分に注意しましょう。
特に携帯電話の本体代金を分割支払いにしている場合には、ローンとなるため先ほど説明した個人信用情報にも遅延状況が記録される可能性も考えられます。
そんなことにならないためにも、一刻も早く支払いを済ませる必要があります。
また楽天カードは滞納への対応がシビアで、ほかのクレジットカード会社と比べると強制解約までの期間が驚くほど短いことでも有名です。
早ければ1か月、遅くても3か月の滞納で確実に強制解約されてしまいます。
この強制解約は個人信用情報にも記載されます。
強制解約は金融機関がこの人には支払能力と信用度がないと判断した結果と取られるので、それ以降の金融機関、信販会社への各種申込は間違いなく審査NGとなってしまうと考えてください。
楽天カードの滞納が続いた場合②電話がかかってくる
ここまで解説した楽天カードの支払いが遅れた場合の楽天対応は下記のとおりです。
- 支払日の翌日にカードが利用停止となる
- 再振替が支払日の翌日から4営業日の間で行われる
- 督促ハガキが送られてくる
この3段階の楽天対応中に支払いが完了されなければ、最初の支払催促として電話がかかってくるようになります。
電話がかかってくるのは督促ハガキの到着以降、つまり支払日の翌日から5営業日以降と考えておきましょう。
ここで注意してほしいのは、絶対に電話にでるということです。
電話はまず申込時に記載した携帯電話に掛けられますが、支払いできないことからあえて電話を無視する人も少なくありません。
そうなると、どうにかして電話連絡を取ろうと自宅や職場に電話を入れてくるようになります。
貸金業法において、基本的には勤務先に取り立て電話を掛けることを違法としていますが、正当な理由があれば勤務先への電話連絡も違法とはなりません。
したがって、下記のような場合には勤務先へ、電話連絡も可能となるのです。
- 携帯電話にでない
- 自宅電話にでない
- 郵便物を送っても連絡が取れない
上記のように、全く連絡が取れない状況となれば、故意に連絡を無視していると判断され、職場へ取立ての電話がかかってくるようになるのです。
そうなれば職場にバレる可能性が高くなるだけでなく、故意に連絡を取らないということは、支払う意思がないと判断されて、強制解約となる可能性もあります。
強制解約となれば利用残金は一括請求となり、利用者にとっても最悪の状況を引き起こすだけです。
そんな状況を避けるためにも電話で現状をしっかりと話し合い、支払いできない場合には、どうすればいいのかを担当者と相談するようにしましょう。
楽天からかかってくる電話番号の一覧
それでは楽天からかかってくる、電話番号一覧を紹介しておきます。
主に092で始まる番号が多いようですが、電話を逃して故意に無視していると思われないよう、不在着信があった場合には確認するようにしてください。
092- | 474- | 9255 |
---|---|---|
9212 | ||
9198 | ||
6287 | ||
303- | 5971 | |
5970 | ||
5920 | ||
5777 | ||
5775 | ||
2070 | ||
0570- | 069- | 102 |
109 | ||
108 | ||
107 | ||
106 | ||
103 |
※これ以外にも090や03、0120から、かかってくる場合もあるので注意が必要です。
再三となりますが、支払いできないからと言って、電話を無視することだけは絶対にやってはいけません。
電話から逃げたとしても支払催告がなくなるわけではありませんし、支払義務から逃れられるわけでもありません。
支払意思なしと取られないためにも、支払いできない理由がある場合には、その理由をちゃんと説明して支払意思があることを示さなければなりません。
こちらから先手を打って、支払方法を相談するのも事態を悪化させないためにはおすすめの方法です。
下記の相談先ダイヤルを参考に、連絡を入れるようにしましょう。
(自動音声専用ダイヤル)
- 0570-04-6910
- 092-474-9255
(コンタクトセンター)
- 0570-66-6910
- 092-474-6287
楽天カードの滞納が続いた場合③強制解約
楽天カードは滞納に対して非常に厳格であるため、3か月程度の滞納でも強制解約になる危険性が高いです。
強制解約をされた場合、もう一度楽天カードを作ることはもちろん、他社でクレジットカードを作ることも難しくなります。
ここでは、楽天カードの強制解約についてまとめてみました。
カード強制解約
楽天クレジットカードは比較的審査が緩やかなので、金融事故を起こしていない限り作りやすいという利点があります。
そのため強制解約に踏み切るタイミングも、他の金融機関と比べて早い傾向にあります。
早い人で延滞後1か月、遅くても延滞後3か月で強制解約に入ってしまいます。
強制解約後は、今後楽天のカードを作れないのはもちろんのこと、信用情報機関にも「強制解約」と記載されますので、他社でカードを作る際も審査にとおることが厳しくなってきます。
滞納後3か月で長期延滞者になる
滞納後3か月程度で「長期延滞をしている」と、信用情報機関に記載されます。
いわゆるブラックリストに入るのがこの時期です。
信用情報機関に記載されると数年は消えませんから、その間他社に新規申込みをしても審査にとおる可能性が低くなります。
また、カードではなくてもスマートフォン機種購入のときに、分割での審査がとおりにくいなどの影響を及ぼします。
一度ブラックリスト入りしてしまうと、再びブラックリストから外れるには相当に長い期間が必要です。
滞納をしたとしても長期間にわたらないようにすることが大切です。
残債を一括請求
カード強制解約後は、残りの残高をすべて一括完済してほしいという連絡が入ります。
「強制解約=これ以上分割での付き合いもできず、利用もできません」という意味合いになります。
したがって、強制解約が入った時点で、一括請求が入ると考えておいていいでしょう。
しかし一括請求も事情を説明すれば分割で対応してくれる可能性もありますので、「一括請求が入ってしまったからもう無理だ」と自暴自棄にならず、誠実に向き合う姿勢をアピールして分割での交渉に臨みましょう。
裁判所による強制差押え
一括請求も無理、分割も支払えないという状況であれば、裁判所に訴えられ給与などの強制差押えになってしまうこともあります。
このようになると、勤務先の経理の人には必ず分かってしまいますので、うわさが広まってしまう可能性もあります。
裁判となると弁護士を依頼する費用や出頭する手間、心理的負担など様々な重荷があります。
楽天カードも「滞納したら即裁判」という姿勢を取るわけではありませんが、契約者とコンタクトが取れない場合には、裁判を行う可能性が高いです。
最悪の事態になる前に楽天カードにコンタクトを取り、返済の段取りを立てましょう。
楽天カードの支払い遅延の対処法
既に延滞してしまっているのであれば、早急に対応していく必要があります。
遅延侵害金も膨らみますし、そのまま放置しておけば先に話したように、強制差押えということも懸念されます。
ここでのポイントは単に金策に走るのではなく、「なぜ延滞してしまったのか」という理由を自分自身が明確に把握することです。
わざわざ他人に言う必要はありません。
問題は自分自身で問題点を把握しているかどうかです。
延滞した理由が一時的であるか、今後続くものかでも対処が変わります。
まずは自分の状況を確認して、以下で紹介する対処法を参考にしてください。
飽くまで一時的であればキャッシングも
「本来ならば問題なく支払えるが急な冠婚葬祭が立てこんだ」などの、一時的なことであれば消費者金融等のキャッシングを活用するのもひとつの方法です。
金利は銀行カードローンやフリーローンよりも高いのですが、手元に現金が届く時間は早いですし、一刻も早く入金をしなくてはならないときに便利です。
中には「新規の人に限り初回30日は無利息キャンペーン」を行っている、消費者金融もありますので、無料期間を上手に活用するといいでしょう。
しかし、審査は必ず行われますし、そこで現在他社延滞中と判明した場合、審査にとおらない可能性もでてきますので注意が必要です。
そのため活用するのであれば極力延滞してしまう前に、申込みをしておいた方が賢明です。
また、そこからズルズルとキャッシングしてしまう人もいますが、「これは飽くまで緊急用」と決めて、必要以上にキャッシングは行わないという強い自制心が必要になってきます。
両親や家族へ相談
延滞が続けば続くほど、特に同居している家族には、返済が滞っている事実が分かってしまいます。
相談が遅れると、最悪の場合家族に相談したところで、どうしようもできなくなる可能性もあります。
そのため、可能であれば両親や、家族に相談しておいた方がいいでしょう。
早ければ早いほど、両親や家族の助けを受けて、再起することができるかもしれません。
ひょっとしたら返済分を立て替えてくれることも考えられます。
しかし強いとがめを受けてしまうことは覚悟しておきましょう。
延滞してしまったときの相談先
通常の話であれば近しい友人に相談できますが、お金のことになると一体誰に相談すればいいのか分からなくなってしまいます。
まずは楽天に相談するのがいいのですが、どう相談していいのかも分かりにくいですし、何より言い出しにくいと考えてしまいます。
延滞で困った場合には、どこにどういった内容の相談をすればいいのでしょうか。
楽天コールセンターにまずは相談を
楽天カードの支払が遅れる場合には、楽天カードのコールセンターにまずは相談することがおすすめです。
先に「一括請求が入り強制差押えになる」と話しましたが、楽天側もしたくてしているわけではありません。
事前に相談さえしてくれれば、こんなことにはならなかったというケースが多数です。
また無理に返済を迫って自己破産されるよりは、多少時間がかかってもキチンと返済してくれる方が有り難いので、「返済が難しい」と相談してもしかられるようなことはありません。
返済できないには必ず事情があるのですから、どんな内容でも真実を伝えることで心証も良くなりますし、「ではこうしたらどうでしょうか」と具体的な指示を出してくれますので、相談して損することはありません。
「どうしても勤務時間の都合上、コールセンター営業時間に電話相談ができない」という場合には、休憩時間でもいいので「勤務が終わったあとに電話することは可能でしょうか」と時間の約束をしておきましょう。
コールセンターの営業時間外でも、事情によっては対応してくれます。
日本クレジットカウンセリング協会
「分割で支払う余力もない」「今回はどうにか返済できたとしても今後の見通しが立たない」など、借金そのものの相談であれば、金融庁が指導監督をしている「日本クレジットカウンセリング協会」へ相談してみるのもいいでしょう。
基本的にすべて無料です。
第三者であり専門家でもありますから、自身の借金状況を冷静に見極めてくれます。
カウンセリングは日弁連や地域の弁護士会からの協力で行いますし、必要によっては債務整理などのお手伝いもしてくれますので、借金自体の相談でしたら相談してみるといいでしょう。
楽天カードの支払い遅れを防ぐ4つのコツ
請求書が来て、請求金額にあ然としてしまうこともあるでしょう。
まずは請求書が来る前に幾つかの対策をしておくと、延滞というリスクを回避することができます。
すべてのリスク回避にも言えることですが、重要なのは「事前に動く」ということです。
支払遅れを防ぐための4つのコツを確認していきましょう。
①カードの締め日と引き落とし日を確認
特に分割払での買い物を複数回行った場合、いくら請求が入るのかよく分からなくなってしまうことがあります。
そのため事前に確認しておくべきことは、まずは楽天の請求締め日がいつなのかということです。
楽天クレジットカードの締め日は、毎月月末になりますが、楽天市場での支払のみ締め日は25日ですので気を付けてください。
また請求月は翌月27日(金融機関が休みの場合は翌営業日)です。
例えば10月にカード利用した場合、1日であっても31日であっても、請求は11月27日となります。
月末締めのあと、翌月12日前後に、請求金額のお知らせのメールが来ます。
その後27日に引き落としという流れになっています。
②メールが送付されてくる前に請求金額を確認
締めが月末なので、それまでに会員ページから、概算の請求金額を確認しておくといいでしょう。
金額に多少の誤差はでますが、概算の時点で既に「この金額はもう支払えない」と分かれば、正式な請求が入る前にリボ払いやボーナス払いに支払い方法を変更しておきましょう。
しかし飽くまで支払いを先延ばしするだけの処理なので、ゆくゆくは必ず支払うべきお金です。
先延ばしにした分利息も発生するため、長期間先延ばしにすることはおすすめできません。
そのため「今回いくら後回しにしたのか」という金額を、しっかり把握しておかないと、また同じことの繰り返しになってしまいます。
③事前に相談する
リボ払いやボーナス払いに変更できるのは、通常一括支払いにしていたときのみです。
また、締め日後は支払い方法を変更できなくなってしまうことが多いので、まずは楽天のコールセンターに直接電話をして相談することが望ましいです。
「支払えないなんて言い出しにくい」と考えてしまいますが、このままですと確実に支払いはできませんし、延滞することで多大なリスクが生じます。
リスクを背負うことと比較してみると、相談しておく方が簡単だと分かるでしょう。
④カードのサイクルを見直す
カード返済金額が大きくなると、必然的に手元に残る現金が少なくなってしまいます。
手持ちに現金がない、買いたいものが買えない、だからまたカードを利用して買い物を続けるという悪い循環が出来上がってしまっている人が多くなっています。
カード支払いの依存度が高ければ高いほど、返済金額に追われるようになり、返済金額が収入よりも上回ると他社から現金で借入れをし、返済に充ててまた現金がないという自転車操業一歩手前になってしまいます。
このようになってしまう状態を認識しておかないと、大変なことになってしまいます。
そのため、1回でも想像以上の請求額がきて「支払えない」という状況になった場合には、一度自分自身のカードのサイクルを考え直してみるといいでしょう。
楽天の支払い遅れに関するQ&A
楽天カードの支払遅れについて、一般的によく調べられる内容や気になる内容について紹介してきました。
そこで、少しレアケースですが気になる内容について、個別に回答していきます。
気になる内容がないか、是非確認してみてください。
①支払いが遅れた場合、楽天ポイントはどうなる?
支払が遅れたり滞納してしまったりすると、ペナルティとして楽天ポイントが付与されないのではないかと不安になります。
しかし、楽天ポイントは支払を滞納したとしても、滞納した分のポイントはしっかりと付与されます。
ただし、長期滞納が続き強制解約となってしまった場合には、貯めていたポイントも消えてしまうので気を付けてください。
②楽天モバイルの支払いに遅れた場合は?支払い期限はいつ?
楽天モバイルは楽天カードで支払を行うと、ポイントが上乗せされるため、支払をカードで行っている人も多いです。
しかし、楽天カードが滞納してしまうと、利用可能まで時間がかかり楽天モバイルの滞納にもつながるのです。
このように楽天モバイルの支払が遅れてしまうと、最悪の場合携帯電話の利用停止をされる可能性があります。
料金を滞納した1~2週間後に、楽天モバイルから督促状が届きます。
その後、2~3か月返済を行わなければ携帯電話の利用停止、さらには強制解約につながります。
楽天カードを滞納しているときに、優先して楽天モバイルの支払をしなければ、スマホが使えなくなり生活に支障を来すかもしれません。
③何度も延滞を繰り返すとどうなる?
何度も延滞を繰り返すと、信用情報機関に5年間延滞記録が登録されます。
また当然支払いは継続しますが、カードが強制解約となる場合や、カードの更新拒否、限度額の引下げなどの措置が取られることとなります。
また、ローンがとおらないと様々な局面で、不都合が生じることとなります。
身近なところでは携帯の契約や車の購入ができないなどが考えられます。
この、カードの停止には途上与信が関係しているのです。
途上与信とは、カード利用者のキャッシング利用状況や返済の記録、所得の状況に変化がないかなどの項目について再調査を行うことです。
返済能力が無さそうな会員は利用停止措置が取られます。
余談ですが、楽天カードとアメックスは、途上与信が多いことで有名なカードです。
④口座に入金忘れで残高不足。一度でも引き落としできないとブラックリストに載ってしまう?
ローンやクレジットカードを利用するうえで、特に心配となるのがブラックリストに載ってしまうことだと思います。
ブラックリストに載ってしまうと、5年~10年はローンを借りることもクレジットカードを作ることもできなくなってしまいます。
では、楽天カードの支払いを一度でも遅れてしまうと、すぐにブラックリストに載ってしまうのかというと、そうではありません。
そもそもブラックリストというのは、金融事故を起こして信用情報機関に異動情報が記録されることをいいます。
金融事故とは、長期延滞や債務整理、強制解約などのことをいいます。
1ヶ月分の支払いを遅れただけでは長期延滞とはなりませんので、これだけでブラックリストに載ることはありません。
ですが、一度の遅れが引き金となって、長期延滞や債務整理、強制解約となることもあります。
この場合は、信用情報機関に異動情報が記録されますので、ブラックリストに載ることになります。
⑤利用料金が未払だとETCカードとしても使えなくなる?ETC分だけ払ってもだめ?
楽天カードではETCカードを別に発行することができ、楽天市場やカードのランクが高ければ無料で使うことができます。
このETCカードは、カード自体は本カードと別にはなっていますが、実際には本カードに付帯されているカードであり、利便性や防犯を考えて別カードで発行しているにすぎません。
そのため、ETCカードでの利用分を含めた楽天カードの支払いを遅れてしまうと、本カードと同時にETCカードも利用停止となってしまいます。
楽天カードはしばらく利用する予定はないが、ETCカードは近々利用する予定がある人は、ETCカードの利用分だけを支払えば、とりあえずETCカードだけでも利用が再開されるのではと思ってしまいます。
しかし、先程もお話しましたように、ETCカードはあくまでも本カードに付帯されているカードであり、利用可能枠や支払いは本カードと同じとなります。
実際に使っていればわかると思いますが、ETCカードの利用分は本カードの利用分と合算して請求されているはずです。
請求金額の一部を入金して利用再開されるはずもありませんし、あとリボで登録していない限り、一括払いのものを分割して支払うことはできません。
ETCカードを利用したい場合は、本カードの利用分と合算請求されている金額をすべて支払ってからとなります。
⑥支払いの遅延で利用停止になったあと、再審査は行われる?
審査をするのは楽天カードであり、どのタイミングで審査しているのかは公表していませんので、実際に支払遅延が解消された時に最新さをしているかはわかりません。
ですが、支払いの遅延を解消したとしても、再開されないこともありますし、再開後のショッピング枠やキャッシング枠が減額されることを考えると、利用停止となったあとも審査は行われていると考えたほうが良いでしょう。
もし、再審査をせずに利用可能枠が減額または利用停止となるのであれば、それこそ一度の遅延で非常に多くの人が減額や利用停止となってしまいます。
長くクレジットカードを使っていると、誰でも一度くらいは遅延したことがあるはずです。
何年もきちんと支払ってきた人が、たった一度遅れただけで減額や利用停止となることはありません。
そうならないのは、遅延分が入金されたあとに「利用再開しても良いのか?」「再開する場合は利用可能枠をどのようにするのか?」ということを審査しているはずです。
⑦楽天カードは支払い遅れした人に厳しいって本当?
楽天カードが支払遅延者に対して厳しいと有名なのは、ネット上でさまざまな口コミがされているからです。
具体的には、
- ほかのカードよりも途上与信が厳しく、すぐに減額や利用停止となる
- きちんと払っているのに利用停止された
- 増枠したくても審査に落ちる
というような口コミがあります。
こうした口コミを見ると、はたして自分は大丈夫なのかと心配になってしまいます。
ただ、ここで知ってもらいたいことは、支払いの遅れに厳しくないクレジット会社はないということです。
クレジットカードのショッピング枠というのは、クレジット会社があなたに対してこの分までなら代金を立替えることができる金額であり、キャッシング枠はこの金額までであればあなたに貸すことができるという金額です。
これらの金額は、クレジット会社が信用を調査した結果、ここまでの金額までなら回収できるだろうと判断した金額です。
新規の時点では信用が高かったのに、使っているうちに信用が低くなってしまえば、信用が高かった時と同じ限度額で利用されてしまえば、回収できないリスクが高くなってしまいます。
クレジット会社が行う代金の立替や貸付を保証している機関はなく、回収不能分はイコール損失となります。
損失が増えれば会社の維持はできませんので、定期または随時で審査をして適正な限度額で利用してもらうようにしなければなりません。
楽天カードの場合は特に、他のクレジットカードの審査に通ることができなかった人でも、「利用可能枠5万円」でカードを発行することができます。
いわば「お試し発行」であり、利用中に少しでも問題があればすぐにでも利用停止ができ、さらに損失も少なく済ませることができます。
利用者の本当の信用というのは、楽天カードだけの取引ものならず、他のクレジットカードやローン取引も含めて判断しなければなりません。
そのため、楽天カードでは優良な顧客であっても、他のクレジットカードでは遅延常習者となっていれば、楽天カードとしても減額や利用停止としなければ、いずれ回収できなくなると思ってしまいます。
楽天カードに口コミが多いのは、楽天市場を利用する人が多くいることと、最低5万円からカードを発行できることから、利用者の総数が多いからです。
また、カードを発行しやすくしている分、途中の審査を厳しくしなければ不良債権が増えますので、どうしても厳しくしなければならない部分もあります。
たしかに楽天カードは遅延者に厳しいと言われていますが、これはどのクレジットカードでも同じことです。
楽天カードだけでなく、他の信用取引もきちんと取引をしていれば、楽天カードの限度額を減額されることも利用停止となることもありませんし、増枠だってできるようになります。
楽天カードの支払い状況を確認するには
引き落としができない場合、罪悪感から電話にでることができないという人も多いです。
一番良いのはかかってきた電話にでること、又はかかってきた番号に掛け直して状況を確認することです。
しかし、電話が掛けにくいという人や、仕事の都合などで営業時間内に連絡をすることができないという人は、自動音声ダイヤルで状況を確認することができます。
自動音声ダイヤルは0120-30-6910(24時間365日対応)
2017年3月1日より番号変更され、この番号になりました。
この番号が使えない場合092-474-9255(有料)もあります。
基本的には自動音声ダイヤルでの対応となりますが、状況によってはオペレーターが対応することもあります。
ほかにも、オペレーターが対応する楽天カードコンタクトセンター
0570-66-6910(9時半~17時半まで受け付け)
この番号が使えない場合092-474-6287に、問い合わせることもできます。
楽天カード利用停止は支払い遅れだけじゃない!
楽天カードが利用停止になる理由として、支払遅れを取り上げてきましたが、実は支払遅れ以外にも利用停止になる可能性があります。
例えば、クレジットカードの利用限度額を超えてしまった場合には、買い物に利用できず停止されます。
ほかにも楽天カードが利用停止になることが幾つかあるので、確認していきましょう。
楽天カードは途上与信にも注意が必要!
楽天カードが支払い遅れにシビアな理由には、途上与信の多さが原因として挙げられます。
一般的にクレジットカードが利用停止となるのは、支払いが未納の場合ですが、楽天カードが利用停止となるのは支払い遅れだけが原因ではありません。
実は楽天カードは利用中、突然下記のように利用状況が変更されるケースが多く見られます。
- 遅延や滞納はないのに突然カードが利用停止になっていた
- ショッピング枠が50万円だったのに、突然30万にまで減額されていた
楽天カードに問合せしても、「審査の結果、カードの利用を停止させて頂きました」と言われるだけでその原因を説明してくれないのですが、実はこれは途上与信による利用条件変更なのです。
クレジットカード会社は申込時の審査だけでなく、利用後も定期的に下記のような利用者情報を自社他社問わず再調査しています。
- 新規契約状況
- 借入状況
- 返済状況
- 勤務状況
- 所得状況
これら状況を再調査して利用者の変化を確認し、問題がないかの調査を途上与信と言います。
途上与信はどのクレジットカード会社でも行われているのですが、楽天カードのように頻繁に行うところはアメックスくらいで、他のところではこれほど途上与信は行われてはいません。
冒頭でも申しましたが、楽天カードの申込審査は比較的甘いと言われています。
審査が厳しくないということは、それだけ利用者条件も悪い人が多くいること意味します。
したがって、途上与信で利用者が新規契約をしていたり、借入額が多くなっていたりと、申込時と条件が違うことで貸倒れリスクがあると判断されれば、利用限度額が減額されたり、最悪、返済能力がない状態だと判断されたりして利用停止措置となることがあります。
この対応を見れば楽天カードがいかに、利用状況に過敏であるかが見て取れるでしょう。
となれば支払能力と信用度の評価が著しく低くなる支払い遅れが、いかに楽天カードからマイナス評価される原因となるかは簡単に予想がつきます。
用語解説「途上与信」とは
途上与信とは、与信審査をローンやクレジットカードの利用途中にも、行うことを指す言葉です。
クレジットカードやカードローンは、契約者の信用能力(与信)に基づいて、限度額が決まるため、申込時の審査で必ず与信の確認が行われます。
しかし、申込後にも契約者が仕事を変えたり、住宅が変更になったりすると信用能力が上下します。
この信用能力の上下を確認することが途上与信です。
一般的には契約者に通知を行わずに、金融機関が独自に信用情報の確認や、在籍確認を行うことが多いです。
楽天カードが使えなくなったときは?
楽天カードが利用できなくなった場合は、何が原因でそうなったかをまず確認する必要があります。
サービス問合せでも確認できますが、一番簡単なのは楽天e-Naviでエラーコードを確認する方法です。
エラーコードを見れば下記のように、その原因がすぐに確認できます。
- エラーコード1 カードの一時的な利用停止
- エラーコード2 強制解約
- エラーコードA 支払遅れで一時的にカードが利用停止
- エラーコードC サービス対象外の申込時
- エラーコードM ショッピング枠・キャッシング枠の増額ができない状態
くれぐれも強制解約とならないように、利用停止となっている原因を早急に解決するようにしましょう。
楽天カードが手放したくない「いい利用者」になるには
楽天カード利用者にとって、支払い遅れがいい結果を招くことはありません。
したがって、今後も楽天カードを利用していくならば、毎月の支払いだけは確実に行うことをおすすめします。
しかし、楽天カードは途上与信も頻繁に行っているように、利用者への対応がシビアであることは違いありません。
その途上審査によって、数度の支払い遅れが原因となり利用停止が解消されなかったり、強制解約となったりする可能性もでてくるでしょう。
そうならないために心がけてほしいのが、楽天カードに「手放したくないいい利用者」だと認識してもらうことです。
楽天カードもいい利用者をわざわざ手放したいとは思いません。
ここでは、いい利用者とはどういう人を指すのか、またいい利用者になるための方法を紹介します。
楽天カードで公共料金支払いをする
楽天カードは公共料金支払のクレジット払い切替えを推進しています。
したがって、これらの料金支払いを確保することで、簡単に強制解約する危険性をより少なくすることも可能です。
定額の支払を行っていることは、カード会社にとっていい利用者であると認識されやすいです。
絶対に強制解約されないというわけではありませんが、やってみる価値はあるでしょう。
公共料金をクレジットカード払いにしたら得すること&損すること
楽天市場の会員ランクを上げる
楽天カードは楽天市場での会員ランクを重要視する傾向があります。
楽天市場の会員ランクは下記のとおりですが、中でも特にプラチナ会員とダイヤモンド会員を優遇しており、楽天カード利用者にはETCカードを無料で発行するなどの特典も用意されているのです。
- レギュラー会員 楽天市場で一度のポイント獲得
- シルバー会員 過去半年間に2回ポイント獲得し、その合計が200ポイント以上
- ゴールド 過去半年間に7回ポイント獲得し、その合計が700ポイント以上
- プラチナ 過去半年間に15回ポイント獲得し、その合計が2,000ポイント以上
- ダイヤモンド 楽天カードを保有し、30回ポイント獲得し、その合計が4,000ポイント以上
優遇されているプラチナ会員とダイヤモンド会員ならば、楽天からは手放したくないいい利用者という立場になります。
このクラスくらいになれば年間のカード利用額も多くなるため、簡単に獲得できる会員ランクとは言えませんが、できるだけ会員ランクを上げておくのも優位に楽天カードを利用する賢い方法と言えるでしょう。
会員ランクの獲得条件は、利用合計額ではなく獲得ポイントであることがミソです。
したがって、高額な買い物をする方法ではなく、下記のようなセールをうまく利用すれば少ない利用額で大きなポイント付与を受けることも可能です。
- 毎週第一週末の土日開催のタイムセール
- 年に4回ある楽天スーパーセール
これらをうまく利用してランク上げするのもおすすめの方法となってきます。
まとめ
楽天カードの支払が遅れてしまうと、様々なデメリットがあり、最悪の場合には5年以上クレジットカードを作れなくなってしまうかもしれません。
しかし、期日を少し超えただけでは、このような厳しい処分はされないため、決して返済を諦めずに早めに対応することが大切です。
楽天カードの利用や返済は計画的に行いましょう。
タグ:借金・お金の悩み
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。