借入状況がいくらあるか調べる確認方法【借金総額知りたい】
家族に内緒で借金をしている人は意外と多いですね。たとえお金を借りていることがバレても正直に話すことはなかなかありません。
借入先が分かっても本当にそれだけなのか、他に隠している借金はないのかなど完全に不安を拭い去ることができません。どうすれば家族の借入状況を調べることができるのでしょうか。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
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目次
家族の借金は相続にも関係する
家族がどこからいくらお金を借りているのか把握しておくことは大変重要です。
とくに親が借金はしている場合は相続が絡んでくるため、決して無視することができません。
相続するのは何も財産的価値のある遺産だけではなく、借金も負の遺産として相続しなければならないことが民法上定められています。
借金の金額が10万円単位の少額であれば無視できることだとしても、借金の総額が数百万円単位、または不動産を担保に入れてお金を借り、数千万円単位の借金を抱えていたのでは大問題です。
借金している本人が亡くなり、借金していることを知らずに安易に相続してしまうと借金の肩代わりまでするはめになってしまいます。
そのためにも何かちょっと怪しいと感じたら、借入状況を調べた方がいいですね。
なぜ家族が内緒で借金をするのか
人が借金をする理由は10人いれば10通りの理由があります。
理由も聞かずに頭ごなしに借金していることを責め立てても、借金している家族はますます口を固く閉ざしてしまうことでしょう。
差出人がよく分からないような郵便物が届くことや、自宅の電話に何の電話か分からないような電話がかかってくることが続くようなら、それは借金を滞納している可能性があります。
消費者金融が借主に督促状を郵送する場合は必ず差出人名を隠します。
個人名で郵送すること、または消費者金融の頭文字をとって〇〇事務センターなどです。
住所や電話番号は伏せて送ってきます。
電話で督促する際も個人名でかけてくることが一般的です。
やけに丁寧で家族を呼び出すような電話があった場合は、家族が内緒で借金しているかもしれないと疑ってみましょう。
ギャンブルやパチンコなどに生活費を使ってしまい、その穴埋めとして借金をしているならなおのこと内緒にしたくなるものです。
借金をしているのではないかという疑念が湧いても、真っ向から問いただすのではなく例え話として、〇〇さんの家では家族が内緒で借金していることがバレて大変なんだって。
でもご主人の稼ぎが悪くて仕方なく奥さんが借金したらしいよ、ツライことだよね。
早く言ってくれれば解決できたのに、などのように、自然な形で借金していることを自ら話すことを促すような会話から始めてみましょう。
借金は将来の生活設計に影響する
しかし借金している事実をなかなか話してくれないと言う場合は放置しておいても、お金を貸し出した銀行や消費者金融などは借主本人以外に請求することはありません。
カードローンの借金は基本的に担保なし保証人なしの契約ですから、家族が借金を支払わなくても火の粉が降りかかってくることはないのです。
もちろん消費者金融などから、家族なんだから借金立て替えてくれないかな、と言われても支払う必要はありません。
しかし一緒に生活している家族が借金しているといつ返済することができなくなるのか分かりません。
返済不能の状態まで借金の事実を隠されてしまうのは、将来の生活設計にも関わってくる問題です。
もしも借金を支払うことができず自己破産しなければならない、となった場合は家屋や土地の名義が借主本人になっていると処分しなければならなくなってしまいます。
自己破産に至らなくても、債務不履行を続けることで財産の差し押さえをされてしまい、場合によっては家屋や土地が競売にかけられてしまうこともあるのです。
家族の借入状況を調べる方法
借主本人に内緒で借金している銀行や消費者金融などに直接電話をかけても、個人情報保護のために教えてくれることはありません。
したがって借入状況を調べるためには本人が直接借入先に電話しなければなりません。
確かに本人以外でも取引履歴の開示請求を行うことで、借入当初から現在までの取引履歴を調べることが可能です。
しかし取引履歴の開示請求を借主本人が行わず家族が代理で行うには、取引履歴の開示請求を借主本人が同意している委任状が必要になります。
お金を借り入れしている金融機関が取引履歴の開示請求に応じるには、必ず取引履歴開示請求書と借主本人の運転免許証のコピーなどの書類が必要です。
家族が代理で行う場合はそれにプラスして、委任状及び印鑑証明書を提出しなければなりません。
取引履歴開示請求書は金融機関の公式サイトからダウンロードするか、ダウンロードできない場合は郵送してもらう方法があります。
単に現在の借金額を知りたいと言うだけで取引開示請求するのは手間がかかりすぎます。
まして本人の委任状がなければ家族が開示請求することができないのです。
借主本人が取引履歴の開示請求に同意しているくらいなら、本人からカードローンセンターに電話して現在の借入残高を聞きだしてもらった方が早いですね。
20年以上の借金があって、もしかしたら過払い金があるかもしれないという場合を除いて取引履歴を開示させてもあまり意味はありません。
もし過払い金が発生するような20年以上の借金を抱えているようなら、家族で解決するのではなく、金融問題に詳しい弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談した方がスムーズに解決することができますよ。
信用情報機関に情報開示請求をする
借入先が本人もよく把握していない、どこから借金してるのか曖昧な場合は信用情報機関に情報開示請求を行いましょう。
信用情報機関とはお金に関する取引のデータを保存している機関で、銀行や消費者金融、 及びクレジットカード会社が加盟しています。
借金を申し込んだ、返済した、滞納しているなどのデータを加盟している金融機関から情報提供してもらい保管しています。
信用情報機関に情報開示請求をすれば、家族の借入状況を洗いざらい調べることが可能です。
信用情報機関は3つある
信用情報機関は3つあります。
借入先がよく分からない場合は3箇所の信用情報機関に情報開示請求を行います。
そうすれば家族が内緒で作った借金先を全て調べることができます。
いつお金を借りて、いくら借金が残っているのか完全に把握することが可能です。
借入先に電話するのが恥ずかしい、本人が電話したくないと言っていると言う場合は必要な書類を揃えて信用情報機関に問い合わせるのが良いでしょう。
なお信用情報機関の名称をご紹介しておきますので、取引履歴の開示請求の方法をご確認ください。
・全国銀行個人信用情報センター
・株式会社シー・アイ・シー
・株式会社日本信用情報機構
信用情報機関に借入状況を調べるメリットは、借入先ごとに電話する必要がないということです。
手数料はそれぞれ1,000円かかってしまいますが、確実に借入先や借入残高を調べることができますよ。
借主本人が情報開示請求するのであれば運転免許証のコピーと住民票及び印鑑証明、戸籍抄本のいずれか1通を用意します。
後は各信用情報機関から情報開示請求書をダウンロードし、必要事項を記入して郵送するだけです。
なお借主本人以外が情報開示請求する場合は委任状が必要となりますのでご注意ください。
他人が借金を調べる行為は違法になる?
金融機関は法律で決められているため教えてくれない
個人信用情報機関に開示を求めても本人以外はできないことを話しましたが、金融機関に問い合わせても教えてくれません。
貸金業法や銀行法により第三者への漏えいを禁止しているので、法を犯すことまでは相手もしません。
勇気を出して本人に直接聞いてみる
借金を調べる方法はありますが、本人でなければ詳しい情報は知ることができません。
思い切って本人に聞いてみることが一番良いですが、なかなかデリケートな問題なので難しいものです。
そのため、今後のことを考えると不安になる人もいるでしょう。
しかしこのまま放っておいても、お互いの関係がギクシャクする可能性もあるので、思い切って本人に聞いてみることをおすすめします。
借金が発覚したときの対処法
返済の意思を聞いてみよう
彼氏が借金をしていることが分かったとき、どうやって返済をしていくのか聞いてみることをおすすめします。
余り借金について真剣に考えていなければ、次々と借金をして多重債務となるかも知れません。
その反対に返済計画を立て、しっかり返済していく意思があれば完済するでしょう。
借りている人の意思により今後の展望が見えてきます。
様子をうかがい話せるタイミングで聞いてみることをおすすめします。
借金を肩代わりする必要はない
彼氏の借金を代わりに支払う人もいますが、保証人にもなっていない人は支払う義務はありません。
付き合っている彼氏のことだから心配になることも分かりますが、お金を払うことばかりが助ける方法とは限りません。
一緒に考え、節約して返済させることも大きな助けになるでしょう。
逆に相手から借金の肩代わりを求められるのであれば、それは甘えているだけですのできっぱりと断ることをおすすめします。
専門家に相談する
借金の金額によっては専門家に相談し、今後の方向性を聞いてみるといいかも知れません。
法テラスや役所の無料相談に、専門スタッフがいるので問い合わせてみるといいでしょう。
また弁護士に無料相談できる方法もあります。
電話やメールで無料相談ができる弁護士や、役所の無料相談にて弁護士に相談できることがあります。
無料相談を開設しているかどうかは、地域や弁護士事務所により異なるので事前に確認してください。
法テラスでは、弁護士費用を立て替えてくれる制度もあるので、債務整理など弁護士にお願いするときは利用することもひとつの方法です。
なお、やはり相談は本人しかできないため、本人に話をしてみてください。
彼氏なら別れを切り出す
彼氏の借金が分かってしまっては、今後も付き合っていくことができないこともあるでしょう。
そのため、思い切って彼氏と別れることを選択する人も少なくありません。
借金があることが判明すると、彼氏の長所や短所が見えてきます。
人によっては長所や、反対に短所と見えたることもあるでしょう。
別れることを選択したからといって、引け目を感じることはないといえます。
しっかりと、話をして借金の情報を聞き出せないのであれば、別れを切り出すということもひとつの手段です。
債務整理で借金額を調べる方法
債務整理することを弁護士や司法書士などの法律の専門家に依頼するのであれば、借金がいくらあるのかあなたが調べる必要はありません。
どこから借りているのか借入先さえわかれば、法律の専門家は金融機関に対して取引履歴の開示を請求します。
取引履歴の開示を請求すれば金融機関に請求した時点で、借金総額を明らかにしなければならないことが法律で定められています。
開示請求から早ければ1カ月、遅くても2カ月もあれば借金総額を全て丸わかり状態にすることができますよ。
ただしどこから借りているのか分からない状態では開示請求をすることはできません。
借金がいくらあるのか情報がない
信用情報機関で手続きしても借金があることを証明することができない、つまり借りている情報がないことがあります。
考えられるのはそもそも借りていないか、返済が終わって5年以上経っている場合です。
信用情報機関に登録される借入情報は返済が終わってから5年で削除されてしまいます。一度借りてしまえば一生涯情報が残るということはありません。
信用情報機関に問い合わせても借りている情報が全くなければあなたには借金がないということです。
でも確かに借金をしているのは間違いない記憶があると言うのであれば、もしかしたら借金が時効となっているのかもしれません。
借金を返済しないまま、なおかつ裁判に訴えられることもない状態が5年続いてしまうと、場合によっては信用情報機関の取引データが削除されることがあります。
しかし時効成立させるためには所定の手続きをしなければなりません。
信用情報機関にデータがないからと言って借金がないとは限りません。上手に時効成立させるには正式に手続きをとらないと借金が復活してしまうこともあります。
借金があるはずなのに信用情報機関に情報がない、おかしい、と思ったら弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談してみましょう。
借入先が分かっている場合
借金していて借入先が分からないと言うのはどうかと思いますが、借入先がどこなのか分かっているなら特別苦労することはありません。
借入状況を調べるのに簡単な順からご説明していきましょう。
会員サイトにログインして借入状況を調べる
自宅にいながら借入状況を調べるには借入先の会員サイトにログインし、現在の借入残高や借入状況などのメニューから調べるのが早いです。
借入先が銀行カードローンや大手消費者金融ならほとんどの場合会員サイトを用意していますので、苦労することなくあっという間に調べることができますね。
カードローンセンターに電話して借入状況を調べる
借入状況調べるのにわざわざパソコンを立ち上げるのは面倒だと言うなら、借入先のカードローンセンターへ電話してオペレーターに尋ねれば答えてくれます。
もちろん本人確認として名前や生年月日、住所などを質問されますが、質問された内容に答えるだけで教えてくれるならこれほどラクなことはありません。
なお借入先によっては自動音声案内で調べることもできますので、時間に関係なく夜中でも借金がいくらあるのか確認することができます。
コンビニATMで借入状況を調べる
ちょっと出かけても良いと言うなら、提携銀行やコンビニATMにローンカードを差し込んで、利用残高メニューなどをタッチすれば借入残高が一目で分かります。
借入残高の明細を印刷することに対応していないことが多いですから、数字をメモなどに書き込むか、画面内容を撮影するなどしておけば忘れることはありません。
任意返済して領収書を発行させて借入状況を調べる
急いで借り入れ状況を調べたいと言うなら、提携銀行やコンビニATMから任意返済または随時返済をすることで領収書を発行させれば現在の借金残高を調べることができますね。
手数料が心配なら、借入先が大手消費者金融は自動契約機に併設されているATMから返済するようにすれば手数料はかかりません。
また借入先が銀行だと提携銀行またはコンビニATMから返済しても手数料がかからないことが多いですね。
クレジットカードなら請求書で確認
借金は何もカードローンと決まったわけではありませんよね。
クレジットカードのショッピング利用代金やキャッシングも借金には違いがありません。
毎月送ってくる請求書を確認すれば、あとどのぐらいに借金が残っているのか明細書に書いてあります。
借入当初からの状況を知りたい場合
単なる現在の借入残高ではなく、契約当初、つまり借入当初から現在までの借入状況を一切合切調べる場合は、借入先に取引履歴の開示請求を行えば無料で送ってくれるでしょう。
取引履歴にはいつお金を借りて、いつ返済し、今までいくら返済してきたのかなど一覧表となって記載されていますから、完全に借入状況を掴むことができます。
取引履歴の開示請求は借入先に電話して、取引履歴を送って欲しい旨を伝えるだけでOKです。
仮に取引履歴開示請求書を提出して下さいと言われた場合は、請求書の雛形があるのか、それとも郵送してくれるのか相談するようにしましょう。
開示請求書を手に入れたら本人確認のための運転免許証のコピーなどを添付して郵送すれば大丈夫です。
開示請求書がFAXでも可能であれば郵送する手間も省けますのでなお結構なことですね。
注意したいのは取引履歴の開示請求は過払い金請求につながることが多いため、消費者金融から借り入れしているとかなり警戒されることがあります。
通常であれば、開示請求書が相手側に届いてから1週間から10日もあれば送られてくる取引履歴明細なのに1カ月かかることもあります。
またせっかく届いた取引履歴が契約当初からではなく、直近1年分とか、2年分など一部しか送ってこないこともしばしばあります。
契約者本人からの取引履歴開示請求は法律上しなければならないことが定められています。
何か困ったことがあったら日本貸金業協会に苦情を訴えるか、借入先が都道府県知事登録なら役場内の商工観光課、財務局長登録なら借入先が加入している財務局へ電話すれば対処してくれるはずです。
本格的に借入状況を確認したい場合
契約からの借入状況を本格的に確認したい場合は、消費者金融に対して取引履歴開示請求を行いましょう。
取引履歴とは契約してから現在までの支払い状況を全て記録してある一覧表です。
取引履歴を開示してほしいと消費者金融に請求を行えば、単に現在の借入残高ではなく、いつ借入したのか、いつ返済したのか、現在の借入残高はいくらあるのか完全に知ることができます。
しかし消費者金融によっては取引履歴の開示に消極的な姿勢を見せるところもあります。
なぜなら取引履歴を開示するということは、もしかしたら過払い金請求を行うために必要なのではないかと考えてしまうからです。
弁護士や司法書士など法律の専門家からの取引開示請求にはきちんと対応しても、相手が個人だと甘く見られてしまう可能性がありますので、なかなか対応してもらえない場合は金融庁や日本貸金業協会に苦情を入れ、消費者金融に対して指導してもらいましょう。
しかし今すぐ取引履歴を開示してもらいたいのに、業者への指導を待っていたのでは間に合わない場合がありますね。
その場合は最高裁の判例を持ち出して、取引履歴開示義務があることを業者に対してしっかり主張することも必要です。
取引履歴開示請求にかかる時間やデメリット
消費者金融によって取引履歴の開示スピードが異なり、一週間程度で取引履歴を郵送してくるところもあれば10日程度かかる場合もあります。
中小消費者金融など一部の業者は、あれこれ理由をつけて取引履歴を郵送してこない場合もよくあることです。
このような場合は金融庁や日本貸金業協会に直ちに連絡し、業務改善してもらうようにお願いすることです。
明らかに過払い金請求のためや債務整理のために開示請求を行う場合は、弁護士や司法書士といった法律の専門家に依頼するとすぐに送ってきます。
借入状況確認できる取引履歴開示請求を行うと、過払い金請求を起こすのではないか、債務整理をしようとするのではないかと疑われてしまうため、今後の借入に対して慎重姿勢を取ってくることも覚悟しておくと良いでしょう。
なお取引履歴開示請求を行っても信用情報にキズがつくことはありませんので心配は不要です。
どこから借入しているのかわからない場合
個人間融資を除く金融機関を通した借入は必ず信用情報機関に契約情報が残ります。
借金があまりにもありすぎてどこから借入しているのかよくわからない場合は、信用情報機関に個人信用情報開示請求を行うと借入状況を確認することが可能です。
信用情報機関から開示された借入履歴は、消費者金融が審査する際に取得する個人信用情報と同じものです。
いつどこからお金を借りたのか、契約額はいくらで現在の借入残高はいくらになっているのかが一目でわかり、総量規制にまだ余裕があるのか、それともこれ以上借金することができないのかの判断にも利用できるものです。
もちろん返済状況や金融事故情報も明らかにできますので、新規にカードローンを作る場合にも役に立つことでしょう。
信用情報機関ってどんな情報を扱っているの?
借入状況を確認するのに直接消費者金融に問い合わせることはイメージ的につかめても、信用情報機関と言うと「お役所」的なのかな、と不安になりますよね。
信用情報機関はお金の取引に関する契約状況や取引情報を保管している機関です。
信用情報機関はお役所ではなく一般社団法人や株式会社ですからほとんど民間の機関と考えても良いでしょう。
信用情報機関は3つあり、銀行カードローンや消費者金融、割賦販売業者やクレジットカード会社などが業務の形態によってそれぞれ信用情報機関に加盟しています。
加盟会員は契約が発生した都度、取引が発生した都度、契約内容が変更になった都度、それぞれ加盟している業者が信用情報機関にデータを登録する仕組みになっています。
よくブラックリストなどと世間一般で言われている情報も信用情報機関に登録されています。
正式にはブラックリストという存在はありませんが、金融事故情報として「この人は金融事故を起こした人だ」ということが個人信用情報に登録されます。
加盟している金融機関は、信用情報機関から提供される個人信用情報に基づいて審査を行い、審査通過可能かどうか、審査OKならいくらまでお金を貸して良いのかの判断に利用します。
どうすれば個人信用情報を開示できるの?
信用情報機関から個人信用情報を確認するためには、確認したい借入状況の種類によってそれぞれの信用情報機関に手続きをしなければなりません。
なお借入状況を保有している信用情報機関は次の3機関です。
・全国銀行個人信用情報センター(略称KSC)
・株式会社日本信用情報機構(略称JICC)
・株式会社シー・アイ・シー(略称CIC)
インターネットで個人信用情報を開示できるところもあれば、郵送によって開示請求を行う、または直接信用情報機関に行って個人信用情報を開示することができます。
各信用情報機関の公式サイトページは以下のリンクから参照できます。そのページには開示請求手続きについての説明がありますので参考にしてください。
◆全国銀行個人信用情報センター
◆株式会社日本信用情報機構
◆株式会社シー・アイ・シー
借入状況を確認したい信用情報機関を選ぶ
全ての信用情報機関に開示請求を行えば借入状況のすべてを把握することが可能ですが、手数料が郵送、やインターネットだと1,000円(税別)かかりますので、ピンポイントで借入状況を確認すると良いかもしれません。
・KSC:銀行カードローンの借入状況や奨学金の滞納
・JICC:消費者金融の借入状況
・CIC:クレジットカードや自動車ローンなど各種ローンの借入状況
以上のように各信用情報機関によって登録してある内容が異なりますので、目的にあった信用情報機関に開示請求を行いましょう。
借入状況はどうなのか、滞納や金融事故はないのか確認することができますよ。
タグ:お金の知識