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借金する若者が増えた理由と、完済までの難しさとは?

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景気回復や失業率の低下など、景気のいい話が飛び交う最近の日本ですが、実はその裏で安易な借金に苦しむ若者が増えている現実を、みなさんはご存知でしょうか?

今回は、そんな借金する若者にスポットをあて、その理由やリスクについて、いくつかの視点で情報をお届けしたいと思います。

今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。

  • 借金する若者が増えた理由を知りたい人
  • 借金返済に行き詰まった場合の対処法が気になる人

記事の目次

借金をしている若者の割合

現在、消費者金融や銀行の個人融資を受けている人の数は、おおよそ1,100万人居ると言われています。

これは、日本の世帯のおおよそ2割にあたりますから、相当数の人が借金をしている事がおわかりいただけると思います。

また、消費者金融を利用している人の中で、20代~30代の利用者は2割を占めており、TVCMやネット広告をきっかけに、安易に借り入れを行う若い世代が増えている実態が垣間見れます。

◆金融庁公式サイト:「貸金業利用者に関する調査・研究<調査結果>」

20代の若者の借金率

とあるアンケートによると、20代の若者の借金率は15%弱という結果になったそうですが、これは20代の若者の6人に1人程度は何かしらの借金を抱えているということを意味しています。

この割合を、多いととらえるか少ないととらえるかは人それぞれだと思いますが、借金問題が決して他人事ではないということもお分かりいただけるでしょう。

借金を抱える事情や借金額などはまちまちですが、「お金を借りても大丈夫」と考える若者や、「お金を借りないとやっていけない」という若者が増えてきているようですね。

借金をする若者が増加する理由

まず、カードローンを利用している人の中で、「若者」と言われる人はどれくらい占めるのか?

また、なぜ若者は安易な借金をしてしまうのか?という点からお伝えしていきたいと思います。

①借金の怖さがわかっていない

若者が借金をする理由の一つに、「借金が当たり前になってきている…」という背景があります。

つまり、借金をする=大変なこと、と言う認識が欠けており、「手軽に借りて手軽に返せばいい」、「いざとなれば自己破産してしまえばいい」などという考えを持っている若者も少なくありません。

テレビCMなどで、消費者金融や銀行カードローンなどの広告をよく目にするようになったことも、借金が怖いことだという意識を希薄にさせている一因だと考えられます。

②銀行カードローンの過剰融資

銀行カードローンのことについて少し触れましたが、昨今の銀行カードローンの過剰融資も、若者の借金を増やす原因になっています。

一時は消費者金融からの過剰な借り入れが社会問題化し、自殺者や自己破産者が増えていました。

しかし、銀行が個人カードローンに力を入れだすようになってから、特に2015年以降は銀行の貸付残高が消費者金融を上回るようになりました。

また、当時から銀行は頻繁にテレビCMやネットで「手軽に借りれる」という事を前面に出した広告を出していましたから、その広告を鵜呑みにした若者が借金を繰り返している…という事態になっています。

③リボ払いの蔓延

クレジットカードの支払い方法の1つに「リボ払い」という方法がありますが、このリボ払いも、借金をする若者が増えてきている一因であると考えられます。

リボ払いは毎月の支払金額を一定にする支払い方法であり、返済負担を抑えるという観点では便利な方法です。

ただ、返済期間が長期になりやすく、支払わなければならない利息が膨れ上がりやすいという、看過できないデメリットもあります。

そういったデメリットのことをきちんと明らかにせず、メリットのみを訴求する広告によって、若者が「リボ払いって便利!」と飛びついてしまうことによって、知らず知らずのうちに借金沼にはまってしまうのです。

④ツケ払いの増加

ゾゾタウンをはじめとするさまざまな企業やサービスで、いわゆる「ツケ払い」のような支払い方法が利用できるようになってきました。

ツケ払いと聞くと、今までになかった支払い方法のように思われるかもしれませんが、よくよく実態を考えると、結局のところクレジットカードを利用して商品を購入しているのとなんら変わりません。

自分の支払い能力を顧みずにクレジットカードを乱用してしまうと、後々支払いに困ってしまうことは目に見えていると思いますが、当然ツケ払いでも同じようなことが起き得ます。

若者が言葉の響きだけに惹かれて、内容や本質を吟味しないまま利用した結果、借金を抱えることになってしまうんですね。

⑤奨学金の借り入れ

若者が利用する機会の多い借金の1つに、奨学金があります。

世帯の平均収入が横ばい(どちらかといえば微減)のまま、大学進学率が高止まりしている昨今において、大学や短大在学中に奨学金を利用する学生は、ますます増えてきています。

奨学金の返済は社会に出て働き始めてからでOKなので、きちんと計画的に利用さえしていれば、完済することは難しくはありません。

しかし、在学中に返済しなくてよいという気楽さから、見境なくお金を使っていると、卒業後に奨学金返済が重くのしかかってくることになるでしょう。

若者が借金する理由TOP3

では、そんな若者はどんな理由で借金をするのか…。

いくつかの理由があるようですが、そのほとんどは「①生活費」「②遊興費」「③クレジットカードの決済費用」などです。

特に若いうちは収入も少ない一方で、遊びたい盛りですから、手軽にカードローンが利用できるとなれば、ついつい手をだしてしまう人も多いようです。

また、クレジットカードでキャッシングをする若者も増加しています。

クレジットカードの場合は、ショッピングもキャッシングも、利用する金額は大きくても、後でリボ返済に変更することが可能です。

その「リボ返済」が、まさに借金地獄に陥る第一歩となる訳ですが、若者の中にはカードでのキャッシングを、貯金を下ろすような感覚で利用する人もいて、あまりの手軽さがさらに借金苦を生む原因ともなっています。

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若者が借金地獄に陥るまで

ではここで、若者が借金に苦しむことになる場合にありがちなパターンを、いくつかご紹介しましょう。

リボ払いでカード破産

先ほど少し触れたリボ払いですが、「危険性を知らないまま利用している」「危険性を知りつつも利用している」といったように、非常に多くの若者が利用しています。

特にクレジットカードで買い物をする機会の多い若い女性などは、便利さと危険性の狭間で揺れ動く心理を抱えながら、利用している人もいるのではないでしょうか。

大半の人はきちんと返済を終えられるのですが、中には返済がうまくいかずに支払わなければならない利息がどんどん増えていき、リボ払いの支払いを行うために新たに借り入れを行ったりしてしまいます。

そしてその借り入れの返済を行うためにまた新たな借り入れを…と、気づけば多重債務者になってしまい、抜けられない借金地獄にはまってしまうんですね。

クレジットカードの破産率

自己破産の原因が、「クレジットカードの使いすぎで首が回らなくなったから」という人は意外と多いです。

数値が具体的なデータとして公表されているわけではないため、自己破産者のうち何割程度がクレジットカードが原因かということを、はっきりお伝えできるわけではありません。

ただ、クレジットカードを利用している人は、自分がいつ自己破産への道を歩んでもおかしくないということは、肝に銘じておいたほうがいいでしょう。

奨学金破産

奨学金制度は多くの若者が利用していますが、それがゆえに奨学金返済地獄に陥ってしまう人も多いです。

奨学金を借りるときは何となく、「社会人になって収入が安定したら奨学金も無理なく返済できるだろう」と考えがちです。

もちろん多くの人はその予想通り、家計にあまり負担なく返済を継続していけるのですが、収入が少なかったりそもそも就活がうまくいかなかったりという人も、中にはおられるでしょう。

そうなると、ただでさえ生活が苦しいのに、そこに奨学金返済の負担も上乗せされるわけですから、奨学金完済の道のりはかなり険しいものになり、道半ばで自己破産という選択をする人が出てきてしまうんですね。

奨学金には、貸与型奨学金と給付型奨学金があり、後者であれば返済の必要はありません。

奨学金を利用するときは、できるだけ給付型のものを利用するなどして、返済地獄に陥らないようにしたいですね。

借金だらけの若者の将来

次に、そんな若者が借金を繰り返すと、将来どんな結末が待っているのか?いくつかのリスクについても、お伝えしておきたいと思います。

自己投資ができない為のリスク

若者の中でも特に20代前半の若者…と言えば、勉強や仕事の面で、まさに「自分への投資を行うべき年代」と言えます。

しかし、借金をしている若者の場合、そんな時間的な余裕も金銭的な余裕もないため、ただ単に月日が流れていくだけ…という毎日を過ごすことになります。

その結果、30代や40代になって、仕事で大きな責任を担い、まわりが出世をしていくなかで、自分ひとりだけが取り残されてしまう…というケースも出てきます。

結婚や住宅購入への影響

若いうちに借金を抱えてしまうと、その返済に時間も労力も奪われますから、それだけ出会いの確率も低くなり、結婚のチャンスも少なくなっていきます。

また、カードローンなどの借り入れがある場合は、基本的に住宅ローンの審査にも通らないため、若いうちから家を買って将来に備えるということもできなくなります。

他社借入による住宅ローン審査への影響

老後の心配

最近では、年金受給は70歳になってから…ということが検討されるようになってきました。

また、一般的に定年時には最低でも2,000万円~3,000万円程度の貯金が必要、といわれている今の日本で、若いうちから借金をしている場合は、年金を払ったり、長期で投資をしたりすることもできません。

その結果「老後に生活が破綻するリスクが増える…」ということになります。

100万円の借金、完済までどれくらいかかるのか?

ところで、若者が安易に借金をした場合、完済までにどれくらいの期間が必要なのか、ここで少しシミュレーションをしてみたいと思います。

20代の若者が100万円の借金を作ること自体稀かもしれませんが、あくまで参考として、計算してみます。

なお、今回のシミュレーションは、「借り入れが100万円」「金利は15%」「毎月支払える返済額が20,000円」という条件で行っています。

今回は、アコムの返済シミュレーションを利用しましたが、100万円を借り入れると、毎月20,000円を返済したとしても、完済までには79ヶ月もかかり、利息はなんと「579,052円」必要という結果になります。

安易な借金がいかに恐ろしい結果になるか、ご理解いただけたかと思います。

借入返済シミュレーション

若者が借金しなくて済む方法

では、これ以上借金に苦しむ若者を増やさないために、どんなことがアドバイスできるのか?いくつか考えてみましょう。

お金の勉強をする

先ほどの返済回数に関するような知識もそうですが、お金に関する知識に疎い若者には、是非「借金」や「投資」に関する勉強をしていただきたいと思います。

借金の怖さに関する勉強もそうですが、投資で100万円を101万円にする難しさも、一度勉強してみてください。

そうすることで「少しお金が足りない」という理由で、安易に借金をすることもなくなるはずです。

お金の価値をもう一度かみ締める

借金の重みがわかっていない若者には、もう一度「お金のありがたみをかみしめる…」ということもアドバイスしたいと思います。

たとえば、

  • 5,000円を稼ぐために肉体労働をする
  • 時給800円の工場でアルバイトをする

などの方法です。

このようにして、1円を稼ぐ大変さを改めて認識できるようになったら、カードローンなどにも手は出さないと思います。

意志が弱い場合は強制手段も

また、強制的に借金をできなくする方法についても、ご紹介します。

それは、信用情報機関の「貸付自粛制度」を利用する…という方法です。

「貸付自粛制度」とは、信用情報機関に本人か家族が申し入れをし、「この人は融資不可ですよ」という情報を登録しておく仕組みのことを指します。

その結果、本人がいくらカードローンに申し込んだとしても、その情報を見た金融機関などは、一切審査を通すことはありません。

お金借りれないようにする方法

借金がある若者の相談場所

続いて、既に借金を抱えてしまっている若者に対し、これからの返済方法や、返済に行き詰っている場合の対処方法について、いくつかアドバイスしたいと思います。

無料で相談できる法律の専門家

もし、現在借金を抱えている、また既に返済が滞りがちである…と言う場合は、一人で悩んでいないで、国が設置した法律に関する相談場所「法テラス」を利用してみてください。

中には無料で相談できる弁護士事務所もありますし、もし弁護士に正式に依頼した場合には、厳しい取り立てもなくなります。

また、きちんとした借金整理の方法が決まるまでは、返済も中断でき、その間に生活を立て直したり、弁護士費用を積み立てたりすることも可能です。

◆法テラス公式サイト:「借金でよくある問い合わせ一覧」

違法な取立てにあっているなら弁護士に

現在、銀行や大手消費者金融などからではなく、闇金やソフト闇金などから借り入れをしていて、厳しい取立てにあっている…と言う場合でも、すぐに弁護士に相談するようにして下さい。

なによりも、弁護士に相談し法律の力を借りて債権者と交渉できる点は、若者にとっては本当に頼りになると思います。

最後は自分の意志が重要

ここまで、いくつかのアドバイスをお伝えしましたが、若者が借金を返済していくためには、小手先のアドバイスよりも、もっと大事なものがあります。

それは「絶対に返済するんだ」という強い意志をもつことです。

また、「完済したら、旅行に行こう」とか「こんな贅沢をしよう」という目標を立てることも大切です。

借金返済には本当に大変で、パワーが必要ですから、この意志の強さと目標はとても重要です。

どうしても返済できなくなったら自己破産を

「借金を返済するんだ」という強い意志を持つことは重要ですが、現実問題としてどう考えても返済が不可能なぐらい、借金額が膨らんでしまっている人もいるかもしれません。

そのような人は、自己破産という選択肢を検討することが必要になってくるでしょう。

借金地獄の若者にとってのデメリットはない

「自己破産」と聞くと、借金をチャラにしてもらえる代わりに、ものすごく大きなデメリットを被るようなイメージがあるかもしれません。

しかし、借金地獄の若者が自己破産をしたところで、現実的なデメリットはほとんどないのが実情です。

自己破産をすることで、クレジットカードを利用したりキャッシングができなくなったりしてしまいますが、そもそも借金地獄に陥っている時点でそれらは利用できない状態でしょう。

自己破産をすると一定以上の資産は没収されてしまいますが、若者は没収対象になるような資産などほぼ持っていないはずです。

就ける職業も一部制限がかけられてしまいますが、それもごく限られた職業なので、大半の人には影響がありません。

つまり若者にとって自己破産は、想像しているよりもデメリットの少ない借金整理の方法なのです。

借金額によっては他の債務整理も検討しよう

自己破産は債務整理手続きの1つですが、債務整理には他にも任意整理や個人再生などの方法があり、抱えている借金額によっては自己破産以外の別の方法のほうが適していることもあります。

利息の支払いをカットしてもらえれば何とかなりそうという程度であれば、任意整理が適しているでしょう。

借金額は多いものの財産を没収されるのは厳しいという場合は、個人再生で借金額を減らしてもらうのが最善の方法である可能性が高いです。

どの債務整理が自分にもっとも適しているかは、自己判断するのが難しい場合もあるので、弁護士や司法書士といった専門家のかたに判断を仰ぐのが賢明ですね。

自己破産した人の人生はお先真っ暗?

自己破産すると、その先の人生はお先真っ暗になってしまうような印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

仕事仲間や周囲にバレることはほぼ無い

自己破産したことが会社の人や近所の人にバレてしまうと、いろいろと気を遣われたり陰口を言われたりしてしまうような気がしますが、自己破産の事実が周囲にバレることはほぼありません。

裁判所を介した手続きであり、自宅に書類等が郵送されてくるため、さすがに家族に内緒というわけにはいきませんが、周囲バレについてはあまり気にする必要はないでしょう。

自己破産すると、「官報」という国が発行する書類には掲載されてしまいますが、一般人のかたで官報に目を通している人はほぼいませんので、官報経由で自己破産がバレる心配もほぼありません。

借り入れに関すること以外は普通に生活できる

確かに自己破産すると、クレジットカードやカードローンの契約ができなくなりますが、逆に言えばそれら以外に関することは普通に行えます。

一部の職業を除けば、自己破産していることが仕事選びに悪影響を与えることはありませんし、公共交通機関が利用できずに困るといったようなこともありません。

「お金を借りる」という行為を行わないのであれば、自己破産前と自己破産後で生活に大きな違いがないことすらありえるのです。

クレジットカードもそのうち持てる

自己破産後にまともな生活さえ行っていれば、信用情報から自己破産に関する情報も消え去りますので、そのうちクレジットカードを持てる可能性も復活します。

信用情報から自己破産に関する情報が消えるのは、自己破産後10年経過してからなので、ある程度の期間は待つ必要があります。

ただ、再びクレジットカードを持てる可能性があるのであれば、多少の我慢は可能でしょう。

自己破産の情報が消え去れば、クレジットカードだけでなく、各種ローンが契約できる可能性も、同時に復活しますよ。

借金地獄の若者が自己破産する方法

ではここであらためて、借金地獄の若者が自己破産するための方法について、説明していきましょう。

自己破産できる条件

自己破産は借金を抱えている人であれば、申し込めば誰でも行えるというわけではなく、以下に示す2つの条件を満たしていなければなりません。

  • 借金が支払えない状態にある
  • 借金をした理由や経緯が正当である

手持ちのお金にまだ余裕があるにも関わらず、「借金の返済をしたくないから」という理由で自己破産の申請をしたところで、自己破産は認められないということですね。

また、ギャンブルに使うためにお金を借りまくって、その結果返済できなくなったため自己破産したいという場合も、借金をした理由や経緯が正当ではないため、自己破産は認められません。

ただ、ギャンブルなどの浪費による借金でも、「裁量免責」という制度のもとで自己破産が認められる可能性もあります。

自分のケースが自己破産が認められるものかどうかが分からない場合は、一度弁護士や司法書士といった専門家のかたに相談することを、おすすめします。

日本だけじゃない!世界の若者の借金事情

日本の若者の借金事情についてある程度把握していただいたところで、世界の若者の借金事情にも目を向けてみましょう。

中国の若者の借金

中国の若者は日本の若者以上に借金を抱えている人が多く、北京融世紀信息技術の調査では、53%の大学生がローンを利用しているという結果が出ています。

大学生の半数以上がローンを利用しているということですから、中国の若者にとって借金がいかに身近なものになっているかが分かりますね。

韓国の若者の借金

多くの日本の若者が、クレジットカードを原因にした自己破産を行っていることはすでにお伝えした通りですが、韓国では日本以上に、クレジットカードを原因にした自己破産者が多くなっています。

韓国は世界でもトップクラスのクレジットカード社会であり、クレジットカードを所有している若者の数は日本の比ではありません。

そのため、クレジットカードの使いかたをコントロールできずに借金の沼にはまっていく若者の絶対数が、必然的に多くなってしまうんですね。

アメリカの若者の借金

アメリカの若者も、学生ローンの支払いに四苦八苦しています。

少し前に、とあるアメリカの大富豪が学生の奨学金の返済を全額肩代わりすることを発表し大きな話題を呼びましたが、それだけアメリカの学生も、借金の返済に苦しんでいるのです。

日本の若者を取り巻く借金事情もかなり厳しいものでしたが、世界の若者を取り巻く借金事情は、日本と同じぐらいかそれ以上に厳しいようですね。

若者の借金に関するQ&A

では最後に、若者の借金についてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。

①奨学金を借りてまで大学は行く価値がある?
それぞれの人の価値観次第でしょう。
大学では高校までよりも恵まれた教育環境が用意されていますが、その環境を生かすも殺すも、学生次第です。
大学の環境に自らの身を置くことに大きな意味を感じるのであれば、奨学金を借りてでも大学に行くべきでしょう。
しかし、与えられた環境を活用できない(する気がない)のであれば、奨学金を借りるのは将来の借金を増やすだけになってしまうことが多いので、奨学金を借りる理由はあまりありません。
②自己破産すると親など周りの人たちに迷惑がかかる?
連帯保証人として借金の肩代わりをさせるよりはマシでしょう。
借金をする場合に、親などに連帯保証人をお願いしている場合もあると思いますが、そのような場合は自己破産をしたほうが連帯保証人に借金を肩代わりさせずに済むため、迷惑がかかりません。
それ以外の場合では、自己破産をすることによって周囲の人に与える影響はほぼないといってもいいでしょう。
自分名義の家に親と同居している場合などは、自分が自己破産することによって家も手放さなければならないため、親に迷惑をかける可能性はあります。
③自己破産すると家はどうなる?
手放さなければなりません。
自己破産すると、一定以上の資産は借金返済のために没収されることになりますが、その資産の中には当然持ち家も含まれます。
持ち家のある人は自己破産することで手放さなければならなくなるため、自己破産ではなく、持ち家を手放す必要のない個人再生を検討したほうがいいかもしれません。
④奨学金は卒業後に正規社員雇用されれば問題なく返済できる?
「問題なく」かどうかは人それぞれですが、返済は十分可能です。
現在の労働雇用現状では、「問題なく」返済できると断言するのは難しいかもしれません。
ただ、水準以上の給料を支払ってくれる企業に就職でき、返済期間もきっちり確保できるのであれば、返済は十分可能でしょう。
⑤最近の若者が借金してまで車を買わない理由は?
価値観や趣味が多様化して車にそこまで重きを置かなくなったからでしょう。
昔は、車を買って週末は友人と一緒にドライブに行くというのが、若者の典型的な楽しみかたの1つであり、「車は絶対持っていないといけない」という価値観が、若者の中にありました。
しかし近年、価値観や趣味が多様化してきたことで、車を所有することにそこまで重きを置かなくなってきた人が増えてきたことで、借金をしてまで車を買う若者も減っていっているのでしょう。
カーシェアリングのような、新しいスタイルの車の利用方法が台頭してきたことも、無関係ではないと思いますよ。

まとめ

世の中には、良い借金と悪い借金があると言われています。

たとえば、自分への投資のために借りた奨学金や、事業のために借りた資金は、良い借金と言えるかもしれません。

その一方で、やはり無計画に借りてしまった遊興費のための借金は、悪い借金です。

現在借金をしている人もしていない人も、この記事が借金による将来のリスクや、返済の大変さを改めて認識できる、いい機会になれば嬉しいです。

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