お金がないサラリーマンが金をためるコツ
お金がないと悩んでいるサラリーマンは多いです。
お金がないことで、月々のやり繰りに苦しんでいたり、将来に不安を感じてしまいがちです。
そこでこの記事では、お金がないサラリーマンが金をためるコツを紹介します。
この記事はこんなひとにおすすめ
この記事は、以下のような人におすすめです。
- 小遣いにゆとりが欲しいサラリーマン
- 将来のために貯えが欲しいサラリーマン
- 経済的ゆとりによって心にゆとりが持ちたいサラリーマン
ぜひ参考にしてください。
目次
お金がない状態はいつまでも続く!
年収が毎年増えれば良いのですが、今の世の中、給料が突然減らされることも珍しいことではありませんよね。
国税庁のデータによりますと、平均年収は2012年度までは下降気味、それ以降もほぼ横ばい状態にあります。
※平成27年分「平均給与及び対前年伸び率の推移」
収入が減っているのに物価は上がり、子供が大きくなってくると支出も増える。
このような状態では、いつまで経っても生活は楽になりません。
サラリーマンの平均収入は上がっている
一方で、厚生労働省の賃金推移データによると、女性の賃金は増加、男性は横ばいとなっています。
男性の賃金が平成10年に336.4(単位千円)だったのに対し、平成29年では335.5(単位千円)とほぼ横ばいです。
女性は平成10年が214.9(単位千円)だったのに対し、平成29年が246.1(単位千円)と増加しています。
男女合計は、平成10年が299.1(単位千円)に対して、平成29年が304.3(単位千円)となっており、総合すると増加と言えます。
参考:厚生労働省賃金の推移(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/01.pdf)
それでもお金がないと感じているサラリーマンが多いのは、一体なぜなのでしょうか?
実際は平均を見ても意味がない
実は、平均値を見ても、庶民の実情はわからないことから、上記統計とサラリーマンの実態がかけ離れている可能性があります。
厚生労働省の「所得金額階級別にみた世帯数の相対度数分布(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa09/2-2.html)」によると、平均所得以下である人は61.3%となっており、大多数が平均以下となっています。
こちらは、賃金ではなく、所得のグラフですが、平均データでは実態が現れにくいことの参考になるでしょう。
より実態に近い内容を把握するには、平均値ではなく中央値に注目が必要です。
中央値とは、データを小さい順に並べた場合に、中央に位置する値のことを指します。
中央値で見ると、平均値よりも100万円以上低いことが分かるため、サラリーマンがお金がないと嘆く実態が見て取れます。
サラリーマンにお金がないのは一部の人間がお金を持っているから
先述の、厚生労働省の「所得金額階級別にみた世帯数の相対度数分布(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa09/2-2.html)」を元に、2,000万円以上を5,000万と仮定して計算すると、所得が低い人の80%と、残りの20%の所得合計が同じになります。
また、高額所得者の金額を大きくすれば、さらにに所得合計が同じになるラインは上がります。
つまり、お金持ちが平均値を引き上げているということが分かります。
フォーブス誌の「2016年の日本長者番付」と、「2015年の国民生活基礎調査」を参考にすると、富裕層上位40人の資産は約14.5兆円で、日本全世帯の下から半分の世帯の金融資産額に相当します。
平たくいえば、上位40人と日本の世帯の半分の合計資産が同じということです。
一般的なサラリーマンの生活が苦しいのは、このような実情からお分かりいただけるでしょう。
現状を変える方法は2つ
では、現状を変えるにはどうすれば良いのでしょうか?
大きく分けると2つの方法があり、その2つを同時進行で行うことがコツです。
一つは収入を増やすこと、もう一つは支出を減らすことです。
シンプルに考えると、収入額よりも支出額の方が少なければ、その分貯金は増えていきます。
支出を減らしていたとしても、収入がそれを下回っていれば、貯蓄を増やすことはできません。
逆に、収入が増えていたとしても、支出がそれを上回っていれば、お金にゆとりを持つことができません。
そのため、収入を増やすことと支出を減らすことは、同時進行で行わなければならないのです。
収入を増やす
サラリーマンが収入を増やすためには、副業をすることや、株式やFX、不動産投資などの投資で稼ぐこと、ネットオークションなどで商品を売ること、ポイントサイトで稼ぐなどの方法が考えられます。
詳しくは後述しますが、いずれもしっかりとした知識を学び、実践することが重要です。
これらの方法は、情報が溢れていますので、初心者にとってはどの情報が正しいのかわからないケースもあるでしょう。
なるべく多くの書籍や記事を読んだり、複数のセミナーなどに参加をして、情報の共通点を見出しましょう。
また、学ぶだけで終わる人も非常に多いため、行動に移すということも重要となります。
学んだだけでできた気になって満足する人は、結局今までと生活が変わりませんので、必ず実践しましょう。
実践を繰り返すことで、学んだ知識が活かされるようになり、継続しやすくなります。
いずれにせよ、収入が増えるとこれまでの悪循環から抜け出すことが可能です。
支出を減らす
支出を減らすためには、小遣い制にしたり、固定費を見直したり、嗜好品を見直すなど、現在の生活スタイルを見直すところからスタートです。
詳しくは後述しますが、無駄な出費をなくすことから始めましょう。
そのためには、家計簿をつけるなどして、現状を把握することが重要です。
家計簿をつけることによって、どの項目を切り詰められるのか、どうすれば無理なく節約ができるのかということが分かってくるでしょう。
また、家計簿をつけるだけでも、節約に対する意識が芽生え、支出を減らすことが可能となります。
お金がない状況から脱出する方法5選
「お金がない」と口で言うだけでは、いつまで経っても状況は変わりません。お金がない状況から脱出するために、今から実践できる5つの方法をご紹介します。
小遣い制にする
自分で稼ぐようになると、お金の使い方も無計画になる人が多くいます。
100円、1000円の出費は、お給料全体から見ると少ないかもしれませんが、積み重なると生活を圧迫するようになります。
毎月のお小遣いの額を設定し、お小遣い以上のお金を使用しないようにしましょう。
確定拠出年金を始める
国民年金や厚生年金だけで老後を乗り切ることは非常に難しいです。
企業年金がある場合は良いですが、企業年金制度がない企業や個人事業主の方は、豊かな老後を迎えるために「確定拠出年金」を始めてみるのはいかがでしょうか。
自分で積み立てたものを自分の年金として受け取ることができる、確定拠出年金。
掛け金が全額所得から控除されますので、節税効果も期待できますよ!
確定拠出年金をどう受け取る?事例から考える自分にぴったりな受け取り方
固定費を見直す
医療保険や傷害保険、自動車保険が本当に必要なものだけに入っているか見直してみましょう。
スマホや自宅の通信費は毎月支払うものですから、もっと安いものを探して、乗り換えを検討するのも良いでしょう。
新聞や雑誌には本当に毎月支払うだけの価値がありますか?
固定費を見直すと、毎月の出費を確実に減らすことができますよ。
嗜好品を見直す
まだ、タバコを吸っていますか?タバコは年々値上がりしていますので、お金を節約したい人は続けてはいけません。
また、病気になるリスクも増えますので、医療費を節約したい人にも勧められません。
タバコ以外にもコーヒー等の嗜好品も見直してみましょう。
本当にその値段の価値があるコーヒーを飲んでいますか?
ブランドだから、オシャレだからという理由で、コーヒーを選んではいないでしょうか。
副業をする
ブログによる収入やネットビジネス、FXなどの投資で収入を得ることもできます。
副業による収入を増やせば、給料は増えなくても、年収を増やすことができますよ。
サラリーマンがお金儲けをするには
では、サラリーマンがお金儲けをするには、どのような方法が考えられるでしょうか?
サラリーマンのお金儲けの方法としては、副業や投資が考えられます。
ただし、サラリーマンの副業については、就業規則で禁止されていないか確認しておく必要があります。
ちなみに、株やFXなどの投資は資産運用ですので、副業とはみなされないのが普通です。
サラリーマンができる副業にはどのようなものがあるのかというと、自分自身の特技を活かし、休みの日にセミナーの講師やインストラクター、司会業などを行なったり、本を執筆したりということが可能です。
特技と呼べるほどのものを持っていなくても、誰でもネットでできる副業としては、アフィリエイトや クラウドソーシングなどがあります。
副業にアルバイトはNGってホント?
休みの日や勤務終了後にアルバイトをしようと考える人もいるかもしれませんが、サラリーマンの副業としてアルバイトを選択するのは難しいです。
なぜなら、労働基準法で1日8時間週40時間を超える労働はしてはいけないことになっているからです。
たいていのサラリーマンは、少なくとも1日7時間以上は会社に拘束され、1日8時間週40時間を超える場合は、時間外労働として残業代が支給されているはずです。
労働基準法のこの規定は、1人の労働者の労働時間のことを言っていて、2箇所で働いた場合でも、この時間を超えれば同じように残業代が発生することになり、労働時間の管理も煩雑になるため、副業でアルバイトを認めている会社は少ないのではないでしょうか。
そもそもサラリーマンに副業は可能?
お金がないサラリーマンが、収入を増やすためにアルバイトをすること自体はもちろん悪いことではありません。
ですが、会社の就業規約に「アルバイト等禁止」と記されている場合には違反行為となってしまいますので、最悪の場合は本業を失ったり、減給などの処分を受けたりすることもあるでしょう。
日頃の何気ない会話や金遣い、税金などからバレてしまうことも多く禁止されているのにやるのはリスクが高いでしょう。
アルバイトに該当しない副業とは
では、アルバイトが禁じられている企業に勤務するサラリーマンは、給料以外はいかなるお金も稼ぐことはできないのでしょうか。
実際のところ、そうではなく、元々不動産を持っていて家賃収入がある人もいますし、競馬などを趣味にしていて、思わぬ大金を稼ぎ出してしまうこともあるでしょう。
会社員の本業以外の収入のうち、アルバイトには該当しないものとして次のものを挙げることができます。
株式やFXなどの投資、不動産投資
これらはいずれも「個人の資産運用」に該当しますので、アルバイトなどの副業にはなりません。
証券口座開設時に「特定口座」を選び、なおかつ「源泉徴収あり」に設定しておくなら、利益が出るとその中から住民税も所得税も天引きにされます。
会社にどれくらいの収入が出ているか知られたくない人にも、おすすめの方法です。
ネットオークションなどで商品を売る
不用品をオークションなどのネットビジネスで販売することは、仕事というよりも趣味の範囲に入りますので、アルバイトには該当しません。
ブログのアフィリエイト収入
個人的な日記をインターネットで公開することも、仕事ではなく趣味の範囲に入ります。その日記にスポンサーをつけることも、特にとがめられることはありません。
アフィリエイト収入やアドセンス収入も、アルバイトの範疇には入りません。
ポイントサイト
ポイントサイトで換金性のあるポイントを得ても、仕事と言うよりは趣味の範囲と言えます。
ポイントを1つも集めないで生活をしていく方が、今の日本においては困難ですよね。
気になる場合は総務課に確認を
趣味の延長としての活動がアルバイト等の副業に該当するのかどうかは、人によって判断基準が異なります。
自分がしている行為が会社の就業規定に反していないか、どうしても気になる場合は、総務課に直接尋ねてみることもできるでしょう。
副業はどう選べばいい?
前提としてその副業が今働いている会社で問題ないものである必要はありますが、副業といってもどれを始めるのがいいのでしょうか。
ここからはいくつかの副業の特徴について見ていきたいと思います。
株式やFXの投資
この副業は、リスクを予測できて、ある程度の資金を既に持っている人に向いています。
これらの投資は大きな収入を得るためにはそれなりに大きい元手となる資金が必要です。
そして、ある程度の知識を持って、きちんと情報を集めて運用しないと損をする可能性が高いという欠点があります。
その代わり、順調な業績の会社の株は配当金という持っている株の量に応じたお金がもらえますし、それぞれの会社に株主優待と呼ばれる特典があることが多いです。
また、FXの場合はレバレッジと呼ばれる投資のしかたができます。
レバレッジとは自分が直接投資した金額を担保にその何倍かのお金を投資することが出来るというものです。
例えば、20倍のレバレッジの場合は手元に5万円しかなくても、100万円の投資が出来るということです。
ただ、その分失敗した場合は元手を失うだけでなく、借金を作ってしまう可能性もあることに注意しましょう。
株式やFXは、経済・政治・天候などの様々な要因で変動し、場合によっては大きく動くこともあります。
他の副業に比べてリスクが高いことに気をつけましょう。
日雇いバイト
この副業は、兼業に問題のない会社でないと厳しいですが、安定して稼ぐことができます。
アルバイトは基本的に時給か日給で決まった金額をもらえるため、あとこれくらい足りないということが明確に決まっている場合は有用です。
しかし、ある程度まとまった時間がなければできないのと、大きな金額を稼ぐのが難しいのが欠点です。
リスクも少なく、計画的に少額を稼ぎたいときにはいいでしょう。
ただ、肉体労働などの場合は本業に影響が出ないように気をつける必要があるでしょう。
ポイントサイト
ポイントサイトは日常の中で習慣として取り込めればある程度稼げます。
スキマ時間で少しずつ出来るので、今までの生活スタイルをそれほど変える必要が無いのがメリットです。
ただ、一回で一万以上稼げるような案件は特殊で少ないため、あまり大きな額は稼げません。
口座開設やクレジットカード作成などの高額案件を一通りこなすことで一時的にある程度稼ぐことはできます。
始めてから現金を手に入れるまで数ヶ月以上期間があくことも多いので、すぐにお金が手に入るというわけではないことにも注意しましょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとはインターネットを利用して、自分の好きな時間や場所で働くというやり方です。
技術系、ライター、デザインなど様々な仕事があります。
自分の持っているスキルに合った仕事をすることで余っている時間を有効に活用できます。
スキマ時間で出来るアルバイトのようなものです。
サラリーマンは不労所得を得るべし!
サラリーマンは、副業でお金儲けをすることも可能ではありますが、最もおすすめなのは不労所得を得ることです。
なぜなら、サラリーマンにはあまり時間がないからです。
サラリーマンには本業がありますので、自分自身がそれほど動かなくてもお金を生み出せる仕組みを作ることができれば効率的ですね。
ちなみに、先ほど副業でご紹介したアフィリエイトについても、ほとんど何もしなくても報酬が得られるほどの人気ブログ・人気サイトに育て上げれば、不労所得になりえます。
また、不労所得といえば、不動産賃貸による賃料収入が考えられますよね。
立地の良いマンションなどを購入して賃貸経営することで、毎月賃料収入を得ることができます。
すでに土地を所有している人なら、土地を駐車場として貸し出すということもできるでしょう。
他にも、配当金や株主優待が見込める成長株に投資することで、定期的にインカムゲインを得ながら株価の値上がりを期待するという方法もあります。
一芸があればyoutubeへ動画投稿
アフィリエイトと並んで収入が爆発的に伸びる可能性を秘めているのは、youtubeへの動画投稿です。
有名youtuberたちが億に近い金額を稼いでいると聞くと、夢も膨らみますよね。
もちろん彼らは知名度が段違いにありますし、副業ではなく本業で動画投稿を行っているからこその収入であり、一介のサラリーマンが副業でそこまで稼げるようなことは決してありません。
ただ、もしあなたに何か人目を引いて動画映えするような一芸があって、動画とはいえ人前に自分という人間をさらすことを恐れない勇気があるのであれば、単なる副業以上の収入を得ることは十分可能です。
本業の合間を縫っての動画撮影・編集・投稿は、忙しくて時間がないサラリーマンのかたにとっては非常に大変なことだと思いますが、一発当てれば大きな収入になる可能性はあるので、自分の可能性を信じてチャレンジしてみるのはありではないでしょうか。
奇抜な内容の動画を投稿する場合には、身内バレや会社バレには十分気をつけなければなりませんが、万が一自分の動画がヒットしたりすると周囲に隠しきれなくなってくることは目に見えていますので、そのあたりのバランスをどうやってとっていくかも重要になってきますよ。
サラリーマンとしての基本を押さえる
今、お金に不自由をしているとしても、サラリーマンという本業を失ってしまうと、さらにお金に不自由することになってしまいます。
特に副業に力を注ぎすぎて、本業に支障が出るようになると問題になりやすくなります。
あくまでも本業はサラリーマンであるということを肝に銘じ、副業をするときも、解雇されないように注意して実施して下さいね。
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