投資資金の作り方。種銭を稼ぐための3つの方法
最近では仮想通貨やidecoなど、日本でも「投資」に関する話題が、ニュースでも盛んに取り扱われるようになってきました。
この記事を読まれている人の中にも、「すでに何らかの投資をしている」、または「投資に興味がある」という人も多いのではないでしょうか?
ただ、投資にはある程度の原資…つまり「種銭」が必要になるため、「その資金をどうやって用意すればいいのか」ということを心配されている人もいます。
そこで、今回は一般的な投資に必要な資金や、種銭を用意する方法について、いくつか紹介していきます。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回の記事は以下の人におすすめの内容です。
- 投資の資本の作り方が知りたい
- 投資の種銭を借金で用意して良いのか気になる
- 株式投資のために必要な知識が知りたい
目次
投資の種銭の作り方
投資用の資金は、余剰資金を活用して行うことが基本であるため、まずは余剰資金をどのようにして作るかが大切です。
そこで、投資資金を用意する方法について紹介します。
給料の一定額を貯金する
投資用資金を用意する方法として、貯金を行ない、浮いたお金を活用するという方法が王道とも言えます。
しかし、貯金を計画的に行うことは根気と計画性がいるため、なかなか投資用資金分まで集めることが難しいです。
このような人は、給料の一定金額を積立預金する方法がおすすめです。
給料が入った瞬間に自分の口座から貯金用の口座に、自動で振込まれるように設定しておけば、自分でお金を引き出さなければ必ず貯金ができます。
また、積立預金に設定しておくことで、解約をすると利率が下がるため、気軽に預金を卸せなくなり、貯金できる可能性が上がるのでおすすめです。
支出を見直し種銭を生み出す
種銭を生み出すためには、現在の支出を減らして必要なお金を生み出すことも大切です。
生活費や固定費が高額な場合には、株式投資などに必要な種銭に回すお金が準備できない可能性が高いため、不要な支出を行っていないかを確認してください。
削減しやすい支出として、外食や友人、知人との交際費などが当てはまります。
したがって、行かなくても良いと思っている外食などは極力避けるようにして、支出を減らすように心がけることが大切です。
副業で種銭稼ぎ①かけもちバイトで稼ぐ
本業だけの収入で投資資金や種銭を用意できないなら、一時的にでも副業をするしか方法はありません。
副業といっても、アルバイトやアフェリエイトなどのWEB収入など、いくつかの方法がありますが、やはり即効性があるのは「かけもちのバイト」ということになります。
ただし、サラリーマンなどの場合は、会社で副業が禁止されているケースがほとんどのため、本業に支障を来たさないような方法で働くことをおすすめします。
仮に会社で副業が禁止されているにもかかわらず、副業を行っているのがバレると懲戒処分を受ける可能性もあるので気を付けてください。
副業で種銭稼ぎ②在宅で働く
しかし、本業以外で収入を得る…といっても、中々時間が取れないのも事実です。
このようなときには、在宅で時間の制約も受けにくい「クラウドソーシング」を検討してみてください。
クラウドソーシングとは、記事を書いたりデザインをしたりする、フリーランスの人が利用する仕組みのことを主に指します。
クラウドソーシングを発注する企業としても安価でフレキシブルな対応が可能なクラウドソーシングは非常に効率が良く、大手WEBメディア企業もクラウドソーシングを積極的に利用しています。
なお、気になる収入ですが、例えば記事を書いたりするライター業務では、最初は1文字0.2円~1円程度で始める人が多いようです。
経験値を積むにしたがって単価は上がっていくのですが、それでも2,000文字程度の記事を単価1円で請け負い、それを月に20記事くらい書く事ができれば、4万円の投資資金を貯蓄することが可能です。
目標100万!種銭の増やし方
投資資金を投資で作る?と聞くとなんだか変な風に聞こえるかもしれませんが、投資資金を用意する一番の近道は「貯金」です。
毎月1万円でもいいので、こつこつ貯金しておくことで、2~3年後には最低限必要な資金が用意できます。
しかし、その貯金も普通に銀行に預けているようでは、スズメの涙ほどしか利息はつきません。
したがって、たとえ短期間の貯蓄であっても“投資商品で運用をする”、ということをおすすめします。
例えば、積立預金や定期預金であれば通常の預金金利よりも、高金利で預け入れができるため、利息としての還元される金額が大きいです。
SBJ銀行の積立預金を例にすると、普通預金の金利は0.02%とかなり少額ですが、最長である5年間の定期積立預金であれば、0.25%と12倍の金利を受けられます。
ただし、投資はどんな低リスクの商品でも、元本保証ではない…ということは最低限覚えておきたいところです。
投資資金を借金で用意するのは危険大
投資資金や種銭を用意するのは、基本的には貯金や副業で現金を作ることが良いと紹介してきました。
一方で、現金を作る方法として借金を行うと言う方法もありますが、投資資金を借金して用意する方法はどうなのでしょうか?
投資用のお金が借りれるところ
投資の為のお金を借金する…、聞いただけでもリスクが高そうな気がしますが、実際にはFXや株の投資の為に借金をする人はいくらでもいます。
特にFXや株投資などの場合は、自分が希望する銘柄や通貨が値下がりしたタイミングで、大きく勝負にでることが多々あります。
そんな時に現金がないとチャンスを逃してしまうため、以下のような方法でお金を用意するケースがあります。
- 消費者金融カードローンを利用する
- 証券会社の証券担保ローンを利用する
- 銀行の目的ローンを利用する
この他にもいくつかの方法はありますが、投資のタイミングを外さないためには、審査スピードと融資までのスピードが要求されます。
したがって、上記の方法の中では「消費者金融カードローン」が最も早い現金調達方法となります。
借金して投資する場合の危険性
借金をしてでも投資資金を用意する人は珍しくありませんが、借金して投資をするのには、当然ながらリスクが伴います。
中でも注意したいリスクは、「借金で投資資金を用意すると冷静な判断ができなくなる」という点です。
例えば、株式投資の場合は短期的な利益確保を目的とするデイトレードのような方法や、5年10年と中長期で投資を行う方法など、いくつかの方法があります。
しかし、いずれの場合も投資資金を借金で用意している場合、自分が借りているお金の利息を考えないといけないため、冷静に投資のタイミングをはかることができなくなります。
例えば売るタイミングではないのに、利息が気になって早期に株を売ってしまい、その結果利益が確保できなくなるようなケースがあります。
投資利率と借り入れ利率を冷静に考える
先ほどもお伝えしましたが、借金をして投資をする場合、「借りたお金の利息」と「投資利率」を常に考えることが重要です。
消費者金融カードローンなどを利用した場合、上限金利18%で融資されるケースがほとんどで、例えば50万円を投資資金で借りた場合には、1ヶ月約7,500円の利息を支払う必要があります。
ということは、キャッシングで得た50万円のお金を投資にまわすとなれば、最低でも1ヶ月に1万円以上の利益が出る商品に投資をしないと意味がないということになるのです。
したがって、借金で投資をする場合は、比較的リスクの少ないIPO株に限って運用するなどの工夫も必要と言えます。
投資は余剰資金で行うのが基本
これまで紹介してきたように、借金を投資資金にしてしまうと、利息分を余計に稼がなければいけません。
また借金による投資は、収支がマイナスになったときのリスクが大きい点があげられるため、投資初心者におすすめはできません。
したがって、これから投資を行うことを計画している人は、「投資資金は家計の中で生まれた余剰資金で行う」ことを基本として、借金など自分以外の資金を使って行うことはやめておきましょう。
家計管理の上で生まれた余剰資金であれば、たとえ収支がマイナスとなってしまっても、生活に影響をあたえること少ないため、配慮をしながら投資を行うことが大切です。
投資の種銭はいくら必要?
投資資金を用意する方法について紹介してきましたが、具体的に投資に必要な資金がいくら必要かも気になりますよね。
そこで、投資資金として必要な金額について、いくつかの投資方法に分けて紹介します。
株式投資
投資と言えば真っ先に思い浮かぶのが、この「株式投資」なのですが、株式投資にも様々なやり方がありますので、一概に「いくら必要…」ということは言えません。
しかし、株投資の方法により必要な資金も異なってきますので、投資方法によっては1万円程度から始めることも可能です。
例えば、以下のような投資方法があります。
- 自分で銘柄を選定し、相場を見ながら株式を購入する方法
- 証券会社などの投資のプロに信託し、毎月少額から投資する方法 ※投資信託
- 自分で決めた銘柄の株式に対し、毎月少額(※1万円単位など)で少しずつ株式を購入する方法 ※るいとう
- IPO株(新規上場株)を購入する方法
ざっと挙げただけでも以上のような投資方法があるのですが、“投資信託”や、“るいとう”などは毎月1万円程度あれば投資は可能です。
また、一般的な株式購入やIPO株を狙うなら、最低50万円~100万円程度は用意したいところです。
デイトレードなど、株取引のみでしっかりとお金を稼ぎたい場合には、1000万円以上の投資資金がなければ安定して収入をえるのは難しいです。
FX
次にFXです。
外貨の売り・買い等で利益を得るこの投資方法ですが、FXの場合は取引の仕方で必要な資金が変わってきます。
FXの場合、レバレッジといって少ない資金で大きな取引を行うことができ、最大で25倍までの取引が行えます。
FXを取り扱っている殆どの会社では、「最低10,000通貨以上」というのが最小取引単位となるのです。
例えば1ドル100円だったとして10,000ドルを取り扱う場合、最低4万円の資金があれば25倍のレバレッジを効かせて取引ができるということになります。
最低資金が5,000円から始められる証券用の口座も多いため、少額から開始できます。
しかし、レバレッジをかける場合には、証拠金が少ないほど収支がマイナスのときの影響が大きいですし、スワップ金利の影響もあるため気を付けてください。
不動産投資
不動産投資にも、「土地」や「マンションの1室買い」、「マンションの1棟買い」などいくつかの方法があります。
その中でも、一般の人が投資しやすいのが、都心のワンルームマンションを購入し、賃貸としての運用益を得るという方法です。
最近では東京オリンピックを前にして、都心のワンルーム分譲賃貸を資産運用のために購入する人が増えています。
このような場合、購入用の資金を現金で用意できる人は中々いませんので、ほとんどはローンを利用することになるのです。
しかし、この場合の必要な資金としては「諸経費+頭金」の300万円程度ということになります。(2,000万円までのワンルームマンションを購入すると仮定)
◆電子版日本経済新聞公式サイト:「投資用マンション11年ぶり高値 4―6月、海外勢が買い」
仮想通貨
コインチェックの不正流出で話題になったこの「仮想通貨」ですが、大きな値動きがありリスクがある一方で、「億り人」と言われるように、億単位での利益が出せる投資方法でもあります。
仮想通通貨の投資は、購入する通貨量により変わってきます。
例えば、少ない取引で様子をみようとすれば、1万円程度から購入できますし、勝負をかけたい!となれば、100万円程度の投資金額が必要です。
FXや株式と同じように少額から始められますが、利益を得たい場合には高額な金額を用意しなければなりません。
今、なぜ投資をしないといけないのか
年を追うごとに投資に対しての関心が高まっており、主婦やサラリーマンなど一昔前ではあまり投資を行っていない層の人も、現在では当たり前のように行うようになってきました。
ここでは。ある程度のリスクがある中で、「何故投資に関心が集まるのか?」「なぜ今投資する必要があるのか…?」と言う点から見ていきます。
銀行預金は実質元金が減っている?
今や銀行の定期預金にお金を預けたとしても、金利は0.1%あるかないか…という時代です。
たしかに、銀行の円預金は元本保証ではありますが、実際には銀行から引き出すときにATM手数料がかかります。
また、銀行に行くためのガソリン代や駐車場代などを考えると、「銀行預金は元本が減っていく投資方法…」と言えるかも知れません。
こうなると、もはや銀行預金には何の魅力もなくなり、少々のリスクがあっても投資にチャレンジしてみたい、という人が増えるのも理解できます。
海外では投資は当たり前
日本では、最近投資に関する意識が高まったとはいえ、やはり余剰資金の半分以上は銀行などの元本保証型の預貯金にまわっているのが現状です。
しかし、海外では日本の逆で、お金は運用して増やすものという意識が高い為、余剰資金を投資にまわすケースがほとんどです。
なお、学校では投資に関する授業もカリキュラムに加えられているほどです。
海外の常識が日本にも取り込まれてきている中で、投資に関する常識もグローバルに取り込まれているのは、当たり前なのかもしれません。
投資をするリスク・しないリスク
よく「投資にはリスクがつきもの」と言いますが、逆に投資をしない場合でもリスクが発生します。
そこで、「投資をしたとき」「投資をしなかったとき」各々のリスクについても簡単に紹介します。
投資するリスク
まず投資をした場合のリスクですが、最も大きなリスクは「投資先によっては元本を失う」という点が挙げられます。
投資先の経営が悪くなったりして、業績が悪くなってしまうと自分の所有している元本が当初よりも少なくなってしまい、投資初期よりも収益がマイナスになってしまいます。
後にいくつかの投資方法をご紹介しますが、最近の例では仮想通貨が暴落し、数千万円の利益が一夜にしてなくなった…という例も良く聞く話です。
また、借金を行ってでも投資を行ってしまった場合には、収益マイナスで生活が破綻する危険性まであります。
投資しない場合のリスク
投資するリスクに対して、投資しない場合もリスクが発生します。
その代表的な例は「投資をしないことによる老後の資金枯渇」です。
最近では老後の生活資金を蓄えるために、個人型確定拠出年金(ideco)などに加入する人が増えてきています。
先ほどもお伝えした通り、元本保証の預貯金だけをしていても、今の日本では大きなリターンを望むことは難しいです。
その結果、定年後に必要と言われる3,000万円~4,000万円程度の資金を用意することはできない時代です。
投資するリスクをとるか、将来の生活苦というリスクをとるかは個人の判断となります。
しかし、いずれにせよ日本で生活する以上は、リスクは付き物…ということは理解しておく必要があります。
現実的な5つの投資法とは
いくつかの投資法を紹介してきましたが、なかでも、比較的安全で人気の投資法にはどんなものがあるのか、いくつかご紹介していきます。
①株式投資
最もポピュラーな投資方法と言えば、株式投資です。
株式投資にも色々あって、指定の売買単位で株を購入する方法もあれば、指定された売買単位の1/10で購入できる株式ミニ投資という方法もあります。
したがって、「株はある程度の資金が必要」という概念は、今は薄れてきており、毎月1万円前後のお金があれば、誰でも投資ができる時代になっています。
また、少額の株式投資であれば非課税としてもらえる「NISA」も活用できるため、初心者でも比較的始めやすい投資です。
②投資信託
「どこに投資すればいいかわからない」と言う場合には、証券会社などに投資先を任せることができる「投資信託」という方法もあります。
この方法は、その字のごとく「投資を」「信託する」というやり方になります。
毎月の投資金額を決め、投資のコースなどを決めたら、あとは株式・国債・外貨などの方法で証券会社に運用をしてもらいます。
ある程度のリスクは発生しますが、それでも平均すると2~3%程度のリターンを得ることも可能です。
初心者が投資を行うよりも成功する確率は高いですが、利益が出たときのバックも少ないため、投資に慣れていない人向けの投資法とも言えます。
③個人年金・確定拠出年金
個人で運用できる個人年金や確定拠出年金なども、比較的安心できる投資方法と言えます。
特に、公的年金のプラス資金として最近注目を浴びているのが「確定拠出年金」です。
この確定拠出年金には企業型と個人型がありますが、個人型確定拠出年金はその名の通り、個人が自己負担で将来の年金を形成するための投資となります。
確定拠出年金は証券会社や銀行などが窓口になっており、途中で金額の変更ができるというフレキシブルな商品です。
しかし一方で、確定拠出年金は60歳になるまでは解約ができない、ということも覚えておく必要があります。
なお、この方法の場合も、元本保証ではありませんので、最悪の場合は将来受け取るお金が掛け金を下回る…ということもあり得ます。
④不動産投資
ある程度の資金力があるなら、都心のワンルームマンションなどを購入し、それを賃貸に出して利益を得る方法もあります。
この場合、ローンを組めるような物件であれば、初期投資額もそれほど用意することなく、気軽に不動産投資を始めることも可能です。
ただ、不動産投資にも「空き部屋になって賃料が入ってこない」というリスクや、「天災などで不動産がなくなってしまう」というリスクがあることを覚えておく必要があります。
事前に不動産投資のノウハウなどを知っておく必要はある点は、他の投資と同じであるので事前準備を行ってください。
⑤ソーシャルレンディング
最近注目を集めている投資法の中に、ソーシャルレンディングというものがあります。
これは、融資を希望する企業と、融資をする個人を事業者がつなげ、お金を借りた企業から支払われる利息の一部を、出資者である個人に還元する仕組みのことを指します。
一見すると、怪しい投資法のような気もしますが、一部ではSBIグループなどをはじめ、有名な企業が出資する事業者も多く出始めています。
ソーシャルレンディングは比較的低いリスクで、5%前後のリターンが期待できるというメリットがあります。
その一方で、「早期返済されると期待以下のリターンになる」というデメリットもあります。
投資をする場合に注意したい3つの事
ここまで、いくつかの投資方法とリスクについてお伝えしましたが、おさらいの意味も含めて、もう一度投資で注意したい3つのことをまとめてみました。
元本割れのリスク
まず一つ目が、先ほどから何度も申し上げている「元本割れ」のリスクです。
ただ、現在の日本ではよほどのハイリスクハイリターンの商品に投資しない限り、元本割れのリスクはそれほど心配しなくても良いケースがほとんどです。
先ほどの確定拠出年金等の場合でも、数年単位では損が出ているケースもありますが、20年~30年単位で運用をしていきますので、長期的に見れば銀行の預貯金よりははるかに高いリターンが得られる場合がほとんどです。
手数料
以外に見落としがちなのが、証券会社や銀行に払う手数料です。
これは投資信託などの場合も発生し、そのほとんどは広告の中でも小さい文字で書かれています。
したがって、広告で謳われている利率などはそのまま鵜呑みにせず、そこから手数料・税金を引くと、実質の金利はどうなるのか?という点を見極める必要があります。
信頼できない情報
世の中には、一見すると非常にリターンが大きな投資商品でも、それ自体が違法な商品であったり、完全な詐欺であったりする場合も少なくありません。
そのような投資商品を見分けることは難しいかもしれませんが、一つの判断基準は「安心できる事業者が扱う商品かどうか?」ということになります。
たしかに、大手の証券会社や銀行などは、それほどおいしい投資商品は扱っていないかもしれません。
しかし、それだけリスクの少ない商品で、安心できる投資商品しか扱っていない証拠でもありますので、もし投資を始めるなら上場企業や有名企業が販売する商品を選ぶことをおすすめします。
実践したい投資の勉強法
ここまで、投資に必要な資金や、そのお金を用意する方法についていくつかご紹介しました。
しかし、投資で勝つためには、そのような資金以外にも「自分を高める」ということが非常に重要になってきます。
「自分を高める」と一言で言っても、株の知識を高めるなどいくつかの方法があるのですが、最も重要なのは「視野を広げる」ということです。
株の投資や不動産の投資でも、自分の限られた知識や見解だけでは、どうしても偏った見方をしたり、世間の動向に惑わされたりする可能性がとても高くなります。
そして、その結果投資に失敗してしまう例も少なくありません。
このため、新聞や本をできるだけたくさん読んだり、いろんな人と出会いその人の考え方を聞いて刺激を受けるようにして下さい。
そうすることで冷静な判断ができたり、市場の動向にあった投資スタイルが取れるようになったりします。
他にも投資を行う上で役立つ勉強法についても、いくつかあるので紹介します。
日経新聞は基本
投資の勉強法…といっても、実は投資の学校に行くようなケースはほとんどありません。
しかし、投資をしている人にはある共通点があります。
それは「新聞をよく読む」と言うことです。
特に、日本や世界の経済情勢を把握するには、日経新聞は欠かせません。
相場の情勢などを把握するのは勿論ですが、様々な新商品の記事を見ることで、今後活性化する市場や商品の動向を探れるかもしれません。
株式投資とは、そもそも今後伸びる会社に対して投資をすることなので、新商品の発表や注目の産業の知識がそのまま投資の知識に直結します。
IRフェア、講演会
株やFXの勉強をするために証券会社などが開催している、IRフェア・講演会・勉強会などを利用するという方法もあります。
これらの多くは、証券会社などが扱う投資商品のPRを目的にして開催されるケースが多いです。
それらを抜きにしても、一般的な投資の知識を得ることができますし、一緒に参加した投資家たちと情報交換ができる点はメリットと言えます。
資格を取得する
投資に必要な知識を蓄えて、資格を取るのも有効な手段です。
例えば、ファイナンシャルプランナーの資格を取得して、資金運用やリスクに関する知識を深めて投資に活かしたり、ビジネス会計や簿記などの資格取得もオススメです 資格を取って、企業の財務分析などを行ったりできれば、投資に役立つだけでなく、スキルアップにつながります。
投資を行う際に重要な心構えは?
主な投資対象を理解していただいたところで、投資を行うときに重要な心構えについて考えていきましょう。
投資対象は分散させる
まず何よりも重要なのは、投資対象を分散させることです。
1つの投資対象に投資金を集中させてしまうと、株式の場合値下がりなど自分にとって好ましくない方向に変化が起きてしまったときに、取り返しがつかないことになってしまいます。
元手をいくつかの投資対象に分散させて、1つの投資対象で損失を生んでしまっても他のものでカバーできる状態をキープしておきましょう。
投資対象の分散は、投資のもっとも基本的で重要な心構えと言えます。
ただし、投資対象を分散する場合に、値上がり・値下がりなどが同じ方向に進むと推測されるもの同士を選んでも意味がありません。
株式であれば、なるべく別分野の株式同士を選ぶことを心がけてください。
投資のスタイルを決める
そして、投資のスタイルを決めておくことも重要です。
短期での売買を繰り返してコンスタントに利益(もしくは損失)を確定させていくのと、中長期スパンでの売買を行っていくのでは、スタイルは大きく違います。
どちらも、同じ「投資」という言葉を用いてはいるものの、まったく別物の投資法であるという認識を持っておいたほうが良いでしょう。
短期投資を行う場合には、価格の変動を定期的にチェックしてそれに応じた対応を瞬時に取らなければならないため、仕事を行うのと同じぐらいの労力を必要とします。
うまく行うことができれば仕事で得ている以上の収入を得ることも可能ですが、不労所得を得たいという目的で投資を行うのであれば、話は別です。 この場合は、中長期スパンで行うことを優先したほうが良いでしょう。
投資している商品を理解する
年々いろいろな投資商品が出てきているため、それらすべてを理解することは難しいです。
しかし、少なくとも自分が投資を行っている対象に関しては、ある程度理解しておくことは必須です。
たとえば自動車会社の株式を保有している場合に、「自動車輸出量減の見通し」というニュースを見たとすれば、株式を手放そうかどうかということを考えたり、実際に手放したりできますよね。
これは、株式という投資商品に対する理解があるからこそできる考え方やとれる行動です。
もし、株式のことを理解していなければそのニュースを見たとしても何もピンとこないはずなのです。
複数の株式や為替を組み合わせて作られている投資商品に関しては、理解するのが非常に難しいので無理することはありません。
しかし、一般的な株式や不動産に関してはある程度の知識を持ったうえで投資を行うのが好ましいと言えます。
ホントに投資で金儲けできるの?
積立による投資信託などの方法もありますが、投資での金儲けは、基本的に豊富な資金と知識が必要となります。
少ない資金で投資をしようとしても、そもそも投資できる選択肢がかなり少なくなるため、資金量が少なければ必然的に儲けも少なくなります。
それでは、しっかりとした知識がないまま投資をしたらどうなるでしょうか。
知識がなければ適切な判断ができず、それは投資ではなくギャンブルになってしまいます。
これでは、たまたま儲かることもあるかもしれませんが、投資の知識を持っている人と比べて損をする可能性の方が高くなるのは明らかです。
投資が金儲けできる方法であるのは間違いありませんが、正しい知識とある程度の資金力がなければ儲けをだすのは難しいと言えます。
元手が不要でリスクの少ない金儲け
金儲けはしたいけれど投資資金も知識もないといった場合に、元手も不要でリスクの少ない金儲けの方法はないものなのでしょうか?
そんな声にお応えして、元手も不要でリスクの少ない金儲けの方法として、次の2つの方法を紹介します。
アフィリエイト
特に元手がなくても始められる金儲けの方法としてポピュラーなのが、アフィリエイトです。
アフィリエイトというのは、自分のブログやホームページにアフィリエイト広告を貼り、だれかが広告を経由して商品を購入したりサービスを利用したりすると報酬がもらえるという、収入を得る方法です。
パソコンがあれば、始めることができます。
ただ、ブログやホームページを訪れてくれる人がいなければ報酬も発生しませんので、魅力あるブログやホームページを作成し、アクセス数をアップさせるための時間はたっぷりと必要になります。
そして、あきらめずに工夫しながら継続する根気も必要です。
ネットフリマ
もうひとつ、ネットフリマでの不用品の売買もまた、元手がなくてもできる金儲けの手段のひとつです。
家にある不用品も、メルカリなどのフリマアプリを使えば簡単に売ることができます。
不用品を売ることに慣れてきたら、今度は自分で仕入れて転売することに挑戦してみてもよいでしょう。
仕入れるといっても、それほど大げさに考える必要はなく、近所の在庫処分セールで見つけたお買い得品などを出品してみるといったことでもよいのです。
無理のない転売なら少ない資金で行うことができます。
Q&A:投資資金の作り方に関する5つの質問
投資資金の作り方など、投資に関する情報を紹介してきましたが、他にも気になる情報や知りたい情報がいくつかあるでしょう。
そこで、紹介しきれていない情報をQ&A方式でまとめたので、是非一度チェックしてみてください。
まとめ
海外では、お金は得るものではなく「お金に働いてもらうもの」という考え方が根強い傾向にあります。
しかし、今の日本では最近でこそ投資に関するニュースも話題になっていますが、それでも「投資はせず貯蓄がメイン」という人がとても多いのが現状です。
投資といっても、今や1万円程度から始められる時代です。
まずはリスクの少ない、投資信託などの商品からチャレンジしてみるのもひとつの方法かも知れませんね。
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