クラウドワークスで副業!20万円以下でも確定申告するの?
2018年は副業元年と言うことで、クラウドソーシングでの副業を始めた人も多いのではないでしょうか。
クラウドソーシングの中でも大規模なクラウドワークスを利用して、副業所得を得ている人は確定申告をするべきか迷う人もいるでしょう。
20万円以下でも確定申告が必要なケースもあるので、詳しく紹介します。
目次
クラウドワークスで副業するときに気を付けること
副業を始めるにあたり、会社が副業を認めているのかを確認することが大事です。
副業をしたために、会社をクビになることは避けたいものでしょう。
また、クラウドワークスで副業をするときに、気を付けたいポイントを確認していきましょう。
会社の規定をしっかり確認しよう
副業解禁と言われても、まだまだ副業を認めていない会社は多くあります。
そもそも副業とはどう言うものかをきちんと把握して、会社の規定に沿っているものを選ぶことも大切です。
副業をするときには規定内であっても以下の点に気を付けましょう。
- 本業に支障がでない範囲にする
- 情報漏えいに気を付ける
- 会社の信用を落とさない
上記の点に気を付けることで、副業をすることで会社にとって、副業をすることがプラスとなることもあります。
副業の定義とは
副業には定義がありませんが、会社によっては退職せず起業して役員になったり他の会社に勤めたりすることを言う場合があります。
また、本業の勤務時間以外での労働を指すこともあるようです。
クラウドワークスでは246種類のカテゴリがあり、様々案件があります。
自分の勤務する会社の規定内でできるものもあるでしょう。
事前に案件をしっかりと確認してから、応募することをおすすめします。
源泉徴収をしてもらうかはクライアント次第
クラウドワークスは源泉徴収の手続きを行わないので、クラウドワークス上での仕事はクライアントと契約時に源泉徴収をしてもらうかどうかを相談することがあります。
クライアントによって異なるため、確定申告をするときに迷う人もいるようです。
源泉徴収をしてもらったときは支払調書や、源泉徴収票をクライアントに発行してもらいましょう。
心配なら念のため、報酬一覧を印刷しておくといいでしょう。
副業所得が20万円以下の場合は確定申告不要
確定申告とはどのようなときに申告するのか、しっかり確認しておきましょう。
確定申告をすることで、どういった影響があるのか紹介します。
確定申告についておさらいしよう
個人の確定申告は1月1日から12月31日までの所得を計算し、税金を納める手続きです。また、個人事業主は事業所得を計算し確定申告を行います。
クラウドワークスでの副業所得が20万円以下であれば、基本的には確定申告は必要ありませんが、クラウドワークスでの副業所得が20万円以上あった場合は確定申告します。
所得20万円以下とは
クラウドワークスでの副業所得が20万円以上では確定申告をする必要があると言いましたが、ここで所得について説明します。
副業で得た所得とは、支払われた収入から副業で必要となった経費を差し引いたものです。
つまり、「収入-経費=所得」と言うことで20万円の収入があり、経費が10万円であった場合は確定申告の必要はありません。
所得税は国税で住民税は地方税
確定申告をすることで所得税は所得額に応じて決められ、住民税は本業と副業の所得の合計10%とされています。
副業所得が20万円以上であれば確定申告をすることにより、所得税と住民税が計算されます。
しかし、副業所得が20万円以下で確定申告をしない人でも市町村に所得申告をしなければなりませんので気を付けましょう。
所得税は国に納める税金で、住民税は市町村に納税するものだからです。
源泉徴収された副業所得があれば、市町村に所得申告をしてくださいと言われてしまうこともあるようです。
副業年収20万円以下でも確定申告が必要な場合もある
副業収入が20万円を超える場合には、確定申告をする必要がありますが、20万円以下でも確定申告をしなければならないこともあります。
2箇所以上から給与所得をもらっている人は確定申告をしなければならない
給与として2箇所から収入を得ている場合は、確定申告をすることになっています。
しかし、クラウドワークスの案件は給与所得とならないので、クラウドワークスのみの副業で10万円以下であれば、確定申告はしなくても問題ありません。
クラウドワークスの仕事をしつつ、給与所得が2箇所以上あるときは確定申告をしましょう。
無申告では罪に問われることもある
もし、確定申告をしないといけないのに、会社に副業していることがバレてしまうのが怖くて申告しないでいると「逋脱(ほだつ)」という罪に問われます。
逋脱となれば5年以下の懲役や、500万円以下の罰金が科せられることもあります。
また、個人事業主であれば申告が遅れると、「無申告加算税」「延滞税」が加算されるので、早めに提出しましょう。
給与が2,000万円以上の人は確定申告をする必要がある
会社員として2,000万円の年収があると年末調整を受けられないので、確定申告をする必要があります。
クラウドワークスで副業所得が、20万円以下でも確定申告をしましょう。
20万円以下で確定申告をすることで受けられるメリットはあるの?
副業所得が20万円以下では確定申告の必要はありませんが、確定申告をすることによって何かメリットがあるのか気になります。
講演料や原稿料などの報酬をもらっている人は確定申告をするといいこともある
報酬は雑所得となるので、経費を差し引くことができます。しかし、報酬をもらうときに所得税が源泉徴収されることがあり、この源泉徴収された分は経費の分が引かれていません。
そのため、確定申告をして経費分を納めた税金を精算することかできます。
また、医療費控除や住宅ローン控除を検討している人は確定申告をすると、還付金が戻る可能性もあります。
医療費控除や住宅ローン控除を受けるときは、本業と副業の収入を合わせたものとなるので、副業収入が少なくても申告することが多いです。
年間収入が103万円以下の人も注意
所得税の非課税は103万円ですが、住民税の非課税は98万円となるので、住民税の申告をしなければなりません。
103万円の扶養内で年間の、収入を抑えている人は注意しましょう。
会社にクラウドワークスでの副業がバレることはある?
勤務先の会社が副業禁止であるものの、どうしても副業をして収入を増やす必要がある人もいるでしょう。
どのようなタイミングで、会社にクラウドワークスでの副業がバレるのか紹介します。
確定申告をしないとバレない
確定申告をしなければ、所得税や住民税から副業をしていることが会社にバレません。
副業をして収入がアップすれば所得税や住民税の額が大きくなるので、会社にバレてしまいますが、一方で副業収入が赤字で納める税金が減ることも考えられます。
所得を20万円以下に抑えるとバレない
所得を20万円以下にすれば確定申告をしなくて済むので、会社にバレる可能性は低くなります。
しかし、税務署に申告しなくても市町村役場に所得の申告をする必要があり、住民税の金額が違うとバレてしまうのです。
住民税の徴収方法を普通徴収にすると会社を通さないのでバレない
住民税の徴収方法には、「特別徴収」「普通徴収」があります。
社員やパート、アルバイトなど会社に勤務している人は、給与から住民税が自動的に引かれる特別徴収で12回に分けて納めます。
特別徴収は会社を通すため、副業分の所得を確定申告時に「自分で納付」という欄にチェックしておくと徴収方法を変更が可能です。
一方の普通徴収は市町村から納付書が送付され、1年間の住民税を4期に分けて納税します。
一括で支払うことも可能で、各市町村により異なるので一概には言えませんが、4期それぞれに納税するよりも少し割引がされることもあります。
ふるさと納税をしていると、減税されることもある
ふるさと納税は地域からの返礼品の他に、寄付金額から自己負担額の2,000円を差し引いたものが控除されます。
寄付した人の収入や家族構成などにより、還付金や控除額は変わりますが、確定申告をすることによって受けられるのです。
そのため、住民税が控除され減税となります。
副業ではありませんが、もし会社で住民税が減税されたときには言い訳にできるかも知れません。
まとめ
クラウドワークスで副業所得が20万円以下の場合、確定申告の必要はありませんが市町村に所得申告をしなければなりません。
また、20万円以下でも確定申告をするケースとして、2箇所から給与所得を得ている人です。
さらに、確定申告をして所得税や住民税が変わるため、必要経費が多く赤字申告の場合は減税となります。
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