妊娠中なのにお金がない!ストレスや不安を解消する方法
こんにちは、馬太郎です。
家計の金庫番として家庭をしっかり守ってくれる主婦の方も、お金に関する悩みでストレスを抱えることが多いと聞きました。
妊娠すると仕事を辞めなければならないこともあり、出産や育児に掛かるお金を考えると不安になってしまうのでしょう。
しかし、ストレスや不安は妊娠に悪い影響しか与えません。
ストレスや不安の解消法を身に着けて、穏やかに出産・育児に臨めるようにしましょう。
お金がなくてイライラする前にもらえるものをチェック!
お金がないとただでさえイライラしますが、妊娠中で体が思うように動かず、少しのことで不安になる時期ですとますますイライラしてしまいます。
しかし、ただやみくもにイライラしていても何も始まりません。
妊娠や出産にまつわる補助金や助成金など、支援が受けられるものがありますので、まずはどのようなものがあるのかチェックしてみましょう。
どの位の補助金や助成金があるのかが分かれば、必然的にいくら足りないのかも分かるので、対策を考えることができます。
「分からない=不安=イライラ」となりますので、不安を解消するべく、まずは公的な支援制度から確認していきましょう。
妊娠・出産にまつわる7つの公的支援制度
子供ができても、お金は何とかなると思う人はいませんか。
しかし、現実問題として、何とかなったとしても、当面必要なお金は用意しておきたいものですよ。
ここからは、「出産の為の費用を、いかに工面するか」という点について、その公的支援の情報を詳しくお届けしていきたいと思います。
出産費用については、おおよそ40万円~100万円程度のお金が必要になります。
では、その費用は全て自分で用意しないといけないのでしょうか?
答えは「いいえ」です。日本には妊婦にも優しい公的支援制度が大変充実しています。
①出産育児一時金
こちらは最も代表的な公的支援です。
健康保険に加入している場合は、子供ひとりにつき42万円が支給されます。
また出産育児一時金直接支払制度を利用すれば、直接病院に支払いをしてくれるようにすることも可能です。
この場合は、一旦自分で立て替えることも不要となります。
もちろん、出産費用が42万円よりも少なかった場合には、その差額が自分に戻ってきます。
②健診費用の補助
自治体からは、妊娠中の健康診査に掛かる費用を補助してもらえます。
産婦人科で「妊娠した」と診断されると、役所に妊娠届を提出します。
母子健康手帳と妊婦健康診断補助券が配布されるので、妊婦健診時には忘れずに持参しましょう。
なお、補助券は自治体によって異なる為、里帰り出産をする場合は使用できないことがありますので、他の返金方法についてしっかり確認しておく必要があります。
③出産費貸付制度
健康保険に加入している場合、出産費用を一時的に貸し付けてくれる制度です。
妊娠4か月以上であれば申請が可能となります。
④出産手当金
産休後、仕事に復帰する人を対象に、支払われる手当です。
産休中に給与の支給を受けていないということを条件に、出産日前の42日間と、出産後56日間、標準報酬月額の3分の2の金額が支給されます。
⑤医療費控除
妊婦健診や分べん費で掛かった10万円以上の費用については、確定申告をすることで、医療費控除の対象になります。
分べん費以外でも、定期検診や検査などの費用・通院や入院の為に利用したタクシー費用・分べん介助料・手術料・投薬料・麻酔料などが対象になります。
⑥傷病手当金
主に会社勤めの人が加入する、健康保険により支給される手当てのことです。
切迫早産などによって入院を余儀なくされ、会社を連続して4日以上休んで、その間給与を受け取れない場合に支給されます。
ただし、産休中で出産手当金が支給されている場合は、そちらが優先されます。
⑦自治体からの助成金
日本各地の自治体では、昨今の少子化や過疎化を防止しようと、様々な支援を提供してくれています。
例えば、北海道池田町では、第1・2子の出産で50,000円・第3子の出産で100,000円・第4子以降の出産で300,000円が支給されます。
山梨県北杜市でも、第2子出産で50,000円・第3子出産で300,000円・第4子以降の出産では何と500,000円が支給されます。
妊娠中のお金の不安を解消する5つの方法
収入が減るのに出費が増える妊娠期。
有り余るほどの貯金がある人以外は、経済的な不安を抱えてしまうのではないでしょうか。
しかし、不安に思うだけでは、問題は解決できません。
お金がない不安を積極的に解消する方法を5つ紹介いたします。
①勤務先の育休制度を把握する
勤務先によっては独自の育休制度があり、特別な事情がなくても2年間休業できる企業もあります。
その他にも、子供が一定の年齢になるまでは時短勤務やフレックス勤務が認められている企業もありますので、出産休暇を取得する前に必ず勤務先の育児休業制度についても調べておいてください。
勤務先の育児休業制度を把握しておくなら、出産前後の給与や仕事に関する不安は大きく軽減されるでしょう。
育児休業の手続きもしておこう!
育児休暇中も産前産後休暇中と同様、給料は支払われませんが、雇用保険から育児休業給付金が1年間(待機児童になった等の特別な事情があるときは1年半ないし2年間)支給されます。
きちんと育児休業給付金を受け取れるように、勤務先で手続きをしておきましょう。
なお、育児休業給付金は、最初の180日間は給与の約67%が支給されますが、181日目以降は給与の約50%のみが支給されます。
②母子手帳の検診補助情報をチェックする
母子手帳に「妊婦健診補助券」などが付録として付いていることがあります。
自治体によっては数回~10回分もの無料券が付いていることもありますので、妊婦健診の費用的負担を削減させることができます。
また、母子手帳には、自治体で実施している母子の制度について情報も記されていることがあります。
母子手帳を受け取ったら必ず熟読して、お得なサービスを逃さず活用するようにしましょう。
③妊娠中から保育園を探す&申し込む
育児休業を取得できるのは最大1~2年ですが、絶対に休業しなくてはならないのは8週間(56日。ただし、医師が働いても大丈夫だと判断したときは、6週間で復職できる)ですので、産後休暇が終わったらすぐに復職することが可能です。
しかし、赤ちゃんを預ける場所がないと復職することはできません。
妊娠中から赤ちゃんを預けられる保育園を探し、申し込み(胎児の段階でも申し込める保育園があります!)手続きを完了させておきましょう。
次の記事で保活について詳しく解説していますので参考にしてください。
④出産費貸付制度を利用する
病院やクリニックによっては、出産前に「一時金」を納めなくてはならない施設もあります。
預貯金があれば良いのですが、預貯金が全くない人にとっては、この「一時金」の存在は頭を悩ませるものです。
そのようなときは、出産時に健康保険から受け取る「出産育児一時金」の前借り制度「出産費貸付制度」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
最大33万円が借りられるだけでなく、利息が付きませんので、気軽に申し込むことができます。
⑤在宅で稼ぐ
お金を稼いでいないと不安な人は、家にいる時間を活用して在宅でお金を稼いではいかがでしょうか。
次の記事では様々な在宅ワークを紹介していますので参考にしてください。
商材詐欺に注意!
インターネット上には、経済的不安につけいるような詐欺行為がたくさん見受けられます。
その中でも、お金を稼ぐマニュアルやテキストを販売する「商材詐欺」は、妊婦さんをターゲットとしていることが多いですので、妊娠中は特に注意すべきと言えます。
次の記事では商材詐欺の手口と詐欺行為を見抜く方法についてまとめていますので、是非ご覧になってください。
妊娠中でも働けるならお金を稼ぐのが◎
妊娠してからは専業主婦として自宅にいることになる人もいると思いますが、ずっと家にいるのは退屈になってくるかも知れません。
一方で、赤ちゃんを産む為に必要なお金のことを考えると、不安な気持ちになるでしょう。
そういう人は、妊娠してから安定期に入って体調が落ち着いてきたら、仕事をして少しでもお金を稼いでみてはいかがでしょうか。
妊娠中の人が仕事を探すときは、「ストレスを感じない」「重労働でない」仕事を選ぶことが大切です。
しかし、妊婦をパートやアルバイトとして雇ってくれるところは非常に少ない為、新しく勤務先を探すのではなく、在宅ワークなど体調に合わせて働けるものがいいでしょう。
妊娠中でも、働けるようであれば少しでも蓄えを増やすことも◎ですが、おなかの赤ちゃんを第一に考えて仕事を選ぶようにしましょう。
妊娠中にお金に苦労しやすいタイプ
妊娠中にお金に苦労しやすい人には一定のタイプがありますので、苦労話やその解決法を見ていきましょう。
妊娠で働けないのに生活費をくれない場合
妊娠により仕事を退職する人は多いですが、退職=無収入になるということですから、夫の理解も必要になります。
しかし、妊娠で働けなくなったにも関わらず、中には生活費をくれない夫がいるばかりか、生活費の一部を無収入になった妻に求めてくる夫もいるようです。
仕方なく退職前にためていたお金を切り崩して生活費に充てても、いずれ底を尽きてしまうのは明らかです。
夫婦でじっくりとお金のことを話し合えるのが理想ですが、それが難しい場合は、親に間に入ってもらって、やんわりと伝えてもらうなど早めに解決しておきましょう。
食費しかくれない旦那とは離婚するべき?状況を変える方法はある?
旦那が無職で貯金無しな場合
妊娠により自分が無職になるのも不安なものですが、「旦那が無職で不安」というケースもあるでしょう。
しかも、貯金ゼロな場合、出産費用でさえ賄えない可能性があります。
赤ちゃんを産み育てるということは、まず自分たちが親になる自覚を持つことから始まるので、旦那に定職に就いてもらうことが先決です。
安心して赤ちゃんを迎えられる為に、しっかりとした生活基盤を築く為にも、一度夫婦で話し合う必要があります。
話合いの途中でケンカになってしまうようなら、親に同席してもらうといいでしょう。
離婚してシングルマザーの場合
離婚してシングルマザーになった場合、元夫からの援助はほとんど期待できない為、自分で出産費用や出産後の生活費などを払わなければなりません。
親や兄弟に頼れる場合は、事情を話した上でしばらくお世話になることもできますが、親と疎遠になっている人はなかなか難しいでしょう。
実際に、離婚してシングルマザーになった人の中には、出産ギリギリまで仕事を続け、産後は副業でできるだけ稼いで、その後は赤ちゃんを保育園に入れてフルタイム勤務プラスアルバイトで働き詰めの生活だったという人もいます。
親や兄弟に頼れない場合は、働けるうちは働く覚悟と、早め早めの保育園探しがポイントになるでしょう。
彼女が妊娠したけどお金がない場合
まだ結婚していないけれど、付き合っている彼女が妊娠したというケースもあります。
彼女と結婚の約束をしていたのであれば、妊娠を機に結婚という流れになることもありますが、お金がないと「お金がないのに子供を産む」ことに不安を感じてしまいます。
さらに、彼女が、お金はないけど絶対に産むと言っている場合は、ますますどうしていいか分からなくなってしまうでしょう。
しかし、赤ちゃんが生まれてくるまでにはまだ月日があります。
使える補助金などもありますので有効活用し、できるだけ貯金するように協力してみてはいかがでしょうか。
「お金がないのにどうしよう」と思っていても、いざ「産む」と決まったら覚悟を決めて生活を立て直す必要があります。
出産にはどれくらい費用がかかるの?
まず、出産には、トータルしてどれくらいの費用が掛かるのか、試算してみたいと思います。
結論から先に書いてしまいますが、保険などは適用されるものの、出産に関わる費用は、おおよそ40万円~100万円、と言われています。その内訳を見ていきましょう。
①妊娠中
まず、妊娠中は「妊婦健診」に費用が掛かります。
おおよそ妊娠してから出産までには、14回ほどの検診を受ける必要がありますが、この健診だけでもトータルして10万円~15万円ほどの費用が必要になります。
ただ、自治体によっては、この費用には助成金が出ます。
したがって、最終的な自己負担額は5万円~10万円といったところがほとんどです。
②入院から出産まで
次に、出産が近くなると、入院が必要になってきますが、その入院費も結構な費用が掛かります。
入院する病院や、利用する部屋(大部屋か個室か)などによって異なりますが、部屋代と食事代を合算して、おおよそ1泊で15,000円~30,000円程度必要になってきます。
ほとんどの場合、出産に必要な入院日数が1週間前後ですから、入院費だけでも10万円~20万円程度の必要が必要です。
③分べん費用
そして、いよいよ出産です。
出産には、分べん介助や手術に掛かる費用「分べん費」が掛かってきます。
分べん費は、出産が土日になる場合や、平日になる場合で異なってきます。
もちろん土日の場合の方が若干高くなります。
さらに、分べん方法によっても費用が異なってきますので、各々のケースを見ていきましょう。
④自然分べん
ほとんどの場合は、この自然分べんで出産することとなりますが、自然分べんの費用は、15万円~25万円程度と言われています。
この場合、健康保険が適用されませんので、分べん費は全額自己負担となります。
⑤帝王切開
自然分べんの他には、帝王切開で出産するケースもあります。
帝王切開は健康保険が適用される為、自然分べんよりは費用が安く済むケースもあります。
⑥無痛分べん・和痛分べん
無痛分べん・和痛分べんとは、麻酔の投与などの方法をとることにより、痛みを和らげたり、又は無痛で出産をしたりする方法のことを指します。
ちなみに、これらの出産方法には、健康保険は適用されません。
したがって、この方法で出産する場合には、さらに1万円~20万円程度の費用が加算されることになります。
以上のように、一般的には出産には最低でも40万円程度必要であり、様々な費用を加算していくと、100万円を超えるケースもあるということを覚えておきましょう。
ただ、そのほとんどは保険で戻ってきますので、自己負担は限りなく抑えることが可能です。
保険で戻ってくるお金については、後ほど詳しく解説したいと思います。
子育てにはどれくらいお金が必要?
ここまで、出産に必要な費用と、それに対する公的支援について、ご紹介してきましたが、お金が必要なのは出産だけではありません。
出産後の子育てにも、多額の費用が掛かってきます。
ここからは、そんな子育てに関する費用と、公的支援についても解説していきたいと思います。
養育費+教育費
まず、子育てに必要なお金について解説していきます。
結論から先に書いてしまいますが、子供を産んでから大学を卒業させるまでに必要な費用は、養育費と教育費を合わせて、最大で6,000万円と言われています。
6,000万円!と聞くと、もはや一戸建てを買えるようなお金でしょう。
ただし、これは幼稚園から大学まで、全て私立に通わせた場合の費用です。
一方、小中高~大学まで、全て公立・国立に通わせた場合の教育費は1,015万円です。
これに養育費(出産から22歳まで)の1,640万円をプラスすると、教育費と養育費の合計は、2,655万円となります。
全て公立に行かせた場合でも、マンションを購入する位のお金は必要という訳です。
※以下は、教材などを販売しているベネッセの公式サイトです。
養育費や教育費の情報を細かく掲載してくれているので、是非参考にしてください。
子育てで頼りにしたい公的支援
では、こんなにお金が掛かる子育てには、どのような公的支援があるのか、見ていきましょう。
児童手当
まず、国から支給される児童手当があります。
児童手当とは、3歳未満の未就学児ひとりにつき、月額15,000円・3歳~小学生までは、ひとりにつき月額10,000円(第二子まで)・第三子以降は月額15,000円が支給される公的支援です。
さらに、中学生になると、ひとりにつき月額10,000円が支給されます。
ただ、所得制限がある為、所得が多い世帯へは、子供ひとりにつき月額5,000円が支給されます。
自治体からの支援
自治体の公的支援は、各地方により異なりますが、最も有名なのは医療費の助成金です。
例えば、千葉県の浦安市では、未就学児が病院に掛かった場合の医療費は無料です。
さらに小中学生でも、通院1回で200円・入院1日で200円、というように、支払う限度額が決められていますので、特にお金が掛かる時期には、非常にうれしい制度と言えます。
お金は何とかなる!本当に大丈夫?
子供を作るだけでも入院、出産、健診と、多額の費用が掛かることが分かります。
しかし、子供に掛かる費用が出産のときだけではありません。育てるにもお金が掛かります。
保育園や幼稚園、そして小学校時代の習い事、そして中学高校、大学と、必要な教育費はウン千万円と、膨大な費用です。
しかし、まわりの家族を見ていると、それほど月収は高くないのに、普通の生活をしている人が多いでしょう。
実際、友人の話を聞くと「お金は何とかなるから大丈夫」と言っている人も多いようです。
では、本当に子育てに掛かるお金は、何とかなるものなのでしょうか見ていきましょう。
子供からしか得られない幸せ
ほんとに子育てには、予想以上のお金が必要になってくる訳ですが、実際にはそのお金は「何とかなる」ものなのでしょうか?
実際のところ、ほとんどの家庭では、「何とかなっている」というよりは、「何とかしている」というのが現状のようです。
例えば、子供ができるまでは夫婦二人でもギリギリの生活だったはずなのに、子供ができてからの方が、なぜか余裕があるという家庭も少なくありません。
では、なぜそんなことが可能になるのと言うと、「子供がいるからこそ頑張れる」ということがたくさんあるからです。
子供を喜ぶ顔が見たくて、一生懸命仕事をする、子供の為なら自分のぜい沢は我慢するなど、子供は家庭に予想外の幸せを運んでくれるものです。
夫婦二人の頃は適当に仕事をしていた人でも、子供ができた瞬間から、人が変わったように仕事をする、という方が多いのもうなずけます。
子は鎹(かすがい)と、よく言いますが、子供がいるからこそ夫婦のきずなも強まり、仕事に励み、結果として収入が増える、というケースも少なくありません。
どうしてもお金が足りないときの対処法
公的支援を利用しても、必要なお金が賄えないこともあります。
では、どうしてもお金がないときには、どんな対処方法があるのか一緒に考えていきましょう。
親に頼る
まず、相談していただきたいのは、親や兄弟に相談するということです。
「親に気を使わせたくない」と思う方も多いようですが、一度相談してみてはいかがでしょうか?
きっと、かわいい孫のことになると、「お金のことは心配しなくて大丈夫!」と言ってくれるケースも多いようです。
そこは親ですから、子供から気を使われるよりは、正直に相談してもらった方がうれしいようです。
身近な物を処分する
手っ取り早くお金を用意するなら、オークションやフリマサイトで、自分の不要物を売る、という方法もあります。
自宅には、独身のときに使っていたブランドもののバッグや、アクセサリーはありませんか?
場合によっては、想像以上の高値が付く場合もあります。
夫婦そろって処分できるものをたくさん持っている場合には、10万円以上のお金を作ることも可能です。
バッグや貴金属にいつまでも未練を持つより、生まれてくる子供という「新しい宝石」の為に、お金を用意する方が、よほどすばらしいことだと思います。
クレジットカード
クレジットカードにはキャッシング機能が付いています。
年率18%と、金利が非常に高いのが気になりますが、審査も必要なく利用することができ、カードによっては借入から最大55日後に返済すれば良いものもあります。
一旦立て替える必要のある費用は、キャッシングで工面して、その後公的支援などで支給されたお金で返済する、という方法も検討してみてください。
その他の方法としては、銀行や消費者金融が用意してくれている「カードローン」や「目的ローン」を利用する方法があります。
最近では、初めてカードローンを利用する方の為に、最初の30日間は利息が掛からない、等のキャンペーンを提供してくれている金融機関もあります。
先で触れたクレジットカードのキャッシングと同様、一旦立て替える方法としては、選択肢の一つとして覚えておきましょう。
妊娠中にお金がなくなりやすい理由
妊娠中は収入が減りますが、支出は増えます。
そのため、妊娠していない時期と比べるとお金がなくなりやすく、経済的なストレスを感じやすくなってしまいます。
妊娠期に支出が増えてしまう理由としては、次の4つを挙げることができるでしょう。
妊婦健診を受診するため
妊娠中は、母子の健康を守るために定期的に「妊婦健診」を受けることが勧められます。
しかし、妊娠は病気ではありませんので、妊婦健診には健康保険が適用されず、100%自費で1回当たり7,000~20,000円ほどを負担しなくてはならないのです。
しかも、妊娠7~9ヶ月目は妊婦健診を2週間に1度、妊娠10ヶ月目以降は1週間に1度、母体や胎児の状態によっては1週間に2度も受診しなくてはなりませんので、回数が増えると負担も莫大になってしまいます。
「お腹の赤ちゃんが心配だから妊婦健診を受けたいけれど、お金がかかるから…」と躊躇してしまうこともあるでしょう。
【産婦人科で手持ちがない】妊婦健診のお金が足りない時の対処法
身体の不調から医療費が増えるため
妊娠中は身体の調子が安定せず、肌荒れや便秘といったマイナートラブルから、貧血や深刻なむくみなどの大きなトラブルまでさまざまな不調が表れます。
しかし、ドラッグストアなどで販売している市販薬は、妊娠中は服用できないものが多く、不調を感じる度に病院で診察や治療・投薬を受けなくてはならなくなってしまいます。
そのため、妊娠していないときと比べると、医療費がかさんでしまうこともあるでしょう。
【病院】会計時にお金が足りなくて診察料が払えない時はどうする?
マタニティウェアなどの妊娠中のアイテムを購入するため
妊娠中は体型が変わります。
下着や普段着、仕事着なども、マタニティ専門の服か、ゆったりしたデザインのものかを選ばなくてはならなくなります。
もちろん、フリマやネットオークションなどを活用して安いものを選ぶこともできますが、時には値段に関わらず可愛いものを買いたいときもあるでしょう。
マタニティウェアを購入する資金に悩んでいる人は、次の記事もぜひご覧になって下さい。
赤ちゃん用品を購入するため
洋服や下着が必要なのは、お母さんだけではありません。
赤ちゃんも洋服や下着が必要です。
また、寝具やおもちゃ、哺乳用品、入浴用品、おむつ、ベビーカー、チャイルドシート(ベビーシート)など、赤ちゃんの生活に必要な商品は数多くあります。
これらをすべて揃えていると、数万円~数十万円かかります。
子どもが大きくなるにつれての不安は、次の記事でも詳しく紹介しています。
妊娠中にできるお金がないストレス解消法6選
医療費や健診費、お母さんの被服費、赤ちゃんの生活必需品など、妊娠中は様々な支出が重なります。
お金が減り、大きなストレスを抱えるプレママも少なくないと予想されます。
しかし、ストレスを抱えていても、良いことは何一つありません。
ストレスによって体調がさらに悪くなり、妊娠の継続が困難になることもあるのです。
妊娠中のストレスを抱えたままにしない為にも、次に紹介する効果的にストレスを解消する5つの方法を是非実践してみてください。
①在宅でお金を稼ぐ
お金がないというストレスは、お金を稼ぐことで解消できます。
家にいる時間を活用してお金を稼げば、ストレスを解消するだけでなく、お金がないという根本的な問題も少しは解消できるでしょう。
内職をしたり、モニターサイトやポイントサイトで稼いだり、フリマサイトなどで不用品を売ったりするのはいかがでしょうか。
妊娠中に在宅で稼げる方法については、次の記事でも詳しく解説しています。
②資格の勉強をする
家にいる時間を活用して、キャリアアップにつながる資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
ふだんは忙しくて勉強する時間がない人でも、妊娠中なら勉強に集中することができるかも知れません。
資格を取得することで復職後のステップアップも期待できますし、勉強に没頭することでお金がないという現実から少し離れることもできます。
③出産後の仕事復帰計画を立てる
人間は将来が不透明になると、不安に陥り、強いストレスを感じやすくなります。
出産後の仕事復帰計画を明確に立てることで、不安が減り、ストレスもおのずと減っていくでしょう。
最も安心度が高いのは、現在の職場を退職するのではなく産休後か育休後に復帰することです。
金銭面で不安があるのなら、「子供が小さいうちは一緒にいたいから、仕事は一旦辞めよう」と考えるのではなく、現在の仕事を継続するようにしてください。
安易に専業主婦になってしまうことのデメリットについては、次の記事でも詳しく解説しています。
④保育園を探しておく
すぐに職場に復帰しようと考えていても、赤ちゃんを預ける場所がなければ復職することはできません。
妊娠中に保育園を探しておき、できれば申し込みまで済ませておく(保育園によっては胎児の段階でも入園申し込みが可能です)ようにしましょう。
次の記事では、保活のポイントについて解説しています。
⑤運動をする
ストレスがたまっているときは、運動することで健康的にストレスを発散しましょう。
とは言っても妊娠中ですので、激しい運動や転倒の恐れのあるスポーツは厳禁です。
スニーカーを履いてウォーキングをしたり、マタニティヨガやマタニティスイミングなどに挑戦したりして、妊婦でも可能なエクササイズを楽しむようにしましょう。
お金を掛けずにストレスを発散する方法については、次の記事も参考にしてください。
⑥節約生活のブログを読む
ネットにアクセスすれば、様々な節約生活のブログがヒットします。
貯金を上手に殖やす方法、内職や副業でのお小遣い稼ぎ、懸賞やモニターなどはもちろんのこと、節約レシピなども参考になります。
節約生活のブログを読んで、節約生活のヒントになる情報を得たら、空き時間を利用してお金を稼いだり、生活費のムダを省いたり、今ある貯金を殖やしたり、今の生活に活(い)かせるアイデアを活かしてみましょう。
お金を稼ぐことも大事ですが、節約も同じ位大事です。
妊娠中のストレスはお金のことだけじゃない
お金がないということは、ストレスの大きな原因になります。
しかし、お金以外にも、妊婦がストレスを感じることはたくさんあります。
お金以外の主なストレス因を3つ紹介します。
赤ちゃんの健康への不安とストレス
すべてのお母さんは、健康な赤ちゃんを産みたいと考えるものです。
そのため、妊婦健診を受けて「異常はありません」と医師に断定されても、「本当に健康なのかな」「こんなことをしていたら、赤ちゃんに悪い影響が出ないかな」とお母さんは出産するその日まで毎日不安を感じ続けるのです。
また、健康な赤ちゃんを産むためには、妊娠中はタバコやアルコール、適量以上のカフェイン摂取は控えなくてはいけませんが、お母さんによってはこれらの嗜好品を控えることが大きなストレスになっていることもあります。
体調不調が続くストレス
すべての妊婦さんがつわりを感じるわけではありませんが、ほとんどの妊婦さんは妊娠中に何らかの不調を感じます。
不眠や極度の皮膚トラブル、深刻な便秘などの辛い症状が長引くことは、大きなストレス以外の何物でもありません。
周囲からの理解が得られないストレス
プレママの周囲の環境によっては、ストレスがさらに大きくなることもあります。
特に父親となるべき人が、妊娠を喜んでいなかったり、妊娠中の体調不良を「怠惰だ」「気のせいだ」と決めつけたりすると、ストレスは非常に大きなものになってしまいます。
パートナーの理不尽な行為や言動に悩んでいる人は、次の記事もぜひご覧になって下さい。
お金がないと夫婦関係が悪くなる!円満に暮らす方法は?【喧嘩を回避】
本当にお金がなくて子供を育てられないなら
子供を育てるお金がないと心配する人は、まず自分たちが利用できる補助金や助成金にはどのようなものがあるのか調べてみましょう。
そして、何とかなりそうなら、現在無職であれば職に就き、給料が安ければアルバイトもするなどして収入を上げる方法があります。
しかし、余りにも二人ともお金がなく将来に不安しか感じられないのであれば、二人でよく話し合い、「産まない」という選択をせざるを得ないこともあるでしょう。
いずれにしても、「子供を育てるお金がない」と始めから決めつけて終わりにするのではなく、「自分たちはどうしたいのか」を納得できるまで話し合うことが大切です。
まとめ
子どもの誕生はとても喜ばしいことですが、妊娠から出産、その後の子育てと、子どもを育てるのにはそれなりにお金がかかります。
妊娠を意識するのなら、将来設計をしっかり持ち、日々の節約や貯蓄を意識しましょう。また利用できる公的支援なども積極的に活用したいですね。
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