消費者金融を完済後解約すると信用情報はいつ消える?
消費者金融を利用すると、「信用情報機関」にその利用情報が記録されます。
この点は多くの人がご存知かと思います。
では、信用情報機関に記録された情報は、消費者金融を解約するとどうなるのでしょうか?
今回はそんな消費者金融の信用情報について、徹底解説していきます。
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消費者金融は完済=解約ではない!
消費者金融の場合、完済しても解約したことにならない点をまずはじめに知っておきましょう。
消費者金融の場合、完済と解約は以下のようにことになります。
- 完済=借り入れしたお金を全額返済すること
- 解約=契約を終了すること
そもそも消費者金融の契約は「自動契約」であるため、自ら解約しない限りは基本的にずっと契約が更新されます。
このため、完済しても自分で解約手続きをしなければ解約したことにはならないです。
記録は解約しないと消えない
基本的に信用情報機関に記録される消費者金融の情報は、解約しない限り消えません。
自然に消えるのは「申し込み情報(いつどの業者に申し込みをしたなどの情報)」くらいです。
そうしたことから、解約をしないとほとんどの情報は、ずっと信用情報機関に残り続けてしまうというデメリットがあります。
消費者金融の解約方法
消費者金融の解約方法は非常に簡単で、利用中の業者に電話して「解約したいのですが」と伝えるだけOKです。
ただし完済していることが条件となりますので、その点には注意しておきましょう。
消費者金融の解約はどうすればいいの?
消費者金融の借金を完済したのだから消費者金融との縁を切りたいという場合は、解約したい旨を消費者金融オペレーターに伝えるだけで手続き完了です。
消費者金融に電話をかけて、オペレーターに対して「解約したい」と言うだけで解約手続きが進んでいきます。
消費者金融によっては、解約手続きを自動音声で対応しているところもありますが、その場合はガイダンスに従ってプッシュボタンを操作するだけで手続きを進めていけます。
オペレーターで解約しても自動音声で解約しても、解約意思が確認できればその後は自動的に事務処理が行われ解約となります。
通常、解約手続きが終わった場合は、数日以内には基本極度額契約書が自宅へ郵送されてきます。
解約手続きで書類が自宅に送られてくるのは困るという場合は、勤務先へ郵送してもらうなど変更してもらうことも可能です。
解約後のカードは自分で破棄する
カードローンの解約を電話で行った場合、解約後のカードは原則自分の手で廃棄することとなります。
したがって、解約の手続が完了した時点で、カードにはさみを入れて廃棄してしまいましょう。
カード自体は解約後の使用はできませんが、他者の手に渡ってしまうと、個人情報が抜き取られてしまうことがあるため、しっかりと処分してしまいましょう。
消費者金融によっては、カードを返送することで代わりに処分を行ってくれる会社もあります。
気になる人は返送してしまっても良いでしょう。
消費者金融を解約するメリットはあるの?
消費者金融を完済して解約するメリットとして考えられるのは、解約することによって消費者金融のカードが使えなくなり、これ以上借金をしないように防げるということです。
借金ぐせがある、パチンコや競馬などギャンブルが好きという人は、なるべく解約してしまったほうが良いかもしれません。
解約しないまま消費者金融のカードを持っていると、つい借り入れしてしまうことにもなりますので、もう借金はしないことを前提にして消費者金融を完済したなら、解約手続きを行うメリットが出てきます。
それに加えて、せっかく消費者金融の借金を全額支払ったのに、懐状態が寂しいと感じてしまうとついついコンビニATMから借りてしまうこともありますよね。
また、パソコンやデジカメなど急に欲しいモノが思い浮かんでしまうと、いつでもお金を借りられるため計画をきちんと立てないまま、衝動買いしてしまうこともありますね。
返済能力以上に消費者金融から借りすぎてしまうと、契約が1社だけでは足りなくなり2社、3社と増えるリスクもあります。
お金が財布の中に入っていると安心する、いつでも借りれる状態だと安心するなど、お金に頼りきっている場合は解約した方が良いでしょう。
金欠時にパチンコやスロット、ギャンブルで増やすという考えは無謀?
消費者金融を解約するデメリットは何がある?
消費者金融を解約してしまうと、すでに消費者金融の会員ではありません。
解約後のカードは、コンビニATMに挿入しても当然ですが「このカードはご利用できません」となります。
つまり解約した後に緊急的にお金が必要になった、給料前なのにあと1万円足りないという場合は、新規に消費者金融に申し込みをしなければならないのです。
消費者金融の公式サイトから借り入れ申し込みして審査を受け、審査に通って初めてお金を借りられるようになるわけですが、場合によっては審査に通らないことも出てくるかもしれません。
最近まで消費者金融の会員だったのに優遇してくれないの?と思うかもしれませんが、審査はあくまでも機械的に行われるため、スコアリング審査によって合格ラインに達しなければ審査落ちになる場合も十分あります。
大手消費者金融カードローンの解約方法
ここまでは、消費者金融すべてに当てはまる内容を紹介してきましたが、利用者の多い、大手消費者金融の具体的な解約方法も解説します。
自分の利用しているカードローンの解約方法があるか、確認してみてください。
プロミスの解約方法
プロミスでの解約は、「プロミスコールセンターへの電話連絡」で行えます。
「プロミスコールセンターへの電話連絡」については、先ほど紹介した解約の流れと同じです。
アコムの解約方法
アコムの解約方法は、「アコムのコールセンターへの連絡」の他に、自動契約機(むじんくん)でも解約を行えます。
自動契約機(むじんくん)は土日祝日でも「9:00~21:00 ※年中無休 (年末年始は除く)」の時間帯で営業をしているため、気軽に解約へ向かうことが可能です。
ただし、自動契約機(むじんくん)で解約を行う場合も、オペレーターと電話での解約手続きとなるため、流れはコールセンターからの解約とほぼ同じです。
アイフルの解約方法
アイフルでの解約方法も、「コールセンターへの連絡」もしくは、「店頭窓口での解約」のどちらかを選択して、解約を行う流れとなります。
やはり、電話での解約手続きのほうが、時間も手間もかからないためおすすめです。
電話で解約の連絡を行うときには、カードに記載されている会員番号を伝えることで、手続をスムーズにすすめられます。
手元にカードを用意した状態で、解約を行いましょう。
住宅ローンを組む前に消費者金融のカードは解約するべき?
結論からお伝えしておきますと、住宅ローンを組む予定があるなら、消費者金融は解約しておくのがおすすめです。
理由は「将来の借金を警戒される」ためです。
消費者金融は契約中であれば、いつでも好きなときに借り入れできます。
このため、今は利用していなくても将来借り入れをして、返済不能になってしまう可能性を警戒されてしまう恐れがあるのです。
住宅ローンは借り入れ額がとても高額になりますので、審査が非常にシビアです。
些細なことが影響してしまい、審査落ちの原因になってしまうことがあるのです。
こうしたことから、たとえ完済していても解約していないと、審査に影響する可能性がありますので、住宅ローンの審査を受ける前にはできれば解約しておくのがおすすめです。
解約前の信用情報は審査に影響する?
先の解説で、解約しても最長5年間は信用情報に消費者金融の記録が残るとお伝えしました。
このため、「記録が消えていないと審査に影響するかも?」という不安がある人も多くいるかと思います。
しかし、基本的に解約していれば、信用情報機関に利用記録が残っていても、審査に影響は受ける可能性は少ないので心配は無用です。
すでに解約中であれば、新たな借り入れはできませんので、ローン会社も将来の借金を警戒する必要がなくなります。
このため、審査に影響する可能性は極めて低いです。
不用なクレカも解約したほうがいい
不用なクレジットカードがあるなら、それらも解約しておくのがおすすめです。
クレジットカードも借金のひとつであることには変わりありませんし、「キャッシング枠」も利用できます。
このため、カードローンとおなじような扱いを受ける可能性が高いです。
たくさんカードがあればそれだけ借金できることになりますので、審査にマイナスとなる可能性を否定できません。
このため、不用なクレジットカードがあるなら、審査前に解約してしまうのが良いかと思います。
カード解約前の信用情報はいつまで残る?
ローンカードやクレジットカードを解約すれば、それらは利用できなくなるので、何らかの情報が新たに信用情報に記録されることはなくなります。
しかし、カード解約前に記録されていた情報については、カードを解約したからと言って即座に信用情報から消え去るわけではありません。
申し込み情報は6ヵ月間、契約内容や返済状況に関する情報は5年など、情報の種類に応じて記録される期間は決まっていますが、一定期間が経つまでは信用情報上の情報は消えません。
真っ当に利用していたのであれば、返済状況等の情報は信用情報上に残っていても大丈夫だと思いますし、むしろ審査ではプラスに働くでしょう。
逆に返済・支払いを延滞したことがあるような場合は、カードを解約したとしてもそれらの情報が信用情報に登録されている間は、審査では不利になります。
消費者金融を完済しても住宅ローン審査に落ちる訳とは?
住宅ローンの審査は結構厳しいものがあり、返済能力が十分にないと住宅ローン審査に通らないこともよくあることです。
銀行に住宅ローンの契約を申し込んだ場合、必ず銀行は信用情報機関から個人信用情報を取得し審査を行います。
このときに、カードローンを完済していても、審査に落ちる原因となってしまうケースがあります。
なぜ、審査落ちの原因となるか、詳しく確認していきましょう。
1.よほど生活費に困っている人と判断され信用力を失う
消費者金融に借り入れを申し込んだ段階で、信用情報機関に「申し込み情報」や「照会情報」として記録が残ります。
消費者金融の申し込み情報はJICCや、CICに6か月間登録されますので、たとえ消費者金融からお金を借りて6か月以内に返済したとしても、申し込み情報だけは残ってしまいます。
しかし申し込み記録があるだけで、住宅ローンの審査にすぐに落とされる訳ではありません。
カードローンの返済をきちんと行い、解約まで行っていれば、計画的な利用と返済ができていると高評価をする金融機関もあります。
ただし消費者金融の借金を返済したとしても、解約せずにいつでも借りられる状態にあると将来において、消費者金融から借り入れる可能性があると判断されてしまい、住宅ローンの審査はより慎重に行われます。
借り入れ件数が1件ならまだしも、複数借り入れの情報が残っていると生活費が足りないのではないか、お金に困っているのではないかなど、ネガティブな判断をされることが一般的です。
生活に困っていないと証明するためにも、カードローンは完済と同時に解約を行うことがおすすめです。
2.お金にルーズな人というレッテルを貼られる
消費者金融から借り入れを行った事実が個人信用情報に残っていると、信用がないから消費者金融からお金を借りたのに違いない、と見られてしまう可能性があります。
生活費が足りないから消費者金融からお金を借りたのだろうと判断されてしまい、住宅ローンを契約しても最後まできちんと支払ってくれるか疑いが出てきてしまうのです。
消費者金融の借り入れがあっても十分な返済能力があれば、住宅ローンの審査に通る可能性もあります。
ですから、消費者金融からの借り入れによって、必ず住宅ローンの審査に落ちるとは限らないのです。
しかし、銀行ではなく消費者金融でお金を借りたということは、取りあえず急いでお金が借りたかったのではないかと、銀行から疑われてしまい、お金にルーズであるとレッテルを張られる可能性が高いです。
したがって、消費者金融の利用履歴が残っていないほうが、一般的に住宅ローンの審査に落ちにくいと言われています。
事故情報は審査でマイナス
自己破産・個人再生・延滞(長期延滞)・強制解約・代位弁済などといった、過去に借りたお金を法的な手段によって踏み倒したか、長期間お金を返済しなかったという情報がある人を、ブラックと言います。
たとえば、2ヵ月返済に遅れた場合には、延滞の事故情報が付きますが、その後、正常に返済を行い、ローンが完済になったとしても事故は事故で、その情報は5年間は消えることはありません。
たとえ今は借金がない人でも、過去の借り入れで事故を起こし、その情報がまだ信用情報に残っている人は、銀行や大手消費者金融のカードローン審査ではほぼ確実に審査には通過できないでしょう。
遅れがなければ審査にはプラス
銀行の審査においては、消費者金融からの借り入れ履歴はマイナスになることが多いと説明しました。
しかし、1本程度の消費者金融からの借り入れか、銀行からの借り入れ履歴で、過去の支払状況においてすべて期日通りに返済を行っている場合には、むしろ審査ではプラスになります。
「この人はお金の支払いに関してはきっちり行う人だ」というお墨付きになるためですね。
消費者金融完済後、自動車ローンの審査は通過するか?
住宅ローンと同じように自動車ローンについても、消費者金融からの借り入れとの関係が気になるところです。
住宅ローンと同程度に厳格な審査を行っているのであれば、消費者金融の契約を早めに解約したいところです。
そこで、自動車ローンについても、カードローンの完済との関係を確認していきましょう。
自動車ローンは影響がないケースが多い
自動車ローンの金額は、住宅ローンと比較すると基本的には少額です。
したがって、住宅ローンほど、消費者金融の情報が残っていても審査に影響を与えないケースが多いです。
しかし、いくら自動車ローンが比較的少額なローンであるからと言って、現在の消費者金融からの借り入れが年収に対して高額だとすると、カードローンの情報が原因で審査落ちをすることがあります。
また、500万円以上の高級車を契約するような場合も、審査に影響を与える可能性が高いです。
このような場合では、できる限りカードローンの返済をすすめることや解約を行って、追加の借り入れをしないという意思表示をすることが重要です。
収入と返済能力、そして延滞がないことが審査のポイント
自動車ローンに限らず、様々な目的ローンを利用する上で、収入や返済能力をしっかりと持ち合わせているかが重要です。
自分の年収に見合わない高額なローンを組もうとしても、審査に通ることは非常に難しいです。
さらに気を付けたいのは、消費者金融の借り入れ履歴で返済状況に遅れがないことですね。
たとえ返済の遅れが短期間であったとしても、滞納常習者となっていた場合は、自動車ローンを契約したとしても返済期日にきちんと入金してくれる確証が持てません。
金融機関としても、このような滞納常習者にはお金を貸しにくいと言えます。
履歴が消えるまで待つのが確実
もしもローンがうまく組めないときは、記録が消えるのを待つのも手です。
問題があっても完済して5年から10年も待てば、記録は消えます。
その間、新たに問題を起こさずに待っていれば、ローンも組みやすくなるでしょう。
心配なら消費者金融から完済証明書を発行してもらいましょう
住宅ローンに申し込む場合、銀行は消費者金融の完済証明書の提出を求めてくる場合があります。
信用情報機関に確認すれば解約したことは分かるのですが、契約書類を整えるために必要な書類となる場合が多いようです。
完済証明書も消費者金融から無料で発行してもらえますので、解約を伝えると同時に完済証明書の発行を要求しておけば、銀行から提出を求められてもすぐに対応ができます。
また、解約が本当に行われたか心配な人も、解約証明書を発行してもらうことで安心できると思います。
電話連絡で解約を行った場合、完済証明書は契約書と同じように郵送で送られることが多いです。
もしも、郵送を避けたい場合には、店頭窓口で解約を行うか、電話連絡後に店頭に受取りに行きましょう。
解約したカードを再契約したい場合の手順
住宅ローン等の審査に不利になるのを恐れて、一度消費者金融との契約を解約したとしても、あらためてお金を借りたくなることもあると思います。
その場合は、消費者金融と再契約を行うことになりますが、再契約の手順は初めて申し込む場合の手順と違いがあるのでしょうか。
以下では、プロミス・アコム・アイフルの大手消費者金融で再契約を行う場合の手順を説明します。
プロミス
プロミスで再契約する場合、プロミスコール(0120-24-0365)に電話をかけるか、自動契約機に足を運んで申し込みをすることになります。
つまり、初回申し込み時の手順と何ら変わらないことになります。
ただ、プロミスの社内には依然契約していた時の情報が残されていますので、その時の利用状況が優良であれば、審査はすぐに終わる可能性が高いでしょう。
アコム
アコムで再契約をする場合、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話をかけるか、お近くの自動契約機(むじんくんで契約をすることになります。
つまり、プロミスの場合と同じく初回申し込み時の手順と同じであることが分かりますね。
過去に契約していたからと言って、契約手続きをショートカットできるようなことはありません。
アイフル
アイフルの場合は、個人情報が以前契約していた時と変わりないのであれば、審査不要で再契約できるケースもあるようです。
そのため、解約してすぐに再契約したい場合であれば、審査なしでスムーズに再契約できる可能性が高いでしょう。
ただ、解約したのがかなり前なのであれば、何かしらの個人情報が変わっている可能性が高いので、あらためて審査を受ける必要が出てきます。
会員専用ダイヤル(0120-109-437)に電話をかけるか、インターネット経由・自動契約機・有人店舗で申し込み・契約を行いましょう。
再契約の審査ではどこをチェックされる?
再契約の審査でチェックされる内容は、初回申し込み時の審査でチェックされる内容と、基本的に変わりません。
審査の基本は「返済能力のチェック」なので、初回申し込みだろうと再契約だろうと、審査内容が変わることはないからです。
再契約だから何か特別な点を見られるのではないかと心配する必要は、一切ありません。
在籍確認をされる点に注意
再契約時には在籍確認は不要なのではないかと考える人もいるようですが、残念ながら基本的に再契約でも在籍確認は行われます。電話で行われるのか、書類提出で行われるのか、それはカードローン会社の判断になります。
初回申し込み時と勤務先が変わっている場合はもちろんのこと、以前と勤務先が同じ場合でも行われますので、職場にかかってくる電話には自分で対応できる体制を取っておくのが理想的です。
ただ、初回申し込み時は消費者金融側の判断で、在籍確認をなしにしてもらえることもありました。
同じ事が再契約時にも言えますが、実際に在籍確認をなしにしてもらえるかどうかは、申し込んでみるまで分かりません。
在籍確認はあるものと考えて準備を行っておいたほうが、スムーズに手続きを進められるでしょう。
過去に支払いの延滞や滞納を行った人の通過は難しい
金融機関では、過去に取引を行った人のデータを社内で管理しており、再契約時にはその社内データも参照されることになります。
そのため、過去に支払いを延滞・滞納していた人は、再契約時の審査に通過することは難しいでしょう。
信用情報機関で管理されている信用情報は、時間経過で消え去るので、過去に支払いを延滞したことがあるような人でも、時間を空けて申し込むことで、審査通過できる可能性がありました。
しかし、金融機関が独自に社内で管理している情報に関しては、時間経過で消え去ることがないので、どれだけ時間を空けようともその金融機関で再契約することは難しいでしょう。
お金を借りたい場合は、別の金融機関に申し込む必要があります。
過払い金請求をした会社と再契約することはできる?
最近耳にすることの多い「過払い金請求」ですが、過払い金請求は広義では債務整理に含まれます。
そのため、過払い金請求を行った金融機関と再契約するのは難しいと思われる人もいるようですが、決してそんなことはありません。
過払い金請求とは「支払いすぎた利息を返してもらうための手続き」なので、裏を返せば過払い金請求を行っている人は、きちんと返済を行っていた人だということでもあります。
そのため、以前契約していた時に返済の延滞等がなかったのであれば、過払い金請求を行った金融機関であっても、十分再契約は可能です。
ただし、契約するかどうかはあくまでも金融機関側の判断で決められます。
過払い金請求を行ってきた利用者とは再契約を行わない、というように社内で決めている金融機関もあるかもしれませんので、実際に再契約できるかどうかは、申し込んでみるまで分かりませんね。
まとめ
消費者金融を利用すると、信用情報機関にその契約内容や利用状況などが記録されます。
これらの情報のほとんどは、解約するまで消えることはありません。
もし、信用情報機関から消費者金融の情報を消したいのであれば解約をしましょう。
ただし、消費者金融は自動契約が基本ですので、完済=解約ではありません。
解約するには自ら手続きをする必要がありますので、その点には気をつけてください。
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