借入の返済を延滞中の人注目!滞納中でも借り入れできる!

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金融機関に借入をしたものの延滞してしまった、あるいは借入していること自体を忘れている(または既に完済したと思っている)、延滞していることを理解しているが返済分のお金がどうしても出てこない・・など延滞にも様々な事情があると思います。

その状況の中、急な出費に見舞われお金が必要になったとき、金融機関での借入はできるのでしょうか?

結論を先に言いますと、延滞中でも融資可能となる可能性はあります。

しかし、それが短期延滞中なのか、それとも長期延滞中なのかによって状況がまるで違います。

今回は、既存借り入れの返済を延滞中でも借りれる先や、借りる方法について解説していきます。

この記事はこんなひとにおすすめ

この記事は、以下のようなひとにおすすすめです。

  • 借金返済を延滞しているが新たに借金をしたいひと
  • 過去に滞納したことがあり、これから借入できるかどうか心配なひと

目次

借入の延滞は危険!

先に述べてきたように「延滞」は約定支払日を1日でも過ぎることで発生します。

現在では貸金業者への取締りが以前より数段厳しくなったため、1~2日程度の遅延に対してしつこく督促を掛けてくる業者はほぼいないと思います。

しかし、厳密に言うとたった1日の延滞でも「期限の利益の喪失」に当たり公的執行をされてもおかしくない状況を作り出してしまい、返済滞納者にとっては不利益にしかならないことしか起きなくなってしまいます。

それでは、「期限の利益の喪失」という状態になると、金融機関はどのような対応を取ってくるのでしょうか。

消費者金融や銀行が取ってくる公的執行について、詳しく確認していきましょう。

延滞するとブラックリスト入り

借入を延滞した情報は、個人信用情報機関という団体に情報が渡り、全ての金融機関に共有されてしまいます。

また、滞納が2か月(61日)以上の期間になると、一般的にブラックリスト入りという、審査にほぼ通らない状態になるのです。

ブラックリスト入りの情報は多くの場合、5年間消えずに金融機関に共有され続けます。

したがって、借入の延滞によってブラック情報が登録されてしまうと、5年間も新たな借入ができない状態になります。

また、新たな借入はカードローンや住宅ローン以外にも、クレジットカードの作成や携帯電話の分割払いも含まれるため気を付けてください。

一括返済を迫られる

督促電話が今日は無い。。。

昨日まで
携帯-自宅-携帯-自宅-携帯-自宅

嵐の前の静けさだ。。。。
月曜が怖いわ(;・∀・)
一括請求待ったなし状態か。。。

さてさて払うためには。。
内臓っていくらになるんだろうか#借金地獄#支払い#延滞#滞納

ぐぅたろう@借金地獄生活 (@IpGqfk77f04zibQ) 2018年11月10日

借入の延滞をすると、「期限の利益の喪失」という状態になりますが、この状態になってしまうと金融機関はいつでも一括返済を求められます。

借金の返済が1日でも遅れると金融機関は、「借金を全額まとめて返済して」といつでも請求する権利を得るのです。

実際には、1日返済が遅れたからと言って、すぐに返済を求められるケースはほぼありませんが、1か月、2か月と滞納期間が延びるほど一括返済を求められる可能性が高くなります。

一括返済を求められたとしても、交渉や相談がうまく行けば分割払いに応じてもらえますが、金融機関との仲は確実に悪くなるため、一括返済を求められる前に解決しましょう。

手持ちのローンカードでキャッシングできなくなる

借入を延滞すると、ローンカードの利用を差し止められる可能性が高いです。

ローンカードの利用を差し止められると、追加のキャッシングができなくなります。

返済が完了するまでは借入限度額に余裕があったとしても、次のキャッシングができないため、延滞にはくれぐれも気を付けてください。

延滞中でも融資可能なのはどこ?

借金の返済をどうにかするために、延滞中でも追加の融資を受けることができないか探すこともあるでしょう。

しかし、滞納中の人に融資をすることは、金融機関にとってもリスクが高いので審査に通るのは難しくなります。

それでは、延滞中でも審査・借入可能な会社はあるのでしょうか。

具体的に確認していきましょう。

地元密着型の中小企業規模の消費者金融であれば、可能性はあります。

いろいろと調べてみると、中小企業の消費者金融は大手消費者金融よりも接客や対応が良いと言う口コミもあるほどで、難しい相談にも乗ってくれるようです。

また、会社の規模が小・中規模であっても決して闇金融として営業している訳ではなく、日本貸金業協会に登録している正規の貸金業者ですので安心です。

大手消費者金融のカードローン等に比べると提出書類が多いことや審査結果が出るまでの日数が掛かることもあるようですが、幾つかの会社のHPや口コミを見る限り、大手と比べても見劣りはしないようです。

こうした貸金業者を探してみるのもいいでしょう。

しかし「絶対に」借りられるという訳ではないということは頭に入れておいてください。

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大手は延滞中だと融資不可

延滞中の融資は、ほとんど大手消費者金融に申込みを行っても融資不可となってしまいます。

延滞の情報は逐一(ちくいち)個人信用情報に記録が更新されるため、延滞を行っている金融機関以外にも情報が回ってしまいます。

大手消費者金融は多くの場合、個人信用情報に延滞中の記録がある人に融資は行いません。

最低でも、延滞を解消して現在は延滞なしの状態にしなければ、審査には通らないでしょう。

延滞中でも借りれるのは中小消費者金融

大手消費者金融では、延滞中に借入を行うことはほぼ不可能ですが、中小消費者金融の中には、延滞中でも柔軟に融資の相談を受けてくれる会社があります。

中小消費者金融は大手消費者金融と差別化を図るために、審査基準を独自に設定していることが多いです。

したがって、延滞中で大手消費者金融では審査落ちをする人でも、中小消費者金融では借入できるチャンスがあります。

しかし、中小消費者金融に申込みをしたら、誰でも延滞中に借入ができる訳ではありません。

融資を行ったお金を返済するだけの収入があることや職業に就いていることは、最低条件として必要です。

また、年収の3分の1以上の借入を行っている場合、総量規制という法律に違反するため、中小消費者金融でも借り入れはできません。

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延滞中はおまとめローンも難しい

返済に困ったときに利用するローンとして、おまとめローンがありますが、残念ながら延滞中にはおまとめローンの利用も難しいです。

おまとめローンは追加の借入ができない、返済専門のローンであるため、カードローンとは審査基準が違う傾向があります。

しかし、おまとめローンでもカードローンと同じように、延滞中の人は審査に通らないようになっています。

一部の中小消費者金融には、おまとめローンがあり、カードローンと同じように交渉や相談次第では審査に通ることもできますが、借金の金額によっては難しいかも知れません。

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そもそも延滞中だと融資が難しい理由は?

そもそも、なぜ延滞中だと融資を受けられなくなる可能性が高くなるのでしょうか。

ローンの返済というのは、契約時に貸主(債権者)と借主(債務者)と契約内容について双方の合意のもとで行います。

延滞というのは、その契約をきちんと履行していないことを指します。

もしも自分がお金を貸す側になったとして、ほかの人と決めた条件で返していない人にお金を貸すことはできるでしょうか?

ほとんどの人は、貸したお金が返ってこないと思い、貸さないという選択をするはずです。

事業として融資を行う会社も、これと同じで返済される見込みが薄いために「否決」という判断を下すのです。

ただ、同じ消費者金融会社でも、大手と中小とでは延滞に対する意識が異なります。

まず大手消費者金融の場合は、延滞中というだけで返済の見込みが全くないと判断し、融資することはほぼありません。

これに対して中小消費者金融の場合は、現状で延滞中であっても、個人信用情報で得られる他社借入などの情報以外に、申込者本人の収入や支出を細かく聞き、さらに家族構成などの状況についても必要に応じてヒアリングします。

もちろん、個人情報の関係もありますので、家族の氏名や具体的な収入、勤務先まで聞くことはありませんが、本来は返済能力があって、それがたまたま延滞中だというだけなのか、それとも本当に返済能力がなく、債務整理寸前の人なのかを判断しています。

このように、延滞中というだけでダメと判断する大手と、延滞中でも返済の見込みがあるかを聞ける範囲でヒアリングし、それを審査結果に反映させる中小とで、同じ延滞中という状況でも審査結果が大きく違ってきます。

滞納中に簡単に借り入れできるのは闇金

滞納しまくっても金かりれるところってどこですか
闇金ですよね
はい
まぶし (@Kazehitumabusi) 2017年5月26日

インターネットを検索すると、「滞納中でも借入れ可能」といったタレコミを目にしますが、滞納中でも関係なく簡単に借入ができるのは闇金だけです。

通常では滞納中の場合、審査を入念に行ってからしか借入ができないため、滞納中でも借入れ可能と言っているのは、闇金などの違法業者のみとなります。

ここでは、闇金業者がどこに集まっているのか、闇金と街金の見分け方など紹介します。

個人間掲示板は闇金の住処

ネットでは、お金を借りたい人と貸したい人が連絡を取れる、個人間掲示板というものがあります。

ここでは、「延滞中やブラックリスト入りでもお金を貸します」という告知が載っていますが、多くの場合投稿している人は闇金の関係者です。

実は個人間の融資であれば、年率100%以上の高金利で融資を行っても逮捕されることはありません。(20%を超える超過分は返還の可能性あり)

したがって、闇金業者も業者として活動せずに、インターネットで個人間の融資として活動を行っています。

個人間掲示板の中には、善意で融資を行っている人も一部いるでしょうが、闇金の割合の方が多いため、だまされないためにも利用は避けましょう。

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闇金と街金の見分け方

街角や週刊誌の広告欄を見ていると、ふだん聞きなじみのない消費者金融が名を連ねています。

この消費者金融が違法な闇金か、合法な街金かを判断するためには、登録番号を確認する必要があります。

闇金と街金の最大の違いは、財務局などに事業を行う届出を提出しているかどうかです。

届出を出している金融機関は、財務局や金融庁からのチェックを受けるため、法律違反の営業をすることは少なくなります。

逆に、届出を出さず役所の認可を得ていない「闇金」は、違法な金利を設定したり、違法な取立てをしたりして債務者に圧力を掛けます。

届出を出している街金であれば登録番号を載せているため、番号の有無で闇金か街金かを判断すると良いでしょう。

また、闇金の中には、架空の登録番号や、別の街金の登録番号を載せている会社もあります。

登録番号が正しいかの判断は、金融庁のサイトから確認してください。

違法な金融業者に関する情報について

延滞中でも借りれたと噂の”ご融資どっとこむ”は闇金?

延滞中でも借入ができたとの口コミの中には、「ご融資どっとこむ」を利用している人がいるようです。

このご融資どっとこむは、余り聞きなれない消費者金融ですが、正規の消費者金融なのでしょうか。

「ご融資どっとこむ」は東京都に事業の届出を行っている正規事業者です。

したがって、届出を出していない闇金業者ではありません。

しかし、利用者の中には、「審査に落ちた後債務整理をすすめられて、弁護士のあっせんを受けた」という声もあります。

借入ができたとの声もありますが、少し心配なうわさもあるため、ご融資どっとこむを利用することは余りおすすめできません。

長期延滞でも借りれる?4つの中小消費者金融をチェック

長期滞納を行っている場合、中小消費者金融であっても、借入を行えない会社が多くあります。

そこで、代表的な中小消費者金融は長期延滞を行っていても、借入を行うことができるか、口コミと併せて紹介します。

フクホー

金融ブラックでも融資の相談に柔軟に乗ってくれるフクホーですが、残念ながら長期延滞中に融資は行ってくれないようです。

まず、公式のホームページに現在延滞中の人は、申込が不可能と明記されています。

フクホー│新規申込み

したがって、フクホーでは延滞中の借入は難しいでしょう。

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ライフティ

こちらも柔軟な対応で有名な中小消費者金融のライフティですが、口コミの中には延滞中でも借入ができるというものがありました。

「現在延滞中で申込ブラックでも、5万円借入ができました」や、「月末払いの1社延滞中。そんな状況の中でのまさかの5万可決。首の皮1枚つながりました!」という口コミがあるようです。

ライフティであれば、他社で延滞中でも借入ができます。

ただし、口コミの中には希望額には借入金額が届かなかったというものもあったため、希望通りの借入ができない可能性も考慮しておきましょう。

エイワ

エイワは全国に展開する中小消費者金融の中でも規模の大きい会社ですが、必ず対面での面接があるため、審査を柔軟に行ってくれることで有名です。

このため、延滞中であったとしても審査に通ったという口コミもあり、長期延滞中でも借入れの見込みがある消費者金融です。

口コミには、「クレカ(ライフ、オリコ、丸井)が延滞中なのですが、先ほどエイワに申し込みをしたら、融資可能なので来店してくださいと言われた」や「事情があって他社延滞中でしたが、理由を話したら貸してくれた」という話がありました。

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四国を中心として全国に展開しているセントラルですが、延滞中での融資には対応していないようです。

「他社借入150万、債務整理中1件、債務整理完了あり。年収475万。WEB申込10万で1時間後くらいにメールで否決。」という人がいるように、審査での延滞情報はかなり重要視されるようです。

また、申込の内容に、「現在他社からの借入を1週間以上滞納している」という欄があるため、1週間以上の滞納があることで、審査に悪影響があるようなので気を付けてください。

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延滞中の借入のしやすさ:自社延滞中vs他社延滞中

延滞をしているのにさらに急な出費でお金が必要になってしまった場合、新たな他社に新規で融資を申し込んだ方が良いのか、それとも延滞中の既存利用をしている会社に事情を話して何とか融通を利いてもらう方が良いのか迷います。

そこで、自社延滞中と他社延滞中のどちらがより借入がしやすいか、確認していきましょう。

自社延滞中の場合

自社延滞中で追加の借入をする場合、現在の滞納分を返済しなければ追加の借入はほぼ行えません。

返済ができずに延滞しているのに、追加で貸してくれるなどの虫の良い話はないでしょう。

しかし、延滞している返済金額をどうにか準備ができれば、追加で借入を行うことはできることが多いです。

もちろん、当日中に借入はできませんが、多くの金融機関では延滞が解消して2~5日以内には、追加の借入を行えるようになります。

延滞の解消が近日中にできるのであれば、現在借入れをしている会社から借りる方が良いでしょう。

他社延滞中の場合

他社延滞の事実がある状態で、新たな借入を行うことは大手では難しいでしょう。

しかし、中小消費者金融であれば、他社延滞を行っていても借入ができる会社が存在します。

このような会社を見つけて申込みができれば、自社延滞中よりも借り入れできるチャンスは高いです。

しかし、他社延滞でも融資を行う会社でも、属性や他社からの借入が高額過ぎると、審査落ちの危険性があるため気を付けてください。

延滞中の借入のしやすさ:短期延滞vs長期延滞

実は「延滞」には二種類の分類があります。

それが「(短期)延滞」と「長期延滞」です。

数日から1か月以内、または3か月までは「(短期)延滞」と言います。

数日から1か月以内、または3か月までとしたのは、「延滞」は約定支払日の次に支払っても、1日延滞したことになりますので気を付けてください。

ただし、向こう3か月以内にいつ支払っても延滞した事実は変わらないからなのですが、この延滞が3か月を過ぎると少し状況が変わってきます。

3か月までであれば遅滞しても入金があったことを報告するだけで終わりますが、支払日から3か月を過ぎた時点で指定信用情報機関には「長期延滞」の報告をしなければなりません。

この報告にはそれぞれの項目で数字が当てられており、各項目の数字が付くと金融事故扱いと判断されます。

それでは、短期延滞と長期延滞では、新規の借入を行う上でどのような違いが生まれるのでしょうか。

詳しく確認していきましょう。

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短期延滞の場合

延滞期間が3か月(一部2か月以下)の場合は、短期延滞と判断されるため、長期延滞よりは審査や申込に影響が少ないです。

中小消費者金融の中にも、短期延滞であれば融資可能と判断している会社もあります。

また、短期延滞の状態で延滞を解消できれば、個人信用情報の内容も短期延滞と記載されるため、大手消費者金融でも審査に通る可能性が出てきます。

ただし、延滞情報が残ることには変わりないため、できる限り延滞になる前に解決することが重要です。

長期延滞の場合

延滞期間が3か月(一部2か月)以上になると、個人信用情報機関や金融機関から長期延滞と認識されます。

長期延滞になってしまうと、中小消費者金融であっても多くの場合、審査に通ることが難しいです。

また、延滞が解消したとしても、長期延滞という情報が最長5年間も残り続けます。

長期延滞の記録が残っている内は、大手消費者金融での審査に通ることは難しいですし、クレジットカードや携帯電話の分割払いも難しくなります。

延滞をしている場合でも、3か月の壁は超えないように解決策を探しましょう。

「長期延滞」が5年以上前の債権だった場合

実は長期延滞が直近、少なくともここ1~2年のことではなく、5年以上前の債権だった場合には審査に通る可能性があります。

その理由は指定個人信用情報機関への報告の仕組みにあります。

厳密に言うと債務者が延滞をした場合、貸金業者がする仕事としては、Aという顧客について現在の借入残額と次回の返済予定日を入力すれば、前回の返済予定日から本日までの日にちを指定信用情報機関が自動で計算し個人信用情報に履歴がついていきます。

そして遅れながらでも完済(全額返済)した場合には、その旨も指定情報機関に登録することになります。

完済して5年間はその情報が個人信用情報に載ったままですが、5年を経過するとその事故履歴が個人信用情報から消去されるので借入できる可能性が出てくるのです。

個人信用情報の事故履歴の消去作業は厳密に言うと指定信用情報機関が行っているのではなく、債権を有する貸金業者が行っているため、会社によっては「長期延滞」を残したままに放置している場合があります。

長期延滞から5年も経過すれば貸金業者の方でも大抵は不良債権としてその債権を償却してしまっているはずですが、それは会社の経理の上での事務処理であり長期延滞の債権自体は残っているとみなして事故情報を消去しないからです。

こうなると現在延滞中ということになり、借入はかなり難しいでしょう。

この場合も延滞を解消することが一番手っ取り早い方法になります。

5年以上経過しているにもかかわらず、審査に通らない場合には、延滞していた金融機関に相談に行ってみましょう。

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そもそも延滞とは

「延滞」を簡単に言うと、「支払日に遅れた」状態のことを言います。

支払日当日であればどんなに遅い時間でも返済すれば「延滞」とは言いません。

銀行の引き落としに間に合わなかったので、金融機関の提携コンビニATMで支払った場合も「延滞」にはなりません。

契約時に取り決めた約定支払日を1日でも過ぎてしまったときに、初めて「延滞」したことになります。

また、支払日にはきちんと払ったけれど約定の金額に満たない、要するに前回支払った日の次の日から今回支払日までの利息が足りない場合も「延滞」となります。

なおこの場合、返済時にATMの画面等に「返済額が足りていません」等の、表示がされる訳ではないので自分では分からないかも知れません。

銀行振込で返済した場合も分かりません。

こういったときは金融機関から足りない分が発生している旨の連絡があるかも知れませんが、足りない分を支払えば「延滞」にならない可能性があります。

飽くまでも、約定支払日に1日でも返済できなかった、若しくは利息が足りない旨の連絡があったにも関わらず放置した(支払わなかった)場合に「延滞」とされます。

長期延滞中から融資を受けるまでの手順

長期延滞中の場合、いくら中小消費者金融に申し込んでも審査に通れる可能性は極めて低いです。

では、長期延滞中から融資が受けられるようになるまでには、どのようにすればいいのでしょうか。

まずは延滞分を完済する

長期延滞中に申し込みを重ねたところで、審査落ちするのが目に見えています。

そのため、最も重要なのは延滞分を完済することです。

長期延滞ともなれば、それを解消させるだけでも多くのお金や労力が必要となりますが、まずは完済しなければ状況は悪化する一方です。

自分だけでは完済できなくても、親や親戚からお金を借りて返すことができる場合もあります。

どのような方法でも良いですので、借りることよりも返すことを最優先に考えましょう。

定期的に安定した収入を得るようにする

無事に長期延滞を解消させることができても、すぐに借りられるようになるわけではありません。

長期延滞をしていた記録は残っていますので、属性を高める必要があります。

例えば、パートやアルバイトだった人は、会社員や公務員となる、会社員の人は勤続年数を長くして収入アップさせることや、今よりも高い収入となるようにするなどで、定期的に安定した収入が得られるようにします。

すると、過去に長期延滞の情報が確認されても、今は属性も良くなって返済の見込みがあると判断されやすくなります。

ただし、転職したてはやめてしまうリスクが高いということで審査落ちする可能性がありますので、勤続年数は少なくとも1年以上になってから次の行動に取ることをおすすめします。

必要書類を用意する

ローンの申込をするためには、必ず必要になる書類があります。

カードローンやキャッシングであれば、以下のいずれかに該当しなければ、基本的には運転免許証などの本人確認書類だけを用意すればいいです。

  1. 申込金額が50万円超
  2. 「申込金額+他社借入の総額」が100万円超

上記2つの条件に該当する場合は、本人確認書類の他に源泉徴収票などの収入証明書類が必要となります。

ただ、上記のいずれにも該当しない場合でも、信用情報に問題があれば収入証明書の提出を求められる場合もあります。

そのため、本人確認書類だけで申し込める状況下であっても、収入証明書の用意はしておいたほうが良いと言えます。

審査が甘いとされる消費者金融に申し込み

必要書類の用意もできたら、あとは申し込みをするだけです。

ただ、申し込み先は慎重に選ばなくてはなりません。

まず、長期延滞をしたところには新規・増額共に申し込みしないほうがよく、銀行も避けたほうがいいでしょう。

残るは、審査が甘いとされる中小消費者金融であり、先程紹介したようなところに申し込むと、審査通過の可能性も高くなります。

中小消費者金融の場合、返済を振込でしか行えず、それに係る手数料は利用者負担などと不便なところもありますが、まずは実績を作るためにも延滞せずに借りることが大事です。

信用情報が回復してきたら、次に大手消費者金融に挑戦し、最終的に低金利で利便性の高い銀行へとステップアップしていくのが望ましいです。

延滞した借金の時効について

延滞した借金は放置され続けて、一定期間を過ぎることで時効を迎えます。

一度時効を迎えた借金は、返済をする必要がありません。

借金の時効は消費者金融などから借りている場合は5年、個人からの借入は10年です。

しかし、5年間返済を行わなければ、誰でも時効になる訳ではありません。

まず、金融機関から督促を受けた場合、時効の計算がストップします。

また、債務者が返済に応じたり、借金の一部返済を行ったりすると、時効の経過がリセットされます。

実際には、時効の成立前に裁判を起こされるなどして、5年経過することは少なく、借金で時効が成立することはレアケースと言えるでしょう。

延滞でかかるお金「延滞遅延金」

「延滞遅延金」は利息と混同されやすいですが、実際の意味合いは通常の利息とは異なります。

どういった場合に「延滞遅延金」が発生するか、延滞遅延金の対処法などと併せて解説します。

延滞遅延金とは

延滞遅延金とは、借金を期日通りに返済しなかった場合、利息にプラスして請求される金額を指します。

例えば、1か月の利息が5,000円で、延滞金が利息と同じ金利だったとします。

この場合、1か月支払を滞納することで、通常支払う予定の利息5,000円と延滞金の5,000円併せて、1万円の支払をする必要があるのです。

延滞金の設定金利は金融機関ごとに異なりますが、利息の金利よりも高く、20%近い延滞金を請求されることが多いです。

延滞損害金が発生する条件

延滞遅延金は支払日までに入金や振込が間に合わずに、支払が遅れてしまうことで発生します。

支払日に1日でも遅れてしまうと、延滞遅延金の計算がスタートします。

ただし、延滞遅延金の請求は会社によって異なるため、場合によっては延滞金の支払時に請求されません。

多くの会社では、翌月の支払日にまとめて請求されることが多いので、次の支払日には大目に入金できるように準備しておきましょう。

延滞遅延金の対処法

延滞遅延金は延滞が解消した時点で、延滞金の計算がストップします。

したがって、次の支払日に延滞した金額をまとめて支払うと、余分に延滞遅延金の支払が発生してしまうため損と言えます。

金融機関ごとに対応は異なりますが、まずは連絡を行い、支払方法を確認して1日でも早く支払をした方が、延滞遅延金で損をせずに済むでしょう。

延滞した場合の貸金業者の対応

貸金業者からの借入を延滞した場合、貸金業者ごとに対応は異なってきます。

特に銀行と消費者金融では対応が大きく異なるため、延滞後の行動も変わってくるでしょう。

そこで、借金を延滞してしまったときの貸金業者の対応について解説します。

銀行の借入を延滞した場合

銀行の借入を延滞した場合、まずは電話連絡がくることが一般的です。

電話連絡では「入金がなかったので、早めの支払をお願いします」というような柔らかい口調で、支払の催促をされます。

その後、支払がないようであれば手紙で支払を催促する連絡が届きます。

手紙には支払がなければ一括返済を求める旨や、法的手段を行使する旨が書かれることが多いです。

この時点で、請求先が銀行から保証会社に移動します。

手紙での催促に応じない場合には、住所や職場への連絡や裁判への移行をされる危険性があるため、早めに対応を行いましょう。

アイフルなど消費者金融の借入を延滞した場合

アイフルなどの消費者金融で延滞した場合も実は、銀行からの延滞の対応とそこまで大差はありません。

法律改正以前であれば、消費者金融は取立てで自宅や会社に訪問して脅迫めいた請求をすることもありました。

しかし、現在では銀行と同じように自宅や会社に直接訪問することも少なく、訪問があったとしても脅迫めいた請求はありません。

また、銀行と違い保証会社を通していないため、請求が直接行われ督促のスピードが速くなりやすいです。

長期延滞に移行する前に、延滞を解消することが大切です。

延滞中でも作れたクレジットカードがある!?

延滞中ではカードローンの利用も難しいですが、同じように新規のクレジットカードの作成をすることも難しいです。

しかし、延滞中でも作ることができるクレジットカードが実は存在します。もちろん、他の条件次第では審査に通らない可能性がありますが、興味がある人は確認してみてください。

アコムマスターカード

アコムマスターカードは消費者金融であるアコムが発行しているカードで、申し込みやすさはピカイチです。

ただし、長期延滞の場合では全ての個人信用情報機関に情報が共有されてしまうため、アコムマスターカードでも審査に通ることは難しいでしょう。

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードは延滞情報があって、金融ブラックであったとしても審査に通る可能性があります。

アメリカン・エキスプレス・カードは外資企業であるため、審査基準が国内のクレジットカード会社と違います。

したがって、一般的にブラックと呼ばれる人でも審査に通ることがあります。

また、アメリカン・エキスプレス・カードは、通常のクレジットカードとは異なり、キャッシング機能がないことや年会費が高額であることが違う点です。

申込前にどのような特徴があるかを確認しておきましょう。

アメリカン ・エキスプレス・カード

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長期延滞中で返済のめどが立たないなら債務整理も

長期延滞中の人が新たにお金を借りる目的は、借金返済のためというもの少なくありません。

しかし、今でも返済できていない借金を増やしてしまうと、今よりもさらに返済が厳しくなっていきます。

長期延滞中で返済のめどが立っていないのであれば、新たに借りることを考えるよりも、債務整理を考えるようにしましょう。

ただ、債務整理といってもその種類にはいくつかあり、効果もさまざまです。

最もイメージしやすいのが自己破産であり、破産者となれば税金などを除くすべての債務について返済しなくても良くなります。

しかし、自己破産には大きなデメリットもありますので、状況によっては自己破産よりも別の債務整理の方が適していることもあります。

自己破産だけが債務整理というわけではなく、「任意整理」「特定調停」「個人再生」といった債務整理の中の1つの選択肢と思い、最も適した手続きを弁護士などの専門家に相談しながら選ぶことが望ましいです。

では、4つある債務整理の特徴を、これから紹介していきます。

任意整理

任意整理とは、裁判所を介さずに貸主(債権者)と直接交渉して、延滞損害金や将来にかかる利息をなくしてもらうことなどをして、借金の額自体を減らすことや、毎月の返済額を減らすことができる手続きです。

裁判所を介すわけではありませんが、任意整理の手続きに入ると督促はストップされますので、精神的にもメリットがあります。

一方で、交渉内容によっては思うような結果とならないこともありますし、交渉が難航して手続きに長期間かかる可能性があるというデメリットもあります。

また、任意整理で減額された債務は基本的に3年で返済しなくてはなりませんので、債務額が多い場合は任意整理が適さないこともあります。

なお、任意整理によって過払い金が発生していることが判明することもあり、その場合は過払い金でさ完済できてお金が戻ってくる可能性もあります。

債務整理について質問です。お恥ずかしながら過去の自分が招いた責任感の無い行動で借金が膨らみ債務整理の申込みをして、現在司法書士が交渉期間中です。
引用:ヤフー知恵袋

特定調停

特定調停とは、裁判所を介して債権者と債務者の和解成立を支援する手続きのことをいいます。

任意整理とは異なり裁判所を介すため、用意する書類が多く、交渉は裁判所で基本的に自分で行わなければなりません。

また、多重債務となっている場合、1社ごとに交渉していくため時間がかかり、調停できるまでの数ヶ月間、月に1回程度のペースで平日に裁判所へ行く必要があります。

そこまでしても、効果は任意整理とそれほど変わりありませんが、費用は格段に安く済ませることができます。

個人再生

個人再生とは、裁判所に再生計画を提出し、それが認められると債務額が5分の1に減額される手続きです。

最大のメリットは、自宅や自動車などの財産を手放す必要がなく(一定の条件を満たす必要があります)、それでいて借金を大幅に減額できることです。

ただし、減額後の債務を3年~5年で完済しなくてはなりませんし、手続きには時間がかかります。

それでも、債務額が多くて任意整理や特定調停では完済できない、自己破産では免責されないという状況でも手続きできる可能性もあります。

自宅などの財産は手放したくないという人は、最初から個人再生を考えるのも良いでしょう。

自己破産

自己破産とは、裁判所に申立を行い、免責が認められることで一部の債務(税金など)を除いたすべての債務の返済義務が免除される手続きです。

これにより、自宅などの財産を処分して、その代金を債務に充てなければなりませんが、その後の返済が免除されるため、再スタートしやすいです。

しかし、職業や資格によっては自己破産の申立から免責決定までの期間制限を受けますし、借金をした理由がギャンブルなど免責不許可事由に該当する場合は免責が認められないこともあります。

とはいえ、一度目であれば免責不許可自由に該当する場合でも特別に免責が認められることもあります。

借金を減額しても返済していけるめどが立っていない場合や、財産を手放してでも借金をなくしたいという人に、自己破産は向いていると言えます。

まとめ

いろいろと「延滞」についての説明をしてきましたが、長期で延滞をしているなら新規で他社に申し込んで融資を受けられる可能性は低いと言えます。

今から取引をしようと思う、個人信用情報を日本信用情報機構(JICCやC・I・C(シー・アイ・シー))から提供してもらったときに、長期延滞をしていることが分かればこの先自社でも延滞をする可能性が高いと判断されるからです。

現在延滞中、若しくは長期延滞中であるなら延滞解消をすることで審査申し込み・借入ができるようになります。

ちなみにJICCとC・I・Cは情報の相互交換をしています。

すなわち、ある消費者金融がJICCにしか会員登録をしていなくてもC・I・Cの貸金債権情報が一緒に提供されてきます。

結局のところ、審査の基準は各金融会社が決めているので、中には長期延滞が直近、少なくともここ1~2年のことではなく、5年以上前の債権だった場合には個人信用情報の「長期延滞」の文字が消えている可能性があるため、審査に通る可能性があると言えます。

また地元密着型の中小規模消費者金融で、延滞中でも対応してくれる会社を探してみるのも借入できる可能性が高いでしょう。

不動産を持っている人なら不動産担保を得意とした中小規模金融会社に行ってみるのも手かも知れません。

不動産を担保として総量規制内での借入を融通してくれる可能性はあると言えます。