トヨタファイナンスローンを二か月滞納してしまったらどうなる?

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トヨタファイナンスでローンをしている人の中には、返済ができずに滞納をしている人もいるでしょう。1日、2日返済が遅れるくらいであれば、トヨタファイナンスからあまり連絡はありませんが、2ヶ月以上滞納してしまうと取り返しがつかない事態になる可能性があります。

延滞が長期化し、大変な状況に陥ってしまう前に、トヨタファイナンスのローンを延滞した場合のリスクについて、しっかりと認識しておく必要があります。

トヨタファイナンスローンを、2ヶ月滞納したらどうなるか紹介します。

この記事はこんな人にオススメ

この記事は、以下のような人におすすめの記事です。

  • トヨタファイナンスで自動車ローンを借りている人
  • トヨタファイナンスへの返済が苦しい人
  • トヨタファイナンスのローンを延滞した場合のリスクを知りたい人
  • 現在延滞中で車が取られてしまうか不安な人

トヨタファイナンスの返済を延滞した場合のリスクについて詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

支払いをしなければ車は引き上げられる

車のローンをトヨタファイナンスで行っている場合、長期滞納を行ってしまうと車を引き上げられ、売り払われることになります。

一度売り払われた車は、滞納したお金の支払いをしている最中でも、取り返すことは難しいです。このため、トヨタファイナンスのローンを滞納していても、引き上げられる前に返済を行うことが大切です。

最悪のケースとして、車は引き上げられ、ローンだけが残ってしまうという可能性があります。どのくらいの期間延滞したら、トヨタファイナンスから自動車が引き上げられてしまうのか、ということを知っておくことが非常に重要です。

引き上げのタイミングや、延滞後のトヨタファイナンスの流れを確認していきましょう。

どのタイミングで引き上げられる?

引き上げられるタイミングは会社や申込者の対応状況によって変わりますが、基本的には滞納日より1ヶ月半から3ヶ月程度経過すると、車を引き上げられてしまいます。

したがって、トヨタファイナンスのローン滞納が2ヶ月を超えている場合、引き上げられる危険性がかなり高いです。一刻も早く、滞納金と遅延損害金の支払いを行う必要があります。

ただし、一定期間以上延滞したら無条件に引き上げの通知が来るわけではありません。

実際に車を引き上げる前には「引き上げ通知」というものがトヨタファイナンスから届きます。車の引き上げを防ぐためには、この引き上げ通知が届いたら速やかに支払いをする必要があるのです。

延滞発生から車引き上げまでの流れ

延滞が発生してから、いきなり車が引き上げられるわけではありません。ほとんどの場合には、引き上げまでの間に督促の連絡や、引き上げのスケジュールの連絡が行われます。

車引き上げまでの大まかな流れは、以下の通りです。

  1. 初めの支払いの督促(滞納から約3日後)
  2. 2度目の支払い催促(滞納から約20日後)
  3. 翌月の支払滞納(滞納から1ヶ月後)
  4. 引き上げの日程連絡(滞納から1ヶ月以降)
  5. 車の引き上げ(滞納から1ヶ月半以降)

支払いを滞納してしまってから、引き上げまでには2、3度の督促の連絡が電話や郵送で行われます。

2回目からは車の引き上げをほのめかされて、滞納が1ヶ月を超えると具体的な車の引き上げ日を通知されます。

実際には、通知日程通りに最初の車の引き上げが行われることは少ないです。しかし催促の電話対応が悪い場合には、引き上げ日が前倒しになる危険性もあるので気を付けましょう。

車を引き上げられる際には、車とマスターキーやスペアキーも全て引き上げられます。自己資金でタイヤや内装品などを購入していた場合には、それらも全てです。

「タイヤは自分で買ったものだから」などという理屈は通用しないので、車に対してお金をかけていた場合には、さらに損失を出すことになります。

引き上げ・売却された場合の解決策は?

トヨタファイナンスのローンを2ヶ月以上滞納してしまい、実際に車を引き上げや売却されてしまうと、もう車を取り返すことができないのでしょうか。

また、車を売却された場合には、残金の支払いは全額免れられるのでしょうか。

ここでは、車の引き上げや売却後の解決策など気になるポイントを解説します。

遅延分の入金をすればまだ間に合う場合もある

車の引き上げが行われたとしても、すぐにお金を入金できれば車を取り返すことができる可能性があります。

大体車が引き上げられて、実際に売却されるまで1ヶ月程度期間が空きます。車が引き上げられたとしても、トヨタファイナンスに連絡を取り、入金を行えば車を取り返すことは不可能ではありません。

ただし、車の引き上げが完了してから数日で名義の変更などが行われてしまうため、実際に車を取り返すことができる期間は、2、3日程度だと考えた方がいいでしょう。

引き上げられた車を取り返す場合には、遅延利息も一緒に支払う必要があります。

遅延利息は、返済に遅れた日数に応じて支払う罰金のようなもので、ローン残高が100万円残っており、遅延損害金が18%の場合には、100万円×18%=18万円÷365=493円の遅延損害金が1日当たり発生します。

このお金は延滞しなければ発生しなかったお金なので、やはり延滞したことによって、延滞しなければ発生しなかったさまざまな費用が必要になってしまうのです。

売却してもローンが残ってしまった場合

車を引き上げ、売却が行われてしまったら、ローンの支払い義務がなくなると勘違いしている人がいますが、売却後もローン金額が相殺されなければ返済の義務が残ります。

例えば、ローンの残債と遅延損害金が100万円で車の売却金額が50万円の場合、差し引いた残り50万円の支払いは引き続き行わなければなりません。

残った金額は分割払いで返済を行うことになりますが、もしも返済の連絡を取らなければ、一括での返済を請求されたり裁判に移行したりするため、必ず連絡を取るようにしましょう。

なお、車の引き上げまで行われてしまうような長期間の延滞をした場合には、銀行や他の自動車会社のオートローンの審査にはまず通過できません。今後しばらくの間自動車を所有することそのものが、不可能になってしまいます。

ローンが払えないとオートローン遅延裁判?

自動車が引き上げられてもなおローンが残ってしまう場合には、ローンの支払い義務は残ります。

残ったローンを支払うことができない場合にはさらなるペナルティーが待っています。借りたお金は返済しなければいけないため、返済できない場合には、以下のような手順で法的な回収作業が進みます。

受任通知

最初はトヨタファイナンスの顧問弁護士から「受任通知」という内容の書類が内容証明郵便で届きます。受任通知とは、返済できない自動車ローンの回収に関して、弁護士が委託を受けたため、以後の交渉は弁護士を窓口にしてください、という書面です。

内容自体は連絡事項のように思えますが、この通知が届いたということは、トヨタファイナンスは法的な手段によって回収をするという意思表示。以下のような法的な手段によって、返済できないローンの回収が進んでしまうということです。

給与差し押さえ

法的な手段で回収が行われると、最も可能性が高い手段が、給与の差し押さえです。

給与の差し押さえは、差し押さえ分だけの金額を従業員に支払わずに、差し押さえ分とするように勤務先へ裁判所から連絡される行為です。

自分の給料が自分へ入金されないばかりか、会社に裁判所から連絡が行くことによって、金銭的な問題を抱えているということが会社に知られてしまいます。勤務先での人間関係や出世にも悪影響が出てしまう可能性が高くなるでしょう。

生活費は確保される?

差し押さえが行われた場合、生活費は確保されるのでしょうか?

給料を全て差し押さえられてしまったら、生活に困ることになります。そのため、民事執行法では差し押さえできる金額は給与の4分の1までと決まっています。

最低生活費がどの程度なのかは家庭によって異なりますが、少なくとも給与の4分の3は差し押さえがあっても確保できるため、なんとか生活をしていくことができる可能性はあるといえるでしょう。

勤務先にはバレる?

先ほど触れたように、給与の差し押さえは、勤務先に対して裁判所が直接差し押さえの通知を出しますので、勤務先には必ずバレてしまいます。

まして、給与の支払いは会社内の人事評価を行う人事部へ行われることが一般的なので、最も出世や異動に直接関係する部署へ差し押さえが分かってしまうでしょう。

差し押さえが行われたことに対する評価は会社によって異なるのかもしれません。しかし、多くの場合には、金銭問題でトラブルを起こしている従業員に対する評価は下がると考えるのが普通ではないでしょうか。

給与の差し押さえが行われると、出世に響いたり、社内に居づらくなってしまうケースが非常に多くなります。これが原因で退職してした場合には収入が断たれることになり、経済的な被害は差し押さえられた金額だけにとどまりません。

滞納が及ぼすその他の影響は?

トヨタファイナンスのローンを滞納した場合、車を引き上げられる以外にもさまざまなデメリットが生じます。

具体的には、ブラックリストが確定すると他からお金を借りることが不可能になることです。滞納が及ぼす影響にどのようなものがあるか、具体的に確認していきましょう。

トヨタ提携カードの利用停止・限度額引き下げ・強制解約

トヨタファイナンスはマイカーローン以外にも、クレジットカードの発行も行っています。車購入時にクレジットカードも作成していると、滞納によって利用停止や強制解約などの影響が出てしまうのです。

トヨタファイナンスのローンを滞納した場合、この情報は社内で全て共有されます。したがって、トヨタファイナンスの発行しているクレジットカードにも、滞納の期間や状態によって影響があります。

滞納期間が短いうちは、利用限度額の引き下げ程度で済みますが、長期化するとクレジットカードをショッピングで利用できない利用停止になりやすいです。

また、車の引き上げを行われる段階まで行くと、クレジットカードの強制解約をされる可能性もあります。強制解約までいかなくても、クレジットカードの限度額引き下げが行われる可能性はあるでしょう。

限度額の引き下げは、本人への事前通知なしに突然「引き下げました」という通知が入るので、問答無用で利用限度額が下がります。カードを利用することができる金額が下がるので、これまでのようにクレジットカードが使えなくなってしまいます。

また、強制解約になった場合には他のクレジットカードにも影響が出る可能性が高くなります。

クレジットカードは、カード契約者のクレジット審査を定期的に行っています。

この審査を途上与信といいますが、途上与信でトヨタファイナンスのカードや自動車ローンが強制解約になっていることを他のカード会社に知られてしまうと、そのカードも強制解約になってしまうことになります。

1枚のカードやローンが強制解約になると、その効果は他のカードにも波及するので、悪影響はかなり大きくなるでしょう。

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個人信用情報機関への情報登録

トヨタファイナンスは、ローン利用者の契約や返済の情報を、毎月個人信用情報機関に送っています。送付する個人信用情報には当然、滞納の情報も含まれるため、滞納を行った情報は個人信用情報機関に残り続けます。

個人信用情報機関に情報が登録されると、トヨタファイナンス以外の金融機関にもあなたの情報が共有されてしまうため、長期滞納を行ったことがすぐにバレてしまいます。

滞納の情報は、短くても1年、長い場合には5年間も個人信用情報機関に保管され続けます。時間経過以外では消すことができないため、滞納の長期化には十分な注意が必要です。

トヨタファイナンスが加盟している信用情報機関はCICです。CICには、延滞が61日に達すると、まず延滞という金融事故情報が登録され、ブラックになります。そして、契約が強制解約になると、強制解約という金融事故情報が記録されてしまうでしょう。

自分の信用情報がブラックになっているかどうかは、自分で信用情報を開示して調べることがあります。気になる人は、まず信用情報の開示請求を行い、開示された個人信用情報開示報告書から、信用情報をチェックして、信用情報を調べてみてください。

開示は1,000円程度の手数料で行うことができます。

各種ローンが通らないのはなぜ?

滞納が長期化して個人信用情報機関に滞納情報が登録されると、マイカーローン以外のローンが組めなくなります。

2ヶ月以上の長期間の滞納を行うと「金融ブラック」と認識されてしまい、ほとんどのクレジットカードやローンの審査に通りません。ローンの場合、住宅ローンや教育ローンから、フリーローンやカードローンまで全てに影響が出ます。

また、携帯電話の分割払いも新規で行うことができなくなるため、生活の至る所に影響があるでしょう。

家族の申し込みが通らなくなる場合もある

家族がトヨタファイナンスに申し込みを行う場合には、家族の申し込みまで影響が出るかもしれません。

例えば、マイカーローンの契約時に配偶者の名前を記入していたり、保証人の名義が家族のであったりすると、社内で名前が記録されてしまいます。

信用情報がブラックになるのはカード名義人だけですが、社内の情報では家族名義も残ってしまうことがあるのです。基本的には会社の枠を超えて家族の情報が共有されることはないですが、家族がトヨタファイナンスを利用しているときには注意が必要です。

延滞してしまった後の対処法・解決策は?

これまで紹介したように、トヨタファイナンスで2ヶ月以上の滞納を行うと、車の引き上げなどさまざまなデメリットがあります。

それでは、延滞をしてしまったときには、どのように対応をすれば、被害を最小限にすることができるのでしょうか。また、延滞をできる限り早く解決する対応策も気になるところです。

ここでは、ローン滞納の対処法や解決策を中心に解説します。

インフォメーションに電話をする

トヨタファイナンスのマイカーローンを滞納した場合、とりあえずインフォメーションに自分から電話をしましょう。

トヨタファイナンスに電話連絡したら滞納が許されるわけではありませんが、連絡をしないよりも心証がかなり良くなります。具体的に返済ができそうな日程など、滞納をしてしまいそうになると分かった瞬間に連絡をしましょう。

また連絡を行うときには、くれぐれも高圧的な態度を取らず、謝罪の気持ちを持ちながら連絡してください。電話連絡時に「お金がないからしょうがないじゃないか」などの、不遜な態度を取ってしまうと、最悪の場合車の引き上げを前倒しにされる危険性まであります。

滞納の場合、非があるのは利用者側なので、電話の態度には特に注意してください。

インフォメーションセンサーの連絡先は以下の通りです。営業時間内にしっかりと連絡をするようにしましょう。

東京:03-5617-2511
名古屋:052-239-2511
受付時間 9:00~17:30 
年中無休(年末年始除く)

指定口座への入金

トヨタファイナンスに電話連絡をすると、振り込みに必要な口座の番号を教えてもらえます。また、郵便で督促を行われた場合にも、振り込みに必要な口座番号が明記されています。

通常のマイカーローンの支払いは、引き落としであることが多いですが、滞納をしている場合にはお金の準備ができたらすぐに入金しましょう。遅延損害金の支払金額が減るのはもちろんですが、1日でも早く入金をした方が印象は良くなります。

なお、振り込みは手数料無料で、パソコンやスマートフォンから行うことができるネット銀行が便利です。

例えば楽天銀行は、ハッピープログラムに登録すれば月3回まで振込手数料が無料になります。同じようなサービスは他のネット銀行でも行っているので、このようなサービスを賢く利用するようにしてください。

返済日の徹底管理

返済日をつい忘れてしまい、返済が何度か遅れてしまっている人は、返済が遅れないように返済日の徹底管理を行った方がいいでしょう。短期間の遅れが続くと、トヨタファイナンスの印象が悪くなり、提携のクレジットカードの利用限度額などに影響が出てしまいます。

また、滞納の期間によっては短期間であっても、個人信用情報機関に滞納の情報を送られるため、他のローンにまで影響します。給料日に併せて入金をするなど、返済日を過ぎないよう対策を採ることも大切です。

なお、どうしても返済日に返済金が手元にない場合には、即日融資に対応している消費者金融を利用するという方法もあります。大手消費者金融のアコムなどには無利息期間があるので、この期間を利用してお金を借りれば、利息負担ゼロ円で返済金を調達することができます。

しかし、この方法はあくまでも一時しのぎとしてのみ利用するようにして、借りたお金は絶対に早期に返済するようにしましょう。

借金の返済を借金から行うと、自転車操業状態になり、借金の返済を行ったカードが限度額に達した時点で返済は今よりも厳しくなってしまいます。

このため、返済は自分の収入からのみ行うことを徹底し、アコムなどのカードローンを利用するのは、ほんの一時的な利用にとどめるようにしてください。

他社ローンへの借換え

もしも毎月の返済額が高額で返済が追い付かない場合には、他者のマイカーローンや目的ローンに借り換えてしまうのも一つの手です。トヨタファイナンスよりも金利が低いローンであれば、毎月の返済額を減らせます。

また、金利が変わらなくても返済期間を延ばすことができれば、1ヶ月当たりの返済額を減らすことが可能です。

ただし、返済期間を延ばすと利息が増えてしまうため、総返済額は増えることになります。借り換えを検討する場合には、金利と返済期間のシミュレーションを行い、損をしないように計画を立てましょう。

トヨタファイナンスのローンや残価設定の金利は6~9%程度なので、銀行のマイカーローンの方が金利はほとんどのケースで低くなります。

他社の低利マイカーローンと比較した場合の利息負担額の違いは以下の通りです。100万円を最優遇金利で5年返済で借りた場合の利息負担額を毎月返済額の違いをシミュレーションしてみましょう。

ローン会社金利毎月返済額利息負担額
トヨタファイナンス6~9%1万9,333円15万9,980円
住信SBIネット銀行1.775~3.975%1万,430円4万5,800円
三菱UFJ銀行2.975%1万7,958円7万7,480円

このように、金利の低いローンに借り換えることで、利息負担額を総額で10万円以上減らすこともできます。

最初から金利の低いマイカーローンで借りるのが最も効果的です。しかし銀行のマイカーローンは借り換えにも対応しているので、金利が高いと感じた場合には検討してみましょう。

トヨタファイナンスの支払いで悩んでいる人へアドバイス

トヨタファイナンスで2ヶ月滞納を行っている場合、車の引き上げなど最悪の事態になるまであと一歩であるといえます。1日でも早く滞納金の支払いのめどを立てて、車の引き上げを防ぎましょう。

また、トヨタファイナンスに連絡を取っていない場合には、自分から連絡を行い謝罪をすることが大切です。トヨタファイナンスも、車の引き上げによって回収を図るのではなく、現金での回収を望んでいます。

延滞をした場合には、速やかに連絡をとり、いつ返済することができるのかということを明確に伝えてください。約束を守って入金を行えば、車の引き上げを防ぐことは可能です。最悪の事態は防ぐようにしましょう。

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