常陽信用保証の保証審査は厳しいの？
茨城県水戸市に本社を置く常陽銀行で各種ローンを申し込む場合、常陽信用保証の保証審査を受ける場合がほとんどです。もちろん常陽信用保証の保証を受けられない場合は基本的に常陽銀行からお金を借りることができません。
そこで気になるのが常陽信用保証の保証審査は厳しいのかということだと思います。常陽銀行カードローンの保証会社はアコムのみですが、教育ローンなど他にも銀行から融資を受けることもあるでしょう。常陽信用保証の審査基準は厳しいのかご説明します。
- 執筆者の情報
- 名前：梅星 飛雄馬(55歳)
職歴：地域密着の街金を30年経営
常陽信用保証は常陽銀行の保証業務を行う
常陽信用保証はめぶきフィナンシャルグループに属している企業で、常陽銀行と足利銀行がメインとなっているグループです。
常陽銀行の関連会社として常陽信用保証があり、常陽銀行の各種ローンの保証業務を行っています。常陽信用保証は常陽銀行以外に保証業務をすることはなく、常陽銀行専門の保証会社です。
ですから常陽銀行から融資を受ける人にとって、常陽信用保証の存在を無視するわけにはいきません。銀行から融資を受けられるのか審査の合否を判定するのが常陽信用保証だからです。
そこで気になってくるのか常陽信用保証の保証審査は厳しいのかということですよね。
「キャッシュピット」の保証会社はアコム
銀行からの借入で最も身近な存在は銀行カードローンですよね。
常陽銀行カードローンにはキャッシュピットと言って、インターネットから申込みができるカードローンで茨城県、福島県、栃木県に住んでいる人にとって比較的借りやすいカードローンとして人気があります。
借入対象者は正社員に限らずパート収入やアルバイト収入でも申込みができ、コンビニATM手数料が無料、10万円を借りた場合の返済金額は毎月3,000円から、と返済しやすいのも魅力です。
しかし保証会社は常陽信用保証ではなくアコムが担当しています。ですから常陽信用保証の保証審査が厳しいのかどうか考える必要はありません。
保証会社はアコム1社ですから、アコムの審査に通らなければ常陽銀行カードローンでお金を借りることはできません。
アコムの審査は比較的柔軟で借りやすいとの評判もあり、普通に仕事をしている人で継続安定した収入があれば、信用情報に問題がない限り審査に落ちることはまずないでしょう。
「ベストカードプレミア」の保証会社は常陽信用保証
※常陽銀行公式WEBサイトより引用
常陽銀行カードローンにはもうひとつあり、それは定期預金を担保にしてお金を借りる「ベストカードプレミア」です。
ベストカードプレミアを利用するためには常陽銀行の営業エリア内に住んでいなければならず、なおかつ常陽銀行に定期預金を預けていなければ借りれません。
ベストカードプレミアの金利は50万円以内の借入なら年11.5%と銀行カードローンとしてはかなり低い方です。
定期預金の金額については特に指定がありません。常陽銀行をメインバンクとして利用している人限定で借りれるカードローンです。常陽銀行お得意様のカードローンとしての位置づけでしょうね。
ベストカードプレミアは常陽信用保証が保証を担当しており、しかも定期預金を担保にすることから、同じカードローンであるキャッシュピットと比べれば保証審査はハードルが高いと言えるでしょう。
しかし借りるためのハードルは高くても、常陽信用保証の審査基準まで厳しいとはならないと考えます。
なぜなら定期預金を担保にとっているわけですから、いざとなれば強制的に定期預金を解約して借金の回収にあてることができますからね。
保証審査は安全性を重視
常陽信用保証が個人情報を取得するのは全国銀行個人信用情報センター(KSC)のみです。
信用情報機関は他にJICCとCICがあり、消費者金融やクレジットカード会社が加盟しています。
KSC、JICC、CICはお互いに情報共有を行なっているものの、KSCで取得できる情報は金融情報のみで、JICCが持っているカードローン情報やCICが持っているクレジットカード情報まで完全に把握できません。
金融事故とならない程度の借金返済の遅れや、クレジットカード利用料金、及び各種ショッピングローンの支払い遅れの情報までは知らないのです。
もちろん消費者金融でいくら借りているのか、クレジットカードのキャッシングでいくら借りているのかの情報はつかめても、肝心な毎月の返済状況がわからないのでは、他の保証会社のように細かいところまで審査できません、
常陽信用保証の保証審査は、他の保証会社と違いできるだけ低リスクのローン商品に対応し、安全性が確保されたローンでなければ保証審査を行わない方針と推測できます。
銀行の融資審査は担保融資を得意としており、無担保無保証の審査は不得意としているため、消費者金融やクレジットカード会社に保証審査を委託しているのです。
保証審査が厳しいのか保証順位と貸付条件を見ればわかる
保証会社の審査基準が厳しいのか判断するには、保証順位と貸付条件を見ればある程度判断可能です。
よく銀行融資の保証会社として2社、または3社用意してある場合がありますよね。
なぜ保証会社を複数用意しているのかと言うと、第1保証会社の審査に落ちた場合は第2保証会社の審査を受け、第2保証会社の審査に落ちたら第3保証会社の審査を受けると言うように、保証審査基準を徐々に緩めているからです。
常陽銀行の各種ローンについての保証順位や貸付条件から、常陽信用保証の保証審査が厳しいのかそれぞれ見ていきましょう。
常陽リフォームローンで不動産を担保に取る
常陽銀行にはリフォームローンがあり、無担保のリフォームローンの保証会社はセディナで、不動産を担保に取るリフォームローンの保証会社は常陽信用保証です。
無担保で貸し倒れリスクのあるローンは外部の保証会社に任せ、担保を取ることができるローンは常陽信用保証に任せるのは前項でご説明したように安全策をとっているからです。
常陽マイカーローンの第1保証会社は常陽信用保証
常陽銀行のマイカーローンは金利が2.3%と安く、最大貸付金額は1,000万円までと大きいのが魅力です。
保証会社は常陽信用保証とセディナの2社を用意してあり、保証順位は次の通りです。
①常陽信用保証
②セディナ
ちょっとでも信用情報に疑問な点があれば、セディナに保証を任せる体制です。
常陽信用保証の審査基準が高いということも言えますがが、回収不能となるリスクがある場合は外部保証会社であるセディナにおまかせです。
常陽教育ローンの第1保証会社は常陽信用保証
※常陽銀行公式WEBサイトより引用
常陽教育ローンを利用するには前年度年収が300万円以上なければならない条件が付加されているのは、返済能力を重要視していることがわかります。
さらに保証会社を2社用意しています。
①常陽信用保証
②セディナ
常陽信用保証の保証審査基準に合わなければ、セディナに保証審査を任せることでリスク管理をしているようです。
しかし常陽銀行に定期預金がある場合の教育ローンの保証会社は常陽信用保証に一任していることから、やはり貸し倒れリスクを回避するために、無担保のローンは外部保証会社に依頼するケースが多くなるでしょう。
常陽信用保証の保証審査が厳しいのは間違いがないところ
常陽信用保証は既にご説明の通り、より安全性の高い顧客の保証審査をしていることが判明しました。
確かに保証審査は厳しいようです。しかし常陽信用保証の保証審査に落ちても第2保証会社あれば利用する側にとっては安心ですね。
タグ：お金の知識
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