中国総合信用株式会社のカードローン保証審査は厳しい?
中国総合信用株式会社は、中国地方の第二地方銀行が共同出資して事業を立上げた、個人向け銀行ローンの保証会社です。
自社では貸付をしておらず、中国地方にある銀行カードローンを中心に信用保証を行います。
保証会社としての業歴は50年以上(2024年5月現在)と長く、保証残高は2023年3月時点で8,578億円。地元の人にとってはよく知られた保証会社としてなくてはならない存在です。
さて、そんな中国総合信用株式会社ですが、カードローンの保証審査は厳しいのか解説します。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
即日OK!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
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アイフル | 3.0%~18.0% 最短18分※₁ ※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
プロミス | 4.5%~17.8% 最短3分※ ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | ・20~30代に人気 ・初めて契約する方は30日間利息0円 ・借入可能かすぐに分かる事前診断でチェックできる |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% 即日融資 ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物、原則なし ※収入証明を提出していただく場合があります。 |
中国総合信用株式会社とは
銀行カードローンの保証会社としてよく知られているのが、アコムやプロミス、アイフルなどの大手消費者金融やオリエント・コーポレーション、ジャックスなどのクレジットカード会社ですね。
しかし、全国的に有名な消費者金融やクレジットカード会社が、全ての銀行の保証会社を引き受けているわけではありません。
消費者金融やクレジットカード会社が、保証会社としての現在の地位を固めたのは、2000年を過ぎたあたりからで、本格的に稼働し始めたのは2006年頃です。
それまで銀行カードローンの保証会社といえば、各都道府県にある保証協会や、銀行が共同出資して立ち上げた保証会社が中心でした。
中国総合信用株式会社も第二地方銀行を中心として1973年に設立し、共同出資した銀行は中国地方に本社を置いた相互銀行6行です。
主要株主は島根銀行、トマト銀行、もみじ銀行、西京銀行でそれぞれの銀行カードローンの保証を行い、個人の融資希望に応えるべく保証業務を積極的にしているところです。
中国総合信用株式会社が加入している信用情報機関
中国総合信用株式会社の審査基準が厳しいのかご説明する前に、同社が加盟する信用情報機関についてご説明します。
中国総合信用株式会社は、下記の政府が指定する信用情報機関に加盟しています。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
通常の保証会社でも「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」に加入していることはあまりないので、通常と変わらないでしょう。
なお公式サイトにて、「株式会社シー・アイ・シー、株式会社日本信用情報機構、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の個人情報機関の三機関は、相互に提携しております」との記載がありました。
中国総合信用株式会社の保証審査は厳しい
中国総合信用株式会社の保証審査は、厳しいと言わざるを得ません。
銀行融資の保証審査は、借入希望者が将来にわたっても継続安定した収入を得ることができる状態になければ、将来的なリスクを抱えてしまいます。
勤務先情報まで保証審査の対象になる可能性は否定できないわけですから、保証審査項目が増える分だけ審査基準が厳しくなってしまうのはやむを得ません。
保証会社の保証審査が厳しいかどうかは、第1保証会社になっているのか第2保証会社がついているのかである程度判断できますが、保証会社が中国総合信用株式会社しかない場合は申込条件を見れば判断できるでしょう。
では実際保証審査はどの程度厳しいのか、中国総合信用株式会社が保証業務を行っている銀行カードローンについて調べてみましょう。
島根銀行カードローン
島根銀行が扱うカードローンはいくつか種類があり、融資限度額が300万円までや50万円までのカードローンがあります。
融資限度額が最高300万円になっているカードローン「ウェブ de Can カードローン」は、保証会社がオリエントコーポレーションになっており、中国総合信用株式会社は保証をしていません。
また「新型カードローン」は、融資限度額が50万円までとかなり少額です。少額カードローンの割には前年度年収が200万円以上の条件がつき、そして保証会社は中国総合信用株式会社です。
オリエントコーポレーションが保証会社をしているカードローンには年収条件はありませんが、中国総合信用株式会社が保証会社をしているカードローンは年収条件がついていることから、審査が厳しいといえます。
トマト銀行カードローン
トマト銀行が扱うカードローンもいくつか種類があり、カードローンによって保証会社が異なります(SMBCコンシューマーファイナンス、オリエントコーポレーション、オリックスクレジットなど)。
その中の「トマトカードローンMAX」は、融資限度額が最高500万円まで、しかも上限金利は年12.5%(変動金利/2024年5月1日現在)と比較的金利が低いカードローンで人気です。
保証会社は2つあり、保証順位は次の通りです。
①中国総合信用株式会社
②オリエントコーポレーション
第1保証会社が中国総合信用株式会社であること、また前年度年収が200万円以上、勤続年数及び営業年数が3年以上でないと借入できない条件がついているのは、まさに審査が厳しい条件に当てはまりますね。
もみじ銀行カードローン
もみじ銀行カードローンもいくつかカードローンの種類があり、比較的金利の高いカードローンはエムユー信用保証株式会社のみの保証会社です。
その他のカードローンは第1保証会社は中国総合信用株式会社で、「ミニカードローン」は貸付上限金利が年10.5%とかなり低いです。しかし、年収条件があり、200万円以上でなければ申し込みができません。
◆マイカードプレミアム
①中国総合信用株式会社
②オリエントコーポレーション
◆ミニカードローン
①中国総合信用株式会社
年収条件がついていて、その上第1保証会社が中国総合信用株式会社であることは、間違いなく審査が厳しいですね。
まとめ
保証会社が「中国総合信用株式会社」になっている場合、年収や勤続年数の条件がついていることが多く、審査は比較的厳しいといえます。
緊急でお金が欲しい場合は、消費者金融カードローンを検討するのもいいかもしれません。
カードローンに申し込む際は、金利や貸付条件はもちろんのこと、保証会社をしっかり確認するようにしましょう。
タグ:お金の知識
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。