「MCセンター」とは？｜郵便物でバレる可能性ある？

大手消費者金融のSMBCモビットが契約内容確認書などの書面を郵送する際には、送付主を「MCセンター」にしています。

SMBCモビットという名前を送付主にしていませんが、郵送物が届くことでお金を借りていることがバレるのは避けたいと考える人も多いことでしょう。

できれば誰にも気付かれずにお金を借りたいと考える人は、意外と多くいます。

本記事では、MCセンターについて詳しく解説します。

どのような場合に郵送物が届くのか、郵便物の内容を確認せずに放置した場合に起こり得るリスクなどを解説します。

現在、SMBCモビットを利用している人、これから利用する予定がある人もぜひ、チェックしてみてください。

MCセンターとは？

MCセンターとは消費者金融のSMBCモビットのお客様対応を行う部門です。

SMBCモビットから郵送物を送付する際に、利用者のプライバシー配慮を目的にMCセンターとしています。

SMBCモビットの公式サイトでも書類を送付する際には「MCセンター名にてお送りいたします」と記載しており、詐欺などを疑う必要はありません。

所在地や電話番号

SMBCモビットは、三井住友フィナンシャルグループ（SMFG）傘下（SMBCグループ）の大手クレジットカード会社、三井住友カード株式会社のローンブランドです。

本社所在地は大阪府大阪市中央区今橋4-5-15、電話番号は03-5908-0241にて登録されています。

なお、SMBCモビットに関する問い合わせはモビットコールセンターにて対応しています。

差出人が「MCセンター」から郵送物が届くのはどういう時？

SMBCモビットの公式サイトにて、送付元が「MCセンター」となる必要書類について以下のように伝えています。

ただし、上記の書類についてはWeb完結申込を選択すれば、原則発送なしにできます。

Web完結申込とは、その名のとおり申込や契約までの手続きをWeb上で完結できるサービスです。

以下の条件を満たしている人、かつインターネットに接続できる環境さえあれば、スマホやパソコンから24時間365日いつでも手続きを行えます。

Web完結申込なら時間や場所を問わずに手続きを行えるので、急にお金が必要になった場合に便利です。

モビットカードの発行なし（カードレス取引）に対応しており、振込やスマホATMといった方法でスピード融資を受けられます。

その他にMCセンターから郵送物が届くタイミングとして注意したいのが返済を遅延したときです。

督促状が自宅宛てに届きますので、強制解約などのトラブルにならないうちに返済を行ってください。

借り入れがバレる？

MCセンターから郵送物が届くことで、SMBCモビットの借入れがバレるかどうかは一概に判断できません。

郵送物を見るだけでは、お金を借りていることに気付くのは難しい可能性が高いです。

しかし、MCセンターについてインターネット検索すると、SMBCモビットからの郵送物であることは簡単に確認できます。

一人暮らしであれば、MCセンターからの郵送物を受け取るのは自分だけなのでバレることを気にしなくてもよいでしょう。

しかし、同居家族が居る場合は、郵送物を開封されたり、MCセンターについて調べられたりして、借入れがバレるリスクが高まります。

同居家族に知られずにSMBCモビットを利用したい場合は、すでに説明したようにWeb完結申込を選択する、返済を遅延しないようにしましょう。

郵便物はハガキ？簡易書留？

MCセンターからの郵送物は契約に関するものであれば封書、督促状になると圧着式のハガキで届くのが一般的です。

なお、モビットカードの郵送を希望した場合の発送方法について、SMBCモビットは公開していません。

「確実に受け取りたい」「自分以外の誰かに受け取ってほしくない」といった場合、モビットコールセンターに相談してみてください。

身に覚えがない場合は？

MCセンターからの郵送物が届いたけれど、そもそもSMBCモビットを利用したことがない、身に覚えがないという場合は、その旨をSMBCモビットへ問い合わせて指示を受けてください。

なお、郵送物を開封していない状態であれば、受取拒否も可能です。

放置は絶対ダメ！「MCセンター」からの郵送物や連絡

SMBCモビットを利用している人で、MCセンターから郵送物が届いたら必ず内容を確認してください。

MCセンターから届く郵送物は、契約に関するものだけではありません。

特に、返済を遅延した際に届く督促状を放置するのは今後の契約に大きな影響を与えます。

返済催促などの連絡を無視したらどうなる？

督促状が届いても、すでに返済の遅延を解消している場合は破棄しても問題ありません。

督促状が届くまでには、電話やメールなどで返済が遅れていること、支払いをお願いしたい旨の連絡が入っているでしょう。

督促状が届く頃にはSMBCモビットの利用ができなくなっている可能性が高いです。

督促状が届き、SMBCモビットの返済を遅延していることに気付いたら、速やかに返済を行ってください。

SMBCモビットが入金を確認したら、利用再開の手続きを取ってもらえるでしょう。

しかし、督促状を放置して遅延期間が長期化すれば、強制解約の措置を取られたり、期限の利益の喪失によって一括返済を求められたりします。

支払えない場合は？

さまざまな事情があってSMBCモビットの返済が難しい場合は、モビットコールセンターに電話をかけてその旨を伝えましょう。

そして、いつまでに返済できるのかを伝えてください。

支払期日の翌日から返済日まで、年20.0％の遅延損害金はかかるものの、約束した日までは、SMBCモビットが督促の電話をかけてきたり、郵送物を送付したりすることはありません。

返済可能な状態ではないから、SMBCモビットから電話がかかってきたり、郵送物が届いたりしても無視したくなるかもしれません。

しかし、無視をしても解決に繋がりません。

SMBCモビットの担当者も返済が難しいことに対して、厳しく叱ることはないでしょう。

利用者に無理がないように返済額の交渉、返済期間の変更といった可能性を探ってくれます。

すでにSMBCモビットからの借入れが多額になっている、SMBCモビット以外の複数社から借入れがあって返済が困難な場合は、債務整理を行うのも方法の一つです。

債務整理の知識と経験が豊富な弁護士に現在の借金の状況について相談して、スムーズな解決を目指しましょう。

債務整理を行うと決まったら、弁護士がSMBCモビット宛てに受任通知を送付します。

受任通知とは、今後の借金問題はこの弁護士が対応するという連絡です。

受任通知を送付し、SMBCモビットが受け取ることで、直接取り立てを行えなくなります。

債務整理には以下のように複数の手続きがあり、どれが適しているのかは借金の金額や保証人の有無などによって異なります。

債務整理を行うことで債務の減額や免除を期待できますが、弁護士に依頼する際には着手金や報酬といった費用がかかります。

まとまった費用を用意できない場合は、分割払いに対応している弁護士事務所を見つけて利用してみるといいでしょう。