楽天銀行スーパーローンの審査内容やかかる時間
昨今では、審査結果まで最短30分とか即日融資OKなどと、大々的に広告が打たれている貸金業者も見かけます。 そんな中で、楽天銀行のカードローンについては審査時間が長めだというのは本当なのでしょうか?
楽天銀行のカードローンは以前「マイワン」という名前でしたが、2010年より「楽天銀行スーパーローン」という名前に変更され、目にする機会も多くなりました。
今回は、楽天銀行スーパーローンの審査時間に注目してみたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ
今回ご紹介する記事は、以下の人に大変参考になる記事です。
- 楽天銀行のカードローンを検討している人
- 楽天銀行スーパーローンの審査について詳しく知りたい人
- 銀行系カードローンの審査通過のコツを知りたい人
目次
楽天銀行スーパーローンの審査通過率
楽天銀行スーパーローンの審査通過率を、スペック・保証会社・口コミなどから探っていきましょう。
楽天銀行スーパーローンの基本スペック
楽天銀行では、カードローンも含めて以下の合計6種類のローンを展開しています。
- カードローン(スーパーローン)
- 不動産担保ローン
- 大学専用教育ローン
- トラベルローン
- ブライダルローン
- 住宅ローン
これらのローンは、いずれも金利や利用限度額などが、他の銀行が取り扱っているローンと比較しても対等以上の条件になっています。
一般的に、金利や限度額といったローンのスペックが優れているほうが審査は厳しいとされているので、楽天銀行が取り扱っているローンの審査通過は、それほど簡単なわけではないことが推測されます。
以下に、楽天銀行スーパーローンのスペックを示しておきましょう。
金利 (実質年率) | 1.9%~14.5% |
---|---|
対象者 | 満20歳以上62歳以下のかた 日本国内に居住しているかた (外国籍のかたは、永住権または特別永住権をお持ちのかた) お勤めのかたで毎月安定した定期収入のあるかた または専業主婦のかた 保証会社の保証を受けることのできるかた |
使用目的 | 原則自由 (事業性資金は除く) |
融資限度額 | ~800万円 |
返済日 | 毎月1日or12日or20日or27日 |
遅延損害金 (実質年率) | 19.9% |
保証会社 | 楽天カード株式会社またはSMBCフィナンシャルサービス株式会社 |
融資限度額が最大で800万円、適用金利の下限は1.9%と、非常に優れたスペックであることがお分かりいただけるでしょう。
楽天銀行スーパーローンの審査の流れ
楽天銀行のカードローンは正式には、「楽天銀行スーパーローン」といいます。
スマホから申し込みが完結できることで人気です。
楽天銀行スーパーローンの申し込みをすると、まずは申込受付メールが届いて、審査へと入ります。
申し込みの内容をもとに審査が行われ、数日後には、審査結果をメールで受信することができます。
審査の過程では、勤務先への在籍確認も行われています。
ただ、詳しい審査基準や審査内容は公開されていません。
楽天銀行スーパーローンの審査時間
楽天銀行では土日祝日は審査を行っていませんので、申し込み後に土日祝日を挟む場合には、その分の日数もかかることになります。
平日に申し込み、すべての審査がサクサクと順調に進めば、1日で審査結果が出ることもあるかもしれませんが、5日程度かかることも覚悟しておきましょう。
楽天銀行スーパーローンの審査は、次のように大きく3つの段階を経て結果が出ます。
1.情報確認
これは、いわゆる仮審査というもので、申し込む人が楽天銀行スーパーローンの申し込み基準を満たしているか、返済能力があるか、信用情報に問題がないかなどを確認する段階です。
仮審査から本審査まで保証会社が行い、申込者が保証会社から保証を受けられるかどうかを審査されます。
[審査時間:数時間から2日程度]
仮審査で審査される内容
仮審査では、申込者が年齢や居住地勤務状況といった基本条件を満たしているか、他社の借り入れ状況や返済能力などを、スコアリング形式で審査されます。
このスコアリングの点数によって、審査の通過可否、限度額また限度額に応じた返済額や金利が決定します。
2.在籍確認
ここからが本審査です。
仮審査で問題がなければ、在籍確認を行います。
在籍確認というのは、カードローンの申し込みの際に登録された勤務先に、間違いなく本人が務めているかどうかを確認するためのものです。
在籍確認の際は、担当者が、登録された勤務先の電話番号宛に、個人名で直接電話をかけます。
状況によっては「楽天銀行」と名乗る場合もあります。
電話をかければ、電話に出た先方が名乗ってくれますので、会社名や電話番号に間違いがないかをまず確認することができます。
次に、本人に電話をつないでもらうのですが、仮に本人が席を外していたとしても、在籍しているけれど席を外しているという事実がわかれば、それで在籍確認は完了です。
勤務先が営業時間外だった場合などは、後日再度連絡をしますので、在籍確認に数日かかる場合もあります。
[審査時間:数分~数日]
在籍確認時の注意点
在籍確認は、きちんと申込みの通りの勤務地にいるかを確認するために行います。
嘘や間違った情報を入力したり、在籍確認ができないとその時点で即審査落ちになりますので、気を付けましょう。
ローンの申し込みを隠したい時
楽天スーパーローンの在籍確認は非通知のうえ、個人名で電話がかかってきますので、周囲にバレてしまうリスクは低いと言えます。
また、会社名を伝える場合も「楽天銀行」と名乗りますので、怪しまれるということはあまりないでしょう。
しかし、どうしても心配な場合は、自分で電話を取るようにして、銀行口座の開設についてや投資の話で連絡があったなど、言い訳を用意しておくといいかもしれませんね。
3.書類確認
在籍確認が取れたら、楽天銀行から本人宛に電話があり、必要書類が案内されます。
本人確認書類(運転免許証等)などの必要書類を送ることになりますが、スマホのアプリを利用すれば、すぐに送信することができます。
楽天銀行から提出を求められた場合は、収入証明(源泉徴収票や課税証明書等)が必要になります。
その場合は取得に時間を要する場合もあるでしょうから、書類の取得・やり取り・確認を含めて数日かかることもあります。
[審査時間:数十分~数日]
本人確認書類
楽天スーパーローンを利用する際に認められる本人確認書類は以下の通りです。 いずれも原本ではなく、写しになりますので注意しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 顔写真付きの住民基本台帳
- 顔写真付きの個人番号カード
収入証明書
必ず必要となるわけではありませんが、審査の結果や借入希望額によっては、収入証明書の提出が必要になります。
楽天スーパーローンが認める収入証明書は以下の通りです。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 課税証明書
上記のいずれかの写しになりますが、自営業の人は課税証明書、もしくは確定申告書の写しが認められます。
また、上記以外にも審査の結果によっては、必要になる書類があります。
審査には数日の時間が必要
楽天銀行スーパーローンの審査は即日では終わらず、数日間必要になります。
銀行カードローン、即日融資は停止でも、実際にどのくらい審査に時間かかるかで影響でそう。2〜3日ならokだけど、審査に最低1週間かかりますとかなら壊滅的…w
— ぴかちゅう@ハワイ大好きブロガー (@hiroshix_dx) 2017年9月15日
したがって、即日融資を受けたい人は楽天銀行ではなく、審査の早い消費者金融カードローンを利用しましょう。
当サイトスタッフの場合、楽天スーパーローンの仮審査は申込んだその日のうちに完了しました。
同時に在籍確認も行っていますので、仮審査自体にはあまり時間がかからないと考えて問題ありません。
しかし、本審査では、必要書類を提出してから結果連絡を受けるまでに2日が経過しましたので、皆さんが楽天銀行スーパーローンに申し込む場合も、同じくらいの時間が必要と考えておいた方が良いでしょう。
また、当サイトスタッフが申し込んだ当時よりも銀行カードローンへの規制が強化され、より慎重に利用者の情報が調査されるので、さらに審査時間が必要になるかもしれません。
審査結果が来るのが遅いと感じたらどうする?
楽天銀行スーパーローンは土日や祝日に審査を行っていないので、その日をまたぐように申込みをしてしまうと、審査結果がくるのにある程度日数はかかります。
また、混雑時には多少時間がかかるようです。 しかし、1週間以上も審査の連絡がないと不安になりますよね。
申込みのタイミングが悪かったこと以外に考えられるのは、申し込み者が審査に通過できるのかギリギリのラインにいる人だということです。
もしかすると通過できる可能性があるので、時間に余裕のある人は審査結果を待っていてもいいかもしれません。
しかし、時間に余裕がなく、すぐにお金が欲しいという人は、気持ちを切り替えて別のローンの申込みも検討しましょう。
中でも消費者金融系のカードローンは、即日融資が可能なものもあるのでおすすめです。
審査時間を短くする為の5つのコツ
どういった場合に楽天銀行スーパーローンの審査時間は比較的短くて済むのでしょう。
次に、審査時間を短くする為のコツを紹介します。
1.普通預金口座を開設しておく
楽天銀行の口座を持っている人は、比較的審査が早いようです。
楽天銀行の口座を開設しなくてもカードローンの申し込みはできますが、開設しておくと審査もスピーディーです。
また、楽天スーパーポイントをもらえる特典もあって、何かと便利でおトクなのは嬉しいですね。
2.申込時期には要注意!
土日祝日を挟まないで申し込をみするというのもよい方法です。
楽天銀行はWEB申込みが可能なので、いつでも申込みすることができますが、審査は土日祝日に行っていません。
よって、土日祝日に申込をしても、実際に審査が行われるのは翌営業日ということになります。
審査時間を短くしたい場合は、土日祝日を挟まないで申し込みするようにしましょう。
3.申込時の申込内容は正確に
申込内容は、間違いがないように正確に入力しましょう。
もし、間違った情報を入力してしまうと、カード会社と申込者の間で確認作業が発生してしまい、審査時間に影響する可能性もあります。
確認のため審査が中断されてしまう可能性もありますが、場合によっては間違った情報だと分かった時点で、即審査落ちになることもありますので、気を付けましょう。
4.借入限度額は必要最小限で!
カードの利用限度額はなるべく少ない額を希望すると審査が早く済みます。
希望する利用額が高いほど、収入証明が必要になるなど、審査に時間がかかる可能性があります。
5.勤務先の電話番号は確実に連絡が取れる番号を!
勤務先欄には在籍確認がきちんとされる電話番号を入れておきましょう。
在籍確認が上手くされないと、即審査落ちになったり、ウソの情報で申込みをしたと思われたり、今後の信用問題に悪影響を及ぼす可能性もあります。
銀行の自由ローン申し込んだ結果。
在籍確認の電話を職場の受付(?)でカットされまくって確認出来なくておじゃんになりました(゚ω゚)おま、ふざ。— Feik@グラブル (@_GUNSI_) 2019年3月28日
大企業の場合など、代表番号を入れてしまうと、本人に辿り着けないこともありますので、直通番号を入れておきましょう。
原因は何?審査に落ちた理由をチェック!
楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる原因には以下のようなものがあります。
- 信用情報に金融事故情報がある
- カードローンやクレジットカードなどの支払滞納
- 複数のカードローンなどへの申込
- 虚偽申告
後述しますが、楽天銀行カードローンの審査では信用情報が最も重要になります。
そのため、信用情報から上記のいずれかの情報が見つかった場合や、虚偽申告を行ったことがバレてしまった場合には審査に落ちてしまう可能性が非常に高くなります。
それぞれ具体的に解説していきたいと思います。
信用情報に金融事故情報がある
信用情報には過去のお金の支払いに関するトラブルが記録されています。
長期間返済をしなかったり、法的な手段によって借りたお金を減額したり、ゼロにした情報などを金融事故情報と言い、具体的には以下のような情報が該当します。
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自己破産と個人再生は10年、その他の金融事故情報は5年間、信用情報に記録され続けます。
この間はブラックと言う状態になり、審査に通過することは絶対に不可能です。
クレカやカードローンなどの支払滞納
信用情報にはローンやクレジットカードの支払状況が過去24ヶ月分記録されており、この情報をクレジットヒストリーと言います。
クレジットヒストリーは借主の都合で支払期日に遅れると「A」、支払期日を守ると「$」と記録されます。
当然ながらAの記録が多いということは、これまでクレカやローンなどの支払滞納が多いということですので、このような人は「楽天銀行カードローンの返済にも遅れるかもしれない」と判断されてしまいます。
年に1回程度の遅れであれば審査に通過できることもありますが、年に何回も遅れてしまっている場合には審査通過は難しくなると考えた方がよいでしょう。
反対にクレジットヒヒストリー24ヶ月全てに$と記録されている人は、「返済日をきちんと守れる人」だと判断され、審査でかなり有利になります。
携帯機器分割代金の滞納に注意
携帯キャリアにスマホ代金を、分割で払っている人は多いのではないでしょうか?
このような人は携帯料金の支払滞納にも十分に注意しましょう。
携帯の機器代金を分割で払うということは、携帯キャリアからお金を借りて機器代を支払っていることと同じ扱いとなり、信用情報に契約内容が記録されます。
そのため、携帯機器分割代金の支払状況はクレジットヒストリーに記録されます。
携帯機器の分割代金は毎月の携帯料金と一緒に請求されますが、ここで遅れが発生してしまうと、クレジットヒストリーにはAと記録されてしまいます。
そのため、携帯機器代金を分割にしている人は携帯料金の支払期日にも遅れないように十分に注意しましょう。
複数のカードローンなどへの申込
複数のカードローンなどへ申込をしたことがあるという人は、以下の3つの審査落ちの原因を抱えている可能性があります。
- 申込情報が多い
- 借入件数が多い
- 借入額が年収の3分の1を超えている
上記いずれか1つでも審査に通過できない可能性がありますので、それぞれの審査落ちの原因を確認しておきましょう。
申込情報が多い
信用情報期間にはローンやクレジットカードへ申込をしたという情報が記録されています。
KSCには1年間、JICCとCICには半年間記録されていますので、銀行への申込は1年間、クレカや消費者金融や信販会社への申込は半年間記録されているということです。
審査の際に信用情報を調べた結果、複数の申込情報が信用情報に記録されていると審査では不利になります。
多数のローンなどに申込をしている人は、お金に困った事情を抱えているということですし、他社の審査に落ちた理由を抱えているということでもあります。
このような人はリスクが高いため、申込情報が多い人は審査に通過できないことがあるので、注意しましょう。
借入件数が多い
銀行カードローンは消費者金融以上に他社借入に敏感です。
一般的には4件以上の借入がある人を多重債務者と言います。
このため、消費者金融では3本以上の借入がある人に対する融資は厳しくなります。
なぜなら、融資をしてしまうと借入本数は4本になってしまうためです。
一方、銀行は審査が厳しいため、2本程度の借入があると審査通過が厳しくなりますし、場合によっては1件ても審査に落ちてしまうことがあります。
借入額が年収の3分の1を超えている
楽天銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、2017年くらいから銀行カードローンの過剰融資が社会問題化したことを受けて、銀行も消費者金融と同じように年収の3分の1を融資限度額とするような自主規制を行っています。
このため、他社からの借入がすでに年収の3分の1近い場合には、審査に通過することは困難になります。
虚偽申告
虚偽申告は絶対にしてはいけません。
勤務先は在籍確認でばれますし、収入についても、楽天銀行は情報からある程度推測することが可能です。
入力ミスや、意図的に嘘をついたことがバレれば審査には絶対に通りません。
楽天銀行カードローンの審査基準
楽天銀行スーパーローンの審査難易度を考えるとともに、審査の基準についても説明して行きます。
金利は平均的
審査基準を知りたいときは、まずは金利を確認します。
カードローンは、上限金利が高いほど、貸付対象が広くなる傾向にありますので、金利を他社と比較するのが最も基本的な方法です。
楽天銀行スーパーローンの金利は1.9%~14.5%となっています。
これはアコムの年3.0%~18.0%と比べると低金利ですが、銀行カードローンの中では高くも低くもない値と言えます。
銀行カードローン | 上限金利 |
---|---|
楽天銀行 | 14.5% |
みずほ銀行 | 14.0% |
三井住友銀行 | 14.5% |
三菱UFJ銀行 | 14.6% |
保証会社が審査を行う
実際に申し込み者の審査を行うのは、保証会社です。
保証会社は、契約者が楽天銀行カードローンの返済出来ないと、楽天銀行へ借り入れ残高を返済する代位弁済を行うため、最終的なリスクを負う保証会社が審査を行うのです。
楽天銀行スーパーローンの保証会社は、楽天カード株式会社とSMBCフィナンシャルサービス株式会社が務めています。
両者とも比較的大きな会社であり、顧客も多く抱えています。
そのため返済能力に不安のある申し込み者に対して、無理して貸付を行う必要はないのでどちらかといえば審査は厳しめに行われることが予想されます。
ただしカードローンの保証会社というのはどこか一社からの保証を受けることができればそれで良いため、楽天カードは、楽天カード株式会社かSMBCフィナンシャルサービス株式会社のどちらかの保証を受ければ借入が可能となります。
保証会社の審査は厳しい
楽天銀行カードローンの、保証会社の審査は甘くはありません。
保証会社に入る保証料収入というのは最大で、カードローン金利の半分程度しかないと言われています。
楽天銀行カードローンの最高金利は14.5%ですので、楽天銀行カードローンの保証をして、保証会社に入る保証料収入は7%ちょっとです。
消費者金融の場合には最高金利の18%で融資をした場合には、この18%が丸々債権者のである消費者金融の収入となるため、銀行カードローンの保証料収入とはリターンが全く異なります。
このため、楽天銀行カードローンの審査は、消費者金融などの審査と比較すると圧倒的に厳しくなります。
審査では信用情報が重要になる
楽天銀行だけでなく、あらゆる個人ローンの審査で最も重要になるのは個人信用情報です。
個人信用情報は、その人のお金に関するあらゆる情報が記録されており、信用情報から「返済期日は守る人かどうか」「計画的に借金をしている人かどうか」というお金に関する人となりを判断します。
どんなに収入の多い人でも支払いにルーズな人はルーズなものですので、審査ではお金に関する人となりを知ることができる信用情報が最も重要になります。
楽天銀行カードローン審査では以下の3社の信用情報機関へ照会を行います。
|
楽天銀行カードローン審査では、銀行や消費者金融や信販会社やクレジットカードなどの利用状況や借入状況はもちろん、返済状況や過去のトラブルなどの情報も全て調べられます。
いかに他社借入について過少申告したところで、信用情報には全て記録されているため、マイナスにしかなりません。 他社借り入れは、正しい情報を申告するようにしてください。
専業主婦は簡単には借りられない
楽天銀行カードローンは、専業主婦も融資対象としていますが、簡単に審査に通過はできません。
専業主婦は他社借入が1件もない状態で、前述したクレジットヒストリーにキズが無いことが前提です。
そのため、本人名義のクレジットカードを所有し、そのカードの支払いを延滞なく、毎月期日通りに返済できることが必要です。
できれば、カードの返済を24ヶ月継続している状態の人でないと、収入も勤務先もない専業主婦が審査に通過することは難しいでしょう。
審査に落ちてしまうのはこんな人
実際に申し込んでみなければ、楽天銀行スーパーローンの審査に通過できるかは分かりませんが、審査落ちになってしまう人には一定の傾向があります。
楽天銀行スーパーローンで審査落ちになってしまう人の特徴について、説明していきましょう。
①安定した収入がない
カードローンの審査では、「安定した返済能力があるか」ということが非常に重視されますが、安定した返済能力は収入に大きく依存します。
そのため、安定した収入がない場合は、楽天銀行スーパーローンの審査に落ちる可能性が非常に高いと言わざるを得ません。
楽天銀行スーパーローンでは、パートやアルバイトのかたでも申し込みができますが、パートやアルバイトをはじめてまだ日が浅いような場合は、収入を不安視される可能性が高いでしょう。
②他社借り入れの件数と金額が多い
安定した返済能力は、他社借り入れ件数や他社借り入れ金額とも大きな関係があります。
収入が多かったとしても、他社からの借り入れが多く、収入の大半をそちらへの返済に費やしているならば、返済能力には疑問符が付くことになりますからね。
他社借り入れ件数や金額は、どの程度からが「多い」と判断されるかに関しては分かりませんが、他社借り入れ件数は3件以上からは黄信号が灯ると思っておきましょう。
他社借り入れ金額は申し込み者の収入にもよるので一概には言えませんが、最近銀行では消費者金融での融資の際に影響する、「総量規制」に準ずる形の自主規制を行っています。
そのため、年収の3分の1近くの金額を借り入れている場合には、審査落ちになってしまってもおかしくないでしょう。
③過去に任意整理や自己破産をした
楽天銀行スーパーローンでは、審査の際に「信用情報」と呼ばれる情報を必ず照会します。
信用情報には、過去の信用取引に関する情報がまとめられており、この内容が悪い人は一般的に「ブラック」などと呼ばれ、カードローン等の審査に通るのは難しいとされています。
ブラックになってしまう代表的な人は、過去に任意整理や自己破産などの債務整理を行った人なので、債務整理を行った経験がある場合には、楽天銀行スーパーローンの審査に落ちてしまう可能性が非常に高いです。
④他社借り入れを延滞している
信用情報がブラックになってしまうのは、債務整理を行った場合だけではありません。
既存の借り入れに対する返済を延滞しているような場合も、そのことが信用情報に登録されてしまい、ブラックの対象となってしまいます。
そのため、他社借り入れを延滞している、もしくは延滞したことがある人は、楽天銀行スーパーローンへの申し込みは控えておいたほうがいいかもしれませんね。
⑤必要書類が揃っていない
先ほど説明したように、楽天銀行スーパーローンに申し込むためには、本人確認書類と収入証明書類を提出しなければなりません。
そのため、これらの書類が提出できないようでは、当然審査落ちになってしまいます。
また、必要書類を提出できても、その内容と申し込み時に申告した内容に齟齬があった場合も、審査落ちの対象となります。
申し込む際には、年収を水増しして申請したり、勤続年数を少し多めにしたりといったことをせずに、正直に申し込むことを心がけましょう。
審査に通りやすいのはこんな人
では逆に、楽天銀行スーパーローンに審査に通過できる人には、どのような特徴があるのでしょうか。
①信用情報にネガティブ情報がない
信用情報がブラックの人は審査落ちの対象になってしまうということは、裏を返せばブラックではなく信用情報にネガティブな情報がない人は、審査に通過しやすいと言えるでしょう。
信用情報に登録されるのは、ローンやクレジットカードなどの利用・返済に関する情報が中心です。
ローンやクレジットカードを利用していたとしても、毎回の支払い・返済期日までにきちんと間に合わせる形で利用していれば、信用情報にネガティブな情報が登録される心配はありません。
信用情報を取り扱っている信用情報機関には、情報開示請求を行うことができるので、不安なかたは申し込み前に自分の信用情報を確認してみるといいかもしれませんね。
②返済能力、返済比率に余裕がある
返済能力は、申し込み者の収入や他社借り入れ件数・金額からある程度判断できますが、返済能力に余裕があると判断されれば、楽天銀行としても融資を行いやすいですね。
返済比率は「1年間での返済金額÷年収×100」で計算され、たとえば年収が600万円の人の1年間での返済金額が60万円だとすれば、返済比率は60万円÷600万円×100=10%となります。
この数値は低ければ低いほど、返済余力があると判断され審査に通過しやすくなるので、申し込み前に自分の返済比率を確認してみましょう。
他社借り入れを整理することで、返済能力・返済比率共に改善できるので、審査に通過する確率を少しでも上げたければ、他社借り入れを整理したうえで申し込むことをおすすめします。
③他社利用実績がある
他社借り入れは、審査においてネガティブな要因になってしまいがちですが、過去に利用していたというのであれば、逆にプラスの要因になる可能性があります。
過去に他社から借り入れていて、それをきちんと完済しているということは、「返済能力がありきちんと返済を行ってくれる」ことの証明となるからです。
ただしそれはあくまでも、遅延することなく返済を行っていた場合です。
他社借り入れに対する返済を遅延していたら、「融資をしても同様に返済を遅延されてしまうのでは?」と判断されて、審査に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
楽天銀行カードローン審査では信用情報が重要になるとご説明しましたが、信用情報に問題がないというだけで審査で安全だとは言えません。
消費者金融カードローンよりも審査難易度が厳しい以上は、どうしても年収や勤続年数などの属性情報も審査に影響しますし、審査に通りやすい希望借入額というのも存在します。
では、楽天銀行カードローン審査に有利な人はどんな人なのでしょうか?
年収は200万円以上
楽天銀行カードローンはパートやアルバイトの人に対しても融資を行ってはいますが、正社員が有利になることは間違いありません。
このため、審査で有利になるのは正社員として最低限の年収を得ていると判断される200万円以上の人です。
なお、楽天銀行カードローンは借入額に関わらず収入証明書の提出が必要になります。 カードローンでは珍しく、他のカードローンよりも年収を重視しているということが言えるため、年収は高ければ高いほど審査で有利になるでしょう。
勤続年数は1年以上必須
カードローンは限度額の範囲内で借入と返済を繰り返し、長期間利用することを想定したローンです。
そのため、安定した収入が継続していくと見込まれることが重要になります。
銀行は最低でも1年以上の勤続年数がないと、「継続的に一定期間働いている」とは判断しません。
そのため、最低でも1年以上の勤続年数が必要になると考えておきましょう。
勤続年数1年未満の場合には審査において著しく不利になるため、勤続年数が1年を経過してから、楽天銀行カードローンへ申込をした方がよいでしょう。
なお、勤続年数は長ければ長いほど審査ではより有利になります。
他社借入0件の人が審査で有利
先ほどもご説明したように、銀行は他社借入に関してはとても厳格に審査を行うため、他社借入件数が0件という人が審査に通りやすくなります。
パートやアルバイトの人や、クレカやローンの支払いに遅れがある人は他社借入が1件でも審査落ちの可能性があります。
希望借入金額は50万円以下
以前は、楽天銀行カードローンは専業主婦に対しても50万円まで融資を行っていました。
今はこの基準はなくなってしまいましたが、50万円までであれば、勤務先も年収もない専業主婦に融資を行っていたということは重要です。
つまり、現在も、融資額が50万円以下であれば年収などの属性情報よりも信用情報が重視されることが推測できます。
このため、パートやアルバイトなどの、楽天銀行カードローン審査で不利な属性の人は、希望借入金額を50万円以下としておいた方が審査には通りやすくなると言えるでしょう。
「楽天市場の利用者には審査が甘い」は本当?
楽天では、楽天市場や楽天トラベルなどのいろいろなサービスを取り扱っているため、それらを頻繁に利用している人は楽天銀行スーパーローンの審査にも通りやすいような気もします。
楽天が取り扱うサービスを利用している場合に、楽天銀行スーパーローンの審査に通りやすくなるかについて、説明していきましょう。
楽天カード利用者は利用実績次第
まずはCMでもおなじみの楽天カードですが、楽天カードに関してはただ持っているだけでほぼ利用していないというのでは意味がありませんが、定期的に利用していれば、考慮してもらえる可能性はありそうです。
楽天カードの利用情報は、信用情報に登録される類いの情報なので、定期的に利用してきちんと返済を行っていれば、楽天銀行スーパーローンの審査時にプラスの影響を与えることになります。
これまでに楽天カードの利用実績をある程度積んできている人にとっては、朗報だと言えそうですね。
楽天銀行住宅ローン利用者は審査通過可能性大
次に、楽天銀行スーパーローンと同じく楽天銀行で取り扱われている、楽天銀行住宅ローンを利用している場合ですが、これは審査に通過できる可能性がかなり高いと考えていいでしょう。
住宅ローンは、ローンの中でもかなり融資金額が大きくなるローンなので、審査も厳しめに行われる傾向にあります。
つまり、住宅ローンを利用できているということは、それなりの返済能力・信用力があるということを認められているということを意味するのです。
しかも同じ銀行で取り扱われている住宅ローンとなれば、評価はさらに上積みされるでしょう。
ただし、住宅ローンの返済を遅延してしまっているような場合はこの限りではありませんので、注意してくださいね。
楽天市場のグレードは影響する?
楽天市場などの楽天のサービスを利用していると、楽天PointClubのランクが、シルバー→ゴールド→プラチナ→ダイヤモンドと上昇していきます。
このランクがプラチナやダイヤモンドまで達している人は、楽天から見れば「お得意様」であることは間違いありませんから、楽天銀行スーパーローンの審査でも何らかの便宜を図ってもらえるかもしれません。
しかし、楽天のサービスを定期的に利用しているということと、融資した場合にきちんと返済してくれそうかということは、関係がありませんよね。
楽天としても、お得意様からローンの申し込みがあればぜひとも融資をしたいと考えていると思いますが、そこは公平な判断をせざるを得ません。
いくらランクが高くても、審査落ちになる可能性はあることは、念頭に置いておいてくださいね。
楽天銀行スーパーローンの審査の口コミ
では、実際に楽天銀行のカードローンに申し込んだ方からの、審査に関する口コミをチェックしてみたいと思います。
〇40代女性/会社員/年収500万円前後/楽天銀行の口座有
「審査がスピーディだったので助かりました。」
楽天銀行の口座があると、審査もスムーズに進むようです。
〇30代男性/会社員/年収300万円前後/
「審査は簡単でした。午前中に申し込みをして午後2時半ごろに審査結果が来ました。」
平日の午前中など、それほど申し込みが混み合わない時間帯に申し込むのはおすすめです。
〇20代男性/パート・アルバイト/年収200万円未満/楽天ID有
「審査には2日ほどかかりましたが、アルバイトでも借り入れができてよかったです。」
利用可能額は多くありませんが、アルバイトでも安定収入があれば審査に通る可能性があります。
〇29歳男性/パート・アルバイト/年収180万円/
「今のアルバイト先は勤続半年ですが、安定収入はあります。アルバイトでも申し込めるとのことでしたが、審査に落ちてしまいました。
勤続年数が半年しかないので、勤続年数の短さが審査に落ちた原因になっている可能性があります。
勤続年数は1年以上あると安心ですね。
〇男性/会社員/年収400万円程度
「年収400万円で、今まで借り入れもないのに審査に落ちてしまいました。なぜ落ちたのかわかりません。」
今まで借り入れたことがないとのことですので、利用実績や返済実績がないというのも審査に落ちた要因の一つとなっている可能性はあります。
カードローンの審査に落ちた人の口コミ
それでは、実際に楽天銀行スーパーローンの審査に落ちた人の口コミをチェックしてみたいと思います。
ケース1 借入・返済実績がない
女性/アルバイト/年収200万円/希望借入額50万円
「アルバイトではありますが、年収は200万円程度で安定した収入を得ているのに、審査に落ちました。
これまで現金主義だったため、クレジットカードやカードローンを利用したことがなかったので、他社からの借り入れもありません。」
この口コミを見てみると、これまで利用実績や返済実績がないために、返済能力があるのかどうか判断することができず、それも審査に落ちた一因だと予想されます。
また、年収に対する希望借入額が多いようにも見受けられますね。
ケース2 勤続年数が短いアルバイト
29歳男性/アルバイト/年収180万円/希望借入額5万円
「アルバイトでも申し込めるということだったので申し込んだのですが、審査に落ちてしまいました。
やはり正社員でないと難しいのか、それともまだ働き始めて半年も経っていないからなのでしょうか。」
この男性の場合、アルバイトで収入は得ているのですが、勤続年数が短かったことが審査に影響した理由のひとつだと考えられます。
ケース3 在籍確認ができない派遣社員
20代女性/派遣社員/年収200万円台
「登録型の派遣で働いているのですが、安定収入はあります。
しかし、在籍確認が取れないと言われてしまい、結局審査には落ちてしまいました。」
登録型派遣の場合、電話での在籍確認が取れないことで審査に落ちてしまうことがあるようですね。
確かに、派遣元に電話をかけても、個人情報のため回答してもらうことができないのが一般的です。
楽天銀行スーパーローン利用者の口コミ
では、今度は楽天銀行スーパーローンの審査に通って、実際に利用している方の口コミを見てみましょう。
思っていたよりも審査がスムーズだったという口コミや、金利が低くて使い勝手がよいという口コミが多くみられます。
ケース1 楽天銀行の口座保持者
20代男性/会社員/年収250万円前後/借入額20万円前後
「楽天銀行の口座も持っていたからか、審査が早くて楽天ポイントももらえて、とてもお得でした。」
年収が高いわけではありませんが、会社員として安定的に収入を得ることができ、借入額も20万円を下回る金額である点が審査に通過したポイントだと考えられます。
また、楽天銀行の口座を持っていたことで審査もスムーズで、特典もあり満足度の高い結果となっていますね。
ケース2 長年勤めるアルバイト女性
40代女性/パート・アルバイト/年収200万円未満/借入額10万円
「アルバイトでも無事借り入れることができました。
3カ月ほどで返済し、金利が低いので負担感も少なかったです。」
こちらの女性はアルバイトで年収も少なめですが、借入額も少ないことや、勤続年数の長さなどから安定的に収入を得られる点や、年収と借入額とのバランスがポイントとなっているようです。
ケース3 年収の安定した会社員男性
40代男性/会社員/年収500万円前後/借入額40万円前後
「審査もスピーディーだったし、金利も低くて返済もしやすいのが助かります。」
年収も安定している会社員ですし、借入額もそれほど多いわけではありませんので、審査もスムーズに済んだと考えられます。
まとめ
今回は、楽天銀行スーパーローンの審査時間に注目しながら、審査について解説しました。
楽天銀行スーパーローンは、審査に数日かかるといわれていますが、その理由も理解できたのではないでしょうか。
楽天銀行スーパーローンに申し込む場合は、借り入れまでの余裕を持って申し込みましょう。
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