セブン銀行カードローンで他社借入があっても審査に通る条件
セブン銀行カードローンは借入限度額によって本人確認や在籍確認が必要ない、遅延損害金も発生しない珍しいカードローンです。でも他社借入があっても審査に通るのでしょうか。
セブン銀行カードローンのサービスの良さを考えてしまうと、他社借入がある状態で申し込むとあっさり審査に落とされるのではないかと心配になりますね。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
目次
セブン銀行カードローンは他社借入があっても借りれる?
セブン銀行カードローンはその名の通り銀行カードローンです。
銀行カードローンと言うと審査が厳しいのではないか、保証会社の審査に通らなければ借りることができないなど、消費者金融とはまた違った審査基準になる場合が多いです。
しかしセブン銀行カードローンの申し込み条件には、他社借入のある方はお申込みできません、とはどこにも書いてありませんね。
セブン銀行カードローンに申し込む条件には次のことしか書いてありません。
・申し込み年齢が20歳以上70歳未満
・セブン銀行に口座を持っていること
・保証会社アコムの保証を受けることができること
以上がセブン銀行に申し込む必要条件です。もちろん審査はされますよ。しかし他社借入についての記述はどこにもありませんね。
他社借入のことをわざと商品説明や申し込み条件で隠しているとは思えません。
逆から考えれば他社借入があってもセブン銀行カードローンでお金を借りることができるとなるでしょう。
セブン銀行カードローンのユニークな点は借入希望金額が10万円コース、30万円コースについて本人確認もなければ在籍確認もないことです。
本人確認や在籍確認が行われるのは借入希望金額が50万円コースの場合です。さらにカードローンなのに遅延損害金がないのはかなり珍しいですね。
唯一気になる点は保証会社の存在ですね。セブン銀行カードローンの審査は実質的に保証会社であるアコムが行います。
アコムの審査にさえ通ればセブン銀行カードローンの審査に通る確率はかなり高まります。
アコムの審査に通ったのにお金を借りることができないのは、セブン銀行での書類審査や最終確認で何らかの問題が発生した場合です。
他社借入があっても審査に通る条件
セブン銀行カードローンは初回会員に対して最高融資限度額が50万円とかなり低い金額です。
そして借入金額は年15.0%と銀行カードローンの中ではやや高い部類に入りますね。
基本的に借入金利と審査基準には一定の傾向があって、借入金利が低いほど審査が厳しく借入金利が高いほど審査が甘いです。
当然ですよね。借入金利が低いのに審査を甘くしてしまったのではきちんと返済してもらうことができないばかりか、最悪貸し倒れになってしまい大損です。
逆に借入金利が高ければある程度申し込み間口を広くすることができ、リスク管理もしやすくなりますね。
そのことから考えると借入金利年15.0%は微妙な審査基準となるかもしれませんね。金利が低い銀行カードローンと消費者金融の中間あたりに審査の重点が置かれるかもしれません。
それでは他社借入があっても審査に通る条件をご説明していきます。
他社借入件数を少なくしておく
セブン銀行カードローンの審査に通りたいと思うのであれば、他社借入があっても多重債務にはなっていません。返済能力はあります、と見せる必要があります。
銀行カードローンては他社借入件数が3件以上あると多重債務者と見られる可能性が高いですから、セブン銀行カードローンに申し込む際には他社借入があっても2件までにしておくと審査に有利になるでしょう。
消費者金融でも他社借入件数が3件ある状態では徐々に審査落ちする確率が高まってきます。
あまり借入件数が多いとそのうちには返済不能となってしまうとのデータを持っているからですね。
確実に審査に落ちるとしたら他社借入件数が3件で、セブン銀行カードローンの申し込みが4件目の場合です。
3件目までならぎりぎりセーフでも、さすがに他社借り入れ4件目となると近いうちに破綻するのではないかと思われてしまいます。
他社借入金額を年収の1/3までにしておく
年収の1/3までと聞くと「総量規制」のことが頭に思い浮かぶことでしょう。
あれ?セブン銀行カードローンは銀行カードローンだから総量規制には関係ないのでは?と考える人も多いかもしれません。
確かにその通りなのですが、最近になって銀行カードローンの過剰貸付が問題化しつつあり、各銀行は自主規制によって貸付限度額を年収の1/3までと定めているところが多いのです。
あくまでも自主規制とはいえ、法制化されていないだけでほぼ消費者金融と同じようにセブン銀行カードローンでも総量規制が事実上導入されていると考えるべきでしょう。
したがって他社借入がある状態でセブン銀行カードローンに申し込む場合は、借金総額を年収の1/3までにしておくことはもちろんのこと、確実に審査に通るためには総量規制枠の40%から50%程度に少なくしておきましょう。
例えば年収が400万円なら総量規制枠は130万円ですよね。他社借入があっても最高50万円くらいにしておけば、年収の1/3までにはまだまだ余裕があります。
ということは自ずと他社借入件数も1件、または2件までとなりますね。
なお他社借入には住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのショッピングなど総量規制に含まれない借金については考える必要はありません。
他社借入がある場合は10万円で申込む
他社借入がある状態で申し込むのですから、既にご説明の通り多重債務者ではありません、返済能力は十分にありますのように見せなければなりません。
多重債務者は借金返済が大変でどうしても多額の金額を借入しようとします。
セブン銀行カードローンはアコムが審査しているなら審査は甘いだろうと考える方が甘いです。
ここでは保証会社について詳しくはご説明しませんが、保証会社は簡単に言えばカードローンの保証人的な立場にあるのです。
セブン銀行カードローンの場合はとりあえず借入希望金額を10万円で申し込むことですね。
利用限度額の増額はセブン銀行カードローンの会員になってから2カ月経過すれば行うことが可能です。
まずはセブン銀行カードローンの会員になることを優先し、もっとお金を借りたいと思っても2カ月間は我慢しましょう。
他社借入がある場合は虚偽申告しない
セブン銀行カードローンに申し込むには必要事項をWEBフォームに記入します。
そこで年収が低い人や他社借入があると、借入件数を少なくすることや年収を水増しして申し込む人も少なくありません。
残念ながら虚偽申告は見事にバレますよ。
なぜなら審査を行うのはアコムですよ。アコムは信用情報機関であるJICCとCICの両方に加盟しています。
カードローンでの借入やクレジットカードのキャッシングは2つの信用情報機関を使えば簡単にバレてしまいます。
もちろん年収についても他社借入があるなら信用情報機関に登録されています。本当に年収が上がったのであれば、おそらく収入証明書の提出を求められるでしょう。
嘘だとしたら収入証明書を提出すれば虚偽申告だということがわかってしまいますね。
嘘をついてまでお金を借りようとする人と信頼関係を結ぶことはできません。審査に多少不安を持っていたとしても嘘をついてはいけません。
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