じぶん銀行カードローンで他社借入があっても審査に通る条件
カードローンの利用限度額が足りない。じぶん銀行カードローンで借りよう、と思っても他社借入があった状態でも審査に通るのでしょうか。
あまり借り入れ件数は増やしたくないけれども、今回だけはじぶん銀行でお金を借りて何とかしたいと考えている人も多いはず。他社借入があっても審査に通る条件についてご説明しましょう。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
目次
じぶん銀行カードローンは他社借入があっても借りれる?
じぶん銀行カードローンは他社借入がある人にはお金を貸しません、とはひと言も言っていませんよね。
もちろん他社借入があるよりはないに越したことはありませんが、他社借入があるからといって即座に審査落ちすることはないのです。
当然ながら銀行カードローンは他社借入件数も審査に影響しますし、もちろん他社借入金額についても厳しいチェックがされます。
それにじぶん銀行カードローンでお金を借りるには、当たり前の話ですが審査に通らなければなりませんね。
審査はどこがやっているのかと言うと保証会社であるアコムです。アコムなら消費者金融の基準で貸してくれるかもしれない、と思うのはちょっと甘いかもしれませんね。
保証会社の審査基準とじぶん銀行カードローンの審査基準は違います。
ただし審査の基準については貸付上限金利がいくらになっているのかで厳しくなるのか、それとも厳しくないのかが決まると言うのが一般的な解釈です。
じぶん銀行カードローンの金利は高い?
じぶん銀行カードローンの上限金利は年17.5%と銀行カードローンにしては金利が高い部類に入りますね。
ほとんど消費者金融並みの金利と言っても良いでしょう。
さすがに最低借入金利となると年2.2%ですが、最低金利が適用されるのはじぶん銀行で借りることができる最大融資限度額800万円を借りた場合です。
じぶん銀行カードローンに初めて申し込んだ場合、初回借入限度額として決定される金額はほぼ年収の10%です。
年収が300万円なら30万円、年収が500万円でも50万円が基準です。
もちろん審査内容によってはもう少し借りれる場合もありますが、他社借入がある状態であれば年収の10%を目安として利用限度額が決まります。
借入限度額が少なければ適用される借入金利は上限金利である年17.5%ですね。
以上のことを考えてもじぶん銀行カードローンは他社借入に対してある程度寛容さを持っているかもしれません。
じぶん銀行カードローンは自主規制を行う
銀行カードローンは総量規制対象外貸付とはいえ、貸付上限額を年収の1/3までと自主規制している銀行が多く、それもまた総量規制が適用される消費者金融と同じですね。
銀行カードローンは総量規制対象外だから年収の1/2まで借りることができるのは以前の話であって、現在ではよほど審査内容が良くない限り年収の1/3までしか借りることができません。
確かに保証会社の審査に通らなければなりませんが、貸付上限金利が消費者金融に近いこと、さらにアコムが保証会社を行っていることを考えれば、じぶん銀行カードローンの審査はそれほど厳しくないのではないか、と推測することも出来るでしょう。
他社借入があっても年収の1/3までなら借りれる
じぶん銀行カードローンが消費者金融と同じように、貸付上限額を年収の1/3までとしているのであれば、他社借り入れがあっても借金総額が年収の1/3までなら借りれることになりますね。
よってじぶん銀行カードローンで他社借入があっても審査に通る最低条件は、申し込む前の借金総額が年収の1/3以内になっていることです。
例えば年収が300万円で他社借入が50万円あった場合は、あと50万円の範囲内でじぶん銀行で借りれることになりますね。
他社借入に含まれる借入
借金なら全てが他社借入に含まれるわけではありません。他社借入に含まれる主な代表例を以下に紹介しましょう。
・銀行や消費者金融のカードローン
・クレジットカードのキャッシング
・銀行以外ノンバンクの無担保借入
住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードのショッピング利用代金及び各種ショッピングローンについては他社借入には含まれません。
他にも担保を提供してお金を借りている場合も他社借入には含まれませんが、銀行によっては他社借入に含まれない借金でも返済能力が劣ってしまうという観点で、審査に影響する場合もあります。
じぶん銀行カードローンではどの範囲まで他社借入に含めるのかについて一切公表していませんので定かではありません。
しかし上限金利の高さを見ると消費者金融と同じように他社借入に含めるのは、無担保無保証の借入と考えても良いでしょう。
他社借入件数は2件までなら借りれる?
実際申し込んでみないことにははっきりしたことは言えませんが、じぶん銀行カードローンの借入額が年収の1/3までとしているのであれば、他社借入件数はあったとしても2件までが審査に通る条件となります。
つまりじぶん銀行カードローンの借入を含めると借入件数は3件までということです。
借入件数の多い人は他社カードローン会社から信用されていない、または返済能力が低いと判断されるため審査に大きく影響を与えるのです。
たとえ借入金額が年収の1/3以内に収まっていたとしても、他社借入件数が3件あって4件目にじぶん銀行カードローンの借入を申し込んでも審査に落ちる可能性が高いです。
他社借入が増えてしまうと多重債務になってしまいますね。多重債務状態はじぶん銀行にとっても良いことではありません。
多重債務者は借金を借金で返すことを繰り返す可能性が高く、どこか一箇所でも借入を止められてしまうと途端に返済に行き詰まってしまいます。
じぶん銀行カードローンの審査は保証会社が行う
じぶん銀行カードローンには保証会社がついていますので、返済が行き詰まり不良債権になったとしても保証会社が一括返済してくれますから損はしません。
しかしそれでは保証会社が困ってしまいますね。
保証会社は無料でじぶん銀行カードローンの保証業務を行っているわけではありませんが、確実に多重債務状態にある人に審査OKするのはあまりにもリスクが高いわけです。
保証会社は大手消費者金融であるアコムです。膨大なビッグデータをフルに活用し、過去の経験から他社借入件数が何件までなら貸し倒れリスクが少ないか知っているのです。
他社借入があって審査に通る条件
ここでまとめとして他社借入がある状態でじぶん銀行カードローンの審査に通る条件をご紹介します。
・借金総額が年収の1/3以内
・他社借入件数は2件まで
・借入申込に虚偽の申告をしない
・他社返済状況に支払い遅れがない
・過去に任意整理や自己破産などの債務整理をしていない
じぶん銀行カードローンの審査に通るには他社借入件数や金額だけで判断されるわけではありませんよ。
カードローンに申し込む際に年収の水増し、嘘の記入をしたのでは申込者に対して信用を置くことができませんね。
それに他社返済状況に遅れがあるような人にもお金は貸したくないでしょう。もちろん金融事故を起こして金融機関に迷惑をかけた人は審査に通るはずがありませんね。
他社借入がある状態でじぶん銀行カードローンの審査に通るには、以上のことを確認して借入希望金額を他社借入を含めて年収の1/3までにすることです。
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