キャッシュカードの作り方、すぐ作れる方法【いまさら人に聞けない..】
「初めてでキャッシュカードの作り方が分からない」というあなたのために、キャッシュカードの作り方を説明します。
※キャッシュカードをクレジットカードやカードローンと間違える人が多いです。以下の表にて確認してください。
種類 | 特徴 |
---|---|
キャッシュカード | 預金口座から現金を引き出すためのカード。預金口座にお金がないと引き出せない |
クレジットカード | 買い物代金を建て替えることのできるカード。分割払いにも対応 |
カードローン | お金を借りることのできるカード |
デビットカード | 紐(ひも)づけられている預金口座の残高分、買い物をすることができるカード |
カードローンと勘違いしていた人はこちらのページでカードローンの作り方を見てください。
キャッシュカードを作るのに必要なものとは?
キャッシュカードはどのように作成するのでしょうか?
キャッシュカードの作成手続きはどの銀行でもそれほど変わりませんが、店舗型の銀行や信用金庫と店舗を持たないネット銀行では少し手続きが変わってくるようです。
キャッシュカードは銀行の預金口座のお金を引き出すためのものですので、当たり前ですがカードを持つ前提として銀行口座を保有する必要があります。
カードだけ持つということはできませんので、キャッシュカードを作りたい方は一緒に口座を作ります。
印鑑と本人確認書類があれば窓口でカードは作れる
窓口でカードを作りたい人は作成する本人申請のみとなります。
また、作成に必要な書類として銀行印と身分証明書を用意しましょう。
店舗のある銀行での手続きは窓口に行って口座を作成しますが、口座申込書にキャッシュカードの作成申込書が複写となっているのが一般的です。
口座を作成するにあたって運転免許証などの本人確認書類と印鑑を持参して、口座作成の申込者に複写となっているキャッシュカードの作成申込書に4桁の暗証番号と印鑑を捺印するだけです。
ちなみにキャッシュカードの暗証番号は生年月日、電話番号と言った個人情報から推測されやすい番号を記載してもNGとなり、カードは作成できません。
たとえば、1982年(昭和57年)10月10日生まれの人は「1982」「8210」「5710」「1010」などの番号は禁止ですし、「1111」「1234」などの単純な番号も禁止です。
自分の個人情報とは全く関係なく忘れない番号を指定するようにしましょう。
ネット銀行の場合は印鑑不要
一般的な店舗のある銀行では、口座開設やキャッシュカードを作るときに印鑑が必要です。しかし、ネット銀行ではキャッシュカードを作るときに印鑑は不要です。
なぜなら、店舗を持たないネット銀行では店頭で払い戻し請求書に印鑑をついてお金を引き出すということが必要ないからです。
ネット銀行のキャッシュカードはインターネットで口座に申込みを行い、運転免許証などの本人確認書類をインターネット上から写真を撮って提出すると、後日郵送で申込み書類が送られてきます。
この書類に必要事項を記入して返送すると、後日キャッシュカードが送られてくるという流れになります。
郵送で何度もやり取りを行うため時間がかかるのと、通帳の発行が基本的にはないのがネット銀行の特徴です。
テレビ窓口で即日発行してくれる場合も
キャッシュカードはネット銀行でも店舗型の銀行でも口座を作成してから3日~1週間程度で自宅へ郵送されてくる方法が一般的です。
しかし、三菱UFJ銀行などは非対面の銀行窓口であるテレビ窓口というものがあり、ここでは口座の作成手続きを行うと、その場でキャッシュカードの発行を行ってくれます。
もし、何らかの理由で今すぐキャッシュカードが必要になった人は、その場でキャッシュカードを発行してくれる金融機関を利用しましょう。
よくある質問「本人以外の代理人がカードを作る事はできますか?」
都合により本人がキャッシュカードの申請をするために来店するのが難しい場合は、代理人がカードを作ることは可能です。
代理人は委任状があればキャッシュカードを作れますしお金も引き出せます。
銀行によっては代理人の本人確認書類が必要となることもあります。
年齢が16歳以上であることを証明するために必要となるので、あらかじめ用意しておくといいでしょう。
ただし、金融機関によって委任状が必要なところと要らないところがあるので、事前に確認をしてくといいでしょう。
通帳を最初に作った後にやっぱりキャッシュカードもあった方が便利というような場合には、後からキャッシュカードを作成できます。
今まで一度もキャッシュカードを作成したことがない場合、キャッシュカードの発行は無料です。
このとき、通帳と本人確認書類と通帳作成時に登録した印鑑さえあれば、簡単にキャッシュカードの作成を行えます。
キャッシュカードを作ったあとに注意すべき事
キャッシュカードを使用する時の注意点は以下の通りです。
ATMの引き出し手数料に注意する
銀行によって手数料が発生する時間は異なりますが、手数料無料の時間帯以外にお金を引き出すと、3万円以下110円、3万円超220円の手数料がかかる場合があります。
入金手数料が発生するかしないかは銀行によって違います。
今は多くの銀行が365日24時間手数料無料を採用するようになったため、コンビニATMなどの提携ATMを利用するときだけ手数料に注意すればよいでしょう。
また、ネット銀行は自社ATMを持たない場合がほとんどで、基本はコンビニATMでの取引となりますが、ネット銀行の多くは取引状況に応じて月○回までは無料などと決められていますので、よく調べてからATMを利用するようにしましょう。
引き出す前にいくら手数料がかかるという確認画面が表示されるのが一般的です。
キャッシュカードを紛失した時は即連絡を!
カードを無くしてしまったという場合にはすぐに銀行へ電話しましょう。
すぐにキャッシュカードの利用を止めてくれます。
その後は見つかった場合には利用再開となり、無くなった場合には再発行の手続きとなります。
銀行によって異なりますが、原則的に1,100円の再発行手数料が発生します。
新規で発行する時の手続きに加えて「喪失届」という書類の記入が求められます。
家族や自分の誕生日を暗証番号にするのは危険
キャッシュカードの暗証番号を忘れてしまって銀行に聞いても、銀行は絶対に暗証番号を教えてくれません。
このため、もしも暗証番号を忘れてしまった場合には再発行の手続きや復活の手続きを窓口に行って行わなければなりません。
この場合、銀行によっては再発行の手数料1,100円が取られてしまうこともあります。
また、銀行によって異なるものの、1日に3回暗証番号を間違えてしまうとキャッシュカードの使用を犯罪防止のために止められてしまうという銀行も多くあります。
中学生や高校生はキャッシュカードを作れるか?
キャッシュカードや銀行口座は未成年でも作れるのでしょうか?
結論的に言えば作れます。
親の同意がなくても本人確認書類と印鑑さえあれば、だれでも口座を作成できます。
ただし、通帳を親が持っている場合には印鑑も親が持っている可能性が高いため、そのような場合には親にばれずにキャッシュカードを作成するのは難しいでしょう。
また、親が子供の口座やキャッシュカードを作成することも親の本人確認書類があれば可能です。
未成年でも大丈夫
キャッシュカードはクレジットカードやカードローンと異なりお金を借りるわけではありませんので、年齢制限はなく、未成年でも簡単に作成できます。
むしろ、地方の実家から都会の大学に進学するような場合には、親が通帳を持ち仕送りを通帳に入金して、子供がATMからキャッシュカードで仕送りを引き出すというように利用している人も数多くいます。
学生証だけではカードは作れません
運転免許証などを保有していない未成年者の本人確認は基本的には健康保険証で行います。
学生証は本人確認書類として使えると思っている人も少なくないようですが、学生証は本人確認書類としては認められない場合がほとんどのようです。
キャッシュカードと一緒に作ったほうがいいカードとは?
キャッシュカードには、ATMで入出金するのみのものと、カードに附帯サービスが付いているものがあります。
例えば、「デッビトカード」「クレジットカード」などです。
キャッシュカードをクレジットカードやデビットカードなどと勘違いして、ネットショッピングなどで使用可能であると思っている人が多いようですが、キャッシュカードはあくまでも現金を預金口座から引き出すためだけのカードです。
世の中にはいろんなカードがありますが、それぞれに役割が異なります。
キャッシュカードを作成するときに併せて申請すると便利なカードを紹介しますので、それぞれのカードの役割とはどのようなものなのか見ていきましょう。
クレジットカード一体型のカード
キャッシュカードは口座にお金を入れたり下ろしたりするために使います。
そのため、口座にお金を入れておかないとお金を引き出せませんし、預金口座の残金を超える金額を引き出せません。
ATMからはお札しか引き出せないため、引き出し可能額は1,000円以上1,000円単位となります。
また、原則として国内のATMから日本円しか引き出せませんが、三井住友信託銀行のプレスティアなどのカードは海外のATMから現地通貨を引き出せます。
一方のクレジットカード一体型のカードはショッピングでカード払いができ、また海外でお金を引き出すことも可能です。
とても便利なカードですがクレジットカードの有効期限切れや更新時には新しいカードが送付されるのでしっかり管理する必要があります。
銀行と提携しているクレジットカード
銀行が発行するクレジットカードには、クレジット機能やキャッシング機能が付いたカードがあります。
クレジットカードは、買い物のときに発行している会社に代わりに払ってもらい、後払いで代金の支払いを請求されるというシステムです。
クレジットカードが便利なのは、分割払いに対応しているという点と手元にお金がないとか給料日までにお金がないような場合も買い物ができるという点です。
現金で何かの買い物を行った場合には原則一括払いですが、クレジットカードの場合は2回や3回やリボルビング払いなどの分割での支払い方法も選択できます。
また、最近では「最初に一括での購入を選択したけど、やっぱり今月一括で払うのは厳しい」というような場合には、後からリボルビング払いなどの分割払いに変更できるという仕組みも普及しています。
クレジットカードには限度額が設けられており、その範囲内でしか買い物できません。
また、限度額の決定やクレジットカードの保有そのものには審査があり、高い限度額のクレジットカードはそれなりの年収がある人しか審査に通りませんし、過去に金融事故があった人や支払状況が良くない人は審査そのものに通過できない場合があります。
買い物代金を借りるショッピング枠の他にも、一定の枠内でお金を借りられるキャッシング枠というカードローンと同じような機能も、審査に通過すればクレジットカードに付けることも可能です。
最近ではキャッシュカードとクレジットカードが一体化になっているカードを発行している銀行も増えてきました。
銀行のカードローン
カードローンの契約は最初に○○万円までお金を借りられるという枠を作ります。
契約者はその枠の範囲内でお金を借りられるのですが、この枠のお金を自由にいつでも借りたいだけ気軽にATMからお金を引き出せるためにカードを発行しています。
銀行カードローンの利用できる金額は、他のカードローンやクレジットカードなどの借り入れ可能枠との兼ね合いから審査で決められます。
これがローン専用のカードで、このカードを使用してお金を借りられるローンをカードローンと呼びます。
銀行カードローンは、申し込むときに銀行の口座開設が条件になっているところでは、すでに口座を持っている銀行なら申し込みやすいと言えましょう。
カードローンの検討をして迷っている人は、取引のある銀行を選ぶこともいいかも知れません。
お金を借りるものであるためカードローンには審査があり、買い物代金だけを借りるクレジットカードよりもカードローンの審査の方が厳しいと言われています。
銀行系カードローンであればキャッシュカードにローン機能を加えて1枚のカードとなっているカードを選択することも可能です。
身分証のみでOK!カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
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アイフル | 3.0%~18.0% 最短18分※₁ ※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※₂ ※₂審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
プロミス | 4.5%~17.8% 最短3分※ ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | ・20~30代に人気 ・初めて契約する方は30日間利息0円 ・借入可能かすぐに分かる事前診断でチェックできる |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% 即日融資 ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物なし ※収入証明を提出していただく場合があります。 |
デビットカード一体型のキャッシュカードデビットカード
デビットカードは満15歳から申請できるので,高校生である未成年者でもお金の使い道を管理できる便利なカードと言えましょう。
デビットカードもクレジットカードのように買い物に使用するカードです。
高校生が申し込むときは住民票や学生証などの本人確認書類が必要です。
クレジットカードと異なる点は、クレジットカードが限度額まで買い物ができるのに対して、デビットカードはカードに紐つけられている銀行口座の預金残高までしか買い物ができないという点です。
口座に10万円の残高があれば、10万円までは買い物ができそれを超えての使用は不可能となります。
買い物代金はすぐに銀行口座から引き落とされ、お金を借りるわけではないため、クレジットカードと異なり審査がないという点が特徴です。
また、預金口座残高までしか買い物ができないためクレジットカードでよく見る使いすぎというデメリットがありません。
デビットカードのメリットはわざわざ銀行に行って買い物に使用するお金を引き出す必要がないという点です。
ネットショッピングなどでは、カード番号がないと買い物ができないような場面が少なくありません。
クレジットカードの審査に通らない人はデビットカードを保有すればカード番号が手に入りますので、クレジットカードの代用品として使用する人もいます。
日本にはキャッシカードでそのまま買い物を行うことができるJ-デビットという決済システムもありますが、こちらはあまり普及していません。
デビットカードもキャッシュカードと一体化したカードが普及しており、ネット銀行などはほとんどの銀行がキャッシュカードにデビット機能を加えてくれます。
まとめ
キャッシュカードの作成には審査がありませんので、印鑑と身分証さえあれば誰でも作成できます。
口座にお金を入れておいてキャッシュカードを持っていれば現金を持ち歩かなくてもいつでも現金を引き出すことが可能でとても便利で安心です。
ただし、今は振り込め詐欺などで口座の悪用や売買が横行しているため、ひとつの銀行で複数の口座を理由なしに作成することは不可能です。
また、たくさんのキャッシュカードを持ち歩いて、紛失したような場合には、紛失したカードが誰かによって不正に引き出されたような時、銀行は持ち主に完全に過失がない場合以外は全額の保証に応じてくれません。
キャッシュカードは確かに現金を持ち歩くよりは安心安全ですが、紛失した場合にリスクはゼロではないため注意も必要です。
この記事の執筆者
手塚 龍馬
1982年生まれ33歳
成蹊大学卒業後、地方銀行へ就職。
個人、法人への営業担当として8年勤務し、預金業務、融資業務を行い、住宅ローン、自動車ローン、フリーローン、カードローン、事業性ローンなどを7年行う。
保険業務、投資信託販売業務なども多数取り扱いを行う。
現在は飲食店経営の傍ら、金融関係のライター活動も行っている。
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※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。