【危険?違法?】レンタルキャッシュにはどんな危険があるのか

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個人間融資掲示板のレンタルキャッシュなど、貸金業者以外からお金を借りる人が増えています。レンタルキャッシュなら過去に金融事故を起こした人もお金を借りられるため、カードローンやクレジットカードの審査に通過しない人に利用されやすい方法です。

「個人間融資掲示板のレンタルキャッシュでお金を借りていいのだろうか」
「レンタルキャッシュでお金を借りるのは危険なイメージがある」
「そもそもレンタルキャッシュは違法ではないのか」

誰でも借りられる点は魅力だけれど、このように考えてレンタルキャッシュを利用できない人もいるのでは。お金を借りるなら、できるだけ安全に利用できる業者を選びたいでしょう。

今回は、レンタルキャッシュでのお金の貸し借りについて解説します。どんな危険があるのか、レンタルキャッシュの違法性、発生しやすいトラブル、実際にレンタルキャッシュを利用した人の口コミもまとめたので参考にしてください。

レンタルキャッシュでのお金の貸し借りは違法?

個人間融資掲示板のレンタルキャッシュですが、個人間でお金の貸し借りをする行為そのものは違法ではありません。掲示板でお金を借りるのに問題はないのです。

合法になるのは、出資法と利息制限法を守って融資を行う場合に限ります。

【出資法の上限金利】
年109.5%
【利息制限法の上限金利】
元本の金額が10万円未満:年20.0%
元本の金額が10万円以上から100万円未満:年18.0%
元本の金額が100万円以上:年15.0%

参考元:上限金利について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会

出資法と利息制限法のどちらが適用されるかは借主と貸主の交渉によって決まりますが、年109.5%を超える金利を設定するのは違法です。貸付契約は無効となり、利息を一切支払う必要はありません。また、上限金利を守らない貸主は、1,000万円以下の罰金刑、懲役5年以下の刑事罰の対象です。

その他に、貸し手が複数回にわたって融資をして利益を得ている場合、貸金業と判断。貸金業登録を行っていなければ貸金業法違反に該当します。

貸金業法では、貸金業を営む場合は都道府県知事などに申請して貸金業登録を受ける必要があると定めています。登録が完了すると登録番号が発行されて、店舗や公式サイト、広告などに公示しないといけません。

レンタルキャッシュでお金を貸している人は、貸金業登録をしていない可能性が高いでしょう。無登録で貸金業を行った場合、10年以下の懲役または3,000万円以下の罰金、無登録業者による貸金の勧誘は2年以下の懲役または300万円以下の罰金を納める必要があります。

レンタルキャッシュ利用時に発生しやすいトラブル

レンタルキャッシュは、お金を借りる側と貸す側のそれぞれにトラブルが発生する可能性が高いです。こちらでは、発生しやすいトラブルを借りる側と貸す側別にまとめました。

融資する側に発生しやすいトラブル

レンタルキャッシュでお金を貸す側に発生しやすいトラブルは以下の通りです。

①貸したお金を返済してもらえない

お金を貸す側に多いのが、貸したお金を返済してもらえないトラブルです。貸したお金を踏み倒されないように、借用書を作成しておきましょう。お金を貸して利息を得たいと思ったものの、返済がされなければ損をするだけです。

②無登録の貸金業者と見なされて処罰されるケースがある

個人間融資の場合、出資法の上限金利である年109.5%の高利で融資が可能です。余裕資金があれば、お金を貸して高額の利益を得られるでしょう。しかし、融資を繰り返して利益を得続けていると無登録の貸金業者として見なされます。

未登録の貸金業者と見なされれば処罰対象です。今後も融資を行う意思があるなら、国または都道府県に貸金業者として登録を行ってください。そして、法律で定められた上限金利の範囲内で融資を行いましょう。

借りる側に発生しやすいトラブル

レンタルキャッシュでお金を借りる側に発生しやすいトラブルは以下の通りです。

①高金利で貸し付けられる

レンタルキャッシュでお金を借りたものの、返済できないような高金利に設定される場合があります。特に闇金では「トイチ」「トサン」「トゴ」などの利息を取られるケースも珍しくないのです。

  • トイチ:10日間で1割(10万円を借りたら10日後に11万円の返済が必要)
  • トサン:10日間で3割(10万円を借りたら10日後に13万円の返済)
  • トゴ:10日間で5割(10万円を借りたら10日後に15万円の返済が必要)

その他に、融資手数料という名目の費用を取る貸主もいます。たとえば、トイチで10万円を借りた場合、10日後に返済するのは元金に利息の1万円と手数料を足した金額です。手数料が1万円なら合計12万円を返済しなくてはいけません。

すぐに返済できなければ、借金が雪だるま式に増えていくでしょう。利息制限法では上限金利を年20.0%に定めていて、通常の貸金業者であればこのような金利設定は違法です。しかし、闇金は貸金業登録を受けた正規業者ではないため、法律を守ったり、利息制限法で定められた金利設定を守ったりする概念はありません。

②お金をだまし取られる

レンタルキャッシュには闇金だけでなく、詐欺行為を働く者も多いです。お金を借りたいと掲示板に投稿すると、お金を貸したい人から「お金を貸す前に手数料を払ってください」「担保金を前払いしてもらいます」などの返信があります。

実は、これらの手数料や前金を先払いさせて、実際の融資は行わない手口の詐欺が多いのです。その他に「融資の前に利息分を支払ってくれたら、差し引いたお金を貸します」と持ちかけられるケースもありますが、こちらも先に支払ったお金をだまし取られるだけの可能性が高いです。

③貸主が闇金の可能性がある

レンタルキャッシュの貸主の中には、個人を装った闇金が多くいます。「貸主は個人で対応も優しいから安心してお金を借りられそう」と思うのは危険です。闇金はお金を貸した途端に態度を変えてくるからです。

違法業者である闇金からお金を借りてしまうと、高金利を設定される以外に以下のようなトラブルが発生します。

【闇金からお金を借りると起こり得るトラブル】

  • 犯罪への加担
  • 個人情報を売られる
  • 銀行口座の凍結

その他に、返済が遅れたら深夜や早朝などの時間を問わずに連絡があったり、自宅や勤務先へ押しかけられたりする危険があります。大声を出される、貼り紙をされるといった貸金業法では禁じている取り立てを受けるケースも珍しくありません。
自分だけでなく家族や勤務先の人を巻き込んでしまうため、闇金とは絶対に関わってはいけません。

下記ページでは、個人間融資の危険性やお金が必要な時の対処法を解説しています。知らぬ間に犯罪に巻き込まれることの多い個人間融資。そうなる前に理解を深めてみてください。

>>>【無償でお金を貸してくれる人】ネットで誰かお金を下さいor貸してと言ってみたらどうなる?

どんな危険がある?実際にレンタルキャッシュを利用した人の口コミ

実際にレンタルキャッシュを利用した人の口コミをまとめました。内容を確認して、どんなトラブルがあるのかを知っておきましょう。

【レンタルキャッシュを利用した人の口コミ】

  • 「預け金を振り込めば融資を受けられる」とメッセージがあった。現金8万円を振り込んだがその後連絡が取れなくなった。
  • レンタルキャッシュに投稿したらたくさんのメールが来たけれど詐欺や冷やかしが大半。
  • 個人情報を提供したのにメールが来ない。
  • お金に困ってレンタルキャッシュに投稿したら先振り詐欺や、写真を要求されまくって身の危険を感じました。
  • 私の知る限り、レンタルキャッシュで1番金利の安い人は、実質週1割月5割の人だった。それより安い金利を提示する人は詐欺で間違いない。
  • レンタルキャッシュで、お金に困っている人に2万円貸しましたが、返済日が来ても返してもらえません。電話やメールで催促しましたが返事はなく、会社に連絡しても在籍していない。緊急連絡先の親に電話をかけても「本人の問題だから知らない」と相手にされませんでした。
  • 以前債務整理をした経験があったので、レンタルキャッシュを利用しました。貸主は優しい人で5万円を借りられましたが、その後は自宅に勝手に押しかけてくるわ、職場の前にも待ち伏せされるわでストーカーのようでした。すぐに警察に相談しました。
  • ブラックリスト状態の会社員で、頼る当てがなくレンタルキャッシュを利用しました。実際に会って条件を伝えるとのことだったので、会って利息の説明を受けたら1ヶ月で40%とのこと。仕方なく利用したが返済不能になると「口座を預けてほしい」と言ってきた。仕方なく預けたら、振り込め詐欺に使われていて最終的に凍結。今はどこの銀行口座も作れなくなり、口座ブラック状態になってしまいました。

正規の貸金業者からお金を借りるのが安全

申込条件が細かく設定されていたり、返済能力や信用力を問われたりせず融資を受けられるレンタルキャッシュは、気軽に利用できるという印象があるのではないでしょうか。
しかし、法外な高金利で貸し付けされる、詐欺被害に遭うなどのトラブルに巻き込まれる可能性が高いです。

一番安全なのは、法律を守って融資を行う正規の貸金業者や銀行からの借り入れです。「確実にお金を借りられる方法を探している」「簡単にお金が借りたい」と思っても、まずはカードローンやクレジットカードに申し込んで審査を受けてみてください。
過去に金融事故を起こしていて、カードローンやクレジットカードの審査通過が難しい場合は、生活福祉資金などの公的融資を検討しましょう。

借金の返済が難しい人の最終手段は債務整理

他社の借金を返済したいから、レンタルキャッシュでお金を借りるという人もいるのではないでしょうか。借金の督促を受けていて、すぐに返済金を用意したい人もいることでしょう。

「手を尽くしたもののどこからもお金を借りられなかった」「危険やトラブルを承知でレンタルキャッシュを利用しよう」と考えている人は、最終手段として債務整理を検討してください。
債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産といった方法があり、借金の減額や免除が可能だからです。また、債務整理は法律で認められた手続きなので、借金問題を解決するための最善策です。

債務整理を行うと最長10年間は新たな借金ができなかったり、一定期間は職業や資格の制限を受ける、財産を没収されたりするデメリットがあります。しかし、レンタルキャッシュを利用しようと思うほどに追い詰められているようでは、新たにお金を借りても解決に至る可能性が低いでしょう。

借金の返済が苦しくてどうにもならないなら、債務整理をして生活再建を目指すべきです。借金問題に強い弁護士や司法書士に相談すれば、具体的なアドバイスをもらえたり、サポートしてくれたりします。