学生が10~30万円借りたい場合は学生ローン
学生が30万円借りたいというシーンは、割合多いかもしれませんね。
自動車運転免許資格取得の費用や楽器購入、卒業旅行、あるいは授業料ということもありますね。
しかし、学生にとって30万円はまとまった金額でしかも大金です。
どうしても30万円を借りたいという場合に、どこから借りれば良いのか頭を悩ますところです。
銀行カードローン、消費者金融という方法もありますが、意外に学生ローンだったら借りれるかもしれませんよ。
この記事はこんなひとにおすすめ
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- お金を借りたいと考えている学生の人
- 学生ローンについて詳しく知りたい学生の人
学生は30万円借りれるのか
最初に、そもそも学生が30万円借りることが可能なのかどうかについて、確認しておきましょう。
結論からお伝えしておくと、いきなり30万円を借りるのは難しいでしょう。
なぜなら消費者金融の貸付は総量規制の対象であるため、年収の1/3以上の金額を融資できないからです。
ですから、年収が100万円あればその1/3は33万円ですので、学生でも30万円の金額は借りれらそうな気もしますね。
しかし、消費者金融は基本的に年収の10%前後を初回利用限度額に設定していることが多く、たとえ年収が100万円あったとしても、初回利用限度額は10万円前後になってしまうことが普通です。
それなら総量規制に関係のない銀行カードローンで借りる、と考える人もいるかもしれませんが、学生が銀行カードローンで借りるのは敷居が高いです(理由は後述します)。
運よく審査に通ったとしても、やはり年収の10%前後の金額しか借りれないとなるでしょう。
一般社会人なら30万円の金額を借りることはそれほど難しいことではなくても、学生は収入が安定していないと見られてしまうことから、どうしても総量規制上限まで貸してくれる金融機関はないのです。
しかし可能性としては、学生ローンで借りれば30万円借りれるかもしれませんよ。
学生ローンで30万円借りる
学生ローンとは学生を対象にしたローン商品のことで、取り扱っているのは中小消費者金融が中心です。
大手消費者金融では、学生ローンを取り扱っていません。
学生ローンの特徴として、銀行カードローンや消費者金融よりも多く借りやすいことがあります。
もちろん、学生ローンを取り扱っている中小消費者金融も総量規制対象であることには違いはありませんが、年収が100万円くらいあれば、30万円を借りることは決してできないことではありません。
大手消費者金融や銀行カードローンだと、学生は10万円前後の利用限度額になりますが、学生ローンを扱っている中小消費者金融にとって、学生は意外に特別な存在と見てくれるのです。
第1に、学生は親の扶養に入っているという点ですね。
親の扶養に入っていれば万が一学生ローンで返済が滞っても、親に連絡することによって借金を回収できると考えていることも、学生が借りやすい理由です。
それに30万円という金額が絶妙で、親としても「仕方ないな」と思わせる金額なのですね。
学生ローンで借りた学生が返済滞納してしまうと、時間によっては金融事故になってしまい、5年程度はブラック認定されてしまいます。
20歳で学生ローンで借りたとして、返済滞納による金融事故になってしまうと、25歳までクレジットカードも作れなければ、自動車ローンを含めた各種ローンの審査にも落ちてしまう原因になってしまいます。
親にとっても、たかが30万円の金額で子供がブラックリストに入ったのではたまったものではないと考え、子供の代わりに支払う可能性も十分あり得るんですね。
学生ローンは審査が甘い
学生ローンも中小消費者金融ですから必ず審査を行い、信用力や返済能力があることをチェックします。
しかし、学生ローンの審査は大手消費者金融よりも甘い傾向にあり、学生ローンを扱う中小消費者金融のなかには、在籍確認を行わないところもあるのです。
大手消費者金融は必ず在籍確認を行うことから、それを考えてみても学生ローンの審査は甘いと言えますね。
学生ローンで比較的有名なアイシーローンやフレンド田(DEN)・カレッジなどは、パート先やアルバイト先に電話をかけて在籍確認を行わないため、仮に年収の嘘やアルバイトの嘘を言ってもバレない可能性があります。
学生ローンでお金を借りるにしても収入証明書の提出がないため、年収を150万円と書いてもそのまま通ってしまうこともありますよ。
だからといって、アルバイトをしていないのに、アルバイトをしているかのように嘘をつくのはよくありません。
お金を借りたら、毎月利息をつけて返済しなければならないのです。
お金を借りたのはいいけれど返済できないのでは、困ってしまいますよね。
在籍確認がなく収入証明書の提出も必要がない学生ローンに申し込んで30万円を借りる場合でも、虚偽申告することなく借り入れ申し込みしてくださいね。
学生が学生ローンで借りるメリット
学生ローンのメリットとしては審査が甘いことだけではなく、借り入れ金利が消費者金融よりも若干低めに設定されていることも挙げられます。
大手消費者金融の標準的な金利は年18.0%なのに対し、学生ローンの標準金利は年16.0%から年17.0%です。
金欠学生にとって、少しでも金利が低いほうが利息負担が少なくてすみますので、お得であることは間違いないところです。
ただし使い勝手はあまり良くない
学生ローンのデメリットと考えるよりも、学生ローン全体に言える特徴と考えたほうがいいかもしれません。
大手消費者金融のカードローンに比べて、学生ローンは使い勝手があまり良くありません。
契約方法は最近になってネットからの申し込みが増えましたが、借り入れ金額が30万円になると来店しての契約になることが多いです。
来店時間は平日20時まで、または21時までとなっているものの、土日が休みのところが多いのが難点ですね。
それに返済方法は来店による返済、および銀行振込での返済が中心です。
カードローンのようにATMから返済できないのも、学生ローンの使い勝手の悪さです。
親バレする心配はないので学生ローンに申し込んでみよう
銀行カードローンは審査が厳しい、消費者金融では30万円は借りれそうもないとなると、どうしても学生ローンを頼らざるを得ませんね。
学生ローンでお金を借りると親に連絡が行くのではないか、と心配する学生もいるかもしれませんが、基本的には親バレする心配はありません。
ただしネットからの申し込みだと、契約書類が自宅に郵送されてくるため、親と同居している学生は書類を見られることでバレる可能性はありますね。
親元を離れて一人暮らししている学生なら、書類が郵送されてもバレる心配はないでしょう。
学生ローンで借りた30万円の返済が、卒業までに間に合わなくても大丈夫です。
社会人になってから返済していくこともできます。
返済に関する相談も借り入れに関する相談も、ある程度は話を聞いてくれます。
どうして30万円が必要なのかしっかりした理由があれば、借りれる可能性があるのです。
学生がお金を借りるのに必要な条件とは
ではここで、学生がお金を借りるのに必要な条件を挙げていきます。
お金を借りようと考えている学生の方は、自分が以下の条件を満たしているかどうかを確認してみてください。
申し込み時に必要な書類の確保
銀行カードローン・消費者金融・学生ローンのどこに申し込むかによって、必要になる書類は若干異なりますが、本人確認書類は必ず必要になります。
そのため、本人確認書類として利用できる書類を確保したうえで、申し込まなければなりません。
本人確認書類として利用できるのは、おおむね運転免許証やパスポート・健康保険証などですが、学生ローンの場合は学生証や住民票などが利用できることもあります。
金融機関のホームページに記載されていることが多いので、事前に確認しておけばOKですし、分からない場合はコールセンターに電話をして聞いてみてもいいですね。
アルバイトで安定した収入を得ていること
金融機関が融資審査を行う際に一番気にするポイントは、「継続的な返済能力があるかどうか」という点です。
返済能力に大きく関わってくるのは収入であり、安定継続した収入があれば、継続的な返済能力があると判断されやすいです。
学生の主な収入源はアルバイトなので、アルバイトで安定した収入を得ていることは、学生がお金を借りるための必須条件と言えるでしょう。
ここで重要なことは、「収入を得ていること」ではなく「安定継続した収入を得ていること」だということです。
そのため、バイトをしている場合でもそれが不定期の派遣バイトだったり、単発・短期のバイトだったりする場合は、審査通過できない可能性が高いでしょう。
通常のバイトで働いているとしても、まだ働き始めて1~2ヵ月程度の場合は、そのバイトを今後続けるかどうかが不透明なので、収入の「安定継続性」に疑問符が付きます。
バイトに関しては、同じバイトを少なくとも半年ぐらいは続けているのが望ましいと言えるでしょう。
年収が100万円あっても30万円借りられるとは限らない
消費者金融や学生ローンは総量規制の範囲内でしか融資を行えませんし、銀行カードローンも総量規制相当の自主規制を行っています。
年収によって融資限度額の上限が決められてしまうため、学生が融資を受けられる金額は自ずと決められてしまいます。
しかし、アルバイトをある程度頑張っている学生であれば、年収100万円程度を稼ぐことは決して不可能ではないので、30万円を借りられる可能性は十分あるように思われます。
ただ、先ほどお伝えした通り、初回の融資で総量規制ギリギリまで融資を行ってくれるような金融機関はほぼありません。
大半の金融機関では、「年収の10%程度」をひとつの目安としているので、年収が100万円あるからと言って、30万円を借りられると安易に考えるのは危険です。
学生は銀行カードローンで借りれる?
そもそも金融機関から学生がお金を借りるには、20歳以上であることと、継続安定した収入があることが条件ですね。
お金を借りるなら、安心して借りたいという点で銀行カードローンを思い浮かべる学生も多いかもしれません。
確かに銀行カードローンも、学生からの申し込みを禁止しているわけではありません(中には申し込み条件として学生不可を掲げているところもあります)。
ですから、学生が30万円を借りたいと思って銀行カードローンに申し込んでも、学生だからダメと門前払いを受けることはありませんね。
しかし、申し込みはできても審査に通るか?となると、学生にとって銀行カードローンはちょっと敷居が高いかもしれません。
銀行カードローンの審査は厳しく、基本的に年収が250万円以上ないと審査に通りにくいとも言われています。
それに正社員のほうが審査には有利になることから、銀行カードローンはどちらかと言うと、一般社会人向けと考えたほうが良いですね。
学生は消費者金融で借りれるの?
次に学生がお金を借りるとしたら、消費者金融が選択肢に残るでしょう。
消費者金融は銀行カードローンよりも審査がゆるいことが多く、学生でも一定の条件に達していれば十分審査には通ります。
何しろ消費者金融は顧客層を広くしていますので、パート収入やアルバイト収入でも十分に審査に通ります。
もちろん年齢が20歳以上ということは同じでも、銀行カードローンのように年収が制限されることもなく、信用情報に問題がない限り、学生でも審査に通ることは十分可能です。
大手消費者金融のカードローンであるアコムやプロミス、アイフルやSMBCモビット、レイクなら、学生でも安心して申し込めます。
もちろん親バレする心配もありませんので、収入がある学生なら消費者金融カードローンを借入先の選択肢に入れても良いですね。
学生ローン・カードローンのほかに借りる方法を紹介
ここまでは、学生がお金を借りるための方法として、学生ローンやカードローンを中心に説明してきました。
しかし、これら以外にも学生がお金を借りるための方法としては、以下のようなものが挙げられます。
- 奨学金
- クレジットカードのキャッシング枠
- 親に借りる
奨学金は読んで字のごとく、「学問を奨励するためのお金」ではありますが、借り入れたお金の使い道が明確に限定されているわけではありません。
そのため、奨学金として借りたお金を生活費や交友費として利用しても、特に問題はないのです。
ただ、奨学金はまとまったお金を一気に借りられるわけではなく、毎月決まった金額を分割して受け取るのが普通です。
そのため、30万円という金額をまとめて用立てたい場合は不向きかもしれません。
クレジットカードを所有している場合は、クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りるという方法も考えられます。
キャッシング枠で借りられる金額の上限は、個々のクレジットカードの設定で異なりますが、所有者が学生の場合は10万円程度に制限されているケースが大半です。
そのため、キャッシング枠を利用してお金を借りる場合も、30万円を準備したいのであれば、他の方法と併用する形になるでしょう。
なお、クレジットカードのキャッシング枠ではなくショッピング枠を利用してお金を得る方法(いわゆるクレジットカードの現金化)も、存在します。
ただ、クレジットカードの現金化はカード会社の規約で禁止されているので、正直なところおすすめはしません。
お金が必要な理由によっては、親から借りるという方法もひとつの選択肢となるでしょう。
実の子供に頭を下げてお願いされたら、何とかしてあげたいと考えるのが親心ですからね。
親からお金を借りた場合は、家計に余裕ができ次第速やかに返済することを心がけましょう。
その際は気恥ずかしいかもしれませんが、きちんとお礼の言葉を伝えることも忘れずに。
土日でも学生がお金を借りられるところを紹介
社会人が土日にお金を借りたいと思う場合、在籍確認がネックとなることが多いです。
ただ、学生の場合は在籍確認なしで融資してくれる可能性も高いので、その点に関しては社会人よりも融通が利きやすいと言えるでしょう。
大手消費者金融のカードローンであれば、土日の申し込みでも即日融資が可能なので、学生の方はぜひ検討してみてください。
学生ローンも、即日融資に対応しているところであれば、土日に申し込んでもその日のうちにお金を借りられる可能性があります。
銀行カードローンは即日融資には対応していないので、土日にお金を借りたい場合は、少なくともその前の銀行営業日までには申し込みを終えていなければなりません。
土日の間に「お金を借りたい!」という状態になったのであれば、消費者金融や学生ローンが主な選択肢となりますね。
まとめ
学生の方でも、30万円程度のお金を借りられる可能性は十分あります。
ただ、初回の融資で学生に対して30万円を貸付する金融機関はあまりないと思われるので、30万円が必要な場合は複数のところから融資を受けなければならない可能性が高いです。
金融機関からお金を借りるだけでなく、奨学金やクレジットカードのキャッシング枠・親から借りるといった方法も併用できるといいですね。
お金を借りた後は必ず返済しなければなりません。
事前に返済計画をきちんと立てたうえで借りるようにしなければ、返済で行き詰ってしまうので、その点には注意しておいてくださいね。
タグ:職業別