武富士の内情は悲惨だった!?社員のその後..
※債務保証書。万が一の場合、債務者の借金を武富士の社員が負う、という契約になっている
※「武富士追及」資料を参考に弊社で作成
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目次
社員の平均勤続年数1.1年と異常に短い
企業名 | 勤続年数 |
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武富士 | 1.1年 |
(株)ファーストリテイリング (ユニクロ) | 5.2年 |
ファミリーマート | 8.0年 |
ワタミ(株) | 9.1年 |
ヤマトホールディングス (クロネコヤマト) | 11.5年 |
NTTデータ | 13.9年 |
資生堂 | 18.1年 |
※武富士は1983年の「武富士残虐物語」のデータを参考。その他企業は2014年、2015年データ参考。
時代が違うため、勤続年数の捉え方も過去と現在で違う部分はあるかと思いますが、武富士の1.1年は異常です。
消費者金融業であり、人にお金を貸す、催促するという性質上、他業種よりも離職率が高いという部分もありますが、他消費者金融と比較しても圧倒的に短いです。
総務省統計局のデータでは1983年の全産業の平均勤続年数は10.1年とでており、それと比較して圧倒的に短い数字になっております。
セブンイレブンの武富士
セブンイレブンの武富士、これは武富士社員は7時から夜の11時まで働きづめである、という意味だそうです。
正確に言うと、多くの社員は8時出社らしいですが、一部の幹部社員が部下への示しを魅せる、という意味で7時と早く出社していたことから、このように呼ばれておりました。
朝7時に債務者の家に行くことも、夜の11時に行くこともあったそうです。
※2010年の改正貸金業法で強化される前は、取り立ての時間帯が厳しく指定されておりませんでした。現在では8~21時までの間しか、電話やFAXは行えないことになっております。
なお退社時間に関しては、女性は6時で帰れ、男性は月、木が9時まで、火水金には8時までに店を出ろ、という話はされているそうです。
当時は土曜日も午後3時まで勤務があり、社内の職場として早く帰れない、という空気感があったため、先ほど述べたような高い平均勤続年数だったのかもしれません。
また当サイトの馬吉先生も同時期に某ア〇ムに勤務しており、武富士のすさまじさを以下のように語っております。
武富士、軍隊式の人事・教育
上の命令は絶対。恐怖の新入社員研修
研修中に夜の部屋のカーテンを閉めろ、という指示があり、少しでも空いていると部屋にいる全員が、5~10分間、「決められたことすらできんのか!ボケ」等罵声を浴びせられながら説教される。
あまりの厳しさに研修中に逃げ出す人が、毎年数名出ていた。他にも廊下は右側を歩く、男女間の会話禁止、他人の不正を目撃したら必ず通報、不正が発覚した場合は連帯責任、などの規則がある。
“武富士精神”という武富士の社是の暗唱もしなければならない。
研修では1日中、挨拶とお辞儀の練習をさせる
武富士幹部がいうには、お客さんだと挨拶する、という姿勢だとボロがでるため、新入社員は研修で人に会ったら挨拶するというのを叩き込まれます。
そのため、職場に入ると全員が立ち上がって「いらっしゃいませ」と頭を下げる。上司が戻ってきたときも、社員は総立ちで迎える、という光景が見られたそうです。
なお入社後も定期的な社員研修があり、研修中に元気が無かったり、手を挙げて発表しなかったという理由で昇進に影響がでます。
また夜は宴会があり、武井康雄と奥様への気遣いを常にする必要があったそうです、(とても楽しめるものではない、とのこと)
“自発的”なお礼の手紙を上司に送付する
初任給、昇給、昇格、降格、ボーナス、社員研修、慰安旅行の際に武井康雄、本部長である武井健晃、支社長や武井康雄の妻にお礼の手紙を書かないといけない。
この手紙を送付したかは厳しくチェックされ、行っていない場合降格される。この手紙に関して、会社としては、武井康雄の好意に社員が自発的に感謝を述べている、ということらしい。
服装規定
茶髪やサングラスはもちろん×。髪の毛も耳にかかってはいけない。ワイシャツは白の無地が原則で、女性は指輪を禁止されている。
武井保雄の超ワンマン体制
武井康雄のワンマンっぷりは、娘婿である高島望氏の『武富士流 金儲けの極意』にも記述があります。
父は、武富士のなかに№2は必要ないと考えている。武富士のビジネスのいっさいの情報は父のもとに集められ、いっさいは父が判断、決断する。
父以外の判断、決断は必要とされていない。ようするに父は一から十まで、すべて自分でコントロールしようと考え、実際、それに成功しているのである。
以下のようにも言及してます。
武富士では父の命令に反するものは即、クビが飛ぶ。父曰はく『オレに反対するってことは、俺より優れているということだ。それなら、オレをやめさせるか、そいつがやめるかのどちらかしかない!』である。武富士の今日の隆盛は、父の超ワンマン体制があってのものである
ノルマ至上主義
武富士では貸付の残高(いかにお金を貸しているか)がノルマ(武富士にいわせると目標)となります。
武富士ではノルマ達成のために、社内にて以下のような仕組みが存在していました。
1,2時間ずっと謝らせ続ける
ノルマ未達成者は皆の前で恥をかかされる。ひたすら謝らないといけない。口答えはダメで、1,2時間ずっと「申し訳ございません」「次はやります」を連呼し続けないといけない。泣いて土下座は当たり前。
ノルマを達成するために、土日出勤は当たり前。
業務正常化月間としてノルマを達成させるために土日祝日返上しろ、という号令がだされる(この月間が終わってもシステムは継続していった)
※上長からは、土日に出勤するな、と建前上いわれるが、ノルマ達成するには、平日だけではほぼ不可能で、休日出勤が当たり前になっていたという。
1~3時間ごとに常にノルマがあり、未達だと叱咤がくる
回収ノルマは毎日1~3時間ごとに行われ、未達だと各上長からゲキという追い込みの電話がかかってくる。(その電話の対応で仕事どころではなく、その分、時間外に余計に働かなければならない)
ノルマが終わることはない
ノルマを達成してもさらに上乗せされるので、延々とノルマを追いかける必要がある。
夜遅くまで働くことを強いられる
22時まで働かせるため、22時に上長へ帰るコールをするように命じられる
どんな状況であろうとノルマは減らない
人員が辞めようが、支店のノルマは変わらない(一人当たりのノルマが増える)
情報改ざんをしないとノルマに行かない
このようなノルマ至上主義のため、社員は顧客情報を改ざんして、融資をせざるを得なかったそうです。
仕組みは次のようになります。
借金をこれ以上することができない債務者がいるとすると、その債務者の名前や生年月日、勤務先等を改ざんして信用情報センターに問い合わせします。
情報を改ざんしているため、当然、その債務者のデータは信用情報センターに登録されておりません(本来なら借金を抱えている債務者の個人情報がでてこない)。
そうして、その債務者に再度新規でお金を貸し付けを行う、という仕組みなのです。
明らかな規約違反だが、ノルマ達成が必然、という状況から、どの支店でも情報改ざんが日常的に行われたそうです。
これをすると、一人の債務者に必要上のお金を貸し付けるため、焦げ付く恐れがありますが、それは武富士流の回収術で必ず回収するそうです。
またこの情報改ざんが本部に見つかると最悪の場合、支店長降格ならびに債務者の債務保証を社員が行うことになります。
:債務者の返済が滞り、会社へ損失を与えた場合、代わりに契約者がその損害金を支払うこと。今回で言うと、武富士の社員が債務者の借金を肩代わり、するということである。
債務保証を結ぶと、武富士としては債務者の返済が行われなかったとしても、社員が代わりに返済してくれるため、損害を被ることはありませんでした。
そういったリスクを背負うなら規約違反などせず債務保証をしなければいいわけですが、上記で述べたようにノルマ至上主義が社内に蔓延しており、規約違反をせざるを得ない空気だったそうです。
実際に社員のほとんどが規約違反を行っており、債務保証をさせられる社員は多かったそうです。
そのような状況を、武富士の支店長として働いていた御木威さんはこのように語っています。
社内では実際、規則違反しないことが規則違反みたいな風潮があり、規則違反をせずにノルマ未達が怒られ、規則違反をしてノルマを達成させても後日違反がバレて怒られ、不正貸付の債権全額を保証させられるのである。まさに行くも地獄、去るも地獄であり、ほとんどの社員が選択するのは「行くも地獄」の方であった。
まともじゃない心理状態
連絡が取れない債務者の住民票を請求すると「死亡」という文字が書かれていることもあったそうです。
当初は自殺かもしれないと嫌な気分になったが、回を重ねるたびに嬉しくなっていったと元社員の方はいいます。
というのも、消費者金融は債権に「消費者信用団体生命保険」というものをかけており、債務者が死亡すると残りの債務を全て請求することができるからです。
すなわち債務を回収することができる、ノルマ達成に近づくということです。
「死亡?よっしゃ、50万円!」
「100万円入ります」
「そうか、でかした」
などの会話が日常的に行われるような職場だったそうで。通常では考えられませんが、社員はノルマに疲弊していたのです。
なお当サイトの馬たちも武富士から借入した経験があり、取り立ては相当なものだったそうです。詳しくは以下の記事たちをご覧ください。
武富士の圧倒的な効率性
「あいうえお」順に並んでいるキーボード
パソコンが疎い人が入社してもすぐ使えるようにメーカーに特注で作成している
催促の名前はまずは「林」
延滞客への督促の電話をかける場合は、「林」という名前が必ず名乗られる。
そうした場合、顧客から「林さん、いますか」と折り返しの電話が来たとしても、受話器の人間がそのまま対応できるのだ。
受話器の人間が「はい、私が林です」といった途端、隣の社員が1日滞納者の名簿を受話器の人間に手渡す、という仕組みができているらしい。
(のちに「武富士では林、という社員が異常に多い」と話題になり、自粛することになったそうだ。)
また、客から連絡もなく、1週間ほど返済期限が過ぎると個人名ではなく「武富士」を名乗る。(それ以降は直接社員が自宅まで訪問する)
※1982年に出版された「武富士残虐物語」によると当時は、「原」「佐藤」「森」という名前がよく使われていたそうだ。時代によっても使われる名前は変化していたらしい。
ぞくぞくと退社していく社員たち
以上のような過酷な状況であったため、社員も続々と退社していきました。
- 昼食に出ていったきり、帰ってこない社員
- 秘書室に異動が決まった瞬間、おびえて退社
- 営業本部長(武井康雄の次男である健輝氏)の付き人となり数日で逃げていった社員
様々だったそうです。元幹部の話によると、毎年1000名入社して1000名辞めていく、そんな状況でした。
あまりに激務であり社員が逃げ出すということが多かったことから、夏休みや正月明けなどは全員出社したかどうかを支店長から支社に連絡することが慣例となっておりました。
武井康雄にあいさつをしなかったためクビになった社員
武富士のVC(ベンチャーキャピタル)を業務とする子会社に採用されたばかりの社員が、武井康雄に挨拶をしなかったことを理由に採用が取り消されたケースもありました。
採用を取り消された社員が裁判を起こし、勝訴しています。
「本件採用取り消しは、武井会長が被告の事務所を訪れたときに原告が声を出してあいさつしなかったことを理由にされたものと認められる。~~社会通念上相当として是認することはできないから、本件採用取り消しは、解雇権の濫用として無効である」
という判決が下されました。(平成13年2月27日判決。地位確認等請求事件)
他にも、武富士では通常では考えられないような理由で、会社をクビになる社員がたくさんいたといいます。
中には上司への感謝の手紙を茶封筒に入れて送付した、というだけで解雇になった社員もいたほどです。
武富士用語
以下は武富士の社内用語として使われていた用語です。
社内用語 | 意味 |
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530-1=0 | 全国530支店中ノルマ未達成が1支店でもあると、ノルマ達成はゼロということ |
PR台帳 | 貸付ができそうな利用客の台帳。 融資限度額に達成していない、げ温度額を増やせそうな人がいたら電話で連絡し、借りるように誘導する |
カラ打ち | 最速の電話を実際には行っていないにも関わらず、コンピューター情報には入力すること。 |
ATM声かけ | ATMにきた利用客に借入してもらえるようお願いをすること |
アンダー公約 | 公約を引き上げること |
外線禁止 | 電話催促のために、外からの電話に出るなということ |
週2回の手紙 | 未返済のお客様に対して督促状を週2回出すことが決まっている |
参考:「日経ビジネス2002」「武富士追及」「武富士の闇を暴く」
タグ:その他金融業者
※₁お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。