セディナカード(OMCカード)が払えない!滞納した場合の対処法
クレジットカードや各種ローンを扱う「セディナ」は、SMBCグループの企業です。
クレジットカード会社としては、セディナカードやOMCカードなどを提供しています。
今回は、セディナカードやOMCカード、セディナのローンや家賃支払いサービスを滞納するとどうなるのか探ってみました。
セディナカードで滞納してしまうとどうなるの?
セディナカードとOMCカードの口座振替日は、27日(27日が土日祝日の場合は翌営業日)ですが、27日に引き落としができない場合でも、即、セディナの口座に振込返済しなくてはならない訳ではありません。
口座振替先として登録した金融機関によって日は異なりますが、翌月10日前後に再引き落としが実施されますので、再引き落とし日までに入金すれば請求分を支払うことはできます。
ただし、一部の金融機関を口座振替先として登録している場合は、再引き落としを実施しません。
27日に引き落としが実施されていない場合はアンサーセンターに連絡して、いつ再引き落としされるのか確認しましょう。
なお、アンサーセンターは1月1日以外の、毎日9:30~17:00受け付けています。
まずは27日の引き落とし、それで返済できなかった場合には、再引き落とし若しくはコンビニ払い票が自宅に届くというのが一連の流れです。
もちろん返済できなかった翌日から遅延損害金という、金利とはまた異なる利息が発生してしまいます。
また長期にわたり返済をしなければ裁判所に訴えられ給与などの財産を差し押さえられることもあります。
再引き落としされるケースもある
再引き落としが可能な銀行を登録している場合、翌月10日前後の再引き落とし日には、当初の請求額だけが引き落とされます。
当初の振替日から再引き落とし日までの約15日間分の遅延損害金は、翌々月以降の利用額と併せて請求されます。
つまり遅れた分の遅延損害金の請求は、その月ではなく次回に繰り越されるのです。
次回の引き落とし金額が変わってきますので、注意しておきましょう。
遅延損害金については、次の記事で詳しく解説しています。
STEP1:滞納後1~3か月カードの利用停止と督促
返済を滞納してしまうと生じるデメリットは、新規でカードが作れなくなることだけではありません。
滞納を続けると、手持ちのカードが強制解約されてしまいます。
滞納が何回で強制解約となるかの基準はカード会社によって異なり、また一般的に外部へ公開されていません。
ただ強制解約はカードの一時的な停止という軽いものではなく、言うならば永久追放となるため注意が必要です。
STEP2:滞納後3か月~カードが強制解約される
滞納が一定期間経過すると、信用情報機関に「事故」として記録が残ってしまいます。
カードの申込時に滞納がなく優良な情報が登録されていれば、問題ないと見なされ、審査のときに有利になります。
しかしその逆となると、カード会社も警戒するのは当たり前です。
信用情報の登録内容によっては、今後新規のカード審査がとおらなかったり、マイホーム購入時や車の購入時にローンを組むことができなかったり、とても不便な思いをすることになるでしょう。
STEP3:信用情報に延滞として残りブラックリストに!
もちろん、強制解約されたからと言って、カード会社と無関係になれる訳ではありません。
その後も、自宅や携帯電話への電話はもちろん、手紙での督促、自宅への訪問がされることもあります。
余りにも連絡がつかない場合には、職場へ電話連絡が入る可能性も高くなってきます。
基準はカード会社によって違いますが、3か月以上の滞納を続けると、いよいよ危険域に突入します。
カード会社が裁判所へ申立てを行うと、利用者のもとに訴状が届きます。
内容は、残金と利息などの全額一括払いを求めるものです。
一括払いが難しい場合は、異議申立書を郵送することになります。
その後、指定された日時に裁判所に赴き、カード会社(若しくはその代理人)と今後の支払いについて交渉を行うことになります。
もし和解となれば、話合いで決まった支払い計画に沿って返済を行うようになりますが、和解せず判決となった場合は、その内容に沿った返済を行います。
そして、この裁判で決めた支払方法を守れなかった場合は、口座凍結や財産差押えが実行されることになる訳です。
STEP4:最後は差し押さえなどの法的手段が講じられる
3か月以上の長期延滞になり、なおかつ裁判所からの呼出しも無視したり、約束通りの返済を行わなかったりすれば、給与などの財産を差し押さえられます。
「そんな突然」と思ってしまいますが、突然でもありません。
そのために延滞翌日から電話や書面での連絡、自宅訪問など再三にわたり連絡をしていたはずです。
返済延滞から約3か月、話合いの機会があったにも関わらず、「返済をしていない、今後どうするのか」という事実に目を背けてしまったため、こういった結末になってしまったのです。
債権者としても裁判をするには費用も時間もかかり、リスクだって生じます。できるならば「したくない」というのが本音です。
しかし話合いにならなければ、せざるを得ません。
そのために第三者として裁判所をとおしているので、強制執行が決まったあとに何を言っても、あとの祭りになることが多いものです。
滞納のリスクを回避するためにできる二つのこと
今月はどうしても支払いに遅れそうなときや、急な出費が重なって請求額すべてを支払えないとき、何も手を打たずにいると、再引き落としが実施され、セディナの社内に良くない記録が残ってしまいます。
社内記録で終わればまだ御の字です。このままズルズルと延滞を続けて行けば、もはやデメリットしか残らず強制執行や法的介入という大きな事案になってしまいます。
なるべく早く行動することが吉なのです。
もし支払いに遅れそうだと判断したら、できるだけ早く次のいずれかの方法を実施してください。
①支払いに遅れたらすぐにセディナに電話して支払日を約束
既定の支払日(27日)に支払えなかったときは、一刻も早くセディナに電話することが大切です。
利用者の方からセディナに電話をかけると、セディナから電話がかかってくることを回避できます。
セディナでは、個人の携帯に電話をかけてつながらないときは、すぐに、自宅の固定電話や勤務先の電話に連絡を入れます。
そのため、電話に出た人が「もしかして借金の督促?」と怪しむ可能性がありますので、周囲にも金銭的にいい加減な性格であることがバレてしまうかも知れません。
できれば支払日前に電話をかけ、支払いが遅れそうであることやいつなら支払えるのかについてオペレーターに連絡するようにしましょう。
②後でリボ払いに変更する
セディナカードでは、請求が来てから支払い方法をリボ払いに変更するシステム「あと決めプラン」というサービスが提供されています。
支払日に遅れそうなときは、「あと決めプラン」を利用して、再引き落としや滞納を回避するのは良いことです。
当月の19日(金融機関によっては16日のことがあります)までなら、会員専用のマイページ若しくはセディナの電話サービスで変更できますので、早めに実施するようにしてください。
しかし、「あと決めプラン」はリボ払いですので、月々の支払額が少ない代わりに利息が高くなってしまい、トータルで見ると余りお得な方法ではありません。
お金を用意し、セディナの滞納を防ぐ三つの手段とは
「リボ払いは利用したくない」「でもこのままだと返済は厳しい」と考える人は、「稼ぐ」「売る」「借りる」のいずれかの方法でお金を準備しましょう。
現金が手持ちにないから返済できない訳ですから、現金を入手する方法を考えれば滞納は免れます。
では具体的にどのような方法なのか見てみましょう。
方法1:支払日まで余裕があるなら副業で稼ぐ
27日までにある程度の時間の余裕があり、なおかつ請求額がそこまで多くはないときは、土日や夜間の時間を使ってアルバイトなどをするのはいかがでしょうか。
働いた即日に給料を受け取れる仕事もありますので、是非挑戦してみてください。
方法2:支払日まで時間がないときは不用品を売る
返済額がそこまで多くはない人は、家にある不要品を売って金策するのはいかがでしょうか。
ただし、ネットオークションやネットフリマを利用するときは、入金されるタイミングについて必ずチェックしておくようにしてください。
急ぎ必要な場合には、オークションやネットフリマよりも、買取り金額は下がりますが、リサイクルショップや質屋に売りに行くと、その場で買い取ってくれます。
意外と高値で売れるものを次の記事で紹介しています。
方法3:明日が支払日…という場合は、カードローンで借りる
27日までに余り時間がないとき、若しくは、アルバイトやフリマ程度では稼げない額の請求があるときは、即日融資が期待できる消費者金融や銀行のカードローンで借りるのはいかがでしょうか。
既に滞納している状態で申込みをしても、なかなか審査にとおりません。
そのため申込みをするのであれば、滞納していない今の段階がベストと言えるでしょう。
大手消費者金融では「初めての借入は30日間無利息」などのキャンペーンを実施していることもありますので、上手に利用すれば利息なしに借入・返済ができるかも知れません。
カードローンを利用する前に知っておきたいことを次の記事でまとめていますので、是非参考にしてください。
プロミスのアプリローン®なら即日融資OK?
「とにかく急ぎで」「誰にも見られずお金を借りたい」ということであれば、プロミスのアプリローン®がおすすめです。
審査結果も最短3分※で分かりますし、審査にとおればアプリのQRコードを読み取ってセブン銀行ATMからカード不要で借入を行うことができます。※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミスからの郵送物もないので、家族と同居している人にとっては家族バレを防ぐこともできます。
アコムやレイクの無人機は土日でも即日融資可能
平日勤務の人であれば土日でも即日融資が可能な、アコムやレイクも選択肢に入るでしょう。
自動契約機であれば土日でも開いていますし、審査も行うことが可能です。
ただし自動契約機に出入りする姿を誰かに見られてしまう可能性は否定できませんので、自宅や職場から少し離れた契約機を利用するといいでしょう。
なお、消費者金融のカードローンを活用するのは、最終手段だと思っておきましょう。
理由は金利です。
すぐに借入れができるというメリットもありますが、消費者金融の金利は平均18.0%です。
金利が高いということは、単純に返済金額も高くなりますし、複数借入先を持つことで返済管理もしにくくなってきます。
今回借りようとした理由が「セディナに支払いができない」という理由のみでしたら、既に自転車操業になっていると自覚することが最も重要になってくるのではないでしょうか。
家賃をセディナで払っていて滞納したらどうなるの?
セディナでは、クレジットカード業務の他、管理会社と契約して、セディナが家賃と管理費を借主から回収するサービスも実施しています。
借主は家賃の支払いが滞ると、管理会社ではなくセディナから督促を受けるようになります。
滞納してもいきなり強制退去とはならない!
家賃の支払いが滞ると、「いつ追い出されるのだろう」と不安になるかも知れません。
しかし、貸主がいきなり「今まで家賃を滞納してきたのだから、明日すぐに出て行ってくれ」と言うようなことはありません。
さすがに今まで家賃を何度も滞納してきた場合は、1か月ほどの滞納でも文書勧告→担当者による勧告→強制退去とすすんでしまいますが、今まで一度も滞納をしたことがない場合は滞納後3か月ほどしてからの強制退去になります。
流れとしては、裁判所の許可なしに強制退去させるのは違法だと定められていますので、次の手順を踏んでから強制退去の命令が出されます。
- 支払うように文書で勧告される。
- 勧告された期日までに家賃を支払わないときは、セディナの担当者が来て、退去するように求められる。
- 退去するように言われた日までに退去しない場合は、明渡し訴訟が実施され、裁判所から立ち退き命令が出される。
また強制退去となったあとでも、滞納した家賃の支払い義務は残ります。
しかも、家賃だけでなく次の費用も含まれますので、場合によっては数十万円~百万円ほどのお金を請求されます。
<退去時に支払う費用>
- 滞納分の家賃
- 遅延損害金
- 督促にかかった費用
- 裁判にかかった費用
- 住居の原状回復にかかった費用
返済が厳しいなら専門家に債務整理を相談してみよう
自分では対応ができず、またどうすればいいのか分からないときは、悩む前にまずは専門家や専門機関に相談してみましょう。
電話やメールで相談でき、相談料も無料であるところが多いため、安心して利用できます。
法テラスは良心的な弁護士がたくさん登録されている
借金などのトラブルで悩んでいる人の相談に、無料で乗っています。
また、悩みに最適な窓口や専門家の紹介も行います。
専門家に相談した場合の費用は、法テラスが立替えを行い、今後は分割にて支払いとなりますから、「債務整理をしたいが、手持ちがない」という場合でも、安心して利用できるのが法テラスです
クレジットの相談窓口や司法書士などの専門家にも相談
クレジットや多重債務の悩みであれば司法書士も相談に応じます。
全国に「司法書士連合会相談窓口」が設けられていますので、居住する地区の連合会へ相談に行ってみるのも方法でしょう。
ただし司法書士が扱える借金問題は140万円までです。既に借金総額が140万円以上であれば弁護士しか債務整理を行えないので、注意しておきましょう。
司法書士連合会相談窓口は、相談された分野に強い司法書士の紹介、周旋も行っています。
相談は基本的に無料ですが、正式に受任となると費用が発生します。
セディナで滞納したときは…。まとめ
クレジットカードであれカードローンであれ、とにかく滞納して良いことは何一つありません。
信用を失うだけでなく、延滞金や訴訟費用まで請求されることもありますので、金銭的な損失も多大だと言うことができます。
とにかく滞納はしないこと、それが何よりも大切なのです。
また滞納してしまう原因をしっかりと見つめなおし、返済ができなくなってしまう前に、専門家に相談に行くことをおすすめします。
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