ブライダルローンの内容や審査期間~すぐに借りるには?~
結婚が決まっても結婚費用が足りないときは、金融機関のブライダルローンが役に立ちます。
結婚式場は費用を前払するところが多く、ご祝儀をもらってから結婚式の費用を支払うことが難しくなっているのです。
このため、ブライダルローンを利用する人も多いですが、急いで挙式したい人はブライダルローンの審査期間がどれくらいなのか気になります。
一体どれくらいの期間でブライダルローンの審査が行われるのか解説します。
この記事はこんな人におすすめ
この記事は次のような人におすすめの内容になっています。
- 結婚式費用に使えるブライダルローンについて知りたい
- ブライダルローンの審査が気になる
- ブライダルローンの審査に落ちた
ゼクシィの結婚式費用立替えプラン
結婚情報誌で有名なゼクシィでは、スルガ銀行が提供するブライダルローンを取り扱っています。
結婚式費用を立て替えられるゼクシィのローンの詳細を解説していきます。
特徴やメリット
ゼクシィの結婚式費用立替えプランの最大の特徴は、最大3か月間無利息サービスを利用できることです。
ゼクシィのローンを利用して前払いの結婚式費用を払った後で、ご祝儀などを元手にして返済できるメリットがあります。
また、一般的なローンであれば繰上返済をするときに手数料がかかる場合が多いですが、ゼクシィのローンは何度繰上返済をしても、手数料が無料なので少しずつでも借入残高を減らせます。
繰上返済に関してはスルガ銀行のATMだけでなく、次の提携ATMからも手続きが可能です。
- セブン銀行
- イーネット
- イオン銀行
- タウンネットワーク
- ゆうちょ銀行
金利や限度額
スルガ銀行のリクルート支店が取り扱っているゼクシィのローンの金利や限度額は次の通りです。
金利 | 限度額 |
---|---|
8.8%~12.8% | 800万円 |
なお、借入金額は1万円単位で指定ができますが、上限額は千単位で切り上げになります。
50万円超の申込みをする場合は、収入確認書類を提出する必要があるので注意してください。
通常は当座貸し越し型の目的別ローンになりますが、カードローン機能の選択ができます。
カードローンを選択した場合の金利は7.0%~14.0%になるので、利息の負担金額が変動する点には気をつけてください。
問い合わせ先
ゼクシィのローンについての問い合わせは、スルガ銀行リクルート支店の結婚費用専用の窓口に連絡して確認してください。
- 電話番号:0120-60-6075
- 受付時間:月曜日~金曜日9:00~19:00、土日祝日9:00~17:00
楽天銀行のブライダルローン
次に、楽天銀行のブライダルローンを紹介します。
ゼクシィが取り扱うローンとどのような違いがあるのか比較しながら解説します。
特徴やメリット
楽天銀行はネット銀行であるため、ブライダルローンの借入時に店舗まで来店する必要がない点が大きな特徴です。
インターネットで申込みが完結するため、手間や時間が省ける利便性が高いです。
また、借入手数料は必要なく、繰り上げ返済のときも手数料がいらないメリットがあります。
金利や限度額
楽天銀行が取り扱っているブライダルローンの金利や限度額は次の通りです。
金利 | 限度額 |
---|---|
7.0% | 300万円 |
問い合わせ先
楽天銀行のブライダルローンの申込みは、インターネットだけの対応になっています。
楽天銀行の目的ローンからブライダルローンを選択して申込みをしてください。
申込み手続きをする上で分からないことがあれば、カードセンターに連絡をして確認することをおすすめします。
- 電話番号:0120-720-115
- 受付時間:月曜日~金曜日9:00~20:00
ブライダルローンの口コミ
ブライダルローンを利用した人の実際の口コミ情報をチェックしておきましょう。
今回は、ゼクシィと楽天銀行の口コミを紹介します。
※下記はそれぞれ、良い口コミ、悪い口コミを各2~3つ紹介、内容をコメントでまとめてください。
↑変更指示書に上記のような内容がありましたが、ゼクシィ・楽天銀行の2~3つの口コミ情報が見つけられませんでしたのでそれぞれ下記のように対応しています。
ゼクシィの口コミ
ゼクシィのブライダルローンを利用した人の口コミとしては、次のようなものが見受けられます。
- 無利息期間があって良い
- 担当者の対応が丁寧
先に説明した通り、ゼクシィのブライダルローンは30日間利息が発生しない無利息期間があるため、そこを評価する人がいるようです。
しかし、30日後に予想よりも手元にお金がない場合も考えられるので計画的に借りることが大切です。
楽天銀行の口コミ
楽天銀行のブライダルローンを利用した人の口コミとしては、無事資金を融通してくれたという人もいれば、なぜ審査に落ちたのか分からないという人も見られました。
審査に落ちる理由は申込者本人が知ることはありませんが、審査に落ちることには必ず理由があります。
楽天銀行に限らず、ローンの審査は誰でも100%通過するものではありません。
会社ごとに基準が設定されており、満たしていない場合は審査に落ちてしまうことを念頭に置いておいてください。
ブライダルローン申し込みの条件
ブライダルローンは、銀行や消費者金融、信販会社などで借入できますが、借入できる人の条件や審査に通るポイント、資金用途などを順番に解説します。
どんな用途なら使えるの?
ブライダルローンとは言っても、どんなことまでブライダルローンを利用できるのかは金融機関のローン商品によって違っています。
結婚式や披露宴、新婚旅行などはほとんどの金融機関のブライダルローンで利用可能です。
その他の費用として、家具や電化製品、転居費用、住宅入居資金、出産費用までさまざまな資金使途で利用できるブライダルローンもあります。
自分たちの貯金が少なく、親の援助が充てにならないという人など、結婚式の費用を払うのがやっとな経済状況の場合は、新婚旅行や新居の家具の代金などが借入できると助かります。
また、おめでた婚の場合に役に立つ、出産費用まで借入できるブライダルローンもあり、いろいろなパターンの結婚に利用可能です。
申し込める条件とは?
ブライダルローンを申し込める人の年齢や、収入などの条件が金融機関各社で詳細に設定されています。
金融機関によって多少の違いはありますが、各社ほぼ同じような条件となっています。
申し込める年齢は、金融機関各社どこも満20歳以上という条件となっているため、未成年はブライダルローンを利用できません。
また「安定して継続した収入がある人」という条件の他に、特に年収が○万円以上という制限がある金融機関は少ないです。
しかし中には、安定した収入があるといっても、アルバイトやパートは申し込みができず申込み対象者が正社員に限定されている金融機関もあります。
さらに、一部の地方銀行や信用組合では、対象エリアに居住または勤務していることや組合員であることなどが条件となっている場合があります。
金融機関によってブライダルローンに申し込める条件は異なっているため、申し込むときにはローン商品の借入条件をよく確認しておいてください。
ブライダルローンの審査基準
続いて、ブライダルローンの審査基準についての情報をチェックしていきます。
ブライダルローンの審査は厳しいと言われることがあります。
なぜ審査が厳しいかというと、結婚する人は結婚式を挙げた後にもお金が必要になることが多く、後々に返済が難しくなってローンを滞納したり延滞したりするケースが考えられるからです。
ブライダルローンを利用するには、各金融機関や貸金業者の審査に通過する必要があります。
審査基準や融資条件は金融機関や貸金業者によって異なります。
例えば、先に紹介した楽天銀行の「目的型ローンブライダル」の申込み条件は次の通りです。
- 契約者本人が仕事に就いており毎月継続した定期収入があること
- 満年齢20歳以上60歳未満であること
楽天銀行では申込者に対して年収の条件を設定していませんが、中には「年収〇〇〇万円以上の人」と制限を設けている金融機関や貸金業者もあります。
年収や年齢などの所定の条件をクリアしなければ融資に申し込めません。
希望融資額に対して年収が乏しかったり、返済能力に欠けていたりした場合には、ブライダルローンの審査に落ちたり、希望融資額よりも少ない融資額が適用されたりすることもあります。
また、そもそも金融事故を起こして信用情報に傷が付いている状態で、ブライダルローンに申込みをすると審査に落ちてしまいます。
金融事故を起こした人は、ブライダルローンではなく違う資金調達方法を考える必要があります。
ブライダルローンを利用して結婚式を挙げようと考えていても、審査に落ちる可能性が考えられるので、今一度申し込みを検討している金融機関・貸金業者の融資条件を確認することが大切です。
返済能力を確認される
ブライダルローンに限ったことではありませんが、ローンの審査では申込者の返済能力が必ず確認されます。
ブライダルローンを利用すれば、その後は返済をしなければなりません。
金融機関は返済能力を特に重要視しているので、申込者の希望借入額における月々の返済額が無理ない範囲の借入でないと、ローンの審査には通りづらくなります。
また、ブライダルローンの申し込み前に他のローンを契約していたり、クレジットカードの利用や延滞があったりしないかなども合わせてチェックされます。
勤続年数はどの程度?
ブライダルローンの返済は約4年~5年で、最長8年と返済期間が長くなることも多いです。
継続してローンの返済してもらえるかを判断するために、申込者の勤務年数を見て安定した収入があるかをチェックするのです。
勤務年数の短い人は転職を度々しているので、収入も断片的になるだろうと判断されやすくなります。
したがって勤務年数が1年の人よりも、3年と長い人の方が審査に通りやすくなります。
一般的には3年以上の勤続が好ましいといわれていますが、ブライダルローンの審査基準はどこの金融機関でも公表されていないので、あくまでも参考にとどめてください。
収入はどのくらいあるといい?
ローンの審査において、返済の元手になる収入がどれくらいあるかは非常に重要な項目です。
審査に通りやすい収入は借入金額にもよりますが、借入金額の3倍を目安にしてください。
これには、総量規制という貸金業法で定められた法律が大きく関係していて、この規制で消費者金融は収入の3分の1以上の借入はできないとされています。
本来、銀行は貸金業法の適用範囲外ではありますが、2017年からは銀行でも総量規制に準ずる対策を行っているため、高額な借入れが難しくなりました。
また、ローンの審査における収入の項目をチェックする場合に見られるのは総量規制だけでなく、年代別の年収をみて判断することもあります。
したがって、正社員より契約社員や派遣社員、パートやアルバイトは比較すると審査には厳しい条件になるのです。
雇用形態も重要視
ブライダルローンの審査では、先にも紹介したように、本人の属性情報が調べられます。
属性情報はローン審査において年収や勤続年数、職業や雇用形態も重要な情報です。職業別に属性情報がローン審査にどのように影響するのか解説します。
審査で公務員は有利?
公務員は職業柄、安定性していると判断されるためあらゆるローンの審査に通りやすい職業だと言われています。
しかし昨今、ローン借入のし易さから公務員がさまざまな金融機関で借入を繰り返し、多重債務状態になるケースが増えています。
このため、金融機関も公務員だからといって無条件にお金を貸すといったことはありません。
ローン審査では信用情報が必ずチェックされ、他社借入金額が多かったり、借入件数が4件以上で必要以上に借入をしたりする場合は、審査に落ちる可能性があるため公務員だからといって安心せずに、自分の借入状況を把握して、整理しておくことをおすすめします。
契約社員でも借入可能?
契約社員であってもローンの契約はできますが、正社員と比較すると審査に通過する可能性が低くなります。
ブライダルローンの審査で、雇用形態は必ずチェックされます。正社員はやはり信用度が高いですが、契約社員や派遣社員は信用度が下がります。
しかし、契約社員であっても、年収が高く、勤続年数が長い人で信用情報に特に問題がない場合は、審査に通る可能性は高いです。
もし他社借入があったり延滞をしたりした場合は、速やかに返済し、延滞を解消してから申し込みをしてください。
また、雇用形態が派遣社員で年収が低いく審査に通る自信がない場合は、借入希望額を少なめにしておくと審査の通過率アップできるので検討してみてください。
在籍確認の対応はしっかりと
ブライダルローンに申し込んで審査を受けるにあたっては、金融機関から勤務先の会社に在籍確認が実施されることがあります。
在籍確認は難しい質問をされるわけではないので落ち着いてきちんと対応して、金融機関に信用してもらうことが大切です。
なお、ローンの申込みをするときにはくれぐれも勤め先について虚偽の情報を書くことはやめてください。
金融事故には気をつけよう
ブライダルローンに限らず、ローンの審査に通過するためには金融事故に気を付ける必要があります。
信用情報機関に登録される金融事故とは、具体的に次のようなものです。
- 債務整理
- 長期延滞
- 代位弁済
- 強制解約
さらに、債務整理は次の4種類に分けられます。
- 任意整理
- 自己破産
- 個人再生
- 特定調停
債務整理をした記録は信用情報機関によって期間が異なりますが5年~10年の間にわたって登録されます。
したがって債務整理を経歴があって所定の期間が経過していない場合は、高い確率で審査には通りません。
ブライダルローンに申し込むときに信用上に心配の種があるときは、個人信用情報機関に問い合わせて確認ができるので事前にチェックしておくと安心です。
ブライダルローンへの申し込み方法
続いては、ブライダルローンに申し込む方法をチェックしていきます。
申し込みから融資までの流れや必要書類について説明していきます。
申し込みから融資までの流れ
ブライダルローンに申し込みをしてから融資を受けるまでの流れは、おおむね次の通りです。
- ローン申込書の提出
- 審査の実施
- 審査結果の通知
- 契約書の記入
- 融資実行
金融機関によって多少内容が異なる場合がありますが、申込者の希望額や他社借入の有無などを記載した申込書を元に金融機関が審査を実施します。
お金を貸してもきちんと返済できる財源があるのか、信用情報に問題はないかなどについては特に重点的にチェックされます。
無事に審査に通過すれば、借入可能金額と適用利率が決定され、申込者が借入提示内容に納得した場合は契約書を記入して、指定日に融資金が振り込まれる流れになっているのが一般的です。
ブライダルローンの必要書類
ブライダルローンを利用するときに必要になる書類は金融機関によって異なりますが、次のようなものが必要になることが多いのであらかじめ準備しておくことが重要です。
- 申込書
- 本人確認書
- 勤務証明書
- 収入証明書
- 資金の使い道(見積書)や資料
今まで話をしたように、結婚費用をすべてご祝儀だけでまかなうのは難しいです。
足りない分の貯金があったり両親の援助があったりすれば良いですが、なかなかそうもいかないこともあります。
そのようなときはブライダルローンを利用する人も多くいます。
ブライダルローンは、まず目的ローンであることを覚えておいてください。
目的ローンなので、使途範囲が決められています。
金融機関によってお金の使い道が異なるので、申込む前に確認すると良いです。
ブライダルローンの審査期間
挙式予定日まであまり日がない人にとっては、特にブライダルローンの審査期間がとても重要です。
審査内容で特に当てはまる点がない人は、確認する情報が少なくて済むので比較的早く審査が実施され、通りやすい傾向があります。
しかし、ブライダルローンの審査は、確認することが多く時間がかかるので一般的に必要になる審査の期間は、平均して1週間~2週間となっています。
できるだけ早く借りたい時は
そこまで時間を待てないという人は、フリーローンを利用する人もいます。
フリーローンの審査は早いところで30分~1時間というところがあります。
お金がすぐに欲しくて時間がない人にフリーローンはおすすめですが、ブライダルローンよりもフリーローンの方が金利は高めに設定されている場合が多いので注意が必要です。
即日借りる必要がある時は
ブライダルローンの融資には、カードローンのように即日融資が受けられない金融機関がほとんどです。特に銀行であれば、2週間かそれ以上かかる可能性があります。
千葉銀行の公式ホームページではブライダルローンを約2週間で借入できるとありますが、申し込み書類などに不備があった場合にはさらに審査に時間がかかります。
審査の早さを求めるのであれば消費者金融です。
ただし、消費者金融は金利が他のブライダルローンに比べるとかなり高くなっているだけでなく、借入限度額も100万円までと少ないため、利用する場合には支払利息などに注意が必要です。
消費者金融以外にも信販会社のブライダルローンであれば比較的早く融資可能なところもありますので、金融機関によく確認をしておくことが必要です。
ブライダルローンの申し込みを忘れていて、結婚費用の支払いまでに間に合わないなどという場合には、銀行や消費者金融のカードローンを利用するという選択肢もあります。
ただし、カードローンはブライダルローンと比較すると金利がどうしても高くなってしまうので、本当に困ったときの最終手段として利用することをおすすめします。
ブライダルローンに審査落ちしてしまったら
ここまで、金融機関で取り扱われているブライダルローンについて詳しく解説してきましたが、続いては審査に落ちてしまった場合の対処方を見ていきます。
ブライダルローン以外のローンで借りる
結婚に必要な費用を借りられるローンはブライダルローンだけではなく、先に少し紹介した他のローンで融通ができます。
多くの金融機関で取り扱われているフリーローンであれば、資金使途が自由なので借りたお金を何にでも利用できるメリットがあります。
ブライダルローンと比較すると少し金利が高くなりますが、金融機関によっては審査がスピーディでお金をすぐに借りられるところもあります。
また、カードローンならお金が必要なときに必要な分だけ自由に借入が可能です。
フリーローンよりも高金利な傾向がありますが、一定の借入期間であれば期間中の利息が無利息になるサービスを提供している金融機関も多いです。
一般的に銀行は審査が厳しいですが、信販系や消費者金融系であれば柔軟な対応をしてくれます。
ただし、金利は信販系や消費者金融系よりも銀行の方が低い傾向があるので、その点を踏まえてどの借入方法が自分に最適か見極めてください。
結婚式の費用を見直す
結婚式にかかる費用を見直すことも大切です。
ドレスのデザインや式のパフォーマンスなどに拘るときりがなく、費用は雪だるま式に増えていきます。
確かに、結婚式はカップルにとって大切ですが、結婚式を挙げた後の生活を考える必要があります。
本当に必要な費用なのかを冷静に考えてみると、意外に費用を抑えられることがあるのでチェックしてください。
それでも足が出るようであれば、先に紹介したフリーローンやカードローンなどを利用して資金を調達するのもひとつの方法です。
ブライダルローン選びのポイント
ブライダルローンを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
無利息期間があるか
ブライダルローンの中には、「30日間無利息サービス」をしているところもあります。
挙式後にお祝儀などを元手にしてすぐにローンを返済しようと考えている人は、無利息サービスがあるブライダルローンを選べば期間中に利息がかからないのでおすすめです。
一括返済や繰上げ返済の手数料
ローンの返済は通常、1か月に1度の約定返済日に一定額を振り込んだり、引き落としたりして支払いますが、残高をできるだけ早く減らした方が利息はかからないので総返済額を抑えられます。
そのため、一括返済や繰り上げ返済をする人が多いのですが、利用する金融機関によっては一括返済や繰り上げ返済をするときに手数料が発生することがあるのです。
ブライダルローンを選ぶときは返済方法の確認だけでなく、返済するにあたって必要になる手数料がどれくらいかかるかあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
手数料が一切かからない金融機関もあるので、いろいろなブライダルローンを比較して検討することをおすすめします。
金利
ローンは金利によって総返済額が大きく異なるので、できるだけ低金利なブライダルローンを選ぶことが大切です。
金利がどれくらい返済に影響を与えるのか、200万円を借りた場合の利息の差をシミュレーションしてみましょう。
今回のシミュレーションは、返済期間が2年の固定金利で元利均等返済のときの金利を比較していきます。
適用金利 | 8% | 15% |
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利息分 | 170,898円 | 327,348円 |
総返済額 | 2,170,898円 | 2,327,348円 |
今回は、適用金利が8%と15%であった場合を比較しましたが、両者の利息差は約15万円もあることが分かりました。
金利の数字だけで見るとこれほどまでに大きな差があることが分かりづらいので、気になるローンを見つけたらインターネットの返済シミュレーションツールなどを使って返済計画を立てて比べてみまてください。
他にも気になる4つのブライダルローン
冒頭で2つのブライダルローン商品を紹介しましたが、他にもおすすめしたいローンが4つあるので順番に紹介します。
ジャックスのプレシャンテ
クレジットカード会社であるジャックスが取り扱っているプレシャンテは、低金利で利用できる点が特徴です。
審査結果が即日出るのでスピーディな融資が受けられますが、披露宴か結婚式の15日前には申し込むように決められているので、余裕を持って利用申し込みをすることをおすすめします。
審査の通りやすさについては、多くの人が審査に通過できるわけではないと考えられます。
低金利なローンですし、ジャックスはクレジットカード会社なので甘い審査が行われるとは考えづらいです。
適用利率 |
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返済回数 | 1回~84回 |
返済期間 | 1か月~84か月 |
利用可能額 | 10万円~500万円 |
ライフエンジェル
クレジットやブライダルローンを専門にしているライフエンジェルの利用もおすすめです。
ライフエンジェルは、ハウスウエディングができることで知られているT&G(テイクアンドギヴ・ニーズ)のグループ会社でもあります。
T&Gで式場を予約すれば、同じ担当者にブライダルローンの利用も相談できるので安心できる点がライフエンジェルを利用するメリットのひとつです。
消費者金融と比較するとライフエンジェルの審査は厳しいと言えますが、銀行などで取り扱われているローンの金利と比較すると少し高めであることから、ライフエンジェルの審査はそれほど難しくはない可能性があります。
申込書類を郵送してから審査結果が通知されるまでにかかる時間は、2営業日~3営業日ほどです。
適用利率 |
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返済期間 |
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利用可能額 | 1万円~見積金額総額 |
JAのブライダルローン
全国各地にあるJAでもブライダルローンを取り扱っています。
それぞれのJAによって取り扱っている商品に違いがありますが、全体的に金利が低めに設定されているだけでなく、結婚式場と提携を組んでいることがあるので利用しやすいのが、JAのブライダルローンの特徴です。
審査の通りやすさやスピード感については、各JAによって異なるのであらかじめJAの職員に確認しておくことをおすすめします。
今回は例として、JAバンク人が他のJAブライダルローン(マリアージュ)の商品概要を紹介します。
適用利率 | 各JA所定の利率 |
---|---|
返済期間 | 6か月以上5年以内 |
利用可能額 | 10万円以上300万円以内 |
返済方法 | 元利均等返済 |
みずほ銀行の多目的ローン
みずほ銀行の多目的ローンはブライダルローンではありませんが、来店不要で申し込みができるだけでなく、無担保で融資金の資金使途が限定されていない特徴があります。
結婚式だけでなく、引っ越し資金に充てたり、自動車の購入などにも利用できたりするので新婚生活のスタートダッシュを切るために適したローンとも言えます。
他にも、返済日を自分で指定できたり、ボーナス返済ができたりするので柔軟な返済ができる点がみずほ銀行の多目的ローンのメリットです。
先に説明した通り、銀行のローンは信販系や消費者金融系のローンと比較すると審査が厳しくなっています。
提出する書類も多いので、審査には1週間前後必要になるため資金繰りを急いでいる人にはみずほ銀行の多目的ローンの利用はおすすめできません。
ある程度の収入があって信用情報に問題がなく、ある程度余裕を持って申し込みができるのであれば安心です。
適用利率 |
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返済期間 | 6か月以上7年以内 最長6か月の元金据置可能 |
利用可能額 | 10万円以上300万円以内 |
返済方法 | 元利均等返済 |
結婚費用はどのくらいかかるの?
そもそも、結婚にかかるお金はどれくらいなのか知っていますか。
実は想像以上に結婚にはお金がかかるのです。
そこで、結婚式の費用の相場について詳しく解説していきます。
結婚費用というと挙式ばかりに目がいきますが、他にもたくさんやることがあってその費用も必要になります。
結婚式の平均的な費用は?
結婚式の平均的な相場は300万円~350万円と言われています。
この金額は結婚式場で挙式をした場合に、招待人数が70人前後というケースで計算しています。
しかし、結婚式の形はカップルによってさまざまで、少人数で行うカジュアルなプランから海外挙式もありますし、式を挙げずに写真のみを撮るフォトウェディングなども増えてきているため、値段も変わってくるのです。
結婚式の形態によって結婚費用の総額が変わりますので、結婚にかかるお金を把握したい場合は、自分たちがどのような式にしたいかを明確に描くことが大切です。
ただし、少人数でカジュアルな挙式の場合は、挙式費用は抑えられますが、招待人数を少なくするときには会費やご祝儀も少ないことも考えなくてはなりません。
自分の負担金額はどのくらいになるのか、しっかりと把握して予算と照らし合わせてください。
結婚に関する費用の内訳は?
先に触れたとおり、結婚に必要なお金は結婚式の費用だけではありません。
婚約から結婚式を挙げるまでにもたくさんのお金がかかりますし、新婚旅行や新居の準備にもたくさんの費用がかかります。
一般的な結婚費用の内訳は次の通りです。
婚約・結納 | 約17万円 |
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親族の顔合わせ | 約6万円 |
婚約指輪 | 33万円 |
結婚指輪 | 約24万円 |
結婚式・披露宴 | 約30万円 |
新婚旅行代 | 約60万円 |
お土産代 | 約10万円 |
総合計 | 約450万円 |
ご祝儀などでもらえる相場
自己資金では足りない結婚費用をご祝儀で充てようと考える人も多いですが、一体どのくらいの金額をご祝儀としてもらえるのでしょうか。
関係性の違いによるご祝儀の相場は次の通りです。
- 兄弟姉妹:ひとり10万円ずつ
- 親族:5万円
- 親族の夫婦:7万円~10万円
- 友人は2万円~3万円
結婚式に招待する人数が70人ほどだと考えると受け取れるご祝儀は200万円前後と言われています。
そう考えると結婚費用の平均金額300万円~350万円を、ご祝儀でまかなうことは難しいです。
足りない分をどのように調達するかをきちんと考えなくてはなりません。
ブライダルローンで後悔しないために考えるべき3つのこと
①結婚式費用のこと
結婚が決まったカップルが結婚費用をどのように調達するかを考えたときに問題になるのが、どちらがどれだけお金をだせるかということです。
ふたりの貯金を合わせていくら出せるのか、双方の親にいくら出してもらえるのかなど、ある程度の費用計画をしておかないと、いざというときにお金が足りなくなってしまいます。
まずは、次の式を用いて結婚費用がどれくらいになるのか概算でいいので計算してください。
ふたりの貯金+親からの援助金+式に参列した人のご祝儀(予測)+それ以外の人のお祝い金(予測)
ご祝儀は予想よりももらえる額が少なくなる場合もあるため、あまり充てにせず少なめに見積もるようにして計算すると、結婚のためにいくらお金を用意できるかがある程度分かります。
用意できるお金が分かったら、ブライダルローンでいくら借りればいいのか、返済には毎月どのぐらいかかるのかをよくシミュレーションをしてから計画的に利用することをおすすめします。
②新婚早々借金を背負うということを理解すること
ブライダルローンと言えば聞こえはいいですが、借金をすることに違いはありません。
ご祝儀などですぐに一括返済ができるなら問題ありませんが、何年もかかって支払いをするのであれば、毎月の負担が増えること、その費用はどこから捻出するのかなど、結婚する相手とよく話し合ってからブライダルローンの申し込みをしてください。
また、「毎月の負担金額は少ない方がいいから」とあまりに少ない金額していると借入期間が長期化して支払利息が高額になってしまいます。
可能な限り繰上返済をして、少しでも総支払額を減らす努力をすることが大切です。
③結婚式が結婚の全てではないということ
結婚式の費用を賄うためにブライダルローンの利用を考え、返済計画を立てて毎月の返済額をチェックした結果、経済的に厳しい生活を送らなければいけない場合は妥協するのもひとつの選択です。
なぜなら、結婚式は結婚の全てではないからです。
どうしても豪華な披露宴にしたい、豪華なドレスを着たいなど、結婚式は一生に一度のことなので色々とやりたいことがあるかも知れません。
しかし、費用が全然足りていないにもかかわらずブライダルローンを借りて豪華な披露宴にすると、その後の新婚生活に影響がある可能性が高いです。
ブライダルローンは確かに豪華な披露宴をするために役に立つかもしれませんが、結婚式から新しい生活のスタートになることをよく考える必要があります。
挙式・披露宴も収入と費用に見合った会場に決めて、それでも足りない部分だけをブライダルローンで借りるなどすれば、ローンの返済も少し楽になります。
毎月どれくらいの返済額であれば生活に支障がない範囲でお金を返していけるのか、きちんとした返済計画を立てることが重要です。
結婚式後の新生活では、出産や子育てなどでまた費用が必要となります。そのこともよく考えて結婚式のプランを立てることをおすすめします。
ブライダルローンの利用に関するQ&A
最後に、ブライダルローンの利用に関するQ&Aを5つ紹介します。
まとめ
ブライダルローンの審査は情報の確認が多いため、審査に必要な時間は1週間~2週間ほどです。
個人信用情報や在籍確認などがスムーズに行える人は、早めにブライダルローンの審査回答が受けられます。
できるだけ早く融資をしてほしくて急いでいる人は何にでもお金を利用できる、フリーローンの利用を検討するのも良いです。
急いでいるからといって審査期間ばかり気にするのでなく、結婚に必要な予算立てをしっかりして無理のない返済プランにすることも大事です。
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※お借入れ総額により収入証明書(源泉徴収票等)が必要です。