親戚からお金を借りる方法
親ではなく叔父や叔母などの親戚からお金を借りる方法について考えてみましょう。
親しい間柄であれば、甥や姪の頼みなら仕方がないなとお金を貸してくれることもあります。
しかし親戚とは言っても冠婚葬祭のときしか会ったことがないような関係だと、なかなかお金を貸してくれないのが現状です。
親には言えない借金や親がお金を貸してくれないとき、叔父や叔母、祖父母からお金を借りるにはどうすれば良いのでしょうか。
この記事は次の方におすすめです
- 親戚からお金を借りるための頼み方を知りたい方
- 親戚からお金を借りるときのリスクを知りたい方
- 親戚からお金をもらったときの贈与税が気になる方
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
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目次
お金がないときに親戚から借りるのって難しい
親にお金を頼んでも、喜んで貸してくれるとは限りませんよね。
文句の1つや2つ言われても、貸してくれるならよいのですが、1円たりとも貸してくれない親もいるでしょう。
ましてや親ではなく親戚に頼むのは、かなりハードルが高いのではないでしょうか。
叔父や叔母はもちろん、祖父母にお金を貸して欲しいと言っても、スムーズにお金を借りることができる可能性は高いとは言えません。
例えば…叔父から借金する場合
基本的に親戚からお金を借りる場合は、常日頃から付き合いがある、住んでいる地域が近い、など一定の条件があるようです。
例えば父親が次男で、長男が実家に住んでいるというケースでは、実家には祖父もいれば祖母もいる、そして父親の兄である叔父がいるわけです。
「親には内緒でお金を貸して欲しいのだけれど・・・」と、正直に叔父や叔母に相談すれば、内心は「なぜ親には言えないのか?」と疑問を持つかもしれませんが、実家と言う立場と叔父・叔母の立場からお金を貸してくれるかもしれません。
また、あなたの親が兄弟間で一方的に世話をしている場合、「いつも弟(兄や姉、妹のこともある)にお世話になっているから、恩返しのつもりで」と快くお金を貸してくれることもあります。
例えば…祖父母から借金する場合
祖父や祖母なら可愛い孫のためにお金を貸してやりたいという気持ちを持つことは珍しくありません。
反対に「お金のことは何でも言いなさい」と、孫が頼まなくても自分から提案してくれるおじいちゃん・おばあちゃんもいるでしょう。
しかし、当然のことですが、すべてのおじいちゃん・おばあちゃんが孫に甘いわけではありません。
普段の付き合い方から、「貸してくれそうだな」と思えるときのみ頼むほうがよいでしょう。
なお、あまり裕福な暮らしをしていないおじいちゃん・おばあちゃんには、優しさにつけこんでお金を無心することはNGです。
遠い親戚にお金を借りるのは
普段あまり付き合いがない親戚や付き合いはあるけれども遠い親戚(祖父のいとこなど)にお金を借りるときは、慎重に行動しなくてはいけません。
やはり相手側も「新手の詐欺かも?」と警戒している可能性がありますので、お金目当てで話していると思われないように話を進めることが大切です。
とりわけ、一代で財を築いた親戚は、親族との付き合いにおいて警戒心が高い傾向にあるため、お金のない親戚からお金を借りるよりも難しいことがあります。
言うまでもありませんが、親戚中から借金をしているような人にはお金の無心はNGです。
何かの拍子でお金を貸してくれたとしても、後になってから「〇〇(あなたの名前)から頼まれたから借金をしてしまった」などと濡れ衣を着せられる恐れがあります。
親戚からお金を借りる方法
親戚からお金を借りようと思うなら、それ相応の心構えが必要です。
また、親や兄弟よりは心理的(血縁的にも)に距離がありますので、気軽に「貸して」と言うだけでは失敗する可能性があります。
一度失敗してしまうと二度とは頼めない可能性もあるため、ここは慎重に行動したいものです。
親戚からお金を借りるための心得と具体的方法を解説しますので、まずは熟読してから実践してください。
借用書を作成する
お金を貸す側としては「本当に返してもらえるのだろうか?」という点がもっとも気がかりです。
あなたがスムーズに返済すれば問題はないのですが、いくら親戚とはいえ、無条件であなたを信用することはできないでしょう。
借りる側、つまりあなたのほうから借用書を提出しておけば、親戚も少しは貸しやすくなるものです。
借用書には、お互いの名前と日付、返済期限、利息、返済方法について記入します。
利息を決めておかないと贈与扱いになるため、場合によっては高額な贈与税をあなたが支払うことになるかもしれません。
次の記事では万が一のときに法的にも有効な書類となる借用書の作成方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
返済計画を伝える
「お金ができたら返すから」という言葉だけでは、貸す側は不安になってしまいます。
いつまでに返済するのか、分割で返済するのかなどについても、最初に細かく決めておくことが大切です。
例えば「毎月20日に1万円ずつ現金で返済する、利息は最後にまとめて払う」など、具体的な返済日と返済方法、利息の支払い方について決め、借用書にも書いておきましょう。
返済日と返済方法、利息の支払い方を明文化しておくと、貸してくれる親戚に安心感を与えることができます。
理由は正直に話す
借りる理由については、正直に話すようにしましょう。
「ちょっと言えないけど」「またいつか話すから」などと理由を明確にしないまま借金を申し込むことも、親戚の不安感を高める原因になります。
「倉庫業を始めるために資金が100万円だけ足りない」という風に借金の内容が詳しく分かるように説明してください。
電話でなく直接お願いする
顔を合わせるのは気まずいからという理由で、電話でお金を無心するのはNGです。
あなたの誠意がまったく伝わりませんし、今のご時世、振り込め詐欺に間違われる恐れもあるからです。
どんなに遠く離れて住んでいる親戚であっても、お金を借りたいならば、直接会いに行って頭を下げましょう。
次の記事もぜひご覧ください。
親戚から借りる時は贈与税に注意
お金をもらう場合は、贈与税が発生することがあります。
親子関係や同居家族の場合なら「生活費」や「教育費」という名目で贈与税の対象を免れることがありますが、一緒に暮らしていない親戚からのお金は贈与税の対象です。
とはいえ、受け取る金額が1年に110万円以下のときは、親族からのお金であっても非課税になります。
※生活費や教育費のためのお金であっても、別の用途に使ったときには贈与税の対象となります。また、生活や教育に関わる資金をまとめて受け取るときも、贈与税の対象となることがあります
借金が贈与とみなされる場合がある
お金を借りたつもりでも、利息を支払わないならば「お金をもらった」ということになり、贈与の対象になることがあります。
親戚からお金を借りて利息を支払うなんて・・・と思うかもしれませんが、贈与税は10~55%と高率ですので、1~5%程度の利息を支払うほうが結局はお得なこともあるのです。
お金を貸す親戚にとっても、あなたが高額な贈与税を国に納めるよりは自分自身が利息として受け取るほうが嬉しいですよね。
年間110万円以下を借りる場合で、なおかつ、親戚が「利息は要らないよ」と言ってくれたときのみ、利息を設定しないで借りるようにしましょう。
贈与税の発生を避けるには
贈与税は10~55%と高額ですので、110万円を超える金額を受け取るときは、贈与にならないように利息を支払うようにしてください。
利息を支払うならば「借金」とみなされますので、贈与税を支払うことにはなりません。
また、2年以上に分けて受け取るのも贈与税の発生を避ける方法の1つです。
贈与税は1月1日~12月31日までに受け取った金額で計算しますので、例えば200万円を借りるのなら、最初に110万円、翌年に90万円を受け取れば贈与税は発生しません。
※贈与税はもらった金額に対して発生します。そのため2人以上からお金をもらったときは合算して計算します。例えば祖父から70万円、同じ年に祖母から50万円をもらったのなら、贈与税が発生します
住居購入資金を借りると贈与と判断されやすい
住宅購入のタイミングは住宅ローンなどの大きな資金が動く時期ですので、国税庁や金融機関の目が厳しくなります。
親戚から110万円を超える資金の提供を受けると、贈与と判断される恐れがあります。
住宅購入資金を直系尊属(親や祖父母、曽祖父母)から受け取るときは、提供された日付や省エネ住宅かどうかにもよりますが、3,000万円以下の範囲で非課税になることもありますのでぜひ活用しましょう。
ただし、住宅資金を提供してもらう場合でも、直系尊属以外から110万円を超えるお金をもらうときは課税対象です。
節税したい方は、贈与ではなく借入扱いにするようにしてください。
お金を借りる時の頼み方
いくら親しい親戚からお金を借りるとしても、最低限のルールだけは守りましょう。
返済方法や返済計画を明記した借用書を作成して渡すことも大切ですが、納得できる理由を述べることも大切です。
どのような理由なら親戚が納得してくれるのか、また、どうしても理由を言えないときは何と説明すればよいのかについて見ていきましょう。
①親には内緒で一回だけ貸して欲しい
親戚からお金を借りるのに一番有効なのは、親には内緒で一回だけ貸して欲しいと頼むことです。
あなたが親戚内で要注意人物として扱われていない限り、「今回だけなら仕方がないな」と貸してもらえることもあります。
万が一、「親に言えない理由は何なのか?」と問い詰められても、いつも顔を合わせるわけではないのなら、事実を少々脚色することは許されるかもしれません。
「会社のロッカーにお金を入れておいたら盗まれてしまった。一応会社には事情を話したけれど解決までには時間がかかりそうだ」と言えば、同情を得られる可能性があります。
「なるほど、それは可哀想だね」と、数万円のお金くらいなら借りられそうです。
②借用書を作ったので信用して欲しい
お金の貸し借りは口約束だけでも成立しますが、あなたが「お金なんて借りてないけど」と白を切る可能性がありますよね。
しかし、借用書があれば、親戚は確かにお金を貸したということを証明でき、あなたではなくあなたの親にでも「早く返済してほしい」と主張することができるのです。
また、「借用書まで用意するなんて、よほどのことがあったのだね」と、返って同情してくれて、喜んでお金を貸してくれることもあります。
借用書の雛形はインターネットからダウンロードするか、ホームセンターで売っている借用書をそのまま利用しても構いません。
日付や金額を空白状態にして親戚に頼んでみましょう。
③黙ってお金を貸して欲しい
実家の親戚からお金を借りる場合は、叔父や叔母に直接話をするよりも、まずは祖父や祖母に相談すると口聞き役になってくれます。
「おじいちゃん、僕のことを信用して黙ってお金を貸して欲しい。理由は言えないけれど親にはどうしても言えないんだ」と言うならば、お金を貸してもらえるかもしれませんし、叔父や叔母に「この子にお金を貸してあげて」と頼んでくれるかもしれません。
ヘタな理由を並べるよりは、ストレートにお金を貸して欲しいと頼むと、意外とあっさりお金を借りることができるかもしれません。
また、祖父や祖母から叔父や叔母に口を聞いてもらうことで、お金を借りられる確率も高まります。
④さっき財布を落としちゃった
財布を落としたことを理由にお金を借りることができるのは、親戚が遠方にある場合です。
旅先の途中でつい叔父さんや叔母さんの顔が見たくなって立ち寄ったのだけれど、どこで落としてしまったのか財布がないんだ。
警察には連絡したけれど、今全く手持ちがなくて旅行を続けることもできないし、帰ることさえできない。
財布が出てきたら必ず返すから、一時的にお金を貸して欲しい、と頼んでみるのも良い方法ですよ。
親しい親戚なら手持ちの現金がなくても、ATMからお金を引き出して、「さ、これでも使いなさい」と10万円程度なら貸してくれるかもしれません。
⑤彼女に子供ができちゃって
さすがに彼女に子供ができたことは親に言いづらいことくらいは、親戚も理解してくれるでしょう。
親戚の叔父さんから多少説教される場合もありますが、説教されている間はお金を借りることができれば生活がラクになるとか、それこそ彼女と遊ぶことができるなど楽しいことを考えてじっと我慢しましょう。
しょうがないヤツだ。彼女の親にもしっかり謝ってくるんだぞ、と20万円程度のお金を借りることができたらラッキーです。
当然ではありますが、この理由を使うと一生あなたに良くないイメージがついてまわることは忘れないでくださいね。
⑥借りたお金は親から返すから
いくら親戚でもお金を貸した以上は返してもらえないと困りますよね。
かわいい甥や姪の借金の無心だとしても、あなたの両親がどう思っているのか気になるはずです。
そこで念押しのために、お金を借りても借りたお金は親から返すので大丈夫です、と言い張りましょう。
叔父や叔母は両親からしてみたら兄弟ですから、兄弟の子供がお金を貸して欲しいと言っているし、貸したお金は親が払うと言うのだから取りっぱぐれはないだろうと思ってくれるはずです。
しかし親の名前を出した以上は必ず返済しなければならないことに注意して下さい。
かならずしも両親が返済する必要はありませんが、あなた自身が責任をもって返済しましょう。そうしないと両親の立場がなくなってしまいますよ。
⑦利息をつけて返済するから
「借りたお金は利息をつけて返済するので貸して欲しい」の言葉は、誠意をもってお金を借りようとしていると良い方に取ってもらえる可能性が高いです。
今時の若者にしては、きちんとした考えを持っていると褒められることさえあります。
当然親戚ですから利息をつけて返済すると言われても、はいそうですかと言うわけにはいきません。
利息のことなど心配はいらないから、毎月少しずつでもいいからお金を送っておくれ、となるに違いありません。
毎月の返済が厳しいときは、「今月はいろいろ出費があって、5,000円しか返すことができません。ごめんなさい」などと、かならず電話を一本入れるようにしてください。
親戚から借りるのはメリット大!
消費者金融や銀行などの業者からお金を借りるときも、理由を聞かれることがあります。
とはいえ、少額なら「生活費」と言えばたいていは問題ありませんので、そこまで詳しい理由を探られることはありません。
一方、親戚にお金を借りるときは、詳しい理由を述べなくてはならないことが多いです。
「ちょっと生活費を貸してほしい」と一言伝えるだけでも、「なんでお金が足りないの?使い方に問題があるんじゃない?将来のために貯金しているの?」と十言くらいは返ってきます。
しかしながら、根掘り葉掘り聞かれるとしても、親戚からお金を借りることには大きなメリットがあります。主なメリットを3つ紹介します。
利息が抑えられる
消費者金融でも無利息サービスを実施していることはありますが、通常は30日間のみですので、無利息期間を過ぎると年18%ほどの金利がかかってきます。
返済期間が長引くとその分、利息も高額になりますので、返済が苦しくなってしまいます。
しかし、何度も借りているわけではない限り、たいていの親戚は10万円程度なら無期限かつ無利息で貸してくれるでしょう。
贈与税が発生しそうなときは金利を設定しておくことをおすすめしますが、下限金利は決まっていませんので、年1~5%程度の低金利に設定することができます。
消費者金融はもちろん銀行カードローンでも年1~5%の低金利に設定されることは滅多にありませんから、親戚からお金を借りるのは利息面で非常にお得だと言えるでしょう。
返済に融通が利く
消費者金融や銀行で借りるときは、わずか1日でも返済に遅れるときは、事前に連絡しなくてはなりません。
また、いつまでも返済を待ってくれるわけではありませんので、遅れて返済するとしても1~2週間が限度です。
しかも、1~2ヶ月ほど遅れると債権回収業者に請求業務が移って取り立てが厳しくなることもあり、さらに1~2ヶ月ほど遅れると裁判や財産差し押さえに発展することもあります。
一方、親戚からお金を借りるならどうでしょうか。1ヶ月程度ならとくに口やかましく言わずに黙っていてくれるかもしれません。
もちろん、親戚であっても返済義務はありますので、返済しないと裁判に発展することもありますが、業者よりは取り立てが厳しくなりにくいのは事実です。
将来のローンに影響がない
業者からお金を借りると、個人信用情報機関に借入状況や返済状況が登録されます。
返済に遅れたという履歴も残りますので、延滞が繰り返されるときなどは、将来、住宅ローンや自動車ローンといった大型ローンの審査だけでなく、小型ローンやクレジットカードの審査に不利になってしまうこともあります。
一方、親戚からお金を借りるというのは私的な借金ですので、個人信用情報機関に借入状況や返済状況が登録されません。
万が一、返済に遅れたとしても、将来的なローン審査やクレジットカード審査には何の影響も及ぼさないのです。
ただし、親戚からの借金が返済できずに自己破産などの債務整理をするならば、個人信用情報機関に記録が残り、ローンやクレジットカードの審査に負の影響を与えます。
身内に借金するのはトラブルの危険も!
親戚からお金を借りることにはメリットも多いのですが、実はトラブルの原因になることもあります。
よくあるトラブルを3つ紹介しますので、本当に親戚にお金を借りるべきかどうか吟味してみてください。
返済しないと今後の付き合いに悪影響
きちんと返済計画どおりに返済するならば、特にトラブルにはならないでしょう。
しかし、返済が遅れたり、返済しなかったりすると、今後の付き合いにも影響を及ぼします。
あなたの借金が原因で親や祖父母といった大勢の人々に嫌な思いをさせてしまうかもしれません。
また、きちんと返済した場合でも、一生、あなたのことを「お金にだらしのない人」という印象を持って接する可能性もあります。
「親戚から良く思われていたい」という気持ちがあるのなら、きちんと業者から借りるほうがよいですね。
突然お金を返してといわれることも
返済期間をきちんと決めておかないと、突然、「今日中にお金を返して欲しいんだけど」と言われてしまう可能性があります。
また、返済期間をきちんと決めておいたとしても、親戚自身の資金繰りに問題が生じるなら、「申し訳ないけど、こっちも困っているんだ。今すぐ返して」と言われる可能性があります。
業者なら返済期間が突然変更になることはありませんが、個人に借りるときには何が起こるか分かりません。
突然の返済請求に対応することが難しい方も、業者に借りるほうがよいでしょう。
他の親戚にまで借金がバレることも
あなたが借金をしているということを、他の親戚に話してしまう可能性があります。
「私もお金がないんだけど、〇〇(あなたの名前)に頼まれて困っているんだ」などと悪く言われる恐れもないとは言えません。
あなたが恥ずかしい思いをするだけでなく、あなたの両親も肩身が狭く感じるかもしれませんね。
しかも、親に内緒でお金を借りているのなら、「なんで親に相談しないんだ!」と叱られる恐れもあります。
秘密を守れる親戚がいない方も、業者からお金を借りるほうがよいでしょう。
Q&A:親戚とのお金の貸し借りに関する質問と回答
親戚との貸し借りにおいて、よくある質問とその答えをまとめました。
トラブルを起こさないためにも、ぜひご覧ください。
①お金を返してくれない親戚から取り戻す方法は?
お金を返してもらえないときは、借用書がある場合は「弁護士に相談する」ことを宣告してください。
借用書がない場合は、メールでも構いませんので、貸し借り関係が分かるものを準備しておきましょう。
「もうすぐ返済するから待って」「あと12万円だよね」などの文章でも問題ありませんので、証拠を集め、きちんと請求しましょう。
どうしても返済の意思を見せないときは、借金回収を専門とする法律事務所に依頼します。
ただし、着手金として10万円+報酬として回収額の2~3割を請求されることが一般的ですので、よく計算してから申し込みましょう。
②身内に貸したお金でも裁判できる?
身内であっても、裁判で返済請求をすることは可能です。
しかし、貸し借りを示す証拠が必要となりますので、借用書や貸し借りが分かるメール、内容証明郵便などで用意しておきましょう。
また、裁判にはお金がかかりますので、まずは弁護士に相談してみてください。
法テラスや法律事務所や自治体の無料相談を利用すれば、無料で相談することができますよ。
③親戚から病気でお金がないからと借金を申し込まれた。貸さないとダメ?
病気で働けないときは、傷病手当金を申請することが可能です。
まずは勤務先に傷病手当金の申請をするように伝えましょう。
あなたに余裕があるときはお金を貸してもよいですが、後でトラブルにならないためにも、「あげてもよい」と思える金額以上は貸さないでください。
また、お金を貸せないときでも、週に1度コンスタントにお見舞いに行くようにしましょう。
④旦那が仕事をクビになり収入が激減…自分の家族にお金を借りるのはあり?
収入が激減しても、傷病手当金でやりくりをするようにしてください。
どうしても傷病手当金だけで生活が成り立たないときは、専業主婦ならパートやアルバイトを始めてはいかがでしょうか。
お金が足りない原因が旦那にあるときは、自分の親兄弟に言うのではなく、義両親に伝えてみましょう。
自分の親兄弟にお金を借りると、現在の危機状況を乗り越えた後で夫に対してよくない感情を持ち、仲がこじれる恐れがあります。
⑤親族にお金を貸すのに担保を取ることはできる?
担保を取っておくならば、万が一、親戚がお金を返さないときにも安心です。
しかし、担保が口約束ならば「絵に描いた餅」になりかねません。
法律事務所で担保を設定する証書を作成してもらうか、公証役場で担保を設定した貸借契約書の公正証書を作成してもらいましょう。
親戚から借りるには心情に訴える
親戚からお金を借りるには相手の懐に飛び込み、涙ながらに心情に訴えることです。
さすがに親ともなると演技がバレてしまいますが、親戚なら素直に受け止めてくれることでしょう。
本当はお金を貸したくないけれど、見捨てることもできないし、これだけ頼んでいるのだからしょうがないな、と思わせることです。
借用書を持ってきたと言っても、親戚の間なのに水くさいと言われれば最高の条件です。
ある時払いの催促なしで借りれることはほぼ決定ですが、きちんと返済することは忘れないでください。
タグ:借金・お金の悩み