アコムが保証会社の銀行系カードローン一覧
アコムには大手消費者金融としての顔だけでなく、保証会社としての顔もあります。
銀行等が提供している無担保ローン商品の保証会社を務め、万が一、利用者が返済不履行に陥ってしまった場合、利用者の代わりに金融機関に対して返済を行います。
アコムは三菱UFJグループの一員
アコムの親会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループです。
アコム以外にも銀行からクレジットカード、保証会社までさまざまな企業が連結子会社になっています。
銀行や証券会社
・三菱UFJ銀行
・三菱UFJ信託銀行
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・カブドットコム証券
クレジットカード会社
・三菱UFJニコス
・ジャックス
保証会社、債権回収会社
・アコム
・エム・ユー・フロンティア債権回収
(因みに、エム・ユー信用保証会社はアコムの完全子会社です。)
保証会社としてのアコム
保証会社とは、ローン契約者がローン提供元である銀行等の金融機関に金銭的損害を与えてしまったときに、契約者の代わりとなって損害補てんを行う会社です。
そのため、利用者がきちんと借入金を返済できる可能性の高い人なのか、ローン申込の段階から審査に関わります。
アコムの事業内容については、次の記事も参考にしてください。
信用情報の審査
利用者が融資の申し込みを行うと、保証会社は信用情報機関に問い合わせて過去の債務整理などの金融事故情報や借り入れ状況、返済状況などを確認します。
これらの個人信用情報は、インターネットを通じて瞬時に確認することができますので、混雑していないなら審査自体には数分しかかかりません。
個人情報の審査
信用情報機関で知り得る情報だけでなく、年齢や勤務先、年収、居住形態などの個人情報についても審査を行います。
チェックする項目や審査基準は保証会社によって若干異なりますので、同じスペックの人が同じ限度額の融資を申し込んでも、保証会社が異なると審査に通る場合と通らない場合があります。
さらに詳しく保証会社についての知識を深めたい方は、次の記事を参考にしてください。
アコムが保証会社の銀行カードローン
アコムは消費者金融系企業ですが、銀行系カードローンの審査も務めます。
個人向けの銀行カードローン
個人向け銀行カードローンで、アコムが審査と保証会社を務めるものを紹介します。
北海道銀行「ラピッド」
北海道銀行カードローン「ラピッド」は、限度額が800万円と大きいだけでなく、75歳未満まで申し込める、専業主婦も申し込める等、利用しやすいローン商品です。
広島銀行「ハローローンワイド」
広島銀行では数種類のカードローンを提供していますが、その中でも「ハローローンワイド」は銀行の口座が無くても利用できるカードローンです。
十六銀行「Q-LOAN」「with」
十六銀行のカードローン「Q-LOAN」は、利用限度額500万円と可能枠が大きいだけでなく、専業主婦もアルバイト中の学生、年金受給者も申し込むことができるカードローンです。
このQ-LOANもアコムが保証会社を務めています。
また、十六銀行では金利が年3.9~10.9%と低く設定されているカードローン「with」も提供しています。
このwithも、アコムが保証会社を務めています。
青森銀行「Aキャッシング」
青森銀行カードローン「Aキャッシング」は75歳未満の方なら申し込めますので、高齢の方も検討してみることができるでしょう。
八十二銀行「はちにのかん太くんカード」
八十二銀行カードローン「はちにのかん太くんカード」の保証会社も、アコムが担当しています。
500万円までの利用可能額で申し込むときは、収入証明の提出も不要です。
西日本シティ銀行「NCBキャッシュA」
西日本シティ銀行のカードローン「NCBキャッシュA(エース)」の保証会社は、アコム株式会社かワイジェイカード株式会社が務めます。
通常のカードローンとしての機能だけでなく、クレジットカードの利用料金や公共料金などを口座から引き落としができなかったときの自動融資機能もついています。
西日本シティ銀行をメインバンクとしている人にとっては、使い勝手の良いカードローンと言えるでしょう。
長崎銀行「プレミアA」
長崎銀行カードローン「プレミアA(エース)」の保証会社は、アコム株式会社と九州カード株式会社が務めます。
いずれかの審査に通過すれば良いですので、申込者にとっては比較的通過しやすいカードローンと言えるでしょう。
南都銀行「キャッシュクイック」
南都銀行のカードローン「キャッシュクイック」は、専業主婦でもパートでも申し込むことができるカードローンです。
急ぎの場合は、指定口座に融資金を直接振り込んでもらうこともできます。
北陸銀行「スーパーNOW」「クイックマン」
北陸銀行の口座を持つ人向けのカードローン「スーパーNOW」だけでなく、北陸銀行の口座を持たない人向けのカードローン「クイックマン」も、アコムが保証会社を務めています。
常陽銀行「キャッシュピット」
常陽銀行のカードローン「キャッシュピット」は、利用限度額が800万円と大きいことが特徴です。
群馬銀行「ナイスサポートカード」
専業主婦も申し込める群馬銀行カードローン「ナイスサポートカード」。
保有口座や居住地域に関わらず申し込めるカードローンです。
岩手銀行「エルパス」
収入証明は500万円まで不要。
しかも、年金受給者でも専業主婦でも申し込めるハードルの低いカードローン「エルパス」。
三菱UFJ銀行「バンクイック」「マイカードプラス」
テレビでも頻繁に宣伝している三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」。
そして、三菱UFJ銀行のキャッシュカードをそのままカードローンカードとして利用できる「マイカードプラス」。
いずれもアコムが保証会社を務めるカードローンです。
山形銀行カードローン
山形銀行カードローンは、収入証明書類を提出しなくても申し込めるカードローンです。
書類を準備することが面倒な方にも適していますね。
じぶん銀行「じぶんローン」
ネット銀行(実店舗不在型銀行)のじぶん銀行のカードローン「じぶんローン」はauを利用しているなら低い金利が適用されますので、auユーザーにはちょっと嬉しいカードローンです。
セブン銀行「ローンサービス」
じぶん銀行と同じくネット銀行のセブン銀行。
キャッシュカードを使って借り入れしますので、カードローンの利用に気付かれにくいカードローンです。
次の記事を参照してみてください。
伊予銀行「新スピードカードローン」
即日融資も可能な伊予銀行カードローン「新スピードカードローン」。
口座があれば来店不要でも契約できますので、申し込みも便利です。
第三銀行「SUN」
満70歳以下まで申し込むことができる第三銀行カードローン「SUN」。
収入証明書類の提出も、500万円以下の融資限度額を希望するなら不要です。
宮崎銀行「おまかせくん」
基本的には融資限度額に関わらず収入証明書類提出不要で申し込める宮崎銀行のカードローン「おまかせくん」。
専業主婦やアルバイトをしている学生、年金受給者でも申し込めますので、ハードルが低いカードローンです。
中京銀行「C-style」
中京銀行の「C-style」は、収入証明も不要、専業主婦・学生・年金受給者でも申込OK、年齢は70歳未満までOKと申し込みやすいカードローンです。
足利銀行「モシカ」
即日審査OK、最短翌営業日に融資OKの足利銀行カードローン「モシカ」。
急ぎの人にも十分対応できますので、もしものときに検討してみてはいかがでしょうか。
大分銀行「ハッピーカードローン」
かわいいサンリオキャラクター・マイメロディが公式キャラクターを務める大分銀行カードローン「ハッピーカードローン」。
月々の返済額が2千円からと低く設定されていることが特徴です。
四国銀行「4’s」
四国銀行カードローン「4’s(フォーエス)」は、スピード融資が可能です。
500万円までの申し込みなら収入証明書類不要、四国銀行の口座を持っているなら印鑑も本人確認書類も来店も不要で契約できます。
ソニー銀行「MONEYKit」
金利上限が年13.8%と低く設定されているソニー銀行のカードローン「MONEYKit」。
少額融資でも低金利で借りることができます。
事業者向けの銀行カードローン
アコムは事業者向けの銀行カードローンの保証会社も務めています。
スルガ銀行「イービジネスダイレクトカードローン」
スルガ銀行のインターネット支店で提供している事業者向けのカードローン「イービジネスダイレクトカードローン」。
業歴2年以上の個人事業主もしくは法人が申込可能です。
八十二銀行「はちにのビジかんカード」
業歴2年以上の個人事業主もしくは法人対象のカードローン「はちにのビジかんカード」。
来店不要で申し込むことができます。
山形銀行「ビジサポ」
同じく業歴2年以上の個人事業主もしくは法人を対象としたカードローン「ビジサポ」。
メールや電話でも申し込むことが可能です。
宮崎銀行「おまかせくんビジネス」
宮崎銀行個人向けカードローン「おまかせくん」のビジネス版「おまかせくんビジネス」も、アコムが保証会社を務めています。
こちらも業歴2年以上の個人事業主もしくは法人が対象となっています。
鳥取銀行「とりぎんクイックビジネスローン」
業歴2年以上の個人事業主もしくは法人を対象とする「とりぎんクイックビジネスローン」。
ホームページで申し込むと来店する日時の連絡が鳥取銀行から来ますので、契約手続きに待たされることがありません。
消費者金融としてのアコム
アコム株式会社は、消費者金融としての顔がもっともよく知られているのではないでしょうか。
アコムが提供しているローン商品の特徴を簡単に説明します。
個人向けカードローン
アコムは、個人向けのカードローンを提供しています。
このカードローン業務がアコムの本業とも言え、ローン事業の柱です。
アコムが提供する個人向けカードローンは、アコムがそのまま保証会社も務めますので、連帯保証人を立てなくても契約することができます。
詳細な内容については、次の記事を参考にしてください。
即日融資が可能
申し込みはインターネットや自動契約機から行うことができ、最短20分※という非常に早い融資スピードを誇ります。
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
即日振込や即日ローンカード発行を実施していますので、急ぎの融資にも対応できます。
無利息サービス
消費者金融を利用するメリットととなるのが、借入しても一定期間金利がかからない「無利息サービス」です。
アコムでの契約が初めての方は、契約日の翌日から最大30日間※無利息サービスを受けることができます。
※適用条件:アコムでのご契約がはじめてのお客さま
専業主婦は利用できない
アコムは消費者金融ですので総量規制が適用されます。
総量規制とは年収の3分の1を超える融資は行えない決まりですので、専業主婦などの無収入の人は消費者金融から融資を受けることができません。
総量規制には「配偶者貸付」という例外もあるのですが、アコムでは配偶者貸付を提供していませんので、専業主婦の人はアコムから融資を受けることは不可能です。
個人事業主向けカードローン
アコムでは個人事業主に向けたビジネスローン「アコムビジネスサポートカードローン」も提供しています。
業績が1年以上ある方に限定されますが、審査によっては個人年収の3分の1を超える借入も可能になりますので、条件に該当する方は検討することができるでしょう。
アコムVS銀行!審査に通り易いのは
消費者金融としてと保証会社としては審査結果が違う
結論を先に言いますと、消費者金融が自社で融資する場合と保証会社として審査する場合とでは、違う審査結果となります。
これには消費者金融が得られる収益とリスクが深く関係しています。
まず、自社で融資を行う場合は、金利で得られる利息がそのまま収益となり、十分な収益の中からリスクに備えることができます。
一方で、保証会社としてローンを保証すると、カードローンの場合で金利の5%程度しか保証料が得られません。
同じ金額のリスクを負う場合でも、自社で融資をすれば18%程度の収益となるのが、保証会社としてであれば5%程度しかありませんので、その少ない中でリスクに備えなければなりません。
この仕組みを考えると、保証会社として審査をする場合の方が審査を厳しくしなければならないと考えるのは必然です。
消費者金融と銀行の審査通過率
消費者金融が銀行ローンの保証会社として審査をする方が厳しくなることが、仕組みからわかったことで、どれくらい厳しくなるのかが気になる人もいるでしょう。
それを簡単に比較できるのが、審査通過率です。
審査通過率とは、申し込みに対してどれだけ審査通過したのかという確率のことであり、消費者金融や時期にもよりますが、大手消費者金融の場合はおよそ40~45%の確率で審査通過しています。
これに対し、銀行カードローンの審査通過率は30%~40%が一般的です。
消費者金融が2人に1人の割合で審査通過できているのに対して、銀行カードローンではおよそ3人に1人しか審査通過できていません。
このことから、いかに銀行カードローンが厳しい審査となっているのかがわかると思います。
信用情報に問題がある場合は審査落ちする
消費者金融の中には、個人信用情報機関に登録されている信用情報に問題がある人にも融資をしているところもあります。
しかし、銀行ローンを保証する消費者金融では健全な営業が求められており、自社で融資をする場合も信用情報に問題がある場合は融資していません。
保証会社として審査をする場合も、当然ですが保証することはなく、申込者は審査落ちとなります。
また、それほど審査をしていない銀行でも、流石に個人信用情報機関の情報は確認しており、金融事故などでいわゆる「ブラック」になっていることが判明すると、融資不可と判断します。
保証会社がアコムの銀行カードローンを利用するときの注意点
アコムは多くの銀行カードローンを保証しており、保証会社としても大手となっています。
そのため、他銀行のカードローンに申し込んだのに、保証会社が同じアコムだったということもよくあります。
カードローン審査においては、保証会社が同じということでデメリットとなることもありますので、ここではその注意点について解説していきます。
アコムで審査落ちだと審査が厳しい
まず先に、アコムで審査落ちしたことで、今度は銀行カードローンに申し込むというケースもあります。
このケースではアコムの自社融資審査で落ちていますので、それよりも通過率の低い銀行カードローンで審査通過できる可能性はかなり低いです。
アコムで審査した情報については、それが自社に申し込みのあったものか、それとも銀行カードローンで申し込みのあったものかに関わらず、すべて記録しています。
当然、その時の審査内容や結果も記録していますので、2回目以降はその情報や結果についても審査の際に確認しますので、厳しい審査になることは目に見えています。
他銀行の審査落ちも審査に通りにくい
先ほどのケースは、審査通過率の高いところから低いところというように、厳しくなる順番で申し込んでいますので、ケースとしてはそこまで多くありません。
しかし、アコムが保証をする銀行カードローンで審査落ちし、その後に他銀行のアコムが保証するカードローンに申し込むというケースはよくあることです。
このケースの場合も、最初の審査内容や結果が加味されることになりますので、審査通過しにくくなります。
ただし、他銀行のカードローンの方が保証料を多くもらえる、前回の審査よりも信用情報が回復しているなど、審査で有利になる条件が揃うと、審査通過する可能性は高くなります。
既婚女性、契約社員、ソニー銀行カードローンの審査落ちです。保証会社がアコムらしいのですがそれだとアコムにかかわるセブン銀行も落ちる可能性大でしょうか?
引用:ヤフー知恵袋
審査に落ちた場合には他の保証会社を利用!
アコムに申し込んだにしろ、アコムが保証する銀行カードローンに申し込んだにしろ、審査落ちしてしまった場合は他の保証会社が保証する銀行カードローンに申し込むことをおすすめします。
上述しましたように、アコムで審査落ちしてしまうと、それよりも審査通過率の低いアコム保証の銀行カードローンで審査通過できる可能性はかなり低いですし、同じ銀行カードローンでも審査しているのが同じアコムであればそれだけで審査通過の可能性が低くなってしまいます。
そんな不利な状況で審査を受けるよりも、他の保証会社が保証する銀行カードローンに申し込んだ方が、審査通過できる可能性は高いです。
審査落ちするためにローンの申し込みをする人はいないと思いますので、どうすれば審査に通りやすくなるかを考えて、潔くアコム以外が保証会社をしているカードローンに申し込むようにしましょう。
ただし、申し込んだという事実は個人信用情報機関に6ヶ月間記録され、短期間のうちに複数回審査落ちを繰り返していると「申込ブラック」になってしまいますので注意しなければなりません。
審査に落ちたら他の保証会社を狙う
アコムが銀行カードローンの審査をするときは、審査基準も同じになると考えられます。
もしアコムが保証会社を務める銀行カードローンの審査に落ちたなら、アコム以外が保証会社を務める銀行カードローンに申し込む方が良いと言えるでしょう。
ただしエム・ユー信用保証はアコムの完全子会社ですので、審査基準もほぼ同じと考えられます。
エム・ユー信用保証が保証会社を務めるカードローンも、考慮の対象から省く方が良いでしょう。
クレジットカード会社としてのアコム
アコムが手掛ける事業は、消費者金融事業と保証事業だけではありません。
自社クレジットカード「ACマスターカード」の発行も行っており、もちろん、アコムが保証会社も務めています。
ACマスターカードはカードローン機能も付いていますので、利用と返済の幅が広がります。
アコムを事業別に使い分けよう!
消費者金融のアコムで融資を受けるときは、アコムのカードローン審査にさえ通過すればOKです。
ですが、アコムが保証会社となる銀行系カードローンで融資を受けるときは、アコムの審査と銀行の審査の両方を通過しなくてはなりませんので審査難度が高くなってしまいます。
・審査が不安な人は消費者金融会社としてのアコム
・審査が難しくても低金利にこだわる人は保証会社としてのアコム
・ショッピングにも利用したい人はクレジットカード会社としてのアコム
と、アコムを上手に使い分けていきましょう。
タグ:大手消費者金融
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