アコムは連帯保証人不要!では、債務者が払えないときはどうなる?
アコムなどの消費者金融カードローンや銀行カードローンのほとんどは、連帯保証人を立てる必要はありません。
連帯保証人不要で借りられるということは、万が一、債務者が支払えなくなったときは誰が借金を肩代わりするのでしょうか?
アコムと連帯保証人の関係、そして、支払い不能になったときにどうなるのかについて徹底的に解説します!
目次
カードローンは連帯保証人も担保も不要!
アコムなどの超大手消費者金融や銀行のカードローンは、基本的には連帯保証人も担保も不要となっています。
保証人も担保も不要であるということは、次のようなメリットとデメリットがあるということを意味します。
誰にも知られずに借りられるのはメリット
連帯保証人を立てなくても良いということは、家族や友人に借金のことを相談しなくても良いと言うことです。
そのため、(ある程度、工夫することは必要ですが)誰にも知られずにカードローンを利用することができます。
借金をするということを周囲に相談できない人にとっては、カードローンはベストの借入方法と言えますね。
金利が高いというデメリット
金融機関側にとっては、連帯保証人もいない人にお金を貸すということは不安以外の何物でもありません。
最悪の場合、債務者が返済をせずに逃げてしまうということもあるでしょう。
もちろん、債権者側(=金融機関側)も無策でいるわけではありません。
万が一の場合でも一定の利益を確保できるように、連帯保証人や担保を設定するローンよりも高い金利に設定しているのです。
つまり、債務者は「誰にも言わずに気軽にお金を借りられる」という手軽さを得るために「連帯保証人や担保を設定するローンよりも高い金利」という代償を支払っているとも言えるでしょう。
アコムの借金を返済できないときは?
連立保証人を立てるローンならば、債務者が返済不能に陥ったときは連立保証人が返済しなくてはなりません。
では、連立保証人を立てないアコムのキャッシングは、利用者の返済能力を超えた借金を誰が支払うのでしょうか?
返済はあくまでも利用者本人!
アコムのカードローンは連立保証人を立てずに融資を受けますので、契約者本人が返済できなくなったとしても、返済義務は契約者本人にあります。
「月々返済していくことが難しい」と思ったら、すぐにアコムの総合カードローンデスク(0120-629-215、平日9:00~18:00)に電話をかけてアコムのスタッフに相談してみましょう。
状況によっては毎月の返済額を減らしてもらうことも可能ですし、返済期間を伸ばしてもらうことが可能になることもあります。
いずれにしても、返済する義務はローン申込者本人のみにあり、返済不能になったからといって他の人に肩代わりしてもらうことはできないのです。
アコムの借金を放置しておけば時効になる?
アコムなどの金融業者にお金を借りたときは、返済しないまま5年が経過すると“消滅時効”が成立し、返済しなくても良くなります。
しかし、消滅時効はいつでも成立するのではなく、債権者(この場合はアコム)が最後に返済を要求してから5年が経過したときのみ成立するのです。
アコムがあなたの借金を5年も見過ごすことはほぼ考えられませんので、アコムの借金が消滅時効によって免責されるということは期待しない方が良いでしょう。
ただし債務整理することはできる
どんなことがあっても、アコムへの返済を他の人に肩代わりしてもらうことはできません。
どうしても返済できないときは、アコムに相談し、納得できる形で支払っていくことになりますが、それでも問題が解決できないときは、債務整理を専門とする法律事務所に相談して下さい。
状況に応じて、任意整理や自己破産などの債務整理を進めてもらうことができます。
債務整理にはいくつかの種類がある
時間をかければ返済できると判断されたときは、債務整理の1つ“任意整理”を選択し、元金はそのままで利息部分だけを免除してもらうという方向で借金を軽くするということが多いです。
時間をかけても返済が難しいだろうと判断されたときは、債務整理の1つである“自己破産”を選択し、裁判所に自己破産の申し立てを行います。
とはいえ、ギャンブルや浪費などによる借金などは返済義務が免責されるとは限りませんので、自己破産をしても借金から逃れられないこともあります。
債務整理後にアコムは利用できる?
債務整理はいわゆる“金融事故”です。
金融事故情報は個人信用情報機関に5年残りますが、免責が許可された日から5年間ではなく、各金融機関とのトラブルが解消してから5年間残りますので、実際には5~10年ほど金融事故情報が個人信用情報機関に残ることになります。
もちろん、個人信用情報機関に事故情報が残っている間は、いわゆる“ブラックリスト状態”になりますので、新しいカードローンや住宅ローンの審査には通りにくくなりますし、クレジットカードを新規発行することも難しくなります。
個人信用情報機関から事故情報が消えた後は?
金融事故から5~10年が経過し、事故情報が個人信用情報機関から消えた後は、再びクレジットカードやローンを利用できるようになるかもしれません。
収入が高ければ審査に通る可能性も高くなりますから、住宅ローン等を計画している人は、債務整理後は一生懸命働いて収入アップを目指しましょう。
アコムで債務整理をした後は?
アコムからの借金を債務整理によって軽減・免責したときは、例え5~10年が経過して個人信用情報機関から事故情報が消えたとしても、再びアコムを利用することは難しいと言わざるを得ません。
アコムは融資を実施する前に個人信用情報機関の情報も参考しますが、独自の情報(過去の利用歴や返済歴)も参考にしますので、一度でもアコムとトラブルを起こしていた場合は、二度とアコムを利用できないと思っておく方が良いでしょう。
アコムの借金を残して利用者が死んだときは?
アコム利用者が生きている間は、アコムの借金を支払う義務は利用者本人にしかありません。
しかし、アコムの借金を残して利用者が亡くなったときは、話は変わります。
利用者の法定相続人が、アコムの借金も“負の遺産”として相続することになるのです。
相続を知ってから3ヶ月以内なら相続放棄できる
法定相続人とは、亡くなった人の配偶者や子、配偶者も子もいないときは孫や親などを指します。
いずれも「法的に故人の遺産を相続できる人」となりますが、遺産には不動産や預貯金といった“正の遺産”だけでなく、借金などの“負の遺産”も含まれますので、“正の遺産”だけを受け取って“負の遺産”は受け取らないという勝手なことはできません。
しかし、絶対に遺産は受け取らなくてはいけないというわけではありません。
“正の遺産”より“負の遺産”が多いときは、相続自体を放棄することも可能です。
相続放棄は相続の事実(通常は死亡の事実)を知ってから3ヶ月以内なら実施できますので、借金が多いときは、早めに裁判所で相続放棄の手続きをしましょう。
消費者金融の借金があるときは相続放棄すべき?
本来ならば、借金総額と個人の財産総額をすべて計算し、負の遺産が正の遺産よりも多いことを確かめてから相続放棄の手続きをすべきです。
しかし、故人がアコムなどの金利の高い消費者金融のローンに手を出していたということは、お金に換えられるような財産はほとんど持っていなかったと想定されますので、とりあえず相続放棄をする方が良いと言えるでしょう。
「本当に正の遺産よりも負の遺産が多いのか確かめてから相続放棄をしたい」と考える人は、裁判所に相続放棄の期限を延ばしてもらうことを申請して下さい。
期限を過ぎると相続放棄ができなくなる!
3ヶ月あるいは裁判所が定める期間が過ぎると、相続放棄ができなくなってしまいます。
相続放棄ができなくなると、相続人は返済義務を背負うことになりますので、アコムなどの金融機関から督促を受けることになります。
借金を背負いたくないなら、かならず期間内に相続放棄の手続きをしてくださいね。
連帯保証人不要はメリットだけではない
保証人を立てなくても良いローンには、金利が高いことや返済不能に陥っても自力で返済しなくてはいけないことなどのデメリットもあります。
利用する前に、自分の返済能力を超えていないのか、かならず自問自答するようにしてくださいね。
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